真心願-machinegun- 公演情報 super Actors team The funny face of a pirate ship 快賊船「真心願-machinegun-」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    真に願う心は、身分差別もなく、誰もが自由な世の中。そこには争いもなく平和な暮しがある…そんな世の中を築くため奔走した坂本龍馬の生き様、その人物の魅力をたっぷり観(魅)せてくれた。公演は「伏竜編」と「昇竜編」に分かれており、自分は池田屋事件から暗殺されるまでの「昇竜編」を観劇した。
    今年は龍馬没後150年にあたり、それを記念して各地でイベントが開催されている。龍馬が現在の日本、いや世界を見たら何て思うだろうか。
    (上演時間2時間45分 途中休憩なし) 2017.8.22追記

    ネタバレBOX

    セットは、壁または襖をイメージさせるため、大きさ(横幅)の違う赤い格子を左右に立てる。さらに下手側上部に欄間のような作り。シンプルな作りであるが、観客(自分)に情景や状況を認識させる最小限の造作。それは広いスペースを確保し、殺陣の魅力を十分に引き出すため。その動きの大変(激し)さは、襤褸(らんる)になったような着物姿、声の擦れ、台詞の言い直しなどから観て取れる。

    梗概…坂本龍馬が池田屋事件を経て薩長同盟実現させ、徳川幕府に大政奉還をさせるという明治維新の立役者としての人物伝を描く。物語は龍馬という人物に焦点を当てたもので、その行動を通して当時の社会情勢・状況が浮かび上がる。疾駆するように生きた人物の魅力が十分に感じられた。

    幕末という時代背景を知らないと、龍馬が奔走した土地、会っていた人々の関係などが理解し難いかもしれない、それほど展開が早い。小説などと違って読み(観)返しが出来ないから、分かろうとしている間に次々シーンが変わる。当日パンフ等に人物相関図、時代年表などが書かれていると予備知識になると思う。

    ”坂本龍馬”は、劇はもちろん映画でも上映され、エピソードも知られている。新たな人物像を引き出すことは難しいため、公演では国家のあり方を論じるという懐が深く、視野が広いという立ち位置で見せている。また龍馬が中心であるから、登場する人物にも配慮し、他に魅力的に描いている者は少ない。例えば、新撰組にしても近藤、土方、沖田など有名な者は出ず、藤堂、斎藤など組隊長が登場しているに過ぎない。

    この劇団の魅力は、何と言っても殺陣であろう。本公演でも立ち回りは素晴らしかったが、龍馬自身が(抜刀して)殺陣に加わることは少なかったように思う。そこに将来の日本、争いごとがない平和な時代を暗示させているような…。

    次回公演を楽しみにしております。

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    2017/08/21 20:35

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