オーファンズ 公演情報 ワタナベエンターテインメント「オーファンズ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    見事な舞台だった
    ライル・ケスラーの名作である。あとは舞台の三人が宮田慶子さん演出でどう、これをこなしていくか。

    結論から言うと、想像以上に見事な舞台だった。特に、柳下大さんが非常によかったのではないか。パンフレットによると、この演目は、彼が宮田さんを口説いて実現させたという。その意気込みがびんびん伝わってきた。彼はもう、単なるイケメン俳優だけではない。一皮むけたのではないだろうか。

    ハロルド役の高橋和也さんはさすがの貫禄だ。見ている方が引き込まれる演技を展開している。もう一人、病弱の弟役平埜生成さんも、しっかり存在感を示していた。柳下の豪快さに負けることなく、一歩一歩自立へと歩んでいく姿を見事に表現していた。

    若い二人をして、これだけ完成度の高い舞台に仕上げた、宮田さんの腕前もお見事でした。

    ネタバレBOX

    舞台が終わったとき、私の席の後ろの女の子が号泣していた。会場はたぶん、柳下大さんらがお目当ての女性で大半だったと思うが、好きな俳優が出るから見に来たというお客さんだから余計に、号泣させる力がこの舞台にあったのではないか。
    つまり、それだけ3人の俳優に、客席を物語に引き込む力があったということである。

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    2016/02/20 22:25

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