最新の観てきた!クチコミ一覧

86861-86880件 / 189747件中
夏目漱石とねこ

夏目漱石とねこ

DULL-COLORED POP

座・高円寺1(東京都)

2015/02/05 (木) ~ 2015/02/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

何度でも
オープニングの演出が素晴らしく綺麗。光と影のコントラスト。横に広い座・高円寺の舞台を左右に狭く、逆に奥行きをもたせて前後に深みをもたせる演出も良かった。谷賢一の描く世界の格好良さには最近やられっぱなし。1回だけでも楽しめるけど、一度では受け止められないほどに、そこに込められている想いの多さを感じる。夏目漱石に関する周辺情報もある程度入っているとより楽しめる作品。

ネタバレBOX

大きな波を意図的に作っていないにもかかわらず、時間の流れがあっという間。気付くとラストまで一気に持っていく運び方がとても上手かった。誰かが突出する訳でもなく一個の作品としての完成度の高さが素晴らしい。

個人的に心掴まれたのは、正岡子規のシーンと、きんのすけのシーン。

正岡子規の空中散歩のあとのラスト「きちんと子供をやらなかったから、お前は今でも子供なんだよ」で刺さった。泣いた。谷賢一に自分の中にある漱石と同じ部分を抉られた感覚だった。

あとは、きんのすけのラスト、漱石と金之助のやりとり。きんのすけ(百花亜希)の涙。心を揺さぶられた。孤独ではなくただ寂しい。その寂寞感で涙が出てきた。百花亜希にはとにかく心を揺さぶられる。しかも、その流れの中で最後に漱石が鏡子に対して「今夜の月は、いつもより綺麗だよ」と来るから涙が止まらなくなった。苦しくてどうにかなるかと思った。

今作は流石のDULL-COLORED POP本公演という部分も満載だった。若林えりが担うオープニングアクトでスムーズに物語を運んでいき要所要所で物語を締める。中村梨那が今迄に観せてきた天真爛漫な姿と全く違う艶っぽい姿で観客を魅了する。堀奈津美が今作おそらく最も難しい20代の鏡子を好演して木下祐子に繋いでいく。塚越健一が抜群の存在感で漱石の人物像をあぶり出していく。百花亜希が劇場内を寂寞感で包み込む。東谷英人がラストのトリックをサラッと観せて綺麗にラストに繋げていく。それぞれに見せ場ばありつつ、全体の調和は崩さないバランス感が流石だった。
忍ブ阿呆ニ死ヌ阿呆

忍ブ阿呆ニ死ヌ阿呆

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/03/11 (水) ~ 2015/03/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

次回、大阪で待ってます♪
初めて観劇させていただきました。
影の存在から見た日本史…、面白い視点で完成度が高い舞台でした。
登場人物全てが繋がり、しっかりと生きた証を残しているような…。
そして、実際にあった(派手でない)忍術の紹介…、逆に真実味がまして、世界観にどっぷりと浸ることが出来ました。
本当に面白い公演でした。お勧めです。

次回は大阪公演もあるとのこと。是非、伺います。

試験管ベビーのくるみ割り人形

試験管ベビーのくるみ割り人形

試験管ベビー

千種文化小劇場(愛知県)

2015/03/27 (金) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

観客をも巻き込む
ちょっと変わった形の千種文化小劇場デビュー!
一番前の真正面に座ったからか、舞台に段があるわけじゃないから、ものすごく身近に感じらた。

手を伸ばせば簡単に役者さんに手が触れられちゃう近さで..............................。
くるみ割り人形だけど踊らないバレエで、観客をも巻き込むこのお芝居。
笑いどころも満載で、面白かった~~~ぁ。

結末は観客の多数決で、ハッピーかアンハッピーかを決めるみたくて、今回はハッピーエンドになりました。
アンハッピーならどんな終わり方をしたんだろうかと、ちょっと気になりましたけどね。

カテゴリーボックス

カテゴリーボックス

9-States

小劇場B1(東京都)

2015/03/26 (木) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

見応えありました
演劇を通じて考えることは楽しい。映像とのコラボにおいても、映像効果以上に、考えるきっかけとしての映像は、演劇に拡がりが出ることを知りました。示唆に富む台詞や身体の動きは素晴らしい。観劇時間が短く感じました。見応えありました。

現役女子中学生アイドル連続失踪事件、他

現役女子中学生アイドル連続失踪事件、他

santacreep

RAFT(東京都)

2015/03/24 (火) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

満足度★★★

両方観劇
やっとこのユニットを観劇できました。
どちらも池亀さんらしい台詞の応酬が際立ちます。
「晴れ~」の方は、誘拐事件の被害者が過去を清算する為
思い切った行動を起こすのですが、当時仲良しな仲間だけで
真剣さに欠けるようなゆるい会話。なんだけどもモジモジと
落としどころを探していくと、ちょっと切ない気分になります。
「現役」~の方は、メネージャーと6人組アイドルの楽屋話
解散ライブの中、サバ読みメンバーと現役中学メンバーの
メンドクサイ会話が飛び交って、マネージャーがいじられっぱなし
その様子がなんとも可愛らしく、結末もそのままイイ話でした。
各65分、見易い時間で近くに時間つぶせる所があれば
何回か通いたいですね。(もう終わってるけど、今後の話です。)

カテゴリーボックス

カテゴリーボックス

9-States

小劇場B1(東京都)

2015/03/26 (木) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

満足度★★★

よかった
よく考えられたお話。意味深い会話を楽しめた。

鑪―たたら (残席僅か)

鑪―たたら (残席僅か)

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2015/03/20 (金) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

相性抜群、心に沁みる芝居に感謝
大好きな大好きな脚本家が、信頼する劇団の芝居を書きおろし、しかも、好きな役者さんが勢ぞろい。演出も、新進気鋭の才能ある方。

ずっと、拝見できる日を楽しみにしていました。

期待通り、早船作品は、今回も、裏切らない佳作。しかも、青年座の熟練役者さん揃い踏みで、笑って泣いて、演劇ファンでいることの喜びをたくさん頂きました。

生まれた時から、演劇世界の家庭で育ったので、あまりファン心理を表に出すことはなく、シャイに過ごして来ましたが、この日ばかりは、思わず、早船さんに、お声を掛けてしまいました。

本当に、長きに亘る演劇ファンとして、早船さんが、演劇に携わって下さったことには、感謝の気持ちで、いっぱいになりました。

また、早船さんと、青年座のタッグに期待したいと、心から思います。

ネタバレBOX

このところ、家族の思いのすれ違いに殊更、敏感なので、開幕すぐから、心が揺さぶられる瞬間が幾度もありました。

山路さんの青年座舞台も久々でしたし、演技派の石母田さんの、ニ役の演じ分けには、心から、賞賛の拍手を送りたい、素晴らしい演技でした。

お二人を始め、山本さん、麻生さん、横堀さん、山崎さん、高橋さん、全員の役者さんが、各々の役に命を吹き込み、舞台上で、生き生きと、存在してくださっていることに、どれほど、演劇ファンとして、喜びを感じたかわかりません。

そして、早船さんという、稀有な才能ある方が、芝居作りを誠実に続けて下さっていることに、ひたすら感謝したい気持ちになりました。

嫌なことだらけの世の中ですが、こうして、熱を持って、舞台を作って下さる、本物の演劇人がいる限り、私は、希望を捨てずに、生きて行けると思いました。

須藤さんの演出も、とてもお茶目で、大好きです。

漠然とした感想になってしまいましたが、それぞれの美点を挙げたら、切りがないので、こういう抽象的な表現になってしまうことをお許し下さい。

とにかく、全ての演劇を愛する方に、ご覧頂きたい秀作でした。
双鱗姫

双鱗姫

PocketSheepS

TACCS1179(東京都)

2015/03/26 (木) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

観返したくなる完成度
前情報から想像していた物語とはずいぶんと違い、すっかり騙され、すっかり楽しまされてしまった。自分が単純なだけかもしれないが、お見事。

脚本の構成がとにかくよくできていて、意表を突く展開ではあるものの、よくある「ほら!予想外だろ!びっくりしたろ!」という押しつけがましさがないのはなんででしょうかね。一番大事な「言われてみれば…」と思える要素が上手にちりばめられてるからかな、と思ってます。
登場人物が多いのが不安だったのですが、個性が強く出ていて、かつ適度にどの人物も接触させて関係を持たせてくれるのでわかりやすい。それぞれの関係性も含めて魅力的です。

タイトルの「双鱗姫」にあたる人物…達、このお二人が凄くよかったです。作中の謎の核心を隠し持たなきゃいけない難しい役どころを、キャラの魅力を損なわずに演じておられました。クライマックスの殺陣も心引き込まれてしまいます。コミカルな長台詞を流れるように語り聞かせてくれる方々など、全体的にまたいつか違う役どころも観てみたいな、という方が多かったです。

個人的には殺陣にSEがついてたら嬉しかった、というのが小さな不満でしたが、とても面白い物語を魅力的な役者さんたちが演じてくださり、目いっぱい楽しむ事ができました。

双鱗姫

双鱗姫

PocketSheepS

TACCS1179(東京都)

2015/03/26 (木) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

いつものやつといえばいつものやつ
ここの持ち味は120分程度で後味よくキレイにまとめる作風だと勝手に思ってたのですが若干変わってきた感じです。
今回、正味135分ほどあって少し長め、かつ結末については、そんな最後まで描くのも野暮ってもんだろと、あえて片付けない部分がすっきりしない。

ついでに例によって劇団メンバーの小泉匠久、阿部晃大の使い方がまだイマイチ。いい意味で垢抜けないと言えなくもないが…。「ポケシらしさ」と「いつものやつ」紙一重でコッチ側にきてしまっている。

いつもの、といえば女性キャストにパンチのきいた人が多く、全体に男性キャストが押され気味…。

決してつまらなくはないんだけどなぁ…基本おもしろくて観る価値があるだけにアラさがしをしてしまうとでも言うべきか。

本当に毎回しつこくて申し訳ないが、いまだにポケシを観るたびどこかに泉亜樹がいるのではないかと探してしまう。そうせずにはいられない何かが彼女にはあった。

ネタバレBOX

ハト!おいこら意外に暴力的な平和の象徴!
出オチ、おふざけ担当かと思ったら、セリフというよりも日本語そのもののリズム感が抜群でダンスもすばらしく美しい。さすが奈々せんせー!

蛟(みずち)が鱗(りん)の別人格というのはちょっと読めなかった。演じてる役者さんのビジュアルからしてまったく違うタイプだったのもあって。実体のないものが物質化して人格を持つ、というのは、言われてみればポケシのお家芸かもしれない。
ユニゾンのシーンは似たような手法自体まったく見たことがないというものではないが完成度高し。

おこうづかわいいよおこうづ
悪い冗談

悪い冗談

アマヤドリ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2015/03/20 (金) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

伝わりにくい
まあ、いいモノ観れたとは、思います。
笑いにダンス、演技も演出も安定感が有りセンスがいいのは相変わらず。
ここのは嵌ると泣けるんだけどなァ。
それが無かった。照明が終始暗いのは苦手。

再生ミセスフィクションズ

再生ミセスフィクションズ

Mrs.fictions

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2015/03/27 (金) ~ 2015/03/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

素敵な4編
「東京へつれてって」以外は初見。中嶋さん描く女性が素敵で、演じる女優が素晴らしい。橘花梨さんが抜群に可愛い。DVD楽しみ!

試験管ベビーのくるみ割り人形

試験管ベビーのくるみ割り人形

試験管ベビー

千種文化小劇場(愛知県)

2015/03/27 (金) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

名作をモチーフに夢いっぱい大展開
ネズミの魔女の呪いで、くるみ割り人形にされてしまった主人公を
元の人間に戻すための苦労話というのは原作通り。
でも、それに試験管ベビーの解釈が加わると、
こんなにも不思議に充ちた愉快な展開になるとは。
現代的かつ独創的なアイデアをちりばめながら、ぐいぐいとラストへ。
さて大団円か、それともアンハッピー?

ネタバレBOX

ネズミの女性軍団がすごい!。
コスチュームもプレイも、
本格SMクラブでもこれほどの迫力はないでしょう。
大胆不敵な発想に敬服。
舞台にしっかり引き込まれました。
悪い冗談

悪い冗談

アマヤドリ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2015/03/20 (金) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

感想としては
特に何も……って感じでした。「裸の時間」というものが何であったか、残念ながら私には掴めなかったけれども、ひとつ感じたのは、この舞台が客を必要としているように見えなかったということですかね。客というのはいつも物語に対して傍観する立場にあるわけですけど、とりわけ今回は「あ、必要とされてないな」と思いました。

結びの庭

結びの庭

森崎事務所M&Oplays

梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)

2015/03/27 (金) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

岩松版サスペンスドラマ
5年前に起こった事件を発端に色々と物語が変化していきます。
サスペンスが主ですが、笑いの要素もいっぱいでとても楽しめました。

ネタバレBOX

詳しくはこちらで。
http://ameblo.jp/sunpack/entry-12007657368.html
野郎歌舞伎 墨堤桜

野郎歌舞伎 墨堤桜

劇団め組

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2015/03/26 (木) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

雰囲気が良かったです
歌舞伎の歴史を、明るく軽く(良い意味で)分かりやすく知る事が出来る舞台でした。コテコテの時代劇という感じではなく、音楽や衣裳に現代的な要素が入っていて、お洒落な感じがしました。役者さん達も楽しそうに演じていて、観客も皆楽しそうで、良い雰囲気の舞台でした。桜の季節にピッタリの素敵な舞台でした。

locus

locus

free line

下北沢タウンホール(東京都)

2015/03/28 (土) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★★


上演時間1時間40分、休憩1回。ジャズとその他のダンスで楽しいつくりになっていて、ダンス公演としては敷居が低い。ダンサーの質も高い。映像のセンスもよかった。とても気に入った公演だ。

カテゴリーボックス

カテゴリーボックス

9-States

小劇場B1(東京都)

2015/03/26 (木) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

沢山感ずるものが・・・。
チケットプレゼント ありがとうございます☆
家族から見捨てられてしまった精神疾患の方たちが集まり 
そこで 仮の家族となる 隔離病棟に家族制度を付けた『インナーハウス』  
『インナーハウスって 本当にあるのかな?』と まず思いました。


その題材が良かったこと、ドキッとひきつけられたし なかなか仕上がり度も高い。
けどちょっと わかりにくかったのと (詳しくはネタばれにて)
飽きっぽい私を 二時間飽きさせなかったのは確かにスゴイ。
けど 個人的には やっぱり長いと思います (笑)


それこそ 性の方向に行きそうなものの
(まあ他人同士が家族になるわけですから)いかないのが特徴的。
話が広がりすぎちゃうのかな。


あと当日パンフは 登場人物が多いので 
役者さんの写真なしでは わかりにくかったです。
後から思ったのは 医者役が無駄に多すぎるということ。
役者さんの個性が埋もれたし 話も余計にわかりにくくなった。
(役者さんの力量の問題ではありません)。

ネタバレBOX

インナーハウスでは 常に『月曜日』なんです。


かれらにとって 時間は止まってるものらしく。
『日曜にピクニック行くよー』→『山にする?海にする??』→『楽しいね!』→『先生今日は何曜日ですか?』→『今日は・・・・・・月曜日です』。
を 繰り返すインナーハウスの人々。
要するにピクニックの日は訪れないのです。


曜日が変わらない事に 誰も気づく事をせず。 
そして 同じ個所で間違えて 同じ個所で同じ突っ込みし それを何度も繰り返す人々。
その事に 誰も気づく事をせず・・・。


その家族の中に 精神疾患者として (当然健常な)医者が数名まぎれている。
そこまでする必要性、というか 人件費をかけすぎて非現実的なのと 
話を盛り上げるためだったのだろうけど 
そのことに意味が そこまでないような気がしました。


始まりが 『まさき兄ちゃんをインナーハウスに入れるか?』家族会議が開かれているけど 
そもそも既にインナーハウスに入ってる人々で会議、ということでして 
みんなインナーハウスに入ってるわけで 
私が解らないだけかもですが  ほかもわかりにくかったです。
2回3回観て 更に楽しめるのかもしれません。


それからお父さん役  体が大きい割に 誰よりも声が通って無かったという(^^;
そのギャップがとても気になったけど もしかしたら体調が悪かったのかもしれませんね。


ミワは多重人格者 シロとクロと合計3人の人格がある。
けど本物のミワの人格が クロだったとは・・・意外な展開で良かった。


そして 熱血医師のうっしーが最後刺されちゃうなんて。
で、うっしーも 精神疾患者としてインナーハウスの人となるという。
その意外な展開も 斬新でした。
院長の名前が出なかったのは そういうことだったのか。


『医師があそこまで言うかな』ってくらいの ドクハラ発言の医師よっちゃん。
あの人は本当に医師だったのか? 微妙に怪しい設定。


アフロの方 演技良かったです。
家族との面会シーン 最後突き放されちゃうところ とても悲しかったけど 
あれが現実なのだろうなと思います。


私が一番気になったのは、精神疾患の方たちが 症状がどう考えても軽い方たちばかり、ということです。
隔離病棟どころか 精神科に入院さえ出来ないくらいの程度の人たち、でないかと。
重い鉄のドアの音以外は 閉鎖病棟感ゼロだと思います。


それから 劇団9-Statesさんとは関係ないけれど。
具合が悪くなられたお客さん:気になるくらいの音量でちょいちょい隣の人と話しだすお客さん:携帯バイブとはいえ ブーブー数回鳴らしてるお客さん・・・。
ほかの公演では 起こらないような事が 多々起こったように感じました。 


意外な展開やオチに驚かされたし テーマは良かったし 
良いところはあったので・・・ 再演を見てみたい気がします。
公演では色々考えさせられました ありがとうございます。
スーサイド・イズ・ペインレス

スーサイド・イズ・ペインレス

(劇)ヤリナゲ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/03/25 (水) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

じわじわ
いろんな挿話を演じ終わるたびに 役柄がシャッフルされ、とくに恋人役は 複数の女優が代わる代わる演じるので 観てる側のイメージづけをその都度崩される。あえてイメージを固定しない、させない。そういえばオープニングでそれを示唆するような演出があったなあ。

なんとなく 置いてきぼりにされたようなラストは 乱暴な気もするが、結局「スーサイド イズ…」って何なの って詰め寄りたい気もするが、劇中の笑いも、気持ちいいってところも逆にイライラするところも あとからじわじわくる

『蝶ゲンボウ』(チョウゲンボウ)

『蝶ゲンボウ』(チョウゲンボウ)

ひげ太夫

テアトルBONBON(東京都)

2015/03/24 (火) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

組体操の見事さ…話は深い
単に組体操という演出の素晴らしさだけではなく、脚本も観応えある内容になっている。

やはり組体操の演出について書かなければならないだろう。河、ジャングル、城など、あらゆる形あるもの、見えるものを体現させる技術は素晴らしい。そして、その情景・情感も表す表現力の巧みさ...舞台上、ほとんど休みなく動き続ける体力と集中力(これが切れたら危ない)には脱帽する。

ストーリーは勧善懲悪であるが、その展開は凝っているが面白く、大人も子供も楽しめるものになっている。劇場には多くの子供も来ており、その演出の珍しさだけではなく、内容も楽しんでいるように見受けられた。

確かな冒険活劇であり、娯楽性に富んでいるから約2時間...その圧倒的な見世物(好い意味)を楽しめる。

次回公演も期待しております。

カテゴリーボックス

カテゴリーボックス

9-States

小劇場B1(東京都)

2015/03/26 (木) ~ 2015/03/29 (日)公演終了

満足度★★★★

物語が立ち上がり…(Bエリア)
閉鎖病棟の人間(家族)関係が進まず、堂々巡りをしながら出口が見えない不気味な雰囲気が立ち上がってくる。苛立ち、孤独、悲しみ…色々な感情が入り混じった閉じられた世界感がよく現れていた。
やはり、Bエリア の方が観劇するには適していたと思う。Aエリアに比べ幅広空間(床パネル2枚分、約60~80㌢)は大きく影響していると思う。

ネタバレBOX

芝居において、人間の目は左右の動きには即応できるが、遠近に対しては反応が鈍くなった(自分だけかもしれないが)。その意味では Bエリア の方が観やすかった。まず、役者の動きも舞台奥から現れて Bエリア に並ぶようにして演技する。一方、Aエリア からは、奥行きのある演技を観ることができるが、その動線が一直線上にあるようで変化に乏しい。また舞台セットのソファーがBエリア に面して置いてあることから、Aエリア からは父親(ほとんど腰掛けている)は他の役者の人影で見えないことが多い(特にAエリア下手側:大型モニターが見やすい側)。 
演技の動きにも少し工夫が必要であると思った。

次回公演も楽しみにしております。

このページのQRコードです。

拡大