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Call me Connect you〜交渉人遠山弥生〜

Call me Connect you〜交渉人遠山弥生〜

劇団6番シード

六行会ホール(東京都)

2023/04/06 (木) ~ 2023/04/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

時間が経過するごとに新展開が現れてドキドキで、最後までいいドラマを見せてもらいました。宇田川さんの演技がすごかった。
舞台装置が上下に分かれていて、片方がライトが当たっているとき、もう片方が暗転していてもそちら側にいる人が演技をしているところも見たかったけれど目が足りなかったです。
交渉人の呼ばれ方が、相手の人によって「遠山さん」「ばあさん」「おばあちゃん」「ばばあ」「ばあちゃん」とバリエーションがあって、呼ぶ方がどんな人間なのか想像できました。とある人物が交渉人の呼び方を途中で変えるところが、主人公の力が可聴化されたポイントだと思った。
ストーリーに関係しないことでは、卵を冷凍したらどうなるのかググってしまいました。

けむりの肌に

けむりの肌に

キ上の空論

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2023/04/07 (金) ~ 2023/04/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

#安西慎太郎 #大和田南那
#谷佳樹 #宇佐卓真
#木村葉月 #岩崎悠雅
#藍澤慶子 #鎌田麻里名
#小野里茉莉 #山本華
#板場充樹 #平野紗貴
#笠原紳司 #丸山敦史
(敬称略)
イケメンと美女しかいない世界は、なんとも美しくキラキラした夢の世界だった。額に収められた絵画のようだった。
それでも、藍澤慶子さんが出てくれば他は見えないのだけれど。アレに夢中になって暴言も吐いちゃってる姿が可愛くて可笑しかった。
大学時代の友人は特別だと思っている。仕事に直結することを通じて繋がっているからなのかもしれない。頻繁に会えたりできないけれど、いつだって側に居る感じ。そんな風に今も繋がっている。
そんな四人のあの頃と今。二人のキャストでそれぞれを見せてくれる……アノ人以外は。それが、時が止まっていることを感じさせてくれた。
人との距離って如実に感情に反映する。別れが直ぐに感情を揺さぶる距離がある。それは近さと比例する訳ではない。近いとソレを感情が無意識のうちに拒否しているのだろうか……悲しみを直ぐには感じないような気がする。砂時計の砂が落ちるように、ゆっくりと沁みて積もっていく。それは根雪のようで、簡単に溶けたりしない。
そして、この世は恋心と、そこから派生する憎悪で動いていると再確認する時間だった。

肌と心を焼いて天に昇る白い煙と共に、空っぽになった心も昇華するだろうか。いつか、月を照らす水が心の器を満たす時が来ることを願う。

紙は人に染まらない

紙は人に染まらない

藤一色

OFF OFFシアター(東京都)

2023/04/06 (木) ~ 2023/04/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

観劇日は少し暑い位の日だったが、劇場内の雨音や川の音で場内が涼しく思えた。
全体的に抑えた演技なのに怖さや怒り、ガラスの欠片の場面では痛みをも感じる凄い舞台でした。

播磨谷ムーンショット

播磨谷ムーンショット

ホチキス

あうるすぽっと(東京都)

2023/04/07 (金) ~ 2023/04/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ホチキスの舞台を観るのは本当に久しぶり。思ったよりもタイトルにある「ムーンショット」感はなかったけれど楽しい舞台。

Call me Connect you〜交渉人遠山弥生〜

Call me Connect you〜交渉人遠山弥生〜

劇団6番シード

六行会ホール(東京都)

2023/04/06 (木) ~ 2023/04/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/04/08 (土)

前作の舞台であるトレーラーから一転、今作は広い空間を上下に目一杯利用し、
銀行強盗現場と警察指揮所が同時進行で俯瞰できる臨場感あふれる舞台だった。
飄々とした交渉人の遠山弥生は健在で、登場シーンから懐かしさにテンションが
上がる。30名もの登場人物達が躍動し、会話劇の面白さが堪能できた。

紙は人に染まらない

紙は人に染まらない

藤一色

OFF OFFシアター(東京都)

2023/04/06 (木) ~ 2023/04/09 (日)公演終了

実演鑑賞

良い舞台だったと思います。

ナイゲン(にーらぼ版)

ナイゲン(にーらぼ版)

24/7lavo

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2023/04/06 (木) ~ 2023/04/11 (火)公演終了

実演鑑賞

ストーリーを知ったうえでみると、伏線がかいま見えてまた違う面白さがあります。

まだここは

まだここは

劇団CLOUD9

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2023/04/06 (木) ~ 2023/04/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 小劇場観劇初心者のオバサンです。
とても静かで、でも心地よいリズムをもって進行していく私好みの作品でした。脚本はもちろん、音響、照明にもピーンと糸が張ったような緊張感を感じました。
 うつとおぼしきジッポー青年が出てきた辺りから、私は涙が止まりませんでした。この役者さん、始めはほぼセリフがないのですが、気になって仕方がありませんでした。
 学校の先生、役者さん、発達障がい…どのエピソードも大人になってふと、振り返ること、後悔…私にはどの台詞も心に染みました。台詞がない部分、飲み込んだ台詞も私の心には伝わったような気がします。最後まで涙は止まらなかったのですが、終演後はなぜか雨上がりの清々しさにも似たカンジ。大きく深呼吸して、私も雲と話ができるかな?さぁっと歩き出すことができました。いい時間を過ごせました。ありがとうございました。

播磨谷ムーンショット

播磨谷ムーンショット

ホチキス

あうるすぽっと(東京都)

2023/04/07 (金) ~ 2023/04/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/04/08 (土) 18:00

殺し屋役がイケメン揃い。ドリフターズを彷彿させるドタバタシーンもある喜劇なんだけど、なぜか心あたたまるストーリー。

けむりの肌に

けむりの肌に

キ上の空論

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2023/04/07 (金) ~ 2023/04/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/04/08 (土) 13:00

悩みを抱えた者たちの群像劇ゆえ、比較的平坦でじと〜っとした内容だったが、心の微妙な動きの表現が巧み。場面の切り替えが独特で面白かった。

ネタバレBOX

暗闇でタバコが蛍のように光るのが印象的。
相依為命(そういいめい)

相依為命(そういいめい)

ミュージカル座

シアター・アルファ東京(東京都)

2023/04/05 (水) ~ 2023/04/09 (日)公演終了

実演鑑賞

随分前の事だがある若手俳優に所属を聞いて思わず聞き返した劇団名。以来、名を見る度にチェックはするものの文字通り「遠い」存在であったが、今回シアターアルファまで接近。作品への入魂具合を見定めて劇場へ足を運んだ。
馴染みが「ある」とは言えないミュージカルというジャンルについてここ最近吟味する機会が多かったが、日本語オペラのこんにゃく座が独自の世界(本家オペラとは一線を画した)を構築したように、比較的小空間でがっつりストーリーのある舞台に音楽を拮抗させた「ミュージカル」という分野が、中々完成度高く実現している事は新鮮な発見であった(この劇団はその嚆矢なのかも・・等と関心がもたげる)。
観始めは「今なぜ愛新覚羅?」の疑問が脳裏をめぐっていたが、観終わった時は作者の企図が飲み込めていた。歴史上の愛新覚羅溥傑(溥儀の弟)と日本人の妻の足跡を描く筆致は独特(というより若い世代の歴史理解を反映)。そこに危うさがなくもないが(年寄が若者を見る眼差し?)、この歴史の叙述に抜かせない要素を作者なりに掬い上げ、メッセージに結実させていた。音楽は前半メローに寄りすぎか(聴いてて心地好くはあるが)、という印象であったがトータルで多様な風景を作り、レベルは高い。長尺の音楽(多場面を持つ)がミュージカルや音楽劇における「音楽」の面目躍如である。
自分にとっての「意外」は、全体に歌唱力が高い(子役も)。実際の所プロデュース公演の本格ミュージカル以外ではあまりお目にかかった事がない。

ネタバレBOX

本作では前半のクライマックスを終戦後の満州からの日本人の逃避行に当て、6のリズム(2×3と3×2の転換でボルテージを上げる)の折り重なり畳みかけるような楽曲。後半では落ちぶれた皇后の純粋な愛を歌い上げる歌や、国交の無かった中国に溥傑の娘が送った父の安否を気遣う手紙を手に、周恩来がその人なりを彷彿させる理想を語る歌、などなど。

このかん観た「シブヤデマタアイマショウ」「おとこたち」、桐朋学園卒公ミュージカル、配信で観たイッツフォーリーズの「洪水の前」、地域の市民ミュージカル等ではそれぞれ音楽が何を担ってるか、を考えさせられ感じさせられたのだが、ミュージカルという分野は言うまでもなく米国産の国柄に根差した文化的産物で、ジャズやシャンソン等には音楽の快楽の背後にそのスピリッツがあるのと同様、ミュージカルにはなべて「自由」を歌い上げるという特徴があるのではないか(変則形はあるにしても)。圧政に抗い、束縛や支配から脱する、そしてそのために「諦めない」「前向きに生きる」精神も派生。それはマクロな叙事詩からミクロな家庭ドラマまで通底し得る性質。
日本産のミュージカルはどうか。今時点での私の理解は、音楽(歌)は物語の補完物ではなく音楽自体がストーリー、ドラマを担う(音楽部分を除いて台詞場面だけを繋げても理解できない)。かつ、音楽でなければ伝わらない内容が込められている。そして音楽とテキストの比重が拮抗している事、も条件になるだろうか。井上ひさし作品は優れた音楽劇であるがミュージカルではない(ミュージカル要素を取り入れたエンタメ作品ではあっても)、と理解している。まあジャンルの定義などどうでも良いと言えば良いのだが、由来を知るのは大事かも・・という訳で、少しばかり探究をゆるゆるとしてみようと思う。
紙は人に染まらない

紙は人に染まらない

藤一色

OFF OFFシアター(東京都)

2023/04/06 (木) ~ 2023/04/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「赤紙(臨時召集令状)」配達人を通して描いた静かな反戦劇。銃撃・爆撃が見え聞こえるわけではないが、人の心に怖いと思わせる「紙」と「言葉」がある。勿論「赤紙」と「おめでとうございます」である。

物語は赤紙を配達する主人公・田中の目を通して戦争とは を考える。彼は「赤紙」だけではなく「戦死公報」も配達するなど心労ある役目(仕事)を務めている。村人からの怯える視線と任務の狭間に苦悩しており、夢か現か幻か判然としない日々を過ごす。村から次々に送り出される若者(病弱者も含め)が非業の最期を迎えるが、自分は…。しかし、いつしか心の痛<悲し>みという感覚がマヒして何とも思わなくなる。戦争という状況<環境>が、正常な精神 感覚でいられなくなる怖さ。

公演は 国家的な観点ではなく、庶<臣>民の感覚に近い描き方だけに 一層反戦への説得力を持つ。例えば田畑仕事をしている小高一家…父親は田中に向かって、三人兄弟のうち長男・次男は戦死、三男には赤紙を配達しないでほしいと土下座して哀願する。働き手がいなくなり、困窮するのは明らかである。しかし田中は ただ配達するだけで 自分には如何することも出来ない。
出征する当人、赤紙 が配達されて喜ぶ者、さらに志願する者の気持、一方 夫を送り出した妻の気持は、一様ではない。その夫々について丁寧に描く。

役者陣…藤一色の劇団員(3人)は1人1役、客演(4人)は複数役を担っているが、バランスもよく静かな中にも芯ある演技を行っている。赤紙を配達するため家々を訪問する、それを簡易な玄関移動で表現する。簡素な舞台美術を巧く使い、強い思いを窓から見える松(異称:時見草)に込める、その比喩が印象的である。
(上演時間1時間20分 途中休憩なし)

ネタバレBOX

舞台美術は、中央に平台 そこに畳を重ね置く。下手には茶箱と玄関枠があるが、状況に応じて移動させる。天井からは傘電球が吊るされている、といった簡易な作りである。
上演前には 蝉の声や水が流れる音が聞こえ、長閑な風景が想像できる。

冒頭、田中(藤束遊一サン)<「赤紙」配達人>と佐藤<役場の同僚か?>が茶箱から志願兵を募る張り紙を探すところから始まる。臨時召集令状<通称:赤紙>は夜中に配達するとは知らなかった。その時間であれば家族皆がおり、確実に受け取ってもらえる。そして「おめでとうございます」と言い添える。この家々を配達する光景を通して、戦時中の人々の気持を描き出す。夫が出征し悲嘆している妻、そして無事に帰ってくるよう慰問袋を用意する人や、逆にDVを受けていた妻は、安堵するとともに 慰問袋にガラス欠片を入れ帰ってこないことを願うなど、一様ではない。さらに田中は配達人ゆえ出征しないが、弟の ぶん(加藤広祐サン) は兵隊に、その兄弟間の複雑な感情も盛り込むなど、人の機微を丁寧に描く。

召集令状が届いてホッとする若者。皆が戦地に行く中で、自分だけが取り残されたような気持ち。今では想像もできないであろうプレッシャー、それは「お国のため」に命を捧げることが尊いと考えられていたからだろう。一方、志願兵は早く入隊し昇進を目指す。上官になればそれだけ生き残る可能性が…なんという皮肉であろうか。そこに人間の浅はかだが、切羽詰まった姿<建前と本音>を垣間見せる。

音響は、戦況を知らせるラジオ、時々聞こえる飛行機音や虫 雨音、そして戸の開け閉めや叩く音の効果音。照明は、水面の揺れや傘電球という最小限の舞台技術で物語を支える。その中で女優陣(特に藤屋安実さんと谷川清夏さん)の衣裳が、戦時中にも関わらず小綺麗で違和感があった。

玄関枠を窓に見立て、外にある木が何であるか。田中は松と答え、対話している男・吉川<退役軍人?>は時見草と…。言い方は違うが、どちらも同じ木(松=異称:時見草)である。同じモノでも捉え方 考え方 そして状況(異常・非情時)の違いで異なるか?人殺しの非道が、戦時中という非常時には 当たり前〈英雄扱い〉という感覚になる怖さ。
因みに「松」は常緑樹で花言葉は、不老長寿という。まさに「生命」の象徴を用いた演出である。
次回公演も楽しみにしております。
紙は人に染まらない

紙は人に染まらない

藤一色

OFF OFFシアター(東京都)

2023/04/06 (木) ~ 2023/04/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 べし観る、華5つ☆
 板上は必要最小限の舞台美術。劇場自前の板上に大きな平台を設えこの平台の上に畳を二畳分載せた方形の平台を二段重ねて部屋に見立ててある。観客席から見やすいように板中央奥に斜めにこの部屋部分はセットされており、卓袱台が真ん中に置かれている。下手側壁前には茶箱。部屋の上手には大きな平台の上に屏風を立て袖を拵え唯一の出捌けとして用いる。尚余ったスペースに背凭れの無い椅子が数脚。場転に応じて必要な個所に置かれるべく置かれている。他に玄関等を示すコの字の開口部に脚を付けた造作(これも必要に応じて位置を移動して使用)

ネタバレBOX


 小国民世代を作り出し遂には太平洋戦争開戦から敗戦に至った帝国臣民の生き様を淡々と描く脚本は、客観性を観客に感じさせて素晴らしい。役者陣の演技は皆上手いが、さりげない演出も見事だ。同時に“三界に家なし”と蔑まれてきた女性とのジェンダーギャップが、主人公の母の立ち居振る舞いや一歩も二歩も引いた息子達への対応から見て取れる演技も素晴らしい。
 淡々と描かれている分、観客は大日本帝国時代の日本に対する正確な知識と日本社会に対する率直な視座も要求される作品である。例えば直接話に出てこないこの一家の父も戦死したと観て良かろう。太平洋戦争以前にもずっと日本は戦争をしていたのだから。他にも甲種合格で入隊して以降の態度も良く兵士としての評価も高い夫の妻が「夫の居ない今が最も幸せな女も居る」と事情を明かすシーン等もキチンとシナリオ化しDVの問題迄提起している点も高く評価したい。何故なら大日本帝国憲法で唯一の主権者であった天皇が、主権者としてではなく現人神として敬意を表される場面他、随所で疑似家族構造を以て専制主義国家体制を維持すると同時に現人神を父とし神の子として男子を、殊に長男男子を主として家父長制を構築、女子を下にみて一元管理しようとする構造が随所に描かれているからである。無論、以上のことを実際に機能させる為に特高が目を光らせており、人々は密告される恐怖や、実際に警察、特高等に見つかり嫌疑を掛けられることも恐れていた。「蟹工船」を書いた小林多喜二がどのように惨い殺され方をしたか。知らぬ者は居まい。(現在なら無数に居ようが)
Call me Connect you〜交渉人遠山弥生〜

Call me Connect you〜交渉人遠山弥生〜

劇団6番シード

六行会ホール(東京都)

2023/04/06 (木) ~ 2023/04/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

4年ぶりの6番シード。出演者に土屋兼久さんのお名前がないので調べてみると2021年に退団されていたのだった。そこは残念なのだが新人の補強もあって今作は素晴らしい出来上がりになっている。

交渉人が主役のコメディー。人質事件の緊迫感もあり、謎解きの要素もあって雨の中遠くまで出かけた甲斐があった。1時間45分休憩なし。

二階建ての舞台を使ってスピーディーに場面が転換して行くのはTVか映画のようだ(褒めてます)。そして舞台装置、衣装、もちろん硬軟自在の演技すべてに完成度が高くどなたにもお勧めしたい。

犯人役の小林亜実さん、本番中は当然ながら怖い表情だったがカーテンコールでは穏やかな笑顔がとてもチャーミングで一瞬でファンになった。

ネタバレBOX

唯一、残念なのは真相がうやむやのまま終わったことである。そこで星を一つ減らした。
ナイゲン(にーらぼ版)

ナイゲン(にーらぼ版)

24/7lavo

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2023/04/06 (木) ~ 2023/04/11 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

密度のとっても濃い会議でした。

ネタバレBOX

ほんとうに面白かったのですが、面白さを越えて感動しました。学年ごとのカラーがとても出ていましたね。1年生のまっすぐなところ、3年生の落ち着いたところ、議長の存在感の大きさ、監査の知的な雰囲気の醸し出し、など、みんなとてもいい味が出ていました。個性が強く、活気とエネルギーが満ち溢れていました。あまりにも濃密で心打たれたので、観終って清々しく感じました。
相依為命(そういいめい)

相依為命(そういいめい)

ミュージカル座

シアター・アルファ東京(東京都)

2023/04/05 (水) ~ 2023/04/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/04/08 (土)

シアター・アルファ東京にてミュージカル座『相依為命 ~あいよっていのちをなす~』を観劇。
これは涙腺が緩むミュージカル、、。集中してステージを見ているつもりでも、周りの座席から鼻を啜る音が聞こえたり、ハンカチを持って目頭を押さえていたりする方がいらして、ただでさえジーンと来る内容に、プラスαの感動があったような気がします。2月に拝見した『スター誕生2』、3月の『東京ミュージカル』とはまた違ったテイストの作品。シアター・アルファ東京という初めて足を運んだ会場に加え、独特の会場の雰囲気と相まって、とても印象的で記憶に残る観劇となりました。
今回の作品は、1932年の満州国建国、1937年の中国(愛新覚羅溥傑)と日本(嵯峨浩)の政略結婚など、実際の出来事、実在した2人の人生にスポットを当てながら物語が展開される“歴史も学べる”ミュージカル。タイトルにもなっている「相依為命(そういいめい)~あいよっていのちをなす~」は愛新覚羅溥傑が生涯大切にしていた言葉で、「時代が移り変わっても相手を思いやる気持ちがあれば生きていける」との願いが込めらたものだそう。何かで「相依為命」という文字の並びは見たことがあったような記憶があるのですが、特に深く気にも留めず、読み方も意味も学ぼうとしなかったため、恥ずかしながら今回の観劇を通して読み方、意味を理解しました。なるほど。。きちんと理解すると、良い言葉だなぁ、、と、これはこれで感動がある訳で、ミュージカルを楽しみながら、歴史も学べる今回のような作風はとても価値があるうえに、一石二鳥で単純にお得?だと思うのです。
世の中色々な人がいて、その人の数だけ異なる考え方があるのは当然だと思いますし、基本的にはそれぞれを尊重し合うことが大事だと思いますが、些細なことで争いが生まれ、醜い戦いが繰り返されているのも事実です。歌詞にもあった通り、誰が強くて偉いなどはどうでも良く、人種や国籍、立場なども関係ない。同じ人間同士、相依為命の精神で、平和で自由な世の中になることを願いたいものです。前作の『東京ミュージカル』は全編が歌で構成され、それはそれで斬新でありだと思いましたが、今作のようにしっかりと間を取って、仕草や表情だけで見せるシーンがあるのも良いと感じました。第2幕、特に物語の終盤にかけては完全に涙腺が崩壊しました。このような心が穏やかになる素晴らしいメッセージが込められた作品は多くの人が観るべき。李涛さん、沼尾みゆきさん、吉良茉由子さん、飯塚萌木さんの“一家4人”はもちろん、幼少期役を務めた髙杉奏多さん、前田礼さんの子役2人や、浦壁多恵さんらの好演も印象に残りました。

世界が消えないように

世界が消えないように

TAAC

小劇場B1(東京都)

2023/04/07 (金) ~ 2023/04/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

俳優も、物語の舞台設定も、脚本も、いずれも初々しいほどに若々しい。それに「世界」という名の選択は絶妙だ。

明日の卒業生たち

明日の卒業生たち

img

すみだパークシアター倉(東京都)

2023/04/07 (金) ~ 2023/04/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/04/08 (土) 19:00

最初はストーリー、人物関係が分かりにくく心配したが、話が進むにつれ理解が進み、その世界に入り込めた。
三面あるので表情が見えない場面もあったが仕方ない。

シブヤデマタアイマショウ

シブヤデマタアイマショウ

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2023/03/30 (木) ~ 2023/04/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/04/08 (土) 13:30

多少の毒を含みながら楽しい芝居でした。
ありがとうコクーンの気持ちが溢れました。
スイッチの入ったソニンさんの歌声が痺れました。

沈黙の春 світло

沈黙の春 світло

コンドルズ

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2023/04/07 (金) ~ 2023/04/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

#CHAiroiPLIN
#チャイロイプリン
#しょくたく
#ダンサーのための芝居
#柏木俊彦 #鳥越勇作
#小林らら(敬称略)
なんとも可愛らしく愛おしい。それなのに……それだから……大好きな人に久しぶりに会った時の嬉しさとその後に襲われる寂しさに似た、訳もなく涙が込み上げるような切なさを味わった。
観ながら、昨年、三鷹で再演された『あたま山』を思い出していた。ケチ兵衛を想う娘の悲哀が蘇った。
二組の皿と箸。そこに加わる小さめの皿と小さめの箸。子どもはみんな、親から箸の持ち方を教えてもらうに違いない。
成長していく子どもは、楽しい経験を重ねながら時を過ごしていく。やがて長い人生を歩んで、順番にその時を迎える。自分を大切にしてくれた人が逝き、自分を守ってくれていた人のいない寂しさや孤独をフワリと纏う。きっと役割を交代して、自分が新しい生命を守り育てて、その長い人生を豊かに生きるサポートをすることだろう。しているのだろう。
ただ、幾歳になろうとも親の子であり続ける。
みんなそれぞれの時間を持ち寄り交錯する食卓。優しさと愛情を山盛りによそって味わう食卓。
笑いとペーソスが散りばめられたま〜るい時間を堪能した。

それにしても、小林ららさんの体幹の強さ、バランスの良さに改めて驚かされた。そして美しかった。

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