最新の観てきた!クチコミ一覧

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しずかミラクル

しずかミラクル

コトリ会議

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/06/13 (水) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★

おもしろかったです、ずらしてくるのですべてを理解はできないタイプの演劇でした。この劇団は初見でしたが、あらかじめ脚本家の方の過去のインタビュー記事を読んでから観劇しましたので、う~んなるほどって思いです。挑戦されてる演劇だと思います。次回作も見てみたいです。

シークレット・ガーデン

シークレット・ガーデン

東宝

シアタークリエ(東京都)

2018/06/11 (月) ~ 2018/07/11 (水)公演終了

満足度★★

子供の頃のお気に入りの一冊。はっきり言ってがっかりした。子供たちのイキイキした表情が、目に浮かぶようなストーリーだったのに・・・大人の事情が、ストーリーを覆っている。原作では3人の子供たちの年齢は近かった筈なのに、こうもキャストに年齢差があると、それだけでも、違う話になってしまったように感じられた。納得出来ない部分多し。セットにも花園は全く感じられなかった。

まっ透明なAsoべんきょ~

まっ透明なAsoべんきょ~

演劇集団 Z-Lion

名古屋市熱田文化小劇場(愛知県)

2018/06/06 (水) ~ 2018/06/07 (木)公演終了

満足度★★★★★

演劇集団 Z-Lionの世界観に、存在感魅力たっぷりで釈由美子さんがしっかりと溶け込み、とても素晴らしい舞台でした。
イケメンの方がいるからか、千秋楽でもあり名古屋では女性客が95%でしたが、老若男女問わず楽しめる作品でした。涙あり感動あり。

男捨離

男捨離

株式会社Am-bitioN

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2018/06/19 (火) ~ 2018/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

磯貝龍虎さんの初単独、初長編作品の脚本演出でしたが、実に磯貝さんらしい笑いあり涙あり笑いあり!ハンサム落語での経験が遺憾無く発揮された素敵な舞台でした。オチのつけ方も磯貝さんらしくて好きです(笑)

安楽兵舎VSOP

安楽兵舎VSOP

劇団往来

大阪ビジネスパーク円形ホール(大阪府)

2018/06/14 (木) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

本来の自衛隊とは違った、老人、病人が自衛隊員のストーリー、戦車の爆音、お色気シーンあり、女優の河合美智子さんの元気なお芝居も見れて、あっという間の時間でした!

ガラスの動物園

ガラスの動物園

ゲッコーパレード

旧加藤家住宅(埼玉県)

2018/06/08 (金) ~ 2018/06/18 (月)公演終了

ピントがズレたままの景色が急にクリアになるような驚き。衣装がかわいい。

沼田宏の場合。

沼田宏の場合。

グワィニャオン

シアター1010稽古場1(ミニシアター)(東京都)

2018/06/15 (金) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/06/15 (金) 15:00

価格3,500円

ある特殊な陪審員たちの会議劇。このテの芝居の原点とも言える「12人の怒れる男」の形式・展開を踏襲しつつも基本はコメディである上に後半であちらにはない新たな(そして個人的に好きなパターンの1つでもある)テーマを盛り込むのがさすが。まさしく「既存のものに新しい価値を附加した」(←この日の夜に観た「ナイゲン」でも出たフレーズだ)と言えよう。
ソラトビヨリによる初演(2007年7月)・再演(2008年8月)を思い出したりして大いに懐かしくもあった。

ネタバレBOX

新たに来た者が天国行きか地獄行きかを閻魔様に代わって12人の陪審員が定めるようになった冥界の話、自殺と判明したら無条件で地獄行きというのがテーマとしてもサスペンスを生み出す要素としても巧い。
自殺であるかどうか現場を(モデルで)再現するところなど、それまでずっと座っての議論だったので動きを入れる、という会議ものの基本をしっかりおさえているし。
ムシ研

ムシ研

劇団オンガクヤマ

劇場HOPE(東京都)

2018/06/14 (木) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★

虫酸が走るような先生や、腹の虫が収まらない人などいましたが、私としてはそんなところはムシして、もっと本当の虫と人間の意外な関係を研究者の言葉で蝶々、もとい丁々発止語り合ってほしかったです。

アニー

アニー

日本テレビ

新国立劇場 中劇場(東京都)

2018/04/21 (土) ~ 2018/05/07 (月)公演終了

満足度★★★★

アニーはずっと観たかった作品で、ようやく機会に恵まれました。初めての生アニーに、これがアニーか!!!と大変感銘を受けました。子役さんたちのプロ魂に鳥肌がたち、子役アンサンブルの子たちの健気さに切なくなりました。
土曜に観に行ったのですが、周囲の様子と耳にはさんだ会話の内容から察するに、出演者の学友やその家族らが多く来場しているようでした。

ミュージカル「遠ざかるネバーランド」

ミュージカル「遠ざかるネバーランド」

ミュージカルカンパニー イッツフォーリーズ

俳優座劇場(東京都)

2018/03/28 (水) ~ 2018/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

不思議な感覚に陥るお話。いろいろ考えさせられました。残酷さもあり、ファンタジー色もあり、とても好きでした。
小さなお子さんも観に来てらしたけど、彼らにとっては少し難しかったのでは…?と思います。主人公が高校生なので、高校生くらいからご年配の方まで幅広く楽しめる作品なのではないでしょうか。作品から受け取るものは、年齢によって全然違うはず。また観たいです。

サルサ踊る田端、真ん中

サルサ踊る田端、真ん中

青年団若手自主企画 宮部企画

アトリエ春風舎(東京都)

2018/06/15 (金) ~ 2018/06/18 (月)公演終了

満足度★★★★

三文

ネタバレBOX

セックス依存症の女が働いているポンポン工場の人間関係等を描いたナンセンスコメディ。

新聞などを束ねる幅広の紐を使ってポンポンを作ります。普通のポンポンは機械で作るらしいですが、極端に大きなものは手作業で作っていました。色々な職業、工場があるのだと改めて感心しました。

死んだ人間が安易に生き返る、まさに三文オペラや三文芝居を二日続けて観ました。
【大阪公演】劇団壱劇屋「独鬼〜hitorioni〜」

【大阪公演】劇団壱劇屋「独鬼〜hitorioni〜」

壱劇屋

ABCホール (大阪府)

2018/06/15 (金) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★

ノンバ-バ-ルな作品、たまにあるけども…壱劇屋さんのこの作品は、素直に面白かったです。

粛々と運針 ツアー

粛々と運針 ツアー

iaku

ぽんプラザホール(福岡県)

2018/06/15 (金) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

演劇は、愛や勇気や希望を与えてくれる華やかなものだと誤解されているのではないか。実は、私たちの人生にもっと必要で実用的なものなのだと気づく。

ネタバレBOX

舞台には、高さの違う3種類のイスが置かれ、舞台左右の一番高い木のイスに若い女と年配の女が座り、針に糸を通して、床まで届く反物のような白い布をひたすらチクチクと縫っている。
子どもを持たないと決めた夫婦、妻が妊娠したらしいと判り産むか産まないかで揉めている。母が倒れて病院に見舞いに行った帰り、母の希望の尊厳死について話す兄弟、結婚して別居している弟と、母と同居で独身、定職につかずコンビニでアルバイトをしている兄の二人。この二組が入れ替わりながら、舞台中ほどのイスに移動し会話を続ける。
課長昇進まじかで、いい母親になど、なりたくない妻、仕事をする自分に自信がないからせめて父親になってみたい、仕事を辞めて主夫になってもいいという夫。
お母ちゃんには手術をうけて元気になって欲しいという兄、お袋を母親役から解放させてあげたらどうかという弟。
彼らの会話が、行きつ戻りつしながら、繰り返される。その二組の会話が、時に絡みあったりするところがあったりして面白い。
だんだんと激高してくる二人を眺めていて、ふいに、産まれてくる子どもと死んでいく母親が実は、無関係と思っていた両サイドの二人の女優で、子どもと母親であると分かる、巧みな展開。
人は結局、長い時間を掛けて、時にはチクチクと心を刺すような思いをしながらでないと相手のことが理解できない。回りくどくても、無駄なような長い時間がかかっても、それが生きていくことだと、しんみりと心に沁みてくる。
いつの間にか、彼女たちが縫っていた長い布が6人の周りをゆるく囲んで繋がっている。
客席からは、若い観客だろうか、鼻をすする気配が聞こえた。
MAPS

MAPS

少年社中

紀伊國屋ホール(東京都)

2018/05/31 (木) ~ 2018/06/12 (火)公演終了

満足度★★★★

見応えのある劇団だという事は分かっている。作品としても面白い作品だが、なんというか贅沢過ぎる客演の使い方にもったいない感が残った。さらに言えば先にしげさんが書いたDVDまでではないが、客席から舞台が幕一枚間に挟んだような・・・一体感を感じられなかったのはなぜだろう。

希望のホシ2018

希望のホシ2018

ものづくり計画

あうるすぽっと(東京都)

2018/06/13 (水) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

くそ~、また泣かされてしまった!
派手なアクション無し。サスペンスを感じるシーンも無し。冷たい刑事ではなく人が好過ぎるあったかい刑事たち。登場人物たちがまたまたあったかい。演出も今時で考えたら地味。無駄も多々見受けられる。役不足を感じさせる出演者がいないわけでもない。それでも想いの伝わる作品としては上出来ではないだろうかと私は思う。観終わってようやくタイトルがしっくり体の中に気行ってきたように感じた。

お蘭、登場

お蘭、登場

シス・カンパニー

シアタートラム(東京都)

2018/06/16 (土) ~ 2018/07/16 (月)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/06/17 (日) 14:30

 北村想が、日本文学にモチーフを得て、新作を書き下ろすシリーズの第5弾だが、私にも作法が分かってきて、独特の楽しみ方があるということだと感じた。今回は江戸川乱歩を題材に、悪役に小泉今日子演じる「お蘭」を持ってくるのだが、「江川蘭子」というのは「えどがわらんぽ」のもじりで、要は、乱歩の作品のいくつかを題材に3人芝居で遊ぼう、という企画だと思う。それが十分に成功しているかと言えば、そうは言えないのだが、乱歩ファンとして、それなりに楽しめる作品にはなっている。

vol.3「関ヶ原の見物人」vol.4「お局ちゃん御用心!」

vol.3「関ヶ原の見物人」vol.4「お局ちゃん御用心!」

片岡自動車工業

HEP HALL(大阪府)

2018/06/15 (金) ~ 2018/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

関ヶ原の見物人、お局ちゃんご用心!共に初回を観劇させていただきました。
両作品ともに期待以上のド派手なオープニングと息をつかせぬ展開とパフォーマンスに釘付けにされてしまい、あっという間に
エンディングまで持って行かれました。18日の地震への素早い対応と安全への気配りなどにも恐れ入りました。
お客様を大事にされる片岡さん!!今日も観に行かせてもらいます。

ラフカット2018

ラフカット2018

プラチナ・ペーパーズ

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2018/06/06 (水) ~ 2018/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/06/07 (木) 19:00

座席2列12番

価格3,800円

2011年以来、久しぶりに観るラフカットは「ああ、このサイズ感と台詞の響き方……」な懐かしさ♪
前半の2編は30分という半端な(?)尺を使いきれない感なきにしも非ずか? 対して後半2編は流石。

第一話「僕らの力で世界があと何回救えたか」(脚本:高羽彩)
同窓会の会場である体育館を抜け出して共同で使っていた部室に集まったアマチュア無線部OBと演劇部OG……知った上で観ているせいか随所に高羽彩さんっぽさがあるような?

第二話「僕の妻にはタトゥーがある」(脚本:大野敏哉)
スーパー銭湯のサウナ前でのエピソード、女性のタトゥーということで「未開の議場」を思い出したりも。

前半のこの2本がどちらも「これで……終わり……なのかな?」な印象なのは大きな山場的なものがないからか?

第三話「パーはチョキより弱いのか」(脚本:佐藤二朗)
11年前の提供作品の再演とのこと。いくつかの台詞がいかにも佐藤二朗さんっぽいと言うか、脳内で勝手に「あの口調」で再生されてしまう。(笑)
終盤に山場もあり、きちんと安定して終わる感覚。

第四話「フェスでゴミを拾う」(脚本:堤泰之)
地方都市での町興し的な音楽フェスティバル(2回目)実行委員たちの打ち合わせ。初回に「あること」をしたため今回は出場を自粛するバンドがあり……な物語。
「正義の反対はもう一つの正義」というのは有名だが、「正義(正論/正しいとされること)を振りかざすのは絶対的なイイことなの?」「行き過ぎた(あるいは独善的な)正義は時として悪になるのでは?」という疑問をなげかけるものが「映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱」以降ちょくちょく芝居に出てくるが、本作のある人物と「爆盛!カンフーボーイズ」のヒロインの言動の近いこととと言ったら!

フランケンシュタインー現代のプロメテウス

フランケンシュタインー現代のプロメテウス

演劇企画集団THE・ガジラ

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2018/06/07 (木) ~ 2018/06/13 (水)公演終了

満足度★★★★

下北沢の地下劇場のような客席2面の変形ステージ。仄暗い階段を辿り別世界に誘う雰囲気も心地いい。
原作の醜くも知的な怪物が金髪の中性的な女性に。
生命の創造と性差の壁を体現し、一考させる深い味わいの物語。
フランケンシュタインという稀代な作品をベースに想像力豊かに膨らませた脚本。空想の畏怖と現実の恐怖を感じさせる演出。ともに秀逸で惹きこまれる。
少々残念なのは、この物語を演じるに少し経験と力量が達しない役者さんもおられたこと。そして作品にはまったく関係ないが、メインエントランスに灰皿があることで、周囲を気にせず通路全体で喫煙する関係者さんが多数いたこと。
良い作品だっただけに残念でした。

山山

山山

地点

KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)

2018/06/06 (水) ~ 2018/06/16 (土)公演終了

満足度★★★★

「悪霊」以降観てきたKAAT×地点、今回は昨年の「忘れる日本人」に続き松原俊太郎作の新作<戯曲>。忘れる日本人とは皮肉の効いたタイトルだが今回の「山山」とは・・。最初に耳に入ってきたそれは「何々したいのは山々だが」の山山。そして普通にmountainの意も。地点のレパでもあるイェリネク戯曲に似て人物一人のモノローグもしくは自問自答の<戯曲>、ギリシャ戯曲の壮大なモノローグとも異なるこれは後世の文学史の教科書にどう紹介されるのだろう。。松原氏による前作と今作の(テキストそのままの)舞台化を果して地点メソッドなくして可能だったのか、などと素朴に思ってしまう。
しかし今作も刺激的であった。
アゴラ演出家コンクールで平田オリザが地点を「既視感あり」とディスっていたが、師匠の一言で色褪せるような見かけ倒しコケ威しの代物では最早ないように思える。この面白さは何なのか・・地点語(と以前も書いたのでそれを使えば)は単に通常の生理に逆らう言い回し、なのではなく何らかの能動的な精神作用の反映された(語意伝達に狭められない)表現となっている。だが喋っているのは言語であり、語意・語感が波動を形成し、身体の動きと相まって伝えてくるのは「現在」という時に対するある種の疑念である。この通奏低音のように鼓動する「批判的・懐疑的視点」に不快を催すタイプの観劇者は、これをあまり好かないだろう。私は逆である。
前回まで出演していた特徴的な女優の姿が見られず淋しかったが、新顔も「地点語」の世界でパワフルに遊んでいた。

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