最新の観てきた!クチコミ一覧

88061-88080件 / 189762件中
お月さまへようこそ

お月さまへようこそ

イークエスト・カンパニー

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2015/02/23 (月) ~ 2015/02/25 (水)公演終了

満足度★★★★

USA
「月の輝く夜に」でアカデミー脚本賞を受賞したJ・Pシャンリィ初戯曲集のうちから『喜びの孤独な衝動』「どん底」「お月さまへようこそ」「星降る夜に出掛けよう」4作をチョイス、オムニバス形式で上演した。
何れもアメリカのマイノリティーについての物語だが、キリスト教原理主義の影響が非情に強いアメリカ社会で、同時にインテグリティーを求められるマイノリティー個々の姿を通して、プロパガンダを散々利用したアメリカの国家経営や、ゴッドブレスユー的価値観維持の持つグロテスクで滑稽な社会を寂しく笑っているような作品群である。

第41回「a・la・ALA・Live」

第41回「a・la・ALA・Live」

a・la・ALA・Live

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2015/02/21 (土) ~ 2015/02/21 (土)公演終了

満足度★★★

個々のパフォーマンスは面白い!
あらら…という印象である。個々のパフォーマンスは面白いものがあるが、やはりブッブッと切ており、関連性がないと…少なくともテーマに繋がりがあると納得感がある。元からそういう構成であったと思うが、一連の流れがあると印象に残る。パフォーマーの関係者やコア観客(自分が観た回は、20公演観た2名へのプレゼントあり)だけの公演ではもったいない。もっと多くの観客に楽しんでもらいたい。そのためには、“あぁそうなんだ”という落語でいう”オチ=繋がり“があると印象・余韻が違ってくると思うが…。
短編芝居、パントマイム、ダンスなど、色々なジャンルの仲間による公演、ワークショップの案内(折込みチラシ)もあり、演劇、パフォーマンス活動の普及に努めていることに好感を持った。
今後の公演にも期待しております。

独りぼっちのブルース・レッドフィールド

独りぼっちのブルース・レッドフィールド

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2015/02/22 (日) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

ほんとお勧め!!!最高でした!!
PMC野郎の劇を初めて観に行きました!!劇団のタイトルからして、コメディ覚悟で観に行きました笑 たしかに、コメディ要素いっぱいで、すごく笑いました!!!けど、シリアスなシーンもあって、ラストシーンでは号泣してしまいました!! 舞台セットも設備も、キャストさんたちの演技も素晴らしいので、ぜひ観劇好きな人も、挑戦しようとしてる人も観に行ってください!!お勧めです!!! 私はもう1回行こうと思ってます笑

暴走しなければ恋愛じゃない

暴走しなければ恋愛じゃない

Cui?

アトリエ春風舎(東京都)

2015/02/25 (水) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

独りよがりで
ぶっ飛んだ人々が多く面白い。

ネタバレBOX

短編が3編、90分。

『暴走しなければ恋愛じゃない』  愛する女性のためには殺人も辞さないようなぶっ飛んだ男が結婚の許しを乞いに行ってからの大騒動。

周りもロリコンなどの極端な人がいたり、今愛する人のためにということであっと驚く殺人があったりで、最後は処女性を尊ぶあまり矛盾が生じましたとさ。

『恋愛恐怖症』  原作は岸田國士。男に別の男が、昨日ここで君と一緒にいた女が今自分の家にいて、さらに結婚したと話し始め、驚く男に何か良く分かりませんでしたが、延々と話し続ける話。

『修羅羅羅場』  16歳からの居候のプロで10又をしていた男が10人の女性の前で悪行をばらされ、一人の女に住まわせてもらっていた部屋から追い出され、夜露を凌ごうとそれぞれの家をもう一度訪ね歩いて散々な目に遭う話。

ラストシーンの女とのインターフォン越しの対話は軽い男にしては深い話だったのかもしれませんが、良く分かりませんでした。

アフタートークで、綾門さんが落語家を志望したこともあったような話がありましたが、それで一人喋りが長くなると別世界に飛ばされてしまい、内容把握がおろそかになるのだと得心しました。
Live!

Live!

劇団伍季風 ~monsoon~

小劇場 楽園(東京都)

2015/02/25 (水) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かった
クイズ番組の生放送ということで展開していきましたが、それぞれの人と人のやり取りや、個性あるキャラクター等非常に笑える内容でとても面白かったです。

独りぼっちのブルース・レッドフィールド

独りぼっちのブルース・レッドフィールド

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2015/02/22 (日) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

至れり尽くせり山盛りエンタメで楽しかったー!
野口オリジナルさん目当てに観劇。
気になる人がいたらまた気軽にホイホイ見に行きたいので、今後も継続して要チェックになりそうです!

ネタバレBOX

開演前パフォーマンスって何やるのかなーと思ったら、なんと短編のお芝居!
分かりやすいから途中から見ても大丈夫そうだけど、早めに入っていたので最初から見られて良かったです。本編とは関係ないけど、関係ある気もするし、そのムズムズもよかった!
空気ノ機械ノ尾ッポvol.21

空気ノ機械ノ尾ッポvol.21

空気ノ機械ノ尾ッポ

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2015/02/20 (金) ~ 2015/02/22 (日)公演終了

満足度★★★

膨らんだ…
面白い内容。些細な出来事をこんなに膨らませることに驚いた。しかし、現実感はあり、”なるほど”と感心する場面が多かった。と同時に一昔前であれば当たり前の善意として出来たことが、今の時代では人心の制約(例えば個人情報保護という名目での萎縮)にも繋がる皮肉な話…。

ネタバレBOX

落し物「封書(宛先、差出人なし)」を拾った人が、その処理に要した話。単にそれだけであるが、そこには現代世相へのアイロニが見て取れる。
落し物係へ届け出たところ、自分の住所・氏名を書くよう説明を受ける。もし落とし主が現われた時、その連絡先として知りたいというもの。誰が何を書いているか分からない、という「封書」の秘匿性が拾得者のみならず、その扱いをめぐり相談を受けた者、預かり係の人間の立場が本当にアイニカルに描かれており、面白かった。結末は、冒頭の拾得シーンへ邂逅するようであるが、その描き方にインパクトがなく、残念であった。
今後の公演も楽しみにしております。
男の壁/女の壁

男の壁/女の壁

劇団献身

RAFT(東京都)

2015/02/19 (木) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★

「女の壁」拝見
描かれた女子トークに見られる底意地の「悪さ」「怖さ」が印象的であった。

ネタバレBOX

公演の印象は、ある程度「動き」や「セリフ」は観せてくれたが、芝居全体を包んでいる雰囲気が緩い。友達同士の雑談だが、あまりに普通過ぎてインパクトがない。逆に「動き」は誇張したような表現に違和感がある。
脚本は何を見せようとしたのであろうか。訴えるテーマ、主張なりが分からなかった。芝居は観て魅せてが理想であろうが、その内容が理解できなかった。演出は、コミカルな喜劇仕立てにしようとしていたが、無理矢理に笑いをとりにいった感じであった。
感心した点は親友を自認しつつある二人が、最後に「私、あんたが嫌い」「私も…」という会話。うわべだけの親友顔か、唯一この会話が印象に残ったフレーズである。少なくとも自分にはインスパイアするものが感じられなく、残念であった。
今後の公演に期待しております。
静寂の扉

静寂の扉

643ノゲッツー

OFF OFFシアター(東京都)

2015/02/24 (火) ~ 2015/03/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

リアルな現状と優しい人々
内容は深刻なテーマで、それについてもしっかり考えさせられましたが、
登場人物に悪い人がおらず、コメディ要素もあり、
気持ち的に暗くなることはなかったので、
とてもバランスが良い作風だなと思いました。
また役者の方々も、とても魅力的でした。もちろん皆さん素晴らしかったですが、
特に熊谷祐弥さんがとても優しくて皆を包み込む感じがして、暖かい気持ちになりました。
とても楽しく拝見させて頂きました!!

エグ女

エグ女

f.tプロデュース

千本桜ホール(東京都)

2015/02/25 (水) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1406(15-054)
19:30の回(曇)。18:45受付(3F)、階段には届けられたたくさんの花、此処で花を見たのはたぶん初めて。

19:00開場、最前列はミニ椅子、2列目からはスタッキングチェア。舞台はどこかのマンションか、大きなソファが客席に向いて、手前に小さなテーブル、奥には書棚やベッド、上手に窓、エアコン、ラック、玄関、下手はキッチンらしい。BGMに邦楽(アニメあり)、19:33前説(70分)、19:35開演~20:41終演。

「エグ女(じょ)」について、大きく2つにわかれた短篇8連作。場転、セットを入れ替える際のコミカルな動きも楽しく、そのままマンガにもできそうな曲者同士の二転三転する体当たりエピソード集、明るい舞台、魅力的な役者さんたちでした。

小林さん「これでも機嫌のいい顔です。(2013/9@711)」、丸山さん「バカにふりそそぐ木漏れ日の温度(2014/5@王子)」を観ていました。

独りぼっちのブルース・レッドフィールド

独りぼっちのブルース・レッドフィールド

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2015/02/22 (日) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

西部劇
本公演二回目のポップンマッシュルームチキン野郎さんの観劇。
客入れパフォーマンスと呼ばれる寸劇から拝見しましたが、まるでディズニー映画の本編の前のショートムービーのようなお得感でした。
前回より内容が濃いかったのでずっと見入ってしまいました。驚きました。
本編は、数人の銃さばきが気になるものの舞台でやる西部劇の要素は満たされていて良かったです。吹原さんの才能に感服です。ラストシーンは目頭が熱くなりました。

ネタバレBOX

ナップザックのNPOさんの力の抜き加減がとても巧みでおもしろかったです。若い頃のブルース役の方、初めて拝見しましたが華のある良い役者さんだと思いました。インディアン役の加藤さんが熱演すればする程ラストシーンが見えてしまったのがちょっと残念でした。あわさんはとても美しくてとてもおもしろかったのですが、極端に出番が無かったので、もっと本編に関わった役が見たかったです。登場シーンのインパクトは凄くて、どうしたらあんなおもしろい演出が思い浮かぶのか驚きです。
客入れパフォーマンスの印象が強く残っていて、B'zを聞きたくなってしまいました。
ぶた草の庭

ぶた草の庭

MONO

ザ・スズナリ(東京都)

2015/02/21 (土) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

登場人物達の会話が、なかなか楽しめた舞台でありました。
とても哀しい設定なのに、すがすがしく前向きになれる喜劇を創りたいと意気込んでいます。演劇本来の醍醐味である「嘘の世界を信じてもらうこと」を目標に、MONO得意の会話劇をより洗練させ、演出も極力抑えて、いつまでもその世界にいたくなるような、そんな舞台にいたします。これぞ劇団の芝居だと思ってもらえるような代表作にするつもりです。   <土田英生>

という上記の劇団さんの希望は叶ったなぁって思えた約1時間50分でした

ネタバレBOX

劇団の望む結末だったんでしょうが、自分の希望としてはキチンとしたオチがついた方が好ましかった(オープンエンドで結末は観客の皆様の御想像にお任せしますでした)。と思えたので星は4つまでとなりました。 代表作にしたいという希望あらば、結末をアドベンチャーゲームみたくいろいろなVerとして1~2個作って。尚且つトゥルーエンド(笑)Verとかあれば嬉しい=面白いかなって思いました。 (DVDとか動画として残すなら特典映像で別オチを付けるとかいかがでしょうか(^^)

さてお話は自分の好物なSFものでしたわ(^^)
10年前に人災で起こったらしい感染症により、孤島の廃村に隔離されてるコミュニティに閉じ込められた人々の会話劇です。
わからないコトだらけの感染症ですが、罹患すると体表に赤い文様が出て、症状が進行すると紫→黒となって死亡します。記憶障害も病状進行末期には強くなるという点も判明しているのであります。

最後は年功序列で死亡していたらしい病状が若年層にも移行し、進行速度も上がったようで政府から見限られてしまったようだという暗い暗示で終幕です。(いやぁGAME「姦染」(5かな?)の爆弾オチかなぁとか想像してしまったデスよ)

舞台セットは、なかなかに広くて豪勢っぽい山小屋風の居間でして、作りが丁寧で綺麗なセットであります=目玉は中央部分の窓でした=箱庭風で本当の風景のように見えるんですよ! 素晴らしいです(^^)
舞台中央にテーブルを配して、奥が水場で上手に銀の隔離部屋がある作りです。

観劇客層年齢はそこそこ高めに思え、男女比は1:1ぐらいかな。ほぼ満席で、最前列はベンチ席でした。

ゼロアワー開演はならず・・・・完全に真っ暗な暗転からのスタートです

銀の小部屋内にいる白い防護服を着た籾山オサムとテーブルにいる普段着のコミュニティリーダー山岸正巳氏が定例報告をしている場面からの始まります。今日新たに3人の発症者が来訪することと、施設の高齢者が3名亡くなった事を坂木氏に報告捕捉されます。 事勿れ主義の山岸氏は入居者の一人が暴れると聞いて困惑しておりました。(ココでの会話で何か投げやり風な籾山氏のひととなりが楽しめました)

この島は廃村であり、ヨコガワ病と診断された患者が隔離されています。物資は週一の定期船による供給のみ。 島内には立ち入り禁止区域もあります。

山岸の衛生局時代の部下だった坂木俊が、嫌だったのに連絡員にされたから感染したので、そのことについて何かしらリアクションを求められても山岸氏と会話が噛み合いません・・・。 妙な喧嘩と仲直りを繰り返すヒロタカとキヨタカ達もやってきます=この二人は苗字が高台という”ガンチビト”であり日本人でありながらも差別されてきた方々です。ガンジ山に住んでいる方々で、さまざまな地域から人が集まってきたらしいです。

やって来た3人は南ノリト氏の妻=1年ぶりの再会となる江里奈さんと、新婚1週間目で現実を直視できず暴れている川口ナオ(夫=コーイチロウ)、ガンチビトで浩宇(ヒロタカ)氏の姪っ子である高台美帆=メイファンと言うのがガンチビトとしての名だそうです。
ちなみにもう一人のガンチビト、高台暁明(トシアキ)氏はシャオミンと言うそうです(眼鏡かけてます)。

で南さんの奥さんが1年の旦那の隔離から他に好きな人が出来て、ここでは同じ家に住みたくないとか。籾山君が感染してメンバーに入ったりとゴタゴタが続くうえに。籾山君の後任も来なくて配給船も来ません・・・。週1だった配給船に代わり、物資はヘリコプターで月に一回投下と変更されると通達文が投下物資内に入っていました・・・。政府の言いなりになるわけにはいかないと、事無かれ主義の山岸さんを差し置いて坂木君がヘリに旗と地面での抗議文を見せることになるのですが(リーダー交代しました) 現状は変わらず、皆の病状が進行していることが斑点の色と最近の記憶抜けで判明し、ついにヒロアキさんが亡くなります。それで全員黒服になっての”オシマイノギシキ”やる段になっての話し合いで、病状進行者が多く判明し。やりきれなさを山岸は以前坂木が作った旗を振りに行き、皆が追いかけるシーンでENDです。
最後は皆が出て行った空っぽの部屋で窓の外が夕焼けになり時間経過示すも誰も戻ってこない・・=結局死んでしまう流れは代えられなかったというイメージを示唆したようです。
政府は配給を減らし、コミュニティでの人数の上限を定め反乱因子を抑えて。尚且つこの村も廃止して収容施設に罹患者を集めることに方針変換したようです。元凶となった赤い屋根の施設周辺でしか発病が無く、原因作ったらしい博士(病名の元となった方ですね)もメディアに露出しなくなり、全ては闇に包まれてゆくようだと話も出ました。

一応観客に”ツノギムシ”=食べると美味しいらしい(まぁ調理法がナンですが(^^;)という虫に噛まれると病気の進行の遅延か回復がなされるのでは?と思わせるシーンなども入れられて、想像を膨らませる鍵など散りばめてました(^^)

設定が細かいので、この病気ネタにしてスピンアウト物とかも作れそうな感じです。(ゾンビ映画みたいな作りともいえましょうか)
独りぼっちのブルース・レッドフィールド

独りぼっちのブルース・レッドフィールド

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2015/02/22 (日) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

初日観劇
PMC野郎「独りぼっちのブルース•レッドフィールド」観劇しました!
前説からのコントギャグ最高(*'∀'人)♥*+初っ端から大爆笑
そしてオープニングにも細かなギャグとコントも散りばめて
また、大爆笑⁽⁽ૢ(⁎❝ົཽω❝ົཽ⁎)✧oそれだけじゃなく銃アクションも素晴らしい
登場人物もそれぞれ個性的に表現されていて観る側の私達は
毎回(笑)を、堪えるのが必死です!これはリピーターしたくなりますね!٩(๑^o^๑)۶そんな訳でまた、中日に、観に行来ます(笑)

『Fermat's Last Theorem』(フェルマーの最終定理)

『Fermat's Last Theorem』(フェルマーの最終定理)

ユニークポイント

シアター711(東京都)

2015/02/04 (水) ~ 2015/02/08 (日)公演終了

満足度★★★★

よかった
もう少しわかりやすいといいのだが
それでもよかった
考えさせられる芝居は面白い

独りぼっちのブルース・レッドフィールド

独りぼっちのブルース・レッドフィールド

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2015/02/22 (日) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

初PMC野郎でした
去年夏に知ってから、気になっていた劇団さんでした。
今回もすごく気になってました。
あらすじを見てすごく気になったのが「信頼のおけるサボテンの相棒」です。
初観劇しましたが、開演前のパフォーマンスも面白く、本編も笑いどころ満載、シリアスなところはめちゃくちゃシリアス、泣けるところは自然と涙が流れる素敵な作品でした。
サボテンの相棒も納得。
復讐劇の結末は、ぜひご自身の目で確かめられるとよいと思います。

SWITCHES SWITCHES

SWITCHES SWITCHES

劇団モデーンカンパニー

駒場小空間(東京大学多目的ホール)(東京都)

2015/02/19 (木) ~ 2015/02/22 (日)公演終了

満足度★★★★

シュールなボーイミーツガール
ネタバレBOXに書く部分が、社会派劇団スパイスが充分効いているので、そちらの方に目が行きますが、
伏線が楽しいボーイミーツガールだと思います。
もちろん、事件の始まりの「田中さんちのインターフォンと、デニーズの呼び鈴が入れ替わる事件」のシュール加減は、アンジャッシュのネタの様な世界観で、私は大好きです。

ネタバレBOX

東大の社会派劇団が真剣にふざけながら 今の日本にひとつの問いを突き付ける!

という事で、テロとその対応・死刑制度と問いを突き付けていて、ああ社会派なのね。と理解。
問題提起をしっぱなしで、「で、結論は何?」であったり、
主張を前面に出したけど、その主張がストーリーも設定も無意味にしてしまう・・・そんなお話に比べると、

「苦悩した少年は、本当のテロリストになった・・・」というオチと、心中モノの様な悲劇と感想を抱く。



あと別の感想として、
シナリオを書かれた方は、軍事面での拡充や死刑制度、社会その物に反対・反発したい思いを描かれたのであろうが、
その部分をスパイスと感じて楽しむか、主張として真っ向から受け止めるか、少し悩んでしまった。

別にソコにマイナスな感情・評価はない。
あるのは学生に対する先入観や”青臭くあってほしい”という押し付けみたいなモノだと思う。
一般の劇団が演じたならば、「そういう風味づけのスパイスなのね」と流してしまうが、学生演劇となると「君たちの主張はわかった。だが私は別の考えだ。そして、君たちの主張に至る思考には〇〇が足りない」と、年がいのない中学生日記めいた感情がムズムズしてくる。

それも含めて、楽しいと言えば楽しいので、悪くはないのかもしれない。
純血奇譚

純血奇譚

楼蘭

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/02/25 (水) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★

所謂、
幻想耽美アングラ的要素てんこ盛り。歌を含め、ちょっとチープなのが残念。仏の菅原こと上埜すみれさんは和装が似合うね。

ジャングル

ジャングル

南河内万歳一座

ザ・スズナリ(東京都)

2015/01/08 (木) ~ 2015/01/12 (月)公演終了

満足度★★★★

よかった
さすがというべきか、よかった
欲をいえば、もう少しがなっているように聞こえないとなおのこといい

独りぼっちのブルース・レッドフィールド

独りぼっちのブルース・レッドフィールド

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2015/02/22 (日) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

堪能しました
かなり期待しての観劇でしたが、その期待をはるかに上回る面白さでした。
割とシリアスなストーリーを、センス溢れる笑いをちりばめ、開演前の寸劇含め、ラストまで2時間余りがあっという間、無駄と思われるシーンが一切なく、最後まで堪能しました。
渡辺徹さんはさすがの存在感でしたが、まあ、あえて彼が主役じゃなくても良かったのかなあ?終演後、上演台本や「グッズ付」過去作品のDVD等を衝動買い。
唯一残念だったのが、お子様連れのお客さん。ここじゃ声出しちゃダメなんだよ、ということをまだ理解できない年齢の子供を連れてくる親も、その入場を認めるのも、未就学児童ではないのかもしれないけど、ルール違反ではないかと。

独りぼっちのブルース・レッドフィールド

独りぼっちのブルース・レッドフィールド

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2015/02/22 (日) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

銃声のトラウマ
ナンペイ事件をご存知でしょうか?
わたしの在学中にこの事件が起き、報せを聞いた先輩たちが泣き崩れる様を、声にならない悲鳴をあげる様を目の当たりにしました。
その年以降の文化祭などでは、劇中やSEでの銃声の効果音が禁止されました。
今まで、銃で人を…人の頭を撃ち抜く可能性のある作品観賞は避けてきました。なので前作の『うちの犬はさいころを振るのをやめた』も観るか迷い、今作もだいぶ迷いました、実は。

今年1月の上映会にて、前作『犬コロ』を初鑑賞。
正直、恐怖でした。観ながら若干後悔していました。
でも、観終わった時、恐怖や嫌悪感にあたたかさが勝ちました。ほんの少し前に進めた気がしました。
そして、今作。
撃ち抜くシーンや銃声はやはり恐怖を感じますし、今後も完全に克服することはないでしょうけれど、吹原幸太さんの本にはそれ以上にあたたかさがあるのです。恐怖感や嫌悪感を払拭できる『大きな愛』を感じるのです。あの銃撃戦は涙が出るほど笑って、そして表現方法に感涙でした。
そして、本当に素敵なエンディングで、もう少し前に進める気がしています。

思えば…
ポップンマッシュルームチキン野郎公演のおかげで
下ネタが入った作品もある程度観ることが出来るようになりました。
今度は銃の番。

重い話を書きました。
目を覆い、耳を塞ぎたくなるような壮絶なシーンと、どうにも笑いが止まらなくて酸欠気味になるシーンと。
シーンだけでなく、舞台美術、照明、音楽、映像、ライヴ、笑い、役者さん、全てのバランスが絶妙です♪

ネタバレさせずに書くってむずかしーい、





このページのQRコードです。

拡大