最新の観てきた!クチコミ一覧

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スーパーストライク

スーパーストライク

月刊「根本宗子」

ザ・スズナリ(東京都)

2017/10/12 (木) ~ 2017/10/25 (水)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/10/15 (日) 14:30

初めて 月刊「根本宗子」を観ました。ずっと興味はあったけど去年の本公演も観に行けず今年の本公演は必ず!と思って、スーパーストライク!フライヤーに書かれた紹介文読んだときは ほんとにそれこそ観たい!のスーパーストライクでした。
4人芝居観るのも初めて。ああいうセットの舞台を観るのも初めて。なにもかもが初めましてでした。
4人の登場人物全員が自分に重なったりするところもあって泣きそうになりました。感情が爆発してる舞台は観てる側の私の感情をも動かしてくれるからだいすき。2時間あっという間すぎて本当に本当に楽しくて切なくて面白い作品でした!!!
もう一回観たい!!!!

ネタバレBOX

私は完全に桃子ちゃんに共感したけど、4人が大集合して感情大爆発させたときは まりちゃんへの見方も変わったし 色々絡まった複雑に見える愛だけど、南くんのおかげでなぜか楽しくおかしく見えたりした。
南くん、観てるこちら側でさえも好きになりかけた笑笑「ティンダー」とか全然知らなかったけど記憶から離れない、、笑笑
場面場面で某ミュージカルの
パロディっぽくなったの本当に面白かった!楽しかった!!最高!

南くん嫌いになれないし、自分自身も人間関係って人より劣ってるからコミュノートとか作ってるの全然怖く思わなかったなあ、、

部屋のセットも一人一人のキャラクターが現れてるみたいで可愛かったなあ(^ν^)
三編の様々な結末

三編の様々な結末

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2017/10/16 (月) ~ 2017/10/17 (火)公演終了

満足度★★★★★

2時間で三編の朗読劇。「運命」や「神の配剤」といったテーマを、TSTらしい温かい物語に仕上げており、朗読の上手さも相まって、大変面白かった。役者の表情を見るのも楽しいし、ピアノの生演奏も絶妙だった。

三編の様々な結末

三編の様々な結末

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2017/10/16 (月) ~ 2017/10/17 (火)公演終了

満足度★★★★

3作品とも優しさと悲しさのあふれる朗読劇でした。3つの作品の中で「杉山さん」が一番心に残りました。良い時間を過ごすことができ満足した気持ちで雨の中家路に向かいました。

死神と9月のベランダ

死神と9月のベランダ

東京カンカンブラザーズ

ザ・ポケット(東京都)

2017/10/11 (水) ~ 2017/10/15 (日)公演終了

満足度★★★★

笑ったり泣いたり、切なくなったり・・・演者の方たちの芝居も圧巻でした。

ネタバレBOX

木田さんの芝居はゾクゾクしました。
夏の「解散」以来ファンの美村伊吹さんが違った雰囲気、でも素敵で益々好きになりました。
Re:quest!on

Re:quest!on

妖精大図鑑

シアターシャイン(東京都)

2017/10/12 (木) ~ 2017/10/15 (日)公演終了

満足度★★★★

少し長い船旅を経験したことがあるが、その期間、船内ではカードゲーム、ダンス、ミニシアターなど色々な催しがあったが、それを思い出すような宇宙(火星)旅行であった。
宇宙船の出発(兄と弟1)と到着(兄と弟4)を除くと、宇宙船内では20ステージ観られるというショートストーリーの綴り。ダンス、歌、コントが中心であるが、どれもエッジが利いており楽しめる。特にダンスパフォーマンス(被り物もあり)は新体操ならぬ”身体創”という造語が相応しいような、シーン毎に物語性を感じられる秀でたもの。
ちなみに、宇宙旅行は90分であり、上演時間そのものである。

ネタバレBOX

セットは、上手・下手側にほぼ対称に段差のあるスペース。横階段を上る正面壁に丸窓。舞台中央には四角いマンホール(縦孔-「安全第一」の標語あり)のようなもの。けっして広いスペースではないが、計算しつくしたムーヴメントで魅了する。ソロまたはアンサンブルという形は変わるが、全ての動きに意味があるように思わせるところが上手い。そしてダイナミックに繊細にという動きが色々な感情を表現しており、キャスト(ダンサー)達はシーンに応じた感性を知覚して踊っているかのようだ。

少し気になったのが、舞台効果としての照明が弱く印象に残らないこと。例えばミラーボールを抱えた演技などは小宇宙空間を思わせるようで素晴らしかったが、それ以外は…。
もう一つは、丸窓内での表情が見切れになっていたのではないかということ。自分はほぼ中央に座っていたから両丸窓内の演技(表情)が観えたが、当日は満席で増席していた。その隅席から対角位置の丸窓内は観えないのではないか。

当日パンフとともに「演目、キャスト名・役名」が書かれた一枚紙が配布されたが、そこには「このあてども無い宇宙を旅する冒険者達へ、ささやかながら手がかりをお送りします」とある。この気配りがあればなおさら窓内を観せてほしいような…。

次回公演を楽しみにしております。
aster

aster

創作集団Alea

劇場HOPE(東京都)

2017/10/12 (木) ~ 2017/10/15 (日)公演終了

満足度★★★

映画「桐島、部活やめるってよ」を連想するような公演。
本公演は、少しずつ家族の微妙な関係に波紋が広がっていくさまを描いているよう。その生活に潜む歪さ、不穏な空気感を炙り出そうとしているが…。
(上演時間1時間45分)

ネタバレBOX

舞台セットは、和室(縁側)、中央に丸卓袱台、奥に変形の衝立、下手側にレンガ壁と花壇。舞台上部は暗幕と放射状の白地で、何となく鯨幕を思わせる。全体的に歪み、不安定な感じである。先の放射状は当日パンフの中面イメージで、テーマ”絆”を表しているのだろうか。

まず登場人物は、家に居るのは本当の家族か、擬似家族・居候なのか、その関係性が不明確である。その奇妙さは、終盤に明らかになってくるが、それは登場しないダイスケの自殺に起因する。その原因も説明されるが、それまでの伏線も感じられず、設定の説明不足のようだ。また登場しない不在の人物造形不足が、話の面白さを引き出せていないのが残念だ。出来れば、登場人物一人ひとりとダイスケとの関わりを描き、周囲の人によって人物像を立ち上げる必要があったのではないか。
例えば、映画では桐島は最後まで登場しないが、観ている途中からどんな人物か気になってしょうがないという気持にさせる。本公演でも不在の人物をもっと気にさせるように持っていければ、違った印象の物語になったと思う。

気になったのは、千葉修・結衣夫妻の中年の息子・太郎の不自然さ、ダイスケ(この家に居たと思われる)とその弟(別に住んでいる)の関係の希薄なこと、4カ月前からの行方不明(失踪か?)に対する警察への相談事、自殺後の遺体処理、そしてダイスケと結衣の関係、その結果結衣の精神異常をきたしたという自責の念の描きが弱いこと。

物語(脚本)の説明は弱いように思うが、逆に演出効果は良かった。特に波紋・揺れるような流線形の照明、水が滴り落ちるような心細さ、不安にさせる音(ピアノの単音)の響き。照明・音響が全体の雰囲気をザワザワ落ち着かせず、不穏な空気感を助長しており実に巧みだ。
タイトル「Aster」は何気なく舞台の隅に…ラストのスポットライトが余韻を与える。

次回公演を楽しみにしております。
死神と9月のベランダ

死神と9月のベランダ

東京カンカンブラザーズ

ザ・ポケット(東京都)

2017/10/11 (水) ~ 2017/10/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

映画音楽「唐獅子牡丹」…♪義理と人情を秤にかけりゃ 義理が重たい男の世界♪と歌われていたが、本公演、自分では理屈と感情を秤にかけたら”感情”の揺さぶりの方が上回った。
演劇らしい現実離れした設定であるが、人が持っている優しさ、厭らしさが端的に伝わる公演である。タイトルから明らかなように死神は登場するが、「死神」と「死に神」という表記では印象が違ってくる。物語は人と死に神の関係の変化、地域という風景の移ろいが感じられるヒューマンドラマである。1997年から2017年という20年間に亘る時間軸の長い物語であるが、時代を区切り(演出の工夫)分かり易く観せている。
(上演時間1時間50分)

ネタバレBOX

背景は、1997年、2000年、2007年、2017年という区切り。大阪の泉州地方の某町で地元でスーパーを営んでいる家族の居間兼事務所といった場所を出現させている。
セットは、中央にソファー、上手側に机と外へ通じる扉、その奥に二階へ上がる階段。下手側に窓、ソファー、その上部に別空間のベランダを設える。

物語は、関西空港が出来て町の開発が進み、従業員がこのスーパーの合併話を勧めているところから始まる。展開は先に書いた年代を順々に暗転で進め、それに伴って登場人物の演技や衣装も変化してくる。構成は時代ごとのトピックを描くことで全体を繋げていく。

理屈と感情の世界…。
まず理屈…本筋である「死神」の存在、その自体の在り方をどう解釈すればよいのか難しい。この地域の担当する死神は2神(浅村拓海、小田切優奈)、人の目に見えることから一時的に死人の身体を借りる、という憑依しているような描き方。成長することのない死人が死神の”力”によって記憶を無くした時代を生きている。死神が生きている女性と恋をし死の世界へ誘うが…。また長く行方知れずだった鷹山真二が一時的に記憶喪失になっていたが、死神との関係を期待したが何もなし。主筋の「死神」の描き方に広がりがないこと、不十分、説得力がないのが残念。
もっとも、主宰の川口清人氏は、当日パンフに「突っ込みどころが多々あることも十分承知しております。それでも(中略)人の優しさや温かさ、懐かしさなどを感じていただければ幸い」と書いている。その意からすれば理屈より感情を優先させても良いだろう。

次に感情…時代毎の挿話が良かった。例えば、長女の難病治療(骨髄の提供)のために二女を産む親(祖父も含め)のエゴ。その姉妹のそれぞれの立場での苦悩と真心(妹のために死に神(拝む)ような)。児童施設育ちと裕福な家庭の子の優劣・差別意識などのエピソード、さらには施設の子を優先し実子の気持は後回しを思わせるような場面は泣ける。

公演は本筋、脇筋が逆転していること、挿話の面白さがうまく絡んでいないところが残念であった。それでもリンドウ、キンモクセイという花の香りがするような、そんな余韻が素晴らしく、感情が理屈を上回った。

次回公演を楽しみにしております。
ユリディス

ユリディス

劇団Player's World

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2017/10/12 (木) ~ 2017/10/15 (日)公演終了

満足度★★★★

 J.アヌイ原作のユリディスだが、翻訳物の厭らしさは余り感じない良い訳だし、兎に角、長い作品なのである程度カットせざるを得ない部分をカットして齟齬の無い脚本に仕上がっていたとは思う。

ネタバレBOX

シェイクスピア作品のよういな長科白が多いのだが、役者がカムことも殆どなく、その意味では難の少ない公演であったが、ユリディスが恋に落ちる原因となったオルフェのヴァイオリン演奏のシーンでは、もっと形態模写をキチンとすべきである。とても大事なシーンであるから、オルフェ役には、実際のヴァイオリン演奏をさせておくことは無論必要である。演出は、其処までキチンとやっておくべきだろう。駅のカフェの上手隅に何も言わずにずっと座っている旅人(死神)なども登場する作品であるだけに、こういった細部の造形に拘らなければ作品のリアリティーが担保できない。
 まして、今作を今上演する必然性は、余り感じられない作品である以上、上演するからには、通常の上演以上に作品としての質を高める必要があると感じるのだ。
 作品の肝は、オルフェとユリディスの純愛と、世間というものの実体。その鬩ぎ合いから生まれる風評が、純愛の成立を脅かす時、皮肉にも死だけが、この純愛が孕むに至った矛盾を解消するということだが、このアイロニカルな結論を導き出す為に、権力や権威が如何に純粋を潰してゆくか、そして弱き者、即ち肝心な時に肝心な決断を己の精神に従ってできなかった者が、如何に人生に飼い馴らされ隷属してゆくかが描かれる。
 然しながら、このような解釈をする日本人が一体どれほど居るのだろう? その意味で、余り必然的な上演とは言えないと思うのだ。ブレヒトではないが、今日の世界を演劇は再現できるのか? という問いをキチンと自分達自身に発信し続けたいものである。
柿喰う客フェスティバル2017

柿喰う客フェスティバル2017

柿喰う客

赤坂RED/THEATER(東京都)

2017/10/04 (水) ~ 2017/11/05 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/10/15 (日) 12:00

座席1階A列

価格5,800円

柿喰う客フェスティバル2017は
「流血サーカス」「八百長デスマッチ」「無差別」「極楽地獄」の4作品。
1ヶ月のロング公演で現時点で土日は完売の日も多く、この日はチケット発売日に
速攻ゲットした最前列の「極楽席」で「無差別」を観劇。
ちなみに極楽席は特典で缶バッチと出演者1名の直筆メッセージ入りのポストカードが付く。
初柿喰う客だったが、評判のいい人気劇団らしく80分という短い時間に凝縮された
素晴らしい内容でした。
初劇団なので、毎回こうなのかは知らないのですが、カーテンコールがなく、
終演のアナウンスが流れパラパラ拍手という流れが少し拍子抜けでした。

瘡蓋の底(かさぶたのそこ)

瘡蓋の底(かさぶたのそこ)

タカハ劇団

小劇場B1(東京都)

2017/09/27 (水) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/10/01 (日) 14:00

座席1階B列

価格4,000円

ロ字ックの小野寺ずるが出るというだけの理由で観に行った初タカハ劇団。
密航船の中で心理戦を切り返す5人の男。
母の還暦祝いの事で争いを繰り返す3姉妹。
この2場面が交互に繰り返される展開だが、この2場面が最後に1つにつながる
内容は正直、途中で読めてしまった。
それでも、十分に面白かったし、何より役者さん1人1人が素晴らしかった。

ユリディス

ユリディス

劇団Player's World

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2017/10/12 (木) ~ 2017/10/15 (日)公演終了

満足度★★★★

冒頭、オルフェがヴァイオリンを弾くシーンが数回あり、吹き替えでの音楽が流れましたが、実際にヴァイオリンを弾かなくても、もう少しヴァイオリンの演奏が流れるといいのに感じました。
やっぱり外国物ですね、日本人の感覚とはかなり違いますね。
ユリディスが何回も生き返る感覚にはついていけませんが、すごい恋愛ですね。
セリフの語りや演技はみなさん上手ですね。
あっという間の2時間30分、楽しませていただきました。

ユリディス

ユリディス

劇団Player's World

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2017/10/12 (木) ~ 2017/10/15 (日)公演終了

満足度★★★★

声優事務所所属の俳優さん中心の劇団だそうですが、さすがにいい声の台詞だなあとハッとするような箇所が随所に。オルフェとユリディスの物語は、昔見たコクトーの映画や『黒いオルフェ』『地獄のオルフェ』なんかが頭に残っていて、このアヌイ版を観るときに、その記憶がちょっと邪魔になった感も。

ネタバレBOX

今回たまたま興味をもって拝見したのですが、帰宅してからちょっと気になって1956年の劇団四季版のことを調べたら、ユリディスを演じたのが友人のお母様だったことが分かり、びっくりです。
死神と9月のベランダ

死神と9月のベランダ

東京カンカンブラザーズ

ザ・ポケット(東京都)

2017/10/11 (水) ~ 2017/10/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑い有り、涙ありで大満足な2時間!!

ネタバレBOX

大阪弁でのテンポの良い会話で笑いを取り、子供たちの成長過程での葛藤や悩みを上手に表現していて、とても楽しめた公演でした。とくに白血病のお姉ちゃんと妹のお互いを思いやる優しさにグッと来ました。
バゲット・ネイション

バゲット・ネイション

ヤング・ブラザーズ

現代座会館3F 小さなNPO劇場(東京都)

2017/10/14 (土) ~ 2017/10/15 (日)公演終了

満足度★★★★

「ちぃーとばかりぼけっとしてやしませんか? バゲットに馴染んでちゃいけません。 甘さでなくしょっぱさが “買い” ですぜ!」と賭けてきた役者の、田んぼくさい(?)ブレンドがあとを引く味わい。 虫の知らせではこのクワガタ、“買い”ですぜ!

関数ドミノ

関数ドミノ

ワタナベエンターテインメント

本多劇場(東京都)

2017/10/04 (水) ~ 2017/10/15 (日)公演終了

満足度★★★★

この所イキウメの舞台は早々と優先的に予約する案配になっているが(早く売れてしまう事もその理由)、今回はプロデュース公演だったと、予約後に気づいた。前川知大作品には本人演出が最も優れているが、今回は本人でなく寺十吾演出だと、観劇直前に気づいた。(事前にあまり調べないので。。)
危ぶんだ通り、イキウメの世界の立ち上げとしては手落ちあり。アウトローな人間共の群像を描くのが得意(そう)な寺十らしい、一々反目しあう演技が余計である。気を許していない大人の他人だからこそ、「利害一致」による紐帯が生じた事は微妙な空気を作るはずなのだが、それが殆どみられず、中学の同級生が集まってやってるみたく見える。最悪は、物語の「発端」である事故についての説明が非常に分かりにくい事だ。その事故であり得ない現象が起きた、その目撃が錯覚でないことを他者の証言によって確認しあった者たちが、改めてその奇異な現象が事実である事を「受け入れる」時間があるはずだが、観客が共有するようには作られていない。現象の原因(=ドミノ)が炙り出され、それを実証しようという話に一気に移行してしまっている。
その後は「ドミノ」を巡って様々な場面が派生し、ラストもドミノ理論を踏まえたオチが来る。だが、そもそも発端が「怪奇現象」なのである。ドラマ的に最も面白く、かつ必要なのは、現象を疑いつつも認めざるを得ない事実として、人物たちが「受容」していく様である。それがために一般社会と混じり得ない言わばカルトな集団がそこで生じたかのような、ヒリヒリした空気が流れているはずなのだが、そこが希薄であった。
イキウメ舞台で「社会」が常に意識されるのは、複数の証言で実証されてしまった怪異現象の、「反社会性」にもよる。また、イキウメの舞台では人間関係の親密度のグラデーションが絶妙に表現され、関係の中に「社会」が匂う。その事でオカルトとの対比が鮮やかになるのだ。
イキウメ風が影を潜めたのは今作の演出、演技の問題かに思われたが、戯曲も今回のために改稿されてもおり、その影響かも知れない。

最近、不条理やお笑いが成立する「演技」と、オーソドックスな(新劇由来の?)一般的な「演技」との違いをよく考えるが、前者にSFも含まれるような気がしている。(どういう違いかは割愛。)

musical「Sister Act」

musical「Sister Act」

スターライトヘヴン

横浜市吉野町市民プラザ(神奈川県)

2017/10/15 (日) ~ 2017/10/15 (日)公演終了

満足度★★★★

愉快痛快『天使にラブソングを』のミュージカル版。
ミュージカルが大好きな大人達のカンパニーといっても、よくぞこんなに適材適所なキャラクターが集まったものだと。
3時間に及ぶミュージカルナンバーたっぷりの大作がたったの1日。この日だけの為に打ち上げられた華々しさと同時に、はっきり見て取れる丁寧な演出が何とも贅沢。
さすがにプロレベルとまではいかなくても十二分に楽しめる仕上がりで、音響面の改善が加われば更に上質な公演になったのでは。
聖歌隊の迫力あるナンバーの後に、客席から起こる「すっ!凄いっ」のどよめきからの拍手喝采・・・楽しかったです。

〜その企画、共謀につき〜『そして怒濤の伏線回収』

〜その企画、共謀につき〜『そして怒濤の伏線回収』

アガリスクエンターテイメント

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2017/09/15 (金) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/09/20 (水) 14:00

喩えて言えば、ジェットコースターを楽しんで降車場らしきものに近付いて「楽しかったぁ」と思ったらそこを通過して加速するばかりでなく捻りやループまで加わり、そこそこ長い時間走り続けた、的な。ジャンキーになりそ(笑)
それでいて最後の「回収」が画竜点睛を打つ、的に巧み。「あー、それが残っていたかぁ!」ときれいに一本取られた快感アリ。
かつてナイゲンを「従来の会議モノの有罪・無罪のような二択ではなく選択肢を9つにしたことで迷走の度合いが増えた」と読んだが、本作は賛成・反対のシンプルな流れにして一件落着ならぬ「一見落着」させてからブースターに点火してタイトル通りになるもんなぁ。

しかしアガリスクの芝居って観続けているとだんだん感覚が麻痺して「もっと刺激を!」にならないか?それって「ジャンキー」そのものでは?(爆)
いや、既に書いている冨坂さんがそうなっていないか?(更爆)

考えてみるとアガリスク作品って「大笑い」という点は共通ながら、「ウェルメイド系」と「ハイパー系」に大別できるかも。前者は「ナイゲン」や「時をかける稽古場」で後者が「七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)」や「そして怒涛の伏線回収」。

ネタバレBOX

そういえばアーケードも「かいしゅう」するのね、「回収」ではなくて「改修」だけれど。
 芸術祭十月大歌舞伎

芸術祭十月大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2017/10/01 (日) ~ 2017/10/25 (水)公演終了

満足度★★★★★

一幕見席にて「秋の色種」を観て来ました。やっぱり玉三郎さんは美しい!♥

検察官

検察官

劇団東演

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2017/10/13 (金) ~ 2017/10/17 (火)公演終了

満足度★★★

ゆかいな喜劇に仕上がってましたね。
ちょっと私は繰り返す音楽とダンスに飽きちゃうトコロもありましたが、面白かったと思います。

「7UP」「順風ジャンボ」

「7UP」「順風ジャンボ」

順風男女

OFF・OFFシアター(東京都)

2017/10/14 (土) ~ 2017/10/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

■新作コント集『順風ジャンボ』鑑賞/約115分■
ベスト版『7UP』よりも、新作集であるコチラをより面白く鑑賞。やはり新作集、バランスがよく考えられている。加えて、鶴町憲さんほか客演陣に芸達者が目立ち、可笑しさを押し上げていた。

ネタバレBOX

囚人たちが大した脈絡もなくご陽気に踊り出すオッパッピーな掌編「プリズンボーイズ」、ガラスの靴をガラスのブラに置き換えたシンデレラのパロディ「じゃない方の物語」、海外に栄転する会社員が落ち着いたら手紙をくれと言う同僚を“なぜLINEやメールでなく手紙!?”と理詰めで追いつめる「手紙」。この3編が中でも特に好き。

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