満足度★★★★★
今の時代において、「東京」と「地方」の違いって何だろう…
作品は総合的に良かったので☆5。
その上で思うことがいろいろあるので書いていきたいと思います。
ちなみに自分は地方(田舎)出身で、それも含めていろいろ思いました。
◯一昔〜二昔前であれば、田舎に暮らす人間が東京に憧れるのは、わからなくはない。でも、インターネットとSNSが普及した現在、「東京」と「地方(田舎)」ということを軸にした会話が出てくるのってどうなのかな…?と思いました。実際、現実世界では河瀬直美さんという映画監督が奈良を拠点に映画製作を行い、カンヌで評価されるということが起きてるわけで。あまりもう、「東京」でないといけないような必要性ってなくなってきてるような気がするのですが…。
(6/1追記…
昨年、妖怪ウオッチで日本を席巻したレベルファイブという会社は、本社が福岡ですね。
「東京」でしか出来ない仕事というのはないことはないのでしょうが、何人かの登場人物は、「東京」という漠然としたブランドに憧れてるだけなのかな…?
とはいえ、自分もかつてそういう時期があったような気がしないでもないですが…。)
◯「この村では“事実”よりも“噂”が先に行くことがある」というセリフについて。これもインターネットとSNS普及以前なら、自分も田舎出身なので、共感したいところですが、劇中で「LINE」「ライザップのCMのマネ」が出てくる “今の時代” の中でも、一次情報をきちんと確認せずに、噂の方がそんなにいつも一人歩きしてしまうのかな…?と思いました。