最新の観てきた!クチコミ一覧

84761-84780件 / 191533件中
Dance in Asia 2015

Dance in Asia 2015

Nibroll

STスポット(神奈川県)

2015/07/24 (金) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★


決して良し悪しではないが、前半の身体ひとつでの表現のほうが好きだ。出演者がもっとばらければ通し券で全回鑑賞していたところ。

紫陽花の下に死体は眠る

紫陽花の下に死体は眠る

惑星☆クリプトン

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2015/07/22 (水) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★

役者の力量がものを言った熱演
26日午後、池袋のシアターグリーンで上演された惑星クリプトンVOL.1『紫陽花の下に死体は眠る』を観てきた。これは、知人の若林美保が出演していた関係からである。

ある日、睡眠薬を飲まされてある場所に集められた、賢司と、彼と関わり合いを持つ(母親、隣人、恋人、幼なじみ、同僚など)者合計10人。人間関係を壊す事がウリのとある会社のゲームに何者かが申し込んで集められたらしいのだが、集められた場所の周りには死体の埋まった場所に咲くという美しい紫陽花が。そう、集められた10人に課せられたのは、勝者が1人になるまで続けられる金魚すくいによって勝敗を決める殺人ゲームだった。
ゲーム進行に合わせるように個々の抱える賢司に対する本心告白や、誰が10人をこのゲームに引き込んだのかの黒幕探しが。1人、また1人と集められた人間が死んでいく中、賢司の恋人である京子が賢司の幼なじみである和也を好きになり、賢司と別れたくてこのゲームに応募したことを暴露。そうか、このゲームを主催した黒幕は彼女だったのか・・・・、と思いきや、実はそんな彼女の浮気を察した賢司本人が最初にこのゲームに応募した本当の黒幕で、結果勝者となって1人生き延びたのであった。

集められた10人の基準が、名前にKが付くことと、過去に賢司を傷つけたことのあることというのも、なかなか凝っている。が、この舞台の見せ場は死ぬ間際に見せる本心の告白シーンだろう。ここに個々の役者の力量が問われた。そんな中で出色のシーンを演じたのは、幼なじみ和也を演じた大対源(賢司の彼女の浮気相手でもある)、母親(過去に同じような殺人ゲームに夫婦で参加し勝者となった経験を持つ)・恵子を演じた若林美保、そして賢司の恋人京子を演じた徳永梓の3人であった。
とは言え、総じて粒の揃った役者がよく集まったなぁと感心させられるぶたいであったことは確か。KARAふるというユニットが担当した主題歌もなかなか印象的だった。

この惑星クリプトンという団体、公演ごとにメンバーを集めるシステムをとっているらしい。人選さえ間違わなければ、高い水準の舞台公演を続けていくことが出来るだろう。今後の活動に期待したい。

《満員御礼》雑種 晴姿

《満員御礼》雑種 晴姿

あやめ十八番

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2015/07/22 (水) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★

みてきた
よさげな感じでしたけど、1時間くらいで時間が気になりだしました。

花園Z

花園Z

20歳の国

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2015/05/21 (木) ~ 2015/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

両バージョンとも
両バージョンとも斉藤マッチュが格好良くてチョット狡いぐらいだった。賞をとった童貞バージョンよりも、新作の不良バージョンの方が好み。ドロップアウトしていく事にも、色んな理由があって人それぞれが切ない感じが青春だった。岡野康弘は、高校生には見えないが、雰囲気は流石。嫌味で生意気なクセに憎めなという役柄がいつも確りハマる小林樹も印象的。広い舞台でのパス回しによる場面転換は斬新。

七人のふたり

七人のふたり

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2015/05/22 (金) ~ 2015/06/02 (火)公演終了

満足度★★★★

クロムらしくはあった
ここ何作かの中では、一番笑える作りになっていた。特に、演出家って何?で遣り取りするくだりには爆笑した。終盤はいつものクロムモリブデンらしく、よく分からないカオスな展開に呑み込まれていくのがまた心地良い。森下亮が帰ってきてこれぞクロムっていう感じが凄く良かった。ただ、その代わりと言ってはなんだが、他のメンバーが結構な人数不在だった事と葛木英があまり効いていなかった事がちょっと不満。

「アル・タルフ」- 獅子の一瞥 -

「アル・タルフ」- 獅子の一瞥 -

劇団ギルド

ART THEATER 上野小劇場(東京都)

2015/07/25 (土) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★

アル・タルフ…にしてほしくない!
多重構成と多面的表現の公演は面白かったが、その観せ方にもっとメリハリがあれば良かった。そうすれば当日パンフ「3人の女優ありきからスタートしたエンターテイメント」の新作は理解出来ただろう。
さらに、劇団解散を謳いあげたことを冒頭に記述しているから誤解しやすいが、作・演出の高谷信之 氏の自伝的な戯曲の上演を検討しているらしい。1960年に多感な年頃であった氏は、当時の事、思いを軸にした作品を書き上げている。しかし今は、カルペ・ディエム(今宵は愉快に飲み歌おう)に舵を限りなく左舷に切った、と書いている。
その思いと若い役者への期待感は伝わった。

ネタバレBOX

アル・タルフ…アラビア語で「終わり」を意味する。しかし現在、1960年当時(安保闘争)をリアルに知る方に劇団を解散してほしくない。

公演は、タップダンスから始まるが、構成は劇中劇である。正確には劇中の稽古を観せているが、始めからなのか、途中で登場した女優からのシーンなのか判然としない。既に実生活に観えた(始め)時から芝居だったと思うが、フリップを持ち出すなど芝居(稽古)シーンらしくない。状況や台詞でしっかり説明できていると、最後の虚実(劇中劇)の落差があって印象的だったと思う。

多重構成とはもちろん、劇中劇(稽古)として観せていること。またテーマ性は特に無いとあったが、最後に女優陣が”獅子の一瞥”について高唱する件では、獅子の”左”肩を温めてじっと様子を窺う姿が見える。
多面的とは、個々の女優の観せ方である。タップダンスで魅了したmaimiさん、中盤から登場した佐藤好さんは従順な妹役から豹変していく演技力、北村りさ さんは圧倒的な存在感を示した。それぞれの特徴を現した芝居であったこと。

公演としては、何を観せ訴えようとしたのかが不明瞭になったのが残念である。最後の獅子の一瞥に込めたセリフ?または唱和?こそしっかり伝わる内容にしてほしかった。

次回公演「‘60~18ロクレイ、イチハチ」も楽しみにしております。
from ABSOLUTE ZERO 絶対零度より

from ABSOLUTE ZERO 絶対零度より

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2015/07/20 (月) ~ 2015/07/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1543(15-231)
16:00の回(晴、猛暑)。

15:40会場着、受付(時間ができたので当日券で)、15:53開場、16:06開演~17:08終演、17:20トーク終了。

2回目で、佐東さん、勅使川原さんのソロの後に(本公演で初めて)お二人のデュエット。

静止...微動...無限の動きがいつものように楽曲と明暗(影)とを伴い独特の静謐さを醸し出しています。

ゆっくりと振り向く佐東さん、夜道で出会ったら腰を抜かしそう。


彼らの敵

彼らの敵

ミナモザ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2015/07/25 (土) ~ 2015/08/04 (火)公演終了

満足度★★★★★

ドキュメンタリー演劇っていい!
物事にはいくつもの真実がある。

リアル過ぎます。目前で、その事件がおこっていると錯覚してしまうような臨場感。客席から立ち上がって、違うんだ、おかしいだろ、なにやってんだ と飛び込んていきたくなる、そんな舞台でした。
みんなそこに生きている。こんな劇空間ってみたことない。

アイスコーヒーも蕎麦もすべて本物、観客を芝居の世界と冷めさせることのない仕掛け。
TV、映画では決して味わえない、今起こっている出来事を隠れて見ているようなワクワク感。汁をすする音も汗も飛んできました。

そこに存在している一人の人間として苦しみを共有し、胸が熱くなりました。

2年経っても色褪せないテーマ。再演でも役者の鮮度も落ちない、名作・名舞台でした。

修羅と薔薇

修羅と薔薇

多摩美術大学映像演劇学科3年表現ⅡAコース

多摩美術大学 上野毛キャンパス 演劇スタジオ(東京都)

2015/07/26 (日) ~ 2015/07/27 (月)公演終了

無題1542(15-230)
13:00の回(晴、猛暑)

12:20会場着、中庭の木陰で少し待ち、12:28受付、12:31開場、スタッフの方が「奥から詰めて...」と言っていますが、チケットにも「全席自由」と書かれているし、開演間近には追加席を出すのであれば、少なくとも開場後しばらくは「自由」に座らせればいいのにと思いました。

正門を入るとパンフレットを渡され、この2日間は「2015年度前期Field Trial」A~Cコースの発表会、作品展のようです。

此処は初めて、舞台は六角形を半分にしたようなカタチでモノトーン、左右対象のデザイン、パンフによると役者さん17名、(たぶん)みなさん初めて、「映像デザイン」としてお名前が載っている古澤さんは下北沢で一人芝居の超快作を観ました。

13:03開演~14:09終演。

なんとも不可思議な作品。導入部分の「事件」と後半とが結びつかず、何が何だかわからないまま終わりました。

勢いがあるのは買うとしても、聴き取りにくいアジテーション(ところどころ差別用語が含まれるのはなぜ?欠かせない理由がわかりませんでした)が空回りしているようにみえました。「演劇」という形式にとらわれる必要はないけど、わからない1時間はそれなりに厳しい。

「革命アイドル暴走ちゃん」もむちゃくちゃだけど、徹頭徹尾、突き抜けていると思います。

終演後、相当疲れているだろうに炎天下で並んで見送る姿、好感。

水槽【ご来場誠にありがとうございました。次回は12月】

水槽【ご来場誠にありがとうございました。次回は12月】

シアターノーチラス

新宿眼科画廊(東京都)

2015/07/24 (金) ~ 2015/07/29 (水)公演終了

満足度★★★★★

無理が自然
水槽の中を行き交う関係性の綾を繊細に表現。水中で時間の感覚が怪しくなったよう。あらゆることを呑み込んで本能的に時を止めた母の、呆けたようでいて鋭い底の知れなさが怖い。夏の暑い日の鼻を衝く焦げたような一瞬、意識と無意識のすべてが奇跡的に噛み合ってしまったような煌めき、あってないような虚ろを思い描いて脳が少し痺れた。

紫陽花の下に死体は眠る

紫陽花の下に死体は眠る

惑星☆クリプトン

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2015/07/22 (水) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★

千秋楽、お疲れさまでした
チケット頂きまして有難うございました
主役の名前が自分と同じだったこともあり、また、以前4月に観劇した舞台に出演されていた加藤ユカさんがいたこともあり、観劇も楽しめました!
舞台名が舞台の中でもっと強調されてもよかったのではと思いました
そうすると、ストーリーがもっと映えたかも?しれません

彼らの敵

彼らの敵

ミナモザ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2015/07/25 (土) ~ 2015/08/04 (火)公演終了

満足度★★★★

見失った何かを見つけたい
何かを見失ってどうしていいのか、黙ってしまうような世の中で、瀬戸山さんの戯曲は、その何かを探すヒントをくれるようだ。
今回の舞台は、週刊誌メディアの「売らんかな」取材をテーマにしているが、少しの想像力を働かせれば、どんな仕事、生活でも人を傷つけなくてすむというささやかな「教訓」をさりげなく指し示してくれている。

そう、少しの想像力。それが僕たちが今、失っている何かなのではないか。

LAST SMILE  ラストスマイル

LAST SMILE ラストスマイル

ENG

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/07/22 (水) ~ 2015/07/27 (月)公演終了

満足度★★★★

納得のストーリー
かなり評判がよく、期待しながらの観劇。
折り返しで多少の疲れは見えたものの、それでもともかく舞台が楽しいのだ!という気持ちに溢れた舞台で見ていて幸せになりました。
夢のような話。だけど、それだっていいじゃないか。
そんな風に、思うカーテンコールでした。

殺陣が美しい役者さんも多く見ていてとてもうっとりしました。
日常や仕事にくたびれた人に、という宣伝通り。ほっと息をつくような、おっしゃここからやりますか!と言いたくなるようなお芝居でした。

鏡花×劇 草迷宮

鏡花×劇 草迷宮

遊戯空間

梅若能楽堂学院会館(東京都)

2015/07/25 (土) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

貴重な経験でした
鏡花を能楽堂でみると、芝居小屋よりも様式美の皮を被って、また新たな姿が観れて貴重な経験でした。能楽堂の照明があれほど演出できるのか驚きでした。チェロや太鼓、尺八も特徴的でした。役者さんも見応えありました。新たな『草迷宮』になってました。

LAST SMILE  ラストスマイル

LAST SMILE ラストスマイル

ENG

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/07/22 (水) ~ 2015/07/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

ラストスマイル空チーム観劇
今日もラススマの世界観に魅了されて観劇して来ました!
回を重ねるごとにチームの輪が結束されて来ました!
空チーム(o^^o)
オープニングからのダンス、そしてアクションシーン
所々にお笑いを取り混ぜて会場全体がラススマの世界観に
どっぷりはまってました!これが、再演される理由かも
しれない素晴らしい舞台でした!

おどり場のトギ

おどり場のトギ

劇団ヒラガナ( )

シアター風姿花伝(東京都)

2015/07/23 (木) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しい
話の展開が早くて理解するのが大変だけど
楽しかった。

農業少女/2001人芝居

農業少女/2001人芝居

MacGuffins

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2015/07/23 (木) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

農業少女
暑さを吹きとばしてくれるほどの爽快感。確かな演技力と笑い。
とても素晴らしい!

先にコメントしていた方の教え通り、サイドの席は避けて座りました。(はずかしいから)

四遊記/スマイリー☆赤丸/あずま山の夏

四遊記/スマイリー☆赤丸/あずま山の夏

骸骨ストリッパー

ひつじ座(東京都)

2015/07/22 (水) ~ 2015/07/28 (火)公演終了

満足度★★★

あずま山の夏見てきました
前回のゾンビアフターで大ハマりしたので今回もみに来ました
あずま山の夏は劇団員さんメインではなかったですがいいお話で感動した〜
メイン陣、正直目が泳いでたりまだまだな所はありますがこれからに期待ですね

イチエフ・プレイズ

イチエフ・プレイズ

ワンツーワークス

ザ・ポケット(東京都)

2015/07/17 (金) ~ 2015/07/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

ジレンマジレンマを拝見
2011.3.12による大人災は、無論現在も我々の日常生活、生命を破壊し続けている。(追記後送)

ネタバレBOX

 エートスプロジェクトを始めとする原子力推進国際マフィアと追随する「日本政府」らの好い加減なプロパガンダと御用学者達の内部被ばくを予めネグレクトするデータ操作等の欺瞞を越えて、その欺瞞の在り様を国権の発動として調査する1年後の調査官と保安検査官との会話を中心に展開するAの部屋、噂によって大打撃を受けた地場産業を代表して農協職員と仲買い、農民と市場動向と商取引の間で行われる詐欺行為を通して産業界の苦境と実情、そして消費者心理を問い掛け、訴えかけるBの部屋、そして、地震・津波と原発災害という複合災害により避難させられ家具財産付き空き家同然となった人家へ忍び込み、盗みを働いた法学部上級生2人の窃盗と被災者支援の落差等々を描くCの部屋。
 同一舞台上で演じる役者の座る位置で、其々の部屋を表すと共に、演ずる時刻をずらして効果的にF1事故によって齎された社会的状況を俯瞰する。元ジャーナリストの古城 十忍さんらしい合理的で社会的な視座の作品である。
 原発事故の悲惨は、にっちもさっちもゆかないアンヴィヴァレンツを至る所で生み出すことにある。今作では間接的に描かれている、人災事故後の対応についても事故を収束さえようとすれば、必ず被曝しなければならないなどもその典型例である。
水槽【ご来場誠にありがとうございました。次回は12月】

水槽【ご来場誠にありがとうございました。次回は12月】

シアターノーチラス

新宿眼科画廊(東京都)

2015/07/24 (金) ~ 2015/07/29 (水)公演終了

満足度★★★★

堪能
今回を含めてこの8年、毎年、長女さやかの夫、一成の経営する海辺のレストランの夏季営業に合わせて、オープニングスタンバイを兼ねた家族旅行をしている一家が、今年も例年の行事になったこのレストランへ行く準備をする姿が描かれる。

ネタバレBOX


ところで一つ、この家族には、特徴がある。兎に角、一昨年迄口より早く手が動いた暴力敵な父が、レストラン裏手の庭から、車椅子に乗ったまま海に落ちて亡くなっているにも拘わらず、アルツハイマーを発症した母が、その死を受け入れられないので、全員で父が生きていることを演じている。その点だけが、異様な家族なのだ。
レストラン裏手は、坂になっており坂を下ると申し訳程度の柵を施した崖があり、その下は、無論、海である。亡き父は、一昨年、車椅子に乗るようになってから、急に生気を失い、当時は既に食も殆ど無く、口もきかなくなっていたが、時々、氷を口に含ませてやると喜んで嚥下していた。その為、末娘のゆいが、魔法瓶に氷を詰めたものを持参し、氷のかけらを取り出しては父の口に含ませていたのだが、事件当日は、皆、レストランの片付けに追われ、父の所在は片付けの足手まといになる為、長男、正文が、麦わら帽子を被せて裏庭に父を出したのだった。無論、車椅子のストッパーは掛けておいた。にも拘わらず、父は皆の気付かぬ間に海へ落ちて亡くなった。地元消防団や警察が協力して遺体を引き揚げたが、警察は、誰かが何らかの理由でストッパーを外したのではないかと疑い、全員を被疑者と見做して質問をした。結局、事故として処理されたものの、親族間で未だに、実は殺人なのではないか? との疑義が渦巻いている。そんな状況下での今年の出発準備である。
この劇団の上手さは、このようなシチュエイションを提示しておいて、ずっと事故なのか、殺人なのかを分からぬようにしたまま、その緊張を維持して話を進めてゆく点である。途中、一成とゆいの不倫を匂わせるなど、ポツリ、ポツリと示唆的な事象を出して怪しさを増加させつつ、ひょいと以下のような挿話を入れて更に不気味な雰囲気を醸成するのだ。
 水槽は、海へ遊びに出た家族連れの客や子供達が海で採ってきた獲物を、レストランにそのまま持ち込まれては困るので、店入り口手前に水槽が置いてある所からつけられている。この水槽内では、普段、都会の子供達が目にすることの無い弱肉強食の生存競争が展開され、時に、採って来た獲物が、他の生き物の餌食になって子供達が泣くなどということも起こる。そんな挿話がさりげなく挟み込まれているのは、義母を預かっているさやかの夫への申し訳なさから、自分を恨んで欲しい、などという夫婦の微妙な人間関係の会話にも踏み込みつつなのである。即ち、どこにでもある夫婦の濃密な日常生活の淡々とした流れに淀む深みを示唆しつつ、また、母の、物事の是非をハッキリさせるさやかに対する嫌悪と長男の嫁律子に対する当てつけのような高評価、更には、律子の普段一緒に居ないから良い子ぶっていられるという現実的自己評価とが相俟って、多層的で面妖な、我々のそれに似た現実生活が透かし見えるのだ。
 上演中だから、結末は記さないが、サブマリンを意識させるノーチラスならではの作品である。

このページのQRコードです。

拡大