最新の観てきた!クチコミ一覧

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GOLD BANGBANG!!

GOLD BANGBANG!!

壱劇屋

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2015/04/17 (金) ~ 2015/04/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

とても楽しかったです!
壱劇屋さんの舞台を初めて観劇したのですがとても素晴らしかったです!音楽の選曲も最高で160分間笑いが絶えず、逆再生の場面では開いた口がふさがらない程びっくりしました!キャストの方の汗が飛ぶのが見えるところは小劇場ならではなのかなと思いました!
前説やカーテンコールもあって観客をすごい楽しませてくれました!

職業「嘘つき」

職業「嘘つき」

Pudding☆Ring

遊空間がざびぃ(東京都)

2015/04/14 (火) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

満足度★★★

楽しいが、さらに進化して…
タイトルからして、心魂を揺さぶる内容でないことは、容易に想像がつく。そのかわり、誰にもわかりやすく楽しめる芝居である。
当日パンフに「偽り」は、人の為と書き、その行為には色々あるようなことが記されていたが、やはり「嘘」をつくと虚しいと…。漢字の旁(つくり)遊びはここまで。

しかし、この公演は堂々と嘘(裏)家業をしている。その実態は…。

ネタバレBOX

地元密着の何でも相談、そして犬の散歩まで引き受ける何でも屋を標榜する表家業。その一方、AVの押売り通販、振込詐欺のような悪徳裏家業をしている。そんな事務所に、ほぼ同時期に2件の大金を手に入れる格好の依頼が舞い込む。さらに、その事務所でバイトしたい女子大生の面接、社長の元彼氏が現れ、ドタバタ騒動が起きる。
シチュエーションの妙、キャストのオーバーアクションによる笑い、とにかく観客を楽しませようという演出・演技が観て取れる。
出来れば、ストーリー展開がもう少しスムーズ(2つの依頼の関連付が強引)のようであり、もう一工夫あると面白かったと思う。
また、社長が元警察官で裏家業とは…出来れば、そのあたりの事情を膨らませて、元同僚(巡査部長間近)との関係も説明して欲しかった。
まぁ、あまり細かいことを言っても不粋か。なにしろコメディなのだから、難しく考えず楽しんだほうが得だろう。

次回公演も楽しみにしております。
さよなら、三上くん

さよなら、三上くん

monophonic orchestra

APOCシアター(東京都)

2015/04/15 (水) ~ 2015/04/22 (水)公演終了

満足度★★★★★

望郷編鑑賞。笑った!感動した!!/約90分
 持ち前の真面目さと強すぎる正義感が災いし、心に深い傷を負ってしまったある人物を主人公とする学園ドラマ。

 お客さんの多くは主人公の身になってこの劇を観、主人公と同じように心をヒリつかせ、最後には主人公と同様、熱い思いに身を貫かれたのではないだろうか?

 なぜなら、人として生きている以上、程度の差はあれ誰しもが真面目であり、その真面目さゆえにバカを見たり、つらい思いをした経験が必ずやあるに違いなく、主人公の抱えるトラウマを他人事とは思えないはずだからだ。

 かく言う私もそうした経験には事欠かず、主人公に自分を重ねて身につまされる思いで本作を鑑賞し、最後には目頭が熱くなるのを抑えきれなかった。


 ただし、感動を与えるだけにとどまらず、感動を妨げないよう周到に配慮しながらコミカルなシーンを随所にちりばめ、ドッカンドッカン笑いを取っているのも本作の凄いところ。
 
 オモシロは単独ではオモシロたりえず、連鎖しないと笑いを生まないが、本作ではオモシロがきちんと打線を成しており、その打線が火を吹いて大量点をさらっている印象。

 作・演出家のコメディー作家としての資質を強く感じた。

 本作の作・演出家はまだそういうものを手がけてはいないはずだが、純コメディーに挑んでも佳作を生み出すのではないだろうか?


 役者では、繊細な演技で主人公を演じた某俳優さんはもとより、元気かつ安定した演技で座を引き締めていた森崎健吾さん、確かな演技でヘンテコ女子になりきっていた今井瑞さんに力を感じた。

ネタバレBOX

 ある事にブチ切れてヤケを起こした男子生徒がややもすると階段に落ちかねない危険な場所に立ち、他の生徒がハンパなくパニクるシーンには死ぬほど笑いました。
 あのシーンの尋常ならざる騒々しさを演出するのはなかなかに大変だったのではないでしょうか?
【ありがとうございました!】朗読劇 西加奈子短編作品【舟の街/炎上する君】

【ありがとうございました!】朗読劇 西加奈子短編作品【舟の街/炎上する君】

ユニットマミカ

black A(東京都)

2015/04/18 (土) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

満足度★★★★

言語表現について
素直なユニットである。こういう言い方をするのは、軽蔑では無い。褒め言葉である。

ネタバレBOX

何故ならキチンと世の中を観ようとする人間にとって現在は、知識人が太平洋戦争に向かうに当たり、日本近代の趨勢に対して、一面真っ当な嘘をついていた戦前とは異なり、完全な戯画であるからだ。その戯画性たるや、批評性の一切を欠き、本質ではなく、プロパガンダとしての言説を“根拠”と看做し、直前に指摘したような位相を金科玉条として喧伝しているからだ。安倍、そして自民党の殆どを占める下司共、及び政教分離のできない公明党の権力欲に凝り固まった、これまた殆どの糞共、恥じを知るがいい。
短編二編の朗読劇だが、“船の街”について先ず記そう。言葉の生成している場所が浅いという印象を受けた。イマジネーションで作り込んでいる部分にも詳細なメンタリティーがついてきて初めて作品はリアル感覚で捉えうるものとなるが、それがないことが明らかなのだ。そえrが原因で、役者は、テキストに本質的に出会えない。謂わば、記号としての言語に肉体が対峙する形になってしまうので、ギャップを埋める術がないのだ。最後は、猫街であることが知れるのだが、猫は、このイメージほどふわふわした存在ではないし、厳しい現実を生きつつ、余裕があるように見えるからこそ、素敵な動物なのではないか? 彼らが命懸けで生きている事実は、怪我をした時に決して頼るべき人間を間違えないことによっても知れる。冷徹な目があってこその余裕であることを忘れてはなるまい。そこに、甘ったれた記号など入る隙間はないのだ。言葉と存在の出会いとは、本来命懸けのものである。即ち、言葉にならぬものを表現する為に命を削るのが、言語による表現者という存在なのである。この作家は、言葉は単なる記号には置き換えられないことを知るべきだろう。
 次は“炎上する君”についてである。こちらを後に持ってきたのは正解である。何故なら言語表現は突き詰めれば、相聞と辞世に尽きるだろうからである。今作は相聞に入るが、言う迄も無く、女性は恋愛のプロである。その女性が、恋に最も縁遠いと周囲から思われて来た親友女性2人が、初めて恋をした。そのめくるめく魂の飛躍を現実にはあり得ない踝から下が燃える男というキャラを発明することで表しているのだ。既に指摘したように、言葉にならないものを表現する為にこそ、言語による表現者は命を削るのであり、その現れが、足の燃える男となって結実しているのであるから、物語としての必然性がある。それ故に普遍性にも結び付く。その証拠に、彼の視線は、女性を性の為の玩具や商品として見るものではなく、一人の人間として性差の区別なく真っ直ぐ見る目である、という点に集約されている。その男が、現れる街が高円寺であるという点でも、東京中の街の中で、都市伝説が自然に広がる雰囲気を持った街区の選定として適確なものを感じる。また、女性二人が銭湯大好きというのも、高円寺に関わりがあろう。自分も大好きな銭湯、小杉湯があるのは、高円寺だからだ。
 今作に関しては、役者達の演技も水を得た魚のような良い演技である。
ワム

ワム

劇団異空間

スタジオ☆異空間(愛知県)

2015/04/18 (土) ~ 2015/04/26 (日)公演終了

満足度★★

無声から始まり......
どこにあるのか迷った会場も今回で2度目、もう会場には慣れました。
でも今日は椅子席が少なくて...................。
運よく椅子席を確保できたんでよかったんですけど(^^)v

劇団異空間 第77回公演『ワム ~オムニバスでお送りする、心温まる3物語~』まずは...............

①『雪の降る夜に』
無声映画ならず、無声芝居!?
メロディとお芝居だけの..........................。
でもとても感じが伝わってきました。
無声でもちゃんとセリフは言ってるんですかね???
言ってないと感情は出ないか~ぁ。
こないだ観た手話の舞台も無声の部分があったりしたけど、こちらの無声もなかなかいい感じでした。
かえって無声の方が、ジ~ンときたりして(^^ゞ

②『お客様は神様です!』
女将同士のけんか、真相はそれだったんですね。
同じことを繰り返しちゃ~ダメ.........って!?

③『Memory』
ストーリー的にはわかってるんだけど、ホロリときました。
大切な人を思うっていうことが、こないだ観た「きっと、星のせいじゃない。」とか「博士と彼女のセオリー」などの映画を思い出しました。

GOLD BANGBANG!!

GOLD BANGBANG!!

壱劇屋

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2015/04/17 (金) ~ 2015/04/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

楽しかった!
所々にちりばめられるギャグ(?)にクスッとしてしまい、観劇中に思い出し笑いしてしまいました。

ネタバレBOX

薔薇の貴公子となっていたあの方
まさかあの様な…
良い意味での裏切りで
今まで見た事ないキャラだったので
とても魅力的でした。
素敵に華麗なターンに目が釘付けです!
職業「嘘つき」

職業「嘘つき」

Pudding☆Ring

遊空間がざびぃ(東京都)

2015/04/14 (火) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

満足度★★★

更に勉強が必要
 表は便利屋、裏は詐欺師集団。社長以下僅か3人の三ッ矢商事。

ネタバレBOX

表で入る仕事と言えば、買い物、犬の散歩など殆ど金にならない仕事ばかりだが、裏では口から出まかせで振り込め詐欺まがいのことをこなして生計を立てている。社員の神田は、さつきの暮らした町にあった近所の駄菓子屋のお兄ちゃん、花村は、AVか何かに出ていた弱みを握られているようだ。社長のさつきは、元警官で、仕事はできるが母に捨てられたことがトラウマとなり、優しく言葉を掛けられると男に貢いでしまうという弱みを持つ。
 この事務所に大学新聞部の部長を務める北村が、働かせてくれ、と頼み込んでくるが、無論、やっている裏稼業が裏稼業なので雇う訳にはゆかない。だが、神田が、社長と間違えられ、その気になったこともあり、北村は強引に事務所にコネをつけようとした。結果、一応、翌日面接ということになったが、彼女は、どうやら、何かを探っている模様。社員の目を盗んで書類等に目を通し、裏稼業を見抜いてしまう。面接結果は当然のことながら不採用。
 一方、事務所にはトンデモナイ依頼が舞い込んでいた。母を殺してくれ、と母娘、村松雪子・翔子が依頼して来たのである。報酬は1千万。ほぼ同時期、癌に罹ったヤクザの組長、安達が、幼馴染を描いた絵を探してくれと頼みに来る。こちらの依頼も報酬は1千万。
 ところで、この事務所には出入りしている人間が何人か居る。さつきの親友で警官の薫、隣のビルの電器屋、サブロー、そして、最近、さつきの元カレ坂本が借金をする為、結婚詐欺として現れた。一応、担保として絵を1枚置いていったのではあるが。更に、殺されたい母そっくりの会社社長、鈴木 花子。彼女は、三ッ矢商事の仕掛けた詐欺の被害者なのだが。
 詐欺については、北村が駅前で、三ッ矢商事の実態を記したチラシを撒いて人々の注意を喚起するという事態が起こり、このチラシをサブローが入手して事務所に持ち込んだ。ここから、今作は面白くなってくる。ホントのことがバレそうになった所でさつきは辻褄合わせの嘘を考え出し、実行に移すのだ。而も、それが、実現してしまうことで、三ッ矢商事の実態はバレずに済み、北村は薫に警察署で事情を聞かれることになり、死にたがっていた村松 雪子とは実家が貧しかった為養子に出され、その後音信の途絶えていた鈴木 花子の妹であり、而も、この二人こそ、安達が探していた幼馴染であることが判明した。更に、坂本が持ち込んだ絵は、安達のおじ、岡本が無名時代に描いた姉妹と安達3人の肖像画であった。
 難を言えば、中盤後半迄は、わざとらしく作り過ぎ。また、北村が、三ッ矢商事の実態をバラしたのは、就職面接で落とされたことへの腹いせということになっているが、落とされる前から、資料を漁っていたので、矛盾が生じている。この辺り、シナリオは、注意を払うべきだろう。
 演技に関しては、スタニスラフスキーの演技論をキチンと学んでおいた方が良かろう。
ザ・ボイスアクター アニメーション&オンライン (再演)

ザ・ボイスアクター アニメーション&オンライン (再演)

劇団6番シード

新宿村LIVE(東京都)

2015/04/15 (水) ~ 2015/04/21 (火)公演終了

満足度★★★★

【オンライン編】すすり泣き止まらず。
オンライン編は、6C宇田川さんの演じる大御所声優・御子柴が主人公。
大御所に対して飛んでくる無茶な要求を、いかに乗り越えていくか!というのが大筋。

宇田川さんと栗生さんの関係性に何回泣いたか分からない!!!
声優という職業へのこだわりやプライドも胸が熱くなります。
涙は拭けるけれど、鼻水はかめないから、ずっと鼻をすすって泣いていました。周囲の方ごめんなさい。。。
でも、あちこちからも聞こえていたね。

宇田川さんの演技は勿論、"声優"として演じた5つの声色が素晴らしい。
6番シード、もっと見たいです。

GOLD BANGBANG!!

GOLD BANGBANG!!

壱劇屋

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2015/04/17 (金) ~ 2015/04/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

とにかく楽しかったです!
壱劇屋さんの舞台ははじめてだったんですが、楽しめました( *´•ω•`*)/
衣装や小道具はかわいいし、曲もすごくよかったです!!
何回みても楽しめる舞台だと思いました!

『桜姫―歌ヒ鳴ク雉ノ行方』

『桜姫―歌ヒ鳴ク雉ノ行方』

エイチエムピー・シアターカンパニー(一般社団法人HMP)

ウイングフィールド(大阪府)

2015/04/14 (火) ~ 2015/04/26 (日)公演終了

満足度★★★★

歌舞伎って凄い♪
初のエイチエムピー・シアターカンパニーさん。
「キジも鳴かずば撃たれまい」…なるほど、という内容♪
今回、歌舞伎「桜姫東文章」と大阪の「長柄の橋の人柱伝説」を結びつけた新作でしたが、昔も今も日本の芸能って凄いなぁ、と改めて再認識しました。
人の情を描いたら、日本って凄いですね…♪
面白かったです。

追憶のアリラン【ご来場ありがとうございました!】

追憶のアリラン【ご来場ありがとうございました!】

劇団チョコレートケーキ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2015/04/09 (木) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

満足度★★

ラストが泣ける
最後が非常に良かったです。涙が出て来ました。

恐らく、実話っぽい話しだったり、
階級が重要視されて居たり、

男性だったら関心の高い話なのだろと感じました。

殆どの人が、高い評価をして居て、満足度をそろえないとイケないのかな?
そう思いつつ、ちょっと長かったので次に期待します。

ネタバレBOX

前半は、昔を懐かしむシーン

中盤は、朝鮮人のごちゃごちゃ

この辺りで、1時間半
(半分でも、十分だったかなぁ~)

最後は、未だに傷の癒えない男

そんな、流れでした。

最後のまとめ方は非常に泣けました。
タイムズ

タイムズ

極東退屈道場

座・高円寺1(東京都)

2015/04/17 (金) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

満足度★★★★

2001年宇宙の旅
実は壮大なドラマ。2001年宇宙の旅を思い出した。

Heavenly Drop ~全ては物語~

Heavenly Drop ~全ては物語~

BIG MOUTH CHICKEN

ブディストホール(東京都)

2015/04/16 (木) ~ 2015/04/21 (火)公演終了

満足度★★★★

ステージ狭し
若さ溢れるステキなステージでした。ややせつないけど、ほのぼのハッピーエンドもいいですね。登場人物の衣装も超個性的で、視覚的に楽しい要素満載。

ゆうれいを踏んだ

ゆうれいを踏んだ

突劇金魚

アトリエS-pace(大阪府)

2015/04/16 (木) ~ 2015/04/21 (火)公演終了

満足度★★★★★

いかん、感想が長くなる・・・
今年は観劇の当たり年のようで3月までに今年のmyトップ5に入ると確信している印象的な舞台がすでに2つあったのだが、今週末でまた増えた。こうなるとトップ5の確信もゆらぎ年末恒例のmyトップ10を選びも例年よりさらに苦戦しそうな嬉しい悲鳴をあげてる始末。そう、突劇金魚さんの「ゆうれいを踏んだ」も相当に面白かったのだ。あまり予備知識を持って観劇に臨みたくない私は歴史モノ以外は極力チラシを読まない。一旦好きになった劇団さんのはタイトルさえも意識せず観に行ったりする。で、今回、おばあちゃんの背中の見せ方に魅せられ、で、「ゆうれいを踏んだ」時点でハッとタイトルを思い出し、そこから物語に引き込まれる。何で頭に?何で淡路島?・・・何での連続が心地良くってたまりませんでした。いつも独特の世界観を見せてくれる突金さんですが、今回は地に足のついた感じで不思議ながらもリアリティあり。役者については、片桐槇和子さん、山田まさゆきさんの素晴らしさはさておき、サリngROCKさんのオジサマ俳優の起用の仕方に感心。「富豪タイフーン」での井田さんしかり、今回の殿村さんも、「えっ!」ですわ。ステキ。有北さんのおばあさん役良かった。とにかく面白かったと言いたい!

GOLD BANGBANG!!

GOLD BANGBANG!!

壱劇屋

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2015/04/17 (金) ~ 2015/04/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

最高
ピースピット版は観てないけど 楽しかった 時折 惑星ピスタチオを思い出すような セリフまわし 懐かしくなりました 公演は明日のラスト1回なので まだの人はぜひ見て下さい!6月 8月の公演も楽しみです!

パ・ド・ドゥ

パ・ド・ドゥ

Amrita Style

小劇場 楽園(東京都)

2015/04/18 (土) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

満足度★★★★

魅力的な戯曲
勉強不足で知らなかったのだが、この「パ・ド・ドゥ」は、知る人ぞ知る戯曲のようで、色々な方が上演しているようだ。

拘留中の元妻と元夫の弁護士、二人の会話劇。
なるほど、魅力的な戯曲である。

交わされる二人の言葉の真意は、どこにあるのか・・・、目が、耳が離せない。
やりとりに引き込まれてしまう。

違う演出、役者の「パ・ド・ドゥ」も観てみたい。

悪いやつは大体トモダチ以上恋人未満

悪いやつは大体トモダチ以上恋人未満

劇団献身

シアター711(東京都)

2015/04/15 (水) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

満足度★★

うーん
ごめんなさい、どうも私にはノリが合いませんでした。
好みのコメディでは無かったです。
ツボにはまればかなり笑えるのかも。
(ただ、私の観た回は周りもそんなにウケている感じには見えませんでした)

物語的には、子供時代のエピソードから繋がるラストシーンはとても良かったと思います。
可動式の衝立?を使って舞台の半分、1/4と見える範囲を場面場面でダイナミックに変える演出は色々な見せ方が出来ていて良かったです。


なんとなくですが、
ごっつ系コントのダウンタウン、オードリー(の春日さん)、ドリフ、陣内智則さん
なんかが頭をチラつきました。
なので、私にはお笑いライブのような印象を受けました。

ネタバレBOX

お見合いで殺造のモノローグに入り込むネタが一番面白かった。

・約束を思い出して花を咲かせる殺造
・誕生日プレゼントに贈ったUSB→アメイジング・グレイス
のくだりはとても印象に残りました。

客弄り+アドリブの場面、うまく行けば面白いのでしょうけど
私が観た回は大やけどしていたように見えました。
(客を舞台に上げようとしていた?けど客側が拒否していたように見えた)
正直、かなり微妙な空気になってました。






[memo]
殺造(ころぞう)はモリカワ(後に星組のヤクザに)に引き取られる。
ぴぃちゃんの両親は事故死。
 →骨を木の下に埋めてから花が咲かなくなった
 →大人になったら殺造が花を咲かせると約束
 →姉はモリカワに借金を返すため身体を売る

ぴぃちゃんはヤクザが嫌い。極道より王道。
殺造が極道の人間だとバレる。
 → カタギになって戻ってくるのを木の下で待ってる。

星組は借金で没落。大喜利組が新宿を支配。
 → 殺造はカタギに。ぴぃちゃの元に向かうがどこにも居ない。
大喜利組はPRX(サイボーグ)とミサイルを手に入れる。
新宿は悪い奴らで溢れる。
殺造は姉と再会。ぴぃちゃんは死亡していた
 →PRXとなったぴぃちゃんと再会
 →ヤフオクで10円?で売られていたのを姉が買った。

大阪に遷都。
大喜利組がミサイルを歌舞伎町に発射、死の灰が降る。
ゴリラは忍者。

約束を思い出した殺造は能力で花を咲かせる。
遅れた郵便物が殺造の元に届く
 → 荷物はUSBメモリ。ぴぃちゃんの背中に刺す(USB端子が背中にある)
 → アメイジング・グレイスが流れる(歌う)
 → 殺造への誕生日プレゼント
Sの背骨

Sの背骨

劇団B級遊撃隊

姫池052スタジオ(愛知県)

2015/04/10 (金) ~ 2015/04/12 (日)公演終了

満足度★★★★

Sの語りが深い・・・
 戯曲そのものは研究生用のリメイクということで、本来は演技の方にフォーカスされるべきなんでしょうが、私にとっては初見なので一応触れておきます。"S"の存在自体がすごい衝撃的で、それ書いちゃったら、即ネタばれという恐ろしいキャストですね。
 でも別に出オチに留まるというわけではなく、以降の要所の語りが深くて、それが真髄でしょうから見応えありました。おバカキャラで周りを固めているので、そのギャップも楽しかったです。
  総じてですが、全然、研究生公演って感じしませんでしたね、良い意味で。楽しませてもらいました~。

ネタバレBOX

 で、本筋のキャストの方で注目したのはお二人。
 やはり"S"役の梅宮さんのハマりっぷりが素晴らしい。謎生物振りは見事で率直に飼いたいと思った(笑)既に劇団員とのことですが初出演ということで、今後期待大。
 垣本さんは市民演劇「愛・かきつばた姫」以来、名古屋の演劇界に本格的に出てくるのを秘かに心待ちにしていたくらいなので、話の筋とは別にずっと注目してました。序盤で死んだ(?)時は落胆しましたが(笑)、後半にも活躍があって安堵。全般に暗い話の中、彼女独特の多彩な(どちらかというとコミカルな)表情演技が活きるシーンがあって良かったです。
GOLD BANGBANG!!

GOLD BANGBANG!!

壱劇屋

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2015/04/17 (金) ~ 2015/04/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

すごく楽しかった!
人間の体が舞台狭しと動き踊り回り、ほとばしる汗を見てるだけでこんなに楽しく嬉しい気持ちになれるとは!圧巻でした。ピースピット版は見てないので比べようもないけれど壱劇屋さんの色はしっかりと出ていたと思います。今の壱劇屋さんだからやれる今しかできない作品になってたかと。何より理屈抜きで面白かった!作品を支えるアンサンブル含め役者全員が一丸となって表現するとこういう伝わり方をするのですね。続くヨーロッパ企画、sundayのも楽しみ~ 小劇場の作品は再演されることが少ないです。こういう形での再演はありです。好企画です。

見ズ溜マリニ映ル青空ハキレイデ。

見ズ溜マリニ映ル青空ハキレイデ。

訳アリ24畳

サブテレニアン(東京都)

2015/04/17 (金) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

満足度★★★★

得した感じ…観応えあった
まず、客席反対側に本が平積してあり、作者なる人物がキャスト一人ひとりに本を渡しながら役柄(例えば、軍人、絵本など)を指定する。この段階でインプロかと思った。しかし、実際は異空間による並行展開する物語であり、それは観応えがあった。ただ印象としては教訓的すぎたこと、同じ場面の繰り返しがあるようなので、その場面の必要性についてもう少し説明が欲しかった。そして一番気になったのは…。

ネタバレBOX

物語の進行役が二人いるように感じた。つまり、物語の作者と物語の中の図書(館)がストーリーテラーのようで、現実と本の中(夢幻、幻想)の世界観の区別が曖昧になり、覚醒してから本公演のテーマなり主張にインパクトがなくなった。既に本の中で語られてしまったかのようだ。

本の中での話が前提である。そして、自分は誰か、何をしたいのか、あの日(時)に戻りたい、もっと自由で楽しいことがある、など人間か持っている願望が紡ぎ出される。しかし、隣の芝居は…の喩えのように実際は目の前の幸せを見つめていない、感じていない。そのことを認識しないから過ちをする。
本の中(内容)は変わらず、いつもハッピーエンドである。しかし、本の主人公はいつもと違い、もっと自由を望む。しかし、現実は厳しく本の中が恋しくなる。本を介して、その中の登場人物と読者(現実)の思いの違いが語られる。人間の内面・願望と現実との対比を見事に描き出した公演であった。
総じて若い役者陣であるが熱演であった。ただ台詞について、大声を張り上げているような場面もあり、一考が必要だと思われた(特にSEと被った時など)。

次回公演も楽しみにしております。

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