最新の観てきた!クチコミ一覧

57581-57600件 / 189916件中
Replace Grace

Replace Grace

kazakami

スタジオ空洞(東京都)

2017/07/08 (土) ~ 2017/07/12 (水)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/07/08 (土) 17:00

価格2,500円

観ながら疑問を抱いたり考えたりしたことをその直後に劇中人物が言動で示すという同期/共鳴が3回もあり、これは観客の心理を読まれていたのかあるいは自分が流れを読んだのか、みたいな。
「お客さんがそんな疑問を抱いたりそういう風に考えたりするだろうと思ってそれぞれの人物にそんな言動をさせたのです」ってか?(笑) お釈迦様の掌の上の悟空のような気分だ、愉快愉快、いや、恐れ入りましたぁ♪
また、前々日に観たTEAM空想笑年の「VAMPIRE」と実は共通する部分があるのではないか?というか、あれを観た後なのでより共鳴したり考えたりしたのではないかしらん? そしてもしも観る順が逆だったら気付かなかったのではないか?とも。
ところで曽野綾子の「神の汚れた手」も漠然と思い出したのだけれど、どんな内容だったかな?(爆)

余命10年と3ヶ月

余命10年と3ヶ月

THE EDGE

ライブハウス地下一階(大阪府)

2017/09/29 (金) ~ 2017/10/02 (月)公演終了

満足度★★★

初日参加しました!!地下シリーズに比べると、不完全燃焼かも…。演技力はみなさん良かったですが、特に組長の演技力は良かった!!明日も楽しみにしています。

『ZigZag 〜人生怪盗ノ話〜』

『ZigZag 〜人生怪盗ノ話〜』

劇団コスモル

OFF OFFシアター(東京都)

2017/09/21 (木) ~ 2017/09/25 (月)公演終了

満足度★★★

初めましての劇団さんでしたが、味のある雰囲気が特徴の劇団さんでした。観客を巻き込んだ演出で、一気に和やかに。
確かに、繰り返し観てると、だんだんと味が増して、癖になっていくものを持っています。

無料公演「ギンノキヲク」&介護福祉フェス!

無料公演「ギンノキヲク」&介護福祉フェス!

ラビット番長

あうるすぽっと(東京都)

2017/09/29 (金) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

初日1回目の公演を見させてもらいました。平日の昼間という事もあり八分ほどの入りでした。多くのキャストの出演でしたがうまくまとめていたと思います。前半少し長すぎなかなか本題に入っていかないのが少し退屈でイラつきましたが後半になると面白さが増します。この劇の良さが笑とともに理解できます。2時間良い時間を過ごしました。

瘡蓋の底(かさぶたのそこ)

瘡蓋の底(かさぶたのそこ)

タカハ劇団

小劇場B1(東京都)

2017/09/27 (水) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/09/27 (水) 19:30

終戦後、満州から密入国して日本に帰ろうとする男5人。実は、皆同じ名前の偽造身分証を持っているため、他人を追い落とそうとする。一方で、場面は変わって現代。母が入院したのを機に3人姉妹が久々に集まるが、今一つ仲の良くない姉妹の話はまとまらない。
交互に展開される物語は何でつながるのか、途中で分かってしまうし、とある現象も兆候の伏線が見え見えである。なんとも物足りない。2つの場面の繋がりにこそ、もっと明確なドラマが欲しい。高羽はそれだけの力があるものと思われる作家なだけに、やや残念な気分である。

ワーニャ伯父さん

ワーニャ伯父さん

シス・カンパニー

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2017/08/27 (日) ~ 2017/09/26 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/09/26 (火) 13:30

ケラmeetsチェーホフのシリーズ第3弾。実は、本戯曲を観るのは初めて、だったりするのだが、今までのシリーズ同様、笑えるチェーホフになっているのはありがたい。豪華な役者陣を集めて、ケラ風味をふんだんに醸し出しているのだけれど、そもそものロシアの土地制度やインテリと農民の差が上手く理解できなかった。なぜ、セレブリャコーフの言いなりになるのかなぁ。黒木華が可愛くないとは、とても思えないという違和感もある。でも、よくできた舞台ではあると思う。

Regulation'sHigh

Regulation'sHigh

BLACK JAM

萬劇場(東京都)

2017/09/20 (水) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

ある種、今の教育現場に活を入れるような(体)力作。眠気など微塵も感じさせない疾走感が素晴らしい!

物語の結論はすぐには肯定できないが、清々しさを感じるのは、曖昧模糊、優柔不断など責任の所在を明らかにせず...に対し、教育は洗脳だ。と言い切る教師の存在が特異であるが、その理論展開が明快であるからだろう。不透明な時代に明確な指標を示すことが出来る。その正誤は...
(上演時間2時間)2017.10.1追記

ネタバレBOX

舞台セットは、上手側に布で覆われた物(サッカーゴール)、下手側上部にバスケットゴール、床には陸上トラックが描かれている。
この劇団の特長は、スポーツと称した運動量、その疾走感が観ていて清清しくなる。その躍動感が物語の中にグイグイと引き込んでいき、自分が同世代に戻ったかのような一体感が心地良い。

梗概…座黒高校はスポーツの名門高校、その部活は徹底したスパルタ教育が行われていた。そんな管理教育に反抗している生徒が収監されている最中、今(2017年)から1977年へタイムスリップしてしまう。40年の時を遡行して当時の座黒高校の生徒と交流することによって、今より厳しい体制・管理を経験し更に反抗・反発を覚える。1977年当時は教師に反抗的な態度を示せば体罰は当たり前。また練習と称して過度な特訓(腕立て押し車、うさぎ跳び等)で、今では効果がないと禁止されている練習も行っている。

この指導方法に疑問を持ったジャーナリストが、教師のインタビューを通じ教育現場のあり方に疑問を呈する。そして生徒に自主・自立を説き教師を辞職に追い込むが…。
教育は”洗脳”のようなもの。真の教育は人間形成を行うこと。生徒が間違っていれば叱る(体罰)という当たり前の行為。その方法と行為は、現代(2017年)では認められない。その時代間隔にある感覚の違いが鮮明であるため、分かり易い描き方になっている。

その管理教育で教育を受けた生徒が、今、座黒高校で教鞭を執っており、少し違うが管理教育という点では継承した取り組みを行っている。スポーツにおける精神力強化に役立つという。スポーツにおけるメンタル面強化、体力+精神を重視した教育論へ発展させている。
また生徒の監視・管理という面でも40年前の「風紀委員会」を「管理部」という部活に改組している。その体制、生徒による生徒の管理は本当に必要なのか。その例としてスタンフォード大学の監獄実験を挙げていた。その活動の是非は観客に委ねられたかもしれない。

演出…見せ方は、衣装が囚人服に見立てた横縞Tシャツ。スポーツの場面ではバスケットのエアゴールでネットを揺らすなど臨場感を表す。
演技…役者はそれぞれのキャラクターを立ち上げ、演技のバランスも良い。それは役者が時代の空気を身にまとい役者一人ひとりが役を突き抜け登場人物の人生を生きているからだろう。
特に、新藤雷蔵役(鈴木清信サン)は昭和52(1977)年当時いたような風貌・雰囲気の教師でリアリティがあった。
最後に、なぜ窓ガラスが割れ第7房へタイムスリップしたのか?そして現代へ戻ってくるその往還する契機は何だったのかが気になる。

次回公演を楽しみにしております。
レインメーカー

レインメーカー

劇団ショウダウン

南大塚ホール(東京都)

2017/09/23 (土) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

満足度★★★★

とっても狭いようで、とっても広く、とっても閉ざされた世界の話でした。

ネタバレBOX

オープニングの「わからないよ」の連発にイラっとしたものを感じたのに、ラストの「わからないよ」に心に痛みを感じました。そして救いのない話になってしまったことが悲しいです。子供たちの意思は、その世界を破れなかった。現実めいた納得がやり切れません。
愚か者。たがらもの

愚か者。たがらもの

獏天

Geki地下Liberty(東京都)

2017/09/22 (金) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

満足度★★★★

まさに“たがらもの”という登場人物たち、そして生き様。面白い作品でした。オープニングから劇中でキーワードのように語られる「スモーキースマイル」、この影すら見えなかったのは(シリーズの先にはいつかがあるのでしょうが)ちと物足りない。あの劇場にとても雰囲気のあった作品だったと思います。

メビウス‐201709-

メビウス‐201709-

リンクスプロデュース

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2017/09/27 (水) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

満足度★★★★

A:田代圭佑×今池由佳
(全部で4パターンあり)
 
とにかく“可愛らしい愛の物語”でありました。若い二人の作る空間は、どこかお伽噺めいていて、純粋でまっすぐな想いが、観客の心に響いてきます。とても初々しさのある二人でありましたが、これがもう少し年上の方なら、もっと違うニュアンスも含まれ、違う印象にもなってくるでしょう。愛とか恋とかいうものは、それを背負った人の生き様を反映するもので、まだ真っ白な二人なら“純粋な愛”。様々な経験を積んだものなら“すべてを受け入れる愛”なんて感じに(あくまで一部の話)変わって来る。そういうのがひとつの作品で表現できる、うんうん!良い脚本であります。Bバージョン観たかったなぁ!個人的に言えば、各プロセスが前半もっと丁寧に作られていれば、後半のほどけていく記憶がもっと効果的に感じられるのではないかと・・・・思わないでもないです。
 

おねだり

おねだり

吉本興業

シアターサンモール(東京都)

2017/09/26 (火) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

はすっぱな役どころが多い小川菜摘さんのキャリアウーマンっぷりが堂々のハマり役。
その対極で生きるが如く平田敦子さんの場末感!
可笑し味の中に散らばるサイコパスなスパイシーさがこのシリーズの醍醐味。
ステージ上に鎮座している、一見煌びやかで美しく見えるが、よく見ると薄気味悪いオブジェが象徴的です。

アフタートークゲスト黒沢かずこさんの感受性豊か過ぎる感想も面白かった。

ゴーレム

ゴーレム

糸あやつり人形「一糸座」

座・高円寺2(東京都)

2017/09/28 (木) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/09/29 (金) 19:00

座席1階1列

丸山厚人の熱演、人形たちの狂演。
33年毎に現れるゴーレム、それは実在するのか否か。
時間は繰り返され、またその進行を自在にする。
幾つもの反復は、時間の経過自体を無効にする。
ふぁから、因果や空間認識は意味をなさない。

人形遣いと人形、ラビとゴーレム。この2つの関係をうまくまとめた舞台。
人形は人形遣いを操るようになり、ゴーレムはラビを離れて自我を持ち始める。

「そうか、私は、、、、」主人公は何のためにそこにいて、何をしようとしたのだろうか。

音楽・音響が繊細で、園田容子さんが1時間40分ひたすら、舞台に心音を与え続ける。
楽曲や歌、効果音が何倍も舞台空間に、ある時は拡がりと奥行き、ある時は歪みと爆発、ある時は停滞と蠢きを与える。
Bunkamuraの「羅〇門」よりも、遥かに「百鬼オペラ」。音ではこちらの圧勝。

望むらくは、演出家の意図や場面解説、歌詞を入れたパンフレットか、シナリオが欲しかったな。いらないのに売っている舞台も多いのに。

ネタバレBOX

ゴーレムは誰だったのか。
ゴーレムは巨大化して、そして崩壊する。
量産型ガラパゴス

量産型ガラパゴス

劇団ピンクメロンパン

シアター風姿花伝(東京都)

2017/09/27 (水) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

タイトル名が変わっているなと思ってましたが、伏線がいろいろはられていて内容濃く面白かったです。なんとなく手塚治虫さんの火の鳥のような壮大なテーマでの劇なのかなぁと思いました。

キャバレバー

キャバレバー

轟β一座

OFF OFFシアター(東京都)

2017/09/27 (水) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/09/27 (水)

27日・正真正銘の公開ゲネプロ(100分)を拝見。

ネタバレBOX

ヒロイン・雷座峯理(岩倉真彩: いわくらまあやさん)
レバークラブのボーイ、J・ディーン・フジオカ(真坂雅:まさかみやびさん)
伊豆姉妹・姉(川原真衣さん)
伊豆姉妹・妹(金城色:きんじょういろさん)
エリート女優・歌手の竹たか子(田中祐理子さん)
レバークラブの人形、他(辻真梨乃さん)
レバークラブのオーナーママ、長女・渡邊ミーサ(中村真季子さん)
洋食「雪村」主人&ミュージカルスター、次女・渡邊いづみ(annaさん)
「300食堂」女将他、三女・渡邊江利々(轟もよ子さん)
レバークラブの常連客の大金持ち、幕士ミリアン・ギンズバーグ(生野和人さん)
MC・語り部・道化のM子(βさん)
…と書き連ねた配役でも察せられるように、古典的ミュージカルや、昭和の歌謡界等をパロった「軽演劇」です。

実際、観てみると、予想した以上に丁寧に作り込まれた「オペレッタ」は、昭和生まれのオッサンに、懐かしさと温かみと親しみと「過激」な下品さをもって、グイグイと迫っていました。

クセのある作品なので、万人向けかは首をかしげざるを得ないのですが、少なくとも、小劇場演劇好き、古典的ミュージカル好きな方には、お勧めかなぁ、と思います。
皇宮陰陽師アノハ

皇宮陰陽師アノハ

レティクル東京座

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2017/09/27 (水) ~ 2017/10/02 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/09/28 (木)

28日ソワレ、team白の初日の回(130分)を拝見。

ネタバレBOX

『アイドル♂怪盗レオノワール』の時と同様、前列の席での観劇だったが、唯一、危惧していた、登場人物紹介時に流れる楽曲の大音響も、今回は程良いボリュームだったので、まずは安堵。

話の展開のテンポ、独特な衣装・メイク、シーン毎のミザンスというか絵づくりの巧みさ、などは相変わらず抜群の冴え。個人的には、ストーリーを追うというよりも、場面・場面での出演者の「役者ぶり」を愛でる、鑑賞の仕方をさせてもらったが、レティクル東京座=「平成の歌舞伎スタイル」だと(独り合点だが)改めて思った。

最後に、他の舞台で認識した、池上明杜(いけがみ・あきと)さん、三森あかねさん、長友美聡さんといった客演陣が、レティクル東京座の、あの世界観の住人として、舞台の上で生きてる姿を観て、感慨深いものを覚えた。
I is ANOTHER ワタシは...他人

I is ANOTHER ワタシは...他人

シアターX(カイ)

シアターX(東京都)

2017/09/28 (木) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

満足度★★★★

 オスロからやって来たグリソムヘテン劇団の作品。

ネタバレBOX

A.Rimbaudが1871年5月13日にGeorges Izambardに宛てた手紙の中に書いた有名な1行、Je est un autre.の英語訳がタイトルになった作品で、彼が19歳で詩を去った後、オランダの外人部隊を経、キプロスの採石場で助監督を経た後、遂にはイエメンのアデンで珈琲豆業者になって以降、マルセイユに戻って死ぬまでを、A.Artaudの解剖学的演劇の観点からの基本的インスピレーション復興を目指したパフォーマンスで表現しようとした。
 当然のこと乍ら、それはヨーロッパの個人主義的な伝統に則る形になったように思われる。例えば、冒頭、アデンのバザールの場面では、現地の人々を装った役者たちが、頭の上に壺などの荷物を載せて登場する者もあったのだが、自分も頭に荷物を載せて運ぶのが普通の場所で生活していて、今回役者が演じたような姿勢では絶対、ホントに重いには運べない、というのが余りにアカラサマで、このパフォーマンス自体をちょっと疑ってしまったのも事実である。呼吸法や、独自の発声法等も日本の役者とは異なる点も見られはしたが、矢張りヨーロッパで暮らした経験を持つ自分には、それはヨーロッパ流と映った。
 そういうことを意識した上で観劇するという態度で自分は拝見したということができる。その上で、Je est un autre.は、苦い認識には違いないが、天才じみた子供が大人になる時の気の狂わんばかりの重圧を通してみた、実存の相であるとの思いを再確認したに過ぎない。およそ150年近くも前の天才的ガキの書いた一行に振り回されるほど、自分達は軟だとすれば、これこそ問題であると言わねばなるまい。その意味で面白い試みであった。
メビウス‐201709-

メビウス‐201709-

リンクスプロデュース

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2017/09/27 (水) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

 Aチームを拝見。男女の2人芝居だ.。

ネタバレBOX

2人芝居は無論ダイアローグの基本。多くは同性による2人芝居が多いのではないかと思うが、今回のそれは男女1人Ⅰ人の2人芝居である。LGBTの方には怒られるかも知れないが、基本型、ヘテロカップルということである。
 愛の話であるが、その愛は不変・不屈の愛であり、何とローマ時代のカルタゴ(北アフリカに在った古代都市国家)とローマの戦争(第1次~第3次までのポエニ戦争が有名であるが、カルタゴの猛将、ハンニバルの名前くらいは多くの人が知っていよう。)から連合国軍対共和軍、中東軍対欧米軍等々数々の戦争で、或いは敵味方に、或いは主従に、在る時は人と動物として、ある時は女性とLGBTとして等々、各主体も変化し続けながら愛の念・記憶の塊として形象された枯れない花を徴に出会い・確かめ合いながら、その都度、戦によって引き裂かれた愛が、シンギュラリティーを経た未来の植民星に在って、それも廃棄されたアンドロイドの捨て場となっている植民星で経年劣化が進みエネルギーも切れようとする最後の2時間弱を通して確認される、3千年近い純愛の物語。極めて硬質なクリスタルの結晶のような、かつて湖のほとりで暮らし、慎ましく小さな幸せを育んだが、戦争によって奪われた2人の愛を、時代も空間も超え、更には存在の様態さえ超えて、貫き通した愛の物語。
 このぶれない愛が素晴らしい。流石、ナツメクニオの作である。同時にシンプルな美術だが、微妙にバランスが崩された美的センスと各部材の配置、そして照明と音響で齎される劇的効果の妙、更に息の合った役者2人による演技、随所でフィードバックされるアンドロイドとしての現況が、哀しさを加速する演出の巧み。自分の好みとしてはおちゃらけを抜いた方がより好感度が増すと思えたにせよ、素晴らしい作品である。
 演者によってもかなり印象が異なるであろう感触を持った作品であるが、それだけ、脚本の持つ深みも感じられる作品である。

レインメーカー

レインメーカー

劇団ショウダウン

南大塚ホール(東京都)

2017/09/23 (土) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

セルカ村の子供たち。大人になること。自分で考え、気づき、決断し、それぞれの道を行く。子供の成長を描いていたけれど、大人になっても成長は続く。
そして遠く離れても、仲間の想いは心の奥底に常にある。
愛されるキャラクター達とテンポ良い言葉達、素敵なお話でした!

賊義賊 -Zokugizoku-

賊義賊 -Zokugizoku-

壱劇屋

HEP HALL(大阪府)

2017/09/22 (金) ~ 2017/09/25 (月)公演終了

満足度★★★★

劇場で観るからこそ舞台は楽しいんだ!!というのを、ほらっ!どうだっ!と言わんばかりの演出で。とにかく楽しい舞台でした!
そんな中にもぐっと心にくる内容もあり、観劇後にも色々と考えたり想像したりできる所は、やはり竹村さんだなぁと思います。
来月はまた違った世界を魅せてくださるとの事で、とても楽しみです。

愚か者。たがらもの

愚か者。たがらもの

獏天

Geki地下Liberty(東京都)

2017/09/22 (金) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

満足度★★★★

2回目観劇。そこでやっと色々複雑な関係やら事件やら分かったりして。1回で、それも誰かの解説じみたセリフではなく、見てたら分かるような作りだといいなと思ったりしました。そのほかにも気になる関係やら過去やらあるようなので、ぜひ続けてください。
アフタートークは楽しかったです。誘って連れて行った友人も楽しかったと言ってくれたので良かったです。

このページのQRコードです。

拡大