手を握る事すらできない
劇団時間制作
萬劇場(東京都)
2017/11/08 (水) ~ 2017/11/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
初めての劇団さんでしたが、予備知識なしで観たところかなり驚かされました。何と言ってもこの重苦しいテーマに真剣に取り組む姿勢がみなさんから強烈に伝わってきました!その世界観に引きずり込まれてかなり打ちのめされ、あっという間にラストシーン。それは小さな光を感じさせてくれました。
このテーマ、同じ世代の子供を持つ父親として観てよかったと心から思えました。真っ向勝負の劇団さんですね。他の作品も観てみたくなりましたね!
煙が目にしみる
パンドラの匣
TACCS1179(東京都)
2017/11/15 (水) ~ 2017/11/19 (日)公演終了
満足度★★★★
火葬場には、野々村家親族、北見家親族が、係りの者に案内されてやってくる。霊前で各々が手を合わせた後、捌けると何やらお遍路さんのような扮装の初老の男2人が登場、上手奥に見事に咲いた桜を眺めて桜談義に花を咲かせている。(追記後送)
ネタバレBOX
あれこれ話すうちに、三途の川を渡る渡し賃の六文に触れることで、彼らが既に亡くなっていることが決定的になる。つまり、これから火葬に付される当人たちなのである。火加減が自分達に与える苦痛に関しても話をしていたりと笑わせながら物語は進んでゆくのだが、片や脳梗塞で亡くなった地元高校野球部の監督、片や娘と行きつけのビデオ屋の店長だけが来ている髭のおっさん。親族の集まり方が対照的な2人の火葬だが、監督の母は認知症をわずらっった為か、この2人の霊が見え、話をすることもできる。
監督は、育てた生徒たちが初めて甲子園の土を踏み、1回戦で敗れたものの、終盤、5点差を1点差迄追い上げ、次の機会に希望を残した。髭のおっさんは腹上死、親子ほど年の離れた彼女との恋の果てであった。娘は、この恋人に嫉妬、霊と交信できるお婆さんの計らいで火葬場に現れた恋人に冷たい仕打ちをするが・・・。
骨と肉
JACROW
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2017/11/15 (水) ~ 2017/11/20 (月)公演終了
満足度★★★★
大塚家具の父娘対決を題材にした緊張感ある会話劇。ここ数作で実話ベースの作品にシフトしたJACROWらしい作品と言え、実際にこういうことがあったのかな、と思わせてしまう物語の巧さは流石である。父を演じる谷仲恵輔と娘を演じる川田希の対決シーンは、ちょっとやり過ぎではないかと思うほどだが、だからこそタイトル通りの骨肉の争いが際立つ。エンディングもなかなかに秀逸である。役者陣も過不足なく存在感を示し熱演だが、宍戸香那恵の使い方はやや勿体ない印象である。
散歩する侵略者
イキウメ
シアタートラム(東京都)
2017/10/27 (金) ~ 2017/11/19 (日)公演終了
満足度★★★★
イキウメの代表作の一つだが、以前にも観て、前川作品でも最も救いのない作品に思えていた。今回観て、そうでもなかったのは何か変わったのだろうか。ただし、大窪の気持ち悪さは、前回と全く同じ印象で、この辺は彼の力量の為せる技と言えよう。内田慈が演じる妻が切ない。
プライムたちの夜
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2017/11/07 (火) ~ 2017/11/26 (日)公演終了
満足度★★★★
人間そっくりの会話もできるアンドロイドが発明された2062年という近未来を舞台に、人間であることの意味や、AIとの接し方、さらに存在意義を問う日本初演作。夫を母を妻を失った人々を救うためのアンドロイドが、かえって違和感をもたらしてしまうというのは起こりそうな話だが、それらの数々を経てのエンディングは秀逸。人間とアンドロイドを描き分ける役者に2人いるが、演出の力もあるのだろうけれど、見事だった。浅丘ルリ子恐るべし。
風紋 ~青のはて2017~
てがみ座
赤坂RED/THEATER(東京都)
2017/11/09 (木) ~ 2017/11/19 (日)公演終了
満足度★★★★
1933年、花巻と釜石を結ぶ交通の難所、仙人峠にある花巻軽便鉄道の駅舎兼旅籠を舞台に、宮沢賢治の晩年の3日を描く。と言っても、雷雨で峠の山道が塞がれ閉じ込められた形の、「居場所」のない人々を描いた群像劇として、優れた舞台だった。人物それぞれの「漂い」感が切なく、それらの中での賢治のポジションが絶妙な印象だが、やはり旅籠の女将役の石村みかの存在感が軸になっている。ただし、テンポにメリハリがなく重く長い印象になるのは惜しい。これは、てがみ座の公演でしばしば思うので、演出の問題というより、脚本の問題なのかとも思う。
なおアフタートークで長田は「賢治は〇〇だと思われているが、実は××だったという視点で描きたかった」という言い方を何回かしているが、〇〇だと思っていない人にとっては、どうなのだろうという疑問が湧いた。
結人~むすびと~
劇団黒胡椒
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2017/11/15 (水) ~ 2017/11/19 (日)公演終了
満足度★★★
ストーリーが気になって観ましたはじめましての劇団。キレキレのダンスが良かったし面白かったんですが ちょっと気になったのは赤縄を結ぶ人は死ななければ結ぶことが出来ないの?ってところ。次回作品も楽しみになりました。
ポーランドの人形遣い
劇団昴
Pit昴/サイスタジオ大山第1(東京都)
2017/11/09 (木) ~ 2017/11/26 (日)公演終了
満足度★★
鑑賞日2017/11/15 (水) 19:00
座席1階E列5番
「観たい」の感想そのままの期待をもって劇場へ向かいました。
かなり前から、フライヤーが配られており、期待まんまんでした。(劇団からの情報が遅くてイライラしたくらい)
当日、劇場も満員。観客の期待値もかなり高い感じです。
しかし、残念。牛山さんの変化が面白かった以外は、何も感動できませんでした。
(何か、天岩戸の話みたいで、楽しめた)
ネタバレBOX
最近、青年座の「旗を高く掲げよ」、その後日談となるような昴の「幻の国」、あるいは青年劇場の「アトリエ」と、収容所や戦後処理の話を観続けてきたせいか、この舞台のテーマ性については、何か新しい視点を得られるような気がしたのですが。
延々と続く、人形いじり、これがどうもよく判らない。
結果、主人公の経験した収容所での経験なのは判るのですが、だから?
ラスト近く、実は彼がSSではないか、というドンデン返しになりそうになって、緊迫感が高まりますが、でも実際は、、、、まんま、というお芝居でした。
主人公が、人形に託したものって何?
Hello World
ソテツトンネル
RAFT(東京都)
2017/10/11 (水) ~ 2017/10/15 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2017/10/13 (金) 19:30
価格2,200円
何やら「シカケ」があるらしいことを事前に知り、某所では「合いませんでした」との感想も目にして戦々恐々で臨んだが、早い段階でのヒント(?)で抱いた疑いで大体当たっていたという。
これも演劇ならではのトリックを使っていて、映像化は不可能と思われる。
『studio D2 × ひろみとのむら』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2017/10/31 (火) ~ 2017/10/31 (火)公演終了
満足度★★★
studio D2
見ざる聞かざる言わざるの三猿のような三人の女性。
ベンチに座る不思議な三人のお話でした。
じっくり観れば観るほどに気づきがありそうで、繰り返し観たい気持ちになる。
劇団さんのカラーをしっかり観せてくださる、このような団体さんが火ゲキでもっともっと観たいと思いました。
ひろみとのむら
ゲキバト優勝という栄光を掴んだ三人による火ゲキ限定ユニット。
なのに…あまりに豪華すぎるてんこ盛りすぎるシークレットゲストに全部もっていかれてしまってました。
火ゲキ4seasonグランドフィナーレ感はあったけれども、シークレットゲスト、川添公二さん、山本香織さん、浅雛拓さん、上杉逸平さん、美香本響さん、こんだけ強者ばっかり揃えれば、そりゃ間違いないよ(笑)
お話全体としては、ちょっと弱かったかな…。
『激団しろっとそん × チューズデーず』
火曜日のゲキジョウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2017/10/24 (火) ~ 2017/10/24 (火)公演終了
満足度★★★
激団しろっとそん
とってもお久しぶりな、しろっとそん。
以前の火ゲキ参加作品が、アイドルイベントのような内容だったので…。
今回、がっつりお芝居で、しかもしろっとそんらしいお芝居で、観られて嬉しかったです。
チューズデーず
1月から継続してきた月刊栗田さんも、いよいよ最終月。
毎月休むことなくオリジナル作品を上演し続けてきたという事実に、まず拍手を送りたいです。
ネタバレBOX
激団しろっとそん
日本中がハロウィン一色な時節に、ちょうどハロウィンなお話。
中世ヨーロッパな雰囲気なファンタジー、煙突に煤が溜まったままにしておくと、ハロウィンの日に悪い妖精が殺しにくる。
なので煙突掃除屋さんが家々を回り綺麗にして回っているのだけれども…。
くろさん演じる煙突掃除屋さんが、池永さん演じる幼馴染の女の子の家に行っても煙突掃除を断られてしまう。
それは何故か…二人の共通の友達でもあり、女の子の恋人でもあった煙突掃除屋さんが帰ってこないから。
本当は落下事故で亡くなってしまっているのだけれども、それを認めたくない女の子は、いつか帰ってくる、自分の家の煙突は彼に掃除してもらうのだと信じて待っている…という悲しい物語。
煙突掃除屋さん演じる、くろさん、もう昔とちっとも変わらないイケメンさんっぷりで、声が透明感あってよく通って響きがよくて。
婚約者を待つ女の子演じる、池永さん、客演さんとは思えぬ馴染みっぷりで、このファンタジーの世界観にとてもよく合ってて可憐で、哀しみのつんざく慟哭が迫力抜群でさすがの女優魂。
ぽるんちゃんは、体液(汗)が煤を浄化するというシュールな役で、コメディアンヌ方向に一皮むけてました。
りねさんは、出番は控えめながら大事な役どころ、美しいお姿でした。
文化祭的なのは…ちょっとわたしの好みには合わないのだけれども、またしろっとそんのこんながっつりお芝居観たいです。
チューズデーず
一人暮らしのOLが帰宅すると、そこに居たのは不審者…ではなく、幽霊…ではなく、幼い頃に遊んでいたオモチャ二人組、バービー人形とマリオ。
二人は散々ちょけた後に、訴え始める、持ち主にも世間からも忘れられてゆく身の上の悲しさを。
それを受け、どうやら仕事のデキるらしいOLさん、一念発起、二人がまたブームメントに乗れるようなゲームの開発を成功させるべく。
まぁ結局はその目論見は成功せず、ゲームはおおこけにおおこけたわけだけれども、それでも忘れられたままで消えてゆくでなく、最後にひと花さかせられて、なんだか晴れやかな。
このお話、女の子三人組のお芝居だったのですが。
もうとかくキャラが立ってて、特にバービー演じる奥田さんがモンスター過ぎて、めっちゃ笑かせていただきました(笑)
手を握る事すらできない
劇団時間制作
萬劇場(東京都)
2017/11/08 (水) ~ 2017/11/19 (日)公演終了
満足度★★★★
いじめがリアルに描かれていてつらい。さらに教師の無力さ、事なかれ主義に陥るもの、多少の正義感では揺るがないいじめの現実は…。出演者がカワイイ娘ばかりで眼は楽しいけどね。主役の娘に感情揺さぶられまくり。
無名劇団第27回公演「私戯曲 りんごのうた」
無名劇団
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2017/11/13 (月) ~ 2017/11/14 (火)公演終了
満足度★★★★★
昨年クリスマスイブにみた「ハッスルライフ」の実質的再演である。前作では血縁の祖母に対する憎しみまでを沸々と凝縮し、そしてビッグバンごとく爆発させたが、今回は多少島崎の心情の変化もあったのか、後半からラストになるにつれ、祖母への赦し、また自分自身への赦しが色濃く出ていた。
かなりの変化である。それが島崎の人間的成長でもあり、それをばねにして再出発を図ろうとする意図もあったのだと思う。そこがよく理解でき、ファンとして安心もする。
ただ、前作と本作の祖母と彼女との関係性を考えるに、この独特の執着心と愛憎はやはり異様である。
通常の母娘の愛憎は文学等にもかなり描かれており、納得はできるのだが、この祖母・孫の関係においては、母親(祖母においては娘、孫からすれば母親)の存在がキーであるべきなのに、ほとんど語られることはないのである。ある意味、空白が存在するのである。
だから、祖母からすると孫を育てるということは疑似母親になっているわけだから、2回目の子育てをする羽目になるということになる。責任感を重度に感じ、プレッシャーも強くあったはずだ。
一方孫からすれば、肝心の母親はおらず、慈しみ優しく接してくれるはずの祖母の姿は全く見られず、異様に母親たろうとする力んだ疑似母親が自分を支配しようとしているのである。
そこに見られるのは如何にも不幸な関係性である。お互いに真の「娘&母親」の不在が、お互いの関係をぎこちなくしているのみである。それはやはり不幸であるというしかないのであろうか、、。
でも、熱い血というものが二人を結びつける。彼らの関係は不幸ではあったが、お互い血縁という絶対的なものから逃れることはできず、それは本能的にも孫の方から赦しという特別の感情が湧き出てくるのだ。
祖母も赦し、そしておのれを許すことで孫は次の人生のステップに立つことができる。それは彼女の大いなる再出発の時でもあるのだ。
島崎は若いのに、自伝ともいえるこの題材を正直に真正面からストレートに描いている。立派だ。彼女の誠実さにやはり拍手を送るべきだろうと思う。秀作です。
ハコがまゑ
ハコボレ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2017/11/03 (金) ~ 2017/11/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
蛙の冒険活劇 緑の雨蛙 青い毒蛙、実は、毒の無い青い雨蛙 2匹が力を合わせ生きて行く 死が間近にある 若い二人の役者が跳んだり若さいっぱいに演じる 1人の場面も多い 話が進むにつれて引き込まれる 起承転結で分かりやすいから更に引き込まれて行く 最後のシーン 弱い生き物は人間と重なる とても面白かった。
ネタバレBOX
蛙の冒険活劇 緑の雨蛙 青い毒蛙、実は、毒の無い青い雨蛙 2匹が力を合わせ生きて行く 死が間近にある 若い二人の役者が跳んだり若さいっぱいに演じる 1人の場面も多い 話が進むにつれて引き込まれる 起承転結で分かりやすいから更に引き込まれて行く 最後のシーン 弱い生き物は人間と重なる とても面白かった。
舞台は、奥 上 下 にダンボールが置いてある。// 僕らは体が弱く冬を生きれない 冬には青星 僕と同じ色 後で鶴嘴でを振るい水平に掘る。// 春が来た 川の流れ 野菜を切る音 リズムよく切る ラップ。食ってくれ 入らない みみず ばった。おばあさん 見つからなかったのか 田んぼ探す。引っ越そう 探しに行く ドンドン メキメキ 人間。解剖から逃げた。東の泉 青い星 リグル 空には幕 上から食べ物が降ってくる。 //場転 劇団 演目 役者 紹介 置かれたダンボール箱の裏に書いている // 引っ越し 荷物 いつ着く 秋の終わり 歩き疲れた 鮒に乗って行くか ゴゴゴ・・・ アメリカザリガニ 問題です ・・・ 正解 通っていい 俺の毒は象も殺す 空 蝶 白鳥 あっ 食べた Gタクシー キキキキー 雀が鳴いている ザザーー 雨だ お祈り 私の蛙が居ないわね ペロリ 頂きまーす さっきの種 うわー 毒を喰わした がらくた山を越える 人がいる あそこにいた 暖炉 がりがりで 干からびた君を運んで またみんなでご飯が食べれるかな 後どの位かな 見ろよ 東の泉だ みーん みん みん 蝉が美味し
い季節になった。何処へ 労働ですか ガマの油売り 日本の蛙は忙しい あんたも ここに来い // 毒を待っていたんだよ 俺の代わりに釣って来い 飼い主の家で リズムが リガルじゃないか 2号 共同生活 行ってきます 秋の猛毒収穫祭 毒出ないから 借りている。毒に手を入れて 痛く無いはず。容疑者リゲル 青い雨蛙 見つけたら 火炙り 市中引き回し 御連絡を サクサク食べてよ 要らない 冬越せないよ みみず うどん 仕事も家事も任せきり 引っ越し 無理だ。 毒が無ければ生きていけない 普通の雨蛙 普通の緑に生まれたかった もう母さんはいないよ。もう俺に付き合う必要は無いんだ コンコン コンコン ありさんダークの ほんとに遅いんですね 箱を開けると、がらくたの上 いつかの雀 蛇が立ちどまる 喰えよ リグル 捕まって 翼に緑の蛙 何でここに ・・・・ いなくなるのは嫌だ 家族だから ハハハ 笑うな 助けてくれてありがとう ごめん 何でお前が謝るんだよ おばさんに頼まれたんだ 春になったらお願いと 毒が出ないから守れない おばさんとの。 風 木枯らし 僕らは 体が弱い 冬を越え
られない 山の巣穴に食料があった そこに行けば助かる お前だけでも行け 星を見に行くんでしょ 外に出る穴を掘る ガンガン 外 真っ白な雪 雪の壁 振り返るな 一歩づつ進め 雪が止んだよ 頑張れ 春が来るまで もう少しだ 山頂から下を見ると 家が暖かい 1つの輝く星を1人で歩き出す また春が来た。
伊藤えん魔プロデュース「イカロス戦記」
ファントマ
近鉄アート館(大阪府)
2017/11/03 (金) ~ 2017/11/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
ファンタジー 古代昔ばなし 現代への皮肉 色んな見方 どんな見方でも面白いお芝居 えん魔さんの進化が凄い。 絶滅 地球上の生き物がほぼ死ぬ 生き延びた者達は、弱々しく 小さく あるいは変化した者達 隕石 環境の激変 今の 時代の急な変化に感じる その中で生き延びる奴等は 次の時代を作る 今 私達は集団で大きな力を持って 目の前の者達を喰らうか 手 足 頭で生き抜くか 命と死と自然 今の時代 人間が選択の時 個人が変われば狂気の集団も変わる 選択 考える時 滅びる前に答えはあるとだろう。 偉そうに そんな事を 感じた芝居 学校公演もおすすめと思う。
舞台中央が2階 上手 下手 順に低くなる 舞台奥の壁に赤 青 黄色の布が絡まり 下がる 芝居最後に遺伝子DNAの螺旋に見えた。
ネタバレBOX
ファンタジー 古代昔ばなし 現代への皮肉 色んな見方 どんな見方でも面白いお芝居 えん魔さんの進化が凄い。 絶滅 地球上の生き物がほぼ死ぬ 生き延びた者達は、弱々しく 小さく あるいは変化した者達 隕石 環境の激変 今の 時代の急な変化に感じる その中で生き延びる奴等は 次の時代を作る 今 私達は集団で大きな力を持って 目の前の者達を喰らうか 手 足 頭で生き抜くか 命と死と自然 今の時代 人間が選択の時 個人が変われば狂気の集団も変わる 選択 考える時 滅びる前に答えはあるとだろう。 偉そうに そんな事を 感じた芝居 学校公演もおすすめと思う。
舞台中央が2階 上手 下手 順に低くなる 舞台奥の壁に赤 青 黄色の布が絡まり 下がる 芝居最後に遺伝子DNAの螺旋に見えた。
赤いマント 剣 盾 戦う 負けていく 激しい戦い スローで表現 シレウス 世界が変わってしまった 僕がいたエデンも これが行き着く世界 永遠に続くと思われた思われた世界の終わりと始まりを // この世界は 大きい謎に包まれている。おーい大変だ 秘密が見つかった エデンの園から堕ちてきた 羽を持った人が堕ちてきた そいつは片方の羽しか持って居なかった // その花は僕が狙っていた 私が採った。僕は何でも食べる ふわふわとしか飛べない。 テレプス 招集 急いで シレウス来いよ。いいえ いつも助けてくれてありがとう。プテラ様 音 笛。ほっておいても。些細なことでも。地震の前触れ。何か解ればすぐに教えてくれ。// 何をしている 何も トリケラです あの音は何処から。よく解らない。こっちだ。待ちなさい あの音。わっ ほんとにいた。名前は シレウス 僕はニース 街を案内するよ 海亀が卵 卵の密売 トイザウルス オモチャの洞窟 何をし てるん ですか バイト 研究中 アロマロカリスを研究 不思議だろ 考古学 問題 この骨格 ・・・パンダ ・・・マッコウ鯨 骨格から想像出来ない これ ケンタウロス。 ブー 暴れん坊将軍 色は解らない。SYC サンヨウチュウ。全ての星が見えなくなっている。大変だ やつらがやって来るぞ。こっち隠れて 花が枯れ始めております エデンに目が出ません。敵は誰か 今は待て // 腹減った 駄目だ 餌が減っている。帳尻を合わさないと全滅だ すぐ喰らう ドンドン止めろ ドンドン ベロキ餌がなくなるのは本当か 俺が大好きなアキを言ってみろ。八代アキ。白亜期だ。むかーし むかーし 至る所にお爺さんとお婆さんが、山にしばかりに 俺にしばかれに、悪い冗談だ。ケダモノ。そうさ俺達はケダモノなんだよ。(ダンス) // この地上 こんなに多くの生き物が// ここは 僕は あのう、貴方は?。 星の王子。ぶっとばしたい。前に進む 学ぶ事 戻れない事を知る事 私と違う 私も飛んでいる 星が死んだ 悲しい事 生きる事はよろこび 始まりがある 色んな形をしている 眠たくなってきた。また遊びにおい で // 私達 どうなるの 先に食べられる 私の方が美味しそう。胆が座っているな。貴方が親分に。テラの親分に勝てない。 クロノが、*** 。クロノ 礼を言うぜ 餌になってくれたんだろ。嫌みだ いやみだ イヤミだ、えっ “シェー”。 悪い冗談だよ。ベロキ 点数稼ぎだろ 殺されたら割に合わねえな。私を食べて良いよ。生き延びる方法が解ったら // この遺跡に笛の音が書かれている? いや まだ解らない。// この女を連れて逃げる。// ここに賢者がいる ずっと昔から いる。 収斂進化 恐竜 海 サメ 海豚 僕は何故。意味がある 待つのです。おそまつの様に。 夢の中で会える おそらく 星 彗星メテオ 貴方は選ばれた 終わりを知らせる為 何とか その時 世界は終わった 遥か未来に会いましょう 名は シーラカンス(クリオネにも見えた) あの人と話さないと (気を失う) 終わりの世界が近づいている 天空を切り裂く音 おい こいつらの餌になれ 飛べ (斬られる)翔ぶ 俺達の餌は山の上だ 目指すはエデン この爪で駆け登ってやる // 花が枯れた コアトルズどう思う。降りかかる火の粉は振り払う。 テンクスがリンクスを連れて、戻って来ました。イモールが殺されました 地上には 色んな生き物がいました。混ざれば、進化 必要 必然と このエデンは美しすぎたのだ 望遠鏡 彗星 戦うも自由 我に続け テックス シレウスを迎えに行きたい シレウスは未来になるかも 父よ 御武運を 決戦の時 剣を持て // 食べる物が無いなら 私を食べて良いのよ 変な人 逃げても良いぞ 付いていく。 食わせろ。こいつだけは見逃してくれ。俺達の前に居る者は 全て喰う このまま逃げろ 悪い冗談 だよ(刺し殺す)。賢くなって何度も生まれ変わってやる。死んだ二人を重ねる ・・・喰え うわーー(集団で喰らう) // メテオ また来ましたね。僕の星に来ないでメテオ。貴方は私の友達。 ありがとう 私の使命は地上に落ちる事 悲しまないでください 死は生の始まりなのです 悲しみもある 悲しみを越える喜びも シレウス 貴方は選べる事が出来る 一つの羽を二つに出来る 止まってメテオ せっかく たくさん学んだのに すまない 私は 痕跡を残すそこで 大きな目を開き 見つけれるでしょうか 僕は小さい 君は生きている 大きい また会えたいですね こんな始まりなんて 僕は観たくない シレウス 片翼の子 止まるな 汝は美しい メテオは鎧を纏い 剣を取る // エデン 地上の獣が襲う ここは危ない こっちだ コアトルズ エデンを。 ドン ドン・・ 来たな 滅びの者達よ 滅びはしない 余の翼を焼いてみよ(舞台奥の赤い青黄の長い布が揺れる DNAが騒ぎ揺れる様に見えた) トリケラが斬られる 破滅の者と死に・・・ 生きていて良かった テレキス君も ****だ 海の中へ大地に*** シレウ ス 未来で会おう 鳥となっている テリウス イカロスは蝋て固めた羽で脱出 太陽神に近づき 翼を焼かれ地上へ落ちた。シレウス世界が変わってしまった 僕が居たエデンも 橋や城も ドロプス この姿がこの世界の姿だったんだ テリウスが会いたがっていた プテリキユス生きていたんだ 生き残ったのはこれだけ ドン ドン ドン 食べるのか もう良い 全部終わりだ 何処へ 俺達の骨を残すのに ちょうど良い所へ 未来の奴等に こんな恐ろしい奴等が居た事を。 御無事で。 変な事を言う奴等だ くたばるまで じっくり考えてみる 答えは見つからないだろうが。きっと見つかります きっと。奴等も仲間だ 誰かが僕らを作ったんだ 僕は見る。カリプス まだまだ見つけるぞ テリクス 僕はこの大地で この手 足 頭を手に入れる そして みんなを守って行くよ。
手を握る事すらできない
劇団時間制作
萬劇場(東京都)
2017/11/08 (水) ~ 2017/11/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
逆班の舞台、観てきました。演者さん達が個性的で、同じような位置で観てもとても新鮮!いっぱい楽しめました。微妙に違う部分もあったりして。
こちらも1回じゃ見切れないのでまた観なくちゃ!
名探偵とナン
カラスカ
d-倉庫(東京都)
2017/11/08 (水) ~ 2017/11/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
まさに推理に背を向けた推理サスペンスコメディ。
パロディという名の元にオマージュをささげつつディスるバランスが絶妙で気持ちいい。
こナン好きの方々の捉え方は違うかもしれないが、素直に笑えて面白い。
細かい事を言えばご都合主義的でほころびもあったけど
それを凌駕する笑いがあればいいですよね。
ネタバレBOX
チョット色物的な扱いでしたが、
ちんちくりんなモヒート、どすこい朝青龍、ナンが大好きインド人の反則トリオはすこぶる良かった。
まさにそのものな感じで演じられていましたが、本来の姿とキャラクターはどんなだろうと
想いを廻らすのも面白い。
特にニ役?を演じられた女優さん、面白くて楽しかったです。
トロイア戦争
明治大学シェイクスピアプロジェクト
アカデミーホール(明治大学駿河台キャンパス)(東京都)
2017/11/10 (金) ~ 2017/11/12 (日)公演終了
満足度★★★
物語は、「恋愛」と「戦争」という2大テーマで「個人」と「国家」という異なる観点で描き、それを上手く融合して叙事詩のようにして観せる。
脚本はシェイクスピアであるが、演出・舞台美術・技術はもちろん、衣装なども全て学生たちによって作られている。自分はあまり学生演劇は観ないが、明治大学のシュイクスピアプロジェクトの評判は高く、一度観劇したいと思っていた。
また、当日パンフでも説明しているが、この作品はシェイクスピア劇でも異色とされているという。日本での上演機会が少ないことから興味を持って観た。
(上演時間2時間30分 途中休憩15分含む)
ネタバレBOX
舞台セットは、中央に段差を設け、その上部に大きな円柱が2つ間隔をあけ並び建つ、そのイメージは神殿であり高い城壁といったところ。上手側には同じような円柱が建つ台。シーンの状況に応じて移動し、神官の館などに見立てる。さらに上手・下手奥(後壁近く)に木片が乱立しているような。日本的な発想表現であるが、”塔婆”を思ってしまう。美しい舞台美術であるが、そこには7年にわたる戦争による死者へのメッセージ、疲弊した状況に対するアイロニーが込められているように思える。
物語は、トロイとギリシャ連合軍によるトロイ戦争が始まって7年。トロイ王プライアムの末王子トロイラスは、神官の娘クレシダに恋焦がれている。クレシダの叔父パンダラスにより二人は結ばれ愛を誓い合う。しかし、トロイを裏切りギリシャ側についた神官は娘のクレシダとトロイの将軍との捕虜交換を求め、クレシダはギリシャに引き渡されてしまう。一方、トロイ王の長男ヘクターは膠着した戦況を打破するためギリシャ陣営へ一騎打ちの申し出を伝える……。
本公演は、戦争という「戦い」と、駆け引きや裏切りが渦巻く男女の「愛」の二本柱からなる。さて「愛」は奪略愛の他、純愛から擬愛・偽愛へ変化するようでもある。話の背景は悲劇的であるが、愛のシーンでは客席からトロイラスがクレシダとダィアミディズの様子を窺い、一喜一憂する姿を喜劇的に観せる。舞台は客席と地続きになっており、登場人物たちは客席の間を縦横に動きまわり、観客に対しても語りかける。
さて、戦闘シーンは敵味方を識別できるように衣装や旗の色を違えるなど工夫を凝らしている。しかし大団旗ほどではないが、旗を振っている格好はスポーツ競技における応援する姿を連想してしまい苦笑。
ラスト…トロイの滅亡が宮殿セットを回転させることで端的に表わすところは見事。
次回公演も楽しみにしております。
黄金のコメディフェスティバル2017
黄金のコメディフェスティバル
シアター風姿花伝(東京都)
2017/11/10 (金) ~ 2017/11/19 (日)公演終了
満足度★★★★
<Fチーム>観劇
ネタバレBOX
MU『やっぱり猫が行方不明』
夫にかまってもらいために妻が猫を隠したことによって引き起こされたドタバタ風コメディ。
猫のトイレのごまかし方などはとても面白かったのですが、猫砂は座間市の殺人事件にも使われていたことから笑えませんでした。
ピヨピヨレボリューション『ボーイ・ミート・ガール!!~凝り性のサンタ、苦労する~』
子供が見たり触ったりした物から話を聞くなどして、その子供がほしいプレゼントを調べ上げ、父母に伝えるお仕事をしているサンタクロースが、一人の男の子のほしいものが幼稚園の先生と好きな子のどちらとも決められないながら、その幸せを願うことだと分かったものの、具体的にはどんなプレゼントが良いのかで悩み苦労するミュージカル。
そうそうこのサンタ。可愛くてものおじしない東理紗さんは、小さいけれど大物感があります。
王子小劇場で一度観たことがありましたが細かいところは覚えておらず、どうだったけかなあと思っていましたが、今回のはスピンオフとのことでした。
みんな可愛く、明るく、華があり、才能を感じさせてくれました。別格です。
オッペルの息子
対岸ビバーク
JMSアステールプラザ 多目的スタジオ(広島県)
2017/11/04 (土) ~ 2017/11/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2017/11/05 (日) 15:00
価格3,000円
いま(現在)を写す鏡のようにシリアスで、かと言って希望も垣間見え、
店の作業音・会話のテンポが良くさくさく進んで観やすく、
ビデオカメラを使うなど演出も自由で演劇の楽しさを教えてくれて
どこまであて書きなのかなとも思う配役も適材適所で良く
戯曲のディテールも細かくて、けっか的に思えば好きな役者さんが多く
今年観た中で一番好きだったかも。。。という感じ。。
けっきょく、初日前売り予約して観て、
楽日につい当日券で観ました。。