最新の観てきた!クチコミ一覧

6341-6360件 / 183070件中
純情❤︎HAPPY ENCOUNT!

純情❤︎HAPPY ENCOUNT!

虹色りきゅーる

道頓堀ZAZA HOUSE(大阪府)

2023/08/26 (土) ~ 2023/08/26 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

黄色団&虹色りきゅーるさんの回を観劇。

黄色団:パープル・タウン
黄色団さんの1人芝居はお初でした!
不幸は不平等、でも…
個人的には多人数で重苦しく圧のある黄色団さんの公演の法が好みでした。

虹色りきゅーる:純情❤HAPPY ENCOUNT!
若者の世界、でも傷つき方は同じ!
思い、悩む、若い方々の感受性、これからの成長が楽しみです。

板尾創路さん、三船美佳 さんのTeach In、両作の輪郭がより鮮明になり、とても参考になった。良かった。

ガイアの夢

ガイアの夢

お子様らんち0

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2023/08/26 (土) ~ 2023/08/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初回観劇。
10年振りの本公演との事で、この劇団さんは初めて拝見しました。
介護ロボや睡眠制御など興味深いお話。
ご年配の演者さんが多く、少しゆるい感じもありましたが、ラストはグッと心を持っていかれた!
母の愛の深さ、酸いも甘いも人生は素晴らしい!
最後、少し涙ぐんだ😢

煙突もりの隠れ竜

煙突もりの隠れ竜

壱劇屋

ABCホール (大阪府)

2023/08/18 (金) ~ 2023/08/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

楽日観劇。
お久しぶりに東京支部の皆さんを拝見。
竹村さんの台詞ありの公演、ワードレスもたまには良いが、お久の東京支部さんはやはり台詞ありで観たかったのでよかった!
バラレルワールドならぬ、階段上の世界観、面白い!
カテコ込みで3時間弱、感動した!

星をかすめる風

星をかすめる風

秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2023/09/08 (金) ~ 2023/09/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/09/13 (水) 14:00

座席1階

「温泉ドラゴン」のシライケイタの脚本・演出とのことで、期待を持って劇場へ。3年前に上演された作品の再演だが、当時はコロナ禍の厳しい時で、ほぼ満席のサザンシアターということで実質上の初演という感じであった。

想像だが、原作に忠実に練り上げられた戯曲だと思う。朝鮮半島の著名な詩人、尹東柱(ユン・ドンジュ)の物語だ。舞台は福岡刑務所。戦時中、治安維持法違反で収監された尹らが、暴力的な看守を殺害した容疑をかけられ、後任の若い看守が調べに入るというのが舞台の出だしである。
舞台を見る前は尹の物語かと思っていたが、これは収監された朝鮮半島出身の囚人たちも含めた群像劇だ。さらに言えば、刑務所の職員や医療関係者も含めた物語であり、塀の外と内のたこ揚げの場面など、日本の庶民と囚人たちの心の交流という素材も織り込まれている。尹の詩は暗幕に映され、その繊細な詩が彼らの思いを鮮烈に訴えかけている。脚本・演出の力であろう。
二幕ものだが、休憩も含めて2時間20分ほど。あえて二幕としたのは、客席に高齢者が多いから? テンポのいい会話劇が続くだけに、一気にラストシーンまで走ってもよかったかもしれない。
日本に留学をしていた尹は、これだけの理不尽な扱いを受けても相手への礼節を失わない。対する日本の看守は暴力的に描かれるが、殺人事件の犯人捜しを命じられた後任の看守は、あの暗い時代の中で真実を追求する姿勢を持っている。現実はもっと激烈な憎悪があふれる人間関係だったかもしれないが、そこは劇作家へのリスペクトなのだろう。リンチや虐殺もあったであろう刑務所内のストーリーだが安心して劇作に没頭できる。
人間と人間が信じ合うことの大切さを通じて反戦という教訓が描かれ、青年劇場らしい仕上がり。でも別に、説教臭いわけではない。むしろ尹という詩人を取り巻く群像に、何だか希望のようなものを感じて劇場を後にすることができる。

俺たちはどう生きるか!

俺たちはどう生きるか!

株式会社L4

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2023/09/06 (水) ~ 2023/09/12 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

ロマンスチーム観劇。現実で問題になったあれこれをオムニバスに、そしてしっかり繋いだストーリーは楽しいものでした。出演者の熱気のある元気な舞台でもありました。
気になったのは、冒頭のセリフが、独り言のはずなのに、あまりにも説明的なこと。各ストーリーの中にグサッと突き刺さる棘やウっと来る毒気がセリフひとつでもあったら、"ああ、そういうのあるよね"だけでなく、印象の強いものになったのではないかということ。アクションが大振りでキレがもう一つ、というか、元気が良すぎるせいか、若い男子の動きに無駄が多いように感じました。途中歌のシーンも、がっつりしっかりのダンスシーンなら、舞台映え、全体バランスの締めにもなったかなと感じます。逆にアンド―ちゃんの動きの切れ良し!アニメチックな"ゴシュジン"のヴォイス良し!母さんのリアルな演技も良かったですねえ!悪魔さんの不気味可愛さもGoodでした。

俺たちはどう生きるか!

俺たちはどう生きるか!

株式会社L4

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2023/09/06 (水) ~ 2023/09/12 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ロマンスチームを観劇しました。面白かったです。
4つの短編それぞれ、笑いの中に、気付かされる事がありました。
役者さん達の、観客を楽しませようとする全力の熱演は、感動すら覚えました。
博士を演じた、西中葵さんは、演技は勿論、歌もカッコ良かったです。
笑って、考えて、楽しい時間を過ごせました。

『神友会presents × 嶌ノ市』

『神友会presents × 嶌ノ市』

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2023/09/12 (火) ~ 2023/09/12 (火)公演終了

満足度★★★

うーん😔テンポがとても良かったけど、内容が…非現実的で入っていけない 次回に期待

『神友会presents × 嶌ノ市』

『神友会presents × 嶌ノ市』

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2023/09/12 (火) ~ 2023/09/12 (火)公演終了

満足度★★★

うーん😔 ミステリーかと思いきやLGBTにわざわざ持ち込んで…
大人数だったけど、迫力に欠け内容も…次回に期待

『幸せな時間』『心のかけら』『君へ』

『幸せな時間』『心のかけら』『君へ』

T1project

小劇場B1(東京都)

2023/09/07 (木) ~ 2023/09/18 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 「心のかけら」を拝見。SF小説「模造記憶」の持つ、怖さを思い起こしながら拝見。追記後送
 今回、上演されているMEMORY三部作は再再演、再演が各1作、今作のみが新作で友澤氏80作目の舞台脚本である。他の2作と異なり新作「心のかけら」は、今までに書いたことがない物語を書きたいとインターネットとヴァーチャルリアリティーの中間辺りを仮想領域とするメタバースを梃に、我ら現代人の不確かな記憶・愛が描かれる。(追記2023.9.16)

ネタバレBOX

 
 物語が展開するのは、廃園となった遊園地職員の休憩所だった建物。カルト宗教団体としてマークされている教団メンバーは、この建物内で困窮した人々に食料配布等をしながら共同生活をしているという。そんなメンバーの過去を取材したいとTV番組のクルーと名乗る若者が撮影機材を持って取材を強行している。偶々、この日は食料配布日、正午から配布を開始するというのでメンバーも三々五々集まってきた。
 奇妙にも窓外からは、砲弾の炸裂するような音や、機銃掃射のような音もする。取材クルーも「多摩川の橋が落とされた」などと不穏なことを語っている。
 こうして物語は幕を開けるが、読者は異様な感じを私の書いた文章から感じないだろうか? この宗教団体がカルト教団としてマークされながら慈善事業を公然と行っているという点、通行人に対してなら兎も角取材アポも取らずに教団の用いている建物内に居る人物に突撃取材を試みるなど、マスメディアに少しは通じている人間なら、最初から在り得ないと否定して掛かる所だ。住居不法侵入で訴えられれば如何にマークされているカルト宗教者の居る場所とはいえキチンとした法的手段が行使され得る。そんなリスクを冒すハズが無いからであり、そもそも取材者自身この後の展開でアイデンティファイすることを避けているのであるから、これはもう取材拒否の権利行使という形で撃退できるのは明白である。また、窓外では戦争が始まっているとしか考えられない音がし、真偽の程は兎も角、多摩川の橋が落とされたと言っている取材者を名乗る者に対し誰一人反論しない等々である。然し、これらの不自然こそ作家により仕掛けられた状況説明なのであり、観客はこの序の序部分で物語が尋常の世界を描いていないことに気付く。この時点で気付けなければ更に先に進み、クライマックスを迎える辺り迄分からないかも知れない。
 今作の肝は少し覚めた観方で世の中を観ている者にとって、現実に我らが暮らす世の中は、既にして完全なディストピアに他ならないという点である。何も日本に留まらない。先進国も途上国もその中間に居るとされる他のすべての国々も気候変動による災害の甚大化、汚染や他の環境破壊による生態系そのものの崩壊、人間の欲望のみに照準を合わせた経済の限界、人間の能力に対する過信と傲慢が生み出し現に機能している政治や政策。実証され続ける事実を葬り去ろうと努力し続けている愚かな勢力の拡大等々、枚挙に暇はない。以上掲げられた総ての事情に最も大きな影響力を行使しているのが所謂成功者、即ち人間の中で最も「強い」、力を持った支配層と追従者集団である。残る大多数、負け組と軽視される人々こそマジョリティーであり、今作に登場するカルト教団の信者たちに象徴される者たちである。結論から言えば弱者たちは救いを求めるにあたって強者の一部であるカルト教団教祖や幹部から「望んで」搾取される人間になっているという悲喜劇の実態である。即ちマジョリティーを構成する総ての人々が主人公なのだ。それは、我々自身だ。この実情が、極めて強い没入感を持つメタバース世界を利用して描かれている訳だ。従って不自然な行動や言い訳を用いていた取材者はアバターであり、その実態は、家族にも理由が分からぬながら変わってしまい行方を晦ました母を探す娘だったりするのである。『模造記憶』によるマインドコントロール等が、このカルトに居続けることになった個々人に大きく作用したことは否むべくもないが、問題は入団を望む深層心理が個々に入団した人に働いていたであろうことだ。つまり何らかの不如意や個々にしか分からないトラウマ等に対する事実認識に向き合う深い覚醒が個々人の中で具現化しない限りいつまで経とうが本質的に覚醒することはできず、解決とはならないことである。今作では幸い、個々人の殆どがこのことに気付き覚醒してゆくが。
 観た者総てに関して拭えぬ感覚はメタバースという状態がイマイチハッキリしないことではないか? それも当然、現時点では例えIT専門家と言われる人々の間でも統一見解は無いようだし、そもそも、目指している実態がどのような具体像を結ぶのか? についての統一見解も無い模様である。当然の事ながらIT技術の進歩は当に生き馬の目を抜くという表現が疾うの昔にロトイと感じられる御時世である。混乱は百も承知ということであろうが、作家は、現実と殆ど見分けのつかないレベル迄進化したヴァーチャル世界が現実世界と殆ど一体化している世界をイメージしているようである。この点さえ弁えていれば、余り頭を悩ませる必要はなさそうだ。素直に物語の展開に身を委ね楽しんでもらいたい。
 その上で問題は、別の処に或る。即ち通常我々がアイデンティファイするのは、己の思考・傾向が自身内部で矛盾せず、統一イマージュを結ぶと同時に、その者の属する集団社会の論理・倫理等の諸規定。諸規制と己を律する内的論理・規制が矛盾しないことで成立しているのだが、これに似て全く非なるモノが合体してしまった時、ヒトは果たして今までのような形でアイデンティファイし得るのか? ということであり、し得ないということであれば今後どのように自己の統一感覚を得ることができるのか? という問いを如何様に解決するか? という大問題である。今作の訴える真の怖さを多くの人々が体験するのは、実際にメタバースが世界を席巻した後のことになるのであろう。


俺たちはどう生きるか!

俺たちはどう生きるか!

株式会社L4

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2023/09/06 (水) ~ 2023/09/12 (火)公演終了

実演鑑賞

最終話の「これから~」は良かった。面白かったあ。
この一作をもっと掘り下げて膨らましたものを見たいと思いました。

チョークで描く夢

チョークで描く夢

TRASHMASTERS

駅前劇場(東京都)

2023/09/07 (木) ~ 2023/09/18 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/09/11 (月) 19:00

開幕直前のタイミングで「時代背景に基づく不適切な表現…センシティブな表現や大きな声・音が出るシーン…観劇中にご気分が悪くなられたお客様は…キャンセル・払い戻しも承らせて…」といった内容のメールがチケット購入先から届き、恐る恐る見に行きましたが、気分が悪くなるどころか、心がいっぱいに、目頭が熱くなる作品でした。

24時間テレビで放送された『虹色のチョーク』が同じ会社を取り上げたドラマということで、良い予習になりました。第2部がこの劇団の真骨頂でしたかね。既に代替わりして、障害者雇用ではベテランの域になっていながらも、まだまだいろんな問題に直面し、新たな気づきや成長の多い波乱万丈の物語に、見ているこっちはハラハラドキドキ。怖い近未来予想が得意の劇団ですが、たまにはこういう心あたたまる系もいいですね。

煙突もりの隠れ竜

煙突もりの隠れ竜

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2023/08/31 (木) ~ 2023/09/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

大阪公演の口コミを読んで観てみたいと思い東京公演を当日券で観劇。
確かにすごく面白かった!観れてよかったと思えた作品でした。
絵本の中のような世界観が好き。
お話が進むにつれて、どんどん世界にのめり込んでいってしまった。
人間側・幻獣側と様々な性格のキャラクター達が入り乱れて観劇後、全てのキャラがたまらなく好きになった。
アクションもすごくてアクションモブの人達のダンス、殺陣と素晴らしかった。
ぜひまた観たいので再演してほしいと思える作品でした。

ガクヤ

ガクヤ

ナミプロ

劇場HOPE(東京都)

2023/09/12 (火) ~ 2023/09/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/09/12 (火) 17:00

team薔薇 を観劇。 60分が長く感じたわけではないが自分の好み的には30分でも良かった気はする。ただ基本経過が面白い芝居かなとも思うので長く感じなかったのだから60分はいい時間なのかもしれない。

ネタバレBOX

シミズアスナさんが優秀さが染み出しちゃってて不適当かもしれんと思った
名前を呼んで、もう一度

名前を呼んで、もう一度

ブルー・ビー

銀座タクト(東京都)

2023/09/12 (火) ~ 2023/09/13 (水)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

名前を呼んで、もう一度

名前を呼んで、もう一度

ブルー・ビー

銀座タクト(東京都)

2023/09/12 (火) ~ 2023/09/13 (水)公演終了

実演鑑賞

きゃんどる観劇。芝居そのものは星★★★★。スタッフへのダメ出しは観客が帰った後でやるべきでは。聞いていて嫌な気持ちになります。折角の芝居が台無しです。

名前を呼んで、もう一度

名前を呼んで、もう一度

ブルー・ビー

銀座タクト(東京都)

2023/09/12 (火) ~ 2023/09/13 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い、お薦め。
サスペンス ミステリィを思わせる説明で興味を惹くが、 自分には微妙な印象。と言うのもシチュエーションやエピソード(高齢者施設への入所、両親の離婚等)が最近観た演劇に似ており、新鮮味に欠けたからである。結末は異なるが、それだけ この問題の深刻さを表しているとも言えるのだが…。

アコーディオン(DANサン)の生演奏、劇中で歌う曲(うちにかえろう)に手話を交えるなど、多くの人に観てほしいとの気持が伝わる。また銀座TACTという雰囲気がある会場(ライブハウス)、天井のミラーボールが回転し煌びやかな光彩を放つ。観(魅)せることに 力 を入れた演出だ。
(上演時間1時間)【きゃんどる】 

ネタバレBOX

朗読劇。スタンドマイク 台本を持った役者。後景にはアニメーション動画のような映像を映す。

物語は、動物界におけるヒエラルキーを描いた問題作。同時に見守る人の苦悩を描いた心象劇とも言える。最近観たー劇団龍門第20回公演「桃太郎の大冒険」と同じ内容で、驚いた。
俺たちはどう生きるか!

俺たちはどう生きるか!

株式会社L4

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2023/09/06 (水) ~ 2023/09/12 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ストーリーが面白く、楽しめる舞台です!

『会議』『街角の事件』交互公演

『会議』『街角の事件』交互公演

Pカンパニー

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2023/09/06 (水) ~ 2023/09/12 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2023/09/12 (火) 13:00

座席1階

「会議」に続いて鑑賞。「会議」が別役作品の中でも上位に来ると書いたが、今作は「会議」を上回る切れ味だった。何げなく発せられている言葉が場の空気を一気に変えたり、登場人物の立ち位置を反転させたりする。このように緻密に組み立てられた戯曲を味わうことができるのは、ほかにはなかなかないと思う。

冒頭は「会議」と同じ裸電球付きの木製電柱とベンチ、そして踏み台。この踏み台に乗って、男が手旗信号をしているところからスタートする。おなじみのせりふ「ここで何をしているんですか」と声を掛ける、乳母車を押した女。ただ、母親らしくない黒い喪服のような出で立ちだ。なんだか嫌な予感がする(笑)
時間を追って、次々に新しい人物が登場する。看護師によって車いすを押されてくる男、「ただいま容疑者を護送しています」とアナウンスをしながら赤いロープに男をつないでくる男。この「容疑者を護送しています」という説明言葉が、後段とんでもない力をもって客席に迫る。言葉の仕掛けはこれだけでない。「会議」と同じように公衆の面前での殺人事件が起きるが、「私は引き金を引いただけ」「私はピストルを渡しだだけ」とか、言葉が重ねられることで、犯人は明白であるにもかかわらず、いったい誰が悪いのか分からなくなる。

どうなってるんだ!という混乱が頭に渦巻く。なぜかそれが爽快感?みたいになって満たされていく。これが別役中毒か。初めて別役作品に触れた人で、こんな中毒症状を呈してはまっていく人もいるに違いない。
シリーズ「べつやくづくし」を演じてきた俳優たちも、戯曲同様、切れ味が増してきている。緻密に組み立てられたせりふを力を抜いて自然に演じられると、戯曲の言葉のマジックが客席を直撃する力を持つようになってくるような感じだ。
1時間半の作品を見て、頭がしびれたまま帰途に就く。これはもう、完全な中毒だ。

ビートルジュース

ビートルジュース

松竹/フジテレビジョン

新橋演舞場(東京都)

2023/08/04 (金) ~ 2023/08/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

主演のジェシーさんはアドリブもあり笑いのエンターテイナーである。ぴったりな役であった。

いつぞやは【8月27日公演中止】

いつぞやは【8月27日公演中止】

シス・カンパニー

シアタートラム(東京都)

2023/08/26 (土) ~ 2023/10/01 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

元気に見せて過ごす方がいいのか?愚痴を言いながら話を聞いてもらうのがいいのか?ある人の最期を知った。

このページのQRコードです。

拡大