最新の観てきた!クチコミ一覧

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金曜はダメよ♡

金曜はダメよ♡

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2025/06/25 (水) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

テンポ良く進む面白いストーリーで、役者さん達は、個性的な登場人物達を好演していました。
コメディーの中に、作り手の思いが感じられる作品でした。
面白かったです。良い舞台でした。

カミシバイ -開-

カミシバイ -開-

Daisy times produce

六行会ホール(東京都)

2025/06/25 (水) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/06/25 (水) 19:00

座席1階E列9番

価格9,500円

初日観劇してきました!
※箇条書きで失礼致します
・可愛い、かっこいい、美しいが存在してる
・世界観が良い意味で綺麗だしちゃんと不気味なところもある
・笑える所も所々にありました
・殺陣が本当にかっこいい
・笑いあり涙ありハラハラドキドキ美しいけどちょい切ないって感じ
・私個人はボロボロ泣きました
・怨霊さんの動き方がいい意味で本当に人間に見えない時があるのでめちゃくちゃすごい

ネタバレBOX

・とにかく出てくる人みんな殺陣するので本当にかっこいい。特に男性陣のキレが半端ない!
・敵側サイド(怨霊側)の生前エピソードがあまりにも辛くて、そりゃ死んでもなおトラウマになるし怨霊になるなぁと思いつつ、こういうのって今の時代にも有り得ることだから余計リアルで苦しかった(これだから女はと男の人から言われた経験がある方、家族や誰かと比べられて自分は何もできないんだと思った経験がある方、母からネグレクトや虐待を受けてきた経験がある方は余計に心にグサグサ刺さると思います)
・主人公のウタと兄であるアキとの兄弟の絆、そしてアキの式神でありウタの友達である3人との絆、そしてウタの式神との絆もしっかり描かれていてとても良かったです
・終わり方がなんか続きがありそうな感じでした(あれで終わりなパターンなのかな?)
金曜はダメよ♡

金曜はダメよ♡

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2025/06/25 (水) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 祝20年! ゴイス! タイゼツベシミル❢! 華5つ☆(追記後送)

ネタバレBOX


 トツゲキ倶楽部の舞台製作では端役を作らない。だから必然的に出演している役者は1人の例外も無く例えスポットの当たっていないシーンでも何等かの仕草や表現をして舞台上で生きている。このことで一瞬、一瞬の空気が形作られ、濃厚な雰囲気や重層性を作り出している。芝居は最低同じ演目を3回は観ると良いとされている。それは良い芝居は上述のように個々の役者が各々の演技をしているので細部迄観て作品の面白さが真に分かる為に3回程度は最低見た方が良いということだ。今作は出演者数も多いのでできればこれ以上観てみたい。自分がゲル貧でなければ本当に3度でも4度でも観たい作品である。
金曜はダメよ♡

金曜はダメよ♡

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2025/06/25 (水) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

制作総括が映画制作を決めて公開予定日とか
配役とか主題歌歌手とか決まってゆくなか
脚本家3人にいろいろ上=制作総括からの
無茶無謀な要望をプロデューサーさんから
聞かされて振り回される制作サイドの群像劇
個性豊かな方々の奮闘が面白い
1時間50分 全席指定の作品

ネタバレBOX

最初は廃屋に消えた息子を探しに来た父親と
その仲間がホラーな感じで段々と殺されてゆくー
という感じの出だしですが
それは脚本家ら映画の中の話の内容であり
実は監督とプロデューサー2名を交えての
脚本会議であり実のところメタ的に
話を作る側と作られた登場人物たちが
会議のテーブル周囲で上からの注文に合わせて
キャラやら設定を変えると
それに合わせて周囲の登場人物たちも
演技を変えてゆく仕様なのでした
『Re:CREATORS』(レクリエイターズ)
みたいな感じですわ
ホラーでホッケーマスクはOKなのに
13日の金曜日の設定は使っちゃダメで
タイトルはこれにかかってました
他に色々と上からの要望が随時出てきて
現場は逐次混乱してくるなか登場人物たちは
クリエイター達と接点を持ち始めてーと
メタ的要素が後半出てきて
脚本家らの各登場人物たちへの思いとかも
出てきて事態は加速してゆくのでした
ホラーテイストな登場人物で物件の管理人さんの演技がそれらしくて受けました=個人的に
また映画の色々な小話的要素も
自分には面白かったが劇場内で
あまし受けてる感無かったのは
映画好きは少なかったのかなぁとか思えました
監督さんのペイズリー柄のシャツに
ドッグタグちゃんと二つとか凝ってるらしさが
各人の服装に出ていてわかりやすくて良かった
人間のあくた

人間のあくた

吉祥寺GORILLA

上野ストアハウス(東京都)

2025/06/25 (水) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

とても素晴らしい演劇でした。銃で撃たれるシーンや火事のシーンなど、まるで実際に起きてる感じで素晴らしかったです。
羅生門にいる人々が皆生き生きしていて、人間が人間を差別するって何だろうなと改めて思いました。最後のシーン、前とのつながりが理解が追い付かず、ちょっと唐突感がありましたが、あくたの周りの人が、生き抜いてくれたのはホッとしました。かんざきさんや女社長がどうなったかも気になるところでした。多くの人に見て欲しい作品です。

廃グランド・ホテル別館

廃グランド・ホテル別館

システム個人

小劇場 楽園(東京都)

2025/06/25 (水) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

本よし、役者よし。いい無表情だ。

国/家

国/家

小田尚稔の演劇

水性(東京都)

2025/06/25 (水) ~ 2025/06/30 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2025/06/25 (水) 19:30

85分。休憩なし。

死んダンス

死んダンス

ニュー古典

下北沢 スターダスト(東京都)

2025/06/18 (水) ~ 2025/06/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

鑑賞日2025/06/20 (金) 20:00

90分。休憩なし

 wowの熱

wowの熱

南極

新宿シアタートップス(東京都)

2025/03/26 (水) ~ 2025/03/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

きっと、これからもっと熱くなる

ネタバレBOX

南極『wowの熱』は、いわゆる「メタフィクション」という構造を生かした、劇団と俳優と観客の関係性に対して正面から挑んだ一作でした。

寸劇の応酬から始まり、プールから湯気が立ちのぼるように立ち上がってくる本編の構造。それはまさに稽古場という虚構から生み出された虚構の俳優たちを、観客にそのまま差し出すような手触りでした。

特筆すべきはやはり、ホットハウスマンをはじめとする“虚構の住人”たちが、現実の劇団員たちと混ざり合いはじめる後半の展開。その可笑しみと、同時に奇妙な居心地の悪さが、まさに劇世界と現実世界との境界を撹乱していて、作品の主題そのものを身体的に味わわせてくれたと思います。

その熱がじゅうぶんに立ち上がっていただけに、クライマックスの“端栞里が南極に入団した経緯”を辿るような場面は、やや別のベクトルの熱に切り替わってしまった印象を受けました。劇団の成長譚と重なり、まさに今の南極だから描ける場面とも思います。ただ一方で、個人的には、現実に虚構が滲み出してくるあの奇妙で危険な興奮が、ふっと一度着地してしまったような感覚も否めませんでした。あの熱を、もっとホットハウスマンたちとの交錯のなかに持ち込んで、最終盤まで転がしていってほしかった。そこに、もうひと段階の“熱狂”の可能性があったように思います。

とはいえ、劇団そのものが持つ空気の温度、あるいは観客との距離感、ある種の信頼感のようなものはまさに“熱”を帯びていました。勢いに任せるのではなく、構造的な挑戦と演劇的身体の同居を目指す姿勢に、確かな地力を感じます。
何かが起こる予感は、間違いなくあります。
モテない保険2

モテない保険2

TOP BANANA

ブディストホール(東京都)

2025/06/25 (水) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

(笑えた度)2(今感)5(完成度)3

超お久しぶりのブディスト。
お洒落なカフェが出来たりして、周りも変わりましたね。
緞帳あるようなしっかり舞台の小屋にリアルなセットが建て込まれていると、
開演前から気分が高まる気が致します。

ネタバレBOX

作品は、宣美のビジュアルからもっとコメディー寄りかと想像していましたが、
意外にもしっかりリアル群像劇。
西部劇風下町人情芝居。
これはこれで好きです。楽しめました。
 
荒野の酒場にヒーローがやってきて、問題を解決して去って行く。
物語論でいうところの、((みんな大好き))放浪のヒーロー(Wandering Hero)というやつですね。
このパターンはハズレなしです。定食屋のおばちゃんが黒幕だったのもいいですね。

役者の皆さんがフレッシュな感じでよかったです。。
キラキラしない今の等身大、リアルな感じがよく表現出来ていたと思います。

令和の等身大はミセスの歌と、
あと少し意外にも根強い人気の夜ふかし。

近ごろでは、

愛を歌えばそりゃ 平成中期
今 愛を笑えばそりゃ 令和初期

なーんて歌詞が頭の中でヘビロテしてたりも致しますが、

この芝居のように令和になってもちっとも変わらない都会の片隅の不器用な愛の讃歌も、
しみじみと、いいものです。
まさに、「愛を言葉にできるのは 才能かもです。」

よね。
舞台らしきモニュメント

舞台らしきモニュメント

小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク

カフェムリウイ「屋上劇場」(東京都)

2021/09/09 (木) ~ 2021/09/12 (日)公演終了

映像鑑賞

6/21(映)

金曜はダメよ♡

金曜はダメよ♡

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2025/06/25 (水) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

テンポの良い舞台を楽しく観させていただきました!

役者さんの台詞のかけ合い(お稽古の時は団体戦というそうです)素晴らしかったです。

アフタートークでは波多野貴文監督と役者さんで貴重なお話をしてくださいました。
波多野貴文監督といえば、SPなどが有名ですが、お話を生で聞かせていただけることは無いのでとても楽しかったです。

監督が影響を受けた映画はバックトゥザフューチャー!私も大好きです!と手を挙げたかったです笑

劇団の裏話なども良かったです。

コラボレーターズ

コラボレーターズ

劇団青年座

吉祥寺シアター(東京都)

2025/06/19 (木) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

発想が型破りで面白い台本の作品。秘密の地下室で、スターリンと劇作家をあんな風に入れ替えてしまうとは。それが作家にさらなる葛藤を生み、やがてそれが・・・。
コメディが基調でも、笑えないシリアスなストーリーだし、青年座の名優たちがやるとさすがに引き締まる。横堀悦夫氏のスターリンが威厳はあるが気さくな人柄にふるまってみせて、でもやはり独裁者の不気味な冷たさを宿している感じに見えるのも素晴らしい。

紅鬼物語

紅鬼物語

劇団☆新感線

シアターH(東京都)

2025/06/24 (火) ~ 2025/07/17 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

期待しすぎたかなあ・・・と
友人が行けなくなってチケットを譲ってもらい急遽行けることになりました。なんたら先行抽選はもちろん、追加席抽選も尽く外れていたのですごく嬉しかったんですが。
中央通路より後ろでしたが、私的にはとても良い席だったのですが。

ネタバレBOX

2幕目からの思いがけない展開にしては1幕は冗長な感じがしてしまった。こんなお話かなという想像の域を脱していなかったというか。
歌が入ることでスピード感が削がれてしまったように感じた場面もありましたし、笑わせることで緊張感が失せていいのだろうかとも思いました。
開演前「キャストがひんぱんに通路を通りますので・・・」というアナウンスがひんぱんに流れ、通路側の席だったので楽しみにしていたのでしたが残念なことに中央通路から後ろには来なかったのでした。
通路側(それも通路外側)の席だったので舞台がよく見えて良かったですが、以前行った時も感じたように、中央寄りの席で前にちょっとでも自分より座高の高い人がいたらものすごくストレスだろうなと思うシアターHです。
6月27日、本日より公開のゲキシネ「バサラオ」を見ました。こちらを見てしまうと「紅鬼物語」がとても地味に思えてしまうのでした。
センスセンスセンス・オブ・ワンダー

センスセンスセンス・オブ・ワンダー

三月倶楽部

OFF・OFFシアター(東京都)

2025/06/20 (金) ~ 2025/06/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

小さな舞台が、一人暮らしのワンルーム、電車の中、海辺の図書室、田舎のコンビニとくるくる変化していった。

夢と現実の境目があいまいで、普通ならそこにいるはずのない人が急に現れたりするのが、ライトの変化や窓の開閉で表現されてて面白かった。
一人三役やってる人もいたのに全然別人に見えた。役者さんってすごい。

主人公が、電話、ボイスレコーダー、拡声器、古いラジオと、色んな機械を通して話す演出が好きだった。

セリフの内容が難しいことが結構あって、センスオブワンダーを読むともう少し理解ができるのかもと思った。

なんかの味

なんかの味

ムシラセ

OFF・OFFシアター(東京都)

2025/04/02 (水) ~ 2025/04/09 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

仕事終わりに、あるいは友人と、誰とでも楽しめる一杯

ネタバレBOX

会話の余白や少しの間、そこに想いを馳せたくなるような、丁寧に仕立てられた会話劇。
娘と父、そして「ママ」とバイトの女性。たった4人の登場人物によるやり取りの中で、家族とは何か、血縁とは何か、そしてわかりあえなさの切なさとおかしみが、にじむように浮かび上がっていきます。

とりわけ印象に残ったのは、ママ役・松永玲子の佇まい。少し押しの強い関西弁のテンションが、この空間にふっと風を入れ、停滞しがちな人間関係に微細なずれと変化をもたらしていた。彼女がいることで、物語がふいに裏返る瞬間があり、そのさじ加減が見事でした。

派手な展開や強烈メッセージがある訳ではないけど、小さな言葉や行き違いを丁寧に積み重ねる。そんな穏やかな舞台だからこそ、観客は自分の記憶や経験を静かに引き寄せながら観ることになるのでしょう。上演を通じて、穏やかに自分の感情の記憶を振り返るような時間でした。誰かを誘って終演後、一杯飲みながらも楽しめる芝居だと思います。
にんげんたち ~労働運動社始末記

にんげんたち ~労働運動社始末記

劇団文化座

俳優座劇場(東京都)

2025/02/21 (金) ~ 2025/03/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

マキノノゾミの新作、文化座『にんげんたち〜労働運動社始末記』(初演)を観た。

去年観た映画『風よ あらしよ』のおかげで、大杉栄が虐殺されるまでは何とか筋を追えたが、その後は、状況説明が全くないまま、場面展開が目まぐるしく、頭の中で漢字に変換できない台詞には、着いていくのが難しかった。

今回の『にんげんたち』では、大杉は決して主人公ではなく、どこか可愛げはあるものの、人間的な迫力には欠ける人物として描かれていた。彼の死に対して、和田や村木が命をかけて「仇を討とう」とまで思った動機が、舞台からはよく分からない。

大杉栄の唱えた無政府主義とは、いったいどんな思想だったのだろうか?
あの時代に若者たちが命を賭けるに足るほどの何かが確かにあったはずだ。けれど、その「何か」が、今の観客には見えづらいまま、舞台は進んでいく。

その中で、唯一、台詞が胸にストンと入ってきたのが、関西弁の和田久太郎(白幡大介)の言葉だった。登場のたびに、場の空気が柔らかくなり、芝居の温度が変わる。
この作品を他人に薦めるかどうかは別として――
白幡大介が、実に楽しげに和田久太郎を演じている姿は、一見の価値ありでした。

観劇後、気になって瀬戸内晴美の『諧調は偽りなり』を買ってきた。舞台では見えなかったあの頃の輪郭が少しでも見えるだろうか。

煮えきらない幽霊たち

煮えきらない幽霊たち

劇団民藝

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2025/05/10 (土) ~ 2025/05/19 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

劇団民藝『煮え切らない幽霊たち』(再演)を観劇。

30年以上前の戯曲を、なぜこのタイミングで再び上演するのか。観劇後、ずっとその問いが頭を離れなかった。

幽霊たちは次々と登場するが、セリフも存在感も薄く、舞台上でもまさに“煮えきらない”印象。 破天荒な人物として知られる平賀源内にこそ期待したが、鋭さは感じられず、どこか拍子抜けしてしまった。

特に気になったのは、全体のトーンに緊張感が乏しかったこと。 劇団内だけで配役を固めたことで、舞台に意外性や緊張感が生まれにくかったのではないかと思った。

ただ一つ、心に残った場面がある。 お藤を口説く杉田玄白(塩田泰久)と、枕元に座る姉・お仙(中地美佐子)のやりとり。 ここだけは民藝らしい呼吸の合ったアンサンブルで、しみじみと心に残った。

そして終盤。 死者たちと“翻訳の続きを”語る玄白のラストシーン。 「生き残った者は何をどう生きればよいのか」。 何を伝えたかったのか曖昧なまま幕が下りたように思えた。

若い頃の栄光も、老いと孤独の前では虚しい。 そんな皮肉がじんわりと残り、かえってつらさが募った。

観劇後に一番残ったのは、やはり「なぜ、この芝居を今上演するのか?」という強い疑問だった。

母

劇団文化座

JMSアステールプラザ 中ホール(広島県)

2025/06/11 (水) ~ 2025/06/13 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

文化座の『母』を観た。
多喜二の母・セキの姿に涙が止まらなかった。

ただ、その涙は、「無学でも立派な母」の姿に感動しただけではありません。
思ったのです。 どんな家族の選択も受け入れるような“献身的な母親像”が、 どれだけ多くの女性を縛ってきただろう、と。

自由な生き方を選び、求婚を断った“タミ”のような女性を、 真正面から受けとめる男性は、舞台にも現実にも、未だなかなか現れない。
涙を流した私は、その旧来の理想像に「負け」を認めたのかもしれない―― そんな複雑な気持ちが、観劇後もずっと残りました。

それともう一つ。 特に女性観客に対して、演出が甘く見ていないか?と感じたことです。
今は、女性の主体性や選択にとても敏感な時代です。 それなのに、あれだけ丁寧に描かれた“母”に比べて、 “タミ”は説明もなく姿を消し、受け身で言葉少なく生きる存在として描かれていた。
観客として、不可解だと思うのは、自然な反応ではないだろうか。

演劇は、時代の変化に応えているのか―― そんな思いが、私の中に強く残った作品でした。

ネタバレBOX

―― 多喜二の前から姿を消したタミについて――  

彼女は身体を売ったり水商売に落ちることなく、身寄りもいないこの時代にしっかり“まっとう”な仕事に就いている。にもかかわらず、彼女は「特高に詰問されても、何を話していいのかも分からない」と言い、不安げに求婚を断る。

① 時代背景とのズレ
戦前の女性にとって、身寄りがなく一人で堅気に生活するのは並大抵の苦労ではないはず。なのにタミはなんとか自立していて、しっかりとした女性だと想像できる。

② 人物造形の心理的不整合
特高に対し「何を話せばいいか分からない」と混乱しながら、自分のことになると、明確な意思で求婚を断る。説明も動機もないまま決断だけが唐突に示されるため、不自然さと説得力の欠如を感じた。

③ 結果としての「曖昧さ」
彼女の選択が“自覚的な行動”とは見えず、まるで不安定さや無力さの果ての偶然の選択のようにも見える。これは「戦前に生きる“最初の自覚的な女性”像」としては、あまりに不自然ではないだろうか。
シホウドウセキ

シホウドウセキ

日本のラジオ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2025/06/04 (水) ~ 2025/06/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/06/05 (木) 14:30

「ナイゲン 暴力団版(2019年)」の後日譚。警視庁暴力団対策課が抗争を続ける4つの組織の代表を集め極秘で手打ちさせようとするが……な会議劇。
題材にしても役になり切った出演者たちにしても一見いかついが、随所に笑いがあり、これ、日本のラジオ流のコメディだよね。とはいえそんな中に世相への皮肉・揶揄もあるのが巧いところ。
あと、台詞の中に前作の登場人物の名前も出てきて「あの人はそうなったのか」的な面白さもあった。(もちろん前作を知らなくても問題はない)

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