元禄港歌-千年の恋の森- 公演情報 Bunkamura「元禄港歌-千年の恋の森-」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    蜷川演出、三作目。
    全体に判りやすさの中に何がしかの趣向を持ち込む演出家、との以前持った印象を思い出した。客席の通路を出ハケに使い、盲目の二人のみとなった女連れ(猿ノ助と宮沢りえ)の道行き、両名とも目を瞑って・・という演出かと一瞬思いきや目を見開く方。表情を見せたかったためだろう。そうした効果や、プロセミアムの枠を覆い隠す程の、椿の緑は故・朝倉摂の美術、故・猪俣公章の音楽、故・美空ひばりの歌・・。もちろん亡き秋元松代の戯曲は、ギリシャ悲劇張りに、大舞台に見合う物語を紡いでいた。興味深い作家の上演はまだ二作目。蜷川氏の発掘(又は復刻)仕事に今後も期待。

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    2016/02/03 00:50

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