
ダンスアーカイヴプロジェクト2015
大野一雄舞踏研究所
BankART Studio NYK(神奈川県)
2015/02/10 (火) ~ 2015/02/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
【プロジェクト大山】無題1397(15-045)
16:00の回(晴)。
プロジェクト大山は、「オオヤマニアック(2014/3@セッションハウス)」以来。
15:30会場着、ここでは高襟「高襟上海凱旋公演 無花果キネマ(2012/2)」を観ていて2回目、受付(前のときも無愛想だった)に訊いて3Fへ。エレベータを降りると受付(3A)、15:50頃開場との案内。
開場(3B)すると、コの字の客席。入り口側は桟敷+椅子席(3列)、左右は椅子席(2列)。正面扉の左側に大きなスクリーン。円柱の間がアクティングスペース。
なぜかそこに書道セット(半紙や硯)が3つ、客席に近い床にこれもコの字に沿って文字がかかれた半紙が多数「マスク」「石井漠」「をどるばか」…。奥の「3C」との間の壁際、下手に炊飯器と鍋、クッキングヒーター。上手にめくり台「をどるばか」。
15:57一人、座って文字を書き始め、続いて2人。右から長谷川さん、梶本さん、古家さん。「グロテスク」「怖がらせたい」「蛇精」「食欲をそそる」「からあげ」「ビール」「法悦」「自由が丘」「プロジェクト大山」…1枚書いてはコの字に並べられたところへ置き、戻ると少し後ろにさがり、最後は「3C」まで後退。その間、古家さんはにんじん、ジャガイモ、たまねぎを刻み、肉、水…ルーを入れ「カレー」を作っているのでした。
そんな感じで始まった本作はスクリーンの映像に合わせた振り付けがメイン。いつもの青い衣装ではなく、ごてごてと小さなぬいぐるみのような、房のようなものを身に付けていました。
とここまで書いて。2013年10月にも同じメンバーで上演していたのですね。
熱々カレー完食、バースデーケーキを一瞬でかわら割り、掃除…など変わった趣向。
ラストは「Can't Help Falling In Love(ELVIS)」、大野慶人さんの指人形と一緒に。

完熟リチャード三世
柿喰う客
吉祥寺シアター(東京都)
2015/02/05 (木) ~ 2015/02/17 (火)公演終了
満足度★★★★
久々の中屋敷観劇 演出の洗練その一方
女体Sシリーズを第1弾(001)以来久々に観劇した。その間に柿喰う客公演と外部演出合せて3本ほど観た中屋敷氏演出の特色は、演劇の古典に「遊ぶ」イメージだ。知るほどに「宝庫」である演劇の世界に漬かり、コラージュしたりオマージュを込めたり、純粋にはしゃぐ演劇青年らしさが舞台に横溢。リズミカルな音楽で動きをまとめたり、お水の店員風情のキャラを多用。しかし私はそれらから「埋めてる」痕跡以上の何かが見えて来なかった。遊んでる事の恥じらいなのか元来の資質なのか、心情を深く追っかける事をせず、所詮芝居です、すみません。それでよければどうぞ。ギャグ的要素の強い細かな演出が、ある一定のテンポの中に収まり飽きないように並べられる「隙のなさ」が、どの方向を向いてなされているのかを私は見ようとするのだが、それが見えない、見せないのか、無いのか・・。原典があってそれを並べたり組合せたりも、アートとしての革新を狙ってるというより、「現代的」な会話のテンポ(「隙」を作らない意味での)を演劇で展開した、止り。つまりは私の好みではなかったという事なのだが、それでも、コラージュの才能を持つ若き演出家がその後どういう軌跡を辿るか気になり、時々見てしまう。

丘の上、ただひとつの家(全公演終了・ご来場ありがとうございました)
鵺的(ぬえてき)
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2015/02/11 (水) ~ 2015/02/16 (月)公演終了
満足度★★★★★
無題1396(15-044)
19:30の回(晴)。19:00会場着、受付(全席指定)、開場。コの字の客席、入って奥から左回りに「A~C」、「B」が正面席のようで、私は「A」。高さ30cmくらいの長方形の舞台(板張りの床)がやや斜めに設置、客席との間に椅子(4脚)。舞台中央に柱(下のほうが細くなっている)、こちらにも4脚の椅子、背もたれ部分は切り取られ、足も他の椅子と換えたのか不揃い。「正規」のものではない「不具合」さを表していたのでしょうか。8作目になりました。
何作か観ている役者さんが多く、それ以外でも高橋さん「朝にならない(2012/11@ATTIC」、生見さん「カラフルな猫、再び(2011/4@バーボンタコス)」「向日葵と夕凪(2012/8@BASE)」など。
開演前、上演中も場面転換以外では無音。比較的、場面転換(この間ノイズが響く)が多いような気がしましたが、観ている間、息を凝らした状態に近いのか、そっと息を吐くのでした。
19:29前説(アナウンス)、19:34開演~21:24終演
ひとつ皮が剥かれるとさらに醜い皮が現れ、それは己自身に内在するものであるように思われる。どこか諦念した感のある人物たち、表情、軽さの中の重い石、血によって繰り返される業、焼け焦げ黒くなった柱の下部ではもう登場人物たちを支えられないのではないか、かつてそこで起こったことと各人とのかかわりが心を焼き尽くす。
私が座った位置ですと、役者さんが重なったり、背中しかみえなかったりでしたが、横から観る機会が少ないので、これはこれでよかったです。

ZIPANGパイレーツ
amipro
あうるすぽっと(東京都)
2015/02/15 (日) ~ 2015/02/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
初日に観劇。
再演を繰り返す人気に納得。めちゃくちゃ面白かったです!
殺陣の迫力と爽快感がたまりませんでした。目が足りない!
そんな感じ。気を抜く暇などありません。まさに娯楽!
ドキドキワクワクしっぱなしで疲れましたね(笑)
海賊もカッコ良かったけど撮影クルーたちも負けてない♪
観劇後「おもしろかったー\(^o^)/」と誰もがなるだろう作品です☆

南へ
青年団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2015/02/10 (火) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

三人姉妹
シス・カンパニー
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2015/02/07 (土) ~ 2015/03/01 (日)公演終了
満足度★★★★
いつの時代も
それぞれの登場人物、関係がわかりやすかったです。チェーホフが何を書きたかったのか、言いたかったのか、じわりと観る方に入ってきたと思います。ラストでは涙が出てしまいました。女3人に男1人の兄弟、知り合いにもいるけどこんな感じかも~って。白樺林のせっとも素敵でした。ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出のチェーホフ劇、「かもめ」も良かったけど早く次も観たいです。

ラパン! ラパン!
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2015/02/15 (日) ~ 2015/02/15 (日)公演終了
満足度★★★★
てっぱん
楽しかった。面白かった。笑った。別にこれといって新しいものがあるわけではなく、鉄板ネタ。スピード感に踊らされて歌わされて、今でも「ららららららら~~~~♪」とテーマソングを口ずさんでしまいます。1日限りの公演を観ることできて幸せ(笑)

學園使徒ノクト
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インディペンデントシアターOji(東京都)
2015/02/15 (日) ~ 2015/02/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
☆華やかな☆
スケジュール的にいろいろ危ぶんでいたので、予定には入っていなかった観劇でした。初日明けの朝、ツイッターからどんどん感想や、ステキ画像が流れてきて、これは行かねばならぬと急に行く事を決めました。
王子小劇場はレイアウト自由とはいっても、こんな?ここどこ?って状況。そうか、あそこは楽屋だったんですね。そして、2列目を確保しましたが、最前があんなにおいしいなんて!
そして、ツイッターで「交通事故のような舞台」と表現している人が居ましたが、まさにそんな感じ。いろいろビックリしました。
ライブコーナーも実に楽しい。ダンスもステキでした。

ハンサム落語 第五幕
CLIE
赤坂RED/THEATER(東京都)
2015/02/13 (金) ~ 2015/02/22 (日)公演終了
満足度★★★★
着物で観劇
2/16(月)
15:30 小谷嘉一×平野良 / 磯貝龍虎×末原拓馬
19:00 末原拓馬×平野良 / 磯貝龍虎×小谷嘉一
上記組み合わせで、
出来心・一眼国・心眼・八五郎出世の4ネタを交互に演じる。
落語の基本はそのままなんだけど、ちゃんと芝居。
わざと現代にも寄せてる場面も。
マチネの一番初めの枕が良かったな。磯貝さん、ほんと愉快。本人が楽しいんだろうな。
末原さん、美しい。所作がね、色っぽい。心眼のサゲで泣いちゃったよ。
夜公演は昼とのペアの違い、分担の違いを楽しむ。
小谷さんが最初の枕から崩壊してびっくり。
磯貝さんのプロレス技にびっくり。
平野さんの坊さんの喋り方にびっくり。
末原さんのびっくりした顔にびっくり。
どうしても、人情噺は泣いてしまう。
いや、違うな。末原さんの演じる人物の感情がバンバン飛んでくるから、泣けてくるんだな。最後の”兄”には涙。
末原拓馬 @takumaobonro
『ハンサム落語、オイラ、同じ演目、同じ組み合わせは一回ずつしかないんですなあ。』
心眼も八五郎出世も、今日のポジションが見れてすっごい嬉しかったよ。

penalty killing【18日14時追加公演決定!!】
風琴工房
ザ・スズナリ(東京都)
2015/02/12 (木) ~ 2015/02/18 (水)公演終了
満足度★★★★
チームワーク
めっちゃくちゃ楽しかった!わくわくドキドキ楽しめるスポーツ題材の娯楽演劇。いわばテニミュのアイスホッケー版@小劇場。チケット三千円代とは思えない品質。 美術を目にするなり気分最高潮。スズナリで観られるのは贅沢過ぎ。アスリートの美学、スポーツ業界の現実は演劇にも当てはまる。18日昼の追加公演はまだ余裕あり。急いで予約を!お友達とどうぞ♪

丘の上、ただひとつの家(全公演終了・ご来場ありがとうございました)
鵺的(ぬえてき)
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2015/02/11 (水) ~ 2015/02/16 (月)公演終了
満足度★★★★★
なのにエンタメ
奔放な母親の行動に振り回され続ける家族の思いがぶつかり合う
重苦しい展開なのに、どこか天井の穴から青空が見えるような
一筋の楽観主義が救いとなっている。
ひとつにはぶっ飛んだ母親のキャラによるところが大きいと思う。
このとんでもない母親が子どもたちに伝えることが出来るのは、
ただひとつ“赦す”ことである。
自分も人も、全て赦せば幸せになれるという、自己中心的で
究極の幸福論のままに生きる母親と
彼女を取り巻く登場人物のキャラがくっきりしていて説得力があった。
クールな弁護士の言動が爽快感を呼び、全体のバランスを上手くとっている。
「荒野1/7」に続く家族の物語は、緊張感の途切れない、
それいて思わず吹き出すような“抜け”もある台詞が素晴らしく、
泥沼家族をエンタメにする手腕が秀逸。

u-you,company 14th STAGE『UTSUKE』三部作
u-you.company
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2015/02/11 (水) ~ 2015/02/15 (日)公演終了
満足度★★★
等身大…
人との関わりを通じて、自我に目覚め成長していく、というテーマ性は分かりやすい。その描き方は、芝居でよく見かける時空間移動というオーソドックスな手法を用いていた。
本公演のキャストは現役アイドルで、等身大の華やかさがあった。
さて、公演そのものは…

丘の上、ただひとつの家(全公演終了・ご来場ありがとうございました)
鵺的(ぬえてき)
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2015/02/11 (水) ~ 2015/02/16 (月)公演終了
満足度★★★★★
柱が邪魔だったが
いやァ~久しぶりにいい舞台と出会えた。
最高だぁぁ。
各々の役者が素晴らしい緊張感を以て最後まで魅せてくれた。
常々思うことだが、こうした良質な舞台はシネマコンプレックスのように柔軟にロングラン公演に切り替えられるシステムを確立すべき。
劇場側と舞台関係者間の専属契約による生活保障等、採算が取れる見込みが無いから誰もやらないのだが、・・。
近年の過去作品全てが大当たりなのは、ここと劇団5○5○(ランド○ー)と桟○童○位か!?

動物園物語
劇団けけ
桜美林大学・町田キャンパス 徳望館小劇場(東京都)
2015/02/15 (日) ~ 2015/02/17 (火)公演終了

蠅取り紙 山田家の5人兄妹
劇団俳協
TACCS1179(東京都)
2015/02/14 (土) ~ 2015/02/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
好公演(Bチーム)
準劇団員の公演…毎回楽しみにしているが、今回も期待を裏切らない好公演であった。脚本は、過去に何回か観たことのある演目であり、今回はその演出と演技に注目して観た。また、毎回感じることであるが、舞台セットが素晴らしい。上手は椅子席のダイニング、下手が畳部屋という二間…小道具等の装飾品も自然に置かれている。

こうして二人は幸せになりました、とさ
MacGuffins
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2015/02/10 (火) ~ 2015/02/15 (日)公演終了
満足度★★★★
パワー溢れてました
水越さんバージョンを観劇。最初から最後まで、スピーディでパワー溢れる元気一杯の舞台でした。面白おかしい中にも、切なさがあり、自分の人生について考えさせる気もしました。ストーリーが分かりにくい点もありましたが、役者さん達の汗ビッショリの熱演で、好印象でした。面白かったです。

poiche
幻想芸術集団Les Miroirs
シアターシャイン(東京都)
2015/02/13 (金) ~ 2015/02/15 (日)公演終了
満足度★★★
雰囲気はあったが…
公演の全体的な雰囲気は、幻想的・神秘的という謳い文句通りであった。その主な要因は、登場人物の妖艶な衣装、メイクおよび仕草であろう。また舞台セットは奥行きのある舞台スペースを作り出し、前後を仕切るように黒いカーテン(緞帳のように重厚ではない)を張っていた。それは部屋間(舞台側・上手には白いシーツで被われたソファー)または屋内外という区分状況を作り出しており、演出は巧み。ただ、その物語を紡ぐには…。

マナナン・マクリルの羅針盤 再演 2015
劇団ショウダウン
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2015/01/15 (木) ~ 2015/01/18 (日)公演終了

ユメオイビトの航海日誌
LIVEDOG
シアターサンモール(東京都)
2015/02/11 (水) ~ 2015/02/15 (日)公演終了
見てきた。
ストーリーは分かりやすく、2時間があっという間に感じられました。ほかの方の感想を拝見しますと、自分も同じような感想でしたのであまり長くは書きません。また今後再演などされる時は、更に若いパワーのある作品になりますよう期待しております。

南へ
青年団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2015/02/10 (火) ~ 2015/03/01 (日)公演終了
満足度★★
Aチームを観劇。説明不足が過ぎる。/約110分
観る人それぞれに様々な感慨を引き起こす作品なのではないか?
初演から四半世紀を経て再々演されるこの劇について作・演出家はそう言うが、これは裏を返すならば、どう受け止めるかを客にほぼ丸投げしているということ。
実際、母国からとある南島へ移住するため船旅の途上にある富裕な日本人達がどんな動機でどんな島へ渡るのか、当人達はほとんど語らず、それを我々は推察するほかない。
これは不親切に過ぎるのではないだろうか?
冗漫な詩談義に多くの時間を割くくらいなら、その時間を使い、南島へ渡る理由を各人にもっと語って欲しかった。
初演時はバブル期の真っ只中にあり、本作は異常な好況がさらに進んだ近未来を描いている。
当時の日本への強い怨嗟を込めて書いたと作・演出家が言うだけあって、好況を背景に思い上がっている日本人が悪意たっぷりに描かれているが、新天地へ向かう彼らはどういうわけか一様に倦怠感を漂わせ、何かに苛立っている様子。新天地への期待感はあまり窺えない。
その理由も私にはつかみかねた。
多賀麻美さん演じる底抜けに陽気な女の子がたいそう魅力的でした。