
ザ・空気
ニ兎社
兵庫県立芸術文化センター 中ホール(兵庫県)
2017/03/18 (土) ~ 2017/03/18 (土)公演終了
満足度★★★★
報道の自由を訴える特集を邪魔する内外からの圧力に対抗しながらも飲み込まれ、追い込まれてゆく様を演じた田中哲司さん、若村麻由美さんが素晴らしい。

ちょっと、まってください
ナイロン100℃
兵庫県立芸術文化センター 中ホール(兵庫県)
2017/12/09 (土) ~ 2017/12/10 (日)公演終了
満足度★★★
またもや二階席。遠かった。一階席と二階席で何故同じ金額なのか?二階席なら観に行かないんだけど抽選の結果だから…
安心して面白く観られる芝居、でも緊張感がその分無いような。一階席で観たら印象違ったかも

メガネニカナウ3
メガネニカナウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2017/12/07 (木) ~ 2017/12/11 (月)公演終了
満足度★★★★
芝居が面白かったのは勿論、何よりも良かったのは、会場で案内、誘導してた山本香織さん。事務的ではなく、かといって圧が強く無い、丁度良い感じの接客で、会場の雰囲気を良い感じにされていると感じました。一人芝居も良かったし、好きな役者さんがまた一人

オフィス座の怪人
劇団レトルト内閣
近鉄アート館(大阪府)
2017/03/10 (金) ~ 2017/03/11 (土)公演終了
満足度★★★
こみたおさんのサラリーマン講座の雰囲気を出しつつ、ちゃんとオペラ座の怪人らしさも。怪人と共にビルの地下に降りる場面はまんまやったが、あれ誰やねんw アクロバティック土下座、素晴らしかった!生演奏の腹にズンズン響く迫力はいいな。

世襲戦隊カゾクマンⅡ
プリエール
赤坂RED/THEATER(東京都)
2017/07/21 (金) ~ 2017/07/30 (日)公演終了
満足度★★★
初演の時と同じで、既視感のある上手前方列。
岡田さんの男前男を観るにはベストポジションかも。
たくさん笑ってすっきりできる、これぞ娯楽作!
ミドラー様、相変わらずゴージャスだし可愛いし大好きです。
客入れの戦隊ものメドレーも楽しくて口ずさんじゃう。
岡田さんはR指定だけあっていろいろダダ漏れ。眼福でございました。
最前列が親子連れで、小さな女の子が凄く笑っていたんだけど
、岡田さん、あんな事やこんな事、ちょっとやりにくくなかったかなぁ(笑)

陥没
Bunkamura/キューブ
森ノ宮ピロティホール(大阪府)
2017/03/03 (金) ~ 2017/03/06 (月)公演終了
満足度★★★★★
東京オリンピックに向けて開業目前のホテルが舞台。内装のレトロな雰囲気がいい。KERAさんの舞台はプロジェクションマッピングや舞台美術が作り込まれていて、お芝居の世界にすんなり入っていける。テレビの中のミイラは近くでじっくり見たかった。
いつもは大倉さんが演じそうなキャラを瀬戸康史さんが演じていて、それがキヨハルの愛され感にとてもしっくりハマっていた。山内圭哉さんとのコンビも笑った。凛々しい青年役のイメージが強かったが今回で大きく変わった。カテコでもまだ役のままだったのも印象的。いろんな役を観てみたい。
生瀬さん演じるただただゲスいだけの男がいい。ゲスっぷり最高。緒川たまきさんの掴みどころのない女性役が好きで、今回も地面から5センチくらい浮いてそうなとりとめのない会話がいい。レトロな制服がとても似合って昭和感が溢れ出している。

筋肉少女17
石原正一ショー
HEP HALL(大阪府)
2017/02/22 (水) ~ 2017/02/23 (木)公演終了
満足度★★★★
劇中のキン肉マンネタがどストライクな世代なので心の中ではニヤニヤにつしながら観てたが、知らぬうちに顔に出てたかも。
毎公演キッチリ29分に始めたり、登場人物にプロレスラーの名前をもじってたり、ラーメンを熱く語ったり、随所に石原正一さんのこだわりが感じられる。各キャラの衣装にも凝っていて、山浦徹さん演じる晴さんのジャージが緑色なのも芸が細かい。好きです、そのこだわり!
オープニングのダンスは見逃せないので、29分に遅れないよう!金髪の丹下真寿美には驚いたが、色香あふるるダンスに魅了された。が、本編後半ではそんな可愛さはかなぐり捨てた演技で、もう驚かされてばかり。前回のひろみ役も良かったけど、今回の役も良かった。
オープニングダンスでは、東千紗都さんや高安智美さんの上手さに惹かれた。特に高安さんの華麗なジャンプ!本編での連続ターンでもその上手さがわかる。美津乃あわさんが登場した時には「!!!」って気分に。
キン肉マン原作のエピソードがホント盛りだくさんで、冒頭Sun!!ちゃんが竜崎だいちさんにされたハリケーンミキサーとか、大会での川端優紀さんのテリーマンが新感線を止めるエピソードとか超有名。解説しながら観たいくらい。必殺技の再現にも工夫をこらし東千紗都さんが山浦さんに綺麗にキメたパロ・スペシャルは大したもんだ

penalty killing
風琴工房
シアタートラム(東京都)
2017/07/14 (金) ~ 2017/07/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
待ちに待った再演!まずは、田島亮くんに復帰おめでとう、おかえりなさいを伝えたい。
劇場入った瞬間「!!」ってなるくらいにはシアタートラムがアイスアリーナに見えました。
スズナリも大概でしたが、トラムは天井が高いし、尚一層のアイスアリーナ感!
初演が好きすぎるので、ちょと不安でしたがいろいろな面で確実にバージョンアップされていました。
特にダンス関係はヤバイです。
ファルコンズ格好良すぎて一回くらい勝たせてあげたくなるレベル(笑)
トラムは天井が高くて台詞がぼやけがちなんだけど、筒井くんは流石の発声と滑舌。
最終的には東京公演は5回観劇。
演劇ファンだけでなく、いろいろな観客が集う、
わたしにとっては当に祭りのような作品でした。
観るというよりは自分が観客という役どころで作品の一部になったような感覚。
とても楽しかったです。

Actor,Actress,and more
GPP
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2017/02/10 (金) ~ 2017/02/12 (日)公演終了
満足度★★★★
役者が主人公の芝居が3本。単なるオムニバスではなく入れ子構造で、外枠の芝居にも仕掛けがあり複雑な構成。東千紗都さんのグダグダな開演前の諸注意からすでに物語が始まっていたのかと気付き、面白さが増した。
お嬢様女優役の一瀬尚代さんが、おしとやかな雰囲気を醸し出しつつ毒を吐きフェードアウトしていくのにはめっちゃ笑った。イケメン女優卯津羅亜希さんのヒィ~ァはBKB好きの自分にはハマった。
Sarahさんのアンチ小劇場な台詞ってわからんでもないところがある。「小劇場公演」ってふわっとしたくくりはなんなんだろうな。けどそんなふわっとしたとこも含めて、小劇場のお芝居が好きだし、玉石混交から自分にとっての玉を見つける楽しさがあると思う。
『ホーンテッドガール』
観てると丹下真寿美さんに滑舌よくツッコまれたくなる。袖に入りぎわの佐々木ヤス子さんの一言がツボに入ってオモロかった。あれも台本なんかな?
『KNIGHT OF THE PLANET』
小劇場あるある的な要素があり面白かった。
Patch三好さんが完全に関西小劇場に馴染んでるなと改めて思った。今後も機会があればどんどん出て欲しい。

夕
Theater Project Koa
HEP HALL(大阪府)
2017/02/11 (土) ~ 2017/02/11 (土)公演終了
満足度★★★★
全体的にラブコメテイストの話だったが、宅間孝行さんの脚本だしわかってはいてもラストには泣かされた。基本笑い顔なみどりこさんの号泣にはグッときて胸を打たれる。
布団屋さん協賛でカテコにマットのプロモーションタイムがあったけど、そこでその製品のある時ない時みたいなみどりこ劇場が勃発。ついさっきあんな号泣のお芝居されてた方ですよねww

スロウハイツの神様
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2017/07/05 (水) ~ 2017/07/16 (日)公演終了

ミュージカル『キャバレー』
パルコ・プロデュース
フェスティバルホール(大阪府)
2017/02/03 (金) ~ 2017/02/05 (日)公演終了
満足度★★
長澤まさみさんのセクシーな歌とダンスにひたすら魅了されるミュージカルだった。石丸幹二さんのMCも歌って踊り、女装したり神出鬼没でメタ台詞もある狂言回し的な役割で、キリッとした二枚目役の印象を持っていたがこういう役もありなのかと面白かった。
ただ、物語的には特に大きな盛り上がりを感じられず、劇中にて歌とダンスを楽しむ店の客と同様に、客席から同じようにショーを楽しむだけだった。なので2時間半の長い芝居では、ショー以外は退屈な場面も結構多かった。

覇道ナクシテ、泰平ヲミル【護王司馬懿編】
劇団ZTON
ABCホール (大阪府)
2017/01/27 (金) ~ 2017/01/29 (日)公演終了
満足度★★★
三国志モノだが独自の内容がふんだんに盛り込まれるので、無料配信していたシリーズ1、2作を事前に観ておいてよかった。為房さんの劉備が悪党過ぎて「いいぞ、もっとやれ!」って気分で観てた。

タトゥー
エレベーター企画/EVKK
自由表現空間 シアターカフェNyan(大阪府)
2017/01/28 (土) ~ 2017/01/29 (日)公演終了
満足度★★★★
狭い会場の壁際にぐるりと椅子が置かれ、その囲まれた中が舞台。演者さんとの距離が近い。近親相姦を扱った芝居だが、性的にエゲつない場面はないんだけど観ちゃいけないものを観てる気分。物語に引きずりこまれ、また突き放されて翻弄されっぱなし。
当日パンフに「役者が観客を触ります」と記載。始まってすぐ足元に倒れ込んだ澤井里依さんに膝をそっと触れられ続ける。平静を装ってたけど、すごい緊張感であと30秒触れられてたら呼吸ができなくなりそうだった。「触れる」って感覚に訴える凄さと怖さを味わった。
アフタートークに出演された先生の解説がとても興味深かった。物語の構造や登場人物の名前、父親の職業など、いずれもキリスト教の教えがモチーフになっていることが読み取れるんだそうで、それを聞いてもう一回観てみたくなった。とても有意義なアフタートークでした。

アジアン・エイリアン
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2017/06/22 (木) ~ 2017/07/02 (日)公演終了
満足度★★★
タイトルはそういう意味でしたか。
その人自身よりも出自が重要視される恐ろしさは初演当時よりも現在の方が可視化されていてリアリティが感じられるかも。
暗転時の映像や水を使った演出は面白かったが、オープニングはちょっと冗長に感じた。

虚仮威
柿喰う客
ナレッジシアター(大阪府)
2017/01/19 (木) ~ 2017/01/22 (日)公演終了
満足度★★★★
劇団員が全員が揃った本公演。新しく加入した方が多いけど、それでもちゃんと柿の舞台になってるから面白い。最初「無差別」っぽいと感じたがあれほどシリアスではなく、ダークファンタジーのような雰囲気。
葉丸さん自ら「これまでのパンフの中で一番よく撮れているから是非観て欲しい」と言うだけあって、実にイイ女に写ってるから一見の価値あり。アフタートークではいつもの小動物的な愛くるしいさ。劇伴に使われたザッハトルテの曲が実によく合っていた。ライブ観にいきたくなった

九回裏、二死満塁。
パラドックス定数
中野テルプシコール(東京都)
2017/06/10 (土) ~ 2017/06/18 (日)公演終了
満足度★★★
先ずは野木主宰と野球という取り合わせが意外。
タイトルに騙されて、実は違う話なのでは?とも思っていたのですが、ちゃんと野球のお話でした。
これパラドックス定数にしては珍しくぐっと来る系でした。
21年ぶりに集まった野球部のメンバーのお話し。それぞれが抱える鬱屈と許しと。
本当はどうするのが、どう受け取るのが正解だったんだろう。最後の場面が切なすぎました。
時系列が割と複雑で少々混乱したので、上演台本で復習してから再度観劇します。
俳優陣は安定のクオリティ。植村さんのビジュアルが氷山とは別人のよう。
井内さんのデッドボール王子が印象的。皆上匠さんは初々しい感じ。
佐藤誓さんはいつも別の劇団で拝見していたので、パラドックスに居るのがちょっと変な感じ(笑)
座席が狭く、膝と腰が痛くて、残念ながら途中集中力が切れてしまいました。
二回目の観劇。今回はしっかり集中して最後まで。
全員がみんなのことを考えて、いろんな思いを抱え込んでるのが切なくて。
やっぱりラストのみんなの屈託の無い笑顔を観てたら泣けちゃった。
投手役の皆上匠さんって野球顔だと思うのよね。

ハルベリーオフィス特別公演『花火の陰』
映像・舞台企画集団ハルベリー
テアトルBONBON(東京都)
2017/05/31 (水) ~ 2017/06/04 (日)公演終了
満足度★★★
亡くなった仲間や家族と現在が交錯するファンタジー。
ヒロインの大鳥れいさんは美しく、岡田さんも等身大の役が素敵でした。
小さい劇場で久々にじっくり拝見できて嬉しかったです。
アフタートークも和気あいあいと楽しそうでした。1990年なのに何故キャンディーズ推し?スマホはともかく携帯電話もそろそろ登場してる頃では?この映画ってどんな内容だったんだろう?他の出演者は居ないのか?全体的に詰め込みすぎて一番の主題がぼやけていたのでは?

事故物件、ありますか?
試験管ベビー
千種文化小劇場(愛知県)
2017/04/21 (金) ~ 2017/04/23 (日)公演終了
満足度★★★★
ドッカンドッカン流れてくる事故物件ネタはバラエティに富んでいて単純に面白いんだけど、その根底にあった「なぜ、事故物件なのか?」がすごくキーポイントで、その巧みな隠し方がとても良かった。
以降はネタバレboxへ

GIRLS(大好評終演御礼!次回MUは11月コメフェス、2018年2月下北沢駅前劇場・下北沢演劇祭へ参加!)
MU
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2017/05/24 (水) ~ 2017/05/30 (火)公演終了
満足度★★★
Bプログラム観劇。今回もやっぱり面白かった!
お友達にAプロの話しを聞いて、両方観たかったと後悔しきり。
個人的に「ヲトメ」「面倒くさい」はタイムリーなキーワード。
おっさん(?)が書いた乙女心はおばさんにも届きましたよ。