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「従軍中のウィトゲンシュタインが(略)」凱旋公演

「従軍中のウィトゲンシュタインが(略)」凱旋公演

Théâtre des Annales

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2016/03/02 (水) ~ 2016/03/06 (日)公演終了

満足度★★★★

暗闇にて、
神や言葉に縋るのは意味ないなんて言わないよ、絶対。

いつかの膿

いつかの膿

VAICE★

駅前劇場(東京都)

2016/03/01 (火) ~ 2016/03/06 (日)公演終了

満足度★★★

奇妙な契約
奇妙な契約によって豪邸で共同生活をしていた人たちが契約終了となり、7人が再度集められた。謎めいた設定と訳アリの様子にその後の期待が高まったのだが・・・・・

ネタバレBOX

期待を高める前半の演出はとても良かったのですが、互いにほとんど付き合いがないと思っていた隣人たちが口を開いた途端に暴かれていくのは男女の低レベルの話ばかり。 それはそれでおもしろくもあるがちょっと拍子抜けの面も。
そもそもそんな契約は現実的でないし、ラストも物足りなかった。役者の技量は高いので今後に期待したい。
「従軍中のウィトゲンシュタインが(略)」凱旋公演

「従軍中のウィトゲンシュタインが(略)」凱旋公演

Théâtre des Annales

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2016/03/02 (水) ~ 2016/03/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

観てきた!!!!!!
凄かったです。最初から最後まで作品の世界観にどっぷりと浸ってきました。

一番印象に残ったのは、やっぱり暗闇の場面。
思わず息をするのもためらわれるような静寂。
真っ暗闇の中感じられる、息づかい、足音。そして閃光、爆音。
圧倒的な臨場感に痺れました。
この臨場感は後日映像で観たとしても絶対に感じる事が出来ないと思います。
劇場に足を運んで生で観てこその作品。舞台の醍醐味ですね。

論理学、物理学のくだり、掛け合いも楽しかった。
禅問答のようでもあったけど、言っていること自体はそんなに難しい話ではなかったと思う(多分…)

個人的な好みを言えば、笑いは一切必要なかったかなと思いました。
わざとらしい笑いでは無かったので気にはなるほどではないですが。

友情

友情

映画美学校

アトリエ春風舎(東京都)

2016/03/03 (木) ~ 2016/03/06 (日)公演終了

満足度★★

ネタばれなし
俳優が学生だから云々ではなく、ナカゴーの芝居ってこんなレベルなの?

サロメ

サロメ

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2016/03/06 (日) ~ 2016/03/15 (火)公演終了

満足度★★★

ネタばれなし
話の内容の凄さとサロメ役のソプラノの凄さがマッチしたようだ。

ホテル・ミラクル3

ホテル・ミラクル3

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2016/03/04 (金) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

満足度★★★★

よかった。
個人的にはどの話も楽しめましたが、2話、4話目が好きでした。
展開や限られた範囲の中で繰り広げられる人間模様。
いま、見てみたいなと思える作品でした。

4楽しみにしています。

大野城円演劇祭

大野城円演劇祭

Vintager

大野城まどかぴあ(福岡県)

2016/03/03 (木) ~ 2016/03/06 (日)公演終了

6作品一気にいきました。
市民企画事業なので、この演劇祭が今回のみのものなのかはわかりませんが、6団体が同じ円形の舞台を使って、劇団色に近い公演を行っている印象でした。〆の3枠目にコメディー2本ですっきりしました。

エンプティブルー

エンプティブルー

劇団夜光鯨

大阪大学豊中キャンパス懐徳堂21世紀スタジオ(大阪府)

2016/03/04 (金) ~ 2016/03/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

最高でした!!
これを見る前にも演劇を拝見しましたが、雲泥の差でした!!チャンバラは嫌いですが、演劇に引き込まれて全く気になる事無く、最後までみいってしました!!最高でした!!必ず又拝見させてくださいね!!

リプレイ

リプレイ

劇団プラスチックエンジン

中板橋 新生館スタジオ(東京都)

2016/03/04 (金) ~ 2016/03/06 (日)公演終了

満足度★★

今後に期待します
ストーリー自体は面白かったのですが、全体的に役者さん達の演技力不足という印象でした。台詞を言っているだけで、演じているという感じがせず・・・一生懸命さは感じるので、余裕がないのかな?という印象でした。開演が10分以上遅れましたが、何の案内もなく(4人の知り合いの方達?を待ってからの開演)残念でした。今後に期待します。

ホテル・ミラクル3

ホテル・ミラクル3

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2016/03/04 (金) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

満足度★★★★

追い込まれるオトコたち
短編集は得意ではないが、ホテルという設定は4(5)話それぞれへの気持ちの入れ込みを助けてくれたようだ。第0話からのオープニングは意外な演出で面白いし、表現が徐々にヘビーになる構成も馴染み易い。また、'爛れた'本編と'規律ある'暗転の対比が全体に良い緊張感を保つ効果があったように思う。戦闘の無い史上稀なるやさしさ至上の時代に'強さ'という武器を喪った男性が、心身ともに上位へとひた走る女性に対し、逆に'弱さ'を武器に「男女」から「母子」へとラブゲームの土俵を変えようとしている、そんな考えが脳裡を過った。

朝まで生ゴヅラ 2020

朝まで生ゴヅラ 2020

笑の内閣

扇谷記念スタジオ・シアターZOO(北海道)

2016/03/04 (金) ~ 2016/03/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

社会を皮肉るニコニコ劇団
前に見たのるてちゃんよりわかりやすく、笑えました!
社会と政治を皮肉る芝居作りは今回も健在!でも、今回は右臭が弱めだったので安心して見れたというか、じっくりみれました。
構成がしっかりしているのでストーリーがどんどん入ってくる。伏線のかけ方と外し方が好き!久しぶりに見ていてこの先の展開にワクワクしました!
面白かった!この劇団の社会と政治をおもちゃにしている感じ好きです。
それにしても今回はニコニコ臭が強かったですねー。

「従軍中のウィトゲンシュタインが(略)」凱旋公演

「従軍中のウィトゲンシュタインが(略)」凱旋公演

Théâtre des Annales

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2016/03/02 (水) ~ 2016/03/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

五感と想像力を刺激されました
ツイッターの評判と、
やたら長いタイトルに興味をひかれて観劇を決めました。

最前列で観劇。
足元ぎりぎりまで役者が来るというので(実際そうだった)、
リーフレットごと鞄をスタッフに預けてしまったため、
登場人物の名前もさっぱりわからないままに観劇。
それでも何の不自由もありませんでした。

1時間50分程度、
閉塞感のある空間でありながら
同時に距離や時間を超えて無限の広がりも感じられるという
まさに演劇の醍醐味を楽しめました。

同時に、迫真の演技の役者さんたちを観て
「本当にこれはセリフなのだろうか、お芝居なのだろうか」
とも思ってしまいました…!

ネタバレBOX

ずっと真面目なシーンばかり続くのかと思っていたら、
本人達はまじめなんですけど肩の力が抜けるようなやりとりもあって
面白かったです。

部屋にあるもので地形をつくる際のウィトゲンシュタインたちの「気づき」や
空気を読んでないようで読んでるベルナルドの清涼感、
手紙を読み進める際に変化していくミヒャエルの表情や、
(あのシーンで「彼」が読むのが見せ方としてもすごく良かった)
ラストシーンのカミルの「存在」や、皆に背を向けた時の憤りと自己主張、
隊長の、空気を固めたり弛めたりする絶妙な間の取り方、
上官も上層部も、人間であり万能ではないこと、
作中の印象的なことを挙げていくと、きりがないです。

照明も使っているのはわかってはいるものの、
劇場の外に行けばお金を出して好きなものが食べられるのが
わかっているものの、
「ここにはこれしかない」感がすごくあって、
だからこそ言葉の無限性を感じられて、
それが高まったタイミングでの「闇」が、すごく想像力を突き刺してきました。

友情

友情

映画美学校

アトリエ春風舎(東京都)

2016/03/03 (木) ~ 2016/03/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

とんかつ大戦争
面白い。95分。

ネタバレBOX

スガボン…二瓶に腕もげられた。和幸の元バイト。
カトリ店長…腕切るのが好き。90年台前半のAV女優顔。
飯島…和幸の従業員。店長のこと好きだったけど、もっちゃんと恋に落ちた。
もっちゃん…和幸のバイト。おっぱい大きい。
込山…渋谷ハチ公前で挨拶してタバコの吸殻拾ってる人。ラスト、飴をもらって笑顔になった。
二瓶…スガボンの腕を取り戻すため、店長に腕を差し出した。
地下鉄の乗客…二瓶と込山に飴渡した。
コタニ…新宿さぼてんの店長。和幸の腕切り落としメソッドを盗もうとした。
フェイフォン…さぼてんの従業員。調理鉈の扱いに長ける。
包帯の人…バイアス様。さぼてんの社長。宙に浮ける。
若手…さぼてんの従業員。映画美学校に通う俳優志望でなんとかメソッドを会得している。
バイト…さぼてんのバイト。若手同様俳優志望。
隣人(鈴木智香子)…青年団所属。スガボンの隣に住んでてクレーム言いに来たら腕切断された。
トキ…まい泉の社長。メキのダンナと1回だけしちゃった。
メキ…まい泉の副社長。トキの初恋の人と1回だけしちゃった。トキの浮気を呪いながら昇天。

「堀船の友人」の拡大版ということで、登場人物や展開に広がりがあった。相変わらずのトンデモ展開ながら、ナカゴー的なクドさがなく、素直に笑えたので満足度は高い。絶叫の応酬もあんまりなかったし。素直な作品になってた。

腕切断時の黒子が腕を壁に叩きつける演出とか地味に好き。あと、店長の切断前の「三匹の子ブタ」の問いかけも好き。店長いい表情と声してた。
縋り雨

縋り雨

牡丹茶房

インディペンデントシアターOji(東京都)

2016/03/03 (木) ~ 2016/03/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

「この方向のお芝居の一つの到達点」は言い過ぎでも「観て良かった」とは胸を張って言えます
事前パンフで主催が「女性の絶望を描いてきた」とあり
(何故か「退廃の美」という言葉と勘違いしてましたが)、

また本お芝居の始まりの印象からも、
「きっと説明通りのラストになるんだろうなあ」と
「その一方向にのみ突き進む舞台って最終的に面白いのかな?」と
少し疑念も持ちながらの観劇でしたが、

物語のスタートラインから段々と数限られた
登場人物達の事実/背景が浮かび上がり、

そして同じようで同じでなく、
救いようがないように観せては度々
「もしかして救われるのかな?」と
想像させられるようなギミック的要素もあり、

と2時間10分の大作でしたが
最終的にとても「楽しませて」いただきました。

今後、この方向のみでなく多方面のお芝居を作るなら
追っていきたい劇団かな?と思いました。

ネタバレBOX

【思った事】
事前パンフの説明、
お芝居始まりの女性3人の「母親を失った(事に起因する)」という同一の不幸、
舞台上に観える空気感から、

※ 舞台上の登場人物達の行動が裏目裏目に出て
  悲劇が更なる悲劇を生んで終わってしまう舞台の脚本/演出方法、
  名前なんて言うんでしたっけ?(チェーホフとかが得意とした一形態だったか?)

「悲劇の本質を見せる形で進んでそのまま終わるんじゃないかな?」と思ってました。

事実、女性3人を取り巻く登場人物と3つのグループの背景が見えていく中で、
「幸せになるきっかけ」となりうる人物が存在しないように見えたので、
きっと最初思った通りに「不幸に始まり大不幸に終わるのだろうなあ」と。


しかし、舞台上の役者陣について、
きっと「悲劇」という設定に向けてのお芝居をする、
と心に決めているからこそのブレのない演技と
そのひたむきさ(熱心さ)を感じ、

お芝居の世界に引きこまれ(共感、反感、嫌悪その他色々な感情で同調し)、
いつしか観劇の時間感覚を見失い、
「物語の盛り上がり的にそろそろ終わりかな?」と思ったタイミングでの、

(大きな波ではありませんが)
「もしかしたら、この物語に救いが登場する?」と
思わせられるような場面が何度かあり、
何度も色々想像させられては騙されて、が楽しかったです。

例.女子高生一家の不幸の源である「父親の暴力」に対して、
  漫画家志望が偶然にもその父親とゆきずりの情事を行う事になり、
  「ここで漫画家志望が父親を殺せばとりあえず女子高生は(ある意味)救われるかな」
  など。


また、物語についても

・ スタートラインの単純に「母親を失った3人の女性」という
  同一の不幸から始まり

・ その内容の違いと
  更には女子高生、カウンセラーの不幸に比べれば
  「自分の不幸は甘すぎる」と思ってしまう漫画家、

  しかし「それでも自分はやっぱり不幸なんだ(としか思う事が出来ない)」という
  2人との距離(2人への引け目?)を感じて
  段々と異常な行動

  ※ 女子高生の父親と知ってなお関係を持ち、
    「初めて満たされた」と。
    そしてカウンセラーの弟とも関係を持つ。

  を取って、同じ不幸を持った3人から2対1の別の立ち位置に立っていく。

  同様に女子高生:カウンセラー、カウンセラー:それをカウンセリングする漫画家志望、
  という移り変わりも興味深い流れでした。

という変化の過程について、
それぞれの心理状況を推測/共感しながら観劇していて、
なかなかに見えない各役の「心」の部分が動く作品だなあ、と。


何度か「ここで終わりかな?」と思わせておいて、
(その後更にその先の場面をを用意して)
引っ張った部分は「長すぎ」の感もありましたが、

最終的に、深い悲劇を抱えた2人は救われ、
浅い悲劇と思っていた1人が救われない、
という形、その状況がとても良かったです。

1.女子高生
  親子の関係を修復する為に病気の少女を演じ続ける事を決意する。

2.カウンセラー
  弟、叔父と通じ合う事が出来た、家族の形が復活出来た、と本人には信じこませておいて、
  弟、叔父のサイドからは
  「もう姉はまともじゃない、姉の言う通りに家族を演じてみせなければ本当に殺される」
  という恐怖支配。

3.漫画家志望
  ゆきずりの男たちとの関係を持ち続けた中で、
  誰の子か分からない子供をみごもったその後で、

  初めて同棲していた男性が「愛/結婚を誓ってくる」というタイミングの悪さ。

  そして、最終的に男性と別れ家も出て仕事もなく1人、
  「これからどうしよう」と立ち尽くす(だったかな?)の場面。


など、今まで色々見てきた
「笑った」「泣いた」「(アクションが)激しかった」「面白かった」「(テーマについて)考えさせられた」、
という爽快さなどで終わるお芝居とは一線を画した、
「気持ち良さ」とは違う何かで観客の心を刺してくるお芝居だったなあ、と。

※ 女子高生に対して父親がチーズケーキを買って帰り~の場面だけは
  一瞬家族の絆が復活するのか?と想像し涙腺が緩んでしまったかな。


・ 最後の最後の数度噛みがあったくらいで
  本当に集中してましたね、役者陣全員。


(良くなかったかな、と思った点)
・ 漫画家志望が女子高生の父親と偶然の出会いから関係を持つのはともかく、
  更にカウンセラーの弟とも偶然に出会って関係を持つ、
  というのは物語的に2対1の立ち位置を作るにしてもご都合主義的過ぎですかね。
  せめて、「漫画家志望がそうなるよう仕向けた」という物語を
  盛り込んで欲しかったかなあ、と。

・ 人数が少ない事もあり、役者陣が別役も同時に演じていたのですが、最初それが分からず、

  「カウンセラー宅に居座る叔父が漫画家志望と関係を持った?」
  と誤認してしまい、

  その後、漫画家志望が
  「不特定多数の男性とゆきずりの情事を重ねる事でのみ自分の心の空白を埋めていた」という
  これまでの登場人物(男性)全員が別役(ゆきずりの男)として登場しての
  心象風景的な描写で初めて
  「あ、別役をやってたのか」と理解したり、

  逆に漫画家志望が偶然女子高生の父親と会ったシーンは
  「あ、本当にこの人は女子高生の父親(役)の場面だったのね」と、
  更に物語が進んでから気づく、などこれまた誤認しかけてしまいました。

  可能なら人自体を、あるいは衣装ぐらいは分けた方が良かったかと。


途中まで、演技の良さや「悲劇の一方向」への観せ方の良さで
「☆4つかなー」などと思ってましたが、

後半でかなり物語に惹きつけられた上で単なる悲劇とは違った、
「優しさ」「狂気」など色々な結末を観せられた事で、

「こういう演劇には多分触れた事がなかったかな?」と思っていた自分には
とても「面白い」お芝居だったので☆5つとしました。
プレジエンド

プレジエンド

和歌山大学演劇部第11期生

ウイングフィールド(大阪府)

2016/03/05 (土) ~ 2016/03/06 (日)公演終了

満足度★★★

つながりがあるようで…
短編の演劇を、4作別々の人がメインとなって演じていました。一作目と、二作目は、理解できましたが、三作、四作目は、今一理解に苦しみました。演技、照明及び音響については、良かったです!!次回に期待したいと、思います。女優さんは、綺麗でした!!

サロメ

サロメ

新国立劇場

新国立劇場 オペラ劇場(東京都)

2016/03/06 (日) ~ 2016/03/15 (火)公演終了

満足度★★★★

目が離せなかった
囚われの身である聖職者を好きになり、言いよったものの袖にされた王女。「踊りを見せてくれたら好きなものをあげる」と義理の父に言われたので、その男の生首を要求する。義父は困惑するが結局は認め、王女は最後、生首にキスをする。こんな物語だけに当初は上演できなかったというのもわかる気がする。

しかし、かの有名な踊りの場面など、一幕ものの舞台から目が離せない。王女の心や周囲の人たちの恐怖を掻き立てるような不協和音交じりのオーケストラ。シュトラウスの見事な腕前だ。

中央に古井戸を配した演出も効果的だ。

ホテル・ミラクル3

ホテル・ミラクル3

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2016/03/04 (金) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

満足度★★★★

傑作のオムニバス
4作品を堪能させて頂きました。
舞台は当然ラブホテル、でもその使われ方も登場人物の置かれた状況も様々で、前のめりになって行方を見守る作品ばかりでした。

いつかの膿

いつかの膿

VAICE★

駅前劇場(東京都)

2016/03/01 (火) ~ 2016/03/06 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しめました
やっぱり松本哲也氏の書く話は面白い。芸達者な役者さんたちがキッチリと演じる、笑いとシリアスが同居した舞台、大いに楽しめました。

赤い竜と土の旅人

赤い竜と土の旅人

舞台芸術集団 地下空港

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2016/03/03 (木) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

満足度★★★★

難しい問題
アーシーでシンプルな舞台だけど、メッセージ性が強いですね。セットの椅子の使い方が実に巧みです。やっぱり竜=原子力は人の手に負えないのかな。

ホテル・ミラクル3

ホテル・ミラクル3

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2016/03/04 (金) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

満足度★★★★

異なる短編
人気を博している本シリーズの3回目であるが、今回の作品は他とかなり異なる短編であった。ラブホテルが舞台である事だけは同じであるが、それぞれの世界を魅せてくれた。
公演中なので、以下ネタバレで。

ネタバレBOX

「ホンバンの前に3」~御馴染の諸注意を演劇風に。この後、本編に入るがその前の出演者一同のダンスは統一感もあり、迫力がありました。

「VIP」~昨年観た上野さんのスパイ物の流れを汲んだような作品。淡々とした会話劇でラブホ感は低いが、サスペンス風でもあり、恭子役の武川優子さんの自然な演技が素敵。

「エンドゲームスタディゲーム」~個人的には今回の作品の中で一番好き。恋愛下手な友人への指導を回想シーンを取り入れながら行う感じがとても面白い。中村桃子さん演じる、真面目だが天然なサヤカと、前田友里子さん演じるエリコ役の的確なツッコミに笑わせてもらった。ダイスケ役の飯田絋一郎さんも良い味を出している。

「後始末」~ラブホテルのオーナーの愛人に手を出してしまった大学生が、原因と過去を少しづつ語る話。大学生、ヤクザ、愛人の3者がそれぞれ相容れない関係と考え方が面白い。

「愛(がない)と平和 -Bagism by Love&Peace.-」 ~ ラブホテルを舞台とした作品ではあるが、一番描写が過激な作品。W不倫の二人のセックスシーンが多いが、その裏に二人の考え方の相違が含まれている。セックスシーンに目を奪われがちだが、奥深い作品。

基本的に独立している短編ではあるが、今後はそれぞれが絡む作品等も面白いのではと個人的には思う。「VIP」と「エンドゲームスタディゲーム」は少しだけ絡みましたが。

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