最新の観てきた!クチコミ一覧

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Stay of Execution

Stay of Execution

メガバックスコレクション

錦糸町SIM STUDIO 4F C-studio(東京都)

2016/02/20 (土) ~ 2016/02/28 (日)公演終了

観てきました
Bチーム観てきました。メガバックスさん初めてですが、大里冬子さんを他の劇で観たことがありワクワク行きました。

初めての劇場というか倉庫のような場所
地震の設定舞台でトイレに行く時 席と舞台の段差が暗さと黒い舞台でさらに見えなく、転倒。

席ついてからトイレに行かれる場合は、この段差お客様気をつけ下さい。トイレで劇場なのに荷物を置くか掛けるものがどこにもなく困りました。貴重品席に置いていけませんし、何かカゴでも百均でもいいので置かれないと渋滞の原因になります。上演も遅れます。地味な部分ですがそういう制作の担当部分を気にかけて頂けると嬉しいです。

感想よりも転んだ脚が痛くて、その辺 先日殺陣稽古で死亡事故あったばかりですので、ご配慮して千秋楽お迎え下さい。

私は痛みを感じられ確かに生きているから痛いんだとは思えました。

Stay of Execution

Stay of Execution

メガバックスコレクション

錦糸町SIM STUDIO 4F C-studio(東京都)

2016/02/20 (土) ~ 2016/02/28 (日)公演終了

忍耐
初めてのめがばなので比較はできませんが、ステージの作りは面白かったです。それ以上に驚いたのは客席数の少なさです。最初24席しかありませんでしたが、いつもそれくらいなのでしょうか?それが開演直前に何脚か増やされたので、え?と思って見ていたらその後で観客がやって来ました。当然開演は遅れます。普段はあまり気にしないのですがそれが一人二人ではなかったので今回は気になりました。会場が分かりにくかったのでしょうか?それともそういう観客が多い劇団なのかと思ってしまいました。私も遅れたことがないとは言えませんが気をつけたいものです。
説明をちゃんと読んでいなかった私は震災後のサバイバルの話かと思って見に行ってしまいましたが・・・

ネタバレBOX

そのもっと後のお話でした。誰も知らない死後の世界なので、何をどう設定するかは自由です。その世界で生きる(?)人たちの心情や葛藤に泣かされたりしました。しかし最後に残る木田さん、それでいいんですか?確かそこから出て行くのはもちろん、その場所が破壊されたりしても魂は闇の世界にさまよってしまうのではなかったですか?息子がそこへ来ることは考えられないし、そこが新しくなって息子がやって来た時には木田さんは誰にも見つけられない存在になってしまっているのではないですか?なので彼女が残る理由に納得できないままでした。
大大阪舞台博覧会 vol.2

大大阪舞台博覧会 vol.2

リッジクリエイティブ株式会社

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2016/02/06 (土) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★★

大大阪初日2月6日観劇♪
前の予定があり、MIME+さんは諦めていましたが、ガバメンツさんも拝見できず…悲。
モンゴルさんから拝見!

■モンゴルズシアターカンパニーさん。
「私を訪ねてきた私は『あなたの有効期限が切れました。』と…」
何とも言えないシチュエーション、興味津々でした。

■笑いの内閣さん。
SMAP会見から始まり、次回公演「朝まで生…」の番宣まで。会見楽しかったです♪

■少年眼鏡さん。
母を殺害した娘と向き合う父親。少年院から戻った娘とどう接する事が出来るのか?
重すぎるテーマを30分で扱うには無理があったように思いました。長編で観てみたい内容でした。

■子供鉅人さん。
人力お化け屋敷!人力だけ、セット無し、生、公開、観客参加型というより、観客全員体験型、お化け屋敷!!!!
結局、全員は入れませんでしたが、なかなか楽しいイベントでした♪

■追伸
周りのお客さんのお話を聞いていると、見逃したガバメンツさんがむっちゃ楽しかったそうです!残念♪
後、MIME+さんも最近伺えてない(と言うか、名前変わられてから伺ってない)ので、観たかった…、やはり残念♪

Stay of Execution

Stay of Execution

メガバックスコレクション

錦糸町SIM STUDIO 4F C-studio(東京都)

2016/02/20 (土) ~ 2016/02/28 (日)公演終了

満足度★★★

少し無理があるような部分も
正直、このような設定にはやや飽きてきた。さらにいろんなものを詰め込もうとする余り少し不自然な部分も見受けられた(ネタバレへ)。役者が良かっただけにその点が残念です。

ネタバレBOX

たとえば暴力シーンは唐突に見えましたし、葉月(だったかな?)の死や大村の変質も無理に作った感が否めませんでした。すべて「異常な状況下」ということで説明されるのでしょうがやや消化不良です。音響のトラブルも気になりました。
スーベニア 騒音の歌姫

スーベニア 騒音の歌姫

「スーベニア」公演実行委員会

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2016/02/19 (金) ~ 2016/03/06 (日)公演終了

満足度★★★

盛り上げた脇役たち
70代三田佳子の主演舞台。強烈な音痴なのだが誰よりも歌を、音楽を愛した女性の実話。最後はカーネギーホールでリサイタルをするに至るのだが、音を外して歌い続ける主演女優・三田佳子の力量に惜しみない拍手。しかも、70代でこのパワーである。

この舞台を支えた脇役たちにも注目だ。マネジャー役の京本大我、ピアニスト役の劇団鹿殺し・オレノグラフィティ。特にこの二人はよかった。

舞台は素晴らしいが、「騒音」に引いてしまう人も多いかもしれない。

ネタバレBOX

アフタートークは、かならずあるんでしょうか。
冒頭からゲストによるコンサート仕立てというのも印象的だ。
さよなら、喜劇王

さよなら、喜劇王

0 LIMIT

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2016/02/17 (水) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

「笑う」こと
チケットプレゼントで観劇したので、投稿します。
いいことが書けないので、舞台が終わるのを待っていました。
期待してたんですけど・・私には合わなかったみたいです。

この声

この声

オイスターズ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/23 (火)公演終了

満足度★★★

ネタばれなし
すっかり前作の事を忘れていたが、前作はかなり面白かった。
そして今作も期待通り。
三鷹は期待大だな。

Stay of Execution

Stay of Execution

メガバックスコレクション

錦糸町SIM STUDIO 4F C-studio(東京都)

2016/02/20 (土) ~ 2016/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★

様々な思い
Aチームを観劇しました。まず会場に入り、凝ったセットに驚かされました。とても臨場感がありました。観劇中も観劇後も、自分が今生きている事に感謝したい気持ちになり、そして今まで生きてきた中での、様々な思い出や思いが甦りました。怖いようでありながら、温かい舞台で、とても良かったです。ただ、これまでの作品を、部分的に集めたような印象も受け、何か観た事あるような・・という感じがしました(これまでの作品の良さを集めたのだとは思いますが・・)。ですが、色々な事を考えさせられる良い舞台でした!

サバイブ!

サバイブ!

自転車キンクリーツカンパニー

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2014/09/13 (土) ~ 2014/09/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

凄い!!
10年ほど前に仕事でご一緒した方が出演。構成、演出、演技、全てが揃った素晴らしいの一言のステージ。

お父さんは疲れた

お父さんは疲れた

今井事務所番外公演

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/07/02 (火) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★

いぶし銀
主役のいぶし銀の演技に心打たれた。

ホテル・カルフォリニア~HOTEL CALFORINIA~

ホテル・カルフォリニア~HOTEL CALFORINIA~

ネルケプランニング

紀伊國屋ホール(東京都)

2016/02/04 (木) ~ 2016/02/14 (日)公演終了

満足度★★★

熱演
有名コミックの舞台化。各キャストがまさに熱演で舞台狭しと動き回る。コミックでストーリーの繋がりが自然なところも、舞台へ持ってくると違和感を覚えてる場面が数か所あり、個人的にはその辺がもうひと息感情移入しずらい要因だったか。

純情スペクタクル

純情スペクタクル

O-keyプロデュース

劇場MOMO(東京都)

2016/02/16 (火) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白くて泣ける素敵な作品
この日は純チームの方を観に行きました。
描かれる物語とその観せ方に惚れ込んでるところなので、今回もとても楽しみに観に行きましたが、期待以上に面白かったです。ハートフルコメディ、というとちょっと笑えて最後ほろっと泣ける、くらいのイメージですが、笑いすぎて苦しくなるくらい笑えて、号泣して、号泣続けながら笑って、みたいな感じで、終わる頃には感情絞り尽くされて抜け殻みたいになってたので、普通とちょっと違った意味でキャッチコピー詐欺みたいな気分。これほんとすごい。
観客に先の展開を想像させながら、それでもわかりすぎてて面白くなくなることがない。意外性のある展開を見せても、その面白さの肝は意外性のみで終わらない、舞台の面白さが存分に詰まった作品でした。次回公演もとても楽しみだし、今回観損ねた人には次は是非に、とおすすめしたいです。

ネタバレBOX

アンケートにはもう「全部好き」しか書きようがなかったのでここでちまちまと。
月村さん。あのテンションをあのテンポで観せるのが好き。特に「指切って」のところ、面白いを通り越して可愛かったです。哀れみは愛しさにもつながるんだなぁ、と変なところで実感。家族や友人と話してもあのシーンのこと話す人多いです。
司くん。記憶のことについては伏線チラ見せありましたが、私は観終わって記憶を反芻してる最中にようやく気付きました。記憶戻っても隠すんじゃないかなぁ、という想像をしてたので、記憶がないフリをかなぐり捨てて四季ちゃんを助けるために家の力を使うのは想定内……のはずが大号泣。演技の力を感じました。
四季ちゃん。透明感のある表情がきれい。チラシのイメージビジュアルから抜け出てきたみたい。「お兄ちゃん達の妹で良かったと君が思ってるのと同じくらい、彼らの妹が君で良かった、と思うよ」と思いました。誰かの行為を美談にするためのただのリソースになりがちな立ち位置の彼女が、きちんと生きた人間で、いろんなものを見て、理解して、考えて……ちゃんとみんなに与えているものがあるというのがとても好き。
冬彦くん。「馬鹿」というのが「難しいことはわからないけど純粋で素直でかわいい」みたいな小綺麗な感じじゃなくて、「あー、小学生男子でこういう子いたわー」っていう突き抜けた馬鹿笑顔見せてくるのが好き。だからこそ、自分だけ聞かされてなかったこと、その内容にショックを受けるのがほんとにきつく効いてくるし、いい演技だったなー、と思います。男兄弟の中では一番下で頭も良くないんだと、そうでなかったら違ったんじゃないかと考えてしまいそうだし。賢くなったときとのギャップ、それに対する反応で他のキャラのキャラ性が掘り下げられるのも美味しかった。キャラじゃなくて役者さんに関しては、殺陣なくてもすごく好きな舞台だーーー、とは言っててもちょろっと身体能力活かした動き入ったりはやっぱり嬉しかったり。「いつもよりは若干広いと思ってた舞台が狭く見えるー」とか大分興奮しました。
剛くん。物語の語り部と語られるべき物語の一部であるということを活かしたネタが好き。オープニングのパフォーマンス後のアナウンスとあれでなんとなく心の準備というか、どの範囲で受け止めればいいのか掴めるのがいい感じでした。
夏生くん。我が道を行く人ばかりの安藤家の中で一人、よく人を見てるのが視線や瞬きなんかの目の演技でよくわかるのが素敵でした。人の言葉に振り回されるけど、しっかり噛みしめてもいる。みんなを愛してる。家族が無茶苦茶だから一人で割を食っている、というより、困りながらも兄を信頼し、妹や弟達を可愛がってる感じがするのが大好きでした。
秋奈ちゃん。家事を一手に引き受けてても、母親でなくてあくまで兄弟感が出てるのが他の兄弟から人生を搾取されてるみたいに見えなくて良かったなぁ、と思いました。いっそそうなってしまった方が楽かもしれない状態でそうならないのは兄弟間の関係が健全だし、そんな兄弟のことを彼女が好きだからだろうなー、とも。あと、最後の最後、司くんの感動話に割と台無しなこと言うのが好きです! あれがあると逆に司くんの話が嘘くさくなく聞こえるし、あのまっすぐさは気持ちいい。
マリさん、鮫島さん、小金沢さん。ろくでもないことを言ってても不思議と憎めないというか、愛せる馬鹿なのが素敵でした。あと、あの家族の周辺にいるからといって、全部が四季ちゃん中心に動いてるわけではないというのがあの世界を健全にしてたなー、と振り返って思いました。
松平さん。一条父との会話のところが好きです。マイペースでとてもこだわりがある……と見えるのが後のシーンへの期待感につながり、そして、それが逆にあの引き下がり方への納得にもつながるなー、と。
千春さん。私が今回誘った友達二人ともが千春さんにベタ惚れになって帰っていったので、マリさんと月村さんのあの惚れ方もわからなくもない……罪深い……。司くんに対して「すまなかった」という謝罪ではなく「ありがとう」という感謝を伝えるとことか、安易に司くんも家族みたいなもんだとしてしまわなかったところとか、優しくて厳しくて力強い素敵なキャラだったと思います。

物語の構成の話とか、細かな演技とか、結局書き切れてないので、やはり「全部好き」とあらためて書いて締めにします。全部好き!
ライトスタッフ

ライトスタッフ

劇団蝶能力

APOCシアター(東京都)

2016/02/17 (水) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★

表現する全ての人たちへ
デジタルに囲まれた現代にあっても、人の能力と心がなければ無しえないことは山ほどある。心がなければ無しえないが、心だけでもそれを完成させることは不可能。適格なスキルに熱い心を乗せていくことの大切さの原点に立ち返らせてくれる作品。

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

SQUARE AREA【ご来場ありがとうございました!】

壱劇屋

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2016/02/10 (水) ~ 2016/02/16 (火)公演終了

満足度★★★★★

何度も観たくなる!
予定との兼ね合いもあり、1度しか観る予定がありませんでした。が、観たあとどうしてもまた観たくなり仕事を早退してチケット追加。初演のDVD購入して、再演のも予約して・・・
それでもまだ観たくて、東京公演のチケットを3回分追加しました。多分5回観てもまた観たくなると思いますが・・・。本当に何度も観たくなる作品です。

さよなら、喜劇王

さよなら、喜劇王

0 LIMIT

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2016/02/17 (水) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

喜劇王
「笑う」と言う行為には程度、段階があると思うのでどのくらい笑ったら死に至るのかという提示があった方が良かったのでは?だってにっこりするくらいは大丈夫そうなので。「笑う」ことによって呼吸困難になり、 やがて死に至るという摩訶不思議な病気があるなら喜劇王は確かに犯罪者。それならどのくらいの喜劇王なのか見せて欲しかったです。数年前に多数の死亡者を出した「ギャグ連射事件」を再現して見せてくれたら納得できたかと思います。これだったら病気じゃなくても呼吸困難になりそう!というくらいの「笑い」を見せてほしいです。

おばこ

おばこ

三越劇場

三越劇場(東京都)

2016/02/04 (木) ~ 2016/02/22 (月)公演終了

満足度★★★★

おばこ
どこまでも優しくて人のいい花子なのに、がんばって妹のお嫁入りの準備をしたのに、その仕事と元愛人の保証金を払ったために結婚式に出席できなくなってしまうお話に泣けました。地元の友人の衣装を借りて妹を見送りその友人のために着物を譲りお金を渡して、と花子の今後が心配になりましたが、北海道で幸せになれそうな終わりに少しほっとしました。第二部の愛唱歌ではえりさんの歌が聞け、さらに山形出身のお客さんを舞台に招いての花笠音頭も楽しかったです。山形出身でなくて残念(笑)。

ツイテル!!

ツイテル!!

Show sin モノ

シアター風姿花伝(東京都)

2016/02/18 (木) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★

優しい
不動産屋

ネタバレBOX

いきなりのハリセン登場で、コントテイストだと認識しました。

幽霊物は嫌いですが、恋人も幽霊だったという意外性と、未練が解消して成仏するのかと思ったら、新たな欲が生じたことでこの世に残るという人間臭いところが新鮮で、まっいいかと思いました。

それにしても、幽霊に優しい不動産屋の存在がそもそもの始まりでした。
ルルドの森(平成28年版)

ルルドの森(平成28年版)

バンタムクラスステージ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

また迷い込みたい・・・
ちょっとした笑えるセリフはあるものの、日頃あまりお目にかかれない舞台だったのは私のチョイスにそう言う舞台がないだけで、実はけっこう存在する物なのでしょうか?現実として医学的にそれは可能なの?と言う疑問は残りましたが・・・

ネタバレBOX

女の若さや美に対する執念がそうさせるのでしょうか?それに操られて犯罪を繰り返す者。あのかわいらしさ純真さがどう見ても怪しい・・・と思ったのはテレビの2時間サスペンスもので鍛えられているので(笑)。でも三島さんのためにそれは私の誤解であってほしいと祈りつつあんな結末に・・・。黒船さんのあのシーンでは悲鳴あげそうになりました。
Stay of Execution

Stay of Execution

メガバックスコレクション

錦糸町SIM STUDIO 4F C-studio(東京都)

2016/02/20 (土) ~ 2016/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★

Bチームを拝見
 2030年関東を襲った大地震で東京は壊滅。(追記2016.2.23)

ネタバレBOX

舞台はそれから2年半以上を経た時点、正確には地震発生後1010日目から更にその101日後迄の、閉鎖系内の葛藤・自壊の諸過程を描く。ヴァレリーの「ユーパリノス」やサルトルの「出口なし」なども想起させる面白い作品だ。
 亜空間に閉じ込められた“幽霊たち”は2030年に関東地方を襲った大地震の際、地下鉄の構内に閉じ込められた160名のうちの5名。死神ワイズに直ぐ従った者らもあるが、ショックから直ぐには川を渡らなかった霊もあった。それらの霊は101日毎に巡ってくる迎えの日毎にショックの眠りから醒める。1010日目に目覚めた5人の魂にワイズは自分に従って来るように勧めるのだが、2人しか賛同者は得られなかった。その2人も他の者が行かないと強く言ったことから前言を取り消し、次の迎えの日迄、この閉鎖系に留まることにした。改札口のあった場所からは永遠の闇が広がり、一旦魂が其処へ入り込むと二度と其処から出ることができずに永遠に彷徨う。他の場所は崩れ落ちた土砂で埋まっていたりして出られないという設定だ。霊ならば肉体を持たず通れるハズという論理は、ゾンビのような存在と半ば彼らが意識している触れられる実態と化している為に不可能である。先に指摘したような「ユーパリノス」や「出口なし」の登場者は肉体を持たぬことの条理に従わざるを得ないことに対する理論的展開が頗る面白く展開されるのだが、今作は、その点では、アンリ・バビュルスの「地獄」に近い作品と言った方が良いかも知れぬ。何れにせよ、見も知らぬ世界へ、いきなり断ち切られ未練を残した状態では出向くことができないという拘りと、無為という状況の中で、意味を追求せざるを得ない知的存在である人間の懊悩との鬩ぎ合いが、自壊を引き起こし、それに耐えられなくなって争いや精神の崩壊を齎してしまう状況を画いているのだが、最後にカタルシスを持ち込んで一般的な作品にしてしまった。ここはもっと冒険をして、敢えて地獄のみを更に尖鋭化する作品でもよかったのではないかと考える。何故なら、日本という名のアメリカの植民地では、事実、何が起きているかをその被植民者個々人が深い所から認識することが先決だからである。政治屋共が、こんな馬鹿ばかりなのも、反対をする連中の捏ねる論理が表層に過ぎないのも、本当のことをキチンと見、認識し、反芻して深く考えることをしていないからである。こんなことでは、いつまで経っても光明が見えてこないことは必然である。先ずは自らの手で自らの着ている欺瞞・瞞着、臆病、虚言などの表層にメスを当て切り開かねばならぬ。
「教室」

「教室」

劇団六風館

大阪大学豊中キャンパス 学生会館2階大集会室(大阪府)

2016/02/18 (木) ~ 2016/02/20 (土)公演終了

満足度★★★★

パン組を観劇
こうゆう演劇もあるんですね。

とても、穏やかで素敵な時間を過ごせて、とても新鮮な感じがしました。

ネタバレBOX

詳しくは自ブログで綴りました。

http://ameblo.jp/gooharuhide/entry-12131950353.html

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