
コードシリーズ 「BIRDMAN~空の果てにあるもの・ライト兄弟~」
One on One
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2015/12/17 (木) ~ 2015/12/23 (水)公演終了
満足度★★★★★
今年最後の!?
感想を一言で言うと“これで今年の見納めでいいんじゃない?”まだ今年は二週間あるが、仕事と大掃除で忙しい身としては、この先、年内はそうそう観にはいけない。ギリギリまで観に行きたいという想いが無いわけではないが、もうこの作品で大満足して“観劇納め”としても良いんではないかと思うくらい、見応えある作品でした!演技・歌共にレベル高し!「オズの魔法使い」に絡めた兄弟の想い、内藤・鯨井両君が切なくなるくらい演じてくれた。また、オズのキャラクターどれも魅力的!楽しく切なく、心踊る時間を頂きました。(ちなみに「しあわせの詩」再演希望です。また桔平に会いたいです!)

人猫『このニャかに人猫(じんびょう)がいるニャ』
株式会社ADKアーツ
俳優座劇場(東京都)
2015/12/16 (水) ~ 2015/12/23 (水)公演終了
満足度★★★
出演者の本質が見える
こういう舞台、確かに慣れているものは強い。どう振舞えばいいか、経験値がものをいう。しかし、初めてのものはその本質があまりにも見え過ぎてしまう。あぁこの人は情報整理がよく出来てるとか、ちょっとこいつは小ずるいぞとか、この子あんまり賢くないかも!?とか・・・お気に入りの出演者が初心者で参加した場合、気づかなくてもいい本質に気づかされて、ちょっとガッカリさせられてしまうことも有りで・・・(逆も有りだが)今回もちょっと気に入っていた出演者の発言・行動にあぁ・・・この子ってこういう子なんだと、気づいて少々哀しい思いをした。もちろん他の出演者の思いがけない良さも見えはしたが・・・。

ROCCA ZAMURAI
SPINNIN RONIN
座・高円寺2(東京都)
2015/12/15 (火) ~ 2015/12/17 (木)公演終了
満足度★★★★★
感情溢れる舞台
最近はどこの劇団でもダンスシーンが多い。しかし、あくまで役者のそれであって、ダンサーのそれではない。ダンサーさんたちが出ている場合もあるが、小劇場クラスではなかなか圧倒されるようなものに出会う確立は少ない。
ここでは圧倒されるような動きが、ほぼ全員から放たれる。繊細さ・切迫感・緊張・悲哀・歓喜。踊りの中にそういう感情が溢れ出ていた。ここにいるのは演技者でありダンサー、それも飛びっきりの粒揃い!指先・つま先まで神経が行き渡り、柔軟で細かく刻まれる動き、ただただ美しくパワフル。観ているこちらの体が釣られて動く。そしてその美しさに息を呑む。圧巻の舞台でした。

泳ぐ機関車
劇団桟敷童子
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2015/12/05 (土) ~ 2015/12/15 (火)公演終了
満足度★★★★
完成度の高い安定した舞台にちょっと不満も・・・
14日午後、劇団桟敷童子の炭鉱三部作一挙上演最終演目である『泳ぐ機関車』を観に行った。
粗筋は下記の通り。
三好辰介は身重の妻と千鶴・美代の子供姉妹を連れ、寂れた炭鉱町にやってきた。その炭鉱を、自分の手で大きく発展させる夢を持って。自己資金と妻の母親から借りた資金を元手に、その炭鉱町を発展させ町の神様とまで呼ばれるようになった。しかし、私生活では妻は男の子(ハジメ)を産んですぐに亡くなり、男手一つで(実際は住み込みの女中・島森鈴子と関係を持つ)厳しく育てていた。炭鉱の従業員と身分関係なく親しく交わって順調に日々を送っていた辰介だったが、落盤事故で17人の犠牲者を出したことで生活や周りからの一家への態度は一変。家財も失い、辰介も失踪(実際は自殺した)し、子どもたち3人は遠い炭鉱町に住む親戚の元に預けられることになる。
末子ハジメは、落盤事故の原因でもある炭鉱の地下に流れる地下水に蒸気機関車を泳がせ、その蒸気で地下水を暖かくし、人々の心も暖かく和ませたいという夢を描いたのだが、結局その町を離れることで夢は夢で終わってしまうことになる。せっかく結ばれた孤児との交流も断ち切れれて・・・・。
実は、炭鉱三部作の『泥花』は預けられた後の三兄弟の物語、『オバケの太陽』は成人してからのハジメの物語で、今回の炭鉱三部作上演は時系列を遡る形での上演となっている。作品の完成度からも、話の展開や配役という点から観ても、時系列での上演よりも今回の方式によったほうが確実に楽しめるし感動させられたのは確か。
作品の完成度から言えば、今回の『泳ぐ機関車』が秀逸であることは確かなのだが、三作品を連続して観てみると、残念なことに徐々に作品展開のパターンや演出の方法を予測できるようになってしまった。そんなこんなで、完成度が高く期待度も同じく高かった今回の『泳ぐ機関車』で受けた感動は、前回上演の荒削り感のある『泥花』よりも低くなってしまった。と入っても、前2作の盛大な紙吹雪に代わる水の使用や、終演近くの舞台一面のひまわり、それに3作品恒例になった蒸気機関車の登場場面は演出面で圧巻であった。
役者の演技面でも、客席の笑いを誘うセリフや仕草は生きていた。反面、涙を誘われる場面の感動の度合いがちょっよ浅くなってしまったのは、そうした場面の演技面でのあっさり感が根本にあるかもしれない。
役者個人で観ると、三好辰介役の池下重大、ハジメ役の大手忍、野毛綾華(辰介の妻の母親)役の板垣桃子がなかなかの演技を魅せてくれた。客演陣も安定していて、作品として流石に各種賞を受賞しただけのことはある。
今回一連の炭鉱三部作を観て、一番感動したのは宣告書いたように『泥花』、次いで今回の『泳ぐ機関車』という印象を持った。自家には来年の夏に新作上演。期待したい。

BREATH
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2015/12/10 (木) ~ 2015/12/25 (金)公演終了

ビーイング・アライブ
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2015/12/11 (金) ~ 2015/12/20 (日)公演終了

覇道ナクシテ、泰平ヲミル
劇団ZTON
HEP HALL(大阪府)
2015/12/10 (木) ~ 2015/12/13 (日)公演終了

人間とカマキリ(『キンダガートン・コップ』改め)
ナカゴー
ART THEATER 上野小劇場(東京都)
2015/10/22 (木) ~ 2015/10/25 (日)公演終了
満足度★★★★
酷いなー、バカだなー、ナカゴーだなー
まずは友近&なだぎのビバリーヒルズ青春白書パロディにも通ずる「いかにも吹替え調」な台詞回しが笑いを誘う。
そう言えば今までもこのパターンはあったっけ。
また、中盤までは結構元ネタを忠実に再現しているようで、その「意外とマジメ」なツクリな割には当然の如く元ネタに遠く及ばないギャップが可笑しい。
ある意味、往年の大映テレビのドラマ(赤いシリーズなど)を観て笑っていた感覚に通ずるんじゃね?
それが終盤になると例え元ネタを知らなくても「これはオリジナルだな」と気付くレベルの逸脱を始めて、このナンセンスな味わいがまた「いかにもナカゴー」(笑)。
さらに序盤でも出ていた下ネタ炸裂で締めくくって、これまたナカゴー!(笑)
で、実はその逸脱のヒントが前説の「キンダガートン・コップ改め…」というフレーズに含まれているのも賢い。
そんなこんなで漏れていた評判通りに酷い(←褒め言葉)上におバカでナカゴーで、大いに満足。
ホント、酷いなー、バカだなー、ナカゴーだなー(爆)

ビーイング・アライブ
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2015/12/11 (金) ~ 2015/12/20 (日)公演終了
満足度★★★★
久しぶりの観劇、ムーブメントに進化を感じた
再演モノが続いたりして、久々のワンツーワークスでした。
何度も、観ている、古城さんの常套手段なのに、また油断して、しばらく勘違いしました。このあたりの、プロの脚本家の手腕は、お見事です。
始まる前は、急過ぎて、めまいがしそうな八百屋舞台も、進行につれて見慣れました。
欠陥マンションにも、老いの独り暮らしにも、同じように慣れて行くのかもしれません。
ニール・サイモン風だったり、星新一風だったりの、シチュエーションを使って、見事に、古城風アレンジの、今の日本の現状を色濃く投射した、名戯曲の構成に、呻りました。
お決まりのムーブメントも、内容に即した、シュールな動作の演出が、従来の、先にムーブメントありきのマンネリを打破していて、感心しました。
役者さん達、皆さんお上手だし、もう少し、一般に知られてほしい劇団だと、強く思います。

ビーイング・アライブ
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2015/12/11 (金) ~ 2015/12/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
歳を取るのは・・・
素敵なことですそうじゃないですか?・・・と中島みゆきさんが歌っていますが、なかなか大変なことですそうじゃないですか・・・。劇中何回も繰り返される、日常を表す動作の数々。そうか、下手すると(?)働いていた日々と同じくらいの老後があるんですね。好きな時に好きなお芝居を見にいけるくらいの体力と財力は持っていたいもんですが・・・。(余裕があったら加筆します)

ビーイング・アライブ
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2015/12/11 (金) ~ 2015/12/20 (日)公演終了

ROCCA ZAMURAI
SPINNIN RONIN
座・高円寺2(東京都)
2015/12/15 (火) ~ 2015/12/17 (木)公演終了
満足度★★★★★
圧巻のパフォーマンス!!
13人のキャストによるエンターテイメントダンスパフォーマンス!!
素晴らしいの一言です!(^^)v

漂流劇 ひょっこりひょうたん島
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2015/12/15 (火) ~ 2015/12/28 (月)公演終了
満足度★★★★
お約束の曲も、流れます
円形にせり出し、回転する舞台でオムニバスのように繰り広げたというのが、まずは成功の秘訣だったのでは。かつて、テレビで見ていた人も、この番組を見ていなかった人も、とても楽しく、笑える舞台だ。
テレビ放送されたのが前回の東京五輪のころ。カラーテレビもあまり普及していないころだが、NHKが折に触れて再放送していたから、何となく登場人物も分かる人が多いのかもしれない。でも、トラヒゲやドン・ガバチョは人形劇のイメージと重なるようで、重ならない。そこがまた、串田演出の妙なのだろう。
楽曲は全く新しいものだが、やはり、最後にお約束の曲は聴くことができる。宇野誠一郎、そして井上ひさしへのトリビュート舞台でもある。

ビーイング・アライブ
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2015/12/11 (金) ~ 2015/12/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
明日は我が身
10年後くらいの自分の姿を見ているようでした。
本当にどうしようか、そろそろ考えなくては。
傾斜のあるステージ、特に畳の部分では役者がすべらないか心配でしょうがなかったです(私のようなシロウトが心配するまでもなく、何か工夫をしてるんでしょうけど)。

ROCCA ZAMURAI
SPINNIN RONIN
座・高円寺2(東京都)
2015/12/15 (火) ~ 2015/12/17 (木)公演終了
満足度★★★★★
カッチョいい
殆どセリフがない実験的な作品でしたが、ロックサウンドに乗って超カッチョいいステージでした。ロックコンサートに慣れてる身としては、ギターの音はもっとデカくてもよかったなあ。

ほたえな 胸中が猿
グワィニャオン
萬劇場(東京都)
2015/12/16 (水) ~ 2015/12/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
魅せてくれた
近江屋における坂本龍馬暗殺事件の現場検証を行っている感じ。その手法はプロファイルし、いろいろな角度から検証する挿話が面白い。
「2009年、ソラトビヨst.の舞台に書き下ろした戯曲をグワィニャオンで大胆に味付け!」は、ラストの驚きも含め見事であった。

沖縄の火種(ウチナーヌウチケビー)
オフィスワンダーランド・(一社)演劇集団ワンダーランド
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2015/12/09 (水) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
満足度★
うーん
ホンが壊滅的に駄目なんだろうな。沖縄に原爆が秘密裏に持ち込まれ,それが野党(戦果アギア)に盗まれることから始まる荒唐無稽で陳腐な物語。軍事基地にジャーナリストを案内して一人で放置したり,米軍が戦果アギアを突き止めていながら生ぬるい捜索で終わったり,軍規や上官に平気でそむく軍人がいたり,ツッコミどころは満載。でも,そんなことよりも,とにかく沖縄は正義で米軍や本土が悪という固定観念が強くにじみ出ており,沖縄は昔からの自分たちの土地だから何をしてもいいんだなんて言い分,話の通じないどっかの国みたいな主張,物事を客観して大局観で見ることのできないだろう人間が書いた物語に思いました。自分には全く合いませんです。☆は三線の分です。いい音してたのになぁ。

ROCCA ZAMURAI
SPINNIN RONIN
座・高円寺2(東京都)
2015/12/15 (火) ~ 2015/12/17 (木)公演終了
ダンスパフォーマンスに
殺陣の美しい型を組み合わせ(これ、主宰もできるとは驚き!というか、主宰のオリジナル?)見どころ満載の舞台でしたが、あえて無言劇にした理由がイマイチよくわからず、(エンターテイメント重視ではない、ということだろうか)何だかモヤモヤする舞台でもありました。一緒に行った演劇初心者の友人などはほとんどストーリーが掴めなかった様子。こうなると、モブシーンによる情景描写の見事さも却って見疲れしたんだろうな、とちょっと気の毒な気がした。役者さんにとってタフな無言劇は、我々観客にとってもタフな劇であることは間違いない。演劇性の高さとエンターテイメント性の狭間を敢えて行くような舞台で、ちょっと評価が難しい。私もかなり見疲れたので、もう少しすっきりと解り易い仕立てにして欲しいな・・・・。

悲しみを聴く石
風姿花伝プロデュース
シアター風姿花伝(東京都)
2015/12/11 (金) ~ 2015/12/21 (月)公演終了
満足度★★★★
蚊帳のような仕切り布の装置が面白い
世界の遠く離れた場所では、こんなことが日常的なんだろうなと、暗澹たる気分。
生と死と性と怒りと懺悔の願いを聞かなきゃいけない中東の神様も忙しいんだろうな。
那須さんの膨大な独白を集中して聞いてたら、極限状態の世界に入り込みすぎて、少し肩が凝った。

MID騎士(KNIGHT)ミラージュ
無頼組合
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2015/12/11 (金) ~ 2015/12/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
面白かった!
スピード感があり、観ていて飽きない舞台でした。笑いあり、シリアスな部分あり、ほろっとさせる部分ありで、とても楽しめました。難民受入れの問題とか、裏社会の黒い部分とか、色々考えさせられる所があり、ただ面白いだけで終わっていない所も良かったです。登場人物のキャラクターも、みんな個性的で良いと思いました。桒山えり子さんの好演していたパワー溢れる西園寺刑事のキャラが憎めなくて好きです。とても楽しい時間でした!