最新の観てきた!クチコミ一覧

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上下左右

上下左右

最新旧型機クロックアップ・サイリックス

湾岸劇場博多扇貝(福岡県)

2018/11/24 (土) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/11/24 (土) 13:00

もう一度観たいと思っていたので再演とても嬉しかったです。
同じ作品でも数か月おいて観ると
心境の変化のせいなのか作品に対する印象も少し違ってみえて
そこがまた面白かったです。

満州戦線

満州戦線

流山児★事務所

ザ・スズナリ(東京都)

2018/07/11 (水) ~ 2018/07/16 (月)公演終了

思い出し投稿:
恐らくは疲労で途中舞台でなく夢をみた。到底眠りを誘うような要素は無く、メリハリのあるスピーディな演出だったが、人物関係の把握ができない滞留時間が暫くあった事(台詞では名は呼ばれ説明が施されているが説明された人間関係の風情がみえず混迷)、もう一つはこの韓国人作家による満州在住の(現吉林省あたりだろうか)朝鮮人の話が、どの視点で描かれているのか、シライケイタがどのような潤色で臨んだのか(前回は朝鮮人を全て日本人に置き換えて上演したと聞いていた)、見えて来なかった事による。
「前回」とは同作家による戯曲の上演で同じくシライケイタ氏の演出であった(観なかったが知人から面白かったと聞いた)。
そんな訳でコメントを控えていたが、日の丸に命を捧げた朝鮮人の話を日本人が芝居として上演する行為が孕むナイーブな問題が、まず第一に意識されない上演は、たとえそれが完成された戯曲であっても、意味的には不明瞭になる。そういう舞台に私には見えていて、その感触は払拭されずに終わった。見当違いな印象である可能性もあり、それを検証する材料が無いが(戯曲も日本語に印字されたものは無いらしい)、記憶にとどめて置こう。

月極セイラ ゴールデン★ベスト

月極セイラ ゴールデン★ベスト

Dr.MaDBOY

スタジオ空洞(東京都)

2018/10/03 (水) ~ 2018/10/08 (月)公演終了

満足度★★★★

練られた作品で、細かいところのこだわりもあり...
小劇場っぽいナンセンスな展開とか、楽しめる内容でした。

幻書奇譚

幻書奇譚

ロデオ★座★ヘヴン

盛岡劇場 タウンホール(岩手県)

2018/10/12 (金) ~ 2018/10/12 (金)公演終了

満足度★★★★

やはり、柳井脚本が冴えわたる!って感じ。ただし、エンディングがちょっと難しくて、着地点に困られたのかも?役者さんのレベルは高く、楽しめる作品でした。

舞台『翔べ!スペースノイド』

舞台『翔べ!スペースノイド』

合同会社シザーブリッツ

上野ストアハウス(東京都)

2018/10/10 (水) ~ 2018/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★

初演は鈴木区ですが、キャストを入れ替えて(一部は鈴木区のメンバー)ですが、オリジナルの楽しさを引き継いでる感じでした。

サイパンの約束

サイパンの約束

燐光群

座・高円寺1(東京都)

2018/11/23 (金) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

長年舞台を勤めてきた役者というのはすごいものだ。渡辺美佐子、とても85歳とは思えない。老優が出てくると、それなりの配慮が観客にも見えてしまう舞台(それが当たり前、配慮でもあるのだが)が多い中で、この舞台でも配慮はしてあるが、ほとんど舞台の三分の二には出ていて新しい台詞を言う。どれほど早く脚本が出来たかは知らないが、この分量のセリフを覚えるだけでも大変なはずだ。激しい動きはないが、デリケートな表現は必要な役だ。歳を感じさせない動きもすごい。色気さえある。
大体、女優の方がすごいのは洋の東西を問わずのようで、ロンドンでも、ジュディ・デンチ、ヘレン・ミレン、などなど、いまも堂々新劇の主演を務めている。日本にも杉村がいた。人生百年時代、新しい老年世代をテーマに、これからの演劇の先達になってください。

ネタバレBOX

話は、戦前の一時期日本の委任信託統治領だったサイパン島の20世紀一代記のようなもので、そういう地域にはどこにでもあったような問題が、次々と展開される。その問題意識はいつもの坂手節で、それが渡辺美佐子に収斂していく仕掛けになっている。それにしても2時間半は長い、反復もある。渡辺美佐子さんご苦労さまと言うしかない。
北の忍者、光を夢見る

北の忍者、光を夢見る

ハチビットプラネット

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2018/11/15 (木) ~ 2018/11/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/11/17 (土) 18:00

価格2,500円

国境近くの軍事基地では一部メンバーが幼馴染の部外者と共にFM番組を流しているほどのほほんとしていたが、ある日、隣国の忍者(!)が潜入し……から始まる傑作娯楽サスベンス。
ゆるく始まりながらも次第に緊張感が高まり、気付いた時にはしっかり引き込まれていて、それでいて程よくユーモラスな部分があって息抜きもできるというバランス配分が絶妙。
「どこかの国によく似た文化を持つ架空の国」の国際政治絡みの問題を「あーそれあるある!」や胸アツな展開を交えて描き、一件落着はするがすべての問題が解決した訳ではなく余韻を残して終わるという物語の流れは旗揚げ公演「朝焼けのパレード」を想起させ、8bitPlanetの真骨頂か。

北の忍者が情報収集のために傍受していたラジオ番組によって音楽を好きになった、という部分に超時空要塞マクロスを連想。また、「同じように映画好きな同士がなぜ戦わなくてはならない?」という反戦・厭戦・嫌戦メッセージも良かった。

いやホント、過去作品も含めて台本を販売して頂きたいものです。

そこまで言わんでモリエール

そこまで言わんでモリエール

笑の内閣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/11/21 (水) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

本当かどうかはさておき、役者に重きを置かないというところが良かったです。

ネタバレBOX

女優に手を出したり、風評をことさら気にするなどの面はありつつ、演劇を通して世間の矛盾を皮肉ったモリエールを描くとともに、笑の内閣も世間の矛盾を突いているということを言いたかったようなお芝居。

時々ある、演劇おじさんを皮肉る台詞。アゴラ劇場ではそれほど外れたことはありませんが、他の劇場ではちょいちょい外れがあるものの、それでも観ることは育てることと思って観ている身としては役者さんたちから気持ち悪がられると本当に辛く悲しくなります。実際、最近は観劇回数を減らしています。
毒づくも徒然

毒づくも徒然

MCR

OFF OFFシアター(東京都)

2018/11/20 (火) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/11/26 (月) 19:30

 『櫻井さん』を観た。面白かった。最近MCRを観始めた私だが、過去の作品も面白いものがあるのだという発見があった。詩人を夢見る青年の悲しい物語で、最近のMCRとは少しテイストが違う気がするけれども、時間軸が動いたり、家族や周辺の人々の行動がシュールだったりというあたりは、最近の作品とも共通する。ちょっと切ない気分になるのは珍しい気がした。

贋作 桜の森の満開の下

贋作 桜の森の満開の下

NODA・MAP

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2018/11/03 (土) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/11/25 (日) 14:00

 ひょんなことから千穐楽のチケットが手に入って4度目の観劇。千穐楽だけに出来も良く、カーテンコールが何回も続いた。初演から観ている友人3人と終演後に少し話した。初演では、匠の技の競い合いを軸に、夜長姫と耳男の物語という面が強かったけれど、今回は国造りの物語に軸を動かした印象があるというのが皆同じ見解。そのために、印象的だった「好きなものは、呪うか殺すかしなければ…」というセリフが減っていたのだという話が出た。フランスに持っていくからだろうか、等の推測がいろいろ出た。

ダンス30s!!! シアターコレクション

ダンス30s!!! シアターコレクション

モモンガ・コンプレックス プロジェクト大山 MOKK

こまばアゴラ劇場(東京都)

2018/02/01 (木) ~ 2018/02/18 (日)公演終了

思い出し投稿:
MOKK「f」岩渕貞太版を鑑賞。女性の踊り手のバージョンと出来れば二つを見て考察したかったがその機会は当面なさそうだ。
舞踏系のゆっくりとした動き。リノを全面に敷き、あるのは簡易ベッド(ストレッチャーのような)のみ。四箇所(確か)で天井から液がポタリ・・・・・・・ポタリ・・・・・・・。若干の粘着性があって床に落ちても滴が飛ばず広がらない。薄暗がり、僅かな照明のため陰影がくっきりと。演者はモノクロに染まった場内を、移動式の鑑賞形態に戸惑いつつ眺めている観客の影の間を、ゆっくり移動する。白いワイシャツは濡れ、長髪も濡れ、時に観客に関わりながら、進み、ベッドに横たわると、無言で客の何名かに頼んで何かをしてもらったりする(肌に触れるとか何かで、その後腹部が激しく起伏し、何かが産み落とされる、という顛末だった気がする)。しまった体、長髪は性的アピールがあり、手を取られた女性はキュンと来た事だろうな、等と想像したりする。「美しい身体の鑑賞」以外の目的をこのパフォーマンスに見いだせず過ぎった思念であったが、今なお判らない。ポタリ、ポタリが撥ねないのは特許もので、何かに使えないものか・・と考えたまでに終わった。申し訳ない。

ばけものがでた

ばけものがでた

ソニー・ミュージックアーティスツ

小劇場B1(東京都)

2018/11/23 (金) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/11/26 (月)

下北沢小劇場B1にて錦織激団Presents『ばけものがでた』を観劇。
今回はタイトルやあらすじではなく、脚本:錦織純平、演出:錦織純平×中村公平という部分に惹かれて観に行くことを決めた個人的にはなかなか珍しいパターンでの観劇でした。錦織さんはこれまで何度か出演作品を拝見させて頂きましたが、とにかくユニークで面白く、ボケや突っ込みのテンポなども絶妙な役者さんの印象。一方、中村さんが代表を務める劇団レトロノートさんの作品も拝見させて頂いたことがありますが、細かい部分まで凝った見応えのある作品だった印象が残っていました。そんなお二人がタッグを組んだ作品。これは面白いだろう、という勝手な期待を持って劇場へ。結果、期待を裏切らない面白く見応えのある作品であると感じました。。
タイトルにも出てくる“ばけもの”。お化けなのか妖怪なのか、敵なのか仲間なのか、タイトルを聞いただけで色々な妄想が生まれ、実際物語が進む中でも漠然としたばけもの像しか浮かばず若干モヤモヤしましたが、最後まで観て納得。なかなか意表を突かれた結末で面白かったです。ゲームやアニメは殆ど見ないので何となくのイメージしかありませんが、今回の作品はゲーム、アニメの両方の要素が入ったような世界観だと感じました。また、芸人ラーメンズさん?のようなコントシーンや劇中で何度かリピートされた「椅子があるから座る」の下りも面白く印象に残りました。ピアノの生演奏も良かったです。唯一の女性キャスト加藤梨里香さんは大きな劇場から今回のような小劇場でのお芝居まで器用にこなされる名役者さんの印象。野呂拓哉さんは声や表情が良く印象に残りました。基本的にはコメディ作品。ただ笑いだけでなく、メッセージ性も込められた作品だと感じました。ばけものにならないように気をつけて生きねば。

『骨に触れる/スティレットと潜熱』

『骨に触れる/スティレットと潜熱』

裃-這々

シーナと一平(東京都)

2018/11/17 (土) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

満足度★★★

 作家がちょっと背伸びをしているように思う。

ネタバレBOX

 「スティレットと潜熱」というタイトルの作品との同時上演で、各々の作品が互いのスピンオフになるということのようだが、裃という漢字が、フリガナ無しでどれくらいの人に読めるのだろうか? という疑問を含めて、矢鱈難しい概念を使いたいようである。スティレットとは、自分の知る範囲では、刃の無い、刺すことに特化した短剣という認識だが、潜熱も物理学の用語で、物体が相変化する際に必要な熱量のことで、水が100℃から蒸気になるのに必要な539カロリー/gとか零度の氷が零度の水になる為に必要な80カロリー/gなどを指す。無論、可逆的概念だ。用語解説はこれくらいにしておこう。
 自分が拝見したのは「骨に触れる」だが、上演されるのは、6畳ほどの和室で中央に布団が敷きっぱなしになった若い女教師(チヨ)の部屋。長辺下手奥に机、上手奥にはかなり大きなぬいぐるみが2つ。布団の客席側に卓袱台。卓袱台の上も布団の周りも空き缶だの塵だのが散乱している。2階に上がったとっつきの部屋で仕切りを開けた短辺側と下手壁際に観客席がある。
 チヨは、ノートパソコンを膝に載せて時折文章を打ち込みながら、訪れたテンコの弟と話している。テンコは亡くなったらしく、弟は姉と同居していたチヨに通夜に出てくれるよう頼みに来ている。然し、姉の遺体は見付かっておらず、失踪しただけで生きているかも知れない、との憶測が成り立ち得る仕掛けだ。ところで、チヨは、余り料理もしない。ちゃんと食べているのか否か弟が心配してちょっとした手料理を作りに時折階下へ降りてゆく。弟が居ない間に、チヨとテンコの関係が明らかになってゆくのだが、実はカニバリスムの話である。チヨが食べている唯一の肉はテンコの身体であり、冷凍庫を開けてならないのは、そういう意味だ。このようなことになったのは、テンコの考える愛の形は愛することは、愛する者を食べることで、それは“愛した人に食べられたい”ということであり、それを望んだからである。仕掛け人はテンコ。テンコと弟は表面上ぶつかり合っているが、実は近親相姦願望があったのではないか、と疑える。アンヴィヴァレントな感情が渦巻いているからだ。而も弟がチヨを愛したいと望んでいることをテンコが知っていたとすると、チヨを介して最終的に弟に食べられるという所迄持って行ける可能性が出てくる。
 一方、作家は、其処まで具体性を持たせたい訳では無かったようだ。だが、テンコの愛の形が上で説明した通りのものであったのならば、テンコとチヨはレスビアン関係ということになろう。而も若いテンコの自死の理由として愛の成就をそんなに急ぐ必然性は描かれていない。この辺りに今作の作品としての弱さを感じる。どこにも必然性は描かれていないからだ。
 もし作家の言うように、具体的な事象をイメージしない作品だとすれば、作品のテーマは空虚ということに成りそうである。何故なら根拠も何も無い“虚数空間”の周りを、いつ果てるともなく巡る悍ましい輪廻が描かれているということになるであろうから。そこには、骨が無い。だからこそ逆説的にこのタイトルなのではないか?
サイパンの約束

サイパンの約束

燐光群

座・高円寺1(東京都)

2018/11/23 (金) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/11/26 (月) 19:00

座席1階

沖縄の人たちが入植し、先の戦争で苛烈な戦場になったサイパンの家族の物語。少女の記憶を元に映画を作るという設定で、現代日本の感覚も取り入れながら舞台が進む。
状況説明も役者にセリフとして語らせる坂手劇。朗読劇のようなので初めての人は戸惑うかもしれないが、テンポよく進んでいく。サイパンが刻んだ過酷な歴史は戦後が遠くなった今、思い出されることも減っている。沖縄の歴史と交錯させてこれを語り継ぐ手法は、二つの島を生きた人たちが日本という国家に下等民族扱いされ、蹂躙されてきた歴史を真正面から客席に突き付ける。
坂手劇の特徴は、これらを現代日本の政府に対する厳しい批判としてはっきり示していることだ。現代日本と「サイパンの約束」があるとしたら、我々はまだ、その約束を果たしきっていないと痛感させられる。

何事にも理由があって欲しい

何事にも理由があって欲しい

小岩崎小企画

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2018/11/22 (木) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/11/24 (土) 19:00

味わいのある小作品をいくつか。いつものポップンと同じところもあれば違うところもあり…。他のメンバーの小企画も見たいです。

6月26日

6月26日

FUTURE EMOTION

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/11/23 (金) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

あまりに過酷な形で時代に翻弄され、やっと祖国に帰り着いたと思ったら朝鮮戦争。たったふたりの小さなステージだったのに、そこは戦場にもなり、捕虜収容所にもなり…。戦争って何? 民族、国籍って何?って考えさせられました。

こっちとそっち

こっちとそっち

劇団時間制作

萬劇場(東京都)

2018/11/14 (水) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

ある程度生きていると、当然いろんな感情や体験の数が増えるわけで、芝居観ていても自分の記憶の中に眠っていた感情が急に溢れ出すことがある。というか、ある程度のことは感情というものの感覚が我が身をもって感じられるわけで・・・しかし、これはそれなりに生きてきたからのことで。この脚本があんなに若い方に書かれていたとは・・・そういうセンスを初めから持っている方なのか?それともそういう資料を読み漁って作ったのか?まさかあの歳で考えられないくらいの体験をしているのだろうか?と狐につままれたような気がした。

ネタバレBOX

据えた匂いがしそうな、その場所へ詰め込まれた人々の体臭のようなものを感じさせるセット。男女の営みの匂い、敷いたままの布団、インクの染みついた部屋、そして家族の隙間の空気。外部から受ける溜まったものを遠慮なしに吐き出す人々がそこにいて、それを受ける側も次第に鬱屈していく。生活感の違い、取り残される孤独、家族を知らない者に与えられた誤解を生む優しさ、相手に縛られている自分とそれを認めたくない自分、繋がらない家族の想い。盛りだくさんで感情の強さに圧倒された。印象的だったのは子供が見えない母。私がもっとも恐れていること(今のところボチボチ大丈夫!)。そして「差別しているのは、こっちですか?そっちですか?」(どっちが先か忘れました!)、これは常に思うところ。差別はなくならない、表には出さなくても、誰を見下している者も、誰かに見下されている。その差別の階段の中にいない者はいないと思う。それでもジタバタして、時に友を得て、支え支えられる相手がいれば、人は前を見れるという前向きな部分が残ったのは良かった。
前作に続き、感覚が鈍くなっているオバサンの忘れかけた感情を引きずり出してくださって、感謝しております。
これっぽっちのうち。

これっぽっちのうち。

南船北馬

ウイングフィールド(大阪府)

2018/11/21 (水) ~ 2018/11/23 (金)公演終了

鑑賞日2018/11/22 (木)

大人のお芝居でした。期待と現実、諦めと決意、これらを三組の男女の物語を通して投げかけられます。自分自身を振り返り、少し耳をふさぎたくなるような場面もありましたが、とても楽しめました。

花の燈火が消ゆる前に

花の燈火が消ゆる前に

劇団108

中板橋新生館スタジオ(東京都)

2018/11/24 (土) ~ 2018/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

役者さんの熱演がひしひしと観客に伝わってきました。
音響や照明などの裏方をやっている方たちの、陰ながらの努力が公演の中から垣間見れたので、素敵な劇になっていました。
挿入歌(BGM)が効果的で、より魅力を引き立てていました。
キャストのかたたちの衣装がイメージにぴったりで、服だけでなく靴などもイメージを合わせていたのが印象的で素晴らしかったです。

神社エール!

神社エール!

劇団ズッキュン娘

吉祥寺シアター(東京都)

2018/11/16 (金) ~ 2018/11/19 (月)公演終了

満足度★★★★

友達もなく厭世感に囚われていた主人公はたまたま近隣の神社の「レインボー5大神」に願いを「聞いて」もらえることになり「幸せになりたい」と願うが……な物語。
といっても容易く願いを「叶えて」もらえる夢物語なワケはなく、謂わば藤吉みわ流の幸福論。(あるいはズッキュン的「青い鳥」?)

そして神社(ひいては神様)への「願い事」は本来どうあるべきか、的なことまで語るのがイイ。
「初詣は神様にお願いしに行くのではなく神様に決意表明するもの」というのを今年(初めて)知ったので、なおさら頷けたりも。

また、劇中でもギャラリーから垂れ幕を下ろす演出があるが、前説でも使ったのが巧み。

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