満足度★★★★
鑑賞日2016/08/28 (日)
誰もいない深夜のプールで大麻⁉︎パーティに興じていた4人の若い男女。
だが、そのうちの1人、フミカの様子がおかしくなり…気がついたら女は宇宙空間に漂うプールの中にいた。
途中からセリフらしいセリフが殆どない、音響と照明と身体表現の世界が延々と続きます。
綿密にストーリーを追っていくタイプの観客は戸惑ったんじゃないかなぁ?
反対に、コンテンポラリー、現代舞踏とかのダンス系、シルク・ド・ソレイユのようなアトラクションの舞台に慣れた方ならば、舞台上の出来事を感覚的に捉えてスンナリと受け入れられる展開だったと思います。
終盤、イメージ的な描写から、プロジェクションマッピングで映し出される映像が、より具体的なメッセージを帯びてきます。
ここまで来て漸く、上述の「綿密にストーリーを追っていくタイプの観客」にも作者の抱くテーマが伝わってきただろうなぁ…と、さも自分は最初から理解していた風な口をきいていますが、実は、事前に「難解!」との評判を目にし、ある程度「覚悟?」を決めて舞台上の流れに身をまかせていただけです。ですが、それでかえってスルっとテーマが飲み込めたようです。
正直、万人向けの作品ではありません。観るヒトによって、解釈も評価も分かれる舞台かと思います。
満足度★★★
再生の道
序盤のリフレインする馬鹿騒ぎから
謎の世界へ転落。
プールの負荷の中でみなさん大変そうでした。
説明もなく観念作品でした。
復活するのかな?と思ったんですが、そこはアッサリ
満足度★★★
分からんけどスゴイ
『チベット死者の書』をベースに、「死後の裁き」をエンターテインメント的要素も入れつつ、表現したものらしい。正直言って分からないのだが、スゴイことをやってることだけは分かる。それに意味があるかどうかは、これまた分からないんだけど。
水
本水でした。
舞台美術、プロジェクター投影による映像演出は技術レベルが高いものでした。衣装も沢山あり、お金がかかっている舞台だなという印象です。
お芝居の内容は、毎回このような趣向でやってらっしゃるとしたら、それはそれでこの団体のスタイルなのでしょう。
満足度★★★★★
無題1922(16-212)
14:00の回(晴)。
13:15受付(整理券あり)、13:30開場、入ると國枝さん。2回目なので90度左回り、正面に滑り台という位置。
14:04開演~15:25終演、台本を購入(かなり理解がすすむ)...タランティーノ氏にサインをいただく!
1回目はとんでもない展開に眼を開きっ放しでしたが、2回目は細部~全体までをじっくりと。
(衣装+演出)×役者さん、きっと何度観ても飽きないと思いました。今日も「ビキニ割」の方(女性では小野寺さん、一般の方?男性客も)。
最期のシーン、地球が映り、膝を抱えたフミカはそっと水に浮かべられる...このシーンを真正面に観て「2001年宇宙の旅」...スターチャイルドが重なってみえました。
水中、水を吸った衣装、身体的に相当な負荷がかかっていると思いますが、文字通りひとりひとりが全力で演じている姿は見応えがあります。
満足度★★★★★
すごい!
演劇の上限をぶち抜きまくった傑作!
エンターテイメントとしても、
芸術としても、
演劇としても素晴らしい。
目にも耳にも肌にも(?)楽しい刺激的な作品でした。
主演の女優さんの並外れた活躍に注目。
美男美女が大勢、露出度(高)!の衣装で登場^^
力一杯おすすめします!
満足度★★★★★
無題1920(16-210)
19:30の回(少し雨)
18:45受付(整理券あり)、19:00開場。
4面囲みのやや見下ろした位置に正方形舞台、前列は水がかかることもあるのでとビニールシート配布。私のところ(入って左の最前列)は大丈夫でした。
さらに一段低くなったところに畳敷き風、和室(8畳)のようなところ、小さなベンチのうえにカメラ、手前のビニールシートにはアルコール類とポテトチップス、チーズ、流れている音楽はスマホで鳴らしている、左右の天井にプロジェクター。
なにか仕掛けてあるはずですが想像できないまま19:25前説(アナウンス、水に注意、80分)..Sunshine of Your Love。
19:31開演~20:51終演。
堕落の限りの前半、時空を超えた妖気の後半。むちゃくちゃすぎて爽快。男女の交合、輪廻転生、異形の物の襲来、善行と悪行、儀式、大仕掛けがビジュアル的に映えまくる、周囲を何重にも囲まれひとり体力の限り闘う主人公はへろへろになっても立ち上がる。
「宇宙船(2012/1@東演)(2014/9@王子)」「帰郷(2012/9@タイニイアリス)」「小型(2013/2@d-倉庫)」、5公演目。
出てくる出てくる。見た目の凄さに比べ強いのか弱いのかわからないのがおかしい、1R~8Rまでの闘い、もうここはリング、ちゃんとコーナーポストが光っているしゴングが鳴る。水が跳ねる。
80分間、テンションを維持し、カラダを酷使した鵜沼さん絶賛。
いろんな役者さんが出演...(たぶん)観ているのは
木村みちるさん「爆弾魔メグる(2014/11@王子)」「ころころころ(2015/2@荻窪小)」「アダムの肋骨(2015/4@王子)」。
藍沢彩羽さん「#13 平原演劇祭 2014 第二部(2014/8宮代町)」...青木祥子さんも、「星の音色が聴こえますか(2014/9@雑遊)」「百年一夜物語(2014/3@兎亭」「eeney meeney baby moe(2013/10@兎亭)」。
山森信太郎さん「黒い二、三十人の女(2016/4@CLASKA)」「ぱれえど(2012/11@雑遊)」「宙の色 -sora no iro-(2012/4@KINGYO)」「かもめ(2011/6@ゆうど)」。
甲斐美奈寿さん「Birthday(2016/7@テルプシコール)」。
市川賢太郎さん「ノミの心臓(2015/2@711)」。
石塚義〓さん「No Regret No Life(2014/1@RAFT)」。
榊原美鳳さん「あのこそのことはないちもんめ(2015/10@王子)」。
田島慶太さん「三鷹の化け物(2011/9@星の)」。
堤千穂さん「ざくろのような(2015/10@サンモール)」「PRESS(2014/12@同)」「タイトル、拒絶(2013/2@同)」「オーシャンズカジノ(2012/4@王子)」。
山中志歩さん「モータープール(2013/6@アートスクエア)」。
違っていたら御免なさい。
満足度★★★★
危険なヨクボウ
人間の人生をある瞬間に凝縮して描くという、作家としては、ある種の健全性と、非常に危険な特質を持っている。「ビッグアイディア」をやや卑小な設定に落とし込むといった印象。ファンタジー展開はかなり強烈で粘っこい。ボブ・フォッシー《オール・ザット・ジャズ》や、フェリーニ映画の系譜にあたる内容だと思う。もしも自分が制作サイドだったら、この作家の浪費におそれをなすかも知れない。
満足度★★★★★
わからなかった人は、ぜひこの記事を読んでみて!
いや~ぶっ飛んでいて、作家の可能性を感じました♪「なんじゃ~こりゃ~!」と思った方に、作家の側に立ってちょっと説明を。この作品の画像上のイメージを語るには、ワタクシ的にはジミヘンドリックスという、ギタリストについて触れないわけにはいきません。ロックの黎明期にビートルズなどの『整ったロック』の時代がありました。ヒットチャートのトップを毎回アッサリと取ってしまうビートルズに、リスナーがちょっと飽きた頃、全く無名のバンドが突然、ヒットチャートのトップにのし上がります。荒々しいビートと暴力的な曲想でロックの新境地を開いたのがレッドチェッペリン(ここまではちょっと時代考証ですね)。また同じ時期にアメリカでもヒッピーやマリファナ文化をバックに、イカレてぶっ飛んだアルバムを連発していたのがジミヘンドリックスな訳です。右利き用ギターを左で使うというジミヘンドリックス(アメリカではよくある)は、バリバリに出来上がったマリファナ中毒者なわけです。序盤に登場人物達が使ってたのがいかにも違法薬物っぽいですよね(ああ、ネタバレ寸前だ!)ジミヘンドリックスのアルバム『アクシス ボールド アズ ラヴ』をGoogle 画像検索してもらったらわかりますが、ジミヘンドリックスのアルバムの絵を描いているのもマリファナ依存・耽溺の画家と言われていまして、要するに自分が見えた幻覚を絵に描いていたのです。マリファナを使うと何ともインド的?(自分のボキャブラリー不足が呪わしいですが...!)な幻覚が見えるらしい。そして左右対称(鏡像?)っぽいのが特徴でして、これもステージのレイアウトがそこを表現しているかにもみえる!(再度、『アクシス ボールド アズ ラヴ』の画像を見てほしい!) ドーパミンが出る薬物を使うと、あのような幻覚が見えるらしいんですね。人間の脳のシステム上、空間的に対称な(鏡像的な)幻覚が見えるらしい。すなわち、後半は脳内の幻覚の世界である、ということに気が付かないと「なんじゃ、こりゃ~!」となってしまうわけです。
演出家は、それ以外にもかなりヤバい水着の女性を起用するなど眼福なシーンを入れたり、時節柄、ふさわしいプールを準備したりもしている。サービス精神も満点なわけです。
毎回、手を変え品を変え、楽しませてくれてる感じですね~!次回も期待してしまいます(強いて言えば、タイトリング、もう一工夫ありませんか?)。
満足度★★
観てきた!
生と死を具象的な表現で描いたパフォーマンス劇、といった風に感じました。
正直意味は良く分かりませんでしたが(笑)
絵面が強烈でど派手。夢に出てきそうです。
舞台美術(小物、衣装)、映像演出が素晴らしかった。
4面客席。
最前列は水しぶきがかかる恐れがあるため希望者にはスタッフがビニールを配っています。
場所によっては結構飛んできていたので、もらった方が良いと思います。
満足度★★★★
ビキニ割
劇団初見。
場内には、どうやらビキニの方は居なかったみたい。
堤千穂さんファンには堪らない眼福シーンがこれでもかと、てんこ盛りで展開されます。
肝心の中身は「なんじゃ、こりゃアッ!!」と、なにが何やら訳の分からんことになってますが私は終始ニヤニヤが止まらない観劇体験となりました。
理解しようとはせずに、感じて楽しむ演劇です。