
僕は父のプロポーズの言葉を知らない
劇団フルタ丸
小劇場B1(東京都)
2015/05/27 (水) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しめました。
随所に笑いが散りばめられていて、とても楽しめました。
父のプロポーズの言葉なんて、男だとどうでも良いことを、それぞれの息子たちの想像なのか、はたまた真実なのか分からなくなるような物語仕立てで、それぞれの父と母の物語に引き込まれました。
ただ、教員を父に持つ主人公が何故、父を憎んでいたのか、折り合いが悪かったのかが今ひとつ合点がいかなかったので、最後のシーンの意味がわかりにくかったです。
それと、プロポーズの山場でお嫁さんの名前を間違えちゃったアクシデント。それはそれで、生演技、ライブの醍醐味で楽しめましたが、DVD撮影していたようなので、そっちで使えるのかどうか心配になっちゃいました。(^_^;)

海の夫人
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2015/05/13 (水) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★
歴史は繰り返すか?
揺れるエリーダの心を、麻実れいが好演していた。イプセンは本当に女性の苦悩を描くのがうまいと思う。ヴァンゲル夫妻の対峙する場面の合間には脇役たちのコミカルな言動が挟まれ、コントラストも面白かった。
疑問だったのはポレッテの選択。彼女もまたいつか義母のように自由を希求するのだろうか?

Re・BIRTH-南総里見八犬伝異聞-【完結編】
super Actors team The funny face of a pirate ship 快賊船
ブディストホール(東京都)
2015/05/27 (水) ~ 2015/06/02 (火)公演終了

死んだらさすがに愛しく思え
MCR
ザ・スズナリ(東京都)
2015/05/29 (金) ~ 2015/06/02 (火)公演終了
満足度★★★
白ジャージ
久々に白ジャージの人観たわ。結婚生活うまくいってんのかな。
とりあえず、マイケル・ルーカーより川島君の方が芝居うまいね。

爛れ、至る。
elePHANTMoon
こまばアゴラ劇場(東京都)
2015/05/21 (木) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
elePHANTMoon『爛れ、至る。』観劇
SMクラブに通い死に至った男の陰を追うようにM街道に落ちて行く主人公。映画『ニンフォマニアック』みたくSの方がいろんな道具用意したり気遣いに溢れてる(笑)物語性はほぼ排除、ワンカット長回し=体感時間。鞭打たれてるとき俺は何考えてた?
M男たちのオフ(素)状態の雑談に悲哀やユーモア、変態の「平熱の品」が感じられていい。劇団史的にSMという方向性で振り切った特殊な作品で、映像もやってるマキタカズオミくんがプレイに「カットをかけない」って構造自体がSMに近い神の視点。神様に向けてやる行為こそが背徳であり至高である訳で。
もちろん題材が題材なのでひとは選ぶしR1@でいうとどれくらいかはわかりませんが。笑。興味が湧いた方は是非。

40minutes VOL2
TABACCHI
スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)
2015/05/27 (水) ~ 2015/05/30 (土)公演終了
満足度★★★
振れ幅が大きすぎて
前の団体の作品の余韻や見直しをするまもなく転換と次の団体が始まってしまったので、アタマの切り替えができなかった。
ホントは笑うべきところなのだろうけれど、初見の団体さんだと戸惑う。
イベントとしては面白かったけれど、正直言って疲れた。

爛れ、至る。
elePHANTMoon
こまばアゴラ劇場(東京都)
2015/05/21 (木) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★
俳優は大変だ
舞台で行われている行為は、目を覆いたくなるし、刺激的だし、痛いのだが、その中に想像出来る箇所がひとつもないと、時間と共に痛くも痒くもなくなってしまうという舞台であった。
観客は想像力を求めているのだよ。
あのリアル舞台と言われていたポツドールは、想像力の塊だから、リアルと言われていたのになぁ~。

仲直りするために果物を
城山羊の会
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2015/05/29 (金) ~ 2015/06/07 (日)公演終了

アルカディアの夏~日付のない部屋~
三日月バビロン
ザムザ阿佐谷(東京都)
2015/05/29 (金) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
繊細な力強さにあふれた良作
期待を裏切らないオンリーワンの作品世界。櫻木バビさんの脚本のもつ繊細な力強さにあふれた良作。
作り込みが丁寧な劇団さんなので、どうなるの?これは何なの?とはらはらして観ていても、ラストにはちゃんと心地よい暖かさが待っている。何度か拝見した作品は、全ての謎が解明したときに鳥肌が立つような思いがしたのですが、今回はネタバレが(この劇団さんにしては)早め。でもそれが、主演の木原さん演じるルウ少年の複雑に揺れる心情にピントを絞ってくれて、周囲の人々との関係や個性が際立ったと思う。

夢ばかり
真紅組
HEP HALL(大阪府)
2015/05/22 (金) ~ 2015/05/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
カランカラン いらっしゃいませ・・・ Cafe 丸テーブルと カウンター 茶わん蒸し
カランカラン いらっしゃいませ・・・
舞台セットはCafe 丸テーブル カウンター
二階は部屋 ウェルカムCafeの看板
15年の短い大正 大阪の町 テンポ リズムがいい 隙間なく詰められたネタ カフェに集まる人たち 皆どこかで逃げている人達が集まる。 伯爵の御嬢さんが加わる、皆が自分を見つめるように前向きになって行く 観終わって勇気が出た、面白かった。

いつも眠るまえに
Pityman
インディペンデントシアターOji(東京都)
2015/05/27 (水) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
重いけど観てほしい
内容が不透明で宣伝美術とのギャップが大きいことが多々ありますが、本作もそうした作劇の一つ。
重いんだけど見ごたえあるので、沢山の人に観てほしい。
いい女優さんばかり。

僕は父のプロポーズの言葉を知らない
劇団フルタ丸
小劇場B1(東京都)
2015/05/27 (水) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★
ゆる~い感じで上手い
その切り口の独自性と家族的温もり-
この劇団のテイストが好きで、★五つ付けたいところだが、途中緩過ぎてしまった箇所もあったので、・・・。
今が旬と言おうか、いい年代の役者さんが揃った大好きな劇団です。

カナリヤ【追加公演決定!3日19時】
日本のラジオ
新宿眼科画廊(東京都)
2015/05/29 (金) ~ 2015/06/03 (水)公演終了
満足度★★★★
無題1497(15-185)
20:00の回(雨)。
19:26受付、開場。入口手前側(4列)と右壁側(2列)のL字座席。長方形、縦長の舞台、奥に机と椅子が置かれていて右(奥)の席がお薦め。
机の上には折り紙、本が数冊あって「ひかりのて」「在宅修行読本」「超自我のひみつ」などの「関連本」、黄色い冊子は特製パンフレット、下には古新聞、壁には団体のシンボルマークらしき図柄(大きなもの1枚、A4のものが壁にそって横一列に。
「ユメミルヘヤ 他3篇(2012/5@RAFT)」からで4作目です。受付は「ツヤマジケン」で三澤さんとジャージ(上下)組だった西山さん。田中さんは髪が短くなり不思議な少年のような印象。
90年代半ばの某教団を想起させる設定、最初は穏やかに終盤は惨劇を思わせる展開になるものの、どこで進む道が変わったのかはわからず、それとも初めからそうだったのか。
19:46田中さん椅子に座り折り紙を手に取る、19:49前説(屋代さん)、20:00開演~21:19終演。
それにしても「60-51-48-33-12-0」という配列は何だろう...。
高山さん「犯行予告(2013/12@サブテレニアン)」、蓮根さん「「キスミー・イエローママ(2014/8@OFFOFF)」。

40minutes VOL2
TABACCHI
スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)
2015/05/27 (水) ~ 2015/05/30 (土)公演終了
満足度★★★★★
イベント的にはペケ
InnocentSphere★4.5
口字ック ★4.5
とてもクオリティが高く素晴らしかった。
でも、運営的に盛り上げるのが下手だな、と。
取り敢えず客前にポンと提示してみせただけといった印象でコンペ色が希薄。

Without you No life
ラチェットレンチF
シアター風姿花伝(東京都)
2015/05/27 (水) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
良いんじゃないの
初見の劇団。前評判も高かったことから期待して行ったが,期待は裏切られなかった。シリアス成分多め,良いんじゃないの。好きだなぁ,こういう作風。上演時間2時間,途切れることなく,楽しむことができました。開場時間,開始時間もほぼ守られているのも好印象。この劇団,次回も期待して観てみようかな。

リア
座・高円寺
座・高円寺1(東京都)
2015/05/22 (金) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
シンプルだからこそ、浮かび上がる
暗い荒野を彷徨うリア王、道化、そして影の三人・・・・リア王の姿、あり様がくっきりと浮かび上がる演出と3人の役者さんの存在感が見事です。
あれだけ色んな人物の思惑やら、策略やらが絡み合う物語も、リア王ひとりにしぼると、この状況を招いたのはまさに彼自身と言うことが、よくわかります。
リア王を演じた渡辺美佐子さんの呆けた王様、その心に一番理解と哀れみを持った道化の田中壮太郎氏、影の植村潤さんはリアの心にいる姫たちになったり、リア王の心の闇でしょうか・・・不気味について回ります。
3人のバランスも面白い舞台でした。

Without you No life
ラチェットレンチF
シアター風姿花伝(東京都)
2015/05/27 (水) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★
「火曜サスペンス劇場」
“過去・現在の入り乱れるハイスピード・カットバック”ということなので、
ついていけるか、ちょっと心配でしたが、なんとかついていけました(たぶん)。
“ラチェットレンチお得意の・・・”と謳っているだけあって、クオリティが高く、
とても面白かった。
この作品を、私なりに一言で表すなら「火曜サスペンス劇場」。。。

ミュージカル『レ・ミゼラブル』
東宝
帝国劇場(東京都)
2015/04/13 (月) ~ 2015/06/01 (月)公演終了
満足度★★★★
新演出版初見
念願の海宝マリウスに会いたくて、新演出になってからの初観劇でした。
噂には聞いていましたが、これほどに変化しているとは、驚きでした。
何より、セットのリアル感に度胆を抜かれました。
まるで、ディズニーランドの、アトラクションセットのよう。
スタッフ技術も、並大抵ではなく、生の演劇だと忘れるぐらい、映画のような、リアルなシーンが続きました。
でも、これまででも、複雑な人間関係や歴史的背景が、スピーディに語られて、わかりにくかったのが、更に加速してストーリーが展開するので、初見の観客には、理解が難しいのではと感じました。
また、セットが、リアルになった分、奥行きがある舞台構造になって、席によっては、死角が発生しそうに思いました。
舞台も、常に暗いので、後ろの席だと、キャストを認識し辛そうにも、思います。
一番残念なのは、アンサンブルの方達の為所が極端に少なくなってしまった点。他のミュージカル作品と違って、「レミゼラブル」だけは、アンサンブルにも、各人の名前があって、役の人生を体現できるシーンが、随所にあったのに…。
でも、とにかく、この作品の持てる力には、やはり圧倒されます。
海宝マリウス、上山アンジョルラス、知念ファンテーヌ、笹本エポニーヌ、皆さん、溌剌と演じていらして、素敵でした。

夢みるあの子はまだおうちでロンリーガール。
なかないで、毒きのこちゃん
高円寺FIZZ(東京都)
2015/05/29 (金) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
鳥皮ささみ、おそろしい子(笑)
強烈なキャラ合戦に始まり、思わぬ方向に展開して迎えるラストは「ガンバレ、負けるな!」だったりもして。
まさしく「イマの鳥皮ささみをまざまざと」見せていただいた感じ。
ラスト2曲の使い方も巧いんだよなぁ、アッパレ!
(文中敬称略ご容赦)

劇団そとばこまちトリビュート企画 vol.1
劇団そとばこまち
劇団そとばこまちアトリエ 十三 BlackBoxx(大阪府)
2015/05/20 (水) ~ 2015/05/25 (月)公演終了
満足度★★★★
会話劇、結構好きです♪
『打つ手なし』を観劇させていただきました。
結構、伏線を張り巡らせた会話劇。
「なるほど、なるほど」と、とっても楽しく拝見できました。
今回は若手育成のため、名作のお力を借りて、実力アップとの事、若手の方のいろんなキャラクタが合わさり、面白かったです。
公演終了後も、プラス100+α円で、ダンスや歌や座談会、とっても楽しめました。