最新の観てきた!クチコミ一覧

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夫婦

夫婦

ハイバイ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2016/01/24 (日) ~ 2016/02/04 (木)公演終了

かなり好評ですね
父の認知症。家父長制の象徴のような立ち居振る舞いの父。人ごとではなかった。母の通院、入院、開腹手術、告別式。いろいろ蘇った。あの大学病院の腹腔鏡手術も身近なところの出来事。複雑な気持ちで…楽しめなかった。唯一楽しんだのは、川面千晶さん演じるマネージャーの暴挙。

THE GAME OF POLYAMORY LIFE

THE GAME OF POLYAMORY LIFE

趣向

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2016/01/21 (木) ~ 2016/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

そこに
天使がいた。何度も大きく息を吸い込んで、人間と天使の間を行ったり来たり。天使は、気持ちよくがんじがらめにされていて自由…なのだそうだ。究極だ。大切な人とのしがらみを持ちながら、それが自由だと感じるなら。●天使を中心に集った彼等はとても純粋だ。けれど同時に歪んでいる。だからヒズミが生じる。「子どもを産んでみたい」は、ずっとワタシも言っていること。男が女に叶わない最大の要素。男で出産経験があるのはシュワルツネッガーだけ。●多賀麻美さんはズルイ。多賀麻美さんはズルイ。多賀麻美さんはズルイ。あの透明感は奇跡だ。紛れもなく天使だった。まるでアニメの中から飛び出して来たような可愛らしさ。あの柔らかな笑顔で見つめられたら、みんな天国に昇る。●男の子たちの 女王で、女の子たちの王子でありながら、とても人間的な嫉妬心を持つ麗しの美人を、大好きな水野小論さんが好演。ハイヒールにダメージデニムパンツの、なんと眩しいことか。誰だってクラクラして奴隷になる。●ガンタムくんに自分が重なる。大好きな人に頑張って近づきつつも、一歩踏み込めず『どうせ…、これくらいが限界だ』と自分を納得させて傷つくことを回避する。残念だ。まったく残念だ。それにしてもキャスティングが見事。天晴れ。●個人的に対面舞台や囲み舞台は苦手。まず客席の顔が気になって集中出来ない。そして、死角となる場面が多い。客に不親切な演出だ。演技方向を限定しない姿勢は日常性を高めるが、『あぁ、あっちの席の方が…。』と考えて集中出来ない。●初日とピッタリ点対称になる席で観劇。全く違う世界が広がった。みんな正直で、いい人間ばかり。だから、自分に起きたら大変だろうに、終演後の足取りが軽いから不思議。●好きな人が他の人を好きになることを祝える人間にはきっとなれない。天使の宣言にも矛盾を感じる。だけど、天使たちが愛している人に自分以外への愛が生じたとき、受け入れられるモノだけでなく動揺したということが、腑に落ちた。●アリスが虎とフォークで戯れた後に席を立ち、タブレットを持って戻った時の表情の柔らかさが印象的。この二人に対して天使が想像したこと…当たっていると確信して妬けた。困り顔も苛立ち顔もイイけど、柔和な表情の水野小論さん最強。

合唱曲第58番

合唱曲第58番

田上パル

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/01/17 (日) ~ 2016/01/27 (水)公演終了

満足度★★★★★

人間なんてララ〜ラ〜ララララ〜ラ〜。
人間て、やっぱり愚かで愛しい。悪気はないのに、寧ろ愛をもって人を傷つける。そして自分も傷を負う。作演出の田上さんには、ぜひリアル岡田先生にご連絡して戴きたい…と、トークの質疑で言えなかったリアル中学教師は願う。●統廃合、いじめ、不登校、体罰…学校が抱える難題がゴロゴロ。前半のわちゃわちゃしたバカバカしさが、後半に効いてくる。彼等はきっと学校が大嫌いだったけど、これからずっと繋がっていけるのだろうなぁ。教師が(特に中学)報われるのは、卒業式と成人式くらいだよ。●岡田先生は、失敗を児童にきちんと謝罪できていいね。能島瑞穂さんが好演。岡田先生は苦しい3年を過ごしたね。解放されてよかった。●長野海さんが素敵。じゃりン子チエばりの小学生から、ませた女子中学生、究極はナース服のお母さん。その振り幅の広さに爆笑と感服。スクール水着もナマ着替えも天晴れだけど、白衣の美しさが眩しすぎる。洗練されたよそ者への、お母さん連合の反発が生々しかった。●中学デビューした平田さん。学級委員の優等生のやさぐれ方が痛々しい。何が彼女をそうさせたのかを考えると苦しくなる。真っ直ぐな気持ちの持ち主だからこそ、消化できなかったのだろう。純粋な彼女を、江花明里さんが好演。●この中学校がまっとうなのは、やさぐれた平田さんをチヤホヤすることなく、「不良!」と切り捨てる純粋さ。本当にダメな学校は易きに流れる。大道のような、ヤンチャだけど真っ直ぐなヤツがクラスや学校を救う。いま、子どもたちの中に大道がいない。日高啓介さんが好演。●長野海さんの「苛立ち」「ジレンマ」から発する地団太が最高級品。あの地団太を観るだけでも足を運ぶ価値がある。人生はままならないことだらけだ。この作品に流れる本質を、あの地団太がすべて内包している。暴れまくってる。そうだ、人生はジッとなんてしてられない。●ジゴクという名の中学校。宣言通りに戻った岡田先生。月出では軍曹だったけど、出水での表情は菩薩だった。大道との対決は涙無しでは見られない。「率直さに救われた」と言える大人の度量と率直さ。見習ってほしいドアホが職場に多すぎる。そこに絶望、ここに希望があった。●とにかく彼らが心配だ。卒業(千秋楽)したらどうなっちゃうんだろう。あんなにもしっかりと生きたら、あんなにも級友と繋がったら、あんなにも時間に足跡を残したなら、そこを離れる時に失うものの大きさに耐えうるのか心配。観ている人間がそう思うほどの作品。

そして母はキレイになった

そして母はキレイになった

ONEOR8

相模原南市民ホール(神奈川県)

2016/02/03 (水) ~ 2016/02/03 (水)公演終了

満足度★★★★★

必見
初演も素晴らしかった。再演も、やはり素晴らしかった。新たに気づくこともあった。前回は、母の綺麗さに目が奪われていた。今日は、「キレイ」になろうとした母に、「キレイ」にならずに済んでいるコトを願った。●高橋恵子さんの美しさにはウットリする。シュシュひとつで時間を飛び越えてしまう演出と技量に敬服する。●ずっと受け入れ態勢だった千夏が守ろうとした「キレイ」な母。30年の償いに「キレイ」になろうとした母。それが娘の願いだと思ってしまう母は「キレイ」ではない。二度も…いや最も傷付ける行為だと解らなかった母を詰ってやる時が二人に訪れますように。●東京千秋楽のカーテンコールでの高橋恵子さんの挨拶が素敵だった。感激している劇団の皆さんの表情がまた素敵だった。これからひと月、旅公演だそうな。最寄りの街で、是非とも目撃して欲しい。

ネタバレBOX

夫婦は他に目が行っても、子どもは他に目が行くコトはない」惚れ抜いた妻を諦めても、娘のシアワセを守り抜こうとした父の思いに震えた。一番苦しかったのは、幼いカナコが母を求めて海へ向かうシーン。あの、父の言葉を背中で聞いてコックリと頷く姿は、見事なまでに小学生。悲しみを纏う和田ひろこさんにKOされた。
胎内

胎内

マキーフン

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/01/27 (水) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

定期公演を望む
●そこは誕生前の場所。閉ざされた闇の世界。産み落とされる社会に希望の光はあるのだろうか。もう既に世に生まれて汚れた人生を生きた者が、新たな人生を生きるためには生まれ直すしかない。汚れを落とすための閉ざされた暗闇。果たして希望の光は差し込むのか?●船岩祐太さんは光の演出が見事。あの揺らめく光も、僅かな穴から反射する光も、スイッチで放つ光も、希望と絶望を照らし出す。それを浮き彫りにする閉ざされた空間。舞台も客席も、まさにその闇に呑み込まれていた。終演時にあれ程気分が悪かったのは、演出が見事だった証だろう。●主宰の藤井咲有里さんが体当たりの熱演。僅かな明かりに映し出される白い太腿が艶めかしい。透き通るような背中も艶やか。それで、あの長台詞を感情の高まりを連れ立って流れるように吐き、機関銃のように撃つ。新国立演劇研修所の盟友、遠山悠介さんとの問答が哲学的で深い。人生を斬る。●演出とは、演技指導ではないということを教えられた気がする。船岩さんの演出、光…と言うより影や闇、そして音の演出が見事。闇に微かに刻む秒針が、まるでカウントダウンのよう。タイムリミットが迫る恐怖が伝染する。闇が客席をも胎内に呑み込んだ。その時を共に生きた。●胎内=洞窟=アウシュビッツのガス室。「子どもを産ませたい」覚悟した人間は、動物の本能として種を残そうとする。ガス室ではFREE SEXの状態に陥ったと何かで読んだ。カラダが馬鹿だとすれば、ココロも馬鹿にならないと生きていられないのかもしれない。この世の中も。●藤井咲有里、恐るべし。感情に淀みも歪みも無い。冷静も動揺も発狂も見事に連なっていた。新国立劇場演劇研修所修了生が立ち上げたユニットはあるものの、コンスタントに公演できずに苦労している。是非ともマキーフンに健闘して欲しい。みんなで応援しよう。

タンバリン

タンバリン

劇団 go to

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2016/01/16 (土) ~ 2016/01/17 (日)公演終了

満足度★★★★

ボクシングを
扱った舞台を初めて観た気がする。リングを思わせる素舞台での会話劇。テレビの音声や家族とのやりとりが、一人芝居と影の声のような演出で興味深い。女性だけの出演で、男性の台詞に面白い試みがなされていた。最も若い小坂愛さんが最年長の役というのも面白い。ちょっとしたアプローチで、確かにお年寄りに見えるから大したもの。それにしても、ボクシングを題材にしながら、タイトルは楽器という不思議。そこに主人公の名前が絡んでいるという仕掛け。そのセンスに笑った。客演の笹本順子さんが芸達者でアドリブにも笑った。老いとは何だろう。親子とは、家族とは。恩師と教え子とは。結局は、生きるということを考えさせられる。名前で呼び合う育ての親と養女。互いを本気で思い、叱咤激励したり介抱したりする瞬間の力強い呼び捨てが心に響いた。次の公演も期待する。

飛龍伝 2016

飛龍伝 2016

大坪企画

劇場HOPE(東京都)

2016/02/02 (火) ~ 2016/02/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

つか作品が●好きでも●苦手でも
つかこうへい作品が大好きな方、納得の出来栄えです。つかこうへい作品が苦手な方にもオススメです。●つか作品が大好物な方へ▶▶▶汗が滴り唾がとぶ熱い舞台。紛れもなくつかこうへいの魂が受け継がれていることを実感する。客席に入った瞬間に、「あぁ、飛龍伝だ」と思うはず。あの舞台セットが、ちゃんとそこにあって、目つぶしのライトも仕込まれている。あとは飛龍伝の世界に身を委ねればいい。140分があっという間に感じるはず。オープニングから痺れる。あの「飛龍」の存在を、こんなにもはっきりと感じられたことはなかった。●つか作品が苦手な方へ▶▶▶おそらくは、あの疾走する感覚、機関銃のように放たれる早口なセリフがその原因の多くを占めるのではなかろうか。であるならば、この『飛龍伝2016』は、これまでのつか作品では感じられなかった落ち着きを感じるだろう。言葉がはっきりと届いてくる。物語がしっかりと見えてくる。つか作品に対して勢いばかりが目についたという人にこそ、観てもらいたい作品に仕上がっている。稲村梓さん演じる神林美智子の魂の叫びを体感してほしい。■誤解を恐れずに■ここは青山劇場ではない。シアタートラムだってステージはかなりの広さがある。それと同じ作品になるはずがない。小さい舞台でも、その疾走感を追い求めるのは「北区AKT STAGE」に任せておけばいい。それが彼らの使命であり、つか作品のつかこうへいらしさを継承するべき団体なのだから。であるならば、このサイズの劇場で上演する『飛龍伝』は走り回って作る必要はないし、そもそもそのスペースがない。袖から立ち位置までは数歩の舞台。殺陣も成り立たない。ならば、別のアプローチで、別の『飛龍伝』に挑戦すべきであり、まさにチャレンジされた春田純一演出。名作『飛龍伝』に、見事な一石を投じ、足跡を残すだろう。敢えて注文を付けるならば、もう少し歌わせても良かった。稲村梓さんの歌は観客を酔わせるに十分な歌唱力があると感じられた。★心を込めてダブルコールを送らせていただいた。

にてないモノマネ

にてないモノマネ

実験劇場企画公演

アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)

2016/02/02 (火) ~ 2016/02/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

超危険。
クオリティはまだまだ上げられるとは思いますが、それを差し置いても凄まじく面白かったです。135分があっと言う間でした。(危険すぎてネタバレ厳禁につき、後日追記します)

元禄港歌-千年の恋の森-

元禄港歌-千年の恋の森-

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2016/01/07 (木) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★

蜷川演出、三作目。
全体に判りやすさの中に何がしかの趣向を持ち込む演出家、との以前持った印象を思い出した。客席の通路を出ハケに使い、盲目の二人のみとなった女連れ(猿ノ助と宮沢りえ)の道行き、両名とも目を瞑って・・という演出かと一瞬思いきや目を見開く方。表情を見せたかったためだろう。そうした効果や、プロセミアムの枠を覆い隠す程の、椿の緑は故・朝倉摂の美術、故・猪俣公章の音楽、故・美空ひばりの歌・・。もちろん亡き秋元松代の戯曲は、ギリシャ悲劇張りに、大舞台に見合う物語を紡いでいた。興味深い作家の上演はまだ二作目。蜷川氏の発掘(又は復刻)仕事に今後も期待。

カンタレラ2016~愛と裏切りの毒薬~

カンタレラ2016~愛と裏切りの毒薬~

OSK日本歌劇団

ナレッジシアター(大阪府)

2016/01/30 (土) ~ 2016/02/07 (日)公演終了

満足度★★★★

華麗に歌い踊る「パラジクロロベンゼン」
人が歌うものじゃないボカロ曲(カンタレラ、サンドリヨン、パラジクロロベンゼン)を、ハイスピードで、華麗に歌い、踊りまくっていました…。それだけで一見の価値ありです。

ネタバレBOX

物語のクライマックスが、もう少し万人の共感を得られるものだと良かったかも。
馬鹿とは、

馬鹿とは、

多摩美術大学映像演劇学科3年表現ⅡAコース

多摩美術大学 上野毛キャンパス 演劇スタジオ(東京都)

2016/01/31 (日) ~ 2016/02/02 (火)公演終了

未熟な作品から透かし見る
終演後に手にしたパンフをめくると演出の「言葉」が書かれてある。多摩美では間もなく廃科になるというその科で、「自分らで劇を作る」という難題に向かうに徒手空拳、己らを「馬鹿」と蔑む他術ない開き直りから、この舞台は作られている・・・その裏ストーリーを合せ含めて観るというのが、(作り手的にも)正しい見方である所の舞台作品を観た、のだと思う。
1時間20分、ストーリー自体があっちにぶつかりこちらで転けしながらどうにかこうにか、「ラスト」と呼ぶべき地点にたどり着く。 ドラマの鉄則もそこここで破られ、逆効果な差別言動や、「転向」を易々と遂げる人物たちや、観客が唯一拠り所にできる主人公の「視点」もほとほと脆弱な体たらく。それを(やむなく)踏み台として中盤以降の「劇的昂揚」を演出するも、ニアミスな選曲が続くなか俳優は場面の意味を掴み切れぬままただエネルギーを放出しながら彷徨い、こうして「劇作り」の悲壮なドキュメントが進行して終わる。
・・この全てを「映像」と捉えるなら、つまり製作着手から始まった彼らの「物語」に触れたという事なら、ある種の感慨も湧く。 物事はどう転ぶか判らないとも。 が・・ 演劇を学ぶ学生の成果発表はそれとしてきちんと受け止めたい。この地点を踏みしめこの先へ、踏み出して行って欲しい。

マリーベル

マリーベル

三澤の企画

スタジオ空洞(東京都)

2016/02/01 (月) ~ 2016/02/01 (月)公演終了

満足度★★★★★

良かったです
他の舞台で三澤さんを初めて観まして、この人だったらどんな芝居を次にするのだろうと思って観ました。
思っていた以上に良かったです。
役者さんの表情が豊かで、それを間近で観れたのが良くて、またハッピーエンドとは言い切れない話でしたが、終わり方も凄く良かったです。
観終わった後、少し元気が出てきました。

メイツ!ーブラウン管の向こうへー(再演)

メイツ!ーブラウン管の向こうへー(再演)

劇団6番シード

六行会ホール(東京都)

2016/01/27 (水) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

相変わらずの高クオリティ
初演も観劇できたが、再演も相変わらずの高クオリティな舞台であった。
脚本、演出、役者さん、楽曲どれをとっても、素晴らしい出来で、普段観劇をしない連れも満足しておりました。勧めた私も大変満足で、是非全国公演して欲しいと思いました。

夫婦

夫婦

ハイバイ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2016/01/24 (日) ~ 2016/02/04 (木)公演終了

満足度★★★★

これでも戯曲!?
内容からは考えられないのだが、スキップするように帰途についた。
これまで観たハイバイ作品の中で一番好み。
実にさりげない。
これは戯曲なのか。
役者も演じると演じないをいったりきたり。
微風のような作品。
岩井さん、また新作書いてくださいね☆

ティーチャーズ・ルーム【ご来場ありがとうございました!!】

ティーチャーズ・ルーム【ご来場ありがとうございました!!】

劇団マリーシア兄弟

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2016/01/27 (水) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★

素敵な役者そろってますね。
職員室で集う個性派先生集団が織りなすシンプルで軽妙な笑いが心地よい。
体育祭のミュージカル対桜植樹の多数決には必要なのかもしれないが
お話自体に対して出役が多いようにも思えた。
しかしながら現代の教育界に逆らうようなシニカルな設定も笑える
ただ、LGBTに冷たすぎなのかな?これも狙い?

厳冬 ―父殺し篇―、厳冬 ―子殺し篇―

厳冬 ―父殺し篇―、厳冬 ―子殺し篇―

鬼の居ぬ間に

古民家asagoro(東京都)

2016/01/27 (水) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★

事実は小説より鬼なり。
肌寒い空間でしたがそれがよかったかと。
夜に観たらさらによかったでしょうか。


しかしまあ、事実に基づくと思うと胸糞悪くなる話であります。

ネタバレBOX

「父殺し編」となっているので
冒頭数分でどんな展開で最後どうなるか予想ついてしまった感はありました。
なので「どう見せるのかな」の方に気持ちがいってしまったというか。

「父殺し」というタイトルでなかったら「どうなるのかな」という展開への興味で最後まで観れたのかもしれませんね。

その流れを渡れ

その流れを渡れ

各駅停車

小劇場 楽園(東京都)

2016/01/28 (木) ~ 2016/02/01 (月)公演終了

満足度★★★

大人の事情の恋愛物語
災害で孤立する旅館という稀有な密室空間の会話劇というプロット。
大学生のカップル、離婚前提の夫婦を導入に
、大雨の中訳ありで現れる男と、幼馴染の仲居
彼氏の存在を隠す仲居、そして女を捨てた男勝りでの女社長。
淡い恋とは違った人間の本性を赤裸々に投影する
大人の事情にまみれた恋愛物語に見えた。
日常を切り取ったホームドラマ的なテンポと
緊迫したシチュエーションが絡み合うアンバランス感は
狙いなのか?稚拙なのか?ちょっぴり残念なポイントに感じられた。。


ネタバレBOX

骨太でおもしろいお話なのに、
それぞれの会話が殊更に長く、その先の結論を見せない。
思いっきり深く考え想像させて次へ展開はフラストレーションが鬱積する。
その先を観客に投げるものありだが、
その展開一つ一つが長く重いそして多すぎると思う。
登場人物が何を思い何をして何になったのか…。
作者の思う形をもう少しみせてくれても良かった。
物語自体は面白く、味のある役者さんも揃っている劇団。次回作にも期待!
ペルセポリス

ペルセポリス

かもねぎショット

ザ・スズナリ(東京都)

2016/01/28 (木) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

良かったです。
時間と空間、現実と物語の中が混在、混沌。シュール感が素敵です。
ダンサーの3人の方が、他の劇団にはない、レベルでした。
パンフレットの写真が、ご本人と違い過ぎて、マッチングができませんでした。

わからなければモモエさんに聞け

わからなければモモエさんに聞け

劇団青い鳥

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2016/01/23 (土) ~ 2016/01/24 (日)公演終了

満足度★★★★

とっても大人な感じ…。こんな風に歳を重ねたい♪
とっても大人な感じ、こなれた笑いで、安定感を感じました。
自分に正直で、こんな風に歳を重ねられたら良いな、と思います。

馬鹿とは、

馬鹿とは、

多摩美術大学映像演劇学科3年表現ⅡAコース

多摩美術大学 上野毛キャンパス 演劇スタジオ(東京都)

2016/01/31 (日) ~ 2016/02/02 (火)公演終了

満足度★★★

もっと鍛錬が必要
 多摩美Field Trial(FT)とは、演劇のA,映像のB,展示のCの3コース。年2回の発表を通して己の表現に挑戦するカリキュラム、ということである。(追記後送)

ネタバレBOX

自分は主にAを拝見してきたのだが、FAは廃科になるという。FA出身の劇団で自分が最も多く拝見してきたのがピャーなのだが、基本的に彼の劇団のやっていたことは“生存”である。即ち、飲み食い・闘争・セックスである。作家は、生みの苦しみに苦悩したが、自分なりの哲学に近いものを探り当てていた。だが、このような作家、表現者は、そう多くない。外部者の言うことではあるまいが、学科として本気で創設したのであれば、教導する側は、表現する為の基礎になる社会観察や己を対象化して観る者の位置に辿り着くための哲学、レトリックの基礎などについてはヒントを与えるようなことがあって良かったのではないか、と考える。無論、自分は、具体的なカリキュラム等一切知らないし、無責任なことを言っているのであろう。然し、出来上がった作品のいくつかを(ピャー以外の作品を含めて)拝見して、指摘させて貰った以上のようなことがカリキュラムとして組まれていなかったのではないかと感じたのである。言うまでもなく大学生にもなれば、そんなことは自分でやって当たり前という意見がある。然し、電車の中で話している高校生の会話からは、18歳で大学に入るまでにキチンと大人になる為の訓練を経ているとは思えないのである。自分もヨーロッパやアフリカで暮らし、十数ヶ国の国々を旅してきた。多くの子供達、ミドルティーン、ハイティーンをそれぞれの国、地域で見て来た。だが、日本の若者ほど幼稚な連中は居ないのが実情だ。而も、帰国した空港に降り立って、最初に感じるのが、日本の子供の目には光が無いことである。毎回、これには絶望しか感じない。どんなに貧しい国、地域にあっても子供達の目の輝きだけは我々を救ってくれるのが常なのだが、日本の子供に限っては、死んだ魚の目をしているのだ。そんな子供のなれの果てとしての18歳以降の受験者も幼稚であることに変わりはないだろう、というのが偽らざる自分の感覚である。
 こういう道しるべを持たない子供達に完全な自由を与えようとすることには、殆ど意味がない。無論、一から十まで指導しろ、というのではない。Aコース15期生は26名。このくらいの人数なら、それぞれの個性に従ったヒント位与えられると考えるし、それが指導する大人の責任であるはずだと考える。(ここまでは、今まで多摩美出身で演劇を志した人々の作品を拝見し拝見することを楽しみにしてきた一観客から、教導する方々への意見である)
 さて、今作のレビューに掛かろう。今作出演者の役者としてのレベルから言うと残念乍ら低い。滑舌の悪い者が多すぎる。がなれば良いというものではない。通れば良いのである。無論、通った上で、演じる役者に科白の意味する所がヴィジョンとして見えていなければならない。この辺り、プロデュース、演出レベルで滑舌の悪い者は、端役にすべき所だが、そうなっていなかった。それとも、シナリオに難ありと判じてこうしたのか? 何れにせよ、作品の制作段階での対話・討論が足りない。結果、演者各々にシナリオが「現実化」されていない為に表現が浅薄なものになってしまった。溜めの無い演技になったということだ。演劇をやるのに溜めがないということは、作品を殺すに充分である。演出は、もっと文学、哲学、社会学、核物理学、民俗学、政治学、歴史学、経済学等の本は、名著と言われるものを含めて、各ジャンル最低50冊ずつ程度は読んでおくべきである。時間的に無理だとするのであれば、せめてこの程度の目標は立てて、実現すべく努力すべきである。少なくとも表現のプロとして生き残りたいのであれば。実際、一つの大きな著作を読み込む為に参考になる本を50冊程度読むと大体自分なりの解釈ができるようにはなる。自分が初めてこの手のことをやった時は、資本論を読む為にヘーゲル哲学や実存哲学、他の経済学参考書、ギリシャ哲学や当時最先端の哲学的批評、世界情勢、歴史、実際に行われた革命関連本などだけで100冊程度は読んだ。

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