最新の観てきた!クチコミ一覧

77041-77060件 / 191519件中
オーファンズ

オーファンズ

ワタナベエンターテインメント

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2016/02/10 (水) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

見事な舞台だった
ライル・ケスラーの名作である。あとは舞台の三人が宮田慶子さん演出でどう、これをこなしていくか。

結論から言うと、想像以上に見事な舞台だった。特に、柳下大さんが非常によかったのではないか。パンフレットによると、この演目は、彼が宮田さんを口説いて実現させたという。その意気込みがびんびん伝わってきた。彼はもう、単なるイケメン俳優だけではない。一皮むけたのではないだろうか。

ハロルド役の高橋和也さんはさすがの貫禄だ。見ている方が引き込まれる演技を展開している。もう一人、病弱の弟役平埜生成さんも、しっかり存在感を示していた。柳下の豪快さに負けることなく、一歩一歩自立へと歩んでいく姿を見事に表現していた。

若い二人をして、これだけ完成度の高い舞台に仕上げた、宮田さんの腕前もお見事でした。

ネタバレBOX

舞台が終わったとき、私の席の後ろの女の子が号泣していた。会場はたぶん、柳下大さんらがお目当ての女性で大半だったと思うが、好きな俳優が出るから見に来たというお客さんだから余計に、号泣させる力がこの舞台にあったのではないか。
つまり、それだけ3人の俳優に、客席を物語に引き込む力があったということである。
テスト・サンプル05『ひとりずもう』

テスト・サンプル05『ひとりずもう』

サンプル

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2016/02/20 (土) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★

エチュード
面白い。90分+AT15分。

ネタバレBOX

「内見」
不動産の男(奥田洋平)がとある木造を物件を案内しプッシュしているが、自分も同じ作りの部屋に住んでて妻と別居しているとして、急にイライラしだす…。
イライラし出して「住むの?住まないの?」と急転直下する様が面白い。

「テル」
同居の彼氏の有言不実行な様にイライラする女(野津あおい)が、彼を寝かせてぬいぐるみの犬で慰めていると、虫がいることに気づき彼を起こしなんとかしてと迫る…。
前半はやや退屈。ぬいぐるみ(siri)と対話する様が哀しくかわいい。

「面談」
教師(松井周)が、女生徒とその保護者と面談し、そのズケズケした様に怒って帰る二人だったが、教師は手ごたえを感じていた…。
ちんちんに過敏に反応してしまう女生徒の力になるべく空回りする教師の様子が滑稽でいい。(ちんちんを連想させる)グーがダメな女生徒が教師のグーパンして満足する様に、なんだかほっこりした。教師と女生徒の設定がいい。

「作品」
アンチ・イケアな作品(紙製のパイプ椅子)を展示している会場の、女性スタッフ(辻美奈子)と客とのやりとり…。
よくわからん作品の自己解釈(椅子が「お前はいいのか」と語りかけてくる)を語るシーンとか面白い。そもそも大量生産のパイプ椅子を手作業で作るという要素がウケた。静かめだけどコメディな感じが好き。一番気に入った。

「謝罪」
俳優(古屋隆太)の不倫?スキャンダルでの謝罪会見。謝っていたが、マスコミ相手にキレだし、ちんこ切るぞと啖呵をきってツマみだされる…。
下ネタも含めてけっこう面白い。それでいて結構直球。
長い夜の後に

長い夜の後に

演劇集団SMILE JACK

ワーサルシアター(東京都)

2016/02/17 (水) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

おもしろかった!
所見の劇団でしたが、ストーリーも良かったし、演技も良かった。あっという間の2時間15分でした。次回も期待してます。

星空発電所

星空発電所

彗星マジック

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★

衣装が超素敵☆★
『手紙を燃やして星を作る』って設定だけで素敵な物語ってのが分かります♪で、実際素敵なんやけど、話が進むにつれ、実は怪しげで悲しげな結末に着地する☆★予想外な展開やけど、魅力的な女優陣が華やかな衣装に包まれて演じる登場人物達は皆可愛くて愛しい♪♪星を映す照明美術がとっても綺麗でした☆★
大好きな役者さんがたくさん出演されてたんで、大満足のお芝居でした\(^o^)/

親の顔が見たい

親の顔が見たい

かわさきシアターカンパニー

川崎H&Bシアター(神奈川県)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★

流石実力派劇団です
実力派の劇団員が集まり、社会問題となっている「いじめ」をテーマに行われました。
被害者側ではなく、加害者側の家族を描いています。
もしかしたら、起こりうるかもしれない「まさか、ウチの子が」
その時、親はどうするのか…。

ぐいぐいと、観客を引き込み2時間という時間を感じさせない見ごたえのある面白いお芝居でした。

今回、舞台を囲む形で客席が組まれ役者がどっちを向いても観客がいるという役者にとってはとってもやりづらい舞台、そして観客にとっては下手をすれば役者の背中ばかりになってつまらない舞台になってしまうのですが、そんな事一切なく背中でもしっかり見る事が出来るお芝居でした。
体調不良が続いていたので休もうかどうするか直前まで迷っていましたが行って良かったです!

公演場所は、川崎のH&Bシアターという所ですが、ココの劇場の凄い所は、普通のマンションの部屋を2つぶち抜いて劇場を作っちゃった所です。

マカロンちゃんの憂鬱 〜Forever Friends ときに男は背中で物語を語らねばならないのだ!バレンタイン大作戦!!の巻〜

マカロンちゃんの憂鬱 〜Forever Friends ときに男は背中で物語を語らねばならないのだ!バレンタイン大作戦!!の巻〜

楽劇座

THEATER Rrose Sélavy (東京都)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/24 (水)公演終了

満足度★★★★★

大人も楽しめるマカロンちゃんの憂鬱シリーズ、総集編。
シーズン2の締めくくりらしい、楽しくもちょっと切ない、盛りだくさんの作品でした。

シュールな時事ネタは相変わらずというか、いつもよりパワーアップしていて大変面白かったです。

歌と踊りはシーズン2の総集編といった趣。新曲も、明るい曲調ですがジンと来る、いい曲です。


フェスティバルの連続上演はこれにて一旦終了との事ですが、続きを匂わせる演出もあったので次回作も楽しみにしています。まだ観た事がなくて迷っている方は、今回を観劇しておくと次回以降が楽しくなるかもしれません。


楽劇座の作品は一見軽いものでも大人の鑑賞に耐えうる内容のものが多いので、マカロンシリーズ以外の舞台も楽しみにしています。

売春捜査官

売春捜査官

★☆北区AKT STAGE

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2016/02/16 (火) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

向こう六年追いかけます。
Cチーム小松川ゆり子伝兵衛・Uチーム大滝樹伝兵衛がとにかく素晴らしい。
劇団員昇格を賭けた最終試験という触込みですが、評価如何に関わらず今後も追いかけていきたい。

猥り現(みだりうつつ)

猥り現(みだりうつつ)

TRASHMASTERS

赤坂RED/THEATER(東京都)

2016/02/18 (木) ~ 2016/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

複雑系の世の中
最近、行きつけのパキスタン料理屋があるだけに、なかなか身近に感じられた作品でした(パキスタンやイスラム圏の人、料理が身近なのであって、テロリストは身近じゃないですよ)。このような作品が出て来たということは、日本の社会の国際化がようやく本格的になってきた証拠。

マカロンちゃんの憂鬱 〜Forever Friends ときに男は背中で物語を語らねばならないのだ!バレンタイン大作戦!!の巻〜

マカロンちゃんの憂鬱 〜Forever Friends ときに男は背中で物語を語らねばならないのだ!バレンタイン大作戦!!の巻〜

楽劇座

THEATER Rrose Sélavy (東京都)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/24 (水)公演終了

満足度★★★★★

感動の最終章!
今回は今までの総集編といった形で今までの曲がぎゅっと詰まっててまるでコンサート!そして、新曲‥。素敵でした。ネタバレになってしまうので詳しくは言えませんが色々な想いがこみ上げてきました。マカロンシーズン2が終わってしまって寂しい‥!!シーズン3がある事を今から期待しています!!10月から続いた可愛いブラックコメディ、毎月楽しませて頂きありがとうございました!!

ミセスフィクションズのまんがまつり

ミセスフィクションズのまんがまつり

Mrs.fictions

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/02/17 (水) ~ 2016/02/22 (月)公演終了

満足度★★★★

ショート
短編好きですが「橋」のショートさに笑う。原作漫画知らないが探して見ようかと思います。高畑さん良かった。 DVD楽しみです。

ネタバレBOX

潤一郎君、ナオミ女王が役目を果したら迎えてやってください。
厳冬 ―父殺し篇―、厳冬 ―子殺し篇―

厳冬 ―父殺し篇―、厳冬 ―子殺し篇―

鬼の居ぬ間に

古民家asagoro(東京都)

2016/01/27 (水) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

子殺し。
古民家の一間を観客席に、もう一間を芝居のスペース。貧困に迫る芝居で好きだが、自身の席だからか現代の配線コードやら色々見える。工夫は欲しかったです。通路から全体使って四方からのアプローチは良し。長すぎず、両方とも見たい内容。

sanari

sanari

SPINNIN RONIN

シアターX(東京都)

2016/02/17 (水) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

身体能力!!!
前回(座・高円寺)の時も感じましたが、本当にキレのある(役者さん達の)動きが素晴らしかったです!!!
期待以上の芝居でした。次回も期待します。

『月花抄』

『月花抄』

演劇ユニット 金の蜥蜴

ブディストホール(東京都)

2016/02/17 (水) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★

古今東西の女性の嫉妬と悲しみ
最近は不倫、二股という話題が世間を沸かせている。女であることに泣く人もいれば、それを利用して名前を売るような...現代は女性も社会で活躍してきている。この公演は能楽としての「野宮」「葵上」「夕顔」をモチーフにしており、その原作となるのは「源氏物語」である。

ところで、この有名な物語は何人かの現代作家が現代語訳(小説)にしているが、残念ながら自分は通読したことがない。今回、源氏物語の主人公である”光源氏”の若かりし頃を中心に描いているという。その恋愛模様と共に、その当時(平安時代)の貴族の生活振りも垣間見えて面白く拝見した。

当日パンフに「月花抄」で取り上げた「能のあらすじ」、「謡」と「現代語訳」が記されていた。そこには詳しい説明・注釈がある。
なお、この能演目を副題にしているが、演出の幸田友見 氏の挨拶文によれば”現代劇”であるという。それでも当時の雰囲気をいかに分かり易く表現するか工夫(現代に通じる所作、台詞使いなど)していたようだ。その但書が「この作品は時代・原作考証等を行っておりますが、作品の性質・演出上、敢えて考慮せずにいるところがある」と注釈がある。

ネタバレBOX

舞台セットは、御屋敷をイメージした造作..そこに御簾、紗幕が掛けられ、それが上下して内部が見え隠れする。また簀子があり、内・外の遠近場面が楽しめる。

物語は、晩秋の嵯峨野の野宮。この地を訪れた僧の前に六条御息所が光源氏の愛を失い斎宮となった娘と伊勢へ下る。この野宮に籠って光源氏が訪れるが、薄くなった愛情に失望する。この亡霊が語りだして...。僧は見ているだけ、として下手側の岩と思しきところに腰掛ける。

登場する女性人物は、六条御息所、葵上、夕顔、若紫が主要なところ。また絡みはないが重要な役所として藤壺がいる。光源氏が臣下になることで、奔放な恋の遍歴が可能になる。六条御息所は桐壺帝の前の東宮の妃で今は未亡人。光源氏の正妻葵上への嫉妬と怨念がすさまじく生霊となって取り憑き苦しめる。葵上は光源氏の正妻。男の子を出産後変死する。若紫は藤壺の姪で、小さい頃から理想の女性に育て...後妻として迎える。夕顔は、光源氏にひたすら身をまかせる従順な女性。多くの女性遍歴をする中で異なったタイプの女性を登場させ、さらに物語を展開させる妙。
光源氏が大将のお披露目の際の車争いの状況は見事。この場面は「野宮」と「葵上」のシーンで出現するという。その辱め悔しさが怨霊となる。

今の恋愛事情・結婚生活とは異なるが、相手を思いやる気持は必要で、その必要性の上に出来上がった日本語は、曖昧な感情を繊細に表現する言葉になり、それが和歌を生んだ。平安貴族の男は和歌を詠めることが女性から認められる条件になり、源氏物語が生まれた。その手紙の受け渡し(「恋文」は側近を介して届けられ、先方の女房(仕える女)を通じて姫君に恋文が渡る)など、時代を感じさせる。一方、台詞はいかにも直接(現代)的である。この敢えての演出も観客が観やすいようにとの配慮だろう。

原作モチーフの練り込み、魅力的に観せる演出、それをビジュアル的にしている舞台セット、衣装、音響・照明の技術も素晴らしい。役者の演技も良かったが、光源氏と頭の中将の会話は雑という印象。

最後に海外公演を予定しているというが、今回のような時代を描くのであれば、日本らしさが感じられる公演...直接伝える台詞は現代的に、視覚で観せる所作等」(但し性交などは”見る”であるが、それでは状況が曖昧)は時代雰囲気を醸し出して成功してほしい。

次回、凱旋公演を期待しております。
SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2016/02/10 (水) ~ 2016/02/16 (火)公演終了

満足度★★★★★

最高です!
初めは一回だけの予定でしたが、あまりにも良かったので二回観に行きました。
何もない四角い舞台で繰り広げられる不思議なストーリー。
笑いもあり(千秋楽は笑い過ぎて泣きましたw)、でも最後はホロリとさせられる。
そしてパフォーマンスがとにかくかっこよくて美しいです!!
壱劇屋は昨年友達に教えてもらって初めて知り、それから何度か観劇しましたが今回でますます大好きになりました。
気になってる人は絶対観に行ったほうがいいと思います!

親の顔が見たい

親の顔が見たい

かわさきシアターカンパニー

川崎H&Bシアター(神奈川県)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★

色んな年代の人に見てほしい
川崎で、雨降り。テーマも重い内容で。
お客さんの年齢層が高かったのが印象的でした。

今回の舞台でもある中学校くらいの年代の人が、この劇を見て、物語の中の大人たちの滑稽な姿を見たら、どう思うだろう?

自分たちが普段信頼している親や教師の、形相が豹変する瞬間を目の当たりにしたら?
その時に、このテーマの深刻さを理解できるのかもしれませんね。


客席が二方向に分かれていて、舞台を挟む形でした。お客さん同士の表情が見える状態だったので、客席も緊張感しました。
役者さんは、どの方向からも見られて、すごいプレッシャーだったと思います。

物語は、途中まで、嘘のような展開でしたが、進むにつれて、状況が深刻になってきて、その感じが、突然学校に呼び出された保護者たちの心境とダブりました。

一番ムカつく役をされていた役者さんが、最後、ほっとした優しい表情をされていて、こういう役をやるのは精神をすり減らすだろうな、と思いました。
でも、その素の表情に、私の心は救われました。

答えのないテーマでしたので、自分の中で消化不良ですが、大切にしたい劇に出会えました。
上演されることが多い作品とのことですので、本当にたくさんの人に見てほしいです。

BREAK 【グリーンフェスタ2016 「BIG TREE THEATER賞」受賞】

BREAK 【グリーンフェスタ2016 「BIG TREE THEATER賞」受賞】

劇団C2

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2016/02/17 (水) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

スタイリッシュでテンポの良さに魅せられました。
お誘いいただいて初めて観る劇団さん。殺陣の見事さ、テンポの良さに魅せられました。お話も単純なものかと思いきや、とても奥行きのある話で、まるで50時間を超えるロールプレイングゲームを解いているかのような充実感がありました。今後も注目したい劇団さんです。

ネタバレBOX

ラストシーンの殺陣は、それまでの複線が相まって、非常に綺麗で悲しい殺陣です。思わずボロボロ泣いてしまいました。
カゲキ・浅草カルメン

カゲキ・浅草カルメン

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/29 (月)公演終了

満足度★★★★

観てきました!
主役級の2人の降板が実はあったそうですが唐組 久保井研さんホチキス 小玉久仁子さん観たさでいってきたのですが、ほかの劇団員さんたちも個性がそれぞれあって良かったです。

東洋館は舞台が高く女性がとても綺麗に眺められます。
舞台構造がこっている東洋館を上手く生かしていると思います。小玉久仁子さんもっと観たかった!

ミセスフィクションズのまんがまつり

ミセスフィクションズのまんがまつり

Mrs.fictions

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/02/17 (水) ~ 2016/02/22 (月)公演終了

満足度★★★

マンガ
面白い。70+AT20分。原作未読。

ネタバレBOX

いまなく(鈴菌カリオ)
引退試合もボロ負けのバレー部員、冷めたメーコ(加藤葵)と熱血なミヤ(水野以津美)の話…。
部活という青春なとこから、熱中できるものがある幸せとか、もっと気づけたんじゃないかという後悔とかを描いたような感じ。部活に限らず、そんな感覚けっこうあってなんとなくジーンときた。ミヤの疲れてれば悩まない的な言葉が刺さった。

橋(平方イコルスン)
女子高生な岡戸祐子が彼にフラれたことを突如思い出し、釣られて吉田圭織も(失恋を思い出し)泣き出す。そして、片恋な堀内萌と意中の男性の間に橋を架けるよとエールを送る…。
女子高生が語る可動橋の導入部からして妙な色合いの作品。色恋のないと思われてた堀内への茶化しや橋にかけたユーモアな台詞と、ニヤニヤできる一品。短いながらも印象的だった。

リンゴの国のお姫様・森田早紀(源氏名 姫) (安田弘之)
コスプレ風俗店に出戻った姫(岩井七世)はリンゴを前にシクシク泣くばかり。嫁ぎ先(青森?長野?)で夫のDVから逃げてきた姫に、根性なしと一喝するマユミ(高畑遊)が一仕事終えて部屋に戻ると、食いからしたリンゴを残して姫は消えていた…。
原作6Pほどの作品で結構忠実に制作したとのことだが、とてもいい感じに仕上がってた。演出の作風にあっているというか(ATで原作に影響受けてるといってたけど)。マユミのタフさが姫のか弱さの内にある芯の強さを引き出したかのよう。(DVで)前歯のない姫がリンゴを食い尽くしたのを見て、根性あんなとニヤっとするラストまで、いい流れがあった。

恋の草鞋編み(平方イコルスン)
関西出身な先生(岡野康弘)に関西弁でしゃべってもらう代わりに草履を編もうとする女子高生・湯口光穂。友人の堀内が適当に作った草鞋を先生が受け取り「おおきに」と言ったことにショックな湯口を励ますため、堀内は足型から作り始める…。
橋とは微妙に違う色合いだけど、しっかり笑えるコメディ。女子高生と草鞋というミスマッチな材料と変な展開で、思わずニヤついてしまう。いい空気感だった。

ナオミ女王様に仕えた日々(うめざわしゅん)
ナオミ女王様に飼われることとなった潤一郎。調教され反抗してボコされ、日々を送る。そして調教の期間が終わり、別れの際、首輪を外した潤一郎君にルール無視で悪態をつく女王様とその思いを噛みしめる潤一郎君…。
ラストの女王様の悪態シーンを盛り上げるような前振りが弱く、二人の確かな関係を彩るもう一工夫があってよかったかな。

暗転が多いと流れが悪く感じてしまって、そこらへんが残念。いまなくの舞台裏を走る演出とかも、やや間延びしてるかな。女王様にお辞儀させないのは○。
舞台セットはならではな感じでよい。チラシデザインは相変わらずいいセンス。チラシにもある15mmカバーがお洒落。
ルルドの森(平成28年版)

ルルドの森(平成28年版)

バンタムクラスステージ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★

行き当たりバッチリ
コメディの舞台が好きで、ほとんど見ないジャンル。
つまらないと感じやすく、持病の腰痛が発生することが多いのですが、
今回の舞台は難しい話だな、と感じつつも飽きさせることなく考えてるうちにいつの間にか終わっていた感じ、
時間を感じさせない舞台ってのはほんと素敵だ。

屋上のペーパームーン

屋上のペーパームーン

オフィスコットーネ

ザ・スズナリ(東京都)

2016/02/10 (水) ~ 2016/02/17 (水)公演終了

満足度★★★★

大阪言葉
70年代の実在未遂事件が主軸、そこから80年代に起きたあの「毒入り危険」事件まで絡めていく。上手な役者さんの発するテンポ良い関西言葉は聞いてて心地よい。
ビルの屋上が舞台、大きな月の輪を背景に、その灯りが妖しく見えたり眩しく見えるようだったり。
おじさん達が事件概要を話す場面では、意外と機敏な動きを見せる、またそれがアートな動きで見せ方が面白くさらに話の展開に惹きつけられる。計画は失敗し未遂となってしまった事件だが、次の展開を想像させる結末にそれの話も見て見たいと欲が出てしまう。
このタイトルの「ペーパームーン」は見ている者にとってのまやかしだったのかも。
面白かった。

ネタバレBOX

「山の声」公演時のアフタートークで、大竹野さんの戯曲の閉め方について語られていたが、それを思い出した。
公演チラシ同様のビジュアル姿で、労働者賛歌の唄みたいな詞を合唱しながら、紙吹雪が舞い散る中、パンイチ姿で盆踊りみたいに歌舞いて見せる幕引き方は大竹野さんの趣向、意(遺)志を徹底していたんだなという気がした。

このページのQRコードです。

拡大