公演情報
さよなら人生「高尾山へ」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★★★
空洞での公演は鰻の寝床のように細長いこの空間の長辺に客席を設えることが多いが、今回は空間入口側短辺に設えてある。劇空間のレイアウトが上手いことに感心させられた。先ず奥の下手側側壁、ホリゾント及び上手に分厚い壁のように置かれた大きな矩形のオブジェに樹木の写真を貼り付けて高尾山の模様を表す。同時にこのオブジェと上手側壁の間の観客席からは見えない部分を袖として用いて一旦観客席下手の狭い空僚を出捌けとして用いて板に乗った役者の溜まりにもしているのである。板状は出捌け出口に切り株を活かしたテーブルが置かれその奥にベンチ式の椅子、上手に通常の椅子。写真の貼られた空間の入口のテーブルの対角線に対し交差するような面持ちで置かれている背の高い長方形のテーブルと巨大なオブジェ手前に置かれた背凭れ無しのベンチ。
尺は約85分。心に沁みる作品。(追記後送)