
空気ノ機械ノ尾ッポvol.23
空気ノ機械ノ尾ッポ
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2016/10/06 (木) ~ 2016/10/09 (日)公演終了
満足度★★★★
観てきました
元気、元気、元気いっぱいに駆け抜ける、なんの訳もなくただひたすらにかけぬける、そんな中で展開される会話劇でとても楽しませていただきました。絲を根気よくたどっていくシーンはすごいなあっていう感じてよかったです。元気をいただけるようなお芝居。

売春捜査官
稲村梓プロデュース
中野スタジオあくとれ(東京都)
2016/10/07 (金) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★★
濃密な舞台!
上演前には中島みゆき の「ファイト」が流れ、この物語の応援歌のように聞こえる。もちろん冒頭、お馴染みの「白鳥の湖」や黒電話が鳴り響くというシーンは観られる。
この公演、人間の五感を大いに刺激する。舞台セットは中央に古びた大きな机、その上には黒電話、洋酒ボトル・グラス、タバコ・灰皿、そして捜査資料がある。それを目で見、音響は耳で聞き、鼻で匂いを嗅ぎ、舌で食を味わう。その個別化した”感”を全て感じることができるが、さらに「触感」という感覚まで意識させる素晴らしいもの。この作品は多く上演されており、その中でどう観(魅)せるか、それは演技力にかかると思う。
本公演...中野スタジオあくとれ、という小空間が、昨今バーチャルな世界が加速する中、五感すべてを刺激し感動するようなものに仕上がっている。
そして、つかこうへい の思いであり想いの「 い”つか公平”に」がしっかり描かれていた。その最大の要因は、役者陣の熱演であることは間違いない。
(上演時間2時間)

Regulation's High!
BLACK JAM
上野ストアハウス(東京都)
2016/10/06 (木) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★★
座黒高校!!とても面白かった。
見に行ってみて、個性的な役者さんが多いのだがそれぞれの魅力を引き立てていてさすがだと思った。
あまり書くとネタバレになってしまうのだが、特にラストの先生と速水くんのシーンはとにかくやばいのと二ノ宮くんと速水くんの二人のシーンはワクワクした。
個人的にすごく座黒高校の過去と今後も気になるので見てみたい。
今後に期待!

Regulation's High!
BLACK JAM
上野ストアハウス(東京都)
2016/10/06 (木) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★★
汗と感動
あれだけの人数が出てキャラの濃い役者さんが多い中よくあれだけまとまっていた事に感動しました。小劇場ならではの汗 ニオイ 感動を共有出来て、とても良かったです。明日も行こうかな

マルカジット、マーカサイト
やみ・あがりシアター
こった創作空間(東京都)
2016/10/07 (金) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★★
面白かったです
ストーリー・演出・演技・音楽共に、とても良く、すごく面白かったです!笑える場面、ちょっと緊張感のある場面、ドタバタの場面・・見所満載でした。テンポも良く、役者さん達の熱演で、あっという間の時間でした。若い感性とパワーの溢れる素敵な舞台でした。希望者には、上演舞台の台本が貰えるという(QRコード・URL)太っ腹です。大満足の舞台でした!

正安寺悠造×PATCH-WORKS『はじめての夜』
PATCH-WORKS
ひつじ座(東京都)
2016/10/05 (水) ~ 2016/10/09 (日)公演終了
満足度★★★★
嬉し恥ずかし♪
このネタではちょっと照れがあるのかな。テンション高めのドタバタコメディに仕上がっていましたが、大いに楽しめました。生演奏&生着替えは実にいいですねー。

宮川サキ一人芝居全国ツアー2016
宮川サキ
下北沢 Reading Cafe ピカイチ(東京都)
2016/10/08 (土) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
あ!こんな人、いる!!っていう面白さ!
1回公演で、3人を演じ分けていて、こんな人おるわーっていう面白さ満載でした。各人物の個性が満載で、そんな落ちが!ってゾワ~ってするものもあり、あきさせない1時間でした。
夜の公演後は、飲みながらの交流会もあるので、じっくり役者と話したいんだって方には是非!

清姫道成寺
社会福祉法人トット基金日本ろう者劇団
シアターX(東京都)
2016/10/06 (木) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★
清姫道成寺
ろうあ者向けということもあってセリフがまったく無く、ところどころで手話やナレーションが入る設定。踊やステップや音楽が和洋折衷で独特のものみたいで
よく考えられたものになっていました。
主役の清姫が激しく動くシーンはすごいなと感じでした。

PANDORA 〜Op.5 最終章・はじまりの章〜
Project UZU
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2016/09/16 (金) ~ 2016/09/19 (月)公演終了
満足度★★★★
PANDORA最終章・悪魔の心編
母の記憶編に続き、最終章2度目の観劇。
悪魔の視点から観ると、こうなるんですね。
面白い。
人は訳の分からない(悪魔の様な)感情と向き合わないと。
怒りからは怒りしか生まれない。
2度目の拝見で気づく事、腑に落ちる事、納得いく事、などなど、新たな気づき多数。
「意味のない出逢いは無いんだ」

Regulation's High!
BLACK JAM
上野ストアハウス(東京都)
2016/10/06 (木) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★★
見に行ってよかった!
本当に汗と涙と根性が伝わってくる作品でした。
今回は3団体のコラボということですごく期待して見に行って、やはり本当に見に行ってよかったです。またBLACK JAM観劇したいです。

「66~ロクロク~」
円盤ライダー
シダックス カルチャービレッジ6階(東京都)
2016/10/08 (土) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★★
演劇を超えた演劇
過去にはカフェやホテルラウンジで公演しているそうで、その場合、店の雰囲気や装飾品がそのまんまリアル舞台美術として機能するだろうが、今回はこの場所、非常に不利ではないだろうか。
入室して、まずそう思った。
無機質だし、特に舞台照明もなく、天井のLEDが部屋全体をまんべんなく照らしている。当然音楽も無し。
近代オフィスのお洒落さはあるが、あまりにもリアルな空間すぎて、とても演劇を鑑賞する雰囲気ではない。
ステージ予定スペースにはテーブルも無いのだから会議モノじゃなさそうだし。
結論から言うと円盤ライダーはこの不利な状況を、全て身体ひとつで覆してくれた。
開演。ドヤドヤと入ってきた役者さん達。
どうやら男達は、協力し合って会社を設立し、このオフィスを手に入れるところまで漕ぎ着けたようである。
全員が達成感で高揚しハイテンションである。
私は冒頭からハイテンションの芝居はちょっと苦手で、どうしても一歩引いてしまうクセがある。(世界観に入れた後なら全然OKだが)
たとえ最前列であっても座席と舞台の境界は明確で、距離を勝手に感じてしまう。
なのに本作では距離など意識することは無かった(できなかった)。
舞台と客席の境界は存在せず目の前、後方の夜景、ガラスパーティション、倉庫、とにかく会場のすべてを味方にして役者のパッションが炸裂する。
客イジリなど一切無いのだが役者熱が力づくで演技の世界へ巻き込み、そして完全に引きずり込んでいく。
よく体感型というが、これもまさに体感型である。
ストーリーは当然存在するが、それよりも役者ひとり一人の生きざま、人間そのものを観てくれと言わんばかりのガチ魂。
こういう演劇を何歩か超えたようなスタイルは何と表現すれば良いのだろうか。
企画力+実現力+演技力そして熱い役者魂。すべてが揃わなければ不可能な公演。お薦めするしかありません。
あっ、あとすいません。この公演コメディーです。

マルカジット、マーカサイト
やみ・あがりシアター
こった創作空間(東京都)
2016/10/07 (金) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

ムーア
日本のラジオ
RAFT(東京都)
2016/10/06 (木) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★★
めをつむるなんてもったいない
上演時間55分、濃密な作品でとても面白かったです。
受付のスタッフさんの対応も丁寧で、
当日パンフレットの裏面が台本(←全文掲載!)のことも
受け渡しの際に目を見て一人一人に言ってくださって、良いなと思いました。
新聞を模したようなデザインの当日パンフも雰囲気あって良かったし、
色みはないのに妙に圧迫感のある舞台美術や
役者の演技力を魅せる演じ分けや、
出ずっぱりの演出も見ごたえありました。
片時も目を離せない作品でした。
以下はツイート転載で失礼します。

夜明けに、月の手触りを ~2016~
mizhen
【閉館】SPACE 梟門(東京都)
2016/10/05 (水) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★
「みずへん」、また一つ発見。
5名の女優による、それぞれの切実な物語--モノローグによる--が舞台上で交差しつつも融合せず、互いの動線が絡み合いつつも整理され、それぞれに展開する。舞台処理がユニーク。独白で綴るテキストにはキレがあり、それ以上に俳優がそれを飲み下して十二分に生き生きと演じていた。
小野寺ずる登場。やがて全体の中心に来る彼女の役、なりきり具合と言い、凄みあり。

マルカジット、マーカサイト
やみ・あがりシアター
こった創作空間(東京都)
2016/10/07 (金) ~ 2016/10/10 (月)公演終了

理想の不幸
HIGHcolors
「劇」小劇場(東京都)
2016/10/05 (水) ~ 2016/10/11 (火)公演終了
満足度★★★
となりはとなり
黒白に呻吟する女は変じゃない。黒・白どちらも「理想」じゃない。バランスに意志と努力を傾ける女は嫌いじゃない。最期に残るもの、刹那によぎる「理想」はそこにあるんじゃない?

最終兵器ピノキオ、その罪と罰
X-QUEST
シアターサンモール(東京都)
2016/10/06 (木) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★★
軽く超えてました!
ミラピ観たからさ…
再演なんでしょ?
リングより良いわけないじゃん…
こりっちの感想伸びてないじゃん…
と思って足踏みしていらっしゃる方へ
正直なことを申し上げると、
ミラピを超えるのは難しいのでは…
リングステージ(4面舞台)で観た作品の再演版を
通常のステージ(1面舞台)で観たら印象の違いにショックを受けるんじゃないか…
って、思っていました。
リングの場合の最低観劇数が8回なだけで、通常のステージだったら多くても4回だよ、全通特典あってもね!仕事の兼ね合いもあるしね!
とも思っていました。
ですが!
奇跡的に初日が観れて、初日を観終わった瞬間に、これは全通しなきゃならんな…と(笑)
一番後ろでも観たいし、真ん中あたりでも観たいし、役者さんたちの息遣いを感じる位置でも観たいし、上手でも観たいし、下手でも観たい。そして、叶うならば気に入った位置で2回目も観たい。
何故8回しか公演ないのですか?
新たなエピソードが加わり、
伝えたいことがより明確になるような台詞やシーンが加わり、
リング→通常ステージ用に魅せ方を変え。
もはや新作です。
ミラピを題材にした新作と言った方が正しいと思う。
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今まで、リングステージの方が大変なんだろうなーって思っていました。
でもね、今回のセットを見た瞬間、とにかく怪我なく終わって!!と、思いました。
最後列まで余すところなく魅了するために、どの席に座ってもそれぞれの位置での魅力が出るように組まれています。その為に役者さんたちの運動量が半端ない(はず)です。
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・トクさんは天才
・こうせいさんは超人
・X-QUEST初登場の3名がすさまじく素晴らしいです

るつぼ
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2016/10/07 (金) ~ 2016/10/30 (日)公演終了
満足度★★
勉強になりました。
休憩時間が来てそれ以上観続けることに耐えられず帰ってしまったため、前半部分のみに対する感想です。
たき火からの光や窓から差し込む光やロウソクの仄かな光など、それぞれの光と、それによる壁に映る役者の影が艶めかしく、また綺麗で、光と影の使い方が視覚的に美しいと思った。舞台も奥行きがあって、奥に時折登場する少女たちがみな赤色の服を着ていて、舞台に色彩をもたらしていた。全体として暗めにライティングがなされており、この作品の背景事情やその時代を表すものとなっていた。
これら舞台演出や舞台美術はよかったのだが、一方で役者さんたちの演技には不満だった。堤真一の演技は声にどすが聞いているだけでうるさく、松雪泰子は不自然に低い声を出し、黒木華のおどろおどろしい演技は蒼井優にしか見えない。黒木華は、この役柄、この演出をするなら、彼女じゃなくてもよかったのではないかと思う。道端淳平は若すぎて、悪魔祓いの牧師と言われても説得力がなく・・。だって、そうでしょう。悪魔祓いには相当鍛錬を積んだ聖職者しかならないはずなのに。そのほかの役者さんも舞台とは言え、演技が大袈裟というか大味というか。あと、これは避けがたいのだが、日本人(アジア人)が欧米の時代衣装を着る違和感・・・、欧米人が着物と刀とマゲを結って演技しているのを日本人が見る感覚と言えばよいでしょうか。シェークスピアならお約束だから違和感も薄れるのだが。この作品は時代などもう少しアレンジを効かせた方がよかったのではないかとも思う。また、場面展開のシーンなど音楽に頼り過ぎな気もした。
有名人がたくさん出てるから、結果、料金が、悪い席でも高くなってしまっているが、それに見合う内容がない場合も往々にしてあるのだなと勉強になりました。
アーサー・ミラーの原作そのものは、魔女狩りというテーマに借りた赤狩りという、彼の生きた時代の闇を表現した作品であるはずなので、そのテーマは普遍的で今日的にも重要なテーマと言えるだけに残念だった。
再び演出について、時代とは言え、頭から全体的に演技を重々しくし過ぎなのではないかと思う。松雪泰子は本当に魔女なんじゃないかというくらい一貫して暗いし、冒頭の少女たちの踊りも悪い意味で様式的で本格的過ぎて、誇張された嘘のはずのものが嘘じゃないように思えてくる。この作品は日常を過ごす普通の人々の生活が普通の人々の保身によって壊されてしまうお話なので、それがベタであってもまずは日常を軽めに描くことが必要だったのではないだろうか。最初から曰くありげに進められては、壊される対象がよく見えなくなってしまう。前半部分は、恐ろしいことが起こっているはずなのに、それがすごく薄まってしまっていて、その呪いだけの進行に耐えられなかった。
まあ、観なかった後半は、もしかするとすごくよかったのかも知れないので、前半のあまりのつまらなさに後半を観ていない以上、作品全体を通しての感想になってなくて大変恐縮です。

宮川サキ一人芝居全国ツアー2016
宮川サキ
下北沢 Reading Cafe ピカイチ(東京都)
2016/10/08 (土) ~ 2016/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★★
必見ですから!
一人芝居といっても東京の舞台では観れない景色に感動しました。
宮川サキという役者のポテンシャルの高い覚悟の芝居は、観ている側に激しく、そして心地良く伝わって来ます。
本当に一度は観てやって下さい。。。。こんな場所でこんな一人舞台が観れるんだ!と、驚きますから。。。
9日の13時の回がまだゆったりと近くで観れるとの事でした!
ぜひぜひぜひに!!
それから、応援コラボ企画の焼酎亭寄席が一人芝居の合間にワンコインで観れるのですが、約1時間!東西の役者さん4名が個々の演目を披露してくれます。
10月10日の最終日は、女優さん2名も演目を披露するそうなので、それも超至近距離でのライブ感MAXですので、価値ある寄席が観れます。
10月10日の15:00.。。私も又観に行きます!

篦棒 べらぼう
劇団民藝
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2016/09/28 (水) ~ 2016/10/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
中津留氏の言語が「新劇」舞台で命を得る
「中津留らしさ」について、ここ最近否定的な意味のそれを語っていた気がするが、今作は出色であった。休憩を挟んで三時間にわたる、ある一家の叙事詩は細密画でありながら中津留氏らしい豪快な線も入る。最終局面などイプセンかハウプトマンかの戯曲か、と思わず唸った。今の中津留氏の文体に、劇団民藝が持つ演技態が合ったのやも知れぬ。