『激団しろっとそん × チューズデーず』 公演情報 火曜日のゲキジョウ「『激団しろっとそん × チューズデーず』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    激団しろっとそん
    とってもお久しぶりな、しろっとそん。
    以前の火ゲキ参加作品が、アイドルイベントのような内容だったので…。
    今回、がっつりお芝居で、しかもしろっとそんらしいお芝居で、観られて嬉しかったです。

    チューズデーず
    1月から継続してきた月刊栗田さんも、いよいよ最終月。
    毎月休むことなくオリジナル作品を上演し続けてきたという事実に、まず拍手を送りたいです。

    ネタバレBOX

    激団しろっとそん
    日本中がハロウィン一色な時節に、ちょうどハロウィンなお話。
    中世ヨーロッパな雰囲気なファンタジー、煙突に煤が溜まったままにしておくと、ハロウィンの日に悪い妖精が殺しにくる。
    なので煙突掃除屋さんが家々を回り綺麗にして回っているのだけれども…。
    くろさん演じる煙突掃除屋さんが、池永さん演じる幼馴染の女の子の家に行っても煙突掃除を断られてしまう。
    それは何故か…二人の共通の友達でもあり、女の子の恋人でもあった煙突掃除屋さんが帰ってこないから。
    本当は落下事故で亡くなってしまっているのだけれども、それを認めたくない女の子は、いつか帰ってくる、自分の家の煙突は彼に掃除してもらうのだと信じて待っている…という悲しい物語。
    煙突掃除屋さん演じる、くろさん、もう昔とちっとも変わらないイケメンさんっぷりで、声が透明感あってよく通って響きがよくて。
    婚約者を待つ女の子演じる、池永さん、客演さんとは思えぬ馴染みっぷりで、このファンタジーの世界観にとてもよく合ってて可憐で、哀しみのつんざく慟哭が迫力抜群でさすがの女優魂。
    ぽるんちゃんは、体液(汗)が煤を浄化するというシュールな役で、コメディアンヌ方向に一皮むけてました。
    りねさんは、出番は控えめながら大事な役どころ、美しいお姿でした。
    文化祭的なのは…ちょっとわたしの好みには合わないのだけれども、またしろっとそんのこんながっつりお芝居観たいです。

    チューズデーず
    一人暮らしのOLが帰宅すると、そこに居たのは不審者…ではなく、幽霊…ではなく、幼い頃に遊んでいたオモチャ二人組、バービー人形とマリオ。
    二人は散々ちょけた後に、訴え始める、持ち主にも世間からも忘れられてゆく身の上の悲しさを。
    それを受け、どうやら仕事のデキるらしいOLさん、一念発起、二人がまたブームメントに乗れるようなゲームの開発を成功させるべく。
    まぁ結局はその目論見は成功せず、ゲームはおおこけにおおこけたわけだけれども、それでも忘れられたままで消えてゆくでなく、最後にひと花さかせられて、なんだか晴れやかな。
    このお話、女の子三人組のお芝居だったのですが。
    もうとかくキャラが立ってて、特にバービー演じる奥田さんがモンスター過ぎて、めっちゃ笑かせていただきました(笑)

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    2017/11/16 01:03

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