空宙番外地-1
空宙空地
津あけぼの座(三重県)
2015/06/27 (土) ~ 2015/06/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
丁寧で熱のある熟達した芝居を堪能
おぐりさん&関戸さんの熟達した丁寧で熱のある1人芝居&2人芝居が3本観れて、かつ2人の息吹がかかった若きワークショップ・メンバーのクリエーション短編も加わった充実の時間でした。
ネタバレというほどではないですが、個々の作品の感想はネタバレBOXに書きました。
ネタバレBOX
■【ライト】 ライトは2度目。今度はまるでグリーンピースを自分にサーブされる錯覚をおこすほど至近で観れたので、だだでさえ迫真の演技に益々迫力と臨場感のトッピング。2度目で"知っている"が故に、おぐりさんの所作が痛い、居たたまれない、直接刺さる感じ。人の"拠り所"というものの重さを切実に感じることができる ... それは時に人の命より重い。切ない、切ない、ホントに切ないなぁ
■【レフト】 関戸さんの「終始続く笑み」が、何とも小者感を引き立て笑いを誘いつつも、何とも悲しい物語ですね。レベルの差こそあれ、サラリーマンには最後に必ず付いてくる悲哀ですよ。タイトルでライトと対になるかの様に見せ掛けて異義語でかわした両作、・・・でもやっぱり根っこは「藁にすがる弱者の、切ない"藁への執着"」かな・・・、ということで、やはりライトと連作といっても過言ではないですね。ラストシーンの照明の光にに包まれていく関戸さんの姿が目に焼きつきます。嗚呼、哀れ。
■【定期】 不条理・理不尽の世界に転落した少年が憐れ。でも女性の世界って、少なからずそういうとこあるよな、おっかね。スケバン?が、カッコつけながらも、ちっともカッコよくならないヤボッたさが良い(笑)息詰まる感覚のある他3作とのセットは良い効果だったんじゃないかな。
■【雨の日はジョンレノンと】 ああいう抜けた男も得意ですね、関戸さん引き出し多し。アナデバの兄役はトラウマになるくらい怖かったので、こっちの方が好み。二つの時間をパラで進行させ重ね合わせる手法が良い感じで、LAST TRACKの原型なのかな。おぐりさん役も、一見、正論イヤミ女かと思いきや、そのツッコミには悲痛な叫びと深いメッセージが込められていた・・・。それが明かされていく過程がウマイです。伏線が活きる展開は爽快です。ただ、「救い」らしき最後の終わり方だけ、やや不満。そうなるべき理由が希薄に見える気がして、男の未練ではなく、誠意がもう少し見えれば必然になったかと思うのですが。
アンソロジー
ACRAFT
笹塚ファクトリー(東京都)
2015/07/01 (水) ~ 2015/07/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
珍しいテーマ
古代の大事件と国際関係、恋愛に歌、歴史書、さまざまなものの間のミッシングリンクを想像力豊かに描いた意欲作。熱かった!ブラボー。
アンソロジー
ACRAFT
笹塚ファクトリー(東京都)
2015/07/01 (水) ~ 2015/07/05 (日)公演終了
満足度★★★★
とても「素直」な作品
フライヤーにもありましたが、
通信技術/記録技術などほぼなく
全ての出会い、交わす言葉の数々が全て
もしかしたら一期一会(この言葉自体まだない?)、
これが最後になるかも知れない、という所から
それぞれの場面/心情を詠む「歌(和歌)」には
様々な想いが込められている、
という事を素直に示した作品かと。
初日ゆえの固さが役者陣、照明、音響など
(結構多くの)スタッフ達に感じられましたが、
(※日本史にまったくうとい自分には)
今の人には難しすぎるような「人名」から
物語の流れからがとても「分かりやすく」描かれているな、
と感心しました。
ネタバレBOX
【思った事】
・ 照明効果の使い方がちょっと…
(特に暗転/明転の切り替えタイミングなど
「アレ?」と思うズレ、妙な間などを感じてしまいました。)
・ 音響についても舞台上の動きとタイミングが外れていた箇所が多かったかと…
何よりどこもかしこも荘厳なBGMがガンガンかけられていて、
物語の起承転結ではないですが、
もうちょっと場面場面に合わせて
曲と音の大きさに抑揚をつけて欲しかったかな、と。
・ 一部の役者陣に固さが見られ、
台詞もトチリなどがちょっと多かったかも知れません。
※ あと、殺陣を終えてすぐ台詞回しに入る、
などの切り替えが大変なのか分かりませんが、
主人公と言える武心の声が小さいのがかなり気になりました。
(終演時のあいさつまで声が小さい…)
あと、一番大事な「歌」を
何人かの人が詠む場面が出てきますが、
※ 特に元の「歌」自体を知らない自分には
人によって発声の問題もあるのでしょうが
ちょっと「かつぜつ」的に聞き取りづらく、
「なんと言った(詠んだ)のか?」が
ちゃんと分からないものがありました。
※ もう1回、今度は物語に出た「歌」と
その心情/背景を理解した上で
その場面での「歌」を
聴いてみたいですね( ´ー`)
・ 「柿本人麿」、最初からずっと
「武心」が将来的にこうなった、という展開かなー、
と思ってました。
福地さんが、ストーリーテラーから
実際物語側に「舎人(とねり)」として登場し始めてもなお…
(先日の別作品も「名を受け継ぐ」というのがありましたし)
そういう意味で「久保田唱」演劇というには
あまりにも「素直」に作られているかな、と。
ただ、
※ 自分が日本史を知らなかった事もあり
(知ってる人には最後までのおおよそは見えていたのかも知れませんが)
大友皇子と十市皇女(もう読み方忘れてしまいました)の
悲劇的な物語を「最後どうなるんだろう?」と
観劇しているこちらも
「素直」に楽しむ事が出来ました。
※ 日本史を知ってる人にとってはどうだったんだろう?
※ しかし、十市皇女と大友皇子の気持ちはともかく、
天智天皇の元へ略奪婚された額田王(これも読めない…)の
気持ちは舞台上の「歌」その他では理解しきれませんでした。
「郷に入っては郷に従え」的に生きていく、という事でしょうか?
・ 泣ける場面、感情を引き込まれる場面は少なかったのですが、
最後死にゆく武心が物語冒頭で語られていた
「本当の名前を教えてくれ!」と
元恋人に叫ぶシーン、
あそこで急にギューっとハートを掴まれたような気がします。
(こういう場面を多用しないのも「素直」なつくり故かしら?)
あと、大友皇子があれほどこだわった「勾玉」が、
実は十市皇女と民に向けた「歌」を彫り込んだものだった、
というのは良設定でしたね。
(これほどまでに「歌」が重んじられた時代だった、という事が
感じられました。)
帰り歩いてて「名前が分からなくて混乱した」と言ってた人がいましたが、
自分は「人名」「物語」とも”混乱”はなく観れましたね。
あとは初見で、
・ 「物語の筋」としてちゃんとつかめなかった部分が
あるかも知れない事
・ 「歌」がどれだけその場面に合った内容だったのか
などを知る為に、もう一回観劇したいですね( ´ー`)
AMP THE PAVILION:002
:Aqua mode planning:
レンタルスペース+カフェ 兎亭(東京都)
2015/06/25 (木) ~ 2015/07/04 (土)公演終了
満足度★★★★
◇
3話とも微妙にモヤモヤの残る話でしたが面白かったです。アフタートークも楽しかったです。◆も観てテーストの違いを比べるのも狙っているのでしょうね!?観る順番によっても印象が変わりそうですが…‥
映日果-アンジール
XZM
遊空間がざびぃ(東京都)
2015/07/01 (水) ~ 2015/07/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
ハードボイルド+α
ハードボイルドで、渋くカッコよい。
ただ、それだけでなく、笑える楽しいシーンもあり、
とても楽しめる舞台
推理も楽しめる舞台
真田十勇士・序章~戦国アサシン~
戦国アサシン
座・高円寺2(東京都)
2015/06/09 (火) ~ 2015/06/12 (金)公演終了
今更だけど
遅くなっちゃったけど書きます。
若い役者さんたちがみんな頑張っていて、とても楽しかったです。
衣装もみんな素敵でした。
特に蘭丸くん。
殺陣も迫力があったし、女の子が男性の役をしてるのもおもしろかったです。
10月の本公演も楽しみです。
ラジオスターの掟
AH!999プロジェクト
スタジオ空洞(東京都)
2015/06/27 (土) ~ 2015/06/28 (日)公演終了
満足度★★★
若いねぇ
楽しく観ることはできました。良い意味でも,悪い意味でも,若い芝居だったと思います。主張が熱いねと思う傍ら,この対処は現実社会ではあり得ないという部分もあり(多く?),そんなに世代的には離れていない筈なのに,共感には至りませんでした。でも,彼ら彼女らの現在の思いは感じることはできたと思っています。
ゴベリンドン
おぼんろ
吉祥寺シアター(東京都)
2015/05/21 (木) ~ 2015/06/07 (日)公演終了
満足度★★
もうちょっと
兄弟の色々よりも、めぐみやゴベリンドンが可哀相で泣けた。
座った場所が悪かったのか、観終わった後腰と首が痛かった。
あと、舞台に座り込む感じの席はないほうがいいと思った。
熱演している役者のすぐ隣にお客さんがいると、観ている側は現実に戻されてしまう。
あまり感情移入できずに消化不良だった。
『ゴミ、都市そして死』 『猫の首に血』
SWANNY
世田谷パブリックシアター(東京都)
2015/06/25 (木) ~ 2015/06/28 (日)公演終了
満足度★
これ、再演ですよね?
なんでこうなったんだろうか。
音楽も石橋英子さんとジム・オルークさんたちが生演奏するということで、結構期待してたのだが……。
ネタバレBOX
ファスビンダー2本立て公演のうちの1本。
これが面白かったらもう一本の『猫の首に血』も見ようと思っていたのだが、その気はまったく起きなかった。
「まるで月のように荒廃した」ドイツのどこかの街が舞台。
緒川たまきさんが、DVが酷いヒモ男に貢ぐ娼婦を演じる。そこへ若松武史さん演じるユダヤ人の金持ちなどが絡んでいく。
正直言って、緒川たまきさんは輝いている。
オーラもある。
台詞回しも悪くない。
しかし、作品全体の印象は悪すぎる。
いくつか気になった点がある。
まずは「戦争の影」がまだあちこちに残っているはずの街にその匂いが感じられない。
(ユダヤ人に酷いことをしたという父親がいるのだから、戦争はそう遠くないはず)
なんとなく、近未来的なプラスチックな印象を受ける。
それが廃墟のようだったらまた受け止め方は違っていたはずなのだが。
そして、途中から「寒い」「凍える」という台詞が出てくるのだが、その感じが一切ない。
少なくとも演技と、あるいは照明の助けも必要だったのだはないか。
劇中に何度も出てくる、たぶんダンスのようなものが、みっともない。
上手くないのはダンサーでないからしょうがないにしても、中には照れているような表情を浮かべている役者もいたりして、それだけで腹が立つ(結構前のほうで見たから、表情丸見えなんですよね)。
もっと必死に踊れよ、と思ってしまう。
それが何度も何度も出てくるので、内容が薄まったようにしか感じられない。
リズムに乗っていない人がいるというは致命的だが、せめて、曲げるところはきちっと曲げて、伸ばすところはきちっと伸ばせよ、と言いたくなった。必死にダンスに取り組む姿があれば、それなりに受け止めることはできるのだから。
ドイツの軍歌的なもので行進するような男たちぐらいは、それなりにしゃきっとしろよ! と思った。
そして、歌。
渚ようこさんの歌はいい。
上手い。
歌が説明になっていたのに途中から気づいた。
しかし、男性2人の歌は酷い。
下手なりになんとかしてほしかった。
「口パク」で歌う(?)シーンは本当に酷い。
もちろん「口パク」であることは見ればわかるのだが、どうしてそうしたのかが不明だ。
別に音楽を流して、その前で演技しても同じだっただろうと思う。
口パクが下手だというのもある。堂々と合っていない。意図があって下手にしているわけもないし、時間だけが無駄に費やされていく。
演出したい雰囲気が醸し出されていない、と感じた。
先に「緒川たまきさんは輝いている」と書いたが、確かに輝いているのだが、それが役としてはどうなのか、と思ってしまう。
つまり、「お茶をひいている」娼婦には見えないのだ。
最初からひっきりなしに咳き込んでいれば、何か良くないなあ、ぐらいは感じられるのだが、その設定が出てくるのは先のほうであるし、咳き込むのも、それが必要なタイミングのときだけ。
これでどうして「お茶引きの娼婦」に見えるのか。
また、ラストは死にたくなってくるのだが、それへの動機が彼女を見ていても浮かび上がってこない。
それは「台詞の中だけにある」ものなのだ。
DVなヒモ男に貢いでいて悲惨な状況から一転してユダヤ人の金持ちのパトロンが出来てから、そして死にたくなったと言い出すまでの間の演技が、一定にしか見えないのだ。衣装ぐらいはもっと効果的にしてほしかった。
もし、それが一定に見せることが演出ならば、底辺のレベルの気持ちで一定にしてほしかった。
たぶんこの作品に足りないのは、「荒廃」感、「退廃」感。
キャバレーのようなシーンがあるが、女装した主人公の父が歌うような場所なので、もっと退廃的なシーンにしたほうが良かったのではないか。
ヴィスコンティの映画『地獄に堕ちた勇者ども』の乱痴気騒ぎシーンのレベルは無理にしても。
生演奏も生演奏であることの効果が薄く(口パクのところなど、音楽を流しているところもあったりするだけに)、せっかくのミュージシャンが生きていないと感じてしまった。
結局、演出が悪い。
私の好きな俳優、若松武史さんもまったく光らなかったし。
もっと演出的に突き詰めるべきことが多かったのではないかと思う。
再演だから気を抜いたとは思いたくないが。
以上のことを感じながら観劇したのだが、いろんなファンもいるし、好印象を持つ観客もいるんだろうなあ、と思っていたら、終演後の拍手の熱のなさには驚いた。
全然してない人も近くにいたりして、こういうスケールの劇場でこんな拍手の熱のなさは初めてだった。
すぐに止んでしまったし。
当然、ダブルコールはない。
ポンコツ大学探険部
ラッパ屋
紀伊國屋ホール(東京都)
2015/06/27 (土) ~ 2015/07/05 (日)公演終了
満足度★★★★
安定した面白さ
40代〜50代ぐらいへのエール(特におじさんへの)。
それだけでなく、すべての世代に対して優しいし、寛容である。
説教じみていないし。
中年(初老?笑)世代と若者世代との対立的なギャップではない構図を見せてくれるのは、この劇団の持つ「優しさ」だったと思う。
ネタバレBOX
大学の探検部のOBが久しぶりに大学に集まっての、一夜の話。
現役の大学生と、その中間にいる微妙な人々も。
「人生は探検だ」というフレーズが一番このストーリーにしっくりくるように作られている。
「いろいろあるけど、これからも頑張っていくぞ」的なラストは予定通りだが、ストーリーが単線ではなく、いくつかの人生を微妙にブレンドしてあるので、だれかの、そして、どこかのエピソードに「あるある」を感じることができるのではないか。
笑いもいい感じだし、役者同士の絡みも安定していて、無理なく楽しめる。
初のオーディションによる若者たちも、なかなか頑張っていたと思う。
やや気負いすぎなのか、元気が良すぎる気もしないではないが(笑)。
清美と雅子を演じた、岩橋道子さんと三鴨絵里子さんのやり取りが、テンポがよく、見ていて楽しい。
2人とも、それ以外のシーンでもいい間で入ってくるなあ、と。
ストーリーの後半に登場する村松武さんは、うまく笑わせてくれた。
「何が面白いのかわからない」というギャグで笑わせるのだが、実際その設定で笑わせるというのは、結構ハードルが高いのではないか。
しかし、すべて笑った。
もちろん、台本の台詞の言葉選びがいいのは確かだが、それ以上に村松さんの技量と、それを受ける別の役者のタイミングがモノを言ったのではないかと思う。
それをいとも簡単に見せ、笑うシーンにできるのは、役者たちの全体のレベルが高いからだろう。
ただ、なんなく全体的に長すぎる感はある。
それは、セットに問題があるように思える。
部室のある屋上というのが、視覚的に地味だし、そこにいろいろな人が出入りするというのには、少々無理がある。
台詞を言うために、理由を付けてそこに登場させているような苦しさを感じてしまった。
40代〜50代へのエールなのだが、現役大学生とのコントラストや、彼らの中間にいるような、学生でもなく社会人といっても…な人々という設定も面白い。
単なる世代間のギャップではなく、世代が続いていくような感覚がする。
こういう設定であれば、ともすれば世代間ギャップによる対立の構造が描かれることが多いと思うのだが(もちろんそうしたぶつかり合いも少しはあるのだが)、どの世代にも互いを受容するような心が根底にあるので、対立には見えないのだ。甘いのかもしれないが、同じ大学のサークルだ、という土壌もあり、すんなりと受け入れることができたし、見ていて嫌な印象はない。
すべての世代に対して優しいし、寛容である。
説教じみていない。
そこに、この劇団の持つ、優しさが見えたように思う。
ラストに人生の探検への再出発を、登場人物の1人が行うのだが、その華々しい門出を全員が最初から最後まで拍手で送り出すものかと思っていたら、途中のちょっとした出来事で集中が途切れるというのも、ベテラン劇団のうまさではないかと思った。
それは、「照れ」のようなものではなかったのか。
作・演出はもちろん出演者たち自身にもタブってくるからか。
世代によって異なるお揃いの「探検帽」というのは、少し面白い。
ポンコツ大学探険部
ラッパ屋
紀伊國屋ホール(東京都)
2015/06/27 (土) ~ 2015/07/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
仲間って素敵☆
OB達と現役部員達のやりとりも良かったですが、私的には梶山を取り巻く物語がすごく心に響きました。たくさん笑えてちょっぴり切ない素敵なお芝居でした☆
Windows5000
壱劇屋
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2015/06/19 (金) ~ 2015/06/22 (月)公演終了
満足度★★★★★
住めば都♪
部屋一つ一ついろんなこだわりがあって、何があるのか見ながらお話をみてと、本当に目が足りませんでした(笑)ひとりひとりをカメラでと撮ってもう一度見たいです!
区役所職員の声はまさにオーディオコメンタリーでしたね(笑)そのとき思っていたことを言われたときはシンクロ…!と感動しちゃいました!
GBBでもされていた逆再生がまたもりこまれていて、また逆再生を見ることができて満足です!サンプリングデイでもまた見れる、かも?楽しみにしてます(笑)
夜叉ケ池
演劇実験室◎万有引力
シアターブラッツ(東京都)
2015/06/18 (木) ~ 2015/06/24 (水)公演終了
満足度★★★★★
最高に気持ちよかったー!
小さ目の劇場で拝見するのは初めて。客席の熱気というか密度がすごい。あとはもうひたすらに視界も音も気持ち良くてしあわせでした。
『新・殺人狂時代』
流山児★事務所
ザ・スズナリ(東京都)
2015/06/24 (水) ~ 2015/06/28 (日)公演終了
満足度★★★★
ぶつかり合い探り合い
光を求めて。いや、生き抜くことを求めてぶつかり合い、探り合い、励まし合い…。そんな「あい」がたくさん見えました。これから私達はどうしたらよいのか?そんな問いかけを受ける衝撃作品でした。また、役者・美術・照明・音響…と競い合い作品を一つにしようとする「愛」を感じました。
エリザベート
東宝
帝国劇場(東京都)
2015/06/11 (木) ~ 2015/08/26 (水)公演終了
満足度★★★★
新演出!
蘭乃、井上、田代、古川、香寿、尾上キャスト!
蘭乃・・・後半の地声が音域の部分は良かったものの、一番の聞かせどころの”私だけに”は声が3種類に聞こえ、違和感否めない!
井上・・・ルドルフの印象強く、切り替えできるか心配だったが、オーソドックスなトートで期待通り。チラシより目を吊り上げ黄泉の帝王らしさでてた。田代・・ルドルフから今回フランツに違和感なし。香寿・・・彼女は、”モーツアルト”の「星から降る金」で好きになり、初めてとはいえ貫禄のゾフィー。
尾上・・・帝劇デビュー、ルキーニの悪っぽさそこそこでてたが、歌った時の語尾をもっと丁寧に歌ってほしい。今後はもっと良くなるだろう!次回は山崎観るのでそれとの比較でどうだか。
ネタバレBOX
曲の良さから、エリザベートの評価は変わらないが。
どうも新演出に馴染めない。(今後数回で印象変わるかもしれない)
舞台上の棺もどきのセットの上(数多くないのだろうが)での演技が頭に残る。前演出のほうが舞台を広く使っていたような感じがする。
好きだった3人が乗る馬車が、ますます馬車もどきになってしまったのも残念!
ポンコツ大学探険部
ラッパ屋
紀伊國屋ホール(東京都)
2015/06/27 (土) ~ 2015/07/05 (日)公演終了
満足度★★
答えは自分の中
面白いよりも、考えさせられる要素が強いと感じました。
ネタバレ参照
ネタバレBOX
大学サークル「探検部」の、現役は、パンケーキが、テーマになっている。「探検部」が不人気の為部員が少なく現状維持で困っている。みんなが、大好きなパンケーキの人気をどうにか利用する事が、活動の主流になっている。
そこへ、OBがやって来て昔は山に冒険に行って居た昔話を、語る。
OBの、人間関係は、卒業後も続いていて部員同士のリストラする側と、される側、部員同士の結婚と、離婚と、部員同士の恋敵の再開・・・
共感しやすい内容でした。
ラッパ屋だからと言っても、コメディーばっかりじゃ無いのですね。
コロッセオ・ミュージカル’80
とくお組
座・高円寺1(東京都)
2015/06/24 (水) ~ 2015/06/28 (日)公演終了
満足度★★★★
どんでん返しミュージカル!
鈴木さんの持ち味がでていて楽しめました。
親しみやすいミュージカルで舞台セット、衣装とも良かったです。
とくお組本当にお休みしちゃうのでしょうか?寂しいです。
ネタバレBOX
この時代で、最後に悪役許すなんて・・・ない、ない。(笑)
最後の愛人
株式会社FMS
サンモールスタジオ(東京都)
2015/06/24 (水) ~ 2015/06/28 (日)公演終了
満足度★★★★
愛と死!
単純に考えれば、70歳過ぎのインポの官能小説家がコンプレックスから性的な関係を持たなかっただけ。その女が美しく成長させていくことを喜びとしていた。その妄想の膨張こそが官能的SM小説を書くことができたのだなと思う。
それにしても、キャバクラで見つけた最後の愛人さくらの性格が良すぎて?と思ってしまう。SEXしないから愛していないのではないか、お金を貰っていいのだろうか普通は考えない(笑)!
ネタバレBOX
自分の愛が相手(団)に届かないと思い死んでしまう愛人さくら。
まさに小説そのもの。彼女にとっては死が究極の愛なのでしょう!
キフシャム国の冒険
学園座
関西大学千里山キャンパス内KUシンフォニーホール(大阪府)
2015/06/26 (金) ~ 2015/06/27 (土)公演終了
津波と原発事故…。
「津波と原発事故に見舞われ、家族を亡くした主人公が精霊の国へ誘われ…」
とっても胸の熱くなるファンタジーでした。
当初、120分との事でしたが、当日のアナウンスでは2時間半、「うっ」既に後に予定を入れていたため、泣く泣くラスト20~30分前に退出!
ネットなどを拝見すると、これから怒涛のラストに向けてのクライマックスだったようで、非常に残念!
もう少し早く情報(公演時間等)を提供いただけると助かります。
前半の部分は少しモチャモチャした感じで、少し乗れない感じでしたが、最後が本当に見どころの舞台だったようで、非常に残念です。
最後まで観れなかったので、満足度評価は止めておきます。
ポンコツ大学探険部
ラッパ屋
紀伊國屋ホール(東京都)
2015/06/27 (土) ~ 2015/07/05 (日)公演終了
満足度★★★★
人生に迷えるすべての人への応援歌
大学の寄付金集めの90周年記念式典とパーティーに参加するために集まった探険部OBと現役部員が繰り広げるあれやこれやといった一夜の物語ですが、セリフのうまさに加え構成が実によくできています。
ほろ苦さを含んだ泣き笑いの連続の中に人に向ける優しく温かい眼差しを感じさせてくれ観る者の心をencourageしてくれる久々ににラッパ屋本来の持ち味がよく滲み出ていたというからしさが戻ってきたのではという作品になっており、鈴木節が大いに炸裂していたと思います。上演時間は途中休憩無しの約2時間。
ネタバレBOX
ポンコツ大学の正式名称はおそらく日本駒込通商大学だと思います(劇中でこのように言っているように聞こえたので)。
また、ガールズトークなど笑いどころ満載の舞台になっています。