
超人類
BACK ATTACKERS
テアトルBONBON(東京都)
2019/01/08 (火) ~ 2019/01/13 (日)公演終了

拝啓 空の中より、
ノラクラフト
at THEATRE(東京都)
2019/01/11 (金) ~ 2019/01/13 (日)公演終了
女優として知っていた谷口さんがこんなに作劇・演出できるかただったとは!!
重いテーマに臆せず挑戦した意欲作。
日常に流され忘れていることを思い出させてくれる、それが演劇の役割のひとつなんだなと再認識しました。
劇場空間の密度の高さも作品に合っていたと思います。音楽の使い方もよかったです(音量もっと大きくていいかも? とは思いましたが)。
キャストさんのうち昨年「ヴェニスの商人」に出ていらした方々はそのときの役の印象が鮮烈だったのですが、今回観て、こんなに全然違うタイプの演技もいけるのか! とその振り幅の広さに舌を巻きました。

『アウトロー:マジカルガール』
美貴ヲの劇
OFF OFFシアター(東京都)
2019/01/09 (水) ~ 2019/01/13 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/01/10 (木) 19:30
価格3,200円
昨年の秋のムシラセがそうであり当公演とカブっている森山智仁プロデュースもそうである魔法少女ネタを軸に太宰作品を絡め、さらにアレやソレもあしらうというハイブリッド演劇。(笑)
中心となる2つのネタは手術台の上のミシンとコウモリ傘のように一見不釣合いだが、根底の部分が共通な感じ?
そして幕切れは物語的にも視覚的にもキレイだし、途中で出てくる六芒星の見せ方……というか組体操のような(?)表現も巧いしステキ。
あと、魔法少女が魔法を使えなくなるキッカケにもニヤリ。

壽 初春大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2019/01/02 (水) ~ 2019/01/26 (土)公演終了

壽 初春大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2019/01/02 (水) ~ 2019/01/26 (土)公演終了

昭和歌謡コメディ~築地 ソバ屋 笑福寺~Vol.10
昭和歌謡コメディ事務局
ブディストホール(東京都)
2019/01/11 (金) ~ 2019/01/14 (月)公演終了

ミュージカル レベッカ
東宝
シアタークリエ(東京都)
2019/01/05 (土) ~ 2019/02/05 (火)公演終了
満足度★★★★★
【一回目】1/11 13:30「わたし」=桜井玲香、ダンヴァース夫人=保坂知寿
【二回目】2/4 13:30「わたし」=桜井玲香、ダンヴァース夫人=涼風真世
原作は1938年のイギリスのダフニ・デュ・モーリエの小説である。1940年にはヒッチコック監督で映画化されアカデミー作品賞を受賞した。この映画は1月2日にTOKYO-MXで放送されたのでご覧になった方もおられるだろう。
あらすじ:
天涯孤独の「わたし」は小間使いをしてなんとか生計を立てていたがあるとき妻を亡くしたばかりの大富豪の貴族ド・ウィンター氏に見初められ結婚する。ド・ウィンター邸は「マンダレイ」と呼ばれる豪邸であった。そこには大勢の使用人がおり、家政婦頭のダンヴァース夫人は前妻「レベッカ」が実家から連れてきた厳格な人であった。屋敷にはいたるところにレベッカの影響が残り、人々もレベッカをほめそやすばかりである。何とか存在を示そうとする「わたし」だが、ダンヴァース夫人の策謀で大きな失敗をしてしまう。夫人に責められて窓から海に身を投げてしまいそうになったそのとき船の座礁を知らせる警報が鳴り響き、そこから事態は急変して行く…。
このミュージカルでは普通のミュージカルよりソロパートで歌う人の数が多い。そして皆さん呆れるほどうまい。たとえばド・ウィンターの姉のビーはそれほど重要な役ではないが3回も長いソロがある。ここに宝塚出身の出雲綾さんが配されていて堂々とした歌声でこの後で何か大変なことをするのではないかと錯覚してしまうほどだった。正確にはトリオ、ソロ、デュエットの3つの歌でソロのパートが多い。
この物語の影のそして真の主役はダンヴァース夫人である。彼女はレベッカの分身なのだ。
【一回目】保坂知寿さんの圧倒的な歌唱力と存在感はこの劇全体を支配していた。出来栄えには保坂さんご自身も大満足だろう。
【二回目】涼風真世さんのダンヴァース夫人も保坂さんと同様歌唱力も存在感も圧倒的である。回数を重ねた分だけ怖さが増していた。ただし、屋敷が燃え落ちるときの高笑いが可愛らしくなってしまったのはやや減点か。
ド・ウィンター役の山口祐一郎さんは安定の歌声、ただし強引に歌をねじ伏せる印象を持った。またレベッカを回想する歌は説明の言葉が多すぎてちょっと同情してしまった。【二回目】前半では小さな声が安定していなかった。
森公美子さんの上手すぎる歌と余裕の道化は単調になりそうな物語にポップな色合いを与えていた。【二回目】ではアドリブでさらに笑いを増やしていた。
セットの変更を伴う場面転換の回数も最近では珍しいほど多い。何か驚かせるようなものではないが適切なセットが丁寧に作られ雰囲気を醸し出している。たとえば重要なアイテムである屋敷の窓は手抜きをせず舞台の天井まで届くように大きく作られている。衣装も抜かりはない。「わたし」は着せ替え人形かファッション雑誌のようであるし、仮装舞踏会でも昔の貴族の服装を惜しげもなくおごっている。
さて本作は乃木坂46の桜井玲香さんの本格ミュージカルデビューとしても注目されている。誰もが「大丈夫なの?」と心配することだろう。そんな心配の裏をかくように、この劇は彼女の歌から始まる。若く、そしてほのかな哀愁をまとった声が観客の心をつかまえるには4小節も必要なかった。すぐに皆このミュージカルの成功を確信したのであった。TVで見る桜井さんは大きめの眼鼻口が乃木坂46的ではなく少し浮いているのだが、舞台ではそれがプラスに作用し、素晴らしく良く映えて見える。演技も歌もたたずまいも華があり、乃木坂46の中でも将来一番伸びるのはこの人ではないかと予感させるのに十分であった。
このミュージカルで超絶歌うまの皆さんに揉まれていれば桜井さんも大化けするだろう。意外にもビブラートは合格点なので当面の課題は声量である。
【一回目】ダンヴァース夫人とのデュエットではすっかり負けてほとんど聞こえない。夫人が抑えて合わせれば良いのにと思ったが、目標を設定しての愛のムチ(死語?)なのだろうと納得した。もちろん私は目標達成を見越して来月初めのチケットも確保してある。
【二回目】でも桜井さんの歌は全く変わっていなかった。あまりにも同じなのは演出から歌い方を厳しく決められているのだろう。デュエットの音量のバランスが良かったのはPAの調整が上手くなったのと涼風さんが控え目に歌っていたためだと思われる。
ミュージカルファンには絶対のお勧め。自然にスタンディングオベーションの気分になること請け合い。85分+20分休憩+85分?
【二回目】には男性の割合がかなり増えていて、途中休憩の男性トイレの列が廊下から舞台上手まで伸びていた。シアタークリエでも他でもこんな状態は見たことがない。桜井さんの千秋楽だからなのだろうか。乃木坂おそるべし。

FUKAIPRODUCE羽衣 LIVE vol.12
FUKAIPRODUCE羽衣
吉祥寺スターパインズカフェ(東京都)
2019/01/11 (金) ~ 2019/01/13 (日)公演終了

ヴァンパイアバンド・ファイナル!
コノエノ!
シアター711(東京都)
2019/01/05 (土) ~ 2019/01/13 (日)公演終了
満足度★★★★
脚本・演出の木乃江祐希ちゃんは、私がエキストラとして撮影現場も観た『オチキ』の頃からガッツがあるのは知っていたけれど、第2回公演が自分の汚い部分を曝け出した作品で、ただの「役者さんが片手間で主宰している訳ではないんだ」とクリエイターとしてもリスペクトしていて、楽しみにしていた作品。
ファンサービスでファンを選んで血飛沫を浴びせるという“ヴァンパイアバンド”というのも、あり得そうな面白いコンセプトだし、#MeToo運動やSNS時代を風刺した脚本・テーマも面白い!
(奇しくも公演中に純烈メンバーが脱退!)
「この役はトランスジェンダーなのか、女装家なのか?」とモヤモヤしていた役の設定が分かった瞬間、「そう来たか!」と納得!
1番前の列は血飛沫を浴びる可能性があるけれど、カッパをもらえるので、万が一濡れても大丈夫な格好の方はぜひ1列目で!
武藤心平さんの前説が最高なので、余裕を持って会場に到着することをオススメします!

超人類
BACK ATTACKERS
テアトルBONBON(東京都)
2019/01/08 (火) ~ 2019/01/13 (日)公演終了
満足度★★★★
「神」とは、人間と全く次元の異なった存在で大自然に宿る聖なるもの。といった概念で、観終わったあと「人間やり過ぎると、こういう時を迎える考え方もあるのか~」と、描かれていた「神」の振る舞いに対して物思いにふけっていた私と、私よりずっと合理的で分析力旺盛な劇友の方との見解が大きく異なっていて面白かったです。
人間社会の飽くなき知的向上の戦いを描いた物語としても楽しめたのですね・・・なるほどなーと
どちらにしても空恐ろしい事に変わりませんが、基本的な作風はいたってコミカル。
ただニヤニヤ観ていたところも『シックスセンス』方式というのでしょうか、観終わった後もう一度、ここは、ここはと確認してみたくなる衝動にかられてしまう作品でした。

ダイナミック・ウォー
中央大学第二演劇研究会
中央大学多摩キャンパスCスクエア3階小ホール(東京都)
2019/01/10 (木) ~ 2019/01/13 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/01/11 (金) 15:30
楽しい劇団による楽しいステージでした。同劇団の作品としては昨年「蛸のシウセイ」を見ているが、いろんな顔を持つ多彩な集団であることが判明。

トロンプ・ルイユ
パラドックス定数
シアター風姿花伝(東京都)
2019/01/09 (水) ~ 2019/01/14 (月)公演終了
満足度★★★
この劇団のこの劇場での連続公演も後半になって、今回は正月と言う事もあってか、骨休め娯楽編。地方競馬の話である。
素材選びで工夫する作者だから、地方競馬となれば、動物愛護、とか、公共賭博、地方地自体の財源、とか俗耳に入りやすく、また議論際限ナシの「喫緊のテーマ」が面白おかしく(結構、無責任に)展開するのかと思いきや、今回はそういう難しい話は後退して、走る馬と、走らせる人間のヒューマンドラマである。内容的に新鮮味があるわけでもなく、安易なテレビドキュメンタリーや週刊誌特集のレベルの話題である。地方競馬に回されてきた故障馬、老齢で中央で走れなくなった馬、地方の牧場の経営危機、閉鎖的な仕事場など、こういう物語向きの人物と馬の配置で舞台は進行する。
競馬を舞台に上げる工夫と言えば、競走馬6頭と、競馬関係者6人をダブルキャストで組んでいて、俳優が時に馬、ときに人間になって進行する、と言う点と、瀬戸内海を挟んだ尾道と丸亀の地方競馬に場面を設定していることだろう。第一のかなり無理な設定も、舞台だからこそできる約束事で面白く運んでいくが、やはり、馬に人間的な感情を乗せすぎると、違和感がある。笑っていても、失笑という感じになる。俳優たちが、初日ということもあるが、全員柄に頼っていて、しかも経験が乏しいので百人の客席に(満席だったが)隙間風が吹く。馬に限らず動物を擬人化したいい舞台はたくさんあるが、人と動物の按配が難しい。なかなかキャッツのようにはいかないのだ。
海を挟んだ地方競馬と言うのは、馬が海を見て感懐にふける、最後の根岸競馬は船の汽笛だけが聞こえる、というところをやりたかったのだろう。そこは、競馬場の賭博の空しさを季節に託して効果はあるが、これも寺山修司の詩一篇に及ばない。。

どうやら、遺伝的なものらしい。
はなさじ企画
インディペンデントシアターOji(東京都)
2019/01/09 (水) ~ 2019/01/10 (木)公演終了

不思議なラブ・ストーリー
ミュージカル座
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2019/01/09 (水) ~ 2019/01/14 (月)公演終了
満足度★★
鑑賞日2019/01/10 (木) 18:30
やはりミュージカル専門劇団。俳優の歌とダンスは素晴らしかった。
しかし、男性の視点かもしれないが、物語が唐突で、しかもその唐突さを納得させてくれる部分がなく、全く感情移入できなかった。久々のミュージカルに期待したのに、残念。

超人類
BACK ATTACKERS
テアトルBONBON(東京都)
2019/01/08 (火) ~ 2019/01/13 (日)公演終了

超人類
BACK ATTACKERS
テアトルBONBON(東京都)
2019/01/08 (火) ~ 2019/01/13 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/01/10 (木) 14:00
人類のアイデンティティーにかかわるちょっとどころでなく怖い近未来系ステージ。今のAI革命は前代未聞のことだと思ってましたが、実はこれも「歴史は繰り返す」の一環なのだという視点にハッとしました。

遺作
江古田のガールズ
「劇」小劇場(東京都)
2019/01/09 (水) ~ 2019/01/13 (日)公演終了
満足度★★★★
今回山崎丸光さんご出演ということで観劇。
劇団名はよくきいてたが、どんな感じなんだろう??と情報ないままでしたが、
要所、要所で「こーやるのか!」とある意味ぶちこんでくる感じだった。
笑うんだけど、結構、一般人の私でもなんだが
こんなことあったら、やばい・・と変なリンクを感じた。
すすむにつれて、どこが区切りなのかなんだが、どの「はなし」が本当なのかこんがらがってくる気もした。
じわじわくるなんともいえない面白さと
瞬発力の高い面白さ。
あと、絶妙にその配置にその小道具でその照明って
すごくかんぐってしまうようなトラップが仕込まれてるような舞台だった。
いやー、でも、面白かった。
今年初観劇。良い観劇になった。

阿波の音
ゴツプロ!
本多劇場(東京都)
2019/01/09 (水) ~ 2019/01/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
まだパワハラという言葉など日本には無かった頃、清濁合わせ持った働く男達の物語。
人間臭い舞台はいつも通りながら、お馴染みゴツプロメンバーの他、パンチの効いた役者さん、若い衆の役者さんも加わる事で今までにはないコントラストが生まれていたのが新鮮でした。
大きいサイズの劇場になっても、セットの何気ない所や役者の袖口からチラチラ見える紋々の図柄など細かいところまでしっかりとした作り込み。
舞台いっぱい生命力溢れる渾身の祭り、泣けて笑えて一足早い夏がやって来たようです。

罪と罰
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2019/01/09 (水) ~ 2019/02/01 (金)公演終了
満足度★★★★
椅子や机、ベッドにドアが散乱した舞台、雑多なようで緩い統一感があって心地良い。音楽はクラリネット、アコーディオン、チェロなどの生演奏が実に美しく効果的であった。また多くの場面では10人以上の人物が舞台上にいて躍動感をもたらしている。老婆の殺害シーンも周りから何人もが観ているのが不思議な感覚である。そういう舞台美術、音楽を含む演出は満足度5つ星である。
だがしかし、主役の三浦春馬さんのセリフが聞き難く、何度も聞き取りをあきらめた。さすがにストーリーの大筋は頭に入っているので飛ばし飛ばしになっても話の流れを見失うことはなかった。三浦さんもゆっくり話すときは明瞭だが、少し急ぐと発音があいまいになってしまう。もっとゆっくり発声すれば良いとは思うものの100分+20分休憩+100分の長丁場をこれ以上延ばすわけにはいかないだろう。難しいところである。他にも何人かセリフが聞き取りにくい役者さんがいたのでシアターコクーンの音響のせいとか私の耳のせいとかいうこともあるだろう。ソーニャ役の大島優子さんのセリフがひときわ明瞭に聞こえたのはファンゆえに心の耳で聴くからかもしれない。
セリフの問題を除けば舞台を眺めているだけで楽しい。お勧め。長いけど。

勝手にPV2
制作「山口ちはる」プロデュース
小劇場 楽園(東京都)
2018/12/27 (木) ~ 2019/01/06 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/01/04 (金) 19:30
価格3,200円
1年前に引き続いての短編オムニバス……というより歌とダンスとスキットのバラエティショー的公演で楽しさ、華やかさなどは年末年始に相応しい。
いろんな味わいを少しずつ一つの枠の中に詰め合わせたお節料理的とも言えるか。(笑)
また、クラッピングの呼び込み方など客の乗せ方も前年より自然で巧くなっていたような。
さて、今後、年末年始恒例の公演となるか?