
ハコシキ
喜劇団 ロックドルーム
荻窪小劇場(東京都)
2015/04/10 (金) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
満足度★★★
ひねりの効いた作品
箱を題材にしたショートショート。
色々なタイプのお話があるので、何かしら好みの作品が見つかるのでは無いかと思います。
同音異義語を使った作品は何パターンもあって、
どれもが日本語ならではといった脚本で面白かったです。
すれ違いもの、勘違いものはアンジャッシュのコントを彷彿とさせるような作風でした。
私が観た回では、一番ウケていたのはクイズのお話だったと思います。
ラストが典型的なパラドックスになっていて、上手い!と思わず感嘆。
個人的には箱男が好みでした。
オチへの持って行き方がうまいと感じました。
その後、別のお話ともちょいちょいリンクしているのも良かったです。

温羅の千年~もう一つの桃太郎伝説~
演劇集団ザ・ブロードキャストショウ(SABカンパニー)
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2015/04/10 (金) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
迫力のある舞台でした♪
前作の「想い出のグリーングラス」とは打って変わって、迫力のある舞台でした。
この劇団さんのこういう舞台の方が好きかも♪
水を巡っていがみ合う「農民(吉備大国)」と「鉄民(温羅・うら)」。
でも、お互い惹かれ合う、吉備大国領主の息子「タケ留」と、温羅宰領の娘「五十鈴」。
そして、吉備と温羅を戦わせ、双方を滅亡に追いやろうと暗躍する大和朝廷の鎮西府将軍タタラ。
タタラの策略によって、愛し合う「タケ留」と「五十鈴」はお互いが戦うことに…。
それぞれの家を、国を守るため!
この内容だけで、ハラハラドキドキしてしまいます。
月組を観劇しましたが、五十鈴役「Chee」さん魅力的でした。
朱児役「井路端」さん献身さが伝わってきました。
憎き悪役のカナチ役「椎名」さんもタタラへの献身?忠誠?良かったです。
そして最後の結末…、かなり寂しいです、、、
が、、、
いろは歌に託された温羅たちの悲しい思いが、今、明かされる。
もう一つの桃太郎伝説。
見応え有りました♪

上田ダイゴ×早川丈二(MousePiece-ree)トークライブ
上田ダイゴトークライブ
デジタルカフェ-スクリプト-(大阪府)
2015/04/08 (水) ~ 2015/04/08 (水)公演終了
満足度★★★
アダルト(笑)
今回のゲストは、客演先ではとってもクールで渋いカッコいい役で派手かつ華やかな舞台に呼ばれることの多い。
でもホームでは、お下品かつお馬鹿な芝居で、その落差が激しいことこの上ない早川さん。
トークの内容は…主に後者の色が濃く出たものでした(笑)
やあ、もうねぇ、語られた内容、書けやしないよ!
下ネタ率、軽く九割は超えてたと思う。
それがなんだかアリな空気なのが、早川さんの人徳なのか…。
つられてダイゴさんのアレヤコレヤまで聞けちゃうっていう。
ビール片手に語られたトークは、伊達じゃありませんでした(笑)

広島に原爆を落とす日
松竹
サンシャイン劇場(東京都)
2015/04/14 (火) ~ 2015/04/23 (木)公演終了
満足度★★★★★
アイドル芝居と侮るなかれ
昼夜両方観ました。4/1北千住のプレビュー公演に続いて2,3回目の鑑賞です。内容云々よりただただ主役の戸塚くんが美しい、華がある!冒頭で"頭で考えるな、感じろ"というような注意があるのですが、その通り素直になにも考えずに観ることが正解なのだと思います。前作、前々作と比べると、舞台美術や照明の使い方が豪華で効果的です。阿南さんの発声が特に素晴らしいので、サンシャイン劇場規模だったらマイクなしでやって欲しいです。

土砂降りぶりっこ
ピヨピヨレボリューション
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2015/04/14 (火) ~ 2015/04/19 (日)公演終了
満足度★★★★
元気な旗揚げ公演。
童話のような世界の物語を生演奏に歌とダンスを織り込み。
ミュージカルとまでは堅苦しくないポップな局長が程よく楽しい。
ディズニー映画っぽい感覚な前半と、後半のゆるいイベント
この2つが合わせてピヨピヨレボリューションって事なんで
毎回、違った組み合わせが観れる楽しみがありますね。
前半の舞台は単純だけど主演の東さんの一生懸命さが
STORYと重なって、なかなか感動的でハッピーな作品でした。
右手さんの人柄が反映されてると感じましたよ、見易いです。
H27.4.29 やっとTB完了

愛しきは
劇団 きみのため
テアトルBONBON(東京都)
2015/04/15 (水) ~ 2015/04/19 (日)公演終了
満足度★★★★
微妙な...
1945年7月から1948年頃までの戦中・戦後の動乱期の庶民生活...長屋住まいの名入れ(提灯)職人一家と隣家で大家の画家の日々の暮らしを描いた話。舞台セットは、上手に画家の家(アトリエ風)と下手に職人一家の土間と畳部屋・押入れが作られている。この舞台セットは見事であるが、脚本・演出には...

愛しきは
劇団 きみのため
テアトルBONBON(東京都)
2015/04/15 (水) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

ベター・ハーフ
ニッポン放送/サードステージ
本多劇場(東京都)
2015/04/03 (金) ~ 2015/04/20 (月)公演終了
満足度★★★
なんか浅くて一方的かな。。。
う~ん、ほんとに普通というか。。
ひと昔前のトレンディードラマのような・・・、
浅くて一方的というか。。。
わざわざ下北沢で観る舞台でもなかったかなぁ。
まあ、でも演出とか面白いし物語も分かりやすいし、
役者さんも上手いし
舞台はじめてな感じのひとには良いかも。
まあ、こちらが求めすぎたのかな。

頭の鉢
張ち切れパンダ
OFF OFFシアター(東京都)
2015/04/08 (水) ~ 2015/04/13 (月)公演終了
満足度★★★★
リアルに切ない。。
途中から薄々あれはあれなんだろうなぁ……
っていうのが分かってきて、
物語の流れも終わりも薄々読めるのだけど
読めるから泣けてくるというか。。
まぁ、あれの使い方が贅沢で上手かったし、
ラストも良かったし、リアルに切なかったです。
ベタなんだけど、ひとの気持の動きを
しっかり押さえてるからか、
泣きながら楽しく観させていただきました。はい。

我々のある風景
Dr.MaDBOY
インディペンデントシアターOji(東京都)
2015/04/09 (木) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
満足度★★★
もうひと捻りあった方が・・・。
好きなタイプの舞台ではあるけど、
どうせここまでやるのなら、
もっと分からない方へ、
もうひと捻り持って行った方が、個人的には好きかなぁ。
良い雰囲気の役者さんが多くて、
お芝居については楽しめました。

大失敗。
モモンガ・コンプレックス
JMSアステールプラザ 多目的スタジオ(広島県)
2015/03/21 (土) ~ 2015/03/22 (日)公演終了
満足度★★★★
ネガティヴをエネルギーに。。。
ネガティヴなエネルギーを、
ダンスパフォーマンスにして、
楽しましてくれるあたりが、
自分の性に合っててすごく楽しめました。
音楽の使い方も面白くて、楽しめるツボもたくさんです。
こういうのは好きです。

パパ、アイ・ラブ・ユー!
ラフィングライブ
博品館劇場(東京都)
2015/04/15 (水) ~ 2015/04/20 (月)公演終了
満足度★★★★
豪華
1年ほど前に劇場チラシで知った時から楽しみにしてました。
大好きなレイ・クーニーを野坂実さんが演出!出演が山寺さんはじめ豪華なキャスト。
「パパ、アイ・ラブ・ユー!」は過去に加藤健一事務所とあかぺら倶楽部での講演を見ていますが、野坂流演出に笑い通しでした。
初日につきもののトラブルはありましたが充分に素敵なステージでした。
役者一人一人のキャラが立ち見事でした。

追憶のアリラン【ご来場ありがとうございました!】
劇団チョコレートケーキ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2015/04/09 (木) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

誰も見たことのない場所2015
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2015/03/13 (金) ~ 2015/03/19 (木)公演終了
ドキュメンタリーの力
まさにその力をまざまざと見せつけられた。それは自殺に関わる様々な人々に取材した生の言葉をそのまま伝えてくれたこと。そのため、普段ニュースで聞く「自殺」というもののぼんやりとした輪郭をこれでもかという程くっきりと浮かび上がらせて見せてくれたこと。さらに役者陣が彼らの感情を丁寧に追い説得力ある演技力で見せてくれたこと。私には演劇作品というよりほぼドキュメンタリーという印象である。新しい演劇の一ジャンルとして新鮮ではあったがフィクションである一般的な芝居と並列的に:評価することはできないので星は付けないこととする。
少々気になった点を付け加える。途中、妊婦が二人登場したがこのシーンは何を意味していたのか。死に対する生命の誕生を描いた、にしては短いシーンだった。バーベキューのシーンは肉を焼く臭いが舞台の雰囲気に合わない気がした。

追憶のアリラン【ご来場ありがとうございました!】
劇団チョコレートケーキ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2015/04/09 (木) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

劇団だるめしあん「あの子の飴玉」 劇団きらら「ぼくの、おばさん」
劇団だるめしあん
インディペンデントシアターOji(東京都)
2015/04/15 (水) ~ 2015/04/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
「あの子の飴玉」を拝見
フライヤーが、実に良く今作の雰囲気を表している。隋所に笑いを鏤めながらも、観客の過去の個人的体験に、どこかで必ず向き合わせるだけの内実を持った作品。お薦めである。(追記後送)おまけ:2団体の共演であるが、一つの団体を観た半券を持ってゆくと、もう一団体も割引料金で観ることができる。

石のような水
映画美学校
アトリエ春風舎(東京都)
2015/04/10 (金) ~ 2015/04/12 (日)公演終了
満足度★★★★
俳優修練の成果と言える。
2013年F/Tで初演された松田正隆氏の書下し+松本雄吉(維新派)演出の‘鳴り物入り’舞台を観ていたので、何やら難解だった芝居をもう一度見返したさで観劇に臨んだ。きっと背伸びした舞台に違いないが、問題はその度合い・・と期待不安半々だったが、大作に挑んだ力作であった。(但し、二度目がちょうど良い、とは言えるか。)
開演すぐ。丁寧な作りに素朴に驚く。俳優は手練の風格さえ。松田正隆の「間」「行間」に語らせる会話がきちんと辿られ、詩的というか哲学的、網羅的?な戯曲の世界がじわじわと立ち上がる快感に浸った。こんなに判りやすい話だったろうか?というくらい幾つかの男女関係の顛末に終始していると言えば終始した「メロドラマ」。だが記しておきたいのは舞台に立ち上がっていた、この架空世界の空気、匂い、色、終末観に近いそれらだ。交わされる言葉の中に意味ありげな哲学的な問いが紛れているが、会話は成立していてその関係の中から出て来た言葉に感じさせている。だから「難解」なのかも知れない。
登場人物はそれぞれの関係でのエピソードを抱えながら、どこかで接点を持って繋がっており、その接点も含めて全体が、社会の断面として見えるようである。その社会とは、近未来、あるいは遠未来か・・ある事象が謎を投げかけているものの、モードは殆ど現代。「どこか、こことは別の世界」への憧憬よりも、「今」を映し出そうとする強い衝動からの、SF的設定と感じる。
・・隕石の墜落によって出来た巨大な穴=ゾーンという立入禁止区域があり、ここに入ると死者に会える事があるという。ゾーンへの案内人が存在し、つてを辿って時々、ゾーンに入りたいと依頼者が来る。案内人は親から子へ受け継がれるものらしく、秘められた仕事のようで公然と行なわれている風ではない・・というのがその設定。二人の依頼者がゾーンへ入って行くエピソードも進行し、哲学的な<?>がこの劇を色濃く染めて行く。人物皆そうだが、特に中心的人物の一人であるマイナーラジオ番組のDJの女性の謎めいた性質が、場面を追うごとに徐々に妖しさを放っていく。『惑星ソラリス』(タルコフスキーと聞いて思い出した)と、言われてみれば通底するようだ確かに。心地よさは反芻したくなる。よく仕上げたと思う。

劇団だるめしあん「あの子の飴玉」 劇団きらら「ぼくの、おばさん」
劇団だるめしあん
インディペンデントシアターOji(東京都)
2015/04/15 (水) ~ 2015/04/19 (日)公演終了
満足度★★★★
あの子の飴玉
現代日本におけるジェンダーポリティクスを会話劇として再現。このテーマにおいて、今後一つの基準となる作品だろう。まぁ笑って泣いて身にもつまされての軽快なコメディなので、身構えて観る必要はないけれど。

プリズムが砕けて、青
ブルーノプロデュース
STスポット(神奈川県)
2015/03/27 (金) ~ 2015/03/30 (月)公演終了
満足度★★★★
従来の手法+αで進化
従来の手法に映像、照明、音響などを附加することによる厚み・深み、ひいては観客の想像(や考察?)の余地が広がった印象。
こういうスタイルの場合、どんな創り方をするのだろう?などと考えながら観ていたりもして。

宴
たすいち
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2015/04/15 (水) ~ 2015/04/19 (日)公演終了
満足度★★★
Bを観劇
チケットプレゼント ありがとうございます☆
プレゼントとはいえ すみませんが正直に感想を書かせて頂きます。(_)。
客層がほとんどが 20代前半と異様に若いこと。
チケットも休日は早めに売れ切れたし、平日も残り少ない。
何か見所があるのかなって思いました。
私のBは短編四本の100分
平日昼は「県大会バーション」それに足してゲストを呼んだりするらしく。
千秋楽は 一日イベントみたいです。
確かに 濃かったり 魅力のある役者さんが目立ちますよね ☆
ただ私は ストーリーのほうは好みじゃなかったかな。
とはいえ 他の方書かれてるよう 幸不幸ミスマッチは確かに良かった。
後半に一部厳しい事を書かせて頂きましたが あの永渕さんの演技は 見もの ☆
劇団のスタンスがわからないのでアレですが
『役者自身が楽しんでお客をひきつける』
『お客にとにかく喜んでほしい』
こちらの劇団は 前者の考えが強かった気がします。
だからドタバタしすぎて お祭りみたいなイメージだし。
(もちろん それが楽しめる人はよいのですが)。
舞台そでで 公演中なのにドタドタ音が目立っていたり
(たいしてセット使わないはずなのに不思議)。
暗転シーンでも 完全に暗くならなくて
役者がうっすらどこにいるか見えていたりしていたのでは。
(それって基本的なことなのでは)。