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超、今、出来る、精一杯。

超、今、出来る、精一杯。

月刊「根本宗子」

テアトルBONBON(東京都)

2015/11/01 (日) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

みてきた
会沢さんのねもT姿がまぶしかったです。

ホフマン物語

ホフマン物語

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2015/10/30 (金) ~ 2015/11/03 (火)公演終了

満足度★★★★

負けず劣らず!
菅野ホフマン、米沢アントニア、本島ジュリエッタ
前日、米沢のジュリエッタを観たが、彼女ののびのびとした踊りはアントニアのほうが合っている。
本島ジュリエッタは高級娼婦宜しく、大人の女性の気品あるセクシーが醸し出されていて凛とした美しさがあった。

超、今、出来る、精一杯。

超、今、出来る、精一杯。

月刊「根本宗子」

テアトルBONBON(東京都)

2015/11/01 (日) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

アイドルは生き様見せてナンボなんじゃい!
 アイドルは生き様見せつけてナンボなんじゃい!
思わず手拍子してしまった。パフォーマンスはもちろんだが
その生き様に。ちょいヲタ芸してる観客も
いた。その気持ち分かる!ペンライト有ったら振ってた。
小心者なのでこっそりだけど。それくらい楽しかった。
当然だがめっちゃ笑えた。
 アイドル超大好きの根本宗子「にしか」書けない
「今しか」出来ない、超こだわりのお芝居。
 
 この演劇を強引に一言で表すと
「アイドルの実態に迫ったドキュメンタリー映画風
コメディ」だと思う。
 舞台は、埼玉県のとあるスーパー。
「自分ウケる」が口癖の超軽いスーパーの店長・篠田
(加藤啓)は店の売上をアップするため妙案を
思いつく。それは「スーパーマーケットアイドル」。
客寄せにアイドルとして店の屋上で歌ったり
ファンと写真撮ったりイベントを開催しながら、
普段は店員として働かせるというもの。
 彼の部下で性欲が強いがびびりの下島
(サゲジマ・宮下雄也)はその計画に賛同。
アイドルの募集をかける。
 選ばれたのは7人。
下島の彼女で7人の中で自分が一番可愛いと
思い込んでいる果鈴(尾崎桃子)、
どこにでもいる平凡な25歳の小夏(石橋穂乃香)、
個性が無い事を悩んだ末ギャルの道を選んだ志歩(あやか)、
最年少の19歳・いつもテンションが高く
バラエティタレントを目指しているハーフのジュリア(長井短)、
商売上手な仕切り屋の恵理子(梨木智香)、
元地下アイドル・一見メンヘラ
キャラだが意外としたたかで過激な策士の由梨(根本宗子)、
最年長39歳、アイドルになる夢を叶えるため家族を
捨ててきた崖っぷち感がプンプン漂う静香(新谷真弓)。
この7人でアイドル活動をスタートさせた。
 目指すは日本武道館。だが、現実は厳しくスーパーの屋上も
満席にできない。こんなどうしようもない
アイドルですら、センター争いが勃発。解散の危機に
直面する。果たして、夢の武道館に辿りつく事が出来るのか?
 ただでさえ、どのキャラクターも個性がきつくて非常に
笑えるのに、その彼女らが超真剣に凄まじいバトルを繰り
広げるのだから、笑いはますます増幅していく。
 
 「女の子はたくさんの夢を背負い、追いかけ、信じて生きて
いるんだと思います」(「ご挨拶」より抜粋)。根本はこう語る。
そんな女の子たちの夢の中で今最も多いのが「アイドル」
なのだろう。家柄や才能が無い何者でもない普通の女の子が、
他の誰でもない唯一無二の光り輝く何者かになれるのが
人気の理由なのかもしれない。
 だからアイドルの夢を一途に必死で追いかける一人一人に
激しく燃え盛る「ドラマ」が生まれるのだ。それは一人一人が
主役のドラマ。どんなに小さく世間に全く知られていない
アイドルにも紛れもなくドラマがある。ドラマある
ところに生き様あり。ドラマが激しければ激しいほど生き様も
強烈さを増す。
 根本が大好きな前田敦子がAKB時代、過呼吸で意識が朦朧と
しながらも舞台に立ち続けたのも、前田敦子の生き様。
 嗣永桃子が男の芸人にボコボコにされても「許してにゃん」と
ぶりっ子キャラを貫き通したのも彼女の生き様。両者とも
生き様、自分なりの筋を通している。そんなもの
見せつけられたら、アイドルに詳しくない拙者ですら
「あんたすげーよ。凄すぎるよ」と言うほかない。
 一方、ちっぽけでどうしようもない
スーパーマーケットアイドルの7人。7人の言動は、
他人からは滅茶苦茶で常識外れだとレッテルを貼られる
かもしれないが、各々の心の中ではちゃんと筋が
通っていて、真っ直ぐで、己の信念を貫いている。
生き様をこれでもか!と見せつけている。
それが超カッコイイんだ!やっぱこの7人も
「あんたすげーよ。凄すぎるよ」と
叫びたくなるのだ。叫ぶ代わりに手拍子しちまったよ。

 拙者が観た回は、高校生ぐらいの女の子の客が結構いた。
彼女たちはこの劇を見てどう感じたのか?「面白い」
「共感できる」って他に「根本さんのお芝居に出たい」とか
「根本さんのように演劇を作りたい」と夢を抱く人も
いたのではなかろうか。「根本さんは私のアイドルです」。
そう思った人がいても全然不思議じゃないほどのお芝居だった。

 根本は言う「私に私以上に面白い企画を持って来てくれる人に
出会うまで、私は自分の演劇にすべてを捧げ続けます」(演劇サイト
「コリッチ」より抜粋)と。この作品は観客に、当分の間
そんな人間には出会えそうにないと思わせるほどの快作だった。
超カッコイイ。これが彼女が今、
背負い、追いかけ、信じている夢そのもののような気がする。
この言葉に裏づけされた彼女の生き様に、
「あんたすげーよ。超超凄すぎるよ」と叫びたくなるんじゃい!

ホフマン物語

ホフマン物語

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2015/10/30 (金) ~ 2015/11/03 (火)公演終了

満足度★★★★

悪夢!
総じて衣装の美しさが光る、第3幕の舞台セットと照明は妖しい娼館の雰囲気そのまま演出が素晴らしい。
演奏は思いの外、静かで美しいメロディアスな部分とドラマテックな部分のメリハリが効いていて、曲全体の印象はオペラで聞くより直接的だ。
福岡ホフマン、小野アントニア、米沢ジュリエッタのキャスト。
福岡・小野のパ・ド・ドゥとソロはは丁寧で優しく観てて気持ちがいい。
米沢ジュリエッタは妖しさあるもののやや若さがを感じた。

10年後の因縁

10年後の因縁

南阿豆

pit北/区域(東京都)

2015/11/03 (火) ~ 2015/11/03 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題1644(15-333)
18:00の回(晴)。17:33受付、開場。

18:06前説、18:08開演~19:04終演。5公演目。

Wikiってみると、「ジャンベ」は西アフリカの太鼓とありました。素手とバチ、聴いていると喜怒哀楽いろいろなものが表現されているように聴こえ、南さんの舞と力技での競演。その南さんは童女のようでも鬼女のようでもありました。

錆びつきジャックは死ぬほど死にたい

錆びつきジャックは死ぬほど死にたい

ポップンマッシュルームチキン野郎

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2015/10/28 (水) ~ 2015/11/03 (火)公演終了

満足度★★★

潜在能力はあったと思うのだが…生かし切れなかったか
 はじめてのポップンでした。豪華な舞台装置に能力の高い俳優達、となると面白いはずなのですが…見終わって思ったのがまだまだ上を目指せたのに、という物足りないさでした。

 おそらく機械人間ジャックの行動理由が中途半端なところで明かされた事が一番大きかったような気がするのです。一番最初に明かしていれば主人公を追うことで物語を終えるでしょうし、ラスト近くで明かしておけば物語の解決として気持ちよさも生まれていたと思うのです。久保田さんの熱演の割には前半部分のネタ先行路線で主人公の存在感が薄れたのも勿体なかった。時代をあちこち行く展開だから余計に始まってすぐに「こいつが主人公!」という明確な提示をやっておいた方がよかったんじゃないかなぁ。

グルーミング

グルーミング

気まぐれ倶楽部

根津教会(東京都)

2015/10/29 (木) ~ 2015/11/03 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題1643(15-332)
15:00の回(晴、暖かい)。14:25会場着、受付、14:30開場。

入って右側に舞台、教会のベンチシート+椅子席。14:51牧師さんのお話(ヨハネの福音書)、15:02前説(90分)、開演~16:33終演。

ぼんやり眺めていたら「根津教会」の文字に目がとまりました。此処で2010/12にお芝居を観ていて今度はどんなお話なのかみると、斉藤さん、那須野さんのお名前が...そうです「みそじん」に出ていらしたお二人、ということで観に来ました。


3組の男女と猫。外国語が飛び交うとても上質なコメディー&ロマンス。教会でこんなに笑っていいのか...いや人を愛おしく思えるお話だからきっと大丈夫。高い舞台にはテーブルと椅子だけ。演技と衣装と洒落た会話が実に新鮮でした。

かかっていたのは「White Album」、ラストの「good night」もビッタリ。

FLY AGAIN

FLY AGAIN

関西大学劇団万絵巻

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2015/10/17 (土) ~ 2015/10/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

死ぬのを見ない為に、信じた道を。
舞台より客席が1m高い 戦闘機 パイロットの速い動きが上からの目線になり観やすい、この視界新鮮です。 死ぬのを見ない為に軍を強くする、核を開発、信じた道を。 死ぬのを見ない為に平和の道を探る 信じた道を。 生き方 想い 愛する心 戦争の殺し合い 憎しみ 良く出来た物語 登場人物の個性も面白かった。

ネタバレBOX

開場 風の音 草木の擦れる音 前説 携帯飲食喫煙 上演時間90分 //  よ、俺が隊長 もうひとつ部隊を作る 国の統一 敵 3倍 // あーカッケー 真隊長 飛びかた 軍に入る。覚悟あるの リオナは1級整備士 軍で働くひもになっても 絶対 真隊長と飛ぶ。東と西100年前 和平 今 武力を持って平和 真隊長はいない 特務部隊 総統 真は必要なくなった 何処にもいない。13部隊にいる 掃き溜め 殴りに行く 任務だ クロエ 小林 ミカ ミヤベ 真 腑抜け 泥団子 自分の目で確かめてみな 特務部隊 鷲尾さん佐々木さんとあった 上坊を殺した。帰んな。ふざけるな あんたは俺の憧れなんだ。そろそろ任務の時間 パソコン ふじの区奪還の支援 ふじの区は俺の故郷だ。// 初代隊長 音速を越えた ヤマト区を焼く 民 仕方ない どうしますか 作戦を実行しろ 戻れ 上坊 作戦に従え。何 本隊の部下が指示に背いた 止められなかった 死んだ。隊長を辞めてもらう 軍には残して下さい 鷲尾が罵る // 空に憧れ 自分の居場所を失っていった ミヤさんふじの区奪還 過去は明日を作るため 鍵 俺のべっぴんさんだ // 俺の故郷 進 真が追い付く 小林被弾 ここで敵を押し戻したら攻撃しなくよくなる 凄い // 上坊隊員の墓へ こっちだよ もう充分だ。進 半年で教える 1年で戻る // リオナ:進 軍隊辞めない 次は死ぬかもしれない 一人前のパイロットになる そんな事ではない バーカ // ふじの区掃討作戦を中断。真は総統の座を狙っている 佐々木このまま監視を。// 総統 兵器が完成。格納庫が爆破 真の機体がショート 妨害 リオナが整備 信じた者に裏切られると言った 西国の人間 最初から嘘 私の家族は殺された 東国の軍 機体に傷 上坊隊員が死んだ 私 貴方が大嫌い あたしはやりたい様にやっている じゃ何でそんな顔 パン 倒れる リオナ その目は・・・ 貴様か 殺せ 銃を投げる 進 殺して くそー パン // 雨 13部隊 進を励ますが やり場がない悲しさ 真に相談 兄貴ならどうするんだよ 自分で考える なんの為に飛ぶ お前は何の為に飛ぶ // 私は勝なら殺戮者にもなろう 次の指令 佐々木頼みがある // 総統 外道の作戦 リークする 軍事政権撤廃 一級戦犯 10年の禁固 小林 軍のCPをハッキング 核攻撃 真はリーク 指令 真を止める 揺れる軍 ミヤベが総統と話す 時代はどちらへ // 真隊長は正義の為に // あいつへのことずけ お前はお前 // 雨 佐々木後はまかした 敵部隊へ 追撃もある //私は13部隊から見た 死ぬ人々を 軍を強く。真も迷っている。総統の正義 // 空気の壁を見せてやるよ 後ろへ着け 真 鷲尾 てめえの道を作ってやる、老いぼれと競うなんて // 進 てめえのやる事は見つかったのかい。はい。 なぜ 裏切りを直接聞きたい。俺は罪人 俺を殺すのが任務。何処にでも行けばいい あばよ。 // 進か 貴様が真を殺したのか 作戦の中止を 政府からの中止、 佐々木 貴様。特務部隊隊長の望は平和 // 雨 止んだか。
東国からの 和平の使者 真 作れた平和 特務部隊が、・・・・ 。
錆びつきジャックは死ぬほど死にたい

錆びつきジャックは死ぬほど死にたい

ポップンマッシュルームチキン野郎

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2015/10/28 (水) ~ 2015/11/03 (火)公演終了

満足度★★★★★

カッコよくてせつない機械人間ジャック
劇団史上最も潤沢な予算で制作したと思しき豪華なステージを堪能。衣装もいつもり凝ってたんじゃないでしょうか。でも、一番凝ってたのが筋。2000年以上の思いが一気に結びついたラストシーンは涙。

核のメンバー+ゲスト2〜3人で作り上げる毒とおふざけだらけの迷作も見たいよ。

少年の庭【5454初の大阪進出】

少年の庭【5454初の大阪進出】

劇団5454

OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)

2015/10/30 (金) ~ 2015/11/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

変化した大阪公演
東京に続いて大阪公演も観て参りました。
東京から時間もそんなに開いていないのに、大阪ではさらにブラッシュアップされていてびっくり。
胸にダイレクトに届く良い舞台に仕上がってました。
次回公演も決まり、また今から楽しみです!

ブロッケンの妖怪

ブロッケンの妖怪

東宝芸能・キューブ

上野学園ホール(広島県)

2015/11/03 (火) ~ 2015/11/03 (火)公演終了

満足度★★★★★

パラレルワールド最高!
良い席入手のため、TSS先行振込販売にて購入しました。
そしたら、予想より前の席でオンライン先行でも大丈夫だったかも・・・。
今回は、倉持さん脚本の生瀬さんと竹中さん出演でしたので、予備知識なしで観劇。
そういうストーリーだったのかぁ~と、笑いながら観ました。

ネタバレBOX

生瀬さんと竹中さんが好き勝手にやっていて(そういう風に見えるだけですけど)楽しく観劇できました。
映像技術を使った演出で、早着替えなどもあり、ワクワク感までありました。
あっちの世界では、対照的な間取りになるなど、舞台装置も凝っていて、楽しかった!!
生瀬さん役の編集者さんが、ちゃんとあっちの世界と入れ代っていたオチも良かった。
きっとあっちの世界では、さらに2人で成功している?

あの時、あっちを選択していれば・・・なんて、私もよく考えます「
しかし、結局のところ選択の繰り返しで、大差のない道を進んでいる!
そんなふうに考えて生きている私を応援してくれている気がしました。
佐々木さんは頑張っていたし、大貫さんはキレキレの動きで、大満足です♪
Cake for Breakfast

Cake for Breakfast

ちょくちょく企画

Earth +Gallery (東京都江東区木場3—18—17)(東京都)

2015/10/29 (木) ~ 2015/11/04 (水)公演終了

満足度★★★★

翻訳らしくない翻訳
翻訳劇が 実は苦手であるのだが 翻訳を感じさせない翻訳というのか、江間直子というひとの言葉のフィルターの純度の高さというのか とにかく終わりまで一気に集中して観ることができる。

三姉妹の感情の振り幅が大きく 何度も何度もはらはらした。

舞台上で使われてるチョコチップクッキーの 感触、実際に手慣れた手つきで作られるレモネードの新鮮な香りも 舞台と客席の距離を縮めるのに一役買っている。開場待ちの間、外で待つ我々に 何度も気遣う言葉をかけてくださった役者さん、ありがとう。またお会いできますことを。

真夏の夜の夢

真夏の夜の夢

フェスティバル/トーキョー実行委員会

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2015/10/31 (土) ~ 2015/11/03 (火)公演終了

満足度★★★

スペクタクル
ユーモアのあるエンターテイメント・スペクタクル。
生演奏の音楽がとてもよかった。

朝をつれてこい

朝をつれてこい

劇団晴天

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/10/30 (金) ~ 2015/11/03 (火)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい!
うまくいかないモヤモヤ感に溢れていました。

ネタバレBOX

お芝居には不幸が付き物だと、うまくいきそうになるとうまくいかなくなる人たちのことをうまくいかない人たちの映画作りを通してうまくいかない人たちの日々を描いた話。

希望がありそうな気もしました。

不登校の女子生徒の家を先生が訪ねるとつい生徒に問題があると思いがちですが、不登校の原因が学級崩壊にあり、そして学級崩壊を鎮めることのできない先生がやり易い方の不登校の生徒の家庭訪問をしたという現実に根深さを感じました。その中学生りんご役を演じた角田悠さんの熱演が光っていました。ひきこもり用の段ボール箱の使い慣らされたしなやかさも現実味がありました。
恋愛戯曲

恋愛戯曲

じげ×はち 秋のプロデュース公演 2015

シアターD300(神戸大学国際文化学部大講義室)(兵庫県)

2015/10/30 (金) ~ 2015/11/01 (日)公演終了

満足度★★★★

とても楽しめ…、最後はジーン!
3つの少しずつ違うストーリーが同時進行。

暗転を繰り返し目まぐるしく変わるストーリーに混乱はしましたが、楽しめました。

ネタバレBOX

詳しくは自ブログで書きました。

http://ameblo.jp/gooharuhide/entry-12090704416.html
2LDK

2LDK

劇塾!S.W.S

魅殺陣屋スタジオ(大阪府)

2015/10/30 (金) ~ 2015/11/01 (日)公演終了

満足度★★★

楽しめた
一番最後の良かったな。

ネタバレBOX

詳しくは自ブログで書きました。

http://ameblo.jp/gooharuhide/entry-12091165238.html
シー・ザ・ライト

シー・ザ・ライト

もぴプロジェクト

高田馬場ラビネスト(東京都)

2015/10/28 (水) ~ 2015/11/03 (火)公演終了

満足度★★★★

物語の面白さ、テンポの緩さ
チラシに「有島武郎に敬意を表して」とあり、彼の作品「生まれ出づる悩み」がこの芝居のベースにあるという。
極論すれば、人間は生まれた時、すでに死ぬことに向かって生きることになる。そう考えれば、なぜ生まれてくるのか、という疑問が生じる。さて主宰で脚本・演出の下平慶祐 氏は「…生き様の問題なのだ…」として、この芝居を作り上げたと、今どき珍しい 手書き 挨拶文を配付している。

さて、この舞台セット...暗幕で囲い、その内側(客席以外の三方)に白い板を横向きにブラインドのように組み込んでいる。その雰囲気は、有島武郎(芝居の主人公)の人生末を思わせるようにも感じた。

ネタバレBOX

物語は、映画制作に携わる人々が、某映画賞を獲得するまでの人間関係...主人公・斎藤雅樹(前嶋優治サン)の優柔不断、周りの人々の生活、恋愛が絡み、少し切ない思いも描く。
さて、舞台セットは主人公の高校生時代の教室(机が2つ)と、映画制作事務所(中央に作業台並列・小物、冷蔵庫)の2シーンで構成。相互の場面転換はなく、時間は未来に向かって経過する。そして黒と白というモノトーンが囲む...まるで鯨幕のようである。そこには原作小説家の自死をイメージするような深淵が観てとれる。下平 氏が描きたい(自分の演劇人としての)思いも、この芝居の映画制作人に重ね合わせているようだ。その意味で物語は面白いが、そのテンポ、流れが緩く冗長(飽き)になるシーンもあった。その第一がワンシーズンという設定だとしても、衣装が同じであり時間の経過が感じられない。空気、雰囲気の流れがなく澱んでいる。また役者の沈黙時間が若干長い。その間(ま)は必要かもしれないが、それにしても...。
全体としては観せたいという“思い”が十分伝わるので、それをどう観客に伝える(観せる)かという工夫をしてほしいところ。

次回公演を楽しみにしております。
遠浅

遠浅

伏兵コード

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2015/10/09 (金) ~ 2015/10/13 (火)公演終了

満足度★★★★

静けさの中に力強さを感じるお芝居!
役者さんの息遣いさえも聞こえてきそうな静寂な中で繰り広げられる会話

小さい頃から父親という大きな存在に苦難する自身の姿
そんな彼女を優しく支える彼氏の存在
人間関係の微妙なバランスを保っている
それはリアリティに近いからなのか?しんしんと伝わってくる

役者さんの落ち着いた演技が印象的な
淡々とした流れのお芝居ですが力強くも感じられるお芝居

★アフタートークの長塚圭史さん(阿佐ヶ谷スパイダース)との
話もなかなか興味深かく楽しめました♪

花とフィーユ

花とフィーユ

少年ギ曲団

シアター風姿花伝(東京都)

2015/10/29 (木) ~ 2015/11/01 (日)公演終了

満足度★★★

笑いの多い冒険活劇だが...
軽妙なタッチの冒険活劇であるが、その底流にあるのは自然との共生である。自然...”漠”として捉え難いが、この公演では「世界樹」を象徴として用い、その花(華)が咲くことが、自然の恵としているようだ。
舞台セットは段差を用いた立体感があり、その組立構(一部照明を含む)を白い布で被い、幻想的な世界を創り上げていた。その幻のような危うい雰囲気は分かり易く、描き難い人間の内面(心理)や時空間を越えてという多重構成はない。それだけにストーリーの面白味が大切であり、その進展をしっかり観せる演出が重要だと思う。

ネタバレBOX

多くの笑いを散りばめ、飽きさせない工夫をしている。しかし、その散りばめのシーンと程度はテンポが緩くなり、シーンによっては冗長に感じてしまう。魅力ある人物が描き出されているのであれば、その背景を観せることによって物語に深みが生まれると思う。
例えば、旅人(ナガレとハジメ)が知り合ったキッカケ、世界樹の花弁が盗(摘)まれた理由...などの説明があると興味が増し理解が得やすい。
暗殺集団(5人衆)との殺陣?は、もう少し緊張・緊迫感があったほうが、各所の笑いとの対比でバランス(メリハリ)が良かったと思う。

テーマの重要性を訴えるのであれば、笑いの面白さ楽しさにとどまらず、その印象を刻み付けてほしかった。その意味で少し勿体ない公演に感じた。

次回公演を楽しみにしております。
「近代能楽集」より『邯鄲』

「近代能楽集」より『邯鄲』

もんもちプロジェクト

荻窪小劇場(東京都)

2015/10/30 (金) ~ 2015/11/03 (火)公演終了

満足度★★★★★

もんもちながら5.0:「邯鄲」
昨夜、笠川奈美さんの出演されているもんもちプロジェクト公演、もんもちながら5.0「邯鄲」を観て参りました。

 「邯鄲」は、三島由紀夫の「近代能楽集」の中に収められている、一篇の短い戯曲ですが、三島由紀夫の原作の舞台を観るのは今回が初めてなので、観る前に三島由紀夫の近代能楽集の「邯鄲」を読んでから観に行きました。

 読みながら、芥川龍之介の「杜子春」が頭に過り、確か「杜子春」は、中国の故事を下敷きに書かれていたんではと、高校の選択科目で取っていた現国の授業で読み解いた時の記憶が蘇り、「邯鄲の夢」という故事があったのを思い出した。

 「邯鄲の夢」とは、 老人が中国の邯鄲という所の旅舎で休んでいたところ、みすぼらしい身なりの青年が、老人の所にやって来て、今の貧しく不遇な人生と状況を嘆いているうちに眠くなり、老人から枕を借りて眠ったところ、富貴を極めた五十余年を送る夢を見たが、目覚めてみると、眠る前に栗を蒸していたが、その栗さえもまだ炊き上がっていないわずかな時間であったという話で、人生の栄枯盛衰のはかないことのたとえでもある。

 三島の戯曲は、その夢の中のシーンを独特の筆致で幻想的に描かれている。読みながら、頭の中に、まざまざと映像が立ち上がっていてのたけれど、もんもちの舞台が始まった途端に、その映像とピタリと重なる世界が目の前に表れて驚いた。

 「近代能楽集」は、葵上や他にも有名な能楽を三島が書いたその時代現代語の言葉遣いで書かれているので、だいぶ砕けて書かれているような印象を受けたのだが、実際に、登場人物たちその者として舞台の上で佇み、台詞を唇から放った時、三島の言葉の美しさを感じた。

 夢の中のシーンの、笠川奈美さん、細谷彩佳さんたちダンサーの人たちの踊りが、美しく妖しく幻想的な世界を舞台の上に広げて、「邯鄲の夢」の中に自分も吸い込まれてしまったような感覚へと陥って行く。

 生きているのに、全てを悟りすませてしまったように、生きようとする覇気も熱もなく、ただ死んでいるように生きていた主人公が、夢の中で、自分の意思に反して命を費えさせようとする者に迫られた時、最後に「死にたくない!生きたいんだ!」と叫んだ時、死んでいるように生きていた主人公は、やっと夢から覚め、自分の人生の時計がやっと動き始めたのではないだろうか。

 その、変化を越前屋由隆さんが、とても緻密で繊細に目の前に描き出していた。

 「邯鄲」は、栄枯盛衰の夢を見たのではなく、その夢から覚め、現実を生きることを選び、自分の人生の時間を動かし始めることに気づかさせるための壮大な夢なのではないかと思った。

 この世とあの世。現世と夢の世界。美と醜。欲と無欲。相反する2つの世界を描きつつ、実はそれは全て表裏一体、背中合わせ。清濁併せ飲むでないけれど、命ある限り、2つを完全に切り離すことは出来ない。

 そこにあるのは、どちらに重心をかけ、表にして生きるのかということ。

 欲にまみれ、人を踏みつけて生きるのか、その逆を生きるのか。どちらを選択するかは自分次第。

 夢の世界で生きるのか、自分の選び取った現世で生きるのか。全てが手に入る夢の世界で、死んだように生きるのか、栄枯盛衰は夢に世界のことと知り、自分で選び取った人生を生き切って死ぬのか。

 「邯鄲」は、美しい言葉と幻想的な夢の世界で誘い、突きつけられたような素晴らしい舞台でした。

文:麻美 雪

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