メビウス‐201709- 公演情報 メビウス‐201709-」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-14件 / 14件中
  • 満足度★★★★★

    大阪で何度か観ている作品ですが、脚本が非常に素晴らしく演者が変わると印象が随分と変わるので、何回観ても面白いです。

  • 満足度★★★★

    2組(A・Bチ-ム)の演技の違いが物語の印象を変える。そこに脚本の力、演出の妙を感じる。

    Aチーム(田代圭佑&今池由佳) 9月27日
    Bチーム(三浦 求&澤井里依) 10月1日
    ちなみに、第29回池袋演劇祭公式パンフレットに載っている写真は、Bチームの2人であった。

    演技力の甲乙を付ける記載はしない。それぞれのチームに特長があり、今回観られなかったC・Dチームも違った雰囲気で物語を紡いだであろうから。
    また、演じるチームの数だけ物語は違って見え、変化し続けるだろう。その意味で、自分勝手に今後の楽しみと期待を込めて☆4つとしている。【演技】

    ネタバレBOX

    時空に生きる生命(いのち)…アンデルセン「マッチ売りの少女」を思い出す。その中で「流れ星は消えようとしている誰かの命」と言っていたことを思い出す。最後のマッチに火をつけた時、祖母が現れ少女を抱きしめ空へ昇って行く。人の魂は永遠であり、人は死して星になる。この公演では廃棄されるために送られてきた、この星こそ…そんなことを連想した。

    エネルギーが切れる寸前、2体のアンドロイドが交わした「思い出してくれてありがとう」…その言葉を巡って記憶の旅路が始まる。そして旅を通して忘れないという”約束事”が思い出される。それは人間にとって原始的、そして極めて単純な取り決めという。日々の小さな幸せが戦争によって壊され離れ離れになる。その瞬間交わされる言葉、手を離さない、ずっと待っているに哀切が…。

    【Aチーム】
    場面ごとに今起きていることが一瞬のうちに過去になる儚さ。先に待っていることに不安が募る。そんな静的の繋がりが滲み溢れる。
    男女ともロボットパフォーマンスは、その動作が大きく今の技術レベルを思わせるもの。また人間としての戦闘アクションは、切れ・勢い・ダイナミックさが感じられ迫力があった。今池さんの湖の畔場面は、絵画の中の水汲みシーンのようで静謐感漂う。一方戦闘シーンは椅子に乗るなど一変して激しい動作。その時の語り口調(口跡)が強く、何故かショウダウンの女優さんを連想してしまった。硬質・透明で美しい宝石、そして孤高といったイメージ。

    【Bチーム】
    愛という目に見えない概念を、具体的な細部によって具現化する。日常の感覚にピタッと寄り添っている感じである。例えば、何を食べたいか?食べるという生活、そこにささやかな営みが見える。その視線と描写を生き活き(動的)とポップに演じる。
    2人のロボットパフォーマンスや、人間の戦闘アクションは小さい。楽しい生活の思い出の断片が紡がれるイメージ。澤井さんの落ち着きのある口調、緩い笑いを交える楽しませ方(桃太郎物語-三浦さんの 犬、雉(隼)、猿(ゴリラ)という変顔)で和ませる。アクションでもBOXへは1回しか上らない。それでも物語を動かす力を感じる。

    A・Bチームそれぞれに特長があり、物語の雰囲気が違って感じられる。その演技は音響・照明効果も違って感じられるほど影響させる。しかし両チームとも紗幕の向こうに見える白い花…その余韻は見事に引き出していた。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    楽日大ラスのBチーム公演を再見。今回、B→C→Bと2チームだけではありましたが、複数のチームを観たことで、小道具の使い方や立ち位置は勿論、演出により解釈が違って見えるシーンもあることも分り、とても興味深かったです。それでも核になっている部分はぶれない。Cチームを観たあとで感じた戯曲そのものの強さを再認識しました(笑いの取り入れ方に関してはCチームの方が好きでしたが)。

    初めてのときとは違う角度の席から観たことで、三浦さんや澤井さんがあのシーンではこんな表情をしていたのかとか、そういう発見もあり、終盤でうるうるきた前回とは少し違って、あちこちのシーンが心に刺さりました。今回、東京で公演してくれたことに感謝。千穐楽のお2人に拍手を送れたこと、嬉しく思います。

  • 満足度★★★★★

    本公演は、男女2人芝居を4組が上演(A・B・C・Dチーム)。池袋演劇祭公式パンフレットには、これまで大阪のみで上演し、初の東京公演とある。
    原作はナツメクニオ氏(劇団ショウダウン)であり、同一脚本であっても演じるメンバーによって、その数だけ物語が違って紡がれるようだ。自分はA・Bの2チームを観劇したが、その物語感の違いに驚かされた。
    舞台セットはシンプルであるが、そこで描かれる物語は、自分の脳内に浮かぶ場面が登場人物の記憶なのか、自分の思い入れなのか、観客の共通認識なのか。一つの脚本がこれだけ印象の異なる作品として生まれる、という演劇の楽しさ素晴らしさが実感出来る。2人の心象劇の奥深さ、底知れなさを”静視”した。
    (上演時間1時間30分)【脚本】

    ネタバレBOX

    舞台セットは、バックに紗暗幕。ほぼ中央に白いBOX2つ。四方に無機質感を出した断鉄骨風なもの。シンプルなだけに、役者の演技力が問われる舞台。
    梗概は、チラシ表面全部を利用し細かい字で書かれているが…。

    地球から遠く離れた星で出会った港湾労働型と家事労働型のアンドロイド2体(製造が50年以上で経年劣化している)。「どこかで会ったことがありませんか?」という問いかけが物語の始まり。その問いを確かめるため記憶の旅路へ。それは1991年、1840年そして遥か昔のローマ人・ガリア人が登場する争いにまで遡る。3000年という時を遡行する旅路で観たものとは…。
    出会いは、その都度夫婦、敵味方の兵士、人間と動物などの関係性に変わるが、確かに出会っていた。そしてその時々の戦争などによって別離が繰り返される。

    ”愛の記憶”の象徴として描かれる白い花。それを2人が握り合うことで記憶を確かめ合い、今に至っていることを知る。エネルギーが切れるまでの僅かな時間…その瞬間までが愛おしくなる。戦争によって引き裂かれた愛、それは、かつて人間であった2人がアンドロイドという存在に変わっても、なお悠久の時を経て確認できた”愛”。

    物語は、役者の演技、多少の演出の違いによって異なる雰囲気を醸し出すように思う。その意味で映画映像と違って生身の役者が演じている芝居の面白さ、醍醐味が感じられた。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    まだ心の中の衝撃と感動が言葉にならず涙の玉となってころころ転がってる感じ。関西住みながら東京で初メビウス。スケジュールとタイミング神さまに感謝。男女の90分の2人芝居。脚本は過去に池袋演劇祭で大賞受賞の劇団ショウダウンのナツメさん。すでに演劇祭での実績のある方だけに、私にはどストライクで、もう泣きましたよ。観た中では三浦さんが評判通りにものすごい! 誘ってくださってありがとうございます。誘えなかった東京の観劇お友達、ごめんなさい。今でも思い返すと泣いてしまいそうに心揺さぶられている。

    ネタバレBOX

    どちらが追い求めていたのか。自ら思い出す、それを望んで。アンドロイドのロボット的な動き。話し方。セットは四角い箱2つと白い花。
    彼女はロボットから、記憶が蘇るたびに人間らしくなる。彼は、彼女にあって人らしくなる。しかし、彼女は彼が来るのを、彼に会うのを分かっていたんだね、今までの輪廻と同じく。ラストは悲しく残酷な幸せ。二体のアンドロイドとなった、かつて幸せだった2人。もしかして、これは子どもができて幸せの絶頂で死んだ男の魂が、成仏できずに見た夢の話?そんな風にも思った。
    でも、今度こそ2人は一緒だからね、一緒に死を迎えられたから満足なのだろう。
  • 満足度★★★★★

    9月30日 14:30の回
    Cチーム、泥谷将×岡田怜奈版の『メビウス』。チームが違うと変わるもんだなあというのが率直な感想。小道具の使い方も違うし、登場時からアンドロイド然としていたBチームに比べると、Cチームは人間っぽい、でもだんだんアンドロイドに見えてくるというか。

    Bチーム版で初めて『メビウス』を観たときに、こんなに笑いどころを入れなくてもいいのではと思ったこともあり、「新喜劇」の匂いがするというCチーム版には、その点で正直なところ不安も感じていたのですが、いい意味で裏切られました。笑いの要素がうるさく感じられず、内容もBチームで観たときよりも分かりやすく感じたほど(まあ、話が分かりやすかったというのは、単に2回目の『メビウス』だったからかもしれないですけど)。

    この回がCチームにとっての東京公演初回だったせいか、緊張している様子でしたが、それでもとても面白かった。強い戯曲だと改めて感じました。

  • 満足度★★★★★

    三浦求×澤井里依のBチームを観劇!
    脚本、演出も素晴らしい作品であったが、何よりも演じるお二人の素晴らしさに圧倒された。
    表情、仕草、思いの全てがストレートに伝わってきて、それが幾重にも重なっていくので、もう観る側のココロは終始汗だく状態でした!
    東京で観れた事に感謝しかありません。

  • Bチームを観劇。二人芝居のスタンダードになり得る作品性でありながらも、演じる役者さんとしては表現力・体力を90分間酷使しまくり、尚且つ複数チームの競演となれば比較もされるわけで、相当な覚悟で挑まれているのだろうと・・・その気合いと作品に対する熱い想いがヒシヒシ伝わってくる公演でした。
    宇宙の片隅で交わされる寂しげで静かなる世界からなだれ込んでいく気の遠くなるほどのメビウスストーリー。
    ほぼ全編ミスもなく全力で駆け抜けた二人の役者さんには、ただもう力強い拍手をおくるしかありません。

    ネタバレBOX

    演じる役者さんのキャラクターによって部分的にエピソードを変えてみても面白いかもと。自由度の案外高い脚本ではないかと私には思えました。
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/09/28 (木) 20:00

    Bチーム初日に観劇。
    大阪で演者違いで2回観て丁寧に作られていたのを覚えていて東京でも上演されないのかな?と思っていた所の東京公演。会場も大阪公演と大差ない空間であってメビウスの空間を楽しむのに適している。
    しかも一番人気の高かった三浦さんと澤井さんのものとあって期待が高まる。
    観た結果は期待した以上のものを観ることができたと思った。
    あの小空間を生かした演目と改めて思った。
    これから東京×大阪の役者の組み合わせや(今回もあるが)東京の役者同士、更にその形での大阪での公演も観たいと思う。

    ネタバレBOX

    三浦さんのマイムを使った動き、それを受け止めて返せる澤井さんの器用さが笑いを取りながらストーリーを紡いで最後は涙腺崩壊しました。
    三浦さんと澤井さんは凄い役者であると改めて思いました。
  • 満足度★★★★

    A:田代圭佑×今池由佳
    (全部で4パターンあり)
     
    とにかく“可愛らしい愛の物語”でありました。若い二人の作る空間は、どこかお伽噺めいていて、純粋でまっすぐな想いが、観客の心に響いてきます。とても初々しさのある二人でありましたが、これがもう少し年上の方なら、もっと違うニュアンスも含まれ、違う印象にもなってくるでしょう。愛とか恋とかいうものは、それを背負った人の生き様を反映するもので、まだ真っ白な二人なら“純粋な愛”。様々な経験を積んだものなら“すべてを受け入れる愛”なんて感じに(あくまで一部の話)変わって来る。そういうのがひとつの作品で表現できる、うんうん!良い脚本であります。Bバージョン観たかったなぁ!個人的に言えば、各プロセスが前半もっと丁寧に作られていれば、後半のほどけていく記憶がもっと効果的に感じられるのではないかと・・・・思わないでもないです。
     

  • 満足度★★★★★

     Aチームを拝見。男女の2人芝居だ.。

    ネタバレBOX

    2人芝居は無論ダイアローグの基本。多くは同性による2人芝居が多いのではないかと思うが、今回のそれは男女1人Ⅰ人の2人芝居である。LGBTの方には怒られるかも知れないが、基本型、ヘテロカップルということである。
     愛の話であるが、その愛は不変・不屈の愛であり、何とローマ時代のカルタゴ(北アフリカに在った古代都市国家)とローマの戦争(第1次~第3次までのポエニ戦争が有名であるが、カルタゴの猛将、ハンニバルの名前くらいは多くの人が知っていよう。)から連合国軍対共和軍、中東軍対欧米軍等々数々の戦争で、或いは敵味方に、或いは主従に、在る時は人と動物として、ある時は女性とLGBTとして等々、各主体も変化し続けながら愛の念・記憶の塊として形象された枯れない花を徴に出会い・確かめ合いながら、その都度、戦によって引き裂かれた愛が、シンギュラリティーを経た未来の植民星に在って、それも廃棄されたアンドロイドの捨て場となっている植民星で経年劣化が進みエネルギーも切れようとする最後の2時間弱を通して確認される、3千年近い純愛の物語。極めて硬質なクリスタルの結晶のような、かつて湖のほとりで暮らし、慎ましく小さな幸せを育んだが、戦争によって奪われた2人の愛を、時代も空間も超え、更には存在の様態さえ超えて、貫き通した愛の物語。
     このぶれない愛が素晴らしい。流石、ナツメクニオの作である。同時にシンプルな美術だが、微妙にバランスが崩された美的センスと各部材の配置、そして照明と音響で齎される劇的効果の妙、更に息の合った役者2人による演技、随所でフィードバックされるアンドロイドとしての現況が、哀しさを加速する演出の巧み。自分の好みとしてはおちゃらけを抜いた方がより好感度が増すと思えたにせよ、素晴らしい作品である。
     演者によってもかなり印象が異なるであろう感触を持った作品であるが、それだけ、脚本の持つ深みも感じられる作品である。

  • 満足度★★★★★

    初めての『メビウス』。三浦求×澤井里依の回。異常な数に膨れ上がっていた「観たい!」に、逆にちょっと不安が走ってしまい、過度な期待はしないようにと言い聞かせて観ましたが、冒頭から、「ああ、これはモノが違う」と緊張感が。とても骨格のしっかりした愛の物語で、ところどころに入るクスグリがむしろ要らないのでは?と思ったぐらい。ビギナーとしては、そこにやけに反応するリピーターさん(?)の笑い声が幾分邪魔に感じられたほど。

    終盤になって、周りから聞こえる啜り泣きに逆に冷静になってしまったものの、そういう自分も最後にはうるうると。他の組み合わせも観たいのですが、確実に行けそうな三浦×澤井の回をもう1度観ることにします。

  • 満足度★★★★★

    言葉としてはとっておきにしたい言葉ですが、最高でしたと心から申し上げます。生まれて初めて最初から最後まで泣き続けてました。涙腺壊れたかと思いました。ファンタジーのお芝居として長く語り継がれて欲しいレベルの、素晴らしい作品です。

    ネタバレBOX

    断片が一部となり、全体へと重なっていく見事さ、笑いと悲しみのバランスの良さ、全てが最高です。多くの役者さんが取り組み、表現したくなる作品だと言うことがよく分かりました。こんなすばらしい舞台を観られて、生きてて良かったです。
  • 満足度★★★★★

    何度も再演されるのが納得の作品。流石ナツメ脚本で、個人的には今まで観た二人芝居で、1、2を競う脚本で、好きですね。
    役者さんも熱演でとても良かったと思いました。
    今回はAチームを観劇しましたが、時間があれば他のチームも観てみたい。二人芝居なだけに、それぞれの色が出そうと感じました。
    もっと色々な劇場で、何度も上演して欲しい作品です。

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