満足度★★★★
A:田代圭佑×今池由佳
(全部で4パターンあり)
とにかく“可愛らしい愛の物語”でありました。若い二人の作る空間は、どこかお伽噺めいていて、純粋でまっすぐな想いが、観客の心に響いてきます。とても初々しさのある二人でありましたが、これがもう少し年上の方なら、もっと違うニュアンスも含まれ、違う印象にもなってくるでしょう。愛とか恋とかいうものは、それを背負った人の生き様を反映するもので、まだ真っ白な二人なら“純粋な愛”。様々な経験を積んだものなら“すべてを受け入れる愛”なんて感じに(あくまで一部の話)変わって来る。そういうのがひとつの作品で表現できる、うんうん!良い脚本であります。Bバージョン観たかったなぁ!個人的に言えば、各プロセスが前半もっと丁寧に作られていれば、後半のほどけていく記憶がもっと効果的に感じられるのではないかと・・・・思わないでもないです。