最新の観てきた!クチコミ一覧

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峠の我が家

峠の我が家

森崎事務所M&Oplays

本多劇場(東京都)

2024/10/25 (金) ~ 2024/11/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/11/11 (月)

久しぶりに岩松了作品を観たっ!!!!って感じがしました。
それぞれの秘密が…。とても不可思議な空気の流れを感じました。

リフレクション

リフレクション

レイジーボーンズ

小劇場 楽園(東京都)

2024/12/03 (火) ~ 2024/12/11 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

作、演出、キャストのこの顔ぶれは観ておかなければという半ば義務感のような気持ちで初日を観たが、期待を相当上回った。二重構造が目まぐるしく変わり、これで終わりだなと思ったらしつこく(失礼)ラストも魅せてくれる。1時間半、釘付けになりました。

メイジー・ダガンの遺骸

メイジー・ダガンの遺骸

名取事務所

新宿シアタートップス(東京都)

2024/11/30 (土) ~ 2024/12/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/12/02 (月) 14:00

メイジー・ダガンは本当に死んだのか?
なんてどうでもよくなってしまうほど、彼女は歌って叫んでスコップを振り下ろす。
このバランバラで一人ひとりがどうしようもなく壊れかけている家族は
血まみれになりながら、どこでどうすればよかったのかを問い続けている。
彼らが信じたのは暴力しかなかった・・・。

ネタバレBOX

灰色一色のキッチン、粗末な木のテーブルといくつかの椅子。
上手には入り口のドア、下手にはストーブと冷蔵庫。
正面奥には左右から木の枝が伸びていて、開演後にそれが揺れた時は
驚いたのと不気味なのとで ”あばらや感”がMAX。
ここでこれから壮絶な家族の黒いバトルが始まる。

最初にブチ切れて喧嘩を仕掛けたのは母親メイジー・ダガンだ。
長年夫の暴力に耐えて来た彼女は、自分の死亡記事を新聞に出し、
娘のキャサリンはそれを見てロンドンから帰って来た。

キャサリンは殴られる母親を見て育ち、愛する女性を殴ることで
自分への愛情を確かめようとする。
こんな風になったのは、殴られるだけの母親を見て来たせいだと思っている。

キャサリンの弟は両親と同居しているが、言動からは障害があるらしいと感じる。
生活力もなく現実に対応できない。
人が死ぬプロセスに異常な関心を持ち、過去には姉が可愛がっていた猫を死なせたらしい。

諸悪の根源メイジーの夫は今やただの飲んだくれで、女房と娘の憎悪の対象であり、
最期は娘からさんざん暴行を受け、女房にとどめの一撃、スコップで殴られる。

母親のブチ切れに始まり、他のコミュニケーション手段を持たない4人は、それぞれの方法で
家族を威嚇し合い、常に「猫のやんのかステップ」みたいな戦闘体勢。
激しい罵り合い、今さらの告白、それによる怒りのエスカレート、そして最後はやはり暴力。
暴力で服従させ、自分への尊敬や愛情を測り、足りなければ殴り、
足りていれば ”ではこれならどうだ” とさらに殴る、そうやって生きて来た家族。

途中差し込まれる映像が効果的でとても面白かった。
伝統的なアイルランドの家庭でよく掲げられるというイエスの絵画からイエスが抜け出て
巨大なイラストとなって飛び回るところ、思いがけない迫力にびっくりした。
と同時に、こんな暴力的な家庭にも、伝統的な神の絵が飾られるところに可笑しさを感じる。

作品の解説にある「ダークな軽快さとシャープなグロテスクさ」という
戯曲のタッチを楽しむ域に、とても私は達していない。
ただオヤジを殺して初めて少し朗らかになった女房を見ると、本当にこれから
3人で家族再生ができるんじゃないか、と言う気がするから不思議だ。



ゴーギャンおやじ2

ゴーギャンおやじ2

グワィニャオン

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2024/11/27 (水) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

熱い脚本と役者さんの熱量がすごかった!

ネタバレBOX

パート2の人生もいいかなと思えた。次行ってみよう!
リフレクション

リフレクション

レイジーボーンズ

小劇場 楽園(東京都)

2024/12/03 (火) ~ 2024/12/11 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

なかなか巧妙な構造の台本で面白い。もちろん青山・狩野の両一流舞台俳優による掛け合いとなれば面白くないはずがない。

リフレクション

リフレクション

レイジーボーンズ

小劇場 楽園(東京都)

2024/12/03 (火) ~ 2024/12/11 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

想像を遥かに超えて面白い。凄まじい才能が爆裂している。誰もが認める天才の集結。青山勝氏と狩野一馬氏のユニット、「レイジーボーンズ」はCOMPLEXを彷彿とさせる。(JACROW演出助手・野月敦氏もメンバーの一人)。脚本は中村ノブアキ氏の書き下ろし、ONEOR8の田村孝裕氏が演出。二人芝居とされていたが実質は音楽担当の宏菜さんも含めた三人芝居だった。
東京ドームでコンプを観に来た大観衆の前、突然現れたアイナ・ジ・エンドが最高のステージングで喝采を浴びるような舞台。天才は天才を知る。このシチュエーションで舞台二作目の新人がよく暴れ回れるものだ。末恐ろしい。宏菜さんはギターも巧く手が綺麗。
脚本も圧倒的。入れ子構造が互いのイニシアチブを奪い合い二転三転し続けるようなメタフィクション。このアイディアにもひれ伏す。
演技合戦としても面白く、玄人から素人から唸らされるだろう。終演後の物販では脚本が飛ぶように売れた。宏菜さんのCD直販もあり。「来年3月30日、王将を下った先の下北沢LOFTでワンマンがあるそうだ。」
メチャクチャ面白い。是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

lazybones=怠け者。

脚本家(青山勝氏)と小説家(狩野一馬氏)がTV局の会議室で落ち合う。青山氏はかつて小説を書いており、開いていた講座の門下生だったのが狩野氏。青山氏は小説を断念してTVの道へ、狩野氏は文学賞を総ナメしてベストセラー作家に。今では立場が逆転した二人、狩野氏の小説をTVドラマ用に脚本化するのが今回の青山氏の仕事。だが狩野氏は青山氏の脚本にどうも納得いってない。

劇団「道楽兄弟」は兄(青山勝氏)の脚本と弟(狩野一馬氏)の演出コンビでのし上がってきた。開幕直前だが今回の脚本が弟にはしっくり来ない。

どうも狩野一馬氏が西尾友樹氏とだぶる。役者としてのDNAが近いのでは?デ・ニーロVSアル・パチーノみたいにいつの日か演技合戦で戦って貰いたい。
沖縄戦と琉球泡盛

沖縄戦と琉球泡盛

燐光群

吉祥寺シアター(東京都)

2024/11/30 (土) ~ 2024/12/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

久々の燐光群。日常の忙しさのなかでさばくように毎日をこなしていたけれど、たまに普段考えない泡盛の歴史に思いを馳せるとそこには風味豊かな世界が広がっていた。
泡盛の原料クースを戦争のなかでも守ろうとした、または戦争を生き抜いて発見した人々の魂を垣間見て、代々に受け継いでいく生業の深さを感じた。いつも同じようにやっているのに、温度やそのときの環境で微妙に違うものが生まれる。泡盛作りとはまるで芝居のようなものだなと思った。いつもまったく同じというわけではない。それが生き物であり、芝居であり、それだからこそ絶望もすれど希望も生まれる。ほんわかした気分で劇場を出られたのは、沖縄のほがらかさに自分も感化されたからか。

LifeとWork

LifeとWork

ぺぺぺの会

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2024/11/27 (水) ~ 2024/12/02 (月)公演終了

実演鑑賞

「ぺぺぺの会」と「いいへんじ」という2団体による合同公演。1団体3名×2で、6名の俳優による一人芝居。ぺぺぺの会は普段から作・演出を担当する宮澤大和が3作を手掛け、いいへんじは3名それぞれが「作・演出・出演」を担う。結果、俳優それぞれの個性が反映されつつ、同時に団体の個性も反映された企画になったのでは(ただし6作全部観ていないため、想像も含みます)。6名の出演俳優のことを知る、俳優のことを好きになる契機になり得る公演だと感じました。

ネタバレBOX

観劇したのはAチームとCチーム。前述のとおり、一人芝居を「作・演出・出演」スタイルで創作したいいへんじと、「作・演出と出演」の二人三脚スタイルで創作したぺぺぺの会で、それぞれの団体の持つ個性が発揮されたと思う。このふたつのスタイルで創作過程や内容に変化が生まれるのは想像しやすい。LifeとWorkというテーマ、そして一人芝居というフォーマットなので、自身の日常と日々の内情を独白するような短編になるが、それぞれアプローチが異なり、その差異が作品の外郭になっていた。そして、LifeとWorkをどう解釈するか? も作品や出演俳優それぞれの根幹に関わってくるため、それらの捉え方も興味深かった。
ゴーギャンおやじ2

ゴーギャンおやじ2

グワィニャオン

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2024/11/27 (水) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

笑いあり涙あり、殺陣や格闘技も盛り込まれた、爽快で心に響く素晴らしい作品でした。
山口勝平さんのお芝居には終始引き込まれ、目が離せませんでした。物語が進むにつれて色々な伏線が繋がり、もう一度最初から観たい!と思うほど感動しました。

『晴耕雨読』

『晴耕雨読』

ウテン結構

六本木ストライプスペース(東京都)

2024/11/26 (火) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

素敵な作品に出会えたことに心から感謝しています。今年の中で、私にとって一番印象に残った作品です。
次回作も楽しみにしています!

ムッシュー・フューグ

ムッシュー・フューグ

関西芸術座

ABCホール (大阪府)

2024/11/29 (金) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

満足度★★★★

関西屈指の老舗劇団
最初の有刺鉄線の囲い?を見て、これで観にくいな〰️と思っていたが、途中で吊り上げられ、かつ板がトラックに早変わりしたのには、驚き👀‼️
しかし内容は、素人目にはとても分かりにくく、後ろの男性の大きな独り言(全く解らん 帰りたい)でも分かるように、難解であった
ナチスのユダヤ人虐殺の一幕(ホロコーストみたいな)だと思うが、語り尽くされた感もあり、死に対する(至るまでの)狂喜を表現していたと思うけど… 海外戯曲は難解と思わせる一作

サド侯爵夫人

サド侯爵夫人

プロジェクト榮

銕仙会能楽研修所(東京都)

2024/11/30 (土) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 今回の公演では、役者各々の戯曲解釈がより深く身体化された表現に達していたように思う。この感想が自分自身の三島アレルギー弱体化によるのかそれとも自分が感じた通りなのか或いはその何れもが作用して相乗効果を発揮したのかは定かでないので、もう一度ゆっくり戯曲を読み直しつつ講評を追記したいと思っている。もう少しお時間を頂きたい。

正三角関係

正三角関係

NODA・MAP

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2024/07/11 (木) ~ 2024/08/25 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

「カラマーゾフの兄弟」を下敷きに、父殺しの裁判劇(野田秀樹と竹中直人の一人二役の早変わりの繰り返しが面白い)の向こうから、何かが立ち上がってくる。

父と息子が奪い合った女性グルーシェンカ(=長澤まさみのアリヨシとの一人二役)と、長男富太郎(松本潤=熱演)の婚約者・生方莉奈(村岡希美)の二人の女性が出てくるが、生方に当たる人物はドストエフスキーの原作にいたかどうか覚えていない。

「大審問官」や少年コーリャの話はない。スメルジャコフもほんの端役になっているので、父殺しの犯人が誰だったのかは、原作を知らない人にはわかりにくいだろう。
今回は隠れた大テーマ以外にも、戦争中の竹やりでB29を落とす訓練のばかばかしさとか、科学者の軍事研究の倫理問題、軍需物資の横流しなど考えさせる素材がちりばめられている。アリヨシの同性愛の告白もある。

グルーシェンカは火薬につけた名前なのだという弁護士(野田秀樹)のツッコミがあり、男女関係・父と子の対立が、火薬・軍需物資をめぐる争奪とかぶらされているのも、今回の目立つ趣向である。生方と富太郎が婚約するのも火薬がらみのやり取りが関係しており、火薬の調達は、表面の父殺しの裏の重要なサブストーリーになっている。(結像が少し弱いが、でも最後の父殺しの真相で、生きてくる)

「一粒の麦、もししなずば…。一粒の麦がもし地に落ちて死ねば多くの実りをなす」のアリヨシのセリフが序盤、中盤、終盤で繰り返され、大きな意味を持つ。が、戦争の大量殺戮を語るこの作でどういう意味なのか、考えなければいけない。
12月2日夜に配信で鑑賞

ネタバレBOX

爆縮の火薬の仕掛けが早めにあり、光の公式E=mc2が出てくる。「長崎」という地名が中盤で出てきて、隠れたテーマがくっきりする。
8月9日が日めくりをめくるように近づいてくるとともに、人形峠(火薬原料の硝石が取れるとは知らなかった。もちろんウラニウムが取れる)と日本の原爆開発に関わる威番(いわん)の話も進行する。ソ連領事夫人ウワサスキー夫人(池谷のぶえ)の(大声で)もらすソ連の思惑もあり、日米ソの三国の糸が絡んでいく。彼女の超越した大げさな演技は、日本とは異質な存在であることを語り、舞台の幅を広げる。

最後に原子野に、赤ん坊を背負って立つ少女は「焼き場の少年」の写真を意識したもの。ロンドン公演に向けて、長崎を語る国際的イコンとして使っていたのだろう。
花火で「みんなが空を見上げるとき人は幸せになる」冒頭が、原爆で「空を見上げた時、人々が死んでいく」ラストの対比がこの作品の骨格である。
サド侯爵夫人

サド侯爵夫人

プロジェクト榮

銕仙会能楽研修所(東京都)

2024/11/30 (土) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

ぜひ全員能楽師が演じるバージョンを見てみたいなあと。
能楽堂って豊かな残響がしますね。深くリバーブをかけたような響きでした。

ネタバレBOX

登場しないサド侯爵について語り、物語が展開していくさまは「桐島、部活やめるってよ」のご先祖ですね。
平坂村事件

平坂村事件

十七戦地(2026年1月31日に解散)

新宿眼科画廊(東京都)

2024/11/22 (金) ~ 2024/11/26 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/11/26 (火) 14:00

昭和38年秋、福岡県の農村で起きた投資詐欺(未遂)の顛末。
石炭から石油への「エネルギー革命」が進行中で佐藤栄作や湯川秀樹が「時の人」であった時代を背景に描かれる騙す者と騙される者たちの「攻防」、どちらかと言えば騙す側に感情移入しつつ思いがけないどんでん返しで終わる運びに感服。
また、詐欺師、(その片棒を担がされる)科学者を筆頭にキャラクター設定と配役も的確で説得力があった。

久遠の影

久遠の影

劇団在りが欲し

大阪大学21世紀懐徳堂スタジオ(大阪府)

2024/11/30 (土) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

公演最終日に観に行きました。

演者の皆さんの演技は繊細かつ迫力がありました。
展開が進むにつれて強くなっていく役の息遣いや感情を間近で感じられて、劇場へ足を運んで本当に良かったと満足しています。
登場人物たちの魅力が台詞や身振りに散りばめられていて時々くすりとさせられ、観ていてとても楽しかったです。

内容と展開が精神的にずっしりと来ますが、これらの理由で約2時間があっという間でした。
とても素敵な作品と時間をありがとうございました。

ネタバレBOX

人の死と遺された人の悲しみ、怒りがガッツリ描かれています。

柏山さんの回想で「美味しいもの食べに行こう」と明るく言った池崎さんを、何の疑いもなく自然な姿だと思えてしまったことに、彼女の悩みを知りながら観た一観客として罪悪感を持ちました。
泰村さんの張り裂けるような怒声にはこのような気持ちも含まれていたのではないかと今は思います。

自殺志願者にとっては救いの一つであったとしても、自殺幇助は、故人と深い関わりがあった人にとって、人間関係と未来を生きたまま切断し耐え難い痛みを与えるものであるわけで、
それでも犯人を目の前にしてなお最後まで理性を保った戸松さんを思うとひどく胸が痛みました。

生きている間に自他へできる優しさについて改めて考えるきっかけになりました。
沖縄戦と琉球泡盛

沖縄戦と琉球泡盛

燐光群

吉祥寺シアター(東京都)

2024/11/30 (土) ~ 2024/12/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/12/02 (月) 14:00

座席1階

上野俊彦氏の著書「沖縄戦と琉球泡盛――百年古酒の誓い」をベースに組み立てられた戯曲。100年、200年と寝かせることもある古酒を守るには、平和でなければならない、というお話だ。鉄の暴風とも呼ばれた沖縄戦で、100年を超えて守り抜かれてきた古酒は破壊されてしまったからだ。

物語では、戦後焼け跡に残ったわずかなこうじ菌を元に泡盛を再建していくというエピソードも語られるほか、与那国島など沖縄の離島で泡盛を扱う男性の話など、前向きで希望が持てる話がつなぎ合わされている。戦争に「絶望」という文字が似合うとすれば、平和には「希望」がぴったりである。

燐光群のいつものスタイルが貫かれている舞台だ。タイトルにある「沖縄戦」というかつてのできごとよりも、自衛隊の南西展開、日米の軍事協力・一体化という近年の出来事やトレンドに真正面から意義や不安を申し立てるせりふが続く。少し手を広げすぎではないかというくらい、客席に対してのレクチャーが行われる。
冒頭から舞台にしつらえらている、3本の色違いの筒が何を意味するかが劇の後段で明かされる。それ以外にも、泡盛の造り方や、泡盛の元になる長粒米はすべて輸入で、どの酒蔵も分配を受けて同じものを使っているなどというトリビアもあっておもしろい。

長期間寝かせて味わうお酒がテーマなので、酒造りの土台として平和は欠かせないという劇の骨格は最初から明白であり、サプライズという楽しみはない。それも愚直な燐光群らしいと言えるのかもしれない。

ネタバレBOX

少し気になったのは、午後2時の回に空席が目立ったことだ。
いつもながら高齢の客が多い中で比較的若い女性の姿も目立っていたので、そういう面では安心材料なのだが。
ウエストサイドのオペラ座の殺人          

ウエストサイドのオペラ座の殺人          

カスタムプロジェクト

調布市せんがわ劇場(東京都)

2024/11/29 (金) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白かったです。
一生懸命考えましたが全く解けず・・正解したのは凶器のみ。
無理矢理感があると思いつつ(それが面白い)説得力もあるし、しっかり伏線が張ってあるのが見事だなぁと思いました。
ミュージカルをテーマにしているので、ストーリーは勿論ですが、衣裳等も楽しめました。
とても楽しい時間を過ごせました!

No.0001

No.0001

劇団108

こった創作空間(東京都)

2024/11/30 (土) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

面白かったです。
笑いと優しさと愛のストーリーで、切ない展開に哀しくもなりました。
観客の想像に委ねるというラストも良いと感じました。
役者さん達の楽しそうに演じる姿や表情も良かったです。
若さ溢れる、素敵な舞台でした。

ゴーギャンおやじ2

ゴーギャンおやじ2

グワィニャオン

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2024/11/27 (水) ~ 2024/12/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

いかりや長介の声がする。「次、行ってみよ〜!!」

東福生駅、横田基地の街。そこで生まれ育った主人公(山口勝平氏)の一代記。破天荒な親父(西村太佑氏)、安保闘争で丸太ん棒をぶん回して機動隊と戦ったWILDなお袋(上高涼楓〈かみたかすずか〉さん)。貧乏だったが米軍ハウスで暮らした少年時代。(主人公の少年時代役は天野ユウ氏)。あの頃は誰もが『あしたのジョー』に憧れた。父が始めたボクシング・ジムでボクサーへと前のめりで走り出す。

PBB(パーフェクト・ビッグ・ボクシング)にPPP(パーフェクト・プリティ・プロレス)というネーミングセンス。挿入される新興女子プロレス団体のエピソードはつかこうへい風味。園山ひかりさんが凄く良かった。

「この街は軍用機の音でいつも話が遮られる。」
山口勝平氏がやたら格好良すぎる。サム・ペキンパーの苦味。人生って奴は栄光や夢へと駆け登る甘い子供向けのは第一部、序章に過ぎず、本篇は第二部からなんだ。転落して何もかも失って惨めに生き長らえる。誰もが去っていく。もう体面も糞もない。生活していかなくちゃ。払うものを払わなきゃ。

一番好きなシーンは郷里に戻り、かつて住んでいた米軍ハウスに寄ると今ではコーヒーショップになっている。店を経営し画家でもある青井はれる(松浦裕美子さん)との邂逅。ここのシークエンスがまさに映画。作家の込めたものが凝縮してある。

魚建氏の丹下段平も最高。
遠藤純一氏は佐村河内守に見えた。
日替わりゲストのインフルエンサー役、桜咲千依(おうさきちよ)さんも狂っていた。凄くリアル。

ガッチリした脚本、第二部は文学だ。次回は来年5月に朗読劇!勿論これも観たくなる。

ネタバレBOX

『あしたのジョー』(アニメ版)の主人公・矢吹丈は生きる目的、戦うモチベーションの全てであったライバル力石徹を試合で死なせてしまう。半年程放浪し何かに吹っ切れてもう一度ボクシングに帰って来る。そこから始まるのが『あしたのジョー2』。今作もそれに習い人生第二章の意味でこのタイトルを付けている。

ラスト、自分の脳裏に流れてくるのはやはりSION「通報されるくらいに」。

褒められたくて気にして欲しくて解って欲しいことが
見返したくて格好つけたいことが全部力をくれる
同じ景色に蹴躓いてまた無様にコケたとしても
笑われても相手にされなくても···それがどうした⁉
ほら通報されるくらいにYEAHぶっとばすぜ!!

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