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マナナン・マクリルの羅針盤 2018

マナナン・マクリルの羅針盤 2018

劇団ショウダウン

シアター風姿花伝(東京都)

2018/08/11 (土) ~ 2018/08/16 (木)公演終了

満足度★★★★★

初めての一人舞台。圧巻です。お酒を酌み交わす陽気な海賊たちが見えた、少年のころの故郷の光景も見えた。大砲の飛び交う洋上も見えた。すばらしい!初がこの舞台で良かったのか?次のハードルがあがってしまった事は否めない。

マナナン・マクリルの羅針盤 2018

マナナン・マクリルの羅針盤 2018

劇団ショウダウン

シアター風姿花伝(東京都)

2018/08/11 (土) ~ 2018/08/16 (木)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/08/12 (日) 11:00

数年に1度出会えるかどうかの伝説のステージを見たのか? 20役どころか、海戦のシーンなど、100人くらいいたような迫力でした。

雨上がりには好きだといって

雨上がりには好きだといって

虹の素

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2018/08/10 (金) ~ 2018/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★

‪二本立てでしたが、どちらの作品も、若さ溢れる舞台で、いっぱいの元気をもらいました。‬
‪大切な青春の1ページ。‬
‪雨上がって前に向かって一歩を踏み出していこう、そんな勇気を与えてくれる素敵な作品でした。‬

りぴーと

りぴーと

劇団アシデマトイ

STAGE+PLUS(大阪府)

2018/08/12 (日) ~ 2018/08/12 (日)公演終了

満足度★★★

うーん。表現が、ビミョーでしたが、コスパは抜群。熱中症の飴配布は良かったです❕次回に期待します‼️

リーディング公演『ハマったら出られなくなりまして』

リーディング公演『ハマったら出られなくなりまして』

無名劇団

SENSE Bar(大阪府)

2018/08/12 (日) ~ 2018/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

観客と一緒に舞台を作っていくといった、今でに経験のない体験。とても良かったです❕本公演が、待ち遠しいです❕帰りには、声もかけていただいて、緊張しました‼️口下手で、すいません🙏でした‼️

マナナン・マクリルの羅針盤 2018

マナナン・マクリルの羅針盤 2018

劇団ショウダウン

シアター風姿花伝(東京都)

2018/08/11 (土) ~ 2018/08/16 (木)公演終了

満足度★★★★★

最初は一人芝居という形式に戸惑いがありましたが、徐々に林遊民さんのパワーに圧倒され、いつの間にかそこにないはずの時間と空間が目に浮かぶような感覚になりました。音響・照明もきとんと計算されていて、広い世界を描き出すための役割を担っていました。
2時間超もの舞台を一人で演じ切る度胸と技量に、とにかく驚き。セリフの量も想像を絶するほど。さらに老若男女を演じわけも大変かと思いきや違和感なし。
2幕の途中でまさかのもぐもぐタイム・・には驚きましたが、観客とのやり取りを交えたり笑いを誘ったり、演者と観客の距離をいっきに縮める、よいシチュエーションになっていたと思います。
大勢のキャストで織りなす舞台も華やかでいいものですが、たった一人で紡ぐ舞台というのも、見る価値大です。

大脚色

大脚色

Dangerous Box

浅草六区 ゆめまち劇場(東京都)

2018/08/08 (水) ~ 2018/08/11 (土)公演終了

満足度★★★

座席の場所が(F215?)悪かったのか舞台が非常に見得にくかったです。
ストーリーも観劇前に期待していたのとはかなり違いました。
劇場が大きいので出演者も多く賑やかでしたが・・・

ナイゲン(2018年版)

ナイゲン(2018年版)

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/08/10 (金) ~ 2018/08/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

昨年、一昨年と今回で3回目の観劇ですが、毎回新鮮でテンポが良く期待通りでした。
大変楽しめました。

福島三部作 第一部「1961年:夜に昇る太陽」

福島三部作 第一部「1961年:夜に昇る太陽」

DULL-COLORED POP

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/07/21 (土) ~ 2018/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★

意表を突かれた内容だった。数年前アフタートークか何かで谷氏が福島取材について話していたが漸くお目見え、しかも三部作に結実する第一弾とあって期待全開、否、怖々覗き見た。
第一話は高度経済成長期の日本の地方と東京の構図が軸になっている。その二つを結ぶ鉄道の車中が、当時流行った歌謡曲(失念)がゆったり流れる中ムーヴで示され、一人去り二人去って残ったのが、物理学専攻の東大学生(主人公)、そして男女のカップル。行先は共に主人公の実家福島の双葉町とあって意気投合。芝居の主たる舞台はその双葉町、「日本のチベット」福島県の浜通りである。3年後の東京五輪もまだ遠い(情報伝達状況も当時は違う?)、だが未来は仄かに明るく、貧しくとも活力溢れ、戸外には子どもの世界が広がっていた時代、古き昭和の戦後の人びと(特に地方の)の意識・風俗がいささか戯画的にこれでもかと描写される。そ田舎へ、原発立地の話がやってくる。
「流れ」に抗うのが如何に厳しかったか、今振り返れば嘘であった「安全神話」を如何にして言い含められたか。そこにどんな「ドラマ」があったか。既に知られている歴史を辿る話ではある。だがそれだけに誘致の話がまとまった時、複雑な思いで見守る主人公(孫)に祖父が念を押すように三度言う「おまえは反対しなかった」、最後には泣きが入り、確信犯的に「現在」の目が重ねられる。それが反則にならず演劇的場面として成立した時、この話を始めた発端の事実(原発事故)が迫ってくる。

ネタバレBOX

オラこんな村ァいやだ、東京サ出るだ、でも意中の人(相思相愛)は一緒に東京に行かないという。家を、故郷を離れられない。福島県双葉町(合併して町になったばかりの実質県下最貧の村)、東電社員の男女がミッションを負ってやって来る。意気投合するかに見える主人公の学生との話とは科学の未来について。人間の想像した事は必ず実現してきたのだ・・。学問に恋愛に、未来に熱い情熱を注ぐ青年像、全国の溶鉱炉にまだ火が赤々と入っていた時代のいささかデフォルメされた青年像ではあるが、これを「科学信仰に浮かれていた人間」と見る事も可能な「現在」がある。ただし芝居のトーンはどこまでも快活。
双葉町では山高帽をかぶってリュックを背負った怪しげな男が出没するという噂、芝居には人形として登場する子供らの間で持ち切りとなり、悪者退治(赤銅鈴之助)、もしくは正体暴露(少年探偵団)の対象となる。この賑やかしい子ども達が、息子(主人公の弟)をいじめたと見て怒り、張り倒しブン投げる母(百花)の姿や、主人公の「彼女」に選ばれたぽっちゃり系女子とのシーンなど、楽しい作りのシーンが展開して飽きさせない。基本福島弁で進んでいくシーンの延長に、いつしか迎えている後半のシリアスな場面がじっくりと見せる。「謎の男」、実は県の公務員で地質を調査していた調査官(東谷)と、東電社員の二人(古屋・大内)、そして主人公の家と懇意である地元議員(大原)が集まり、主人公の祖父(塚越)をまず説得する長い場面が「福島三部作」第1部の核。「当事者」たる彼ら一人一人がどう立ち回った事で原発誘致に至ったか、も重要だが、それ以上に抗い逃れがたい構図にはめ込まれている事実が見えて来る事が重要。長丁場の息詰まる対話には原発誘致を正当化するための論理が凝縮されてドラマチックでさえある。演劇的と言っても良いだろうか。ドラマの登場人物として積極的にたち振る舞うのは誘致賛成側の者たちだ。祖父が所有する買い手のない山林に破格の買値が提示され、笑うしかない実家の者たち。この落差を埋めるべく丁寧に説明を始める東電社員。「それだけの価値があるんです!」原発は安全か否か
に話の焦点が移ると、東電の男は切り札を切った。広島出身の自分は原爆で兄を亡くし、きのこ雲をこの目で見た。安全でないものならこの私が真っ先に反対する。。素朴な質問に今度は女社員が腹の底から笑いながら言う「原爆と原発は全く別物です(以下双方の原理説明)」。「(原発の安全性を主張できるのは)被爆国の国民である私たちだけなんです」。社会党系の活動に参加している次男坊は言葉にならない苛立ちを漸く言葉にして言う、「被爆国だからこそ原子力の危険性を訴えていくのが筋でねえか」。だが守勢に回るしかない反対派は自らのドラマを立ち上がらせる事はできない。「原子力って本当に安全なのかしら」とやっと口にした母も及び腰。筋書の決まった物語にまんまと乗ってしまう祖父。
祖父が唯一、意見を訊いたのが長男である主人公だったが、しかし彼は実家に訣別(家を継がない意思)を伝えに帰って来ていた。出稼ぎの父代わりである祖父にその最終結論を伝えるため、彼はその質問に「俺には関係ない事だから」と答えるしかなかった。再び野原での「彼女」との場面。青年も彼女も自分の意思を変えず別れとなる。そして彼女が言う、「偉くならんといかんよ」故郷も私も捨てていくんなら。。激励を胸に、大望を抱いて汽車に乗り込む主人公の後ろ姿で物語は終え、次回予告の字幕で締められた。今回は「先行上演」、ならば続く2部、3部はどんな上演形態に?話はどこに着地するのか?大体の所いつ観られるのか?
いやいや焦らず待つ事にしよう。
self document 01

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早坂企画

アトリエ春風舎(東京都)

2018/08/03 (金) ~ 2018/08/05 (日)公演終了

満足度★★★

設問として掲げられた「嘘と本当」、こいつは演劇では一筋縄でない代物なわけで、この言葉を無前提に口にした時点で、発話者の嘘っぽさが滲む。というわけで「嘘と本当を見分ける」などという誘導には一切乗らず(乗れず)、それに代わる何らかの提起を待ったが、眠気に襲われない時間内にそれを発見する事ができず、終わってしまった。名乗られつつ姿を現さない名である(主宰の)早坂彩が、最後まで登場しない事により、結局真剣に観てもピースは埋まらないパズルを眺めさせられていた感。
うまく相手を喜ばせるための嘘になっておらなかったのでは・・と。「本当」を開陳したい衝動が「嘘」を支えている、あるいは本当を浮き彫りにするためにこそ嘘がある、というのが演劇における「本当と嘘」の関係であるなら、本来「嘘」だらけである演劇では「本当」にフォーカスするのが正しい探求の態度ではないか・・などと遊びのない理屈もつまらないものの一つではある。

疑惑の教室にて

疑惑の教室にて

カスタムプロジェクト

調布市せんがわ劇場(東京都)

2018/08/10 (金) ~ 2018/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

観客参加型の推理劇、とても面白かったです。出題の4問中、何とか2問当たりましたが、難しかったです。様々な所にヒントが隠されていて、伏線も張ってあり、良く出来た脚本だなぁと思いました。
最初に捜査資料の封筒が配られ、途中の推理時間で開封するのですが、その捜査資料が凝っていて「おぉ~!」と思いました。
本当に楽しい時間を過ごせ、大満足でした。そして、皆が一生懸命に推理している一体感も良かったです。

マナナン・マクリルの羅針盤 2018

マナナン・マクリルの羅針盤 2018

劇団ショウダウン

シアター風姿花伝(東京都)

2018/08/11 (土) ~ 2018/08/16 (木)公演終了

満足度★★★★★

ガラスの仮面を一気に読んだ感覚
独り芝居でもユウミンさんの見えている物が想像できたら無限大
見る価値有り
今ニュースに流れている女子ソフト上野投手並み…

悪い芝居vol.20.5『アイスとけるとヤバイ』

悪い芝居vol.20.5『アイスとけるとヤバイ』

オフィス上の空

ブディストホール(東京都)

2018/08/08 (水) ~ 2018/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★

■約130分■
この団体にしては珍しく、エンタメに徹した一作。今回に限ってはメタ演劇的なところもほとんどなく、舞台上で起きることを頭を空っぽにして堪能。とりわけ、関西ギャル3人組のアホウな会話が度を超してくっだらなくて、たくさん笑った。たまにはこういうのもいいな。

したため#6『文字移植』

したため#6『文字移植』

したため

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/08/11 (土) ~ 2018/08/14 (火)公演終了

満足度★★★★

■約105分■
原作は、テキストの書かれ方そのものに面白味がある小説作品。そうである以上、原作の文言をできうる限り忠実になぞっていくような、ある意味で単調な演劇作品にならざるをえないのだが、テキストの特異性を際立たせるような発話、舞台美術に凝らした仕掛けを巧みに活用した演出、等々で飽きさせない。小説を劇として立体化した本作を観ることで、原作の「語り手」である翻訳家の錯乱ぶりもよりくっきりと見えてきて、面白かったな。

疑惑の教室にて

疑惑の教室にて

カスタムプロジェクト

調布市せんがわ劇場(東京都)

2018/08/10 (金) ~ 2018/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★

大千秋楽に行ってきました。
主宰が「ネタバレ解禁」を宣言されたので、たくさんバラすことが応援になると思います。ちなみに私は0点(笑)。
それから来年も同時期に「高層ビル立てこもり事件で人質に紛れた犯人を捜せ」というのを催されるということなので、来年の対策としてこの劇団の考え方の特徴をまとめておきましょう。訂正補足を歓迎します。

コナンさんの解説を前提に書きます。観てない方にはチンプンカンプンでしょうがお許しください。雰囲気だけでも伝われば幸いです。

②推理パート
配られた捜査資料の封筒を開けると資料と解答用紙が入っている。
問題1 第一夜の殺人ではどうやって足跡を残さずに犯行ができたのか。
問題2 どうやって高校生探偵を殺したのか。
問題3 番長は誰か。
問題4 どうすれば外へ出られるのか(以下の暗号文を解く必要があることが示唆される)。
暗号文は以下の3行
山荘か空想
時風と滝の月に
奇跡の大予想
実際は縦書きでふりがな付き。さんそう、くうそう、じふう、たき、つき、きせき、おおよそう。

③解決パート
解答1 チョークの粉をまいて足跡を消した。更にバラバラにした人形を置いてその上を歩いた。
採点基準:前半だけでOK
解説1:15分経過するとヒントが告げられるが「資料の写真を見よ」ということだった。バラバラの人形と白い粉がまかれた状態が写っている。
対策:穴があくまで写真を見よう。場所が学校という特殊性を考えよう(これは実際は無理だなあ)。

解答2 秘密の抜け道を使った。
採点基準:理由はいらない。
演劇パートを振り返ると:
1.一同がいる場所では南十字星が見えているのでおそらく沖縄であろうと意見がまとまる。北極星が見えないという人もいる。
対策:実際は南半球なので、一応の結論が出ていても、理由が曖昧ならば、その結論は信じてはいけない(むしろ間違い)。
2.正午に太陽の方向を確認する会話がなされる。
対策:南半球なので太陽が見える方向は北なのだ。ミスリードでもあるが「何か方向にこだわっているな」という注意喚起でもある。
3.「通路の北側に抜け道がある。抜け道は一つだけ」という事実が主催のウサギから告げられる。建物見取り図の上側に抜け道が発見されるが行き止まり。
解説:ここはこういうことらしい。
 我々:結局抜け道は2本あったじゃない。嘘つき!
 ウサギ:あんな行き止まりを勝手に抜け道と呼んだお前らが悪い!
 我々:捜査資料にも抜け道と書いてあるぞ!
 ウサギ:捜査資料なんてお前らの言動を誰かがまとめたものだ。わしゃ知らん!
対策:抜け道を通る以外に方法がないので、南半球云々は分からなくても正解を書くことは可能。しかし「それ以外に方法はない」と断言するのは無理なので「これだけ抜け道にこだわって結局抜け道はなかったことにすると、皆怒って来年から来ないので、商売的にありえない」あるいは「観客の非難に作家のメンタルが崩壊するのでできない」と考えよう。結論として、とりあえずこだわっているものを書こう。

解答3 女子高生
採点基準:理由はいらない。
解説:第二夜で高校生探偵は犯人を見ているはずなのに言葉を濁していた。これだけで幼馴染の彼女が犯人と考えるに十分で理由が分からなくても正解は書ける(他の人は陶芸教室で知り合っただけの他人)。彼女が犯人である(状況)証拠はいくつか挙げられていたが、その一つは第一夜に彼女がいた教室の白チョークが無くなっていたこと。それは第三夜にその部屋にいた高校生探偵が赤チョークを使って推理をしていたことから間接的に示される。
対策:重要な場面での曖昧な演技は見逃さない。

解答4:解答欄に付属のシールを貼る。
採点基準:普通に貼ってあればOK。→コメントが正しい。→シールに書かれた文字が自然に読める向きで貼る。
暗号は以下のように解く。
全部ひらがなに直せば
さんそうかくうそうじふうとたきのつきにきせきのおおよそう
演劇パートを振り返ると:
主催のウサギの発言に以下のものがあった。
「扉を開けるには私を満足させること」「苦手なものが無くなれば満足」「掃除機の音が苦手」。バラバラにあって聞き逃してしまうが、これらをつなげると「掃除機の音を無くせ」ということになる。つまり「そうじきのおと」にある文字を消す。結果は「さんかくふたつにせよ」ということで解答欄の四角に(シールを使って)斜めの線を引けば良い。
対策:引っかかる発言ではあった。使い道の分からないシールをとりあえず貼ろう。暗号が解けなくても、タンザニア云々が分からなくても、シールにはご丁寧に「出口の鍵」と書かれているのだから、何も考えず素直に解答欄に貼れば良い。

対策の結論:
理由も含めての全問正解を目指すべきだが邪道の全問正解なら結構いける気がしてきた(←後付けだからねえ)。

余談:
南半球でも特にタンザニアということだが、指摘されてみるとタンザニアに関する事柄がそこかしこに散りばめられていた。資料中に国旗、BGMは国歌、コインの写真など。開演前のスクリーンには公用語であるスワヒリ語で物語の概要と犯人が女子高生であることまで書いてあったという。もちろんそんなことが分かるはずもなく大いに笑わせてもらった。笑ったせいでイチャモンを付ける気持ちが失せてしまったのは主宰の狙い通りか。

ナイゲン(2018年版)

ナイゲン(2018年版)

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/08/10 (金) ~ 2018/08/20 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/08/12 (日)

12日14時回(約2時間)を拝見。

ネタバレBOX

『時をかける稽古場』『紅白旗合戦』…と観てきて、その面白さ・内容の充実度は体験済みの冨坂友さんの作品ながら、あまりの評判の良さから(生来の天邪鬼ぶりを発揮してw)かえって敬遠しがちだった『ナイゲン』。今回のキャスティングの中に、過日、同じ会場で上演された『ホテル・ミラクル6』の出演者・上岡実来さんの名前を見つけたことで、背中を押されて?漸く観劇が叶いました。

でっ、いざ拝見させてもらうと…内容は、実は結構鋭い問題提起である題材を、笑いのオブラードで包み込んだ、ハイスクール版『12人の怒れる男』。
職員会議側の提案(命令)を逆手に取って、したたかな戦略を打ち出すまでの高校生たちの「臨機応変ぶり」と、最後に同意はしたものの、会議の結論を決して潔しとは思っていない、理想主義者「どさまわり」の「不器用なこだわり」…他にも様々な魅力を内含した『ナイゲン』ですが、この鮮やかな対比こそが、戯曲の要諦かなぁと思われました。
過去、細かな改変はあったかもしれませんが、本作品が幾度も再演を重ねて来れた理由、充分、合点がいきました。

役者陣。
登場人物とほぼ等身大の若いキャストたちが演じる会議の様子に、ワタシの目では、役柄と役者の境目があいまいになってしまう方が続出!
もちろん、百戦錬磨の役者たちで固めても、深みのある『ナイゲン』が上演できるのでしょうけど、この「役柄と共に役者も成長していく」戯曲には、やはり若い人たちが演じるのが似つかわしいかなぁ~っと。

最後に出演者個々に対する雑感をばっ!

【文化祭実行委員会(全員、2年生)】
議長…菊池泰生さん(意見対立のはざまで右往左往するさまを熱演。今回の座組イチバンの「がんばってましたで賞」)
文化副委員長…川口知夏さん(「海のYeah!!」との関係がバレてから、イキイキしてきたキャラを好演)
文化書記…上岡実来さん(『ホテル・ミラクル6』組。同じく、彼氏である「海のYeah!!」の浮気がバレてからの、醸し出される「姉御」感がいい)
監査…まりな。さん(『ホテル・ミラクル6』組。終始冷静さを保つも、時折みせる「素」を好演)

【1年生(☜自分の席から真ん前なので、背中を観ることが多かったチーム)】
Ⅰは地球を救う…山越大輔さん(突っ込まれるとすぐにテンションが上がる、いかにも1年生らしい、等身大の演技)
3148…吉原桃香さん(『ホテル・ミラクル6』組。当初メソメソしていた「3148」が、最後は来年の『ナイゲン』が愉しみだと「アイスクリースマス」に語れるほど、短時間で成長していく過程を、誠実な演技で好演)
おばか屋敷…高橋改さん(役柄の「こんなヤツ、いる・いる!」感をよく体現されていた)

【2年生】
海のYeah!!…安藤悠馬さん(同じく、役柄の「こんなヤツ、いる・いる!」感を強くて打ち出した、安藤さんの演技には好感を抱いた)
アイスクリースマス…野村亮太さん(『トイレの花子さんの帰宅』の「ぼく」から一転、アガリスクエンターテイメントの淺越岳人さんが憑依したような人格に! 若手中心の座組のけん引役の一人か?)
ハワイ庵…早舩聖さん(若干イラッとさせつつもw、場を和ませるお茶目なキャラの所作にどこかで見覚えが…あとで調べたら『デトックス述懐』でお見かけした方だった)

【3年生】
花鳥風月…秋元潤さん(『ホテル・ミラクル6』組。いろいろと複雑な想いを胸に込めたキャラを好演)
道祖神…あだちせりさん(役柄の性格もあるが、高校、というよりも、大学の文化系サークルで生息している「女史」のイメージかなぁw)
どさまわり…小太刀賢さん(たすいちさんで幾度もお見かけする役者さんは、間違いなく今回の座組の「座長」。陰に日向に若手の役者さんたちをグイグイ引っ張っているだろう意気込みが強く感じ取れた…ということで、3年生というよりも若手の熱血青春教師?!)

【追記】
満足度の★、5つでもよかったんですが、あえて4つにしました。
なぜなら、今の時点で★5つをつけると、回を重ねて、まずます伸びるであろう、若い座組の千穐楽、★6つが機能上つけられないんでぇw
グッド・モーニング

グッド・モーニング

ロロ

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2018/08/02 (木) ~ 2018/08/13 (月)公演終了

ナイゲン(2018年版)

ナイゲン(2018年版)

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/08/10 (金) ~ 2018/08/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

 ただただ、素晴らしいの一言。(華5つ☆)
 最初、普通の授業の時の教室のように並べられていた机や椅子は、ナイゲン開始時、レイアウト変更で変わる。各委員4名は黒板の前に、黒板と並行して机を並べ、各クラス代表たちは片仮名のコの字を90度回転させた形で机を並べる。黒板上部には時計、会議の進行がリアルタイムで表示される。

ネタバレBOX

 オールブラックスのパフォーマンスのように足を踏み鳴らし、机を手やペットボトルで叩きながらの入場パフォーマンスで一気にテンションを上げて幕が上がった。この演出が、先ず素晴らしい。内容的には既に定番となっている作品だから、細かい説明はしない。要は高校の文化祭を生徒たち自身の自主的判断で運営実行してゆく為の決め事を、夏休みの間の3日間で決める為の話し合いが「ナイゲン」である。縮めなければ“内容限定会議”だ。参加しているメンバーは以下の通り。文化祭実行委員長1名。委員2名(うち1名は副委員長兼任)、監査1名。1~3年までの各クラス代表が9名という構成だ。尚、議事進行は文化祭実行委員長が行う。
 他にも細則が幾つかあるが、これらの内規とクラス代表たちの利害得失、自主独立の理想、恋心や嫉妬心が各々の転回点となって舞台が進行してゆく。議論の過程に於ける民主的運営の徹底は暗黙の紳士協定であり、議論を尽くした後の最終決定は全会一致を旨とする為、如何にこの二つの要件を満たして会議を終えるかは、これまでのナイゲンの歴史、今後民主的且つ自由な議論の徹底を維持しつつナイゲンを継承してゆくことが出来るか否かという、継承の問題も含めて各委員が倫理的、社会的な責任を負っているという意味でも頗る本質的な作品である。
 一方、様々な欲求や本能的なことも含めた衝動が、利害が、理想を蝕もうとする。これら全体を通して民主的に自治を行うとは何か? 或いはどのようなことか? 自主自立の自由闊達な精神とは何で、どのような態度で貫かれるか等々極めて大切でのっぴきならない問題が提起されている点、それが本質的であればあるほど、本能や利害との擦り合わせは難易度を増すと共に、時に極めて滑稽な人間味を表す。これらの細部を総ての役者が過不足なく演じている点が見事である。
スクールカーストですとらくしょん

スクールカーストですとらくしょん

劇団ぺりどっと

STスポット(神奈川県)

2018/08/03 (金) ~ 2018/08/05 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/08/04 (土) 13:00

とにかくパワフルでした!舞台にかける情熱とスタミナに感服です。ストーリーはハチャメチャなようで実はリアルで深いお話だなと思いました。大人達が全身全霊かけて一つの物を完成させるって、やっぱりスゴいことだな!って感じて、パワーをもらいました。
学校になかなか行かれない息子を連れていきましたが、息子にも良い刺激になったと思います。とっても満足そうでした。刺激強めなシーンもありましたが(笑)

チケットやキャストからのメッセージなどのおもてなしも毎回素敵です。大切にとっておきます。

雨上がりには好きだといって

雨上がりには好きだといって

虹の素

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2018/08/10 (金) ~ 2018/08/12 (日)公演終了

満足度★★★★


いつも感じるのは大学劇団との間にはだかる断絶だ。

高校演劇というのは10代後半が おおよそ占めると思うが、同年代だってプロダクションに 所属して舞台に立つ人もいる。その意味では過ぎた「蒼さ」を 高校演劇に反映するのは間違いである。これは持論だ。


だから、中学生や高校生、大学生が個人で集結し、劇団をプラットフォーマー=媒介役とし成り立たせる本作は意義のあることだと思っている。ようするに、高校演劇という見本を学び実践するのでなく、高校生が学び実践する、という過程だ。

その上で観たのだが、細かい話はやめる。

役者でいえば山田が印象的だった。彼はショートストリーズで作も担っているが、理路整然とした話ぶりは むしろ高校生じみていない。大人そのものといった感だ。別の機会に譲るが、サイコパスの役などを非常によく演じてくれそうだ。


『アインブラットの本』は時系列で観なければならない、少々厄介な作品だ。そのために大人の俳優が曜日をたしなめたボードを用意する必要がある。しかし、それこそが「肝」だ。物語の展開を読み解く最上の装置となる。

ネタバレしない程度に言及しよう。高校生たちの恋愛事情だ。役柄は容姿からいってもリアリティを重視しており、たとえばサッカー部員なら実際にヘディングシュートを決めてくれそうである。

こうした設定の場合、高校演劇だと対象者が同学年となるから おおっぴらげにしがちだが、リアリティを追求していくのが本作だ。それが恋愛にして どこか心の温まる時系列となる。





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