お薦め演劇・ミュージカルのクチコミは、CoRich舞台芸術!
Toggle navigation
地域選択
ログイン
会員登録
全国
北海道
東北
関東
甲信越
北陸
東海
近畿
中国
四国
九州
沖縄
海外
管理メニュー
団体WEBサイト管理
顧客管理
バナー広告お申込み
バナー広告お申込み
Toggle navigation
menu
公演検索
HOME
公演
検索
ランキング
チケプレ
掲示板
Myページ
団体・公演・劇場登録
団体WEBサイト管理
チケット管理システム
CoRichチケット!
チケット管理システム
CoRichチケット!顧客管理
HOME
公演
間の女
観てきた!クチコミ一覧
クチコミとコメント
公演情報
めがね堂「
間の女
」の観てきた!クチコミとコメント
前のページに戻る
byassist(843)
満足度
★★★★
鑑賞日
2017/10/31 (火)
10月31日、ハロウィンの夜に拝見(55分)。
ネタバレBOX
永井久喜さん。
デフォルトの、きょとんとした表情と、柔らかいメゾソプラノの声が、自分には大層印象深かったみたいで、今年2月の所属劇団さんでの舞台以降、彼女の出演舞台、拝見するのは、これで4作品目となります。
さて、そんな彼女が演じるのは
生まれて初めて男性に誘われて、彼の部屋を訪れる若い女A
男性の部屋に後からやって来た若い女B
江戸川乱歩の小説『お勢登場』の格太郎&お勢
の4役。
まず、永井さんは我が事として、男の部屋に行くまでの、女性Aの戸惑いぶりを、それはもうコミカルに語り始めます。
やがて男の部屋に入り、いいムードになりかけた矢先…
玄関からブザーの音! 予期せぬ来訪者?! …男は有無を言わさず女Aをクローゼットに押し込みます。
急に鳴り出した大音響の音楽にかき消されながらも、クローゼットの扉の向こうから微かに漏れ聞こえてくる、男と、後から部屋に入って来た女Bのやり取り…
女Aは、昔、読んだ江戸川乱歩の『お勢登場』の主人公・格太郎と、我が身が置かれた境遇を重ねます。
子供とのかくれんぼで長持ちに隠れた格太郎。しかし、何かの拍子に長持ちの蓋の金具がかかり、永らく患っていた格太郎のチカラでは、内から長持ちの蓋を押し開けることが出来ず…不意に蓋が開いて、自分の顔を覗き込む人影が! 夫の病床を良いことに、
浮気相手のもとに通い続けている、不肖の妻・お勢だったとはいえ、たとえ誰であろうと、助かった!と安堵する格太郎。が、何を思ったか、お勢はいきなり長持ちの蓋を閉め…
語り手の心理は、格太郎からお勢へ、さらには、クローゼットの扉の向こうにいる女Bへと移っていきます。
どちらかというと「ほのぼの系」な雰囲気の永井さんが語り手なため、結末が自明の『お勢登場』はさておき、とりわけ、クローゼットの扉を開けた女Aの目に飛び込んできた光景
彼女が手料理を披露するために持参した庖丁を使って、女Bは浮気した男と刺し違え、辺りは血の海!
という壮絶なラストが全く予測できず、オチの切れ味が一層増したかのように感じられました。
それから、地の文を語る永井さんの穏やかな声のトーン。
抑え目な照明の効果も合わせて、秋の夜長、枕元で文庫本をひもといているような心地に導いてくれました。
期待した通りの、良い宵の時を過ごさせてくれた、永井久喜さんに感謝です。
0
2017/11/01 08:41
0
0
前のページに戻る
バナー広告お申込み
このページのQRコードです。
拡大
×
このページのQRコード