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空気ノ機械ノ尾ッポvol.23

空気ノ機械ノ尾ッポvol.23

空気ノ機械ノ尾ッポ

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2016/10/06 (木) ~ 2016/10/09 (日)公演終了

満足度★★★★

観てきました
元気、元気、元気いっぱいに駆け抜ける、なんの訳もなくただひたすらにかけぬける、そんな中で展開される会話劇でとても楽しませていただきました。絲を根気よくたどっていくシーンはすごいなあっていう感じてよかったです。元気をいただけるようなお芝居。

売春捜査官

売春捜査官

稲村梓プロデュース

中野スタジオあくとれ(東京都)

2016/10/07 (金) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

濃密な舞台!
上演前には中島みゆき の「ファイト」が流れ、この物語の応援歌のように聞こえる。もちろん冒頭、お馴染みの「白鳥の湖」や黒電話が鳴り響くというシーンは観られる。

この公演、人間の五感を大いに刺激する。舞台セットは中央に古びた大きな机、その上には黒電話、洋酒ボトル・グラス、タバコ・灰皿、そして捜査資料がある。それを目で見、音響は耳で聞き、鼻で匂いを嗅ぎ、舌で食を味わう。その個別化した”感”を全て感じることができるが、さらに「触感」という感覚まで意識させる素晴らしいもの。この作品は多く上演されており、その中でどう観(魅)せるか、それは演技力にかかると思う。

本公演...中野スタジオあくとれ、という小空間が、昨今バーチャルな世界が加速する中、五感すべてを刺激し感動するようなものに仕上がっている。

そして、つかこうへい の思いであり想いの「 い”つか公平”に」がしっかり描かれていた。その最大の要因は、役者陣の熱演であることは間違いない。
(上演時間2時間)

ネタバレBOX

「熱海殺人事件」の女性部長刑事・木村伝兵衛(稲村梓サン)バージョン。全体的には前半・後半といった二部構成のように感じた。前半は登場人物のキャラクター、関係性を重視した説明シーンと、笑いの小ネタ(クレヨンしんちゃんの物真似、鮟鱇に似せた変顔=どちらも稲村梓サン)などを取り入れて後半との違い(落差)を鮮明にする演出のようであった。物語の構図は、つまらないありふれた犯罪・犯人である大山金太郎を、木村伝兵衛が一流の犯人に仕立て、その過程において社会的な問題の投げかけ...登場人物がそれぞれ自立、成長していく。

さて五感であるが、見る、聞くはもちろん、匂いはタバコや大根(もちろん、役者のことではない)、食は駄菓子をほおばり、熊田留吉(篠原功サン)に吐き掛ける。触るは、役者同士はもちろん、観客(客席・自分の隣々席の女性を立たせ、両肩が露出するまで脱がせて口にキスをする。実にセクシーで迫力満点。キスされた女性は劇団員かと思ったが)まで触る(困惑した顔で終演と同時に席を立った)。

後半の事件再現シーン...熱海海岸での大山金太郎(半野雅サン)と山口アイコのシーンから迫力を増す。特に絞殺場面の金太郎がアイコを追いかけて首を締めるところはリアリティがある。このシーン以降、つかこうへい の思いである、人種差別や性少数者・万平(世志男サン)への偏見への批判、人への温かい見守り、郷愁といった滋味溢れる台詞が心に染み入る。
今まで観た公演は、電話の向こうの警視総監しか感じられなかったが、本公演では実際登場した。稲村さんの乳房を揉み、股間を触るというエロう素晴らしい演技であった。

表現は相応しくないかもしれないが、芝居という見世物でありながら、五感全てから現実感を生み、その実感を通して生きているという喜びが感じられる。そんな広がりと深みを感じさせる観応えある公演であった。

次回公演を楽しみにしております。
Regulation's High!

Regulation's High!

BLACK JAM

上野ストアハウス(東京都)

2016/10/06 (木) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

座黒高校!!とても面白かった。
見に行ってみて、個性的な役者さんが多いのだがそれぞれの魅力を引き立てていてさすがだと思った。
あまり書くとネタバレになってしまうのだが、特にラストの先生と速水くんのシーンはとにかくやばいのと二ノ宮くんと速水くんの二人のシーンはワクワクした。
個人的にすごく座黒高校の過去と今後も気になるので見てみたい。
今後に期待!

Regulation's High!

Regulation's High!

BLACK JAM

上野ストアハウス(東京都)

2016/10/06 (木) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

汗と感動
あれだけの人数が出てキャラの濃い役者さんが多い中よくあれだけまとまっていた事に感動しました。小劇場ならではの汗 ニオイ 感動を共有出来て、とても良かったです。明日も行こうかな

マルカジット、マーカサイト

マルカジット、マーカサイト

やみ・あがりシアター

こった創作空間(東京都)

2016/10/07 (金) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

面白かったです
ストーリー・演出・演技・音楽共に、とても良く、すごく面白かったです!笑える場面、ちょっと緊張感のある場面、ドタバタの場面・・見所満載でした。テンポも良く、役者さん達の熱演で、あっという間の時間でした。若い感性とパワーの溢れる素敵な舞台でした。希望者には、上演舞台の台本が貰えるという(QRコード・URL)太っ腹です。大満足の舞台でした!

正安寺悠造×PATCH-WORKS『はじめての夜』

正安寺悠造×PATCH-WORKS『はじめての夜』

PATCH-WORKS

ひつじ座(東京都)

2016/10/05 (水) ~ 2016/10/09 (日)公演終了

満足度★★★★

嬉し恥ずかし♪
このネタではちょっと照れがあるのかな。テンション高めのドタバタコメディに仕上がっていましたが、大いに楽しめました。生演奏&生着替えは実にいいですねー。

宮川サキ一人芝居全国ツアー2016

宮川サキ一人芝居全国ツアー2016

宮川サキ

下北沢 Reading Cafe ピカイチ(東京都)

2016/10/08 (土) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

あ!こんな人、いる!!っていう面白さ!
1回公演で、3人を演じ分けていて、こんな人おるわーっていう面白さ満載でした。各人物の個性が満載で、そんな落ちが!ってゾワ~ってするものもあり、あきさせない1時間でした。
夜の公演後は、飲みながらの交流会もあるので、じっくり役者と話したいんだって方には是非!

清姫道成寺

清姫道成寺

社会福祉法人トット基金日本ろう者劇団

シアターX(東京都)

2016/10/06 (木) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★

清姫道成寺
ろうあ者向けということもあってセリフがまったく無く、ところどころで手話やナレーションが入る設定。踊やステップや音楽が和洋折衷で独特のものみたいで
よく考えられたものになっていました。
主役の清姫が激しく動くシーンはすごいなと感じでした。

PANDORA 〜Op.5 最終章・はじまりの章〜

PANDORA 〜Op.5 最終章・はじまりの章〜

Project UZU

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2016/09/16 (金) ~ 2016/09/19 (月)公演終了

満足度★★★★

PANDORA最終章・悪魔の心編
母の記憶編に続き、最終章2度目の観劇。
悪魔の視点から観ると、こうなるんですね。
面白い。

人は訳の分からない(悪魔の様な)感情と向き合わないと。
怒りからは怒りしか生まれない。

2度目の拝見で気づく事、腑に落ちる事、納得いく事、などなど、新たな気づき多数。
「意味のない出逢いは無いんだ」

Regulation's High!

Regulation's High!

BLACK JAM

上野ストアハウス(東京都)

2016/10/06 (木) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

見に行ってよかった!
本当に汗と涙と根性が伝わってくる作品でした。
今回は3団体のコラボということですごく期待して見に行って、やはり本当に見に行ってよかったです。またBLACK JAM観劇したいです。

「66~ロクロク~」

「66~ロクロク~」

円盤ライダー

シダックス カルチャービレッジ6階(東京都)

2016/10/08 (土) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

演劇を超えた演劇
過去にはカフェやホテルラウンジで公演しているそうで、その場合、店の雰囲気や装飾品がそのまんまリアル舞台美術として機能するだろうが、今回はこの場所、非常に不利ではないだろうか。 
入室して、まずそう思った。
無機質だし、特に舞台照明もなく、天井のLEDが部屋全体をまんべんなく照らしている。当然音楽も無し。 
近代オフィスのお洒落さはあるが、あまりにもリアルな空間すぎて、とても演劇を鑑賞する雰囲気ではない。 
ステージ予定スペースにはテーブルも無いのだから会議モノじゃなさそうだし。 
結論から言うと円盤ライダーはこの不利な状況を、全て身体ひとつで覆してくれた。 
開演。ドヤドヤと入ってきた役者さん達。 
どうやら男達は、協力し合って会社を設立し、このオフィスを手に入れるところまで漕ぎ着けたようである。 
全員が達成感で高揚しハイテンションである。 
私は冒頭からハイテンションの芝居はちょっと苦手で、どうしても一歩引いてしまうクセがある。(世界観に入れた後なら全然OKだが)
たとえ最前列であっても座席と舞台の境界は明確で、距離を勝手に感じてしまう。 
なのに本作では距離など意識することは無かった(できなかった)。 
舞台と客席の境界は存在せず目の前、後方の夜景、ガラスパーティション、倉庫、とにかく会場のすべてを味方にして役者のパッションが炸裂する。 
客イジリなど一切無いのだが役者熱が力づくで演技の世界へ巻き込み、そして完全に引きずり込んでいく。 
よく体感型というが、これもまさに体感型である。 
ストーリーは当然存在するが、それよりも役者ひとり一人の生きざま、人間そのものを観てくれと言わんばかりのガチ魂。 
こういう演劇を何歩か超えたようなスタイルは何と表現すれば良いのだろうか。 
企画力+実現力+演技力そして熱い役者魂。すべてが揃わなければ不可能な公演。お薦めするしかありません。 
あっ、あとすいません。この公演コメディーです。

マルカジット、マーカサイト

マルカジット、マーカサイト

やみ・あがりシアター

こった創作空間(東京都)

2016/10/07 (金) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

ポテンシャルの高さに星5つ
 先ず扱っている素材が石であることに注目したい。(追記後送)

ネタバレBOX

一応パワーストーンというコンセプトで括っているが、本質が石であることに変わりは無い。石に注目できるのは詩人の感性である。何故なら石こそ生きた歴史、宇宙の無限の歴史の一端をその体内に留め置くことのできる、見る目の無い者には決して注目されることが無いほどありふれ何処にでもあると錯覚させる歴史の証言者だからである。無論、その歴史は、何年、何十年、何千年などという短いタームではない。何億年、何十億年にもまたがり得る歴史である。総ての恒星が、核反応炉であるのは、今や常識であるが、宇宙のガスが蝟集し、塵がコアを形成し強い重力を持つようになって更なる塵を集め巨大化してゆくとき、その内部は猛烈な圧力と熱によって様々な反応を生み出す。褐色矮星で中心温度が250万Kを超えると核融合が起こり、更に、1千万度を超えると恒星となる。星の命がその質量に応じた最後を迎える段階で白色矮星、超新星などの形態を取り、超新星爆発などを経て、更なる物質を作り出す。そのうちの一部が核分裂を起こすウラン235などである。太陽などの恒星では、水爆に近い原理が働いて核融合が起こっているが、猛烈な圧は高温を生じ、物質はどろどろ状態である。さらに猛烈な圧と高温は、臨界を引き起こすには充分な条件を具えていると考えることはできる。そして一度核融合を起こせばそれを簡単に止められないのは、たかが人間の発明した核分裂利用の原子炉を見ても明らかである。恒星の質量が齎す結果は、人間などの作り出すエネルギーとは桁がまるで違うことは、どんなに科学的知識の無い現代人にも明らかであろう。まあ、今作を観るには、この程度の科学的知識と物理学に対する興味はあった方が良い。無論、詩人的な感性も同時にである。開演前には宇宙に関する様々な情報が音声で流されている。相対性理論の時間概念だとか宇宙飛行士に纏わる話題、宇宙船乗組員と地球のスタッフとの交信などだ。
 こんな話をするのは、今作の展開する場所は火星だからだ。パワーストーン販売を手掛ける企業が、火星にたくさんあると見込まれるオパールを梃に、更に貴重な原石の発見を目指してプロジェクト開発チームを送り込んだのである。だが、宇宙開発の進んだこの時代、宇宙空間で暮らす人間の性欲の問題が大変重要なものとしてクローズアップされていた。狭い宇宙船で長旅をすれば毎日顔を合わせる男女の間に恋が生まれるのは必然と言ってよく、結果、子供ができる。然しオゾン層などに守られていない宇宙空間での妊娠、出産、育児などには地球上では考えられない程の放射線の影響がある。放射性核種の影響に関しては年のいかない程感受性が高いという問題があり、乳幼児に各核種の与える遺伝的影響は計り知れない。また、恋愛関係に無い者が、レイプ被害を受けるというような問題も多発していた。そこで取られた対策が、性に対する関心が一切ない特殊な人を宇宙船に乗せるということであった。今作で描かれる乗組員5人は総てこの問題にクリアした研究者、医者等である。無論、各研究者、技術者らは一人で己の任された任務を十全にこなすことのできる有能な者たちばかりである。
 だが、地球上に存在するのと組成も全く同じオパールの採掘では採算が取れそうもない。少なくとも不安である。そこでこの件についての会議が開かれ明日に迫った出発日を延ばしてこのレアな鉱石を採取することになった。


ムーア

ムーア

日本のラジオ

RAFT(東京都)

2016/10/06 (木) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

めをつむるなんてもったいない
上演時間55分、濃密な作品でとても面白かったです。

受付のスタッフさんの対応も丁寧で、
当日パンフレットの裏面が台本(←全文掲載!)のことも
受け渡しの際に目を見て一人一人に言ってくださって、良いなと思いました。

新聞を模したようなデザインの当日パンフも雰囲気あって良かったし、
色みはないのに妙に圧迫感のある舞台美術や
役者の演技力を魅せる演じ分けや、
出ずっぱりの演出も見ごたえありました。

片時も目を離せない作品でした。



以下はツイート転載で失礼します。

ネタバレBOX


題材は、知らない人についてっちゃアカン的なアレと、
色々マイノリティな人のアレなんだけど
別にそんな「キモッ!」とかいう気持ちにはならなかった。
でも「かわいそう」とも思わなかったけど。
身につまされる部分のほうが多かった、というか。
小道具の使い方とか、役者のじわる変わり方とか…ゾクゾク

劇場出たら日常の風景、っていうこの立地がさらにクる話だなーと思った。
そんで、役者の表情とかが最後列でも視認できる
あの距離感もいいんだと思う。
東中野駅から会場のRAFTまで12分くらいか? 
歩く価値あった。
駅までのすれ違う人たちも、作品の一部みたいだった。

当日パンフに台本が載ってるの、
セリフ云々のパワーもあるけど
役者さんの演技でものいわせる系だからこその、
自信あっての行為なんだろうな…(まだ読んでない) 
安藤氏の視線と藤本さんの小道具の使い方と立ち姿、
横手さんの数種類の不気味さと
三澤さんの引きずり込み方と圧がスゴかった。

昼の(別作品)も、夜の日本のラジオも
床に靴底が当たる音すらたてるの憚られる緊張感ある景色で…
(別作品)は2回目だったから
どこでゆるみポイントがあるか把握できてたから良かったけど、
日本のラジオは次はどうなる、この止まった空気を誰が動かすのか…って
とてもヒリヒリした。


夜明けに、月の手触りを ~2016~

夜明けに、月の手触りを ~2016~

mizhen

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2016/10/05 (水) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★

「みずへん」、また一つ発見。
5名の女優による、それぞれの切実な物語--モノローグによる--が舞台上で交差しつつも融合せず、互いの動線が絡み合いつつも整理され、それぞれに展開する。舞台処理がユニーク。独白で綴るテキストにはキレがあり、それ以上に俳優がそれを飲み下して十二分に生き生きと演じていた。
小野寺ずる登場。やがて全体の中心に来る彼女の役、なりきり具合と言い、凄みあり。

ネタバレBOX

5人の女性それぞれの設定と、物語上の「現在地」じたいはよくある話、ではある。・・・お笑い芸人を目指す女性、妹とそりが合わず屈折した感情で家族を眺める姉による、妹の結婚式での挨拶、あるアイドルグループの追っかけの生き方、広告会社で企画を担当するキャリア女性、そして、どちらのだか判らない子を宿し、「新たな恋」へと走ろうと苦悶する女性。最後の妊婦役を小野寺ずるが怪演・好演するが、残念だったのは・・・「誰の子だか判らない」という台詞が、そういう生き方をしてきた女性、と見え、新たな恋に走るその相手と既に行為に至っていた、という風に見えなかった事。勘違いが終盤まで続き、不思議ちゃん要素のある女性に魅入っていた所が、混乱を来たしたこと。設定をしっかり飲み込んだ上で展開を見守ったら違う感想になったかも知れない。
・・がとにかく5人5様の生き方、キャラの棲み分けは素晴らしい。
マルカジット、マーカサイト

マルカジット、マーカサイト

やみ・あがりシアター

こった創作空間(東京都)

2016/10/07 (金) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★

よかった
とってもおもしろかった。見応え十分だった。

理想の不幸

理想の不幸

HIGHcolors

「劇」小劇場(東京都)

2016/10/05 (水) ~ 2016/10/11 (火)公演終了

満足度★★★

となりはとなり
黒白に呻吟する女は変じゃない。黒・白どちらも「理想」じゃない。バランスに意志と努力を傾ける女は嫌いじゃない。最期に残るもの、刹那によぎる「理想」はそこにあるんじゃない?

最終兵器ピノキオ、その罪と罰

最終兵器ピノキオ、その罪と罰

X-QUEST

シアターサンモール(東京都)

2016/10/06 (木) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

軽く超えてました!
ミラピ観たからさ…
再演なんでしょ?
リングより良いわけないじゃん…
こりっちの感想伸びてないじゃん…
と思って足踏みしていらっしゃる方へ

正直なことを申し上げると、
ミラピを超えるのは難しいのでは…
リングステージ(4面舞台)で観た作品の再演版を
通常のステージ(1面舞台)で観たら印象の違いにショックを受けるんじゃないか…
って、思っていました。
リングの場合の最低観劇数が8回なだけで、通常のステージだったら多くても4回だよ、全通特典あってもね!仕事の兼ね合いもあるしね!
とも思っていました。

ですが!
奇跡的に初日が観れて、初日を観終わった瞬間に、これは全通しなきゃならんな…と(笑)
一番後ろでも観たいし、真ん中あたりでも観たいし、役者さんたちの息遣いを感じる位置でも観たいし、上手でも観たいし、下手でも観たい。そして、叶うならば気に入った位置で2回目も観たい。
何故8回しか公演ないのですか?

新たなエピソードが加わり、
伝えたいことがより明確になるような台詞やシーンが加わり、
リング→通常ステージ用に魅せ方を変え。
もはや新作です。
ミラピを題材にした新作と言った方が正しいと思う。

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今まで、リングステージの方が大変なんだろうなーって思っていました。
でもね、今回のセットを見た瞬間、とにかく怪我なく終わって!!と、思いました。

最後列まで余すところなく魅了するために、どの席に座ってもそれぞれの位置での魅力が出るように組まれています。その為に役者さんたちの運動量が半端ない(はず)です。

----------------------------
・トクさんは天才
・こうせいさんは超人
・X-QUEST初登場の3名がすさまじく素晴らしいです


ネタバレBOX

・四天王ダンスありません
・四天王の殺陣は一瞬だけあります
・ブルーフェアリーが強烈過ぎます(笑)
・クリンケット登場シーンに追加された時事ネタと思われる部分、わたしには分からないけど大ウケしてます(笑)
・シンデレラも強烈度が増し増しです(笑)
・野地さんがアレをとても楽しそうに使います(笑)
・門野さん、めっちゃ飛んで跳んでます(笑)
・サニームーニーも跳んでます!
・2つの『しゅっこう』
・亜紀さんの脚線美!
・ラストシーンは反則です!
るつぼ

るつぼ

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2016/10/07 (金) ~ 2016/10/30 (日)公演終了

満足度★★

勉強になりました。
休憩時間が来てそれ以上観続けることに耐えられず帰ってしまったため、前半部分のみに対する感想です。
たき火からの光や窓から差し込む光やロウソクの仄かな光など、それぞれの光と、それによる壁に映る役者の影が艶めかしく、また綺麗で、光と影の使い方が視覚的に美しいと思った。舞台も奥行きがあって、奥に時折登場する少女たちがみな赤色の服を着ていて、舞台に色彩をもたらしていた。全体として暗めにライティングがなされており、この作品の背景事情やその時代を表すものとなっていた。
これら舞台演出や舞台美術はよかったのだが、一方で役者さんたちの演技には不満だった。堤真一の演技は声にどすが聞いているだけでうるさく、松雪泰子は不自然に低い声を出し、黒木華のおどろおどろしい演技は蒼井優にしか見えない。黒木華は、この役柄、この演出をするなら、彼女じゃなくてもよかったのではないかと思う。道端淳平は若すぎて、悪魔祓いの牧師と言われても説得力がなく・・。だって、そうでしょう。悪魔祓いには相当鍛錬を積んだ聖職者しかならないはずなのに。そのほかの役者さんも舞台とは言え、演技が大袈裟というか大味というか。あと、これは避けがたいのだが、日本人(アジア人)が欧米の時代衣装を着る違和感・・・、欧米人が着物と刀とマゲを結って演技しているのを日本人が見る感覚と言えばよいでしょうか。シェークスピアならお約束だから違和感も薄れるのだが。この作品は時代などもう少しアレンジを効かせた方がよかったのではないかとも思う。また、場面展開のシーンなど音楽に頼り過ぎな気もした。
有名人がたくさん出てるから、結果、料金が、悪い席でも高くなってしまっているが、それに見合う内容がない場合も往々にしてあるのだなと勉強になりました。
アーサー・ミラーの原作そのものは、魔女狩りというテーマに借りた赤狩りという、彼の生きた時代の闇を表現した作品であるはずなので、そのテーマは普遍的で今日的にも重要なテーマと言えるだけに残念だった。
再び演出について、時代とは言え、頭から全体的に演技を重々しくし過ぎなのではないかと思う。松雪泰子は本当に魔女なんじゃないかというくらい一貫して暗いし、冒頭の少女たちの踊りも悪い意味で様式的で本格的過ぎて、誇張された嘘のはずのものが嘘じゃないように思えてくる。この作品は日常を過ごす普通の人々の生活が普通の人々の保身によって壊されてしまうお話なので、それがベタであってもまずは日常を軽めに描くことが必要だったのではないだろうか。最初から曰くありげに進められては、壊される対象がよく見えなくなってしまう。前半部分は、恐ろしいことが起こっているはずなのに、それがすごく薄まってしまっていて、その呪いだけの進行に耐えられなかった。
まあ、観なかった後半は、もしかするとすごくよかったのかも知れないので、前半のあまりのつまらなさに後半を観ていない以上、作品全体を通しての感想になってなくて大変恐縮です。

宮川サキ一人芝居全国ツアー2016

宮川サキ一人芝居全国ツアー2016

宮川サキ

下北沢 Reading Cafe ピカイチ(東京都)

2016/10/08 (土) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

必見ですから!
一人芝居といっても東京の舞台では観れない景色に感動しました。
宮川サキという役者のポテンシャルの高い覚悟の芝居は、観ている側に激しく、そして心地良く伝わって来ます。
本当に一度は観てやって下さい。。。。こんな場所でこんな一人舞台が観れるんだ!と、驚きますから。。。
9日の13時の回がまだゆったりと近くで観れるとの事でした!
ぜひぜひぜひに!!

それから、応援コラボ企画の焼酎亭寄席が一人芝居の合間にワンコインで観れるのですが、約1時間!東西の役者さん4名が個々の演目を披露してくれます。
10月10日の最終日は、女優さん2名も演目を披露するそうなので、それも超至近距離でのライブ感MAXですので、価値ある寄席が観れます。
10月10日の15:00.。。私も又観に行きます!

篦棒 べらぼう

篦棒 べらぼう

劇団民藝

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2016/09/28 (水) ~ 2016/10/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

中津留氏の言語が「新劇」舞台で命を得る
「中津留らしさ」について、ここ最近否定的な意味のそれを語っていた気がするが、今作は出色であった。休憩を挟んで三時間にわたる、ある一家の叙事詩は細密画でありながら中津留氏らしい豪快な線も入る。最終局面などイプセンかハウプトマンかの戯曲か、と思わず唸った。今の中津留氏の文体に、劇団民藝が持つ演技態が合ったのやも知れぬ。

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