
プリンスハズネバーカム
なりそこないプリンセス
OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)
2019/03/22 (金) ~ 2019/03/24 (日)公演終了
満足度★★★★
ヒール☆に続いてヒール★を観劇。
■眠り姫★
薔薇葡萄さんの北海道弁、都会への溢れる憧れと、自分への失望が悲しく、蒼野さんとは異なり、焦燥感溢れる公演でした。
■白雪姫
2度目の谷口さん「可哀想は標準装備」というセリフが心に刺さる。
母親の再婚で家族から浮いてしまった自分。
援交が…
■シンデレラ
2度目の株本さん、怒りを鎮める大人の対応?
でも裏切られた思い、許せない…?!
☆と異なる眠り姫も面白く、白雪・シンデレラの2度目も楽しかった。

「冥土の土産、無し!?」
演劇企画 無有場
TORII HALL(大阪府)
2019/03/22 (金) ~ 2019/03/24 (日)公演終了
満足度★★★★
ドタバタホラーコメディとの事ですが、しっかりとしたストーリーで幽霊退散。
とても面白かったです。
2時間15分あっという間。
何やら曰く付きの村に、幽霊祓いに来た巫女さんと幼馴染。
除霊師やシスターは20年前の事が…
気軽に笑って悪霊退散、伏線多数をしっかり回収していて、とても楽しめた。
評価は★5つでも良かったのですが、少し冗長散漫な感じがしたので(コメディなら仕方ありませんが)、★4つで許してください。

プリンスハズネバーカム
なりそこないプリンセス
OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)
2019/03/22 (金) ~ 2019/03/24 (日)公演終了
満足度★★★★
ヒール☆観劇
■眠り姫☆
蒼野さんの広島弁とても可愛らしく、都会女子への嫉妬、切ない。
けど前向きな逞しさを感じた。
■白雪姫
谷口さんの心の隙間・闇。
両親の若気の至りへの復讐が虚しい。
■シンデレラ
株本さんの嫉妬、何も知らぬ後輩、だけど彼の裏切りに耐えられるか?
三人三様の一人芝居に、引き込まれました。

なにごともなかったかのように再び始まるまで
階
KAVCシアター(兵庫県)
2019/03/22 (金) ~ 2019/03/25 (月)公演終了
満足度★★★★
とても面白かった。
階の公演はいつも、かなり捻った設定が多いですが…
今回の設定は映画館!
突然映画が停止し、観客が眠ってしまう。
都市伝説、幽霊、科学現象、諸説紛々、やり取りが軽妙で楽しい。
そして何も解らぬまま、何事も無かった様に再開…
なんかとても愉しかった。

Assort Box vol.2
劇団乱れ桜
難波サザンシアター(大阪府)
2019/03/21 (木) ~ 2019/03/24 (日)公演終了
満足度★★★★
作演さんが最も力を入れている…?(Conte談)
《Art》観劇。
■人喰い
人の想い、人喰いの想い…、其々の言い分。
会話が…
■絵心巡り
絵に込められた様々な思い。
ダンス・歌、とてもよかった!お上手!
■思考錯乱
散々悩んだ挙句…子供最強!
結局リンゴかよ?!
■レアル
熱いお話!
夢をあきらめるな!
アートしよう!
■永遠
おどろおどろしくも、美しい、九尾の美の話。
影絵がとても効果的でした…少し端の方からは見にくかったですが…
美に纏わる5つの話。
熱いものから恐ろしいものまで、愉しく拝見しました。

Assort Box vol.2
劇団乱れ桜
難波サザンシアター(大阪府)
2019/03/21 (木) ~ 2019/03/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
《Conte》観劇。
■知り合い
財布を拾って貰って文句を言う人…
愉し!
■派出所
猫、リサイクル、奥様怖い!
どのお話も愉快でした。
■AI
こんなに可愛いAIなら、私も接待して貰いたい!
■子狐
狐として?人として?生きるのか?
いやいや、人として生きるは難しいそう…
■縮図
シェアハウスに世界外交の縮図が…
強者の奢り、恐ろしい。
■アダム
AIによる人間模擬…
男、女、赤ん坊の固定概念と、そのボーダレス化が面白い!
■欠陥人間
神様が欠陥を持った人間を治すまで、台車の様に他人格(プレイボーイ・芸術家)を貸し出すのだが…
やはり生存本能は最強でした!
どのお話も皆、インパクト強く、面白かった。
可愛いオリ後藤さん売れてよかった!

さようなら
オパンポン創造社
HEP HALL(大阪府)
2019/04/11 (木) ~ 2019/04/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
6人だけの落ち着いた芝居。派手さはないけど丁寧に作られていて、閉塞感に苛まれた人たちの「何かを変えたい」という想いが中心の話で、自分のことを振り返って考えさせられた気がする。照明も音響も装置も小道具も最小限で最大の効果を上げてた感じ。

Assort Box vol.2
劇団乱れ桜
難波サザンシアター(大阪府)
2019/03/21 (木) ~ 2019/03/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
《Book》を観劇。
■ブックマーケット
ブックマーケットの作者さんの作り話、とても心にしみて良かった。
自分の事は、他人に指摘されないと見えないことがあるよね。
■さくしゃさん
絵本の登場人物:流れ星の妖精チャーリー、子供たちの創造したお友達が集うアダム、お嬢様を夜空にエスコートするユーゴ。
どのお話も心あったかでした。
■リリィ
あーちゃんとおばあちゃんとの絆が、とても物悲しい。
■あべこべ
何かを諦めてきた大人達の恋、寂しい。
どの話も心暖かで、何故か切ない。
とても良かった。

SHOOTING PAIN
ピヨピヨレボリューション
インディペンデントシアターOji(東京都)
2019/04/05 (金) ~ 2019/04/16 (火)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/04/16 (火) 14:00
素敵な千秋楽でした。
キャストそれぞれに思いを馳せるシーンがあり、心動かされた。
ダンスも迫力があったし、ハーモニーが綺麗でした。

BETRAYAL
らまのだ
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/04/12 (金) ~ 2019/04/16 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/04/14 (日) 14:00
ハロルド・ピンターの戯曲。
まだ観たことがない演目なので、初めての劇場新宿シアター・ミラクルまで足を運ぶ。
うわあ、1階のエレベーター前汚いなあ。大丈夫かよここ、と驚いた。歌舞伎町が近いと言ってもなあ。
さてエレベーターにてビル4階へ。
しかし、ここからは別空間。
さて、舞台の感想。
まずは、とても品の良いお芝居を見せてもらった、というのが1つめ。
タイトル通り、この話は不倫話である。
ジェリーと愛人のエマ、そしてエマの夫・ロバート(ジェリーの親友でもある)の3人構成。ピンターらしい少人数編成だ。
フライヤーだと気が付かないけれど、この3人はなかなかの美男美女。
舞台は3つに区切られていて、1つはテーブル席(レストランだったり、ジェリーとエマが逢引きをするアパートだったりする)、1つは書斎(ロバートの家だったり、ジェリーの家だったりする)、そしてベッドルーム。
この3景を無理なく行き来することで、それぞれのシーンは円滑に切り替わっていく。
最初の場面は、別れたジェリーとエマが2年振りにレストランで会うことから始まる。
そこから時間は、どんどん遡って、最後はロバートとエマの結婚式の夜にジェリーがエマを口説くシーンで幕を締める。
冒頭のくたびれたような倦怠感から、ジェリーとエマの蜜月、そして2人の出会いと逡巡。背信とは何かをその根源に遡るように見せてくれる。
ただのメロドラマではない。ピンターらしいテーマ、人間がお互いを知るということの絶望。知らないことを知っていると思い、知っていることを知らない、コミュニケーションによる情報伝達の不可能性。そのとき、愛情というものはどのように機能しているのか、そもそも他社を知りえな上で恋愛や友情は可能なのか、それは自我が抱えたままの他者への幻想ではないのか。
ピンターの視線は、冷ややかでかつ透徹している。
うん、面白い。
中村美貴さんのファッションセンスの良さと、抱擁シーンで発散される熱量に、久し振りにメロメロでした。

YESTERDAY ONCE MORE
劇団アルファー
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2019/04/11 (木) ~ 2019/04/15 (月)公演終了

さようなら
オパンポン創造社
HEP HALL(大阪府)
2019/04/11 (木) ~ 2019/04/14 (日)公演終了

検事と犯人のフィクション術
東京パイクリート
Geki地下Liberty(東京都)
2019/04/10 (水) ~ 2019/04/14 (日)公演終了
満足度★★★
壁を移動しながら演じられる場面を表すピクトグラム。
タングラム様の直方体を組み合わせて作る美術セット。
素敵で面白い演出はもとより、解かりやすく展開する物語は、
客席を置いてゆかずに観客全体を飲み込む一体感を生んでいた。
特に役者陣は個性溢れる面白い方が揃い、より物語を面白く加速させる。
多少ザンネンな点は、笑いのツボが65°くらい違ってあまり笑えなかった事と
メインどころのスナックママ兼弁護士の女性の声量が少々足りなかった事。
次回作にも期待。

有末剛緊縛夜話第十九夜
有末剛 緊縛夜話
ザムザ阿佐谷(東京都)
2019/04/12 (金) ~ 2019/04/13 (土)公演終了
満足度★★
鑑賞日2019/04/12 (金) 19:00
長唄と緊縛、「阿佐ヶ谷心中」というタイトルと男女の道行き、とてもよい組み合わせだと思います。
しかし、どうも物足りないのはなぜ?
今回の有末さんは、緊縛師として緊縛に特化した役割なので、この数回のような役割としての不満はありません。
となると、正直なところ、緊縛に求められるキリキリしたような緊迫感、刹那感、背徳感が薄いのではないかと、自身思いました。心中に誘われる、男女の心情がどうも緊縛で表現しきれていないような。
有末さん、右目がかなりお悪いとのこと。お大事にしてくださいね。

ヒトハミナ、ヒトナミノ
企画集団マッチポイント
駅前劇場(東京都)
2019/04/10 (水) ~ 2019/04/21 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/04/12 (金)
ああ、冒頭なんかイライラしながら観ていたのだけど、結局のところグイグイ引きずり込まれ涙があふれてしまった。延々と作業をしながらのセリフ劇の場面もなかなかリアル味があった。わわわ。。。生きるって…。

検事と犯人のフィクション術
東京パイクリート
Geki地下Liberty(東京都)
2019/04/10 (水) ~ 2019/04/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/04/13 (土) 19:30
失礼ながら、話としては珍しくはない。
正義感の強い検事が、その正義感ゆえに地方へ左遷。そこは警察と暴力団の癒着がはびこっており、警察は点数稼ぎに奔走し、暴力団は私益を肥やしている。それに巻き込まれる人々。
検事はどうするのか、というお話。
しかし、それは単に「筋」ということであり、どのような骨格で、どのような体型にして、どこに筋肉をつけるのか、それが問題。
こちらの舞台では、構成、脚本、演出、演技によって、全てを有体の筋から脱却させている。
前回公演のような、大掛かりなオブジェ(プロペラ機)はないが、箱馬の器用な使い方、壁に貼られた記号の組み合わせ、何となく凝った作りは、とても味がある。(ただし、これら細かいことを覚えることで、芝居への集中が疎かにならないかちょっと心配)
そして、音楽の選局が秀逸、ラストの「青い珊瑚礁」の解放感はちょっと重くなりがちなラストに思いっきり開放感を与えてくれました。
コメディーの部分を大事にしながら、地方都市を牛耳る暗澹たる権力の描写はしっかりしていて、主人公の検察官とその上司との対立には、ほどよい緊張感があり飽きさせない。2時間びっしりと楽しめました。
でも2年1回の公演はもったいない劇団だと思う。せめて年1回は上演して欲しい。

ヒロイン
100点un・チョイス!
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2019/04/13 (土) ~ 2019/04/21 (日)公演終了

四月大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2019/04/02 (火) ~ 2019/04/26 (金)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/04/15 (月) 16:30
座席3階4列37番
価格6,000円
夜の部を拝見。
個人的に、歌舞伎で「今観なければいけない役者」は片岡仁左衛門(ともう一人、坂東玉三郎)、「今観るべき役者」は市川猿之助だと思っています。(好みですよ)
そこで、当然にこちらをチョイス。
「実盛物語」
主演は片岡仁左衛門の実盛というより、寺嶋しのぶの息子、寺嶋眞秀の太郎吉。冒頭、斬られた手首に握られた源氏の旗を取り上げるところから、終幕に実盛と共に馬に跨る場面まで、とにかく見せ所を全て持って行きます。そこは仁左衛門、うまく彼を引き立てて楽しく芝居をさせることに腐心の様子。そこが微笑ましい。
そうなると、舞台の内容云々ではないですね。
ただ、太郎吉が母の敵として実盛に決闘を申し込み、それに対して成人になったら受けてやるという実盛とのやり取り、これが何度も繰り返されるのは、ちょっとしつこい。このあたりは古典といえども、すっきりさせてもよいのだとおもうけれど。
なお、太郎吉くん、母親の手首を持ち歩いたり、実の祖父の首を斬り落としたり、まあ大変なトラウマ背負っているにも拘らず、ひたすら明るいなあ。
「黒塚」
陰影、照明、舞台装置と見事。
鬼とは、鬼として生まれてくるのではなく、人が鬼になるのだ、という鬼の在り方を忠実に表現し、その鬼の悲しさを淡々と表現する猿之助の演技が素晴らしい。
錦之助の阿闍梨も、尊厳のある振る舞いで、鬼女の悲しみを一層引き立てている。
「二人夕霧」
主人公は、鴈治郎演じる伊左衛門。熱愛の上結ばれるはずだった恋人(夕霧)が亡くなり、しばらくして女房になったのが二代目の夕霧。しかし、先代の夕霧は生きていて伊左衛門に会いに来て、という話。
この伊左衛門のダメ男振りが楽しい。それでも2人の美人に迫られている男振りがうらやましい。通常の舞台だったら、往年の森繁久彌なんかがやるとはまり役なんだろうなあ。でも、こうした役ができる役者って、歌舞伎界を除くと今いないなあ。同じ古典芸能でも、野村萬斎とかだと、ちょっと硬いものなあ。そういう意味では、歌舞伎界というのは凄いなあ。故勘三郎とか、仁左衛門、猿之助でもはまりそうだもの。
日本酒をちびちび飲みながら、おばんざいでもつまみながら観たい作品。
ただ、この演目の時には、私の周囲ではすでに帰っちゃった方が多くいて、もったいない。

天使が君を殺す理由(わけ)
お笑いサタケ道場
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2019/04/10 (水) ~ 2019/04/13 (土)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/04/13 (土) 12:00
座席1階sc列5番
価格6,000円
いろんなところに伏線があり、最後にはそれを全て回収しここがこう繋がっていたんだ!と感動しました。
一つ一つのシーンも凄く考えられていて、2度3度観劇するたびに面白くなる作品です。
感動のラストで最後には泣いてしまいました。
主演は元アイドルのお二人でしたがアイドルの枠を越えた素晴らしい演技でした!
オープニングダンスも素晴らしい!
同じキャストでの再演&DVD化を強く希望します。

かもめ
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2019/04/11 (木) ~ 2019/04/29 (月)公演終了
満足度★★★★★
私にとっては初めての「かもめ」である。モスクワに住む貴族とその仲間が領地に遊びに行く話というと「ワーニャ伯父さん」と同じで、退屈でどこが面白いのか分からなかった記憶が蘇る。しかし、今作では「男女の愛、親子の愛、夫婦の愛がずれまくる悲喜劇」であることは分かり、その展開を楽しむこともできた。
私が退屈しなく済んだのは「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」の作者であり、映画「恋におちたシェイクスピア」の脚本を書いたトム・ストッパードの英語上演台本を基にしていることも大きいのだろう。他の「かもめ」を知らない私は想像するだけだが「かもめ」通の皆さんはそこも楽しむことができるのではないか。
俳優の皆さんの演技は、個々のキャラが立っているのに嫌味がなく、自分を出しつつも他は邪魔しない。どこか上手くできすぎている感じがしたので終演後にパンフレット(B5版モノクロ44頁800円)を買って読むと、キャストはフルオーディションで決めたのだという(先に調べろよ→自分)。「今回のオーディションでは6週間をかけ、応募総数は3000人超、直接会った方だけでも860人の中から、…」なのだそうだ。すり合わせながらの人選であればこうなるのも当然だ。
108分+15分休憩+47分 = 2時間50分 の長丁場であるが、原作の1,2,3幕を前半とし2年後の4幕を後半としている。二つに分ければ自然にこうなるが、この配分はなかなか良い。ちょうど気力がなくなるころに休憩になり、半分回復したところに短い後半で余力を残して帰宅できる。
チェーホフが面白いと私に教えてくれたことを考慮すれば満足度は星5つだ。