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囚人

囚人

Oi-SCALE

駅前劇場(東京都)

2017/09/27 (水) ~ 2017/10/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/09/29 (金) 15:00

価格4,000円

生と死の境界線上の話を重くならず真冬の晴れた深夜、午前2時頃のような澄んだ空気感の中で優しく語るOi-SCALE節、いつもながら好調。
恒例となりつつある林さんのトークからの入り方に加えて終盤で明かされる立場も林さんだけに説得力があったような。
また、舞台演劇ならではのトリックも時々あるものながらしっかり騙された。
さらに、ある場面では(後方に座っているだけに)客席に長い短い太い細いと様々なロウソクが立っている画が目に浮かんだし、他の部分では同時期に観た芝居で気付いたこととの類似性にニヤリ。

作・演出で出演もする方の何人か(林さんを含む)は、作品中で自在に動いていると言うか、空気のようと言うか、独特の雰囲気を纏っていると感じていたが、その理由がワカった気も。そして同時にその感じ方の一部は誤りとも気付く。

ネタバレBOX

ロウソクの件はグリム童話「死神の名付け親」。
そのロウソクの画が浮かぶ前の一瞬、ゾクっとしたし、巧みなメタと言うか劇中世界と現実世界の境界が瞬時にして消えたと言うかだし。
その場面の意味とメタ構造の両面でゾクっとしたんだろう……と自己分析。
また、劇作家というのは芝居における「神」という部分、最近観た芝居で劇中でそう言ったのではないけれど「台本というのは芝居におけるアカシックレコードではないか?」と思ったことと近く、これもシンクロニシティか?と。

最後の伏線回収(花を切り落としたのは誰?)もまたニヤリだったけれど、実際にあったことがベースだそうで。
間の女

間の女

めがね堂

RAFT(東京都)

2017/10/31 (火) ~ 2017/11/01 (水)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/10/31 (火)

10月31日、ハロウィンの夜に拝見(55分)。

ネタバレBOX

永井久喜さん。
デフォルトの、きょとんとした表情と、柔らかいメゾソプラノの声が、自分には大層印象深かったみたいで、今年2月の所属劇団さんでの舞台以降、彼女の出演舞台、拝見するのは、これで4作品目となります。

さて、そんな彼女が演じるのは

生まれて初めて男性に誘われて、彼の部屋を訪れる若い女A
男性の部屋に後からやって来た若い女B
江戸川乱歩の小説『お勢登場』の格太郎&お勢

の4役。

まず、永井さんは我が事として、男の部屋に行くまでの、女性Aの戸惑いぶりを、それはもうコミカルに語り始めます。
やがて男の部屋に入り、いいムードになりかけた矢先…
玄関からブザーの音! 予期せぬ来訪者?! …男は有無を言わさず女Aをクローゼットに押し込みます。

急に鳴り出した大音響の音楽にかき消されながらも、クローゼットの扉の向こうから微かに漏れ聞こえてくる、男と、後から部屋に入って来た女Bのやり取り…
女Aは、昔、読んだ江戸川乱歩の『お勢登場』の主人公・格太郎と、我が身が置かれた境遇を重ねます。

子供とのかくれんぼで長持ちに隠れた格太郎。しかし、何かの拍子に長持ちの蓋の金具がかかり、永らく患っていた格太郎のチカラでは、内から長持ちの蓋を押し開けることが出来ず…不意に蓋が開いて、自分の顔を覗き込む人影が! 夫の病床を良いことに、
浮気相手のもとに通い続けている、不肖の妻・お勢だったとはいえ、たとえ誰であろうと、助かった!と安堵する格太郎。が、何を思ったか、お勢はいきなり長持ちの蓋を閉め…

語り手の心理は、格太郎からお勢へ、さらには、クローゼットの扉の向こうにいる女Bへと移っていきます。

どちらかというと「ほのぼの系」な雰囲気の永井さんが語り手なため、結末が自明の『お勢登場』はさておき、とりわけ、クローゼットの扉を開けた女Aの目に飛び込んできた光景

彼女が手料理を披露するために持参した庖丁を使って、女Bは浮気した男と刺し違え、辺りは血の海!

という壮絶なラストが全く予測できず、オチの切れ味が一層増したかのように感じられました。

それから、地の文を語る永井さんの穏やかな声のトーン。
抑え目な照明の効果も合わせて、秋の夜長、枕元で文庫本をひもといているような心地に導いてくれました。

期待した通りの、良い宵の時を過ごさせてくれた、永井久喜さんに感謝です。
夢のLife twoトゥライフ

夢のLife twoトゥライフ

演劇集団 Z-Lion

シアターサンモール(東京都)

2017/10/25 (水) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

演技や舞台美術など、とても良かった。

ネタバレBOX

主人公の兄?が、妹の寝起き(寝付き・快眠度)が、すこしでもよくなるよう、妹が起きた時の心身の状態と見た夢についてのヒアリングをしてるというのがよかった。
叶えられなかった、あるいは明らかに叶えられそうにない夢を、寝る時に見るdreamの中でかなえようとするというストーリーの基本筋は面白いと思った。
しかし主人公の女性は「夢の中でも、この現実世界と同じ風景を見たい」という願いをしたのがよかった。
ゆいさん役の演技がよかった。
『studio D2 × ひろみとのむら』

『studio D2 × ひろみとのむら』

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2017/10/31 (火) ~ 2017/10/31 (火)公演終了

満足度★★★★★

「ひろみとのむら」
野村さんは期待を裏切らない!
面白かった!もう一度観たい!
30GP選出を希望!!

虎のはなし

虎のはなし

シアターX(カイ)

シアターX(東京都)

2017/10/27 (金) ~ 2017/10/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

 原作はイタリアのノーベル賞作家、ダリオ・フォー、

ネタバレBOX

初演は1969年ミステーロ・ブッフォと呼ばれる連作の中の一篇。1989年、天安門事件を受けて改作された作品が、ムベネ・ムワンベネの原作に当たる。今回、宇佐美雅司は、89年版に即して演じている。ムワンベネは89年版に自らの国、マラウィーの政治状況を置き換えて演じている。というのもマラウィの政治的腐敗は、日本のそれのようで、民衆はそれに対して2011年に叛旗を翻した。2011年当時、大統領の独裁は、通貨の暴落、燃料不足、腐敗等数々の暴動要因を抱えていたにも拘わらず、適切な方策が取られなかった為に、遂には大々的な抗議運動が発生したのであった。
この経緯をユーモアたっぷりに、柔らかく知的で而も愛嬌とセンスのある身体表現、歌、芝居で見せてくれたのが、ムベネ・ムアンベネであった。彼はスイスのベルン大学で演劇を学び、現在もスイスで暮らす。詩人でジャーナリストでもある。決して大きくない(身長は165~6㎝くらいだろうか)が、舞台上では随分大きく見えた。実に才能豊かな好男子である。
一方、今回3日間の上演で、各回毎に日本からの参加者が各回1人という構成であった。27日がIRO(土山裕也)28日は板津未来29日、宇佐美雅司である。
フォーの原作に即して演じるのも勿論大切なことではある(初日、2日目は拝見していないので日本勢がどのような作にしたのか分からない)が、出来れば、ムアンベネのように、自国の政治状況を取り入れた作品にしてもらいたかった。それだけの意味はあろう。現在の安倍政権の愚劣極まる「政治」の在り様をみれば、批判しない方がオカシイのだから。
新~とんびと鷹の捕物帖~『酔いどれムスメとお転婆オヤジ』

新~とんびと鷹の捕物帖~『酔いどれムスメとお転婆オヤジ』

劇団岸野組

俳優座劇場(東京都)

2017/10/28 (土) ~ 2017/11/05 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/10/31 (火) 19:00

気軽に見て楽しめるパステルカラーのかわいい系時代劇でした。江戸テイストが全く感じられないない劇中歌も、なんだか開き直ってるようで、すがすがしかった。

作者を探す六人の登場人物

作者を探す六人の登場人物

KAAT神奈川芸術劇場

KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)

2017/10/26 (木) ~ 2017/11/05 (日)公演終了

満足度★★★★

漱石の夢十夜の第六夜は運慶が仁王を刻んでいる話である。その中で若い男が次のように言っている。
「…あの通りの眉や鼻が木の中に埋っているのを、鑿と槌の力で掘り出すまでだ。…」
また、漫画家のインタビューで「最初は自分が作り出したはずのキャラクタが途中から勝手に動き出して手に負えない」などということもしばしば聞く。

演劇でも作者によって発掘されることを待っている登場人物もまたたくさんいるだろう。待ちきれなくて飛び出してくる登場人物たちもいるかもしれない。そんな感じの話である。

岡部たかしさん演ずる脚本家が稽古を始めようとすると山崎一さん率いる「登場人物」の一家が現れる。彼らを見出してくれる「作者」を彼らの方から探しに来たのである。彼らの様子に興味を持った脚本家が稽古に来ていた役者を使って即席の演劇に仕立てようとする。「登場人物」はバーチャルな存在だが登場人物としてはそのものずばりの本物(リアル)である。一方役者はリアルな存在であるが登場人物としては偽物である。というようなことで双方の対立は激化して行く…。

そんな話がどんどん続くのだが観てのお楽しみである。問題はこういう話は始めるのは簡単だが終わらせるのが難しいことだ。この終わり方には私はあまり納得していないけれど、自分では「笑ってごまかす」くらいしか思いつかないのが情けない(笑)

ときどきこういうものを観て考えると脳の掃除になるのではないかと思った。

KAATは5階の大ホールは来たことがあるものの3階に中スタジオなどというものがあることは知らなかった。座席はチケットの10番刻みの番号順に入場しての自由席である。最前列の席に役者さんが座ったりするので絶対に前方がおすすめだ(もちろん役者さんが座る席はリザーブされている)。学校と違って前に座っても指名されることはない(笑)

もれなく漏れて

もれなく漏れて

ぬいぐるみハンター

OFF OFFシアター(東京都)

2017/02/22 (水) ~ 2017/02/28 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/02/25 (土) 18:30

これも登録忘れてたので登録。
ぬいぐるみハンターとしては久しぶりの公演でしたが、
神戸さん、浅利さん不在でも主演さんがなかなか頑張ってて、安藤さんのおじいさんといいコンビが良かった。
最後のテキトーで元気な感じも、好きなぬいぐみハンターが戻って来た感じでした。

ネタバレBOX

詳細はココ
https://blogs.yahoo.co.jp/minamonitokeruhikari/64008060.html
皆、シンデレラがやりたい。

皆、シンデレラがやりたい。

森崎事務所M&Oplays

本多劇場(東京都)

2017/02/16 (木) ~ 2017/02/26 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/02/18 (土) 19:00

遅れてた感想登録します。
根本さんの好きな役者さん、当然私も好きな役者さんにおける根本作品。
当然面白かったです、序盤の狂ったようなディスリの3人の掛け合いが面白い。
戸板返しのようなセットも上手く使ってて、ラストの暴行シーンだけが単純な
気はしたんですが、それ以外は満足です。根本さん控えめなので次回は主役でもいいのでは?

ネタバレBOX

詳細はコチラ
https://blogs.yahoo.co.jp/minamonitokeruhikari/64008760.html
陥没

陥没

Bunkamura/キューブ

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2017/02/04 (土) ~ 2017/02/26 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/02/10 (金) 18:30

遅れてた感想UPしたので登録。
昭和三部作の最後、怪しさが消えた魔都東京から高度成長期の東京へ舞台が変わり
ファンタジー要素はありながらも、ハッピーエンドのラストも含め温かい作品でした。
大きな枠組みとして生瀬さんにダマされて結婚した事だけが、納得できない所です。

ネタバレBOX

詳細かコチラ
https://blogs.yahoo.co.jp/minamonitokeruhikari/64023754.html
口々(くちぐち)

口々(くちぐち)

サンボン

サンモールスタジオ(東京都)

2017/02/08 (水) ~ 2017/02/12 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/02/10 (金) 14:00

遅れてた感想UPしたので登録。
山田さんの新ユニット、女性じゃなくて家族というか兄弟のお話。
過去のシーンに自然に移るシーンは好きでしたね、色々語らないままで表現される事が多くて
ロ字ックでの慟哭というか叫びとはかなり違うけど、じんわり良い感じの不思議さと優しさありました。

ネタバレBOX

詳細はコチラ
https://blogs.yahoo.co.jp/minamonitokeruhikari/64033925.html
カフェ・ド・ギロチーナ

カフェ・ド・ギロチーナ

いちごドロップ

cafe&bar 木星劇場(東京都)

2017/02/04 (土) ~ 2017/02/05 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/02/04 (土) 16:30

感想やっと出来たのでUP.
屋代さんの脚本って事で行ったのですが、ラジオとはちょっと違うテイスト
それでも設定からは屋代さんらしく、演出が違う分POPな感じで楽しい作品になってました。
会場がカフェと会っていて、主宰のお二人も魅力的だったから相乗効果ですね。

ネタバレBOX

詳細はココ
https://blogs.yahoo.co.jp/minamonitokeruhikari/64034222.html
女の壁/憧れの雪国

女の壁/憧れの雪国

劇団献身

スタジオ空洞(東京都)

2017/02/01 (水) ~ 2017/02/06 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/02/04 (土) 13:00

遅れてた感想UPしたので登録。「女の壁」のみ観劇
大竹さん、石澤さんと好きな役者さんも含め、女優さん個々の面白さが光りましたね
ネジ部の展開が知りたかったのですが、そこは残念。登場人物の続編とか出来そうな
可哀想さがなんか微笑ましい。主宰さんのグダグダのような細かい埋設が微妙(笑)

ネタバレBOX

詳細はコチラ
https://blogs.yahoo.co.jp/minamonitokeruhikari/64034245.html
ベネディクトたち

ベネディクトたち

ナカゴー

あさくさ劇亭(東京都)

2017/01/21 (土) ~ 2017/01/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2017/01/21 (土) 19:00

忘れてた感想UPしたので登録。
何も考えず笑える作品で最高した、小作「話したい人」からの流れも良くて
篠原さんの困り顔はなんか可愛い、ベネディクトが1000年後位に復活して欲しい。

ネタバレBOX

詳細はこちら
https://blogs.yahoo.co.jp/minamonitokeruhikari/64034722.html
モニカの話

モニカの話

(劇)ヤリナゲ

STスポット(神奈川県)

2017/01/18 (水) ~ 2017/01/22 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2017/01/21 (土) 15:00

過去感想UPにて、投稿。
ヤリナゲさん的ホラーでしたが、雰囲気はあっても物足りなさが大きかったかな
浅見さんが参加されて、独特の雰囲気が怪しさになってるのは良かった。

ネタバレBOX

詳細はコチラ
https://blogs.yahoo.co.jp/minamonitokeruhikari/64034281.html
新~とんびと鷹の捕物帖~『酔いどれムスメとお転婆オヤジ』

新~とんびと鷹の捕物帖~『酔いどれムスメとお転婆オヤジ』

劇団岸野組

俳優座劇場(東京都)

2017/10/28 (土) ~ 2017/11/05 (日)公演終了

満足度★★★★

江戸の人情芝居らしいほのぼのした劇でした。場面転換も早く変わってよかったです。役者の方達も生き生きとしてましたね。

賊義賊 -Zokugizoku-

賊義賊 -Zokugizoku-

壱劇屋

HEP HALL(大阪府)

2017/09/22 (金) ~ 2017/09/25 (月)公演終了

満足度★★★★

初めて劇団外から主演:中村るみ さんを迎え、
今回の主人公は女義賊!

女性らしい殺陣で、
非常に軽やかでポップな仕上がり、愉しく拝見。

一方、悪役KATSU さんの殺陣はアクロバティックでダイナミック、見応え十分でした。

楽しかった。

山人(やまんど)のリア

山人(やまんど)のリア

劇団五期会

ABCホール (大阪府)

2017/09/21 (木) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

満足度★★★★

初めてのリア王!
北陸出張の帰り、ヘトヘトになりながら劇場に着いたのですが…
上演時間2時間40分を、あっという間に感じる程、引き込まれました。

山人を舞台に、
ほぼ忠実にリア王をなぞらえて頂いたようで、
棟梁と三女、分家に降りかかる不幸と、それぞれの結末の対比がとても悲劇的。

本格派の演劇、リア王を堪能させて頂きました。

Five up Stage

Five up Stage

本若

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2017/09/18 (月) ~ 2017/09/18 (月)公演終了

満足度★★★★

演劇×美容界コラボ企画、とても興味深い内容でした。

Five up Stage…
夢を追い求める5つの物語。

髪を切って
新しい自分、亡き友への想い、仲間と共に、母への想い、人の意思を継ぎ人の為に、
そして夢はいつも自分の中に!

前向きになれる、心暖まる公演。

生で披露される美容師さんのハサミさばき、
ドンドン華麗に変身する女優さん、
生のメイクアップショー、圧巻でした。

髪切って2ステ目どうするの?

風が吹くとき

風が吹くとき

関西芸術座

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2017/09/16 (土) ~ 2017/09/18 (月)公演終了

満足度★★★★

Aキャストを拝見。

国境付近で紛争が勃発。
核戦争が起こるのか?

戦争を心配する英国紳士の父と
そんな事はどこ吹く風の母。

そんな英国の典型的な夫婦二人に起こる
とても悲劇的で、
とても幸せなお話。

2時間の二人芝居
円熟した役者さんの演技、素晴らしかった。

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