ムランティン・タランティーノの大冒険
3.14ch
シアター風姿花伝(東京都)
2015/06/18 (木) ~ 2015/06/24 (水)公演終了
満足度★★★★
フライヤーと違って、カラフルな...
毎度のような、シュールな展開も、淡々と観劇を続けていると、たまに刺激が欲しくなったり...。目ざしているものはわかり、かなりカラフル。映像表現が、かなりススンでいるのです、この団体。わたくし的に強いていえば、無構造になると、①単調になるか、②アナーキーな感じになるかが多い気が。もう少し、こまめに場面が変わり、カオスの時間も調整されると、自分好み(あくまで自分の趣味ですよ)。劇場公演が初めての方には、ちょっと...?かも。
倫敦影奇譚シャーロック・ホームズ
タンバリンステージ
六行会ホール(東京都)
2015/06/17 (水) ~ 2015/06/21 (日)公演終了
満足度★★★★
トラブルを超えて…
理由は公開されていませんが、
※ すいません、他の方の感想を読むと先に主役が降板したり
色々あったんですね。詳細な理由はまだ把握してませんが・・・
開演わずか3日前に主人公含むキャスト3名の配役変更があり、
そのトラブル自体で「本劇はもうダメかな…」と自分は諦めもあり、
その上で交代キャストの1人がツイッターで
「失敗すると思う人こそ観に来てください!」と
まるで「自分達の”挑戦”を見届けて!」とでも言うかのような
(状況をわきまえぬ強気とも取れる)発言に、
「”不良品”と分かってて自信持って売りつけるとはどういう了見だ!?」と
はっきり言って激昂しました、自分。
観劇自体キャンセルしようかとも思いましたが、
「まあ、こういう状態でどこまでやれるのか」だけでも見届けるか、
と6/20(土)13:00の部観劇。
はっきり言って全く期待してなかったので、パンフレットその他も買わなかったんですが
(いつもなら観劇後の「お楽しみ」と欠かさず買ってます)、
「原作自体の物語の力」「脚本/演出の力」「照明/音響その他の力」
そういった要因にも助けられつつ、
役者自身の自分の出来る限りをやろうという姿勢もあり
(主人公ホームズなど観ていてそれが感じられるほど)、
中盤以降、物語の盛り上がりにかけて、
はっきりいって本劇の世界観に引き込まれました。
お芝居は「リアル思考」派なおじさんにはちょっとツライかな、
と思うような厨二な設定もありつつも、
「ラストどうなるんだ!?」とかなりハマって観劇できました。
そういう意味で、今回はなんとか座組全体の努力で
トラブルを乗り越えたのかな、と。
※ はっきりいって、今回の最終キャストで最初から
やっていてくれたら、もっとずっと良いものに仕上がっていたんじゃないかなあ、
とは思ってしまいますね。
ネタバレBOX
【思った事】
・ 原作は知らないのですが、実際本劇を観劇した限り
かなり「面白そう」なお話ですね。
久保田唱脚本、とはまた別の所で、色々ひっかけてくれる要素があり
楽しませてくれる(あるいはそこも脚本で入れた要素?)。
・ その上で脚本/演出や照明/音響などの良さもあり、
物語中盤以降、盛り上がっていくお芝居に合わせて
自分の気持ちもどんどん舞台に引き込まれてしまいました。
・ ただ、開演後の出だし、今回のトラブルに巻き込まれた(?)3キャスト
(主人公役以外は顔・役とも知りませんが)よりも
その他のメンバーの方(女性など)がお芝居の世界にノレていないのか、
ぎこちなさだったり、噛み/トチリだったり、
何か役に入り込めていない感じが出まくってました(はっきり言って観客に伝わる悪い空気)。
その時点では「今回のトラブルがなくてもこの座組は失敗だったのかな?」と思ってしまいました。
まあ、中盤の盛り上がりからは全員いい演技をしていたと思いますが、
どうして出だし、ああいう空気になっちゃったかなあ?
(低トーンから始めるよう演出指示でもあったのかしら?)
・ ボクラ団義がかつて「遠慮がちな殺人鬼」での急病人発生時に使った、
手帳を見るように脚本を確認する、という手が
本劇中一部主人公に使われていたと思います。
まあ、うまく所作/移動などの中でそれを行い、
「読んでるふう」を出さないようにしていたので、
それ自体は今回のトラブルからすれば「許容範囲」かと。
ただし、この手が2度(あるいはもっと?)うまくいったからと
こういうトラブルに対して「またこの手を使えばいいや」とか
プロデューサーや作/演出が考えるようになったら終わりだと思いますよ。
事故や急病などでは仕方がないとしても、
今回のような(理由の明かされない)トラブル自体を出さない事が
まず一番重要かと思います。
観劇する側だって舞台や役者を「心配」もするし、
舞台に期待しているからこそ「がっかり」もします。
そこは「舞台を作る側」にとっても忘れて欲しくない所だと思います。
・ アンケートの「良かった役」で、名前を覚えている人の中で
「ブレない演技をしていた」という事で
ワトソンさんを上げたのですが(執事なども良かったのですが)、
帰宅途中他の観劇者さんの会話が聞こえてきて、
「そう!オールデガー(?)さん!」と自分も思い出しました。
「狂人?」「悪の手先?」「実は味方?」と観客の心を?マークだらけに
ミスリードしたあげく、物語中たびたび意味ありげに回想シーンで登場していた
ホームズの兄だったとは・・・
いやあ、オールデガー(?)さんが(主役自身を差し置いて)
一番観ていて「インパクトがある」「面白い」「おいしい」役だったのではないか?
と思いました。
※ もちろん演技の良さがあってこそですが( ´ー`)
・ 表にも書いたのですが、元々最終的なキャストの状態で、
かつ、今日の開演直後のような気の抜けたような所なく、
本劇が観てみたかったですね。
続編や再演に期待したいと思います。
・ 6/20(土)13:00回は自分としては面白く観る事が出来ましたが、
初日から今まで、どれだけの苦労と失敗をしてきたのだろう?
ツイッターの感想などで「苦労されている」というのは知っていましたが、
そこが気になります。
今日がこなれてきた上での面白さだとしたら、
初日を楽しみにしていた観客の方々には残念な思いをさせてしまったのではないか?と。
・ そう、竹石さんについて前々から思ってたのですが、丁度良いので。
色々な方向の演技についてとても高いレベルで演じる事の出来る役者さん
(自分が「ワラワレ」で初めて観てから
たった数回の舞台の中で成長されたのか、元々がそのレベルだったのか)、
同ボクラ団義メンバーの沖野さんなどのようにある方向で突出した演技の才を魅せる
(「狂気」「狂おしいほどの純愛」「真面目バカ」その他)方とは違い、
「オールラウンダー」タイプだな、と思っています。
ただ、その自分の能力が全体的/平均的に高いレベルに達してしまっているがゆえの、
・ 器用貧乏
・ なんでも出来るがゆえにいいようにこき使われる
(言いたい語彙を忘れてしまいました)
・ 力加減を知り尽くしているからこそ、
適度(といっていいのか)の所で力を押さえるようになる
など、色々な「経験」を積む意味では良いとしても、
役者としてあまりにも「無理」をさせられたり、
自分ならではの「色」を無くしてしまわないかなあ?
というのがちょっと気になっています。
※ どんな役でもこなせる、なら役者の「色」なんてない、
で良いのかも知れませんが、
自分は「情熱的な演技ならこの人」、
「理知的な演技なら・・・」
のように、その役者さんに毎回期待させる何かが欲しいかなあ、と。
(まあ、役者さんの「幅」を狭めるような事言ってますね、
自分でも何が言いたかったのか良く整理できていません。)
※ すいません、家帰ったら内容見なおして書き直しますm(_ _)m
まあ、とにかく本劇が「楽しめるもの」に仕上がっていて良かったです( ´ー`)
⇒
2015/06/20(土)20:53 思考整理
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感想投稿の際はビルの生け垣に座ってPC画面が見えないまま
急いで書いてたので、うまく自分の思考が整理できませんでした。
※ 色だなんだ、というのは確かにありますが
(この役者さんの「こういう役」は安心して観られる、という)、
僕は「役者さん」の色々な「役」と「演技」を観たいと思ってます、よ?
? なんで「色」って書いたんだろう??
最近の竹石さんについて思っていた事とは、
「忍ブ阿呆ニ死ヌ阿呆」初日を観劇した際、下忍兄役について
うまくバランスを取る形で演じた(?)のか、
演技自体は全く問題ないものでしたが、
妹や団蔵、仲間達に対しての突出した想い/感情があまり表に出ていたように感じられず、
「主役としての立ち位置を”智者”団蔵に食われた?」という感じがありました。
で、2度目の観劇では(多分ですが)見事に下忍兄の
・ 妹
・ 団蔵、仲間たち
・ 下忍という生き方
・ 織田信長
などに対しての感情を表に出しまくって(=熱が入って)、
その熱が団蔵その他を突き動かした、
「物語としての”きっかけ”となるキーマン」としての役割を果たした
(あくまでも「主役」であった)と感じました。
そこから、「オールラウンダー」としてどの方向への演技もこなせて
力加減も必要に応じて入れ抜き出来るようになった事が、
・ 良い方にも悪い方にも働きうる
・ どんな役でも無難にこなせる力量が、
演じる役への突出した思い入れを失わせ(う)る、
きっかけになってしまっていないか?
と感じる事がありました。
そうした時に「器用貧乏」的に便利に使われ、
今回のような「とんでもない無茶」すら振られて、
という事があれば、「役者道への思い入れ」がヘタってしまい、
それこそ「無難な演技」に走ってしまわないかな?
という事を恐れました。
どんな役(笑わせるバカ、泣かせる役、激しい怒りを持つ者、悪い奴、など)でも
こなせる力量があるからこそ、
そこにかける突出した想いというか、突き抜けるような意志は捨てないで欲しいなあ、
「役者という芸にかけたプライド」を捨てないで欲しいなあ、
と今回のトラブルの件を聴いた時に特に思いました。
(今一番脂が乗ってる時期だからこそ、ですかね。
落ち着くのはもっと歳をとってからでいいと思います。)
すいません、自分が竹石さんに思ったのはこんな感じですm(_ _)m
まあ、1観劇者の”感想”という事で・・・
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新宿・夏の渦
ピープルシアター
シアターX(東京都)
2015/06/17 (水) ~ 2015/06/21 (日)公演終了
満足度★★★★
異形なるもの…
前回(金色の翼に乗りて)から一変、喜劇要素も含まれた作品。
さて、我々はとにかくも生きている。
社会というコミュニティの中で、あくせくと生きている。
生きていくというのは、時として感情を内に仕舞い込んでいく事でもある。
何故か?
社会というコミュニティで生きて行く為には、やり過ごさなければならない事も多々あるからだ。
”正義”を訴え”正誤”を照らし合わせてみても、それは軋轢を生み、コミュニティから排斥される題材になってしまう事が往々にしてある。
肯かれる方も多いだろう。
この作品は二丁目のオカマのごく限られたコミュニティが題材となっている。
しかし、”性”の問題ではない。
一般的なそれからは逸脱した者たちが織りなすドラマである。
“普通”という概念は何を取り立てて、何をお座成りにしているのか?
この作品はそれを問いかけている。
異形なるもの(=オカマ達)は、それを自覚しながらもある種アウトロウとしての立場から“普通”を自負する人々が自らが属するコミュニティに留まろうとする悪足掻きに物差しを当てる。
その物差しは決して異形なるコミュニティ独特の物ではない。
異形を毛嫌いし、蔑んで見る“普通”の中にいる我々のコミュニティの中で
最も異形なるもの…、それは当り前の“正義”と当り前の”正誤”であるとこの作品は訴える。
そういえば、最初苦笑いと共に観ていた彼等が最後には輝いて観えたのもその中にある“当り前”を押し貫いてみせるすがすがしさがそうさせたのかと気づく。
ネタバレBOX
冒頭の進行速度は著しく遅い。これは狙いなのか?
もう少し整理されても良いのではないかと思う。
SHOWシーン(歌唱)はいただけなかった。
オカマのSHOWには「見せてあげる」「魅せてあげる」という重要な要素があり、今回の演者にはそれが欠けている。
ただただオカマに扮して歌を歌い上げますというだけならば冒頭の客いじりの方がまだ転換時間を稼ぐのに許せるかも知れないと思った。
気になったのは、遅れてくる客の多さ。
事情もあろうが、随分と遅れてきて芝居に見入っている客を邪魔して席に附くのはどうなのだろう。
最後列を当てるとかの主催者側の対応が欲しい。
特に今回は客が素に戻ったら付いていけなくなる不安があるし。
ご検討願いたい。
Windows5000
壱劇屋
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2015/06/19 (金) ~ 2015/06/22 (月)公演終了
満足度★★★★★
こんなのもあるのね
こんな感じのお芝居もあるのね、それに壱劇屋さんらしらが加わって面白かったです。
山の声-ある登山者の追想
カムヰヤッセン
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2015/06/18 (木) ~ 2015/06/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
深く自然に分け行った者の世界
大正時代、未だ日本では登山技術も殆ど知られておらず、特にロッククライミングの技術等は、大学山岳部のボンボンだけが習得できるような時代の在野のサラリーマン登山家2人の話だ。
ネタバレBOX
在野NO1と目される登山家と彼に憧れて山に見入られ、どんどん難しい条件の山にのめり込み、チャレンジして基本的には単独で登っていた二人は、終にパーティーを組む。無論、それは互いの実力を認めあってのことであったが、互いの遠慮や見栄が、正確な判断を狂わせ帰らぬ者の仲間に加わる迄の過程を描く。
何故、山に登るのか? この問いは、彼ら自身の切実な問いでもある。そしてそれは、生きていることを確認する為、また、神々の住まう荘厳な世界を垣間見るためだったように思われれる。もとより、筆者自身、山も海も好きで良く出掛けた。然し、自分の山の技術も装備も沢や縦走が基本でロッククライミングなどは、初心者の域を出ない。まして、冬山へのチャレンジなどおこがましくて語れたレベルではないが、それでも、夏、オーバーハングしているような岩を登ってゆく時、目前に生えた苔の緑の鮮烈な印象は、忘れることができないし、それこそ、生きている色だと深く魂に沁み入る思いはした。
海に関しては、プロになる為の学校を出ている関係で航海経験がある。北の海で嵐の中を航行し、船体が木の葉のように突き上げられては、十数メートルも落下し、その度ベッドに叩きつけられたこと。鼠が残っていたので船は沈まないと安心はしたものの、ビルジキールがギシギシと音を立てて歪み、船体がバラバラになる前兆のように思われたことなど、自然の前で人間の力などいかほどでもないという事実を嫌と言うほど知らされた。だが、南方に向かって航海している時、普段、三角波の立っている太平洋が、ベヨネーズ礁に入った途端、油を流したようなべた凪になり、釣れる魚種も変わって不気味さを増した。この辺りは明神礁も近く海底火山帯がいくつもあるので周囲より深度が浅い。深さは3000メートル強程か。ベヨネーズを越え、小笠原を目指して航行している時、新月の晩があった。その夜、自分はワッチ(ウオッチの方が、正確な発音に近いが現場の発音はワッチである)をしていたが、余りに美しい星空に見入られてデッキの先端に立った。海と空の境界が曖昧である。空の領域には、満天の星海には無数の夜光虫、この時自分の感じたものは、宇宙の只中を唯一人航行している自分であった。
こんなことを思い出させてくれる作品。
三人吉三
木ノ下歌舞伎
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2015/06/13 (土) ~ 2015/06/21 (日)公演終了
満足度★★★★
ネタばれ
ネタばれ
ネタバレBOX
木ノ下歌舞伎の【三人吉三】を観劇。
河竹黙阿弥の9時間の作品を、内容を省く事無く、5時間にまとめた作品。
盗人で、お坊吉三、お嬢吉三、和尚吉三の3人を中心に、物語の一部を省略しながら描いていくのが一般的な歌舞伎の話の展開なのだが、今作は、原作に忠実に展開していく群像劇として描いている。
内容はあまりにも中味が濃すぎて一言では語れないのだが、金百両、宝刀・庚申丸を巡る人間社会にある因果応報の話。
その因果応報の始まりの元を正せば、それはその当時の社会の在り方であり、その人間が培ってきた道徳観、宗教観であり、と登場人物が生きる事への意味を試されているよう原作を、今作の演出家はまるで盗人のように、いとも簡単に原作の良い所を盗み出し、現代社会に置き換えて、我々に投げかけてくるのが見所である。
舞台で描かれる世界は、日本でありながら、何処かの国で起きている夢物語のように錯覚しがちだが、そんな夢を打ち壊すほどの要所、要所に挿入される現代の表現方法が、かなりの違和感を感じつつも、観客の胸に何かを突き刺してくるのである。
そしてそこに琴線を触れる事が出来れば、今作の良さを感じる事が出来、木ノ下歌舞伎が歌舞伎を行っている意味も理解が出来るのである。
前作の【黒塚】についで、今作も傑作である。
そして休憩ありの5時間の芝居観劇は、「現代人にはきついんじゃねぇ?」と質問はあるかもしれないが、「それは愚問である!」と言えるのは確かである。
お勧めである。
ダルマ
劇団TEAM-ODAC
紀伊國屋ホール(東京都)
2015/06/18 (木) ~ 2015/06/23 (火)公演終了
満足度★★★★
ちょっと怖い
けど、仲間の絆とか、男ってカッコイイなぁと思える作品!!
個人的に黒田一派のケモノ感、ダルマの内面のにじみ出るようなセリフが好きです。
倫敦影奇譚シャーロック・ホームズ
タンバリンステージ
六行会ホール(東京都)
2015/06/17 (水) ~ 2015/06/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
絶対!
観た方がいい!
何も知らずに行った方が絶対に面白い!!
岸田國士の思案
おででこ
【閉館】日暮里ARTCAFE百舌(東京都)
2015/05/26 (火) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
見ごたえありました!
出だしの朗読から岸田國士の世界に引き込まれました。女性がテーマということで時代が違っていても共感する部分が多く、役者さんの演技にもらい泣きしそうになりました。コミカルで笑えるシーンもあり大満足です!
難しい言葉もありすべては理解出来てないかもですが、構成が面白く退屈しなかったです。
遅くなりましたが、突然のアクシデントにも迅速に対応していただきありがとうございました。
見よ、飛行機の高く飛べるを
ことのはbox
明石スタジオ(東京都)
2015/06/17 (水) ~ 2015/06/22 (月)公演終了
見えない
5列目に座ったのがよくなかった。前の人の頭で、立って芝居している役者が見えない。座って芝居したら、ぜんぜんわからない。女学生が、ぺちゃくちゃ喋るかんじだと、見えてないから言葉も理解できなくて。
遭難、
劇団アシデマトイ
TORII HALL(大阪府)
2015/06/13 (土) ~ 2015/06/14 (日)公演終了
満足度★★★
少しホームドラマチックな「遭難、」面白かったです
前作「ばかみたい、というのはバカではない」、とっても感動しました。
そして今回は、ブラックな所を攻めてきましたね。
以前拝見した「遭難、」の印象は、嫌われ役の先生の、病的に突き抜けた性格が印象に残っていましたが…。
今回の嫌われ役の先生は、常識は分かってるけど常識に縛られるのが嫌なヤンキーっぽい先生に仕上がってました。
そのため、少しホームドラマチックな「遭難、」になっており、あくが抜けて、これはこれで見やすかったです。
2時間半の熱演、楽しませてもらいました。
ネタバレBOX
「遭難、」の嫌われ役の先生は、一般人と相容れない、全く価値観を共有できない、突き抜けた人間!少し精神おかしいのでは…的な。
それが故にどんなことも出来るし、どんなことも正当化できる。
正当化された彼女は無敵であり、常識人である他の先生がどんどん巻き込まれてゆく…。
この劇の説得力は、嫌われ役の先生がどう突き抜けるかにかかっており、この役は難しいな、と思っていましたが、今回、少しチャラい、ヤンキーっぽい先生に仕上がってました。
個人的には、やはり病的な先生の方が好みですが、今回のホームドラマ的な「遭難、」もありのような気がしました。
8・12〜白球〜
劇団裏長屋マンションズ
ブディストホール(東京都)
2015/06/16 (火) ~ 2015/06/22 (月)公演終了
満足度★★★★
やられた
初見の劇団。事故の頃はまだまだ幼く,かすかに記憶にある程度であったので,概略を調べてから観劇。最初は事故との関連性が見えてはこなかったが,途中から沁みてきた。最後には不覚にもうるうるきてしまった。あり得ないけど,良い物語です。そして,その裏返しで,残された人にとっての事故の悲惨さを痛感しました。
ルル
演劇企画集団THE・ガジラ
小劇場B1(東京都)
2015/06/18 (木) ~ 2015/06/21 (日)公演終了
満足度★★★★
過劇
未就学お断りの意味が良く解りました。
非常に過激なシーンが満載でした。
激しかった・・・・。
ネタバレBOX
「地霊」「パンドラの箱」2本を一つにまとめた作品でした。
最後に、屋根裏住まいのシーンになって行きます。
実際に天井から水がポタポタ垂れて来てバケツに落ちる音が鳴り響き、雨漏りする程すさんだ風景が感じられました。
金と銀の鬼─チェインソウル─
X-QUEST
インディペンデントシアターOji(東京都)
2015/06/17 (水) ~ 2015/06/28 (日)公演終了
満足度★★★★
鬼の角凄い!
いや~おもしろかった! 衣装もゴージャス!! Xクエストは笑わせてくれるけど基本カッコイイです! しかし、あの鬼の角 どうやってついてるの!?
メイクルーム~すかんぴんアイドル~
“STRAYDOG” Seedling
ワーサルシアター(東京都)
2015/06/05 (金) ~ 2015/06/14 (日)公演終了
満足度★★★★
アイドル怖い
ゾンビ映画撮影の有る一日の話し
ロケ現場の学校の一室をメイク室として、そこで繰り広げられる出演者とスタッフの一部始終
どのシーンも、実際こんな感じなのだろうっと思わせてくれる場面で作られているので、観て居て面白かったです。
敦―山月記・名人伝―
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2015/06/13 (土) ~ 2015/06/21 (日)公演終了
満足度★★★★
能狂言からのぉ~
客層の多くが、能楽堂にいらしている方々が多く見られました。
パブリックシアターで、着物を着て来られる人が多い公演は、普段は少ないのではないでしょうか?
再演という事でしたが、初演も見て見たくなるような舞台でした。
「山月記」「名人伝」っと、間に休憩を挟み2本立てでした。
「山月記」は、シリアスな舞台でした。
獣に戻ってしまいそうになる遠吠えのシーンは、鼓の人に声を出させて居ました。
「名人伝」は、コミカルな話でした。パワポを使っているのでしょうか?!文字が背景に映し出されて楽しく拝見させて頂きました。
10年前の初演は、文字をどの様にされたのか?知りたくなりました。
ネタバレBOX
普段、能狂言をご覧になられる方には、物足りなく感じるのでしょうか?
普段、能狂言を観て居ない方には、不思議な感じがするのでしょうか?
感想を聞いてみたい所です。
私としては、初めての感覚で次も一先ず見て見たいと感じました。
Windows5000
壱劇屋
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2015/06/19 (金) ~ 2015/06/22 (月)公演終了
満足度★★★★★
舞台美術がすごい!
思っていたより舞台美術がすごくて目が足りなかったです!
まだまだ見落としてるところがあると思うのでもう一度観たいと思いました!
姥捨・春夏秋冬
ハラプロジェクト
七ツ寺共同スタジオ(愛知県)
2015/06/18 (木) ~ 2015/06/29 (月)公演終了
満足度★★★
舞が良かった
最初と最後が大人数の登場で、狭い会場だけに、迫力満点!!
その後はババと孫の自慢比べ、そして別れのとき.....................舞う。
ババを運ぶあの大男、体もデカく大きな声で...............まるで西郷隆盛の様だった。
その後は.........................。
春夏秋冬と虫の視点で命見つめる、面白い作品でした。
原と知久の出会いで生まれた「姥捨」、10年経ってMARJINALも加わり「姥捨・春夏秋冬」として登場したそうです。
見よ、飛行機の高く飛べるを
ことのはbox
明石スタジオ(東京都)
2015/06/17 (水) ~ 2015/06/22 (月)公演終了
満足度★★★★★
名古屋明治の香りを少し感じたかも。
あれでも2時間ちょいだからカットしてるんだなぁ。と思うとあの戯曲そうとう本来長いんですね。でも、分からない不明な点はなかった、と思いました。
知人がこの劇をやって、難しそうに頭をかかえていたけれども、確かにこれは東京の人間がやろうとすると少なからず悩まされる気がする。
開場の時にもう、私たちのような洋服ではないもんだから、
ドキドキした気分をすでに味わうことができました。
ネタバレBOX
美術や衣裳が当時の時代を思わせるセットでした。
暗いと分からないけど、光があたったときにどうしても下手の木々が嘘っぽくみえちゃう。
上手は、水飲み場?で水を飲むとき、何処かのシーンで人が1度に4人ほどかたまって足だけ見えててちょっと不思議だった。あれはスローモーション?
タイミング悪く起動する冷房が凄く残念。静かにしてて!笑
ろうそく風ランプでも使ってる、と思ったらちゃんと吹いて消してて驚きました。
お辞儀のタイミングや台詞のテンポ感。
途切れずに役者が入ってくるリズム。スムースに心配なく見られました。とても楽しめました。
やぶれた虹のなおしかた
こゆび侍
駅前劇場(東京都)
2015/06/17 (水) ~ 2015/06/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
木皮成さんの仕事にも注目!/約130分
超常的な体験をした特殊な男女のお話なのに強い普遍性が感じられて、どっぷりのめり込みました。
ネタバレBOX
学生時代に心が入れ替わり、お互いに成りすまして人生を送ったすえに中年期を迎えた男女の話。
ラスト、“再入れ替え”を試みるも失敗した二人が別れ際に交わす言葉、「さようなら…」が切なすぎて、胸が締めつけられるようでした。
二人は、相手のものになった自分の体や人生に未練を、愛惜を感じながら、これからも生き続けてゆくのだなぁ。。。