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俺が妹(30)を好きになるはずがない

俺が妹(30)を好きになるはずがない

ソテツトンネル

新宿眼科画廊(東京都)

2016/03/19 (土) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★★

不思議な空間演出...嫌いではない
全面が白い空間(場内)、そこにいくつかのBOXが積み置かれている。始まると同時に役者が片付けるように上手、下手に運び並べる。何の意味があるのか分からなかったが、時間軸の整理のようであった。この物語は、タイトルを素直に受け入れるような兄・妹の恋愛感情を描いたものではないようだ。

また、この物語に出てくる動物の扱いは、住民・街にとっては切実なところもあるらしい。それを、さらりと表現するところはうまい。
しかし、この話の時間軸はどちらの視座から観ているのか、その曖昧さが自分の意識を混乱させ、今ひとつ物語に入り込めなかった。

ネタバレBOX

一時、ネコとハンバーガーショップの名を掛け合わせた”ネ〇〇ナルド”なるネーミングが都市伝説のように流布したことがあった。

この物語における田尻妹の起業動機は、ハクビシン(ジャコウネコ科)の保護。それから時を経て、今度は持て余したのか、中国へ(輸)出しているらしい。たまに地方新聞などでハクビシンによる害(農作物、悪臭など)が報じられるが、「鳥獣保護法」により駆除対象となっていない。実害を理由とした、鳥獣保護法に基づく都道府県などの許可(「有害鳥獣」認定)が必要で、「住宅街をうろついている」など民間人の予防的捕獲は許されていない。この起業の背景にはこんな事情も垣間見える。妹の現況は、先のハクビシンに対する取り扱いが法に抵触しているため、関係者(同僚)から逃避しているようだ。

さて、兄妹の恋愛的な関係を示唆するようなタイトルである が、実のところ、兄は妹の存在を(積極的に?)隠し、恋人と付き合っていた。この兄は妹の起業資金を援助しているが、恋人にしてみれば存在を知らされず、金銭的援助までしていることから、近親相姦の疑惑・妄想をいだく。
この歪な関係性が緩く、少し怖く描かれる。なお、兄の恋人の存在は過去(2016年)の回想で、現状(2021年)は逃避行生活を続けているのであろうか。この時間軸(5年間)の視座が判然としなく混乱した。

演技は、田尻妹(吉田啓子サン)の気怠い(アンニュイ)ような動き、田尻兄(杉元秀透サン)のニヤケタ優柔不断な態度が不思議と印象に残った。

なお、中国ではハクビシンを料理(煮込み)しているらしいが、この話の中でも田尻妹は同僚へ煮込み中のカレーをすすめ...。

次回公演を楽しみにしております。
在りし日の街

在りし日の街

21g座

明石スタジオ(東京都)

2016/03/17 (木) ~ 2016/03/20 (日)公演終了

満足度★★★★

疾走する故郷の街
「在りし日の歌」は、言わずと知れた中原中也の詩集。そのうちの1編「冷たい夜」は、「冬の夜に 私の心が悲しんでいる 悲しんでいる、わけもなく…心は錆(さ)びて、紫色をしている。(以下省略)」...この公演は、郷愁に溢れた内容をイメージしていたが、自分の思っていたものと違っていた。その違いは、タイトルと描いた物語のギャップに驚かされたもので、グイグイとこの話の中に引き込まれた。物語に何回も出てくるシーン...夜空に輝く星座を見上げる。

この公演の魅力は、デフォルメした人物造形、スピード感とテンポの良さが飽きさせない。細かいことを言えば、リアルティに欠けることから、突っ込み所はあるが、それを追いやる勢いがある。
(上演時間2時間強)

ネタバレBOX

夢破れて故郷に帰ってきた女性・青柳サナエ(豊田奈々サン)が、上京するまでの人(幼なじみ)や街が変っていたことに戸惑いを感じる。人は立場、状況・状態など時間の経過によって変る。人が変れば街も変り故郷の匂いが薄れるかもしれない。そして、そこに事件が絡めばなお更である。

梗概は、上京して歌手を目指した女性・サナエが故郷の四ツ木町へ帰ってくる。大人になった幼なじみは、家業(印刷工場)を継ぎ、金貸し、ヤクザになり地元に残っている。この街は24年前の偽札事件、時計台殺人事件の2つの事件が縺れ、さらに市町合併の渦中にある。サナエは、街の秘密に翻弄されつつも、事件を追う刑事、合併に絡む国会議員などが入り乱れて、縺れた糸を解くように事件の真相に迫る...サスペンス・ミステリーである。

大都会・東京(歌舞伎町)と四ツ木町というローカル都市を比較した都鄙(トヒ)感も語られるが、それよりも強調した人物像(キャラクター)、独特な説明・決め口調の台詞回しが印象に残る。
この物語から思い描く言葉は、「ふるさとは遠くにありて思ふもの」(室生犀星)...であるが、ここでは自ら渦中に入り街の健全化に奔走する姿が映る。人は、自分の思い出の持ち方次第で、現在をいっそう光に満ちたものにすることも出来れば、暗い影の中に包み込むこともある。本公演、思い出に浸るだけではなく、未来に向けて大きく歩き出そうとしている。2015年旗揚げの劇団「21g座」のこれからの姿に重ね合わせることが出来よう。

なお、いくつか気になるところ、例えば殺人事件にもなれば現場付近は徹底的に調べ、地下工場などは簡単に発見されるだろう。もう少しリアリティがほしい。しかし、あくまで”楽しむ芝居”に徹し、広げ散らかしたピースを回収するように努めていると思う。荒削りのような感じもするが、こじんまりせずスケール感を大切にしてほしい。

次回公演を楽しみにしております。
ドアを開ければいつも

ドアを開ければいつも

演劇ユニット「みそじん」

atelier.TORIYOU 東京都中央区築地3-7-2 2F tel:03-3541-6004(東京都)

2016/02/27 (土) ~ 2016/03/22 (火)公演終了

満足度★★★★★

泣きました
昨年から1年四季をとうして上演されていた舞台?お芝居。私は昨年の12月に上演を知り12月、1月、2月、最後に昨日3月20日に最終上演を観てきました。みそじんと言う三十路の女優さんの新しい劇団で通常の舞台と違い女優の駒塚由衣さんが女将をされてる築地の鳥料理専門店の鳥由宇店舗の2階のお座敷が舞台で4人姉妹が母親の7回忌で集まると言うお芝居で内容は同じですが四季別に女優さんが変わり演じられるので毎回新鮮な感じを受けました。普通の木造の和室のお茶の間が舞台でのお芝居で女流さんが目の前で演技をされるので兄弟喧嘩の場面でもリアルで観客の自分も家族の一員のような気がしました。このような場所が舞台のお芝居は新鮮で又観たいと思います。次回のみそじんさんは本当の舞台公演と言うことで楽しみな劇団で今後も楽しみです。

赤い竜と土の旅人

赤い竜と土の旅人

舞台芸術集団 地下空港

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2016/03/03 (木) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

満足度★★★

期待していたが…
何となく予想はついていましたが、ありふれた演出。全てにおいて雑な感じがしました。純粋にもっと考えてほしいなと思います。 とにかくグッとこなかった。 衣装はすごいなと思わされました。作品自体は、もっと斬新なイメージがありましたが、期待してたのとは違いました。

『もっと高く』

『もっと高く』

PATCH-WORKS

北池袋 新生館シアター(東京都)

2016/03/17 (木) ~ 2016/03/20 (日)公演終了

満足度★★★★

温かい空間
少しレトロな喫茶店の中でのストーリーでしたが、心が和むような、とても温かな空間でした。笑いあり、考えさせられる所あり、楽器の演奏も聴き応えあり、とえも良かったです。役者さん達は少しぎこちなさを感じる事もありましたが、一生懸命さが良かったです。こんな喫茶店があったら、私も常連になりたいな・・と思いました。旗揚げ公演との事ですが、今後も楽しみな劇団だと思いました!

パラドックス・ジャーニー

パラドックス・ジャーニー

劇団あおきりみかん

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2016/03/18 (金) ~ 2016/03/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1776(16-066)
11:00の回(晴、風が強い)

10:30受付、開場。正方形の舞台、周辺に円柱(14本)、客席はパイプ椅子+クッション。11:00前説(100分)、11:06開演~12:54終演。

予定していなかったのですが、開演時間が早いのと、上演時間100分(どこにもなかったのでメールでお訊きしました)ということでしたので前夜予約。

こちらは初めて。

ネタバレ厳禁なので個々のコメントは控ますが、舞台空間を自在に使い、場転は超高速、お話は得意分野ということもありとっても楽しめました。心技体(?)が高度に整ったパワフルなお芝居でした。

カムアウト

カムアウト

燐光群

ザ・スズナリ(東京都)

2016/03/19 (土) ~ 2016/03/31 (木)公演終了

満足度★★★★

約160分
レズビアンのドラマというより、一つの人間ドラマとして面白く鑑賞。
そして、多人数キャストを生かしたドタバタ劇としても。

3時間近い上演時間がアッという間でした。

ただ、艶っぽいシーンが少ないため、出てくる面々がレズビアンだということがあまり生々しく伝わってこない。
色っぽいシーンをもっと増やしても良かったのでは?

ネタバレBOX

現実味に乏しいガサ入れシーンを転機に終幕へと至る展開も残念。
いくら同性愛への理解が今ほど進んでいなかった27年前の作品とはいえ、レズビアンが集団生活する家だからという理由で警察が踏み込んでくるのは無理がありすぎる。
水

sons wo:

アトリエ春風舎(東京都)

2016/03/15 (火) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度

なぜ春風舎はこんな劇の上演に場所を貸したのか?/約75分
思わせぶりなだけで、なんにも実(み)のないお芝居。
文学に目覚めたての中学生がノートに書きつけた小説もどき、詩もどき、戯曲もどきをそのまま舞台化したような内容で、テーマらしいテーマも見出せず、じつに空疎な70分でした。
「これがテーマだったのに…」
劇の書き手は言うかもしれない。
ならばこう返そう。
テーマがあるなら、劇そのものによって分からせてくれよ、と。

ネタバレBOX

役者3人、それぞれの独白は最後に結びあって或る一つの物語を織り成しはするけれど、それはなんの感興も呼び起こさず、なんのために75分も劇に付き合い続けたのかと猛烈な徒労感に襲われた
Into the Cave

Into the Cave

多田汐里

横浜赤レンガ倉庫1号館(神奈川県)

2016/03/19 (土) ~ 2016/03/20 (日)公演終了

無題1775(16-065)
18:00の回(晴)

17:30受付、ロビー開場、17:51開場。

下手側に横長の白い衝立、天井から電球がふたつ、鳥のさえずり、18:04舞台奥、背を向けている、18:09振動音、黒い衣装から赤へ~19:03終演。

衝立に映像、そのフラクタルアートのような映像と身体を重ねたり、客席を睨んだり、行ったり、ポテトチップスを食べたり、観客に握手を求めたり。

アフタートーク19:08~19:39。

映像を用いたものでは美術館の壁にプロジェクションマッピングで投影した巨大なもの、会場の壁一面に映したもの、スクリーンやモニターなどいろいろ観ましたが、本作では(まったくの個人的な感覚にすぎませんが)中途半端な印象を受けました...といってよいのか、よくわかりませんでした。映像にダンスが、ダンスに映像が欠かせない要素だったのだろうかなぁと。もともとこのユニットの核になっている部分が私には合わなかったのだと思います(すみません)。

観客との接点...舞台に上がったり(ダンス)、台本を読んだり、意見を求められたり(演劇)、飴をもらったり、そういうこともありましたが、それはそれで全体の流れの中で自然な(場合によってはハプニング)ものとして感じました。たとえば、倉持さんが関わっていらっしゃるUPLINKでのTABATHA公演などは客席を巻き込んだ演出でみんなそれをわかって観に来ている。

どうして最前列のお客さんに握手(コミュニケーション)を求めていたのでしょう?こちらからも手を差し伸べていてたら何かが変わっていたのでしょうか?

アンジョルラス

アンジョルラス

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2016/03/16 (水) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★

好みかも
個人的には好みの芝居。膨大な台詞の洪水の中,共感できるかは別として思想が交差する。最初から引き込まれ,あーやっぱこう終わってしまうのねというまで,130分の芝居,尻が痛いにもかかわらず,楽しんで観劇できました。劇団の「骨髄」となる公演とのことだが,劇団の世界観が現れた良い芝居だったと思う。

月光条例 ~かぐや編~【全公演満員御礼!ありがとうございました!】

月光条例 ~かぐや編~【全公演満員御礼!ありがとうございました!】

カプセル兵団

笹塚ファクトリー(東京都)

2015/09/27 (日) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

おとぎ話が飛び出した!ゲームキャラもいるよ!
10月3日(土) 13:00[C]/18:00[D]
10月4日(日) 14:00[A]

なんとも不思議な世界。
この劇団での観劇は、2公演目。
さらにパワーアップ!

スピード感はおろか、今回は一体感も感じられた不思議な世界。
どこまで進化する劇団なのでしょう??
しかも、今回はフレンドリー!!

サインいっぱいありがとうございました!!

今回も、まばたきを許さないほど、スピード感がすごい!
しかも近いから、皆さんの息づかいが!!

ネタバレBOX

おとぎ話から、みんなが飛び出し、内容がそのままで、
絵本の中の主人公が入れ替わる!!

私が、子供の頃やっていた遊び!
今読んでいる絵本に、違う主人公たちをもってきて、
勝手に物語を自分の頭の中でかえて読んでいた。

それが目の前で!!感動!!面白すぎる!!
しかもスピード感がはんぱなくて、もう、ワクワクどきどきがとまらない。
桃太郎、舌切り雀、浦島太郎、かぐや姫、青い鳥、
裸の王様・・・などなど、フランダースの犬が、とんでもないことに!!

世界の童話も次々と、しかもマリオ!!
うしお!とら!!

なんだこの展開は!! サンデーさまさま!!
物語が飛び出して、いい意味での、めちゃくちゃ感が面白すぎ!
物語のひずみ(ムーンストラック))は、
物語の主人公たちによって修正する。月光条例!

また時間を作って、観に行きたいです!!
DVDでは物足りない!!

ありがとうございました。笑いと感動を!
GHOST SEED

GHOST SEED

カプセル兵団

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/02/26 (木) ~ 2015/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

まばたきを忘れるくらい見逃せない劇
2月28日(土)14:00/18:00
3月1日(日)13:00/17:00
感想、遅くなりましたが、これらの回をみました。

今回、初めて観劇する劇団で、
受付の時にちょっと不快を覚えましたが、
内容は、驚くことばかりでした。

すべてが人!
背景も、小道具?なんかも、すべてが人!
道具背景などは、ほんと最小限。

その理由が、観劇して数秒でわかりました。
シーンチェンジのスピード感!
このアクション!

これは、道具や機械では確かに無理だなと思うほど、
ものすごいスピード感!

まさに、瞬きをわすれる。そんな劇でした。
これらの演出は初めてで、
終わる頃には、何が起きたのというかんじでした。

このときは、写真撮影のサービスもあって、
ほんと楽しかったです!ありがとうございました!

ネタバレBOX

舞台をすみからすみまで利用した舞台!
幻想の世界、妖精、精霊、ピノキオ、
色んなファンタジーが織り込まれた舞台。

片や、人間を恨み、片や人間をかばう人形たち。
人間たちは、人形は災いの元と、破壊する。

心を持つ人形たち。
ゴーストシードによって生まれた命。

しかし、ゴーストシードは、その森そのもの。
その種がないと、森はかれはてる。

種をめぐって、争いがはじまる。
生まれた命と、失われる命の問題。

ゴーストシードを守もの。
ゴーストシードを利用するもの。
ゴーストシードを必要とするもの。

最終的には、人形たちが自分の判断で種に帰り、
命を救うため、形を失った。

悲しかったけど、種という希望。

涙と感動をありがとうございました。

星が少ないのは、そのときの受付の印象です。
劇の内容は、満点でした!
しんじゃうおへや

しんじゃうおへや

yhs

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2016/03/12 (土) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

また是非大阪へ
この平仮名の「しんじゃうおへや」という題に興味を持った時点で、脚本家の手のひらに乗ってしまっていた気がする。見終わってからも、答の出ない問いを考え続けてしまう素晴らしい脚本と演出だった。個々の登場人物が厚く表現され、演者もとても良かった。劇場の舞台が小さすぎると感じたのは、迫力がありすぎたからだろうか。とても良い作品を道外で観られて感謝しています。

潮騒の祈り

潮騒の祈り

idenshi195

文化放送メディアプラスホール(東京都)

2014/12/06 (土) ~ 2014/12/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

母親と子の気持ちの3重奏
かなり遅くなりましたが
2014/12/06(土) ~ 2014/12/07(日)
全日観ての感想を、こちらにも少し。

すべてが、アドリブ。台本はありましたが、
その状況によって、すべての公演内容がちがって、
それぞれの公演で感動をした。

3人の表現者は、ある意味固定ですが、
ある意味、固定じゃない役。
それを見事にこなしていた。

特に、春名風花さん。
初挑戦、初舞台とは思えないほど、
ベテランの方とぴったりあった息。

言葉が、弾んでいた。
ほんとすごかった。3人の息がぴったりで、

親子、3姉妹、そのように感じるほど、息がぴったりの舞台でした。
ピアノと、照明もみなアドリブで、
何もかも新鮮でした。

改めて、演劇というものが好きになった瞬間でした。
感想は、他でも述べているのでここでは短めに。

亜炉が等ございました。
ほんと素晴らしい内容でした。毎日涙が涸れました。

『TUSK TUSK』(タスク タスク)

『TUSK TUSK』(タスク タスク)

あうるすぽっと

あうるすぽっと(東京都)

2015/12/10 (木) ~ 2015/12/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

大人の希望と、子供の夢。
2015/12/10(木) ~ 2015/12/13(日)
全日観劇しました。
何か、アドリブ要素がどこかであるのかと思ったら、
お話の内容てきに難しかったのか、それはなかった。
ゲスト?出演者のシーンが、変わる所くらいだったかな。

感想は、色んな意味ですごかった。
・役者を原作の実年齢でそろえたところ
・壮大であろう内容から、この短い枠に納める内容を選んだ範囲とながれ
・みんな最後まで全力投球

見る前の不安は、見た後の歓喜といえばいいのか、
とにかく、すっきりしないけど、すっきりした。そんな感じでした。

人選する側も、それに応える表現者たちも、すごかった。
何を訴えようとしているのか、表現者たちの体当たり、
本気の演技、そして、実年齢という、
3種の神器みたいなので、受け取る側は、ものすごく苦しかった。

みんなの苦しさが伝わり、嬉しさが伝わり、悲しみが伝わり、
楽しさが伝わり、立体絵本、感情がぶつかるそんな絵本、
新感覚劇でした。

再演も、DVDもなにもない。実にもったいない。
けど、思いっきり考えさせられる作品ではありました。

ネタバレBOX

はじめ、開演前に、メルヘンチックな、出来事がおきました。
それも演出だったようで、フィン君の夢の中から始まりました。
一緒に、鬼ごっこをしたかった機分。

そして、音楽の停止とともに、みんなの夢が覚める。
目覚める現実。

前半は、母が帰ってくると信じて待つ子供たちの話。
兄姉弟のけんかが始まる。
はじめは、幼き子供のいたずらのみはりとして、
しかし、少女には、もっと大きな悩みを抱えながら、
日常を振る舞っていた・・・長男が誕生日を迎え、柱を失うまでは。

ターニングポイントの誕生日。
その日は、色んな意味での最後の宴が行われていた。

日常から悲劇へかわる。
楽しい日常が、悲しみへと変わる瞬間の鐘が鳴る。
シンデレラの魔法が解ける時間。

子供たちの夢が消える。現実に戻る。
帰ってこない母親。
それは、出張とかどこかへでかけたとは違う。

帰ってこない、理由をしるマギー。
その理由を拒み、夢を見ようとする、エリオット。
状況をまだ理解できず、遊びたいフィン。

扉が開く。さらに悲劇の扉。
大人たちの希望がうごめき、子供たちの夢を踏みつぶし、
現実をみさせる。

育児放棄された子供たち。それがすべて現実であった。

長男エリオットは、再度家族を守ろうと目覚め、
妹と弟と一緒に、家を出ようとする。
夢への旅立ち!
しかし、大人の希望が勝っていて、サイレンが鳴り響きながら
幕を閉じる。


これが、今現実におこっている。こうしている間にも。
見つけるのは難しい。人を疑いの目で見るなんてとうてい無理。
せめて逃げ込める一時的なシェルター、
考える時間を作ってあげたい。
そう考えさせられた作品。子供たちの夢を閉ざすでなく、
夢を見ていいんだよと、どんな状況でも夢を見ていいんだよ、
夢をかなえる希望を持っていいんだよ、

そのような、自由の手をさしのべられる人間になりたい。
そう思いました。
一番は、このような世界を作らないことだと思うけど、
対策なんて待っていたらいつになることやら。
大人目線や他人目線じゃなく、
きちんと、その人の立場目線にたって、
考えてあげたい。そう思えました。

原作などの真相はわかりませんが、
ただこのような世界が、現実にあり、なんとかしなければならない、
それを感じることはできました。

表現者の皆さん、思いっきり心に響きました。
感動というか、やりきれない苦しさを毎日感じていました。
いえ、日を追う毎に強くなりました。

それは、表現者の皆さんが、日に日に
絵本の中の人たちとして本気で伝えてくれる、
感情がその人そのものに変わっていったから。

千秋楽は、ほんとに心苦しさだけが残りました。

ありがとうございました。とても素晴らしかったです。

できれば、あの三兄姉弟たちは、幸せにくらす、
パラレルワールドが、存在しますように。
今は、それを願うしかない、自分の非力さも思い知らされました。

私は、率先して、見つけてあげようと思いました。
手遅れになる前に。
半神

半神

ナナイロスペース

アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)

2016/03/18 (金) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★★★

半神の意味するもの・こと とは?
 無論、原作は萩尾 望都・野田秀樹共同の「半神」である。まだ彼が、詩的感性でシナリオにまじないを掛けることができた時代の代表作の一つということができよう。無論、萩尾 望都の優れた才能については今更言うまでもあるまい。だが、半神については時代を遥かに遡ることも可能である。即ちギリシャ神話の時代迄である。ゼウスと美女の間に生まれた英雄の多くは半神であり、時に神格化されるもののそれは下級神としてである。が、人間界にあっては、英雄であることによって本来の神の威信を高めることに繋がったとみることができよう。但し、ちょっと意地の悪い見方をすれば、それも政治的手法の一つに過ぎないのではあるが。(追記後送)

ネタバレBOX


 まあ、良い。今作にその点は余り関係ない。だが、シャム双生児に限らず、ハンディキャップを持つ人々は、日本でもある時期まで神の使いと見られていた時代があったのであり、為に如何に生産性の無い人々であっても生きてゆくことが可能な程度には人々から喜捨を受けたのであり、粗末なものとはいえ住居も与えられていたのである。こういう発想が無くなっていったのは、優生保護思想が蔓延して後のことであろう。
死に顔ピース

死に顔ピース

ワンツーワークス

赤坂RED/THEATER(東京都)

2016/03/18 (金) ~ 2016/03/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

医は仁術というけれど
 医師というものは、クランケや病巣をオブジェとして観たり、距離を置いてみなければ自分自身の神経がやられてしまう。そんな場所で仕事をしている人々である。(追記後送)

ネタバレBOX

だから、自分の家族など殊に関係の深い人間は、基本的に自分で診察することがない。感情移入しすぎては適確な判断が下せないというリスクを負うからであり、愛する者を救えなかった場合、医師自身が魂に大きな傷を負うからである。医療とはかくまで人間的な微妙な分野である。
 現在でもそうであろうが、自分達の世代、東大理Ⅲ、京大Mなどに入る連中の中で特に優秀な連中は当然内科を目指した。癌の特効薬を発見すれば、ノーベル医学賞は間違いないからである。今作で扱われているのも、矢張り大学病院の癌スタッフである。医者の世界というのは弁護士同様、とても人別帳がハッキリしている世界なので、指導教授などのリーダーが回診するとなれば、本当に金魚の糞よろしく下位の者がぞろぞろついて回る。
青年団『冒険王』/青年団+第12言語演劇スタジオ『新・冒険王』

青年団『冒険王』/青年団+第12言語演劇スタジオ『新・冒険王』

青年団

三重県文化会館(三重県)

2016/02/13 (土) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

冒険王を発展的拡張
■冒険王】 さながら人生の交差点の様相。旅行者達の他愛もない日常の芝居に、秘める苦悩を匂わせつつ、凝縮された人生を観ているかの様でした。非の打ち所の無い「自然」な芝居にも感心。

■新・冒険王】 冒険王を発展的拡張。多国語でくる同時多発会話には眩暈が(笑)
冒険王より更に内心に踏み込んだ感じもあり、同キャストもあるので、やっぱり連続で観るのが馴染んで良い。冒険王で培われたテイストに、更に民族間の意識の差、差別や対立をしたくない理性、でも・・・といった葛藤なども色々垣間見えて、冒険王から本当にグレードアップしている。二カ国共作された意義は大きい。

思い出し未来

思い出し未来

少年王者舘

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2016/02/11 (木) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

今なお他では観られないオンリーワンの劇団
演出・振付・照明、今なお他では観られないオンリーワンの劇団なのだなと感動しました。特に、熱の篭った「幸せ問答」が、最初はぐだぐだの漫才の様なのがジワジワとまるでボレロを観ているように昇華されていくのが印象的でした。観れて良かったとジンワリくる。

メリーさんの羊

メリーさんの羊

犬小屋の骸骨

SPACE EDGE(東京都)

2016/03/19 (土) ~ 2016/03/21 (月)公演終了

満足度★★

60分の小品ですが・・・
伸びしろは感じられたなぁと思えた作品でした

ただ移動時間対効果を考えると
劇場まで自転車等で来れる方ような感じですよね~っと

舞台セットと音響は良かったなぁと

星は2.5でしょうかね

密閉性の緩い劇場とはいえ
でも煙草はやめてね、ネオシーダーというのもあるのだからね♪

ネタバレBOX

舞台は中央で客席が3方に分かれた変形セットで
初劇場でもあります
(工場跡のような感じのハコでしたね)

開演時間は守られていましたが
開演前のBGMなどは流していませんでした

中央の舞台に円形テーブル
その上に機関車の模型がテーブルに即した円形レール上を動いたりします
で床下にはスプーンやフォークが散らばっていました

駅員とおぼしき服装とライトを持った登場人物が主人公で
DVにさらされていた女性(=メリーさん)を助ける為に
その夫を殺したらしいのだが・・・
それで救われたとその女性の子供(といっても登場時は大人です)が
会いに来ての会話劇であるが
実は主人公のいるトコは老人ホームのようなところで
舞台上で展開された会話などは全て脳内=回想のようでした
・・・一人だったようです
掃除の女性が入ってきて判明します
また殺人は無く
夫の死は事故だったとも・・・・

機関車の汽笛や蒸気音などは大音量で
良く響いて効果的だったが
話途中で少々眠気が出た事もあり
物語内容は少々具体性が欠けてるかなぁとも自己反省・・・

話への引き込み方を巧みにして欲しいかなぁと要望

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