大型 公演情報 3.14ch「大型」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    わからなかった人は、ぜひこの記事を読んでみて!
    いや~ぶっ飛んでいて、作家の可能性を感じました♪「なんじゃ~こりゃ~!」と思った方に、作家の側に立ってちょっと説明を。この作品の画像上のイメージを語るには、ワタクシ的にはジミヘンドリックスという、ギタリストについて触れないわけにはいきません。ロックの黎明期にビートルズなどの『整ったロック』の時代がありました。ヒットチャートのトップを毎回アッサリと取ってしまうビートルズに、リスナーがちょっと飽きた頃、全く無名のバンドが突然、ヒットチャートのトップにのし上がります。荒々しいビートと暴力的な曲想でロックの新境地を開いたのがレッドチェッペリン(ここまではちょっと時代考証ですね)。また同じ時期にアメリカでもヒッピーやマリファナ文化をバックに、イカレてぶっ飛んだアルバムを連発していたのがジミヘンドリックスな訳です。右利き用ギターを左で使うというジミヘンドリックス(アメリカではよくある)は、バリバリに出来上がったマリファナ中毒者なわけです。序盤に登場人物達が使ってたのがいかにも違法薬物っぽいですよね(ああ、ネタバレ寸前だ!)ジミヘンドリックスのアルバム『アクシス ボールド アズ ラヴ』をGoogle 画像検索してもらったらわかりますが、ジミヘンドリックスのアルバムの絵を描いているのもマリファナ依存・耽溺の画家と言われていまして、要するに自分が見えた幻覚を絵に描いていたのです。マリファナを使うと何ともインド的?(自分のボキャブラリー不足が呪わしいですが...!)な幻覚が見えるらしい。そして左右対称(鏡像?)っぽいのが特徴でして、これもステージのレイアウトがそこを表現しているかにもみえる!(再度、『アクシス ボールド アズ ラヴ』の画像を見てほしい!) ドーパミンが出る薬物を使うと、あのような幻覚が見えるらしいんですね。人間の脳のシステム上、空間的に対称な(鏡像的な)幻覚が見えるらしい。すなわち、後半は脳内の幻覚の世界である、ということに気が付かないと「なんじゃ、こりゃ~!」となってしまうわけです。
    演出家は、それ以外にもかなりヤバい水着の女性を起用するなど眼福なシーンを入れたり、時節柄、ふさわしいプールを準備したりもしている。サービス精神も満点なわけです。
    毎回、手を変え品を変え、楽しませてくれてる感じですね~!次回も期待してしまいます(強いて言えば、タイトリング、もう一工夫ありませんか?)。

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    2016/08/28 04:35

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