最新の観てきた!クチコミ一覧

64681-64700件 / 191507件中
x2+(y-3√x2)2=1~アイノホウテイシキ~

x2+(y-3√x2)2=1~アイノホウテイシキ~

空想実現集団TOY'sBOX

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2017/03/16 (木) ~ 2017/03/20 (月)公演終了

満足度★★★★

文句なしに楽しめる作品でした。特にストライキの場面は場内バカ受けで私も普段になく声をだして大笑いしました。私は初めての劇団でしたので知らなかったのですが今回はお見送りの代わりにハイライトシーンの写真撮影会がありまして余韻を楽しめました。キャストの皆さん、声が素敵でした。

SPIRAL Cage

SPIRAL Cage

teamキーチェーン

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2014/09/18 (木) ~ 2014/09/21 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2014/09/19 (金)

19日の晩、とんでもない芝居、観せてもらいました。

ネタバレBOX

池袋の、とあるホテルの5階に、ネットで噂の不可思議な部屋がある…テレビ番組の企画に行き詰まった製作会社のスタッフ達は、フリーの女性ライター、そして、たまたま同じフロアに居合わせた女性編集者と合流して、問題の5階の一室で、ひと晩、過ごすことに…。
その日は何事も起こらなかったものの、ホテルの従業員達の様子が、どこかおかしい。ホテルの周辺を探ってみると、経営する建設会社から政治家に、多額の政治資金が流れていたという噂が!
ホテルが建つ前、その敷地から大量の「何かの」骨が見つかったらしい!
実はこのホテル、政府の委託を受けた建設会社が、クローン人間の社会適合を図るために運営している極秘施設。そして、ホテルの従業員はことごとく、訓練中のクローンだったのだ。
秘密を探ろうと、再びホテルに潜入した製作会社のメンバーからの連絡が途絶えた!
残された面々は、ドス黒い影に怯えつつも、意を決してホテルへと向かうのだったが…

おはなしの中では、上記の人々の他にもクローン人間の生態を研究する科学者のチームが出て来るんですが、クローンを管理する側なのに、実はクローンの「人間」がいたり、さらには、謎を暴(あば)く主人公達の中にまで…。
登場人物の誰が人間で・誰がクローンなのか、最後まで判らない!
ひと時も目を離せない話の展開です。これだけでも払った木戸銭の元は取れました。

それから、舞台美術。芝居の冒頭、舞台上に、ねじった綱のようにも見える白い柱状のものが数本。タイトルの『SPIRAL Cage』とは、らせんの檻(おり)…ああ、これって、登場人物達を囲う檻の「鉄格子」なんだなぁと連想が働きました。ですが、ストーリーがクローン人間の存在に及ぶにつれて、これって、ヒトの遺伝子を司るDNAの「double helix structure(二重らせん構造)」をもイメージしてるんじゃないの?と思えてきました。
他にも、振付とか・劇伴とか・照明とか、喋りたいこと、いっぱいあるんですけど
何はさておき『SPIRAL Cage』、今年イチバンの演劇経験でした、とさ♪
「谷のかげ」「満月」

「谷のかげ」「満月」

劇団俳小

d-倉庫(東京都)

2017/03/15 (水) ~ 2017/03/19 (日)公演終了

満足度★★★★

短編2作品。いずれも面白くはあるんだけど,ちょっと響いてこないなぁ。お国柄や時代背景を含めて,これは作品自体の問題でしょうね。演技としてはさすがです。舞台装置とかも,いずれも1幕物の芝居ですがしっかりしていて,劇団の力を感じました。

遠くから見ていたのに見えない。

遠くから見ていたのに見えない。

モモンガ・コンプレックス

BankART studio NYK 3C gallery(神奈川県)

2017/03/18 (土) ~ 2017/03/19 (日)公演終了

満足度★★★★

 コンクリート打ちっぱなしの大きな空間を斜めに横切るようにピンク色のシートが敷かれています。会場入り口からまっすぐ伸びているので、映画祭などでスターが歩くレッド・カーペットのような感じです。客席はその周囲に壁に沿うようにしつらえられており、約5~7席の列が2段あるひな壇が計4~5か所に点在。3歳未満の赤ちゃん同伴の「未来席」もあり、私が観た15時開演の回は親子連れで賑わっていました。ソファもあっていいムード。

 キャスター付きの可動式パネルが4枚あり、それぞれに1t、2t、3t、4tという大きな黒文字が描かれています。「t」を「トン」と読むと、とても重たそう。空間中央には壁と同様にコンクリートがむき出しになった円柱状の柱が数本立っていて、観客にとっては美的な装置でもあり、視界を遮る障害物でもあります。

 衣裳のデザインはカジュアルで幾何学的なカットが未来風。灰色のだだっぴろい空間にパステル調のカラフルな色彩の衣装と、ピンクのカーペットが映えます。ダンサーは積極的におどけて道化を演じ、全体的に明るくてハッピーな時間でした。私は感動して泣いちゃったりも。

 北川結さんのダンスが素晴らしかったです。頭のてっぺんから足のつま先まで意識が行き届いていて、目を奪われました。たとえ隙だらけの立ち姿でも、一本筋の通った何かが感じられ、凛として見えるのです。ダンサーという生き物はなんて美しいのだろうと、目の前で披露されたソロダンスを見つめながら涙しました。

 窓がある空間でしたので、昼と夜とでは全然印象が違うだろうと思います。

ネタバレBOX

 上演中に説明する言葉(セリフ)があったわけではないので、私個人の解釈です。

 劇場入り口から生まれ出た人々は上半身がほぼ裸で、灰色の空間に放り込まれ、戸惑っている様子。徐々に手に持っていた衣装を着て、散らかったものを片づけて、周囲の様子をうかがいながら、それぞれに動き、踊り始めます。

 可動式パネルは1枚(3×6尺)の縦型の板を3枚、横につなげた大きさでしょうか。計4枚のあり、ダンサーが両手で取っ手を持ったり、キャスター部分の底板を持ったりして、移動させます。板と板は垂木で繋ぎ合わせられ、パネルによっては両端に板があり、真ん中は板がないものもあります。

 柱と同様、パネルでも敢えて観客の視界を遮って、世界、世の中を作り上げました。少しずつ成長していく人類が、それぞれに突き当たる試練のようでした。また、人それぞれに見えるもの、見たいものは異なります。観客もそれを体験できました。

 夕田智恵さんの声掛けで、観客全員が一緒に足踏みをする時間がありました。ヘビーメタルの歌手に扮装したダンサーが乗ったパネルを山車のように移動させて、各客席を回ります。ロックの音楽に合わせて、派手な照明とともにノリノリで楽しみました。結構長い時間だったので、自分の体力の低下をまたもや思い知らされました…。

 私は入り口から向かって下手側、空間の中央あたりの前列に座りました。私の席の上手側が入り口になります。ある時、ピンクのカーペットの中央を横切るように4枚のパネルが並べられ、上手側が見えなくなりました。パネルのすき間から様子をうかがうと、白神ももこさんに向かって観客が手に収まる大きさのカラフルなボールを投げているよう。子供たちも一緒に大いに盛り上がっています。

 対して下手側は、2~3本の垂木をつなげた物体をいくつも出してきて、寝そべる臼井梨恵さんの上に重ねていました。その作業をするのは内海正考さんと北川結さん。シンクロする動きで夫婦のようにも見えました。臼井さんは白い紐をみつあみ(?)している様子。動と静、解放と抑圧、娯楽と芸術が対比され、やがて上手は資本主義社会、下手が某共産主義国家にも見えてきました。パネルは国境にもなり、分断された世界を観察できました。

 その後、真ん中の4枚のパネルを一気に上手側(入り口側)へと移動させる場面で、大きな波の音が流れたのです。1~4tもの物体を押し流すのは津波。下手側に折り重なるのは瓦礫。その下には人が横たわっています。東日本大震災発生時の記憶が蘇りました。しばらくして「夢で逢いましょう」をBGMに北川結さんが空間全体を使って踊り出し、私は涙腺決壊。死んだ人に会いたいという願いは、叶うことのない、最も切実な願いです。夢ならそれが叶うかもしれない。そして人生という一瞬の夢を今、共有できているのだと感動しました。

 北川さんが踊りながら両目を手で覆い始め、他のダンサーがそれを補佐します。徐々に両眼をふさいで踊るダンサーが増えていき、補佐は内海さんのみとなります。動きを止め、立った女性ダンサーたちが力なく、よろよろと倒れ始めました。おそらく人間の老化を表しているのでしょう。

 内海さんは下手側の垂木をいくつも持ってきて、一人ひとりを立たせてから、垂木を杖として渡します。それでも3人の女性ダンサーは杖と一緒に倒れ、内海さんは倒れる度に立たせて杖を渡すのですが、きりがありません。やがて女性ダンサーたちは徐々にその場から逃れていき、内海さんは倒れた垂木を立てることだけに没頭し始めました。何かに熱中しているうちに目的が失われ、行為が形骸化していく様がよく表れていました。

 5人のダンサーがアイコンタクトを取り、全員で意識を合わせながら、それぞれに踊り始めました。やがて全員一緒の振付の群舞も始まります。クライマックスに向かって盛り上がっていきました。BGMはおそらくマーヴィン・ゲイの「セクシャル・ヒーリング」の変奏(間違ってたらすみません)。

 同じ振付でも誰かの動きを少しずらしたり、おどけた動作が挿入されたり。完璧にはせずに、常にどこかが欠けています。不器用で、不細工だから可愛らしくて、愛おしいんだよな、人間ってこういうものだよなと、涙しながら見つめていました。そういえばパネルを潜り抜けようとして、背中に背負った箱が垂木に引っかかり、何度かやり直した白神さんがとても素敵でした。

 勢いを保ったままダンサーが入り口へと退場していき、終幕かと思いきや、内海さんが歌いながら登場。上半身裸の上に金色に光り輝くガウンを羽織っています。フレディ・マーキュリー? エルビス・プレスリー? 白神さんは何度もピルエット、臼井さんはフラフープで失敗連発、北川さんは「ピヨピヨー!」と叫びながら羽ばたく鳥の動きで走り回っていました。これは…輪廻転生でしょうか。生まれて、生きて、死んで、また生まれる命を想像しました。とてもハッピーな気持ち!

 白神さんがマイクで終演のアナウンスをして、観客は自由に退場します。ダンサーがダンスを終えた時に終幕。
ジプシー 〜千の輪の切り株の上の物語〜

ジプシー 〜千の輪の切り株の上の物語〜

ことのはbox

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2016/08/18 (木) ~ 2016/08/22 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2016/08/18 (木)

いろんな劇団さんで、幾たびもの上演を重ねてきた「歴戦のつわもの」的戯曲を取り上げて紹介してくれる、ことのはboxさん。演劇経験ド素人のオッサンにとっては、まさしく「演劇講座の先生」みたいな団体さんです。
その、ことのはboxさんの8月公演。雨が降っても駅から近いぞ♪の三鷹・武蔵野芸能劇場で観てきました(18日ソワレ)。

ネタバレBOX

全くの予備知識ゼロで拝見させて頂いたんですが、主人公の若夫婦、特に夫(演・大平隆行さん)のセリフの端々に、ちょっと「時代」が感じられ、後でパンフレットを拝見したら、初演1989年! 昭和と平成のはざかい年、自分が社会人ウン年目の頃のおはなしでした。
なっこともあってか? バブル景気の真っ只中、住宅ローンもバカ高なアノ当時、せっかく苦労して手に入れたマンションを正体不明の連中に占拠されたことへの夫の怒りが凄~~~く理解でき、おはなしのテーマ、頭では理解しつつも、そっちのけ! 舞台後半まで、夫と共に、ただただ激怒し続けていました(笑)。

ですが、そこは「普遍的テーマ」の「ハートフルストーリー」です。
ラストシーン。それまでの過剰な喜怒哀楽が消え、憑き物が取れたように爽やかな笑顔を浮かべる夫…同時代を生きた者の端くれだからこそ、作者が意図した、当時の世相に対するメッセージに、しみじみとさせられました。

話が長くなったので、最後に出演者について簡単に!
前公演ではヒロイン役だった、葭本未織(よしもとみおり)さん。ジプシー家族の少年役が大層愛らしく感じられました。
それから、夫ばっかり肩入れしてますが、妻役の矢嶋さん美(さんび)さん。明瞭な発声もですが、何よりも舞台上での立ち姿が美しく目に留まりました。以前にも、どこかで目にした感覚だなと、後でプロフィールを拝見したら…やっぱり俳優座の薫陶を受けた方! 流儀というか伝統は、連綿と受け継がれるもののようですね。
umami

umami

サスペンデッズ

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2017/03/18 (土) ~ 2017/03/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

メンバー3人の息のあった演技と今回はダンスも加わって、一層面白い展開であった。
早船さんの鋭い女性観察、女性を演じる役者達の演技にも注目の舞台。
うま味を発見した池田菊苗の厳しい人生と、池田に関わる人々をコミカルに描いてとても好感が持てた。

ものがたり降る夜

ものがたり降る夜

ことのはbox

上野ストアハウス(東京都)

2015/12/16 (水) ~ 2015/12/21 (月)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2015/12/16 (水)

ウディ・アレン、岸田國士(くにお)、近松門左衛門、そして、清水邦夫…と、ここんとこ、広く世間に知れ渡ったテキストの再演モノや新解釈モノの観劇が続いてて…そんでもって、昨夜(16日)観て来たのが、鴻上尚史(こうかみ・しょうじ)。
自分が学生の時分、顔見知りが劇団員だった関係で、生まれて初めて観た小劇場演劇が、鴻上氏主宰の第三舞台だったんですよ♪ そんな鴻上氏の作品『ものがたり降る夜』、ことのはboxさんの手による初日の舞台、上野で観て来ました。

ネタバレBOX

自らの意思で男に買われた、独身の若い女
若い男を買った、妻であり・娘の母親でもある、もう若くはない女
だが、満たされぬ思いを「性」で埋めたいと願った若い女も、信じていた夫の浮気を知り、「性」に復讐しようとした若くはない女も、心の空洞はかえって深まるばかり。そんな彼女たちが、同じ精神カウンセラーの勧めで、人里離れた山奥に住む、カウンセラーの師匠にあたる人物を訪ねることに…

ストレートに「性」をテーマにした芝居って、ありそうで…でも実はあまりなさそうで。本作品では、鴻上氏の、かなり大らかな「性」への考え方が、ユーモアを交えつつも、提示されています。
内容的には、オリジナルの公演で賛否両論巻き起こったのも、むべかるかな、といったもの。私個人の意見も、同氏の考え方、「性」へのアプローチには、あまり同意はしかねるかなぁ。

まっ、それはさておき、純粋にお芝居としてみてみると、キャストの大半が若手中心のせいか、真っ向から「性」に取り組んだ芝居にしては色気が足りない(笑)というか、サラっとし過ぎている気がしました。もちろん役者陣、とりわけ(テーマがテーマなだけに)若い女優さんたちが各々の役柄、かなり突き詰めたうえで演じられていたのを認識したうえでの、「印象」ですけど(汗)

ただ、かといって、ねっちり・情念たっぷりでやられては、かえってクドくなりそうで困りもの。このサラっと感の方が、ものがたりの伝承民話的・寓話的雰囲気には適していたかもしれません。

ヒロインの「若い女」水本なつみ役。
[Team 葉]の葭本未織(よしもとみおり)さん。
後日拝見した[Team 箱]の犬井のぞみさん。
或る意味、カラダを張った役柄故、チカラの入り過ぎた部分も見受けられましたが、お二方とも、この作品世界に生きる、等身大の若い女性像を熱演。素直に、良い女優さんだと思いました、とさ♪
家を出た

家を出た

ことのはbox

d-倉庫(東京都)

2015/10/21 (水) ~ 2015/10/26 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2015/10/21 (水)

9月に東池袋で観た劇団ゴールデンタイム!さんの『チェルシー』では、この世に恨みや悔いを残して亡くなった人たちが心やすらかに「最後の晩餐」を終え、天界に昇れるように導く「滞在型レストラン」が描かれていたんですが、昨夜(21日)拝見した、ことのはboxさんの『家を出た』では、レストランが学校の寄宿舎?それとも、様々な境遇の若い人たちが集まってくる「○○日間で免許をとろう!」の自動車教習所の合宿施設?みたいな「場所」に代わっていました(笑)

ネタバレBOX

とはいえ、作品のテイストは大いに異なります。
「場所」に集うのは、死者とはいえ、女子高生、大学のバスケ部員…と平均年齢!?の若いヒト中心。完全に脚本の意図、読み間違えているのを恐れずに(苦笑)、印象を述べると、色々あった学生生活やらの「それまでの生活環境」から「未知の世界」に羽ばたくまでのモラトリアムの時間を過ごす若い人たちの群像劇、のように感じられました。

実は「場所」の住人たちはそれぞれ悲惨なエピソードを背負っているのですが、作品全般のトーンは、その悲惨さをヘンに強調することなく、あくまで「日常」として、淡々と描かれています。このため、素人目にも、個々の役柄を理解し・演じるのが難しい!と思われる芝居でしたが、「場所」の管理人役の新田えみさん、不思議少女!?役の廣瀬響乃さん、バスケ部・マネージャー役の野村香奈さん…と、みなさん、好演!
おかげで、ちょっと甘酸っぱかったですけど(笑)、観終わった後も、しばらくの間、余韻に浸ることが出来ました。

【追記】
上記[Team 葉]の公演に味をしめて、後日、[Team 箱]も拝見。
こちらでのヒロイン役・麗さん。演技力・表現力では[Team 葉]でのヒロイン役・廣瀬響乃さんに及ばぬものの、この作品のヒロインとしての存在感、彼女のイメージの方がより近しいように感じられました。技術・キャリアだけでは語れない演劇の世界、ド素人も微かにですが知った思いがしました。
夏の夜の夢

夏の夜の夢

青年団リンク・RoMT

サンモールスタジオ(東京都)

2017/03/10 (金) ~ 2017/03/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/03/18 (土) 14:00

舞台上に客席があるかのような空間の使い方と観客に語りかけるような演技で引き込まれる。長めの上演もあっという間に過ぎた。これもまた、夢の中だったか。

私はだれでしょう

私はだれでしょう

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2017/03/05 (日) ~ 2017/03/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

私の中でTVドラマ「もう誰も愛さない」のイメージが強い吉田栄作ですが、こんな感じになりましたか。
作品はとてもよかったです。最近のじいさんばあさんは戦争にいったことがないだけでなく戦時の体験がない人が多くなってしまい、ここに出てきたような話も聞けなくなってしまうのですね。

身毒丸

身毒丸

演劇実験室◎万有引力

世田谷パブリックシアター(東京都)

2017/03/16 (木) ~ 2017/03/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

寺山修司作、37年ぶりの再演という。演出のJ.A.シーザー曰く「最後の公演だろう」とは今回僅か5ステージなのに淋しい限り。そんな事とは露知らず、以前映像で見た蜷川版「身毒丸」から(目にした蜷川舞台(5本程度だが)の中でも印象深かった)作品世界に惹かれて、また寺山・天井桟敷直系の万有引力の舞台装置も拝みたく、三階立見席を購入。蜷川演出版に及ぶや否や・・などという危ぶみなど吹飛び、不見識を恥じる暇すらなく魅入った。

副題は「説教節の主題による見世物オペラ」。音楽(生演奏)の存在は毎度大きいながら、今回は桁違いだ。世田谷パブリックの高さを今回も(「奴婢君」同様)使った壮観な舞台装置を峻険な山とすると、中腹に一列並ぶボイス(バリトン・ソプラノ)7人、傾斜の残るその下の下手にドラム、その下は広く、上手が鍵盤エリア、下手が打楽器(シーザー)とベースが陣取り、さらに舞台面にせり出した裾野には上手に二十五弦筝、下手に琵琶・謡。どのパートの音もクリアで存在感がある。
そして楽曲が提示するリズム上に、主に平場で展開する「しんとく・継母」の物語に直接関わらない有象無象が「譜面」に従うように移動したり仕事をする。ステージ最も手前の左右に立つ赤いべべの操り人形にいたっては開始から終演まで、人形の動きをやり続けている。黒子要員の男たちを筆頭にコロス的な存在総勢が全て機械仕掛けにも見え、迫力ある楽曲ともども、怪しい世界観を確信的に顕現させた恐るべき見世物であった。
一昨年のパルコによる『レミング』(松本雄吉演出)には圧倒されたが、天井桟敷はどうやったのか・・その問いに間接的に答えたかのような(私の類推に過ぎないが)圧巻の2時間。
少年から青年となるしんとくの継母(撫子)への眼差しを叙述した幻想譚ではなく、撫子の側を一人称として描く部分もあり、整然とした解釈を拒んでいる。代わりに得体の知れない「力」「熱」様のものが、ビリビリと流れている。

ぼくらが非情の大河をくだる時—新宿薔薇戦争—

ぼくらが非情の大河をくだる時—新宿薔薇戦争—

中屋敷リーディングドラマ

本多劇場(東京都)

2017/03/16 (木) ~ 2017/03/20 (月)公演終了

満足度★★★

上演時間一時間で4000円だと、どうなのかな 4人の役者さんのファンの方ならいいかもしれませんが、同じ金額で面白い劇は沢山あるだけに初めてみる方には難しいかもしれません。

うつろな重力

うつろな重力

シアターノーチラス

RAFT(東京都)

2017/03/15 (水) ~ 2017/03/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

人の不幸をビビるくらいの至近距離で存分に堪能しました。
小さな劇場なので限られた人数しか体感する事ができない贅沢な空間。
後味が決して良いわけではないが、それを遥かに凌ぐ舞台の面白さに満足感が漲ります。
まとわりつく不遇を振り払う事すら疲れ切った様子の姉。
幸福オーラバリバリで姉を見下した感じが意地悪気な妹。
憎悪と絆と虚栄が複雑にブレンドされた感情関係が絶妙でした。
姉妹を取り巻く人物もそれぞれにスパイシーで、静かにそして確実に壊れていく姉の姿に説得力を持たせます。
気をつけないと誰もが陥ってしまうかもしれない悪意の罠。
「人間関係ホラー」という新たなジャンルを発見した気分です。

ネタバレBOX

妹が最後に吐き出した本音に「幸せ」と「不幸せ」の境界線が実にあやふやになり、考えさせる部分が残りました。
「母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ~キャンピングカーで巡る真冬の東北二十都市挨拶周りツアー♨いいか、お前ら事故るなよ、ぜったい事故るなよ!!編~」

「母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ~キャンピングカーで巡る真冬の東北二十都市挨拶周りツアー♨いいか、お前ら事故るなよ、ぜったい事故るなよ!!編~」

MICHInoX(旧・劇団 短距離男道ミサイル)

青森演劇鑑賞協会 会議室(青森県)

2017/03/18 (土) ~ 2017/03/18 (土)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/03/18 (土) 19:00

価格1,500円

小説の世界観を、役者自身に投影した挑戦は、観るものの自己を省みざるを得ない。良い演劇体験をさせていただきました。

桃野探偵事務所の事件簿

桃野探偵事務所の事件簿

劇団P・T企画

SPACE9(大阪府)

2017/03/16 (木) ~ 2017/03/20 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/03/18 (土)

ミステリー大好きなんで、めちゃめちゃ楽しかったです♪あべのハルカス内を調査しに動き回るのは貴重な経験になりました★残念ながら推理はハズレてしまいましたが、推理する時間でさえワクワクしました♪

x2+(y-3√x2)2=1~アイノホウテイシキ~

x2+(y-3√x2)2=1~アイノホウテイシキ~

空想実現集団TOY'sBOX

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2017/03/16 (木) ~ 2017/03/20 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/03/17 (金)

y軸チームを観劇しました。楽しく心温まり、そして切なくて堪らなくなりました。役者さん達の熱演と表情の豊かさで、笑わせられたり泣かされたり・・。冒頭のダンスも、とてもカッコ良くて見応えありました。シンプルで温かい素敵な舞台でした。

エッグ・スタンド

エッグ・スタンド

Studio Life(劇団スタジオライフ)

シアターサンモール(東京都)

2017/03/01 (水) ~ 2017/03/20 (月)公演終了

満足度★★★★

Noirチーム観劇

出来が良かった~(^-^)

でも観客の9割以上が女性っすね♪

サービス良くアフタートーク(30分弱)も楽しめた
95分の作品

ネタバレBOX

ネコ脱出のハヤブサ氏が
なかなか印象強い”黒い目の男”を演じられていて
ギャップに萌えそうでした(^-^;)
x2+(y-3√x2)2=1~アイノホウテイシキ~

x2+(y-3√x2)2=1~アイノホウテイシキ~

空想実現集団TOY'sBOX

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2017/03/16 (木) ~ 2017/03/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

観てきました!
気がついたらダンスで泣いてました。

切ない…とても切ないラブストーリー。
伝えれるときに伝えなきゃなと。
色々考えさせられました。

新しくハイタッチ見送りが始まり、団長さんは元気をもらうのでお客様は疲れて帰って頂いてと冗談言ってましたが、私は確かに元気をもらいました!

いつみても、後味が非常にいい劇団さんです!

うつろな重力

うつろな重力

シアターノーチラス

RAFT(東京都)

2017/03/15 (水) ~ 2017/03/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

「うつろな重力」観てきました。誰にでも起こりうる不幸や心の葛藤を上手く会話劇で表していて、とても面白かったです。観客と役者さんの距離が近く、まるで劇の中にいるような感覚になり楽しめました。

怒りの旅団-アングリー・ブリゲード-

怒りの旅団-アングリー・ブリゲード-

ワンツーワークス

赤坂RED/THEATER(東京都)

2017/03/16 (木) ~ 2017/03/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

 怒りの旅団とは1968年頃から71年迄イギリスで活動したアナーキストグループの名であり、今作はこの実話をベースに書き上げられた戯曲である。原題は、The Angry Brigade。今作で極めて面白い特徴は、犯人グループも、犯人を逮捕しようとするロンドン警視庁の特捜チームもほぼ同年輩の若者同士だということである。犯行グループは、資本主義に毒され、毒されていることすら分からなくなってしまった人々の現在までのパラダイムをシフトしようとしている。その為には、破壊も辞さない。(追記2017.3.23:0:51)現代の若者たちの為に当時の時代背景を書いておいた。

ネタバレBOX

 ところで、1968年から始まった世界的な若者の反乱の背景にあったもの・こととは何であったか? トンキン湾事件を口実にドミノ理論に則ったアメリカが資本主義国の「正義」を振りかざし何ら道義的理由なしにベトナムでジェノサイドを展開していたことが大きい。先日ベトナムを訪れた天皇・皇后が面会したドク氏は米軍による枯葉剤の影響でシャム双生児(ベトちゃん、ドクちゃん)として誕生、日本で治療を受けたという経緯がある。
 また、ベトナムの人々を300万人以上虐殺した米側の兵も当然のことながら5万数千の死者を出し、米兵死体の縫合、整形などは日本国内でもたくさん行われていた。文明の発達と武器輸出など軍産複合体の都合による多額の儲けによって潤うアメリカ人の暮らしの中に、死が音もなく忍び込んでアーリントン墓地の墓標がどんどん増えて来、メディアがその事実を喧伝し始めるとアメリカ国内でも反戦のうねりが盛り上がった。
1968年にはフランスの5月革命があり、ドイツ赤軍、今作に登場する怒りの旅団がイギリスで、日本でも各セクト、ノンセクトラディカル、べ兵連などのムーブメントが世界を揺るがした。中国では文革の時代でもあり、毛沢東語録は日本国内でも入手することができた。文革では紅衛兵や四人組が有名であるが紅小兵の存在も忘れてはなるまい。
日本では大学の自治を根拠に大学で学生が講師を招いて自主講座を開いたり、フランスではジャック・デリダらが哲学を推進するグループを結成、各国からの留学生、フランス国内の様々な階層の人々にも門戸を開いて新たな思想の息吹を伝えていった。
 無論コミュニズムとアナーキズムのイデオロギー論争、左翼対右翼の論争も至る所で為された。
左翼・右翼などの政治行動には走らなかった者達の多くはヒッピーとして時代に仇花を咲かせ、サイケデリックと呼ばれたサブカルを作り出し、演劇界でもアングラ演劇が流行り、ダンスには土方巽という天才が出て暗黒舞踏を創始した。こんな時代であった。

このページのQRコードです。

拡大