ムーア 公演情報 日本のラジオ「ムーア」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    めをつむるなんてもったいない
    上演時間55分、濃密な作品でとても面白かったです。

    受付のスタッフさんの対応も丁寧で、
    当日パンフレットの裏面が台本(←全文掲載!)のことも
    受け渡しの際に目を見て一人一人に言ってくださって、良いなと思いました。

    新聞を模したようなデザインの当日パンフも雰囲気あって良かったし、
    色みはないのに妙に圧迫感のある舞台美術や
    役者の演技力を魅せる演じ分けや、
    出ずっぱりの演出も見ごたえありました。

    片時も目を離せない作品でした。



    以下はツイート転載で失礼します。

    ネタバレBOX


    題材は、知らない人についてっちゃアカン的なアレと、
    色々マイノリティな人のアレなんだけど
    別にそんな「キモッ!」とかいう気持ちにはならなかった。
    でも「かわいそう」とも思わなかったけど。
    身につまされる部分のほうが多かった、というか。
    小道具の使い方とか、役者のじわる変わり方とか…ゾクゾク

    劇場出たら日常の風景、っていうこの立地がさらにクる話だなーと思った。
    そんで、役者の表情とかが最後列でも視認できる
    あの距離感もいいんだと思う。
    東中野駅から会場のRAFTまで12分くらいか? 
    歩く価値あった。
    駅までのすれ違う人たちも、作品の一部みたいだった。

    当日パンフに台本が載ってるの、
    セリフ云々のパワーもあるけど
    役者さんの演技でものいわせる系だからこその、
    自信あっての行為なんだろうな…(まだ読んでない) 
    安藤氏の視線と藤本さんの小道具の使い方と立ち姿、
    横手さんの数種類の不気味さと
    三澤さんの引きずり込み方と圧がスゴかった。

    昼の(別作品)も、夜の日本のラジオも
    床に靴底が当たる音すらたてるの憚られる緊張感ある景色で…
    (別作品)は2回目だったから
    どこでゆるみポイントがあるか把握できてたから良かったけど、
    日本のラジオは次はどうなる、この止まった空気を誰が動かすのか…って
    とてもヒリヒリした。


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    2016/10/09 03:53

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