最新の観てきた!クチコミ一覧

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あの日見た月

あの日見た月

劇団超ダッシ

北池袋 新生館シアター(東京都)

2016/03/10 (木) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

満足度★★★

脚本
色んな突っ込みどころは別として話としては面白かったです。

ただ、役者さんが“感情を入れる”と早口になったりボリュームコントロールが出来なくなったり最後は慌てて噛んだり・・・
“はっきり話そう”とすると棒立ちになってしまったりと言うところが少々観られました。

きっと初日はどんな方でも緊張されるかと思いますが修正しつつ頑張って下さい。

マッチ売りの少女

マッチ売りの少女

天幕旅団

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/03/09 (水) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

満足度★★★

後半盛り上がります
最初は時間が長く感じましたが、後半盛り上がり時間が短く感じました。

どうぞ みつけて

どうぞ みつけて

ましかく企画

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2016/03/03 (木) ~ 2016/03/07 (月)公演終了

満足度★★★★

万人に優しく
狭い空間ながらも綺麗でファンタジックな美術セットとライティングが
とても効果的で素晴らしかった。
屋内から屋外まで、
幅広い空間を切り取る背景は非現実感で夢現の様なセット。
それが先生の家で一転、
暗く鬱屈した世界観を暴きだす転換は見事な見せ方。
狭い舞台も照明で区切り広い展開を一画面でみせるところも
判り易くとても良かった。


ネタバレBOX

はみ出た部分に着目した切なさと危うさを醸し出す本も良かったが、
やっぱりもっと台詞で想いを伝えても良かったのかも?
あまりにも受け手にゆだねても、
チョット考えてしまい、せっかくの芝居から現実に戻される。
状況、関係性も含めて作り手の想いをはっきりぶつけても良いのかも?
もうすこし万人に優しく。
そう、そこは楽園。

そう、そこは楽園。

演劇ユニットCorneliusCockBlue(s)

小劇場 楽園(東京都)

2016/03/07 (月) ~ 2016/03/10 (木)公演終了

満足度

笑えない
一切センスが合わなかった。
ホントにお笑いの人が作ったの?って感じでした。

ひたすらスベリ芸と天丼とハイテンションのパターンの連続で最後まで苦痛でした。

しかも最後に「ほら、いい話でしょ~!」ってまとめるのもコメディの作品では一番嫌いなパターンです。

「小劇場の常識壊したい」とか大層なこと言う人ってだいたいセンス合わないんですけど
御多分に漏れず終演後に同じようなことをおっしゃってたので「ま、そりゃ合わないわな。」と納得しました。

御家族解体

御家族解体

ポップンマッシュルームチキン野郎

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2016/03/05 (土) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

満足度★★★★

こういうの好き
PMC野郎の芝居は「うちの犬」に始まって「サボテンの出てくるの」「切り裂きジャックは・・」と続けてみてしまったが、どれも行ってよかったな、おもしろかったな、うっかり感動してしまったぞ、と感じさせてくれる。

今回のもおもしろかった。
人物設定とか微妙なコミュニケーションの狭間のおかしみなど、きっとPMC野郎らしいおもしろさなんだろう。

正直、だんだんに小屋が大きくなってチケット代が高くなって(今回のは小屋は小さいけどチケット代は安くはないと思う)、まあおもしろければいいんだけどなー。

そういえばサボテンのもジャックのも「観てきた」に書いてないな、ごめんね。

そう、そこは楽園。

そう、そこは楽園。

演劇ユニットCorneliusCockBlue(s)

小劇場 楽園(東京都)

2016/03/07 (月) ~ 2016/03/10 (木)公演終了

満足度★★★★★

最高でしたっ‼‼
絶対オススメっ‼
笑いあり、
感動あり、
爆笑あり、
ちょっとドキッとさせられたり、
ちょっぴり癒されたり、
そして、
大爆笑ありと、、、
魂の奥底から楽しめる面白さっ‼
ただのコメディじゃない、
もぅ、
ホントに最高に素晴らしい作品でしたっ‼‼

バカから醒めたバカ

バカから醒めたバカ

INUTOKUSHI

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2016/03/05 (土) ~ 2016/03/11 (金)公演終了

満足度★★★★

糞デブが隣に座ると不快というか殺意すら抱く
ギリギリになって横に糞デブが座った。
席がせまいのにはみ出してきたり足を密着させてくる。
2時間30分ずーっと鼻息が荒くゲップ、鼾。
一番後ろの二番目の野郎には気を付けろ。
そして、後ろのスタッフのケータイにメール着信もあり得ないだろ。

内容は面白かった。繰り返しがダメとあるが
それほどとは思わなかった。
「ハワイ」がダメだったので今回どうかと思ったら
犬と串ワールド全開で面白かった。

御家族解体

御家族解体

ポップンマッシュルームチキン野郎

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2016/03/05 (土) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

満足度★★★★

観てきた!!!
PMC野郎流ほのぼの?ホームコメディ。
正田家の底抜けの明るさとバカバカしさ、そして家族の絆。
昭和の大家族のような、古き良き時代な感じがして終演後はほっこりとした気分になれました。

客席50席ほどの小劇場に90分という短めの尺で、ここ最近のPMC野郎さんにしてはややこじんまりとした印象。
いつもの客入れパフォーマンスをはじめ、今回はアンケートや物販案内もユニークで、
少しでもお客さんを楽しませようという気持ちが伝わってくる公演でした。

ストーリーは分かりやすくシンプル、それでいて一捻りあるのが良いですね。
ただ一点、父親が家を出て行く理由は分かるのだけど、
なぜ他の家族がその間一度も家に帰ってこなかったのかが分かりませんでした。
(聞き漏らした可能性あり)

アクの強いキャラクターだらけですが、私は一番の常識人?秋子が一番好み。
良きツッコミ役でした。

赤い竜と土の旅人

赤い竜と土の旅人

舞台芸術集団 地下空港

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2016/03/03 (木) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

満足度★★★

観てきました!
普通会場が寒いことが多いのですが、こちらなぜか暑かったです。
初めての劇団さんで椅子が道具ろいうのも、よく枠組みだけでみる舞台と同じ手法

こりっち10作品の選ばれているので、期待しすぎてしまって竜というよりかもめに見えてしまう道具

セリフ両サイドからの声が合わなく何を言っているのかききとれなかったこと。

アカデミー賞と同じで、評論家受けはいいと思うのですが娯楽としてみる舞台だと前日しっかり寝て観ないといけない感じで。いい作品なのですが眠くなるのは何
故だろうと考えてしました。

隣の女性も寝ていたので長いのかな







ユーカリ園の桜

ユーカリ園の桜

BuzzFestTheater

ウッディシアター中目黒(東京都)

2016/03/09 (水) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

演劇という文化の中に社会問題を取り込み
「さしのべた その手がこどもの命綱」...その標語が見えるポスターが舞台中央に貼られている。この公演は、前半の軽妙、コメディという観せ方から、後半は重厚、シリアスな展開へ大きく転換する。その落差は大きく印象付ける物語。もっとも前身のTEAM BUZZから得意としているコメディ路線とシリアス路線を融合した作風を追及することにしているのだから、当たり前の脚本・演出なのかもしれない。

さて、この劇場は座席が列間および隣席とが密接であるため、仮に中央に座った場合、身動きが取れない。前作の「ストリッパー薫子」でもそうであったが、開演ぎりぎりまで集客する(劇団とすれば当たり前)。当日券でも観たい客には嬉しいが...。「ストリッパー薫子」の時は、舞台ぎりぎりに座布団を敷いたが、今回は両サイドに増席していた。開演時間遅延に関するお詫びも前作と同様...何か工夫できると良いと思うが(人気劇団の悩みといったところか)。

それでも観客に対する対応は親切・丁寧である。座席への誘導はもちろん、座席下に桜型の敷物があり荷物汚れへの配慮、トイレから出てくる人へのハンカチ提供等々。この気配りが観客(自分)にしてみれば、気持ち良い。

ネタバレBOX

公演は、ドキュメンタリー映画「隣る人」(2011年制作)を観るようで、心が痛んだ。もっとも映画のように日常の生活を坦々と切り取るのではなく、芝居らしいメリハリのある小挿話、サイドストーリーを絡ませ牽引する。それだけにどのシーンを見せ場とするか腐心したと思う。その現れが山場の連続のようである。

この公演は児童養護施設「ユーカリ園」が舞台である。セットは中央に事務机、その奥はベランダ(テラス?蔦も絡まる)へ出るガラス扉、上手には洗面台、応接セット、下手には、ローキャビネット、掲示板。

梗概は、チラシ(封筒)から抜粋し「この春、児童養護施設『ユーカリ園』には、施設を退所する3人の若者達がいた。 それぞれ、将来に対する不安、悩み、葛藤を抱え生きている。 自らも孤児院で育った過去を持つ、戸高陽平ら職員は、そんな若者達の抱える問題に真正面から向き合って行く。 ユーカリ園で巻き起こる、悲しくも心温まる人間模様」である。

この児童養護施設における様々な問題は、現代社会が抱える問題そのものである。その縮図を芝居らしくデフォルメして問題をしっかり浮き彫りにする。その凝縮した思いが観客の心に響く。例えば、18歳でこの園を卒園し、社会(就職)などへ出なくてはならない。親がいない子の就職の難しさ。進学したくても経済的な面で断念しなければならない。(父)親の身勝手で、この園に入所した子を引き取りに来る。さらには、この児童施設ではないが、ここで働く女性職員が、自分が育った児童施設(そこの職員)で性的被害にあったことなど、広範な問題を次々に明らかにする。話しは無理なく展開するが、その問題(山場)がインパクトある演出で描かれることから、衝撃が大きい。先に記したコメディタッチとのギャップが大きいだけによけいその感がある。
ラストの桜が舞い落ちるシーンは感動的であり余韻大。観客席中央を中心に降り注ぎ...素晴らしい演出であった(桜色で花びらを形取るなど細かい)。

この物語の先見性と記したのは、3月9日に観劇したが、10日には児童虐待対策や社会的養護に関する厚生労働省の専門委員会(有識者委員会)が児童養護施設の入所者は原則18歳で退所する必要があったが、22歳までの入居継続(支援)を可能にする報告書をまとめている。ちなみに18歳退所を撤廃出来なかったのは民法改正(成人18歳)の動向が影響した。

現代における社会問題を演劇という文化の中に取り込み、しっかり問題提起する。それは倫理、教訓という教科書的なことではなく、あくまで観て感じさせるというもの。お仕着せと感じる向きもいるかもしれないが、現実にある施設であることも事実。新聞では養護施設にいた人が、同じ境遇の子供を救おうと、施設職員になることを決意した、とあったが、まさにそれを地で行くような公演であった。

次回公演を楽しみにしております。
猥り現(みだりうつつ)

猥り現(みだりうつつ)

TRASHMASTERS

赤坂RED/THEATER(東京都)

2016/02/18 (木) ~ 2016/02/28 (日)公演終了

満足度★★★★

そこに客席との対話はあったのか
恐らく、TRASHMASTERSという劇団が観客に投げかけ続ける最も重要なテーマの一つが、「対話の大切さ」なのだと思います。前作『そぞろの民』と同様、本作でも登場人物たちは激しく議論を戦わせ、互いの意見をぶつけ合います。それは時には会話の自然な流れとしては、幾ばくかの不自然さや唐突さが感じられることはあるものの、激しい論戦は観客を舞台に惹き込み続けるに充分な魅力があり、この舞台の大きな推進力となっています。しかし、今回は前作と比べると、その不自然さを感じる度合いが高かったと同時に、一方の意見に肩入れし過ぎないバランス感が不足しているように思えました。

不自然さとは、例えば後半の討論の場面で話題が宗教史に及んだ際、 不動産屋の御手洗がテンプル騎士団の資産没収について当然のように話し出す事などです。 歴史の専門家でもなければ熱心なカトリック信者ですらない彼の発言としては、唐突に感じました。

不自然さを感じたのは台詞だけではありません。イランと日本のハーフであるラシードが、警官に「カード出して」と永住許可証の提示を求められた際、彼は「持ってません」と答えます。しかし、もとより国籍が日本であるなら、その返答はおかしい。その場で国籍を明かして堂々と身分証を出すのが自然な行為の筈です。彼の素振りは、いかにも怪しんでくださいと言わんばかりにも見えました。

役者が台詞を発するには、まず気持ちの流れがあり、その先に口から言葉が出るという行為がある筈です。その気持ちの流れと行為に齟齬が感じられてしまうと、観客には、役者が台詞を「言わされている」ように見えてしまいます。

劇中で描かれる主義主張についても、気になった点はあります。

冒頭の場面でハサンが戸辺に話す「(自爆テロを)発明したのは日本ですよ。」という台詞。一体、いつ日本が自爆テロを発明したというのでしょうか? これがまさか神風特攻隊の事を指しているのであれば、あまりに不見識です。仮に自爆攻撃という手段のみを指しているとしても、そのような攻撃手段が歴史に登場したのは何も日本が最初ではありません。中国地方を毛利氏の前に治めていたのが大内氏である事を知っている程に歴史に造詣の深いハサンという人物が、このような間違いをするとは思えません。

そして何より、終盤での「自衛隊=人殺し」であるかのような表現。これは呆れるほどの暴論です。能力の無い役立たずが生きていく為には自衛隊に行って人を殺すしか無いというのは、あまりに自衛隊を冒涜しています。中津留さんには自衛隊をそこまで貶めなければならない何か理由があるのでしょうか?

「 憲法には戦争が出来ないと書いてあるのに出来ると解釈しようとする男たちにはヘドがでるわ。 」という台詞を、終始絶対的正義として君臨する女性弁護士に強い口調で言わせているのは、恐らく中津留さんの主張であり、怒りなのでしょう。政治的主張を演劇に盛り込む事は大いに結構だと思います。しかし、意見の別れる事案については一方に肩入れし過ぎるのではなく、観客に考えさせる余地も残して欲しい。そうでなければ、そこは演劇鑑賞の場というよりも、劇作家の主義主張を聞かされる場にもなりかねません。今回は特にそうしたバランス感の不足を感じました。

とは言え、主張の強烈さ、そして、誰もが目を背け、見て見ぬふりをするような心の内を引っ張り出して突き付けてくる手腕は、この劇団の大きな魅力でもあります。テーブルを囲んだ討論の場面では、相手の欠点をあげつらう事でしか自我を保てない大学院生が、区議会議員らの反論にあっけなく沈みます。典型的な日本人として描かれるその大学院生をあえて客席に背を向けて座らせる事によって、観客は否応なしに彼に同化させられます。「世界を動かす言葉を探せ!」という区議会議員の言葉はその大学院生の背中を貫き、観客の胸にまっすぐに突き刺さりました。

「日本人は宗教に寛容なのではなく無関心なだけだ。」というハサンの言葉には、成る程と思いました。確かに、日本人でイスラムの教えを理解している人はそう多くはいないでしょう。自分もこの作品を通して初めて知る事ばかりでした。

ラストの展開を荒唐無稽と感じるか、現実と地続きの出来事として感じるかはその人次第でしょう。自分には、それが全くあり得ない非現実的な話とも言い切れないような、一抹の怖さを感じました。

己の言葉も持たない日本人に警鐘を鳴らしたという点で、この作品が上演された意義は大いにあったと思います。

ホテル・ミラクル3

ホテル・ミラクル3

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2016/03/04 (金) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

初ホテルミラクル
前回の2が観れなくて、今回やっと行けました。
オムニバス4編で約2時間。飽きさせないし、エロ面白い(笑)
そしてオープニングダンスも綺麗な感じだけど、よく見ると面白い動きもあって(笑)
観終わって、後ひくので終わる前にリピ行きます♪
これはクセになります!絶対観て欲しい作品。

御家族解体

御家族解体

ポップンマッシュルームチキン野郎

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2016/03/05 (土) ~ 2016/03/13 (日)公演終了

満足度★★★★

原点
久しぶりにちっちゃな空間で、ポップンの役者さんの呼吸まで感じられる作品。
11年前の立ち上げにこれをやったのか、と感慨深いものがあった。
吹原さんの原点ともいえる毒吐きキャラが全開で、役者がどれもはまっている。
“外では言えないけどウチでは言って笑っちゃう”タブーなネタが満載。
ハチャメチャだけど一番大事なものだけはしっかり持っている家族の話に
この際アラ探しは野暮というもの。
破たんしてるくらいが丁度いいのだ、と思う。特にこの劇場では。
パンのみみをもらえばよかった、と今も後悔(/_;)


ネタバレBOX

会場に入ると、増田赤カブトさんが10か条の“リハビリメニュー”に黙々と取り組んでいる。
(元気になってよかったね、次の舞台を楽しみにしていますよ)
最後にゆっくりとスクワットをした後、時間が来ると勢いよく前説が始まった。
「いいトシをして定職にも就かず・・・」といういつものフレーズに
あー、ポップンの舞台に来たんだな…と私は感慨にふける。
いいトシをして定職にも就かず作り上げた作品を披露する彼らに、
尊敬と羨望の念を抱く。

舞台はこの下町の居間がすべてだ。
母一人子一人の家庭、母の留守にフリーターの青年は履歴書を書いている。
そこへ有名プロ野球選手が訪ねて来て、この家にまつわる自分の家族の話を始める。
彼の大ファンでもある青年は、荒唐無稽な彼の家族の話に次第に引き込まれていく。

外での大事件は、全てここへ持ち込まれ、報告され、共有され、受け入れられる家庭。
父の使い込み、兄のひき逃げ、受験期の姉、彼女を妊娠させた小学3年の弟。
そして自分は野球に夢中で、ひじの手術を受けてプロになりたいと思っていた。
母はしょっちゅう男と家を出てはまた戻ってくる。
マイナスばかりのこの家で、それでも彼らは笑って暮らしていた。
そしてフリーター青年に驚きの事実が告げられる・・・。

まずいきなり腹ボテ彼女を連れて来る驚きの小学3年生がインパクト大。
CR岡本物語さんがこましゃくれて早熟すぎる3年生にドはまり。
半ズボンから伸びたきれいな脚も違和感なく、ランドセルのCMも行けるよ!

ひき逃げして海外へ逃亡したい次男に加藤慎吾さん、トラック野郎の荒くれ感が良い。
この人は”定番のキャラ”でなく驚きのキャラを見せてくれる。
ガチな被り物ながら衝撃の展開に涙せずにはいられなかった
「ウチの犬はサイコロを振るのをやめた」(7月に再演!)が忘れられない。

ダメ親父にダメ兄弟たちが、それでも笑って暮らせるのは価値観の共有があるからだ。
「大丈夫、何とかなるさ」と、およそ何ともならない感じの出来事を受け止めてくれる。
誰も追いつめられない、誰も疎外感を持たない、だって家族全員一緒だから。
唯一イライラしているのは小岩崎小恵さん演じる常識人の長女だけだ。
その常識さえ捨てれば人生楽しいのに・・・、あーもったいないなあ、という話。
(いやいや、それだけじゃないけど)

これがポップンのスタートだったのかと、大変納得。
この小さな居間から始まったんだね。
劇団が大きくなり、活動範囲が広がった今だからこそ
観客と共に原点を共有しようという吹原さんの姿勢を(勝手に)感じた。

あの空間、あの距離感、そこでパンツ脱がせたりするポップンが好きだけど、
確かにドリンク代込み4000円はちと高いかな。
小劇場ならではの“毒を持ったポップン”にファンは焦がれている。
盆と正月には、実家に帰ってあの居間で過ごそうよ、って思った。
妙に白髪の似合う吹原さん、下北沢で待ってますから(^^)/
巣鴨・監獄・冀望王 -スガモ・プリズン・ギャングスター-

巣鴨・監獄・冀望王 -スガモ・プリズン・ギャングスター-

法政大学Ⅰ部演劇研究会

法政大学市ヶ谷キャンパス 外濠校舎地下一階多目的室1番(東京都)

2016/03/04 (金) ~ 2016/03/08 (火)公演終了

満足度★★★★

舞台美術や照明、音響、スタッフ対応もグー
 とにかく、一歩会場に入ると、その舞台美術の作り込みに驚かされた。スタッフの対応も極めてよく、演技もうまい。ダーティーな世界を描くにふぃさわしく、照明は暗め。所長室の場面だけ明るくなる仕掛けて無駄な場転少ない。音響も効果的である。

ネタバレBOX

 公式な見解としては、随分硬い話のようである。だが、麻薬が問題であるにしても、それが在る程度抑えられる時と流行る時期があるのはどうしてなのか? その点を問題化し、キチンと分析して掛からないと片手落ちになろう。自分は社会学者ではないので、データ分析やった訳ではないが、戦争をしている国では、そしてそ戦争疑問を持つ者が多かったり、戦意を高揚させ命を簡単捨てるように仕向けるような国家や社会、時代には、麻薬は多用される傾向にあるように思う。戦争ばかりやっているアメリカには薬中が多いし、北朝鮮にもシャブ中が多い。日本でも1957年迄、薬局でシャブが買えた。薬品名をヒロポンと言ったからポン中という呼び名もあったほどだ。これは、日本軍がケシを栽培していたのと違う理由から大量に用いられていたのである。特攻隊には、死を怖がらせない為にやらせていたわけだし、その為、兵士が死なずに戻って来た後も国家は販売せざるを得なかったのである。無論、麻薬は体に良い訳ではない。医療用として用いられることがあるにせよ、それは、患者の余りに酷い痛みを和らげたりする為であり、麻薬のリスクより、その酷い痛みから解放することの方が、より人間的にマシだと判断されるからである。
 何れにせよ、一旦、嵌ってしまえば立ち直ることが極めて困難なものが多いのは事実で、特にケミカルなものは危険である。一方、人間は皆平等な環境下に生まれる訳ではない。親を選ぶことはできないのだ。或る者は、虐待する親の下に生まれ、或る者は、権力者・資本家・王侯の子として生まれる。実際、天と地ほどの差の下に個々の子は誕生し、育とうとする。だが、その命を奪う親もいれば慈しむ親も居るのであり、この生まれつきの差や、そこから生じるハンデや差別、学歴差や社会的地位、貧富の差などが、能力が高く劣悪な環境に育まれた者に強烈なドロップアウト指向を齎す場合、彼・彼女ららは、麻薬に走る傾向が高くなりはすまいか?
 何れにせよ、麻薬が良くないことは当たり前過ぎて文句のつけようがないのであるが、撲滅キャンペーンは、本質から目を逸らさせはしないかと懸念するのである。
 何れにせよ、今作、現代日本というアメリカの植民地に暮らす若者が、狡く一応力を持つ大人たちに収奪され抑圧される自分達の鬱積を、大人たちのやり方をなぞることで表現して見せ、観客に、力と狡猾が支配することの意味を考えさせる構造を提示、アイロニックな視点に気付いてもらうことを狙ったと解釈した。
何処

何処

@art。

道頓堀ZAZA HOUSE(大阪府)

2016/02/29 (月) ~ 2016/03/02 (水)公演終了

満足度★★★★

『何処』…、なかなか面白いシチュエーションでした!
魅了する共通点を持つ4人が密室に閉じ込められるが…。
結局、○○欲で団結!
なかなか面白いシチュエーションでした。

でも卑しい思いで結束すると、結局、こうなるのか…。
という感じのラストでした(もう一ひねりあると更に◎)。
面白かったです!

天才(女優)役さんと、ダンサー役さんが、熱演でした!

カゲキ・浅草カルメン

カゲキ・浅草カルメン

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

2度目 今回は女性中心に
 一回目は主に男たちのことを書いたから、今回は女性たちについて書いておこう。そうでなければ片手落ちになろう。

ネタバレBOX


 ヒロイン、カルメンを始めとして「はした女」として生きる女たちの哀しさ、辛さが描かれている点を評価したい。己の意思を通す前に汚された女たちの哀しさは何によって癒すことができただろうか? 実は癒しようが無かったということではないのか? だからこそカルメンは干という自滅型純情を愛したのであり、自分のマブという立場に置きたがらなかったのではないか? 散々悪を担ってきたその道のプロ、我流とは異なり自らの汚れを浄化してくれるような、憧れを持ち続ける可愛らしいペットとして、干を愛することができたからである。
 一方、カルメンほど斜に構えた訳ではないが、勝 小吉に入れあげた芸者、照古満も泣かせるではないか! 小吉を二度まで救って命を落としたが、自ら「はした女」として迷惑を掛けぬように亡くなってゆく。分限思想は大嫌いな自分だが、人の知恵は己を知ることにあるのもまた事実である。自らが自らの頭で考え抜き、社会の不条理の中で納得できたなら、悲しいかなそれは上意下達ではなく実存としての己の選択の結果である。逆に言えばそれだけ深く自らの人生を背負って生きたということである。このような見方をする時、照古満の人生は内面から輝きを放つ人生なのである。
 カルメンの妹分も同様である。上方から流れてきた沢村との逢瀬で、自らを「はした女」として一歩下がった所から自己規定している。如何に女性が公式的立場からは被差別的に扱われていたとはいえ、若い女性が、己の社会的位置を一歩下がって認めるということは、並大抵のことでは無いように思うのは、現代に生きる我々の性からだけだろうか?  
 さて、どん尻に控えしは、小吉の妻、信である。小吉の本人にすら思いつかなかった魂の迷いを見事に見抜き、小吉を遊ばせて更に自由に奥底への旅に向かわせている。真に頭の良い女性であると共に紛れもない女傑であろう。小吉は信故にこそ、自由に羽ばたくことができたと言いうるからである。
 社会性で男を立てた世界を描くと共に女性のこのような強さ、存在の深さを描いている点でも優れた作品だいうことできる。
星空発電所

星空発電所

彗星マジック

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2016/02/19 (金) ~ 2016/02/21 (日)公演終了

満足度★★★★

素敵な星空のファンタジー
星空発電所の炉の炎で人々の熱い情熱や思いがこもった手紙が燃やされ、思いが結晶となって輝く星が作られるという。
夜空に輝く美しい星空の世界が描かれていて、何億光年前の星からの光とメッセージを受け取ってみたいと思いました。

もしも、シ〜とある日の反射〜

もしも、シ〜とある日の反射〜

空間交合〈アサンブラージュ〉リジッター企画

吉祥寺シアター(東京都)

2016/03/06 (日) ~ 2016/03/20 (日)公演終了

満足度★★★

「二人が知る真実」
って、結局なんだったのかな。


トラックバックが出来なかったので、リンクを貼ります。

http://mizki4.seesaa.net/article/434754318.html

「あの日のふたりプレイ」

「あの日のふたりプレイ」

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2016/03/08 (火) ~ 2016/03/17 (木)公演終了

満足度★★★★

-
男女関係のもつれは一筋縄ではいかない。そもそもの店の設定が面白い。

エルドラドを探して

エルドラドを探して

劇団 白の鸚鵡

道頓堀ZAZA HOUSE(大阪府)

2016/03/08 (火) ~ 2016/03/09 (水)公演終了

満足度★★★★

とても熱い舞台でした
扉を開けてたどり着いた世界は、自分が探し追い求める理想郷なのでしょうか…?
私、俺、僕、自分、我…一人称の自分を内省する100分でした。
若さあふれるエネルギッシュな舞台を楽しませていただき、内なるパワーも頂戴しました。次回作も期待しています。

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