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その頬、熱線に焼かれ

その頬、熱線に焼かれ

On7

こまばアゴラ劇場(東京都)

2015/09/10 (木) ~ 2015/09/20 (日)公演終了

満足度★★★★

おんなななふしぎ
いつもそっけない感じのこまばアゴラの出入口あたりが、華やか。舞台のほうも、女7人の舞台は否が応でも華やかである。だが劇団チョコレートとの共同は、やはり濃く重かった。「重さ」は、そこに役ごと埋まる事で(リアルさを帯びることで)息を飲むような時間になる。 冒頭、尾身美詞の底辺から立ち上がるような声、はかなげに笑む智子役に始まり、渋谷はるかの割り入りの流れはすごみがある。 個人的には渋谷の急角度の演技の入り方は快楽である。昨年夏か、『父と暮らせば』での広島弁を思い出し、彼女にとって一連なりの仕事に見えたが、その価値のある仕事に思える。仰ぐように見る女優の一人。 他の6名はほぼ初の女優も多かったが、今回の舞台で全員、印象に刻まれた。劇団チョコレートとのコラボ、想像に違わず、重く、濃い。ノリの良さげなユニット名とはギャップのある舞台だったかも知れないが、「その頬・・」のタイトルと布の垂れた装置の意味が女優の登場と同時に氷解して以後、息詰まる時間を味わう演劇の快楽。

ネタバレBOX

登場する女性のほとんどは顔がケロイドで、何度目かの手術になる者、まだ進まない者、手術を終え帰国間際の者、そして腕をやられ顔は綺麗なままだった女性が亡くなった。手術のミスらしく、動揺が走っている。その夜が舞台である。
顔に負荷を負った事の意味が、外見からひしと伝わって来る。またそれが、女優らの演技の熱にもなって行くようだった。見た目の良さが女優の条件である、という一般的な認識はその通り、彼女らの自意識でもあるに違いないが、ギャップある役と向き合い、締った舞台へ昇華させた女優たちの立ち方が、感動の源だったのだろうと思う。
5に近い4☆
RED レッド

RED レッド

シス・カンパニー

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2015/08/21 (金) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★

中日を過ぎての観劇
映画「スカイフォール」や「ラストサムライ」等を書いたジョン・ローガンの戯曲。
アメリカ戯曲の文化背景はわかっているようで薄い知識しかもっていないので、ここで「ユダヤ人」「移民」等のセリフが出てくるとそこで話を理解するのに時間がかかる。戯曲の中にその手のセリフがなくても、多少の説明も入れて欲しいが、そうすると変更したと思われて上演規定に触れちゃうのかな?

キャンパスへ一気呵成に描く迫力は見てる側も体力がいる。
名声を得た画家にしてはなんだか若すぎるような‥なんというか巨匠オーラがまだ薄めに見え、あと10歳ぐらい老け込んだ体つきにしてもらえたら印象も違っていたかもしれない。
舞台上を照らす灯りの加減が、宗教的な明るさにも似て、漠然と宗教的芸術の高揚感を見ているような味わいある舞台だった。
約95分。

ネタバレBOX

富(?)と名声を既に手に入れている抽象画家と、そこへ助手としてやってきた青年ケン、2人による濃密会話劇。
好きを一生の仕事にし、作業開始前には一定の行動を儀式化するような創作方法を取っている画家。商業画家になった故の葛藤、生き様。
その彼の元へ助手としてきた青年(戯曲上の架空人物)は、幼少時ある経験から触れて欲しくない過去があった。傷口をえぐるように話を聞き出す画家。そこから2人の関係も微妙に変化し軟化したりそうでもなかったり。月日が流れるうち、疑似的父子のような関係を彷彿。
ロスコが血だらけなって死んでる、と勘違いした青年が、駆け寄り抱き起こす場面があったが、子どもの頃に受けた経験のことを思い出すのかなと思ったが、ナニごともなく話が進んでいったので、いつの間にか克服したのかー?セリフでそんなこと言ってたっけ?と自分の考えが止まってしまった。
最終的にロスコが青年をクビにして部屋を出て行き終了するが、あの叱責行為はロスコなりの餞のような行為だったのかな。

抽象画の類はテレビ番組の美術系番組で補完し、解説を読みながら見ないと理解できないのが正直なところ。今回の抽象画もなぜあの赤色なのか、浮かび上がる背景を理解しようしたら観劇しながらはなかなか難しい。劇場にロスコ絵画の常設?展示館のリーフレットあったが、千葉県か‥見に行くにしても家からは遠いな…。
國語元年

國語元年

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2015/09/01 (火) ~ 2015/09/23 (水)公演終了

満足度★★★★

工夫を凝らした演出
井上ひさしのこの作品はあちこちで取り上げられ、かなり知名度が高い。栗山民也演出のこの舞台は、見ている人たちを飽きさせない、工夫を凝らした作品で、何回見ても楽しめる。

南郷清之輔を演じる八嶋智人だけでなく、多彩な方言を使ってでてくる人たちの個性が存分に発揮され、そういう意味での群像劇である。見ていて飽きないのは、そういう台本になっているからだとも言える。

井上ひさしが訴えてきた言葉の大切さ。例えば、政治家の言葉が今ほど軽く扱われているというか、軽い発言ばかりで自ら言葉を毀損している、そのような世の中だからこそ、國語元年を見直したいのである。

「Nice to meet you, My old friend」 「嗾け上手の初恋」

「Nice to meet you, My old friend」 「嗾け上手の初恋」

劇団競泳水着

新宿眼科画廊(東京都)

2015/09/11 (金) ~ 2015/09/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

Nice to
70分。こちらも人間模様を描いた良作だ。

「Nice to meet you, My old friend」 「嗾け上手の初恋」

「Nice to meet you, My old friend」 「嗾け上手の初恋」

劇団競泳水着

新宿眼科画廊(東京都)

2015/09/11 (金) ~ 2015/09/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

嗾け上手
85分。風俗嬢を中心とした人間模様がコメディタッチで描かれる。設定にかかわらず清涼感もある。風俗嬢役の中野あきがよい。

MEIDO IN HEAVEN

MEIDO IN HEAVEN

合同会社シザーブリッツ

劇場MOMO(東京都)

2015/09/08 (火) ~ 2015/09/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

team A
110分。コツコツと積み重ねたネタふりがじわじわ効いてきて、テンポもいいし、よくできたコメディーだ。

蒸発

蒸発

intro

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2015/09/04 (金) ~ 2015/09/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

崩れていく物 崩れない 家族 湿気で腐るんだ
家族 自分勝手 兄弟 幼なじみ 知られたくない事 秘密 家族 分かる 崩れていく物 崩れない 家族 湿気で腐るんだ 心の不快を音と体の動きで表現 物語も表現もとても面白いお芝居。 

ネタバレBOX

大雨ね音 雨漏りを受けるバケツ なべ 傘立て。 カッパを着た6人 雨が止む 犬がなべの雨水を飲もうと、 だめだめ、お邪魔します。りょうちゃんは、 ただいま えっ 何だよ これ ねえ 雨漏りする家なの どうしたのこれ 雨漏り、 上杉さん さっきまでいたのに、 20年ぶり、 いつから 直す、 いいんだ。 俺の部屋 卒業アルバムとか ミイちゃんの部屋は・・・・、 スマ君:俺の事 覚えてる、アツシ:えーっと、 ご飯の支度でもしようかね スマ君 ビニール 持って来てくれたの、 スマ 帰れよ (バリバリバリバリ) おばさんまた来るね 来なくていい りょうちゃん 友達でしょう 友達じやない いじめてた 1週間。 嫌だ喋りたくない(ジリジリジリジリ)あっちゃん 入れ あっちゃん俺んち来いよ 1人がいい 我慢している(ギリギリギリギリ)。 雨がずっと降っています 外へ出れない。 ミイちゃんてどんな顔 覚えてない お母さんミイと何かあったの // 泥沼 下着泥沼 みんな知っている ピンク 水玉 りょうちゃんはもう盗んでいない 今 買っている 知ってたの りょうちゃんは 可愛いパンツが好き
なの ・・・・ // ここはもう あなたが知っている家じやない // 母さんは 私に触りません // トルル トルル はい はい いません そんな人はいません // ケーキ 皆で食べる ミイちゃんの誕生日

家族 自分勝手 兄弟 幼なじみ 知られたくない事 秘密 家族 分かる 崩れていく物 崩れない 家族 湿気で腐るんだ 心の不快を音と体の動きで表現 物語も表現もとても面白いお芝居。 
よみ人シラズ

よみ人シラズ

ナイスコンプレックス

吉祥寺シアター(東京都)

2015/09/09 (水) ~ 2015/09/14 (月)公演終了

満足度★★★★

知ることで愛せようになるんだなぁ、と思いました
こちらの団体の役者さんが客演しているお芝居を観て、
そこから1月の本公演を拝見したのが縁で今回も観劇。

2時間15分くらい。休憩なし。

開演前の諸注意の声が機械的だったのも、
作品の設定に準じたものだったのだと気づいて、いい効果だなと思いました。


相手が喋ってる時にもう一人が声をかぶせる会話が多く、
彼らの言わんとしていることはわかりましたが単語として認識しづらかったです。

テーマがテーマだけに楽しいものではなかったのですけど、
興味深く観れたし、見せ方も工夫されてて面白かったです。

ネタバレBOX

国歌「君が代」がテーマのお芝居ということで、
最初は緊張気味に観ていたこともあり、
序盤は誰が「人間の役」で誰が「概念の役」なのかで戸惑いました。

それがだんだんはっきりしてくる中盤以降には気持ちも落ち着いて、
特定の人物ではなく概念としての「政治の世界」の描き方、
「歌に衣を着せる」行為があらわす意味、
パイプ椅子で作った橋を渡る歌の「披露」など、
THE・演劇! な鮮やかな表現方法に見とれました。

役名は、登場人物がほとんど自己紹介をしないので
最後まで一致しないキャラクターもいましたが、立ち位置はわかりやすかったです。
(当日配布のパンフレットがすごく助けになりました)


国歌の是非とかそういう思想的な話ではなく、
服を着せたり檻に閉じ込めたりするように、
別の思惑・解釈を加えていくことで
本来の姿や関係が失われる様子とか、
それを繰り返すことで土台が失われるのでは、という懸念とか
「国歌」や「国家」に関すること以外にも言えるなぁ…と思いました。

「君が代」や「【君が代】が本来向けられていた対象」を擬人化することで
ストーリーがついていきやすくなっていたし、
感情移入もしやすくなっているなぁと思いました。


時代を超えて姿が変わっても「概念」たちは演技の根が変わらずの安定感で、
それを利用した会議のシーンの時代の飛び方が面白かったです。

「キミ」役の林野さんの立ち姿とオーラ、衣装の似合いっぷり、
玉音放送を現代語で語っている際の視線吸引力が素晴らしかったです。

聾唖の少年「アキラ」の(現実世界での)喋りは、
前後の様子でだいたい言いたいことわかったのでヤキモキせずに観られました。
聾の字を上下にわけて
「耳が聞こえない」ことを「龍の耳を持つ」と表すのはここで初めて見ました。
オリジナルの言い回しなんでしょか…格好いい表現だなぁ。


彼が持つ、サポート機械(スマホのアプリ?)の音声についても、
父親役の森田さんの表情だけでも
「あ、これお母さんの声なんだ」ってわかるようになってて
演出、演技力ともにすごいなと思いました。
森田さんの帝王のような揺らがない様が恐ろしく、目をひきました。


ぶっちゃけ「さわらぬなんちゃらにたたりなし」という認識で
特に意味も調べようと思わずに、ただ歌っていた「君が代」。
(恥ずかしながら「岩音鳴りて」だと、学生の頃は本気で思っていました)
知るきっかけ、深く知ろうと思うきっかけになって、良かったです。
MEIDO IN HEAVEN

MEIDO IN HEAVEN

合同会社シザーブリッツ

劇場MOMO(東京都)

2015/09/08 (火) ~ 2015/09/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

西九条家 forever!
Bチーム千秋楽を観劇しました。
西九条家Bチームのチーム力が存分に発揮された千秋楽でした。
ノリノリのメイド長や何かドタバタしている執事長達を観られなくなるのは残念ですが、小気味の良いテンポや笑いが、長く記憶に残る名演だったと思います。
出演された役者様方の今後に期待しています。

あの日はライオンが咲いていた

あの日はライオンが咲いていた

PocketSheepS

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2015/09/10 (木) ~ 2015/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

どストライク!
素敵なお話です。もろ好みでした。そりゃぁ細かいところではケチつけようと思えばいくつかはありますが,物語のラストを観て,その満足感の中では,そんなものは吹っ飛んでしまいます。千秋楽,終演後,拍手は鳴りやみませんでした。わかります,つぅか,自分も一生懸命拍手していましたもの。この劇団,初見でしたが,すっかり記憶に残りました。次回作も観たいなぁと思っています。

MEIDO IN HEAVEN

MEIDO IN HEAVEN

合同会社シザーブリッツ

劇場MOMO(東京都)

2015/09/08 (火) ~ 2015/09/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

A班千秋楽
観ている側が気の抜けない話のながれの中で至るところに笑いがあり気がつくと最後は感動までしてしまいました。2時間弱の舞台があっという間に終わってしまうぐらい楽しい時間を過ごせました。

MEIDO IN HEAVEN

MEIDO IN HEAVEN

合同会社シザーブリッツ

劇場MOMO(東京都)

2015/09/08 (火) ~ 2015/09/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

私的ドタバタ劇論…私の演劇原点
関係の皆さま、楽しい一週間を有難うございました。
今頃は打ち上げパーティ真っ最中でしょうか?
今回、この舞台について色々書かせて頂きましたので最後に余計なこと(?)まで書かせて頂きたいと思います。

私の世代の演劇好きな人間は、かなりの割合で唐十郎作品のファン(?)なのでございます(さすがに唐さん自身が憧れを持っていたであろう寺山修司にまでは遡らない世代で、そんなに高齢ではないつもりなのですが・・・)。
実は『MEIDO IN HEAVEN』の 前に観た舞台が唐十郎作品の『二都物語』…花園神社のテントで体育座りで観ました。更にその1年前には同じ場所で『ジャガーの眼』も観ました。なんでこんな話を持ち出したかっていうと、私にとってのドタバタ劇の原点がまさに唐十郎作品にあるからなのです。唐作品は深いところではシリアスなテーマでありながらも実際の舞台では多くのメンバーが舞台上にあって、いかにシリアスな場面でも常にお笑いツッコミが入り客席が笑う...見る側は決して深刻にはならないけど舞台が終わった後には独特の感情(感動の一種?)が残る…というものです。音楽や歌も多用されていてセリフは時に聞き取り難いほどの速度でシャベリまくられ、物語は予想もできない展開で進んでいく。現実にはあり得ないストーリでありながら感情や情緒・情念というものは、あくまでも現実のそれに深く根差す不思議な世界。
・・・というような演劇世界で育った私は、今回見せて頂いた『MEIDO・・・』は、もう死んだかと思っていた愛するドタバタ劇に奇しくもまた出会えて望外の幸せでございました。ドタバタという語感は、多くの人物がバタバタしているというイメージがあって『MEIDO・・・』はピッタリのものでした。ただ深刻なだけの舞台は全く好きじゃない私です。
なんかイロイロ書いちゃいましてスイマセン。

最後ではありますが、関係の皆さまに、この素晴らし舞台を見せて頂いた事をトッテモ感謝いたします。ホント楽しい一週間でした。有難うございました。そして舞台の後でチョッピリお話しさせて頂いた山内さん、小澤さん、重山さん、伊藤えみさん有難うございました。今後も一層のご活躍を!

「Yellow Bird」

「Yellow Bird」

Real Yellow Unit

藝術工場◉カナリヤ条約(大阪府)

2015/09/04 (金) ~ 2015/09/06 (日)公演終了

満足度★★★

初カナリヤ条約!初RYU!
初カナリヤ条約!
初RYU!

コメディは難しいですが…、アットホームな感じで笑えました!
チラシの出演者と、実際の出演者…、女優陣がガラッと変わったようですが…。
つかささん、飛鳥さん、良かったです。

特に飛鳥さんは高校生とのこと、体当たりの演技でしたが、こなれた感もあり、キーマンだったように思いました!
高校生と知っていれば、一票投票したのですが…(ゴメンなさい、別の人に入れてしまいました♪)。

追伸、楽日特典DVDありがとうございます。
楽しく拝見しました。

幕末緞帳イコノクラッシュ!

幕末緞帳イコノクラッシュ!

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インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/09/04 (金) ~ 2015/09/15 (火)公演終了

満足度★★★★

無題1596(15-285)
19:30の回(晴)。

18:30受付(整理券あり)、19:00開場。

楽屋を通って中へ、前回同様、2階まで飾り物いっぱい、階段あり、最前列(ミニ椅子)目の前にマイクスタンド5本、2列目からパイプ椅子。かなり若い方が多く、上演中も楽しそうでした。

やないさきさん(白米少女..たぶん10作超)が出ていらっしゃるので。「常夜ノ國ノ★アリス(2014/5)」から続いて4作目(「コルトス脳信号(2012/@ミラクル)」を観ています)。

今回は、「なじみ」ある題材で楽しく観ることができました。意外と字幕が役に立ちました。

19:28前説(アナウンス)、19:34開演~21:40終演、Live21:45~21:56。

ツキシカナイ

ツキシカナイ

満月動物園

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2015/09/11 (金) ~ 2015/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★

ついに次回で最終
次回も楽しみ

Unbreakable -アンブレイカブル- 第二章

Unbreakable -アンブレイカブル- 第二章

演劇レーベルBo″-tanz

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2015/09/10 (木) ~ 2015/09/14 (月)公演終了

満足度★★★★

不思議な感覚!
ハードボイルドなシーンがオヤジギャグの会話シーンに、発砲シーンかと思ったら、ムカデの着ぐるみ登場などなど話展開のギャップが大きく、さらに聞きなれない言葉が多く観ていると不思議な感覚に陥ります。
ただし、今回は第一章に比べると長台詞のシーンが多く、もう少し動きが欲しい気がしました。
画像はスクリーンが2面になり、観やすくなって効果的でした。
元殺し屋役木村さん長台詞魅せられました。元悪徳警官棚橋役高橋さんの
解説地味ですが面白かったです。元セクハラ准教授の秦役はなださん相変わらずカミカミ多かったですね(笑)。衣装が全然別物だったので混乱しませんでしたが、市川姉妹の判別解りました、鼻の下のホクロですね!

ネタバレBOX

旧約聖書、ギリシャ神話に女系暴走族惨璃悪(サンリオ)の総長覇狼鬼帝(ハローキティ)と関連させる発想はどこから来るのか?
アザゼル=ハローキティも映像出演でなく、実際に出演して欲しかった。
ツキシカナイ

ツキシカナイ

満月動物園

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2015/09/11 (金) ~ 2015/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★

死神はやっぱり河上さんがイイ!
ここまで4作観てきました。
次作でいよいよラスト。今から楽しみです!

ネタバレBOX

詳しくは、自ブログに書きました。

http://ameblo.jp/gooharuhide/entry-12073106728.html
見果てぬ夢

見果てぬ夢

劇団FULL HOUSE

シアター風姿花伝(東京都)

2015/09/10 (木) ~ 2015/09/13 (日)公演終了

満足度★★★

Aチームを拝見
 舞台は病院の庭。いくつかのベンチとプランターが据えられ、患者、医師、看護師たちが出入りする。内容的には、TVドラマ風のちょっと泣けて、ほっこりできる作品といった印象を受けたのだが、

ネタバレBOX

 フライヤーなどでは、ハートフルコメディーとなっている点が気になった。作りがコメディーのそれとは、本質的に異なると感じたからだ。コメディーは、トラジェディーと同様、古くからの演劇様式である。それだけに古今東西、多くの作家がチャレンジしてきたジャンルであり、傑作と言われる作品も勿論残っている訳だが、作品化する時の難易度の高さは悲劇の数倍だろう。実際、これは、喜劇を作品化しようとした者なら誰しもが感じることではあるまいか? 
 まず、世界或いはシチュエイションと言い換えても良いが、に対する態度・距離感の問題がある。基本的には、常識や当たり前と思われている価値観を嘲る訳であるから、現実の人間関係と作品に描かれているそれとの適正な距離がどこにどのように描きこまれてゆくか、表現する順番はどのようであるのがベストか? 等々一概に結論を出せないような問題も処理してゆかねばならない。そのようなレベルに今作があるとは思われないのである。
 通常のストレートプレイとかホームドラマというコンセプトでなら、中々深い科白もあり納得できるのであるが、コメディーという括りで言われた途端、違うでしょ! と言いたくなってしまうのである。今作、メインになっているのが重度の癌患者で、おまけに妻は妊娠3か月の若夫婦だったり、ラブホテルを経営する親子の、糖尿病で社長の父と専務で娘の経営上の問題が絡んで来たり、夫を失って以来、精神に異常をきたしてしまった妻だったり、更には若い劇団員が盲腸で入院した所、腹膜炎を併発していて入院が長引き結果役を落としてしまったのだが、同じ劇団の先輩女優の彼女が、彼を慮って代役が決まったことを告げられなかったり、と内容的にかなりシリアスなものであり、シナリオもそういうスタンスで書かれているので、観客の心をまともに打つような科白が随所に入っている。そのためコメディーというコンセプトには入らないと考える。
 素直にストレートプレイというコンセプトで構わないのではないか。役者陣もかなり頑張っているのでコンセプトをキチンと纏め上げてゆけば、序盤、ちょっとゆるい感じも解消するのではないか、と考える。
残念なことだ。
【ご来場誠にありがとうございました!】ギンノキヲク FINAL

【ご来場誠にありがとうございました!】ギンノキヲク FINAL

ラビット番長

南大塚ホール(東京都)

2015/09/11 (金) ~ 2015/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★

お見事!
このシリーズ観るのは初めてでしたが、評判通りの素晴らしい作品でした。笑い溢れる人情劇なのですが、深刻な問題提起も含んでいて、大いに考えさせられます。50を過ぎると介護の話は本当に他人事ではないですね。

DADDY WHO?

DADDY WHO?

天才劇団バカバッカ

テアトルBONBON(東京都)

2015/08/26 (水) ~ 2015/09/13 (日)公演終了

満足度★★★★

木村 バージョンを拝見
 通夜の席に集まった面々。喪服に身を包んでいるのは半分ほど、男女比も半々ほどだ。なぜ、こんなちぐはぐな恰好の連中が多いのかは、彼らが何の目的でここに集まったのか、殆どの者が知らないからである。無論互いに顔見知りでもない。何らかの手掛かりを得たいとは誰しも思う所。

ネタバレBOX

で、その質問には、いきなり集まった全員が兄弟だ、という情報が提供された。そして、集まった目的は、彼らの父が亡くなったからだと。ところで、喪主を務めるのぼる以外に亡くなった男の親族だという意識は微塵もない。理由が分かっている母親たちは緊急会合とのことで、此処にはまだ1人も到着していない。弁護士も来ていないのだ。仕方なく、皆は、父親がどんな人物で、どんな暮らしをしていたのか? それぞれの母との関係はどうだったのか? 遺産相続等に関してはどうなのか? 等々について話し始めるのだが、その結果分かってきたのは、かなり複雑だが、納得のゆく、父の優しく温かな母たちとの関係と彼が実はゲイであったこと。従って集まった兄弟たちの誰一人として血の繋がりはなかったこと。にも関わらず法的には兄弟であることなどであった。
 この作品の根底に流れるこの劇団の温かさは、番外公演である今作にもキチンと引き継がれている。
 だが、更なる劇団の発展には、芸術レベルに達した時に考えられなければならない問題の一つとして、表現する者の作り出す作品が、社会の危機や、人間性破壊の状況がこれでもか、と立ち上がってくることに対して如何なる効果を持ちうるのか? 無意味なのか? との自問も作家・演出家・役者それぞれのレベルで問い掛けられねばならぬことであろう。この劇団がヒトの温かさを描くことをその中心に据えている以上、ブラックバイト、派遣法改悪、マイナンバーという名の国民総背番号制、安保法制や秘密保護法という名の情報隠蔽法と共謀罪、更に積極的平和主義などという矛盾語法による戦争法の数々に面と向き合わなければならない時期に来ていることは明白だ。これらの底で殺されているのは、今の所、人ではない。(自殺という形の被害者はたくさん出ているのに、その原因を拵えた連中が、殺人犯としてなり、別の罪状なりで、明確にその罪を問われることは、数々の欺瞞とそれを結果的に許してしまっている選挙民の愚かさによって覆い隠されている。本来責任を負うべき者達が野放しにされていることで殺されているのは)何より人間の尊厳、自らの主体を主体として誇るべき根拠なのである。
刑務所で奪われるものとは何か? 即答できる者もかなりあるだろうが、念の為に記しておく。収監者の名前、即ち姓名である。囚人は姓名ではなく、番号で呼ばれるのだ。そのことが、人間の尊厳を破壊する。

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