最新の観てきた!クチコミ一覧

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家族カタログ

家族カタログ

B.LET’S

小劇場 楽園(東京都)

2015/11/19 (木) ~ 2015/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

良作だった。
22日の夜公演を鑑賞。
老舗の醤油店を営むとある家族の物語。
話の主軸である三女を筆頭に役者陣の細やかな演技が秀逸。
長台詞の表現も迫力があり豊かでよかった。
脚本上、三女以外の兄弟(長男長女次女)の心情描写が薄いような気もしたが演じる役者陣のキャラクターでカバーされていた。
長男の嫁の愛らしさ、次女の元彼の不器用な優しさもよかった。
シリアスな部分あり、ホッコリする部分ありで全体的にとても楽しめた。


あたしのあしたの向こう側

あたしのあしたの向こう側

トツゲキ倶楽部

d-倉庫(東京都)

2015/11/18 (水) ~ 2015/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

構成の良さ
 前説がしゃべり終わって板に着くと開演というちょっと変わった始まり方だが、ここで彼は徐に眼鏡を掛けるとパラレルワールドについての解説記事を読みだす。このコンセプトが分かっていないと話が見えないからである。

ネタバレBOX


 さて、こうして始まった舞台には大して恰好良くもないのに矢鱈にモテル男が登場して驚かされるのだが、この男の前に現れる女は、主人公の女が、人生の途上で迷ったりした時に現れたパラレルワールドに存在する彼女自身なので、この男が格別モテていた訳ではなかったが、運命的な出会いではある。
 実は、こんな混乱が生じた原因は、次元管理をしているセクションのミスによるものだった。偶々、オリジナルの女1以外の8人が、この時空に同時に存在してしまった訳である。興味深いのは、パラレルワールドの性質である時空の歪みを利用して、現在の我々の政治的選択の結果をも挿話に織り込んでいる点だ。これが本質を突いていて観客に自分の選択の意味する所を考えさせるいい契機になっている。無論、この挿話が演じられる前には、恋、仕事、将来の選択など、日常誰もが悩む選択の契機が語られており、その中でさりげなく挿入されているので、このエピソードがショッキングな内容であるにも関わらず決して突出した印象を与えない。更に近い将来間違いなく我らを襲うであろうこの事態の深刻さを踏まえた上でハッピーエンドで終わらせている点、行方不明の彼が、戻ってくれた可能性を示唆した点も評価したい。何故なら、戦争のトラウマを抱えた人々が、我らの傍らにも暮らしているのが我らの現在だからである。

十七人の侍

十七人の侍

企画演劇集団ボクラ団義

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2015/11/20 (金) ~ 2015/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

大満足
ボクラ団義さんはいつもサービス精神旺盛でとても好感がもてます。
比較的長い上演予定時間ですが退屈する事なく楽しめました。
殺陣の迫力は座席位値によってかなり変わってくるかとは思います。
最前列で観ましたが凄かったです。

ダルマ少年

ダルマ少年

劇団三日月湊

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2015/11/19 (木) ~ 2015/11/23 (月)公演終了

満足度★★

主人公テンション高かった~(^^;)
童話?の狼少年が底にあるサスペンスホラーものかしらねぇ・・・
う~ん感じはN・ナイト・シャマラン監督って雰囲気の話でしたかな

だいたい90分予定の+αって感じっした

ネタバレBOX

閉鎖的な村で立ち入り禁止の西の山にオオカミが出たらしいと父の残した絵から探索に出る息子と友人。写真でオオカミの存在証拠を撮ったといって一躍ヒーローに祭り上げられるのですが、カメラ持ちの息子さん=ダルマ少年えを騙してた友人が真実=オオカミはいなかったとバラして、村のオオカミ探索熱は冷め。少年はひとり狂ったようにオオカミの存在を示そうとしてついには自身がオオカミと同様な行動をとり、友人を殺め。村人に捕まり殺人の罪で両手両足を切断され・・・・ダルマ少年は転がってしまい・・・終劇です。
人々の無関心が生む悲劇を描いた作品であり、ハイテンションなダルマ君の熱さには置いてけぼりにされる感じでしたなぁ(^^;)
ラストは映画「西太后」の壷刑を思い出した・・・
オオカミ探しは実際に日本でツチノコ探してる方を思い出したし・・・
いろいろと引っかかる内容の作品でありました
トロル

トロル

点滅 舞踏

ザムザ阿佐谷(東京都)

2015/11/21 (土) ~ 2015/11/22 (日)公演終了

満足度★★★★

照明や音響とのコラボの良さも光る
 北欧民譚に登場するトロルには小さな妖精から巨人に至る迄、様々な種が存在するようだが、今作では妖精サイズのトロルがイマージュの原型を為している。

ネタバレBOX


 構成は、「花のトロル」「谷の景色」「名もなき小さな者」「歪み」「自我」「冬将軍」「春に咲く」の7パートに分かたれている。照明や音響とのコラボが見事で夢幻の世界へ誘ってくれる。
 別にこれらのタイトル通りに感じなくても無論よかろう。また、トロルが何体出てくるのかとか、一体の♂のトロルの遷移が多く描かれているととってもよかろう。無論、他の部分は他の部分で解釈したらよい。そもそも、そのような解釈を拒む側面だって舞踏にはあるだろう。自分は様々な身体による記号表現やイマージュと戯れさせて貰った。
義経ギャラクシー

義経ギャラクシー

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/11/18 (水) ~ 2015/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

迫力満点!
X-QUESTさんの舞台は初観劇です。四方向からの観劇、更に客席と舞台上はとても近くキャストが走る風も感じられ、まさに共に旅をしているような感覚になりあっという間の時間に感じました。
殺陣やアクションがとても迫力あり、思わず手に汗握ってしまいました。
笑いありそして涙もあり、特に音楽や照明の使い方が印象的、衣装のヴィジュアルも華やかで素敵でした。
初参加の役者のファンで観に行きましたが、「義経ギャラクシー」の世界とX-QUESTさんの世界にはまってしまったようで早くも次の観劇が楽しみです。

TRUTH

TRUTH

劇団@ホーム

川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)

2015/11/21 (土) ~ 2015/11/22 (日)公演終了

満足度★★★★

そこはかとない突っ込みドコロもあるにはあったが・・・・
藩を思う若侍の群像劇として見ごたえはあったです

でも予約客?の到着を優先しての開演時間遅らせは、
小劇場界では定番ながら踏襲せんでも・・と思った2時間超えの作品でした。

ネタバレBOX

先に話しありきで、登場人物の行動理由が掴み辛く。
また何で行動しないのそこまでわかってて・・とか思うとこも少々あったデス

衣装や小道具はそれなりにきちんとやってあったなぁと感嘆

時間軸が今と過去を行ったり来たりしてたのは、
チョットわかり難くも感じられました=中盤から慣れてきましたが。
十七人の侍

十七人の侍

企画演劇集団ボクラ団義

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2015/11/20 (金) ~ 2015/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

純粋に楽しい
ボクラ団義、正直役者の個人的な魅力が8割的な感じではないのかと思ってましたが。ごめんなさい、純粋に楽しかったです。
時間が取れれば是非次回公演も観てみたい。
公演後絶対パンフ欲しくなるはず。但し、手提げの袋はないので注意。

相変わらず劇団名を見ると、「ボンクラ、、、ではなくてボクラ」と頭の中で誤読と訂正が繰り返されるのは治りそうにない。

ネタバレBOX

「実はゲームです」は始まればすぐ分かるのだからそこは初めからオープンにしたシナリオのほうがわかりやすかったかもかと思った、昔でいう夢オチ的なベタ感があって敬遠したのかもしれないが。
大前提として殺陣は最近非常に残念なものを見たこともあり、舞台効果とも良くマッチしてかっこよかったが、殺陣で語ると言われると、だったらもっとすくなくすべきだったのではないか?シナリオ全体にも感じたが盛り込みすぎ、作り込みが甘いのは西の長老だけではないのでは、2度見て隠された意図が見えた的ではなく、1度ではストーリーすら分からないでは生の舞台としては問題があるとのあくまでも個人的な感想。
総じて言えば、作品的には自分の好みには「今一歩」。
今回の公演がもう一回見たいかと聞かれれば「是非そうしたい」と答える、楽しい時間だったのは間違いない。
続・ぎこちない幸せ

続・ぎこちない幸せ

満員劇場御礼座

道頓堀ZAZA HOUSE(大阪府)

2015/11/19 (木) ~ 2015/11/22 (日)公演終了

満足度★★★★

5つの短編、楽しく拝見♪
好評再演の1編と新作の4編♪
なかなかシュールな感じで、しっかりとお笑いも…!
最後の1編は好評再演の1編でしたが、人の幸せを考えさせられる1編!
他の新作も大変凝っていて、面白かった!

是非、来年も大阪での公演を切望します!

Figure Out

Figure Out

Piece of modern Dance Company

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2015/11/21 (土) ~ 2015/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

-
大入りの盛況。作品に力みがなく、芸術的でもあるし、親しみやすい。

Only Lonely Rose

Only Lonely Rose

My little Shine

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2015/11/18 (水) ~ 2015/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★

面白いが…
過去と現在の境界に紛れ込み、不思議な体験をする女性の物語。ミステリー・サスペンス要素を織り込み、浮遊感、意識の混濁のような世界観を描き出す。空虚な過去、虚脱の現在、復活の未来へと導く。心底にあった思いが、ベールを剥ぎ取るように形象化される。
この公演では「大切なものは失ってから分かる」という台詞に見られるような、学習的な言葉によって物語が紡がれるようだ。世界は在るがままの目に見えるものだけではない。意識の潜在下に本音があり、行動していると...。
良い子ぶってもダメ!、あんたどうしたいの?
知っているようで分からない本当の気持とは...

ネタバレBOX

舞台セットは、図書館をイメージさせるため、変形階段の上辺の上手・下手に書架をイメージした張りぼてが立(建)てられている。基本的には、その階段の昇降の行動で場所と時間の変化を現す。物語は、複雑な様相を呈するが、場面転換の前には妖精のような妖しが現れるため、混乱することはない。
主人公の女性が、現在(図書館勤務)と過去(高校生時代)の境界に紛れ込む...今昔の意識が混濁したような世界が現れる。”良い子”でいるのは本当の自分、という自問自答するような姿。良い子を演じているのか否か、実は本人も気が付かない。他人(友人)を通した評価で一喜一憂する。自分探しのような話が中心であり、周りにいる人々と出来事・事件はその彩りに過ぎない。
高校時代の女友達は、一緒にいるだけで友達と言えるの? 彼氏は、私の気持を理解しているの、束縛していない? 図書館の閉鎖はどうなるの? ストーカーは? など色々絡み、それを収束させるため強引な展開になっている。印象としては、辻褄合わせに終始したように思える。

主人公の人物像の掘り下げを行い、人のあり方のようなものを描いて欲しかった。先にも記したが、自分のことは自分がよく知っていると思っているが、案外知らない面もある。自分の大切な気持、思い遣りは、その先にあるものを失って初めて気づく。

ラストシーン、懐中電灯オジさんとの会話が、それまでの話のすべてを凝縮するような言葉...”一つの星だけでなく、すべての星を愛す大らかさ”、という教訓臭も鼻に付く。このオジさん、殆ど登場しないだけに違和感がある。それも浮浪者のような風体・格好にする意味もわからない。真の姿は外見ではない、というような比喩か?

気になるところは、どうして過去・現在が陥穽するのか、そのキッカケ、理由が明確でないところ。
公演を通して、シーンごとの出来事のコミカルな演出、緩いサスペンスは楽しんだが、物語の展開がご都合的のようであり、残念に思った。

次回公演を楽しみにしております。
女と男のしゃば・ダバ・だぁ とおまわり ~あの角を曲れば ~

女と男のしゃば・ダバ・だぁ とおまわり ~あの角を曲れば ~

あみゅーず・とらいあんぐる

ウイングフィールド(大阪府)

2015/11/20 (金) ~ 2015/11/22 (日)公演終了

満足度★★★

渋い
今回、鑑賞させてっもらった、劇はまさに大人の劇団でした。
なかなか、渋さもあり、
この役者陣だからできるものと、納得しながら劇は楽しみました。

3つの短編でした。
極端な落ちをつけるわけではない、
日常系に近いような劇でした。

演出はなかなか、
映画好きな人がやっているのかな?
と思うような感じでした。
色々、そう、色々と。

渋めであり、
またみにいってみたいな~
と思いました。

ネタバレBOX

一つ目の劇。他人の家にこんにちは。2つ目の劇は無駄哲学な女。3つ目は、遺す男。という感じでした。1つ目は、騒動いいですね。役者両人ともによかった。ストーリーはアーキータイプですが、テンポよく進むストーリーが楽しい。2つ目は、少し背景への作りこみが荒く、だから何?と劇の内容が入りにくかったです。思わせぶりをするには、場面が少なすぎです。役者の力量だけではなく、設定の弱さから、役付けが弱いように見えました。3つ目は、なんか前半・後半としてもいいんじゃない?とおもうほどテンポ差があった。まあ、話す内容がないようなだけに、しょうがないのですが。

ドアを開ければいつも

ドアを開ければいつも

演劇ユニット「みそじん」

atelier.TORIYOU 東京都中央区築地3-7-2 2F tel:03-3541-6004(東京都)

2015/11/21 (土) ~ 2015/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

秋バージョン
一つ屋根の下、日々起きていた出来事は今は昔。面倒くさくて、やっかいで、温かくて懐かしい。
亡き母の七回忌前夜に集まった四姉妹の他愛無い会話、綺麗ごとだけではない波瀾の家庭史を、静かに時に激しく繰り広げる珠玉のホームドラマ。

今は父と二女の二人だけが実家で暮らしている。人は現在だけを生きてきた訳ではない。時空を越えて過去の家族との心を通わすことができる。それを仲立ちしているのが、長い時を一緒に積み重ね、やさしく見守ってくれた家の存在。その家の風景が家族の思い出とともにある。舞台となっている家も老朽し...唯一の物理的騒動であるが、父が登場しない家にあって5番目の登場(人)物のように思える。このお座敷公演は、その雰囲気にピッタリである。

ネタバレBOX

今、この四姉妹はそれぞれの生活を築いており、少し距離がある関係になっている。それでも会えば一瞬にして時が逆戻りする。そして、さりげなく近況も見せる巧みな演出。

さて、「人」という漢字は、背を向けるように2本の線が左右逆方向に払われながらも互いを支えあっている。他人とは違い、家族(母は亡く)...それでも姉妹は、日常的に会わなくなった分、お互いの近況が気になり、思いやりも増す。もっともそれが、お節介、煩わしいという反発を生むこともある。姉妹のキャラクターがしっかり立ち上がり、遠慮のない本音がぶつかり合う。観客(自分)は、それをそっと覗いているような感覚である。

公演によってキャスト(役柄も含め)が変更になるが、それにも関わらず濃密な会話が聞こえる見事な公演。

今回は秋バージョンということで、ホトトギスの花が咲いている。できれば、音響として、窓を開けたら雨の音、そして止んだら虫の音が聞こえたら...風情があったかもしれない。

次回公演を楽しみにしております。
ときのものさし

ときのものさし

HOTSKY

遊空間がざびぃ(東京都)

2015/11/20 (金) ~ 2015/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

心が揺さぶられる珠玉作
初見の団体...「介護」という説明文に興味を持って観たが、滂沱した。観る年齢層によっても捉え方に差があるかもしれないが、人はいずれ老いる。その時までどう生きるか...この公演でも特別な出来事は起きない。ただ坦々と日常の生活が...しかし、だからこそ身近で味わい深いものがある。

芝居の魅力は波瀾万丈か、虚実皮膜の世界を描くだけではない。その物語性も大切であろうが、芝居の丁寧、細密にもその魅力を感じる。本公演は言葉に力強さがある。その輝く台詞が公演全体を覆いつくし観る者の心を揺さぶる。
なお、認知症が進むと言葉が少なくなるが、そこに演出の工夫が…。

ネタバレBOX

介護施設「緑風荘」にいる母は認知症が進み、息子や嫁、孫の名前まで忘れがちである。自分の思いは、「後悔先に立たず」という諺があるが、本当にそのとおりであると実感した。認知症になると会話が著しく困難になり、意思相通が難しくなる。公演では「こえ」という役柄があり、無音になる芝居を観(魅)せていた。

また、公演の構成の巧みさに感心させられた。約60分という短い上演時間を前半・後半に括り分け、その前半...心の彷徨は、既に故人となっている離婚した夫、実妹に向けられる。その会話は方言や標準語が交わり愛らしく聞こえる。丁寧な展開の中に深い思いやりが見てとれる。今になって言える、または聞かされる本音の数々。”生きてきた”という実感がこもる。
後半...実の息子夫婦との関係は、自分の覚束ない記憶への諦め、苛立ち、息子への気遣いが痛いほどわかる。親密(親子)であれば向き合いたくない現実がある。その突き放したような描写が切ない。

この”夢・現”で繰り返し呟く言葉...胸の中で自分の支えとなる「しょうがないね~」は、”自分を許すお守り””大事な人を安心させるおまじない”という。慎ましやかな響きは、彼女の人間性をしっかり印象付ける。

最後に「認知症は、英語でロンググッドバイ」というそうだ。長い別れであるが、大切な思い出もたくさん残してくれた。そんな余韻を感じさせる見事なラスト。
次回公演も楽しみにしております。
ロボットの未来・改(またはつながらない星と星)

ロボットの未来・改(またはつながらない星と星)

中野成樹+フランケンズ

アキバナビスペース(東京都)

2015/11/20 (金) ~ 2015/11/25 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題1664(15-353)
11:00の回(曇)。

秋葉原は朝早くから沢山の人、外国の方も沢山。10:35会場着、受付、10:40開場、ぐるっと回って裏から。ザブトン、ベンチシート、椅子+ザブトン席。3列目の椅子席に座ります。

開演前、正面のシャッターが開いていて、路上、向かいの店内も見えます。

藤谷さんのお名前があったので観に来ました。藤谷さんと小田さんは全員1年生の「少女博愛主義(2015/2@だるま座)」が初めてで、「見ズ溜マリニ映ル青空ハキレイデ。(2015/4@サブテレニアン)」、藤谷さんは「新・赤と白(2015/3@B1)を入れて4作目、小泉さんは「これでも機嫌のいい顔です。(2013/9@711)」を観ていました。

正面に「ナカフラ」のサイン、床にレールと木箱、周囲に暗幕、95分との説明。
11:00お二人のトーク、11:08開演~12:42終演。15位のシーンに分かれたショート集。レストラン、アイドル、カウンセリング、JRのホームなどでの、少しSF仕立てのささいな会話。

終わってから(劇中、コテコテの関西弁がイイ)藤谷さんにお訊きすると、日芸の方が多いとのこと。外を眺めたり、生命を持たない存在の(実はそれほどではない)悲哀を感じたりしましたが、終演後の街は独特の雰囲気を纏っていました。

ネタバレBOX

レプリカントのように限られた期間(4年らしい)だけ活動できる存在と人間のお話しが中心で、ロボット三原則や機械による支配が、実にありふれた、普通の人間くさい会話として語られます。
蓮池温泉 愛の秘宝館 東京公演

蓮池温泉 愛の秘宝館 東京公演

仏団観音びらき

戸野廣浩司記念劇場(東京都)

2015/11/20 (金) ~ 2015/11/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

フルスロットル!!!
去年観たgood morning N°5『愛欲の乱』と甲乙付け難いパンチが効いた快作!!とにかく下品で吹っ切れた舞台でした。
いやァ、なんとか千秋楽に間に合って良かった。

蘇州夜曲

蘇州夜曲

水木英昭プロデュース

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2015/11/20 (金) ~ 2015/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

イケメンヤクザ
ヤクザが超イケメン。
ハードボイルド性を見失うことなく笑いと歌も盛り込み、見応えあるステージでした。意外な人が主人公で、意表をつかれました。

蓮池温泉 愛の秘宝館 東京公演

蓮池温泉 愛の秘宝館 東京公演

仏団観音びらき

戸野廣浩司記念劇場(東京都)

2015/11/20 (金) ~ 2015/11/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

なかなか社会派
平和な商店街に突如現れた秘宝館ののぼりに、道行く人は何事かとジロジロ。「ねえ、あれな〜に?」とパパやママに質問する子供も多数。

エログロナンセンスであるようでいて、世相の風刺と人類愛に満ちあふれた傑作。

また東京に来てください。

地上に広がる大空(ウェンディ・シンドローム)

地上に広がる大空(ウェンディ・シンドローム)

フェスティバル/トーキョー実行委員会

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2015/11/21 (土) ~ 2015/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

ポストドラマ、あるいはパンクロック
額縁内でドラマを異化するタイプのポストドラマ演劇。

幻想には現実(ドキュメンタリー)が
言葉には身体が、対置され、ぶつかり合う。

あるいは、パンク歌手のコンサート。
それはアンジェリカ・リデルの魂の叫びであり、
そこに人間の普遍的な姿が浮かびあがる。

ネタバレBOX

後半はパンクロッカーよろしく、マイク一本でリデル本人が叫び続ける。
それは1コードで延々吹きまくるフリージャズのソロプレーヤーのようでもある。

物語の構造はシンプルで、延々、母(なるもの)ならびに、社会秩序を罵倒したおす。面白いのは1つのメッセージとしか思えない叫びを聞き続けると、その内容よりも彼女の痛みが強く伝わってくるということ。そしてそれが反転し、憎めば憎むほどに母なるものや秩序・愛を求めてやまない彼女の姿が見えてくる。それこそ人間の普遍的な姿。
義経ギャラクシー

義経ギャラクシー

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2015/11/18 (水) ~ 2015/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

期待以上♪
感動します。
いつものことながら、また観に行きたくなります。
また観に行きまーす。

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