夜明けに、月の手触りを ~2016~ 公演情報 mizhen「夜明けに、月の手触りを ~2016~」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    「みずへん」、また一つ発見。
    5名の女優による、それぞれの切実な物語--モノローグによる--が舞台上で交差しつつも融合せず、互いの動線が絡み合いつつも整理され、それぞれに展開する。舞台処理がユニーク。独白で綴るテキストにはキレがあり、それ以上に俳優がそれを飲み下して十二分に生き生きと演じていた。
    小野寺ずる登場。やがて全体の中心に来る彼女の役、なりきり具合と言い、凄みあり。

    ネタバレBOX

    5人の女性それぞれの設定と、物語上の「現在地」じたいはよくある話、ではある。・・・お笑い芸人を目指す女性、妹とそりが合わず屈折した感情で家族を眺める姉による、妹の結婚式での挨拶、あるアイドルグループの追っかけの生き方、広告会社で企画を担当するキャリア女性、そして、どちらのだか判らない子を宿し、「新たな恋」へと走ろうと苦悶する女性。最後の妊婦役を小野寺ずるが怪演・好演するが、残念だったのは・・・「誰の子だか判らない」という台詞が、そういう生き方をしてきた女性、と見え、新たな恋に走るその相手と既に行為に至っていた、という風に見えなかった事。勘違いが終盤まで続き、不思議ちゃん要素のある女性に魅入っていた所が、混乱を来たしたこと。設定をしっかり飲み込んだ上で展開を見守ったら違う感想になったかも知れない。
    ・・がとにかく5人5様の生き方、キャラの棲み分けは素晴らしい。

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    2016/10/09 02:43

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