
ふつうの人びと
Pカンパニー
西池袋・スタジオP(東京都)
2015/01/14 (水) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★★
古本のにおいと本への愛
Pカンパニーさんの番外公演『ふつうの人びと』初日、池袋スタジオPで鑑賞しました。円の内藤裕子さん演出で、ジェイコブスの『猿の手』が演目に上がっていましたので、楽しみにして出かけました。一人の男性が、古本が沢山あるバーに、引き寄せられるようにたまたま立ち寄り、父の書斎と本のにおいを思い出しているところから物語は始まります。本への愛に満ちた、オムニバス兼朗読劇という形式のステキな舞台でした。

タコの娘
ハイブリッド渾沌
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2015/01/09 (金) ~ 2015/01/12 (月)公演終了
満足度★★★★
なにはともあれ
しっかりと最後まで真剣に演りきったところに拍手です。設定は現実離れしていますが、ひとつひとつの出来事には含むものがあって、そのあたりに見応えがあったように思いました。

ダンスがみたい!新人シリーズ13
「ダンスがみたい!」実行委員会
d-倉庫(東京都)
2015/01/05 (月) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★★
1月13日の回
上演時間2時間、休憩1回。このシリーズだなあと思うような作品がそろった。仙田麻菜が印象に残った。のたうち回りと走り回りは他者とかぶりやすい。

根本宗子なりの新春公演ロフト2days
月刊「根本宗子」
Asagaya / Loft A(東京都)
2015/01/11 (日) ~ 2015/01/12 (月)公演終了
満足度★★★★★
またやって欲しい!
二日通し券で参加しましたが、1日目のDVDで過去作品を観るのも(暗転ごとのコメントが一番の収穫!)、2日目のバー公演一挙上演も、しっかり構成されていて、お祭りの高揚感と相まって楽しくとても有意義なイベントでした。
準備が大変だったろうなぁ、と労いと感謝の気持ちを抱きつつ、出演者の皆様を今年も応援したいと思いました!

朗読劇『リア王』
劇団AUN
浅草アミューズミュージアム6階イベントホール(東京都)
2015/01/13 (火) ~ 2015/01/13 (火)公演終了
満足度★★★
13時の回、観劇
個人的、今年初観劇作。
劇団として初の試みの朗読劇、1日限定3回公演、その初回を観劇。
シェイクスピア作、坪内逍遙訳の和風味あるリア王。
なので言動がやや新劇風味だけどオッペケペー節でもなく、また既に把握している内容なのに三味線や尺八、太鼓の挿入、和蝋燭効果なども手伝い、却って新鮮に聞こえる殿様キングスandクイーンな話だった。
面白い見せ方でした。
初回、休憩込みで約100分。

空飛ぶコーポレーション
HiRunder
ザムザ阿佐谷(東京都)
2015/01/13 (火) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しんだ!
「犯罪が必要とされる現場に人材を派遣する犯罪会社だった。」という説明文の通り、ダーク要素が強いのだが、観て楽しむ芝居としては好きだ。
人の身魂を震わす、深淵を覗くことや、鋭く社会問題にアプローチするような、いわゆる”通”の演劇鑑賞者には緩い感じがするだろう。しかし、表層だけでも観て楽しむ者、少なくとも自分は面白かった。
この犯罪会社が本当にあれば、それだけでも怖い存在であるが、究極的にはその会社で行うことは犯罪であり、社会正義に照らせば許されることはない。そこで働く社員(犯罪者)の人間としての場面ごとの選択を問うているところに興味を覚えた。
その選択とは…

は?
艶∞ポリス
OFF OFFシアター(東京都)
2015/01/07 (水) ~ 2015/01/11 (日)公演終了
満足度★★★★
いらっしゃいまーせ!(笑)
あそこまでやる女性はいませんが、それに近いことはありますね!
冒頭の休憩室の雰囲気はまさにそのまんまでした。
デパートの隠語、音楽でのお知らせなど経験者ならではの演出、
そして女性が多い職場の怖さが見事に表現してました。
面白かったです。

アンチゴーヌ
新国立劇場演劇研修所
新国立劇場内Cリハーサル室(東京都)
2015/01/10 (土) ~ 2015/01/15 (木)公演終了
満足度★★★★
贅沢すぎる無料公演
約2時間弱。予想を上回る面白さで幸福な観劇初めに。ギリシャ悲劇をもとにした1940年代の仏戯曲で、当時の独仏関係が背景にあることは衣装でも示される。十字路の舞台で長台詞をたっぷりと。
Aキャスト、Bキャスト両方を拝見。Aキャストが素晴らしかった!ドラマは何が起こるかわからない(事態好転の可能性がある)けれど、悲劇はサッパリとして、清々しくて、どっしりしていて、静か。そんな本物の悲劇があった。
主役の西岡未央さんの演技が特に良かった。言葉の表面的な意味を説明するのではなく、シンプルに目的に向かい、欲することを実行する演技。恐る恐る探ったりしない、ただそこに在って、命を燃やす存在。垂直に立ち上る火柱のような。

『場所と思い出』 『楽屋』 2本公演
近畿大学舞台芸術専攻24期
近畿大学東大阪キャンパス・アート館(大阪府)
2015/01/08 (木) ~ 2015/01/10 (土)公演終了
満足度★★★
観劇はじめです。
上演前の私服からの生着替えにはビックリしました。(汗)
私は持ち合わせていませんでしたが、チェーホフの「かもめ」などの知識がある方であればもっと楽しめたように思いました。

「だいなし」/「本日昔噺」
劇団ウミダ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2015/01/08 (木) ~ 2015/01/12 (月)公演終了
満足度★★★★
だいなし
事前にタイプ・評価の異なる感想を目にしていて正解、その理由が手に取るようにワカって納得。
序盤では「このパターンで来たか」とニヤニヤ、中盤以降、涙を拭うお客さんが見えたり洟をすする音が聞こえるに至っては頬が緩みっ放し。
ここ半年ほど「内容に入り込む人・客観的な見方をする人」について考えていたが、本作はその判定基準になるのではなかろうか?
後者である身としては多かれ少なかれああいうことはあったろうが、全て事実ではなかろうから、どうしてそこまでアツくなるかな?な感覚。
もちろんフィクションだと割り切り冷静な目で観ていても泣ける作品はある。
がしかし、少なくとも本作はそれを目的としてはいないと思う。
また、涙とは逆の批判も目にしたが、海田主宰、してやったりなのでは?
あるいは真に受けられ過ぎて当惑?
個人的には前述のように「あ、これね」と観ていたが、終盤で一人になった場面での役者・海田眞佑と、サプライズ(←これも真偽不明ではあるが)を経た落とし方の巧みさを買う。
加えて、キ上の空論の「空想、甚だ濃いめのブルー」と同様、生成過程に関して疑問が残るのも上手いし好み。
フェイクドキュメントってのはこういうモンさ、みたいな…。

『カケル』
太田プロダクション
笹塚ファクトリー(東京都)
2015/01/10 (土) ~ 2015/01/12 (月)公演終了

ビリーバーズイントウキョウ
ぷぐあんず企画
要町アトリエ第七秘密基地(東京都)
2015/01/10 (土) ~ 2015/01/11 (日)公演終了
満足度★★★★
初めての体験。
主人公の名前が自分と同じだったので
上演中に自分の名前が連呼されるというなんとも言えない時間でした(笑)
全台詞が繰り返しで展開されるのは面白いといえば面白いけど
これ以上長い時間だったら辛かったかなと。
とはいえこのストーリーをそのまま普通にやっても退屈だったかな。
夢見る若者たちには、夢ばかり見てないでね、と言いつつ
頑張ってほしいなーと思います。

スタンド・バイ・ユー
東宝/テレビ朝日
シアタークリエ(東京都)
2015/01/12 (月) ~ 2015/01/27 (火)公演終了
なめてんじゃないよ!!!!
まずは、決定的な<駄作>ですね。
レイ・クーニーとニール・サイモンとを無理やり一緒にして、もっと無理やりひとつの逸話にした?という感じです。
何がしたいのか理解不能。3,800円くらいの小劇場公演でも許されるか微妙。(彼らのほうがもっと真摯な作品作っていますよ!)
芸術座の流れをくみ、東宝という大資本が製作し、こんな物しか作れないレベルの低さに開いた口が塞がらない失望を感じました。
ミムラさんが必死に、非現実を消化するために奮闘しているのが好感を持てますが、痛々しさを感じます。可哀そうですね。
脚本、演出共に素人レベル!!
企画意図…皆目解りませんね。
反省して、きちんとした作品を作るべきです。
価格を考えると、詐欺です。

汚泥河童
片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2015/01/04 (日) ~ 2015/01/11 (日)公演終了
満足度★★★★
笑いあり、涙あり、典型的なお江戸純愛物語
劇のテンポが本当によく、全く飽きませんでした!
笑いと涙がちょうどよい配分で散りばめられていて、重い感じはしないのに終わった後にはすごく大切なメッセージが伝わっている、そんな不思議な劇でした。
同時開演の他の2つの劇との絡みも想像させ、そっちもみたいなあ!という気にさせられます笑

「だいなし」/「本日昔噺」
劇団ウミダ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2015/01/08 (木) ~ 2015/01/12 (月)公演終了

「だいなし」/「本日昔噺」
劇団ウミダ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2015/01/08 (木) ~ 2015/01/12 (月)公演終了
満足度★★★★
エンタメ!
本日昔噺を観ました。ストーリーは分からない所もありましたが、登場人物のキャラが可笑しすぎて、とても面白かったです。特に前田前次郎役の野口オリジナルさんは、面白くて印象的でした。スピード感があり、歌・ダンス・殺陣・衣裳も見応えがあり、エンタメ性の高い楽しめる舞台でした。役者さん達の熱演も良かったです。訳の分からない所は、あまり深く考えずに、楽しんで観た方がいいのかな?と思いました。笑って楽しめる舞台でした!

空飛ぶコーポレーション
HiRunder
ザムザ阿佐谷(東京都)
2015/01/13 (火) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★
Aチームを拝見
犯罪者ばかりをリクルートし、警察が取り締まれなかった犯罪を解決する為に、作られた犯罪者による派遣会社のお話、

春日局
明治座
明治座(東京都)
2015/01/02 (金) ~ 2015/01/23 (金)公演終了
満足度★★★
-
少女漫画的な生ぬるい感性の作品でなじめなかった。ほぼ席は埋まっていて観衆の支持はあるようなので、あくまでも嗜好の違い。

Sの悲劇【全日程終了致しました。ご来場有難うございました!】
Sun-mallstudio produce
サンモールスタジオ(東京都)
2015/01/07 (水) ~ 2015/01/12 (月)公演終了
満足度★★★★
だまされた
ある殺人事件の犯人を、オーディションという脚本を使って探すミステリー物語。いやーそうですか。あの人物が犯人ですか。犯人完全に騙された。いいもの見せてもらった。

猫忠臣蔵
片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2015/01/04 (日) ~ 2015/01/11 (日)公演終了
満足度★★★★
猫達の忠義
吉原万灯が火消し衆からを主に描いた話だとすると、猫忠臣蔵は吉原側から描いた感じの物語。
ある意味表裏一体的な話なので、同じシーンが出てくるのは致し方なしか(まあ工夫が欲しかった気持ちはあるが)
また、雛鶴が主役キャラであるが、吉原万灯での比重が大きすぎるのか、こちらでは物足りなさが残った。時間が足りないのはわかるが、雛鶴がああなった後のシーン、描いて欲しかったかも。しかし、猫達の忠義のシーンはウルッときたなあ。よかった。