
ミライライライオーライライ
演劇ガール☆フューチャ
日本芸術専門学校・山王ヒルズホール(東京都)
2016/08/27 (土) ~ 2016/08/28 (日)公演終了
満足度★★★★
約95分(カーテンコール込み)
山崎彬版『あゆみ』といった趣で、笑ったり、キュンとしたり、切なくなったり、ウルウルしたり、大いに堪能しました。
スターを目指す女の子がスター志望の女子を演じるセミドキュメンタリー演劇としても、とても上手く作られていた。

水いらずの星
壁ノ花団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2016/08/25 (木) ~ 2016/08/28 (日)公演終了
満足度★★★★
約70分
必死で浮世(憂き世)を生きる、この上なく形而下的な中年男女が、話が進むにつれ、形而上的で聖性を帯びた存在に思えてくる、不思議な味わいの二人芝居。
上演するにあたり、松田正隆のカオスな戯曲をそのように方向づけ、演出してのけた水沼健の才気が光る。
怪しくてワケありな男女を迫真の演技で生々しく演じてのけた両俳優も天晴れ。
しかし九州弁って、温かみと同時に、不気味さをも立ち上げる独特な言語だなぁ~。。。
そのように思わせてしまうのも、あるいは演出家の力量か?
話の展開が途方もなさすぎて、途中から感覚的についていけなくなってしまったのが少し悔やまれるけど、内田淳子さんは綺麗で色っぽかったし、いい観劇体験ができました。

無情
MCR
ザ・スズナリ(東京都)
2016/08/24 (水) ~ 2016/08/30 (火)公演終了
満足度★★★★★
約105分
大幅に書き直したと当パンにはあるものの、やっぱり発展途上期にあった十年前の作品。ダメな劇中人物たちが自己正当化のために繰り出す“ややこしくて滑稽な(屁)理屈”が脚本的に今ほど磨かれていない。これが今と同じくらい磨かれていれば、より惹きつけられたかも。
とはいえ、現行のままでも複雑怪奇な人間(の)ドラマとして十二分な見応えがあり、評価は満点です。

楽屋―流れ去るものはやがてなつかしき―
劇団Kalium
レンタルスペース+カフェ 兎亭(東京都)
2016/08/27 (土) ~ 2016/08/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1918(16-208)
13:00の回(曇)。
並んで受付開始を待っていると中から斉藤さん、ご挨拶する。
12:30受付(煎餅付チケット!)、開場。奥に「楽屋」、その手前が客席。
下手、すでに女優Cは机に向かって座っている。落ちつかない様子。
上手には長机と化粧道具、壁に「かもめ」のチラシ。
女優Cの机にあったのはその「かもめ」の台本。机の横にくず入れ(本当に入っている)。
13:06前説(60分)、13:08開演~14:06終演。
高校同期の3人が旗揚げ...とあったので観に来ました。
お名前をみただけではみなさん初めてかと思っていました。
が、終演後お訊きする...と
芸術総合高校の「Q体」...解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話に「○○役」で出ていらしたということでびっくり、実にびっくり。
また、帰宅後、過去観た公演を確認していると。宇佐美 優花さんは「ユメプラン〜二度寝〜」のside チューリップ企画「グッナイドーリーガール」にお名前がありますね。シックスペース(野宮さん、金子さん)はずっとみていてそれで観に行ってました。
今年、「楽屋」は3公演目(通算5公演「ちょくちょく企画」「オレの劇団」)です。2016/6@サニーサイド、2016/5@梅ヶ丘BOX。
4人ともまっすぐな演技で好感、チェーホフのシーンへの切替(唐突に空気が変わる...とか)になにか一工夫あったら面白いかなと思いました。
スタッフの方もよく気配りくださり、来てよかったと思いました。

『ストラック・アウト・ライフ』ご来場ありがとうございました!
ド・M(マリーシア)野郎の宴
Geki地下Liberty(東京都)
2016/08/25 (木) ~ 2016/08/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
スタッフが良い!
いつもそうなのだが、こちらの劇団は受付の女性、劇場内の案内人々が気配りが出来笑顔も素敵で何度行っても気持ちが良く観劇させてくれる。
ストーリーはマリーシアらしい男の友情もので笑いありホロッとさせられるところありつっこみありで楽しめた。帰りに白い粉入りドリンクを飲みたくなったのは私だけではないだろう。

水いらずの星
壁ノ花団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2016/08/25 (木) ~ 2016/08/28 (日)公演終了

未開の議場〜北区民版〜
北区民と演劇を作るプロジェクト
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2016/08/26 (金) ~ 2016/09/04 (日)公演終了

耳の奥で王様が笑う
第27班
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2016/08/27 (土) ~ 2016/09/04 (日)公演終了
満足度★★★
Dグループ 『ハッピーエンドの君とバイバイ』
第27班キャビネット公演「耳の奥で王様が笑う」Dグループ 『ハッピーエンドの君とバイバイ』@新宿シアターミラクル
このタイトル通りUnHappyEnd、と言いきるには少し切なく、あの6人なんとかなるよね、と誰かに問い掛けたくなる…
椎谷さんの妖艶さ、ししどさんのネガティブオーラ👀を惹いたなぁ
残りのグループも気になるが…Cは昨年の再演を観ただけに、違う演者さんでどう変わるのか/変わらないのか?

HOME!!
[DISH]プロデュース
テアトルBONBON(東京都)
2016/08/24 (水) ~ 2016/08/28 (日)公演終了
満足度★★★★
心温まるが...
本当の家族、本物の家族という定義をすること自体無意味と思えるような、そんな”家族”の心温まる物語。内容はほのぼのとしているが、舞台セットとの関係では違和感が...。
さらに、物語の根幹に関わると思うところにも疑問が...。
この違和感と疑問がどうも気になる。
(上演時間1時間50分)

ドコカ遠クノ、ソレヨリ向コウ 或いは、泡ニナル、風景
マームとジプシー
彩の国さいたま芸術劇場・NINAGAWA STUDIO(大稽古場)(埼玉県)
2016/08/25 (木) ~ 2016/08/28 (日)公演終了

和牛ステーキ 1 ポンド
コルバタ
シアターブラッツ(東京都)
2016/08/25 (木) ~ 2016/08/28 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しめる舞台
前説担当者が、観客に向かって「演劇ファンですか~、プロレスファンですか~」と呼びかける。その時点でボルテージが上がる。
舞台セットはしっかり作り込んである。もちろん演劇公演であるから当たり前であるが、まさかプロレスシーンをあんな所で行うとは...。
1つの公演で「芝居」と「プロレス」という、どちらも観せる、そして魅せており楽しませてくれた。
ちなみに自分が観た回のゲストは、 ジャガー横田サン、ブル中野サンという大物選手であった。前説担当が、今日は楽屋が緊張していると...。
(上演時間95分)

SHIKAKU
ネオン街
シアターD300(神戸大学国際文化学部大講義室)(兵庫県)
2016/08/26 (金) ~ 2016/08/28 (日)公演終了
満足度★★★
独自の世界観☆★
一筋縄では理解しにくい難解なストーリーやけど、とても印象深い公演でした☆★何度も繰り返すシチュエーション・言葉・ループの末に行き着く終着駅もやはり不思議な空間でした♪学生演劇の無限の可能性を感じる素敵な作品でした☆★オリジナル作品ってのが素晴らしいです❗あと大好きなぽんたろうさんがとても素敵でした♪

虎よ、虎よ
Pカンパニー
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2016/08/25 (木) ~ 2016/08/29 (月)公演終了
満足度★★★★★
きあろん様
初めまして!御観劇ありがとうございました。
ヒゲ面の男です(笑)。
平田さん始め出演者、スタッフ一同、斎藤道三を巡る新しい人間模様を表現しようと力を合わせております。
御観劇いただいて御感想を書いて頂けた事、大変に励みになりました。(^o^)
あと2日間、全力で頑張ります!

いま、ここにある武器
風姿花伝プロデュース
シアター風姿花伝(東京都)
2016/08/13 (土) ~ 2016/08/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
恐怖・・・・。
武器開発・・・・あらためて、武器は人間が作っているんだと思い、彼らの心理を見せられて、恐怖を覚えました。
小川絵梨子さんの翻訳も素晴らしいし、シンプルな演出もよいし、役者さんたちもすごかったです!!!

虎よ、虎よ
Pカンパニー
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2016/08/25 (木) ~ 2016/08/29 (月)公演終了
いかがでしたか
「虎よ、虎よ」連日たくさんのお客様にご覧いただいております。
ぜひぜひ感想をお聞かせください!
メンバーも結構見てますよ。よろしくお願いします。

史上最悪最期の日の過ごし方
劇団トンチンカンポン!
小劇場 楽園(東京都)
2016/08/26 (金) ~ 2016/08/28 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2016/08/27 (土)
立教女子大学演劇研究会の5人で構成された劇団トンチンカンポンの旗揚げ公演、2日目に行って来ました。土曜の午後という集客しやすい時間帯でしたが、少し寂しい客入り。シェアハウス「栗の木」で生活する5人の女性を中心とした話。その中の1人が「syrup16g」のバンドTシャツを着ていて、ちょっと嬉しくなる。再結成前の時代、いちばん好きだったバンド。もう10年以上前になる。あの頃、自分の生活から「音楽」が無くなる世界なんて来ないと思ってた。でも、その世界は終わってしまった。そう、いろんな世界は簡単に終わる。そんな事を思いながら、劇場を後にしました。

未開の議場〜北区民版〜
北区民と演劇を作るプロジェクト
北とぴあ ペガサスホール(東京都)
2016/08/26 (金) ~ 2016/09/04 (日)公演終了

まつりのあらし2016
カメハウス
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2016/08/05 (金) ~ 2016/08/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
昨年の「まつりのあらし」が更にパワーアップ!
前回の「まつりのあらし」に設定変更やアレンジが加えられ、
「2016」では更にパワーアップして、スッキリとして観やすい内容に!
クライマックスに向けての盛り上がり感もアップ。
土佐弁が可愛い、高校生の青臭いけど真剣な姿、感動的で、とっても良かったです!
思わずDVD予約してしまった。
異色の「どろどろどるーんぷらすてぃっく」もDVDでないかな…。

HOME!!
[DISH]プロデュース
テアトルBONBON(東京都)
2016/08/24 (水) ~ 2016/08/28 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しく温かい
とても面白かったです。登場人物が多くテンポが速いので、最初は人間関係の整理に頭を使いますが、分かってからは、どんどん楽しくなりました。それぞれのキャラクターが個性的で魅力があり、役者さん達は、その魅力を好演していました。ストーリーは、有り得ないかな?と思える箇所もありますが、舞台の中なので、これはこれで良しかな・・と。心温まるエピソード、何気ない言葉・・とても胸に沁みました。心温まる素敵な舞台でした。

大型
3.14ch
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2016/08/25 (木) ~ 2016/09/03 (土)公演終了
満足度★★★★★
わからなかった人は、ぜひこの記事を読んでみて!
いや~ぶっ飛んでいて、作家の可能性を感じました♪「なんじゃ~こりゃ~!」と思った方に、作家の側に立ってちょっと説明を。この作品の画像上のイメージを語るには、ワタクシ的にはジミヘンドリックスという、ギタリストについて触れないわけにはいきません。ロックの黎明期にビートルズなどの『整ったロック』の時代がありました。ヒットチャートのトップを毎回アッサリと取ってしまうビートルズに、リスナーがちょっと飽きた頃、全く無名のバンドが突然、ヒットチャートのトップにのし上がります。荒々しいビートと暴力的な曲想でロックの新境地を開いたのがレッドチェッペリン(ここまではちょっと時代考証ですね)。また同じ時期にアメリカでもヒッピーやマリファナ文化をバックに、イカレてぶっ飛んだアルバムを連発していたのがジミヘンドリックスな訳です。右利き用ギターを左で使うというジミヘンドリックス(アメリカではよくある)は、バリバリに出来上がったマリファナ中毒者なわけです。序盤に登場人物達が使ってたのがいかにも違法薬物っぽいですよね(ああ、ネタバレ寸前だ!)ジミヘンドリックスのアルバム『アクシス ボールド アズ ラヴ』をGoogle 画像検索してもらったらわかりますが、ジミヘンドリックスのアルバムの絵を描いているのもマリファナ依存・耽溺の画家と言われていまして、要するに自分が見えた幻覚を絵に描いていたのです。マリファナを使うと何ともインド的?(自分のボキャブラリー不足が呪わしいですが...!)な幻覚が見えるらしい。そして左右対称(鏡像?)っぽいのが特徴でして、これもステージのレイアウトがそこを表現しているかにもみえる!(再度、『アクシス ボールド アズ ラヴ』の画像を見てほしい!) ドーパミンが出る薬物を使うと、あのような幻覚が見えるらしいんですね。人間の脳のシステム上、空間的に対称な(鏡像的な)幻覚が見えるらしい。すなわち、後半は脳内の幻覚の世界である、ということに気が付かないと「なんじゃ、こりゃ~!」となってしまうわけです。
演出家は、それ以外にもかなりヤバい水着の女性を起用するなど眼福なシーンを入れたり、時節柄、ふさわしいプールを準備したりもしている。サービス精神も満点なわけです。
毎回、手を変え品を変え、楽しませてくれてる感じですね~!次回も期待してしまいます(強いて言えば、タイトリング、もう一工夫ありませんか?)。